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日本初のアストロバイオロジー宇宙実験「たんぽぽ計画」 千葉大学が独自開発した「超低密度のシリカエアロゲル」搭載! ~開発担当者「自分の手でつくったものが宇宙に運ばれることに感動」~

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Academic year: 2021

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ニュースリリース

平成27年 4⽉13⽇

国⽴⼤学法⼈ 千葉⼤学

4⽉14⽇午前5時33分打ち上げ予定

⽇本初のアストロバイオロジー宇宙実験「たんぽぽ計画」

千葉⼤学が独⾃開発した「超低密度のシリカエアロゲル」搭載!

〜開発担当者「⾃分の⼿でつくったものが宇宙に運ばれることに感動」〜

⽇本で初めてのアストロバイオロジー宇宙実験「たんぽぽ計画」の実験サンプルが、⽇本時間 2015 年 4 ⽉ 14 ⽇(午前 5 時 33 分)、アメリカ合衆国ケープカナベラル空軍基地よりスペース X 社のロケットにより打ち 上げられる予定です。(打ち上げ⽇時は今後変更の可能性があります。) 千葉⼤学(⼤学院理学研究科 河合秀幸准教授・⽥端誠特任研究員)は「たんぽぽ計画」に参加しており、実験 に⽋かすことができない「エアロゲル」と呼ばれる超低密度のシリカゲルを、開発いたしました。下記、詳細を ご説明いたします。 本件に関するお問い合わせ・取材のお問い合わせ 千葉⼤学⼤学院理学研究科 ⽥端 誠 特任研究員

TEL: 043-290-3688 メール:makoto@hepburn.s.chiba-u.ac.jpac.jp

■実験の概要 「たんぽぽ計画」では、地球微⽣物が地球低軌道に到達する可能性と、⽣命の原材料である有機物が⽣ 命誕⽣前の地球へ宇宙塵によってもたらされた可能性を調べるために、宇宙塵の捕集実験と、地球微⽣物 や有機物の曝露実験を⾏います。現在の運⽤計画では、打上げ後数⽇で国際宇宙ステーションへ到着し、 今夏ころ「たんぽぽ実験装置」を船外簡易取付機構(ExHAM)に取り付け、きぼう曝露部で実験が開始さ れる予定です。エアロゲルが搭載された捕集装置は、約1年間宇宙に曝露され、帰還宇宙船によって地上に 持ち帰ります。新しいエアロゲルに交換し、これが3回繰り返されます。「たんぽぽ計画」には、東京薬科 ⼤学、JAXAや千葉⼤学をはじめ、⽇本全国26の⼤学や研究機関の研究者が参加しています。 ■千葉⼤学提供「エアロゲル」について シリカエアロゲルは、直径数⼗ナノメートルのシリカ粒⼦が3次元構造を形成し、その隙間(典型的には 体積の99%以上)を空気が占めています。製作の過程で密度を制御することができ、千葉⼤学では「たん ぽぽ計画」専⽤に、0.01 g/cm3という世界第⼀級の 低密度性を有するエアロゲルを開発しました。これにより、 超⾼速度で地球を周回、あるいは地球に⾶来する宇宙塵をほ ぼ⾮破壊でエアロゲル内部に捕集することを可能にしました。 これは、惑星間塵、地球由来の天然粒⼦やスペースデブリの 地上での分析を成功させるための鍵となる技術です。 0.01 g/cm3のエアロゲルは、宇宙塵をやさしく捕えられる⼀⽅、 ⾮常に壊れやすい物質です。そこで「たんぽぽ計画」では、 0.01 g/cm3のエアロゲルの4側⾯と底⾯を、より強度の⾼い 0.03 g/cm3のエアロゲルで囲んで補強する⼯夫をし、ロケッ ト打ち上げの振動でも壊れることはありません。 ■開発担当者の想い(⽥端 誠 特任研究員(35歳)) 「2007年千葉⼤学⾃然科学研究科博⼠課程のときに、他⼤学と共同で実験提案書をJAXAに提出し てから、⾜掛け8年⽬、やっと実験が実現するということ期待感いっぱいです。特に、⾃分⾃⾝の⼿ で作り上げたものが宇宙に運ばれるということに対して、⾮常に感慨深いです。打ち上げの成功を 祈って⾒守りたいと思います。」

参照

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