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研究施設紹介
(
5)
雲 南 農 業 大 学 乗 方 蜜蜂 研 究 所
中国南西部の雲南省 はベ トナム, ラオス, ミ
ャンマーと国境 を接 し, 省内には
25
の少数民
族が生活す る.気候風土 は変化 に富み,多様で
豊富な養蜂植物 が一年 を通 じて開花す る. ア ジ
ア在来の ミツバチはオオ ミツパテ, ヒマ ラヤオ
オ ミツバチ, コ ミツバチ, ク口コ ミツバチ, ト
ウヨウ ミツバチの5種が確認 されている. これ
らは約百万群が省内に生息 し,雲南 はまさに天
然の ミツバチ遺伝子保存庫 の役割を果た してい
る. またセイ ヨウ ミツバチ も導入 されている.
雲南農業大学東方蜜蜂研究所 (Apiscerana
Res.Inst.ofYunnan Agric. UnivリHei
Long Tan,Kunming,Yunnan,China)は
1
985
年 に創立 され,匡邦郁教授以下
1
3
名の所
員を擁す る. 下記の主要研究 テーマについてす
でに多 くの成果を得ている: ミツバチ種資源 ;
養蜂植物資源
;6
種 の ミツパテの染色体および
アイソザイム;アジア在来 ミツバチ種 の管理技
術 ; トウヨウ ミツパテによる作物 ・果樹 の花粉
媒介 ; ミソバチ生産物の処理加工 と利用 ;省内
の少数民族への養蜂振興 ;優良女王蜂系統 の養
成 ; ミツバチ生産物の畜産への応用.雲南農業
大学 の養蜂学専攻 の学生 も2年 間研究所 で学
び,約2有名の卒業生が養蜂分野の研究者 とし
て中国全土で活躍 している.
1
9
97
年 に大学院
修士課程 も開設 される. 既 に
20
か富, 約百名
の ミツバチ専門家が当研究所 を訪れ,海外 との
交流,情報交換 も盛んであ る.
松番 ほか
(
1
99
4
)
が第
33
回国際養蜂会議 の
折 に訪問 した記事 は, ミツバチ科学
1
5
(1):
3
4
-
39
に掲載 されている.
参 考 図 書 紹 介
ミツパテの観察事典
「ミツバチ観察事典」小田英智 ・藤丸篤夫,借成社.
pp.
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9
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6
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,
4
0
0
円.
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3
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7
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.
学校の図書 コーナーの一角に子供向けの ミツ
パテの本が何冊かおいてあ る. その中でいずれ
も汚れやす りきれが多 いのが ミツバチの生活や
お もしろさを写真で紹介 した本である.汚れて
いるのはそれだけ子供達が何度 も手 に している
ためで,見て理屈 な しにわか る写真 による紹介
が文章 を中心 に した ものに比べ,子供の興味を
強 く引 きつけていることがわか る.
この 「ミツバチ観察事典」 もまた子供向けの
本で, カブ トムシ, タンポポ, テ ン トウム シな
どといった自然の身近 な動植物の観察事典 の中
の一冊 であ り,多 くの美 しい写真 を使 って ミツ
バチの不思議 な行動 やお もしろい生活を様 々な
方向か ら描 いている.
構成 は ミツバチ王国への案内,花の蜜を集 め
る ミツバチ,花粉 を集める ミツバチ, ミツバチ
王国の入 口,ハチ ミツの加工 と貯蔵,花粉の貯
疏,労で部屋を作 る ミツバチ, ミツバチの女王
・・・といったよ うな ミツバチの生活の様子のいろ
いろな場面 を
1
8
のテーマに取 り上 げ, それ ら
について詳 しく鮮明な写真 とともに解説 してあ
る. まず初めに外の花を訪 れている ミツバチの
働 きに目をとめさせ,次第 に巣箱の内側の活動
や生活へ と誘 い,外か らは見 られない不思議 な
巣箱 の中の生活のお もしろさや不思議 さを紹介
してい く内容 にな っている.
この本が事典 として作 ってあるためか,全体
を通 じてのテーマはち ょっと見えに くいがそれ
ぞれの項 目や事柄 について詳 しく説明が してあ
り,子供達が これまでの本 と同 じよ うに興味を
持 って手 に取 る一冊 になるだろうと思われ る.
(佐藤 邦明)