地域課題研究開発部 門報告
小林恵子,石 田和子,高柳智子,藤川 あや 新潟県立看護大学看護研究交流セ ンター 地域課題研究開発部門 Ⅰ.活動概要 1.上越地域看護研究発表会の開催 上越地域 の看護職員 の連携 を図る 目的で,新潟県立看護大学看護研究交流セ ンター と新 潟県上越地域振興局健康福祉環境部の共催 で開催 され,182名 の参加者 で会場は熱気があ ふれていた.上越地域 の各病院や地域 に所属す る看護職員が,臨床 の場で取 り組んできた 研究発表 に対 し,参加者 か らは活発 な質問が され,「上越地域 の看護 の実践 を知 ろ う」とい うテーマの 目的を達成す ることができた. (この様子は上越 タイムス :2010年 10月 16日号にも掲載 された.) 1)発表会プ ログラム 日時 :平成 22年 10月 13日 (水) 場所 :新潟県立看護大学 (第 1ホール) (1)研究発表 内容 (口演) 座長 和 田恵美子 (県立中央病院) ①長期入院患者 の退院促進支援 柴 田晶成 (三交病院) ②小規模病院にお ける退院調整看護師の活動実践報告∼入院時か ら関わることのメ リッ ト∼ 池 田美津子 (県立柿崎病院) ③感染防御 の観点か らオムツ交換 の手順 を見直 して 古川英子 (知命堂病院) ④排壮 ケアについての実践報告∼組織的に取 り組むオムツはず し∼ 小池洋子 (上越地域 医療セ ンター病院) ⑤合併症 をもつ糖尿病患者 の援助の振 り返 り∼行動変化 を導いた事例 を通 して∼ 水 揮三津江 (新潟労災病院) 」 ⑥医療観察法病棟 の急性期か ら回復期 における治療ステージ移行 に関す る因子の検討 福 山敦子 (さいがた病院)⑦SEIQOL-DW を用いた QOL向上-の支援 ∼- ALS患者-のアプ ローチ よ り∼ 揮海詩子 (上越総合病院)
⑧A病院の裾癒処置 (ラ ップ療法)の現状 と今後の課題 穂苅由美 (県立妙高病院)
⑨透析室災害対策 においてアクシ ョンカー ドは有用であるか 横尾容子 (県立中央病院)
(2)研究発表 内容 (ポスターセ ッシ ョン) 座長 高柳智子 (新潟県立看護大学) ①病棟 における災害時アクシ ョンカー ド作成 の取 り組み 丸 田伸彦 (県立中央病院) ②糖尿病 フ ッ トケア外来の活動報告 武 田織枝 (県立中央病院) ③上越地域 における発達障害児相談支援体制整備 に向けて∼相談体制図作成 をきっかけ に した地域の小児科医 との連携 について∼ 本間祐美子 (上越保健所) ④施設 にお けるHIV研修会 のアンケー ト調査結果か ら見 えた今後の取 り組み 後藤香澄 (上越保健所) 2)上越地域看護研究発表会実行委員会の活動 上越地域振興局健康福祉環境部,新潟県立看護大学看護研究交流セ ンター地域課題研究開 発部門 (以下大学 とす る)が実施主体 とな り,上越地域 の病院,保健所,市役所等の看護職 員 による実行委員会 を編成,運営 した.企画実行委員会は,3回開催 し (平成22年7月5日, 7月 29日,9月 13日)看護研究発表会実施 に向けて,各病院 ・市町村等の現任研修の状況 を話 し合 い,テーマや演題募集 についての検討 を重ねた. 議題 :看護研究発表会実施要項の説 明,各病院 ・保健所 ・市町村等の現任研修等の情報交換, テーマや演題募集 についての検討,今後の進 め方 について 各病院 ・保健所 ・市町村等は,何 らかの形で研究に取 り組んでお り,研究成果 を施設 内で 発表 していた ことか ら,施設 の枠 を越 えて研究成果 を発表 し共有す る意義 を確認 した.その 中で大学の役割 としては,研究 をま とめる際のサポー トと必要時に他の大学教員 につな ぐこ とが挙げ られた. テーマは 「上越地域の看護 の実践 を知 ろ う」 に決定 した.
凸
議題 :看護研究発表会の 日程お よび内容の検討,各病院 ・保健所 ・市町村の研究発表候補者 の検討,準備 スケジュールお よび実行委員の当 日の役割分担検討 各病院 ・保健所 ・市町村の研究発表候補者 が挙げ られ,各施設 の実行委員が声かけを行 っ てい くこととなった.大学,保健所 においては,上越地域看護研究発表会演題募集要項 を作 成 し,演題募集 に関す る書式の整備 を行 った.凸
平成22年度上越地域看護研究発表会第 3回実行委員会 (大学,保健所のみ) 議題 :抄録の査読,群分 け,プ ログラム作成作業,大学 と保健所 の役割分担 倫理的配慮 を中心に抄録の査読 を行い,抄録集 の作成 を進 めた.その他,大学の役割 はプ ログラム ・発表者-の連絡事項の作成,掲示物等,必要物晶の準備 をす ることに決定 した. 保健所 の役割 はポスター作製,実行委員会の役割分担表作成,当 日派遣依頼公文書の作成 と 発送 に決定 し,上越地域看護研究発表会開催 に向けて大学 と保健所 で協力 して準備 を進 めろ ための検討 を重ねた. 3) 広報活動 について 上越地域研究発表会の広報活動は,以下の よ うに実施 した. ①保健所が主体 とな り,ポスター,チ ラシ,発表会通知文 を作成 し上越地域 の病院,保健 所,市役所,看護大学等 に配布 した. ②発表会の様子が上越 タイムスに掲載 され た.(2010年 10月 16日号) ③発表会の様子 を新潟県立看護大学看護研究交流セ ンターHPに掲載 した. ④発表会の様子 を新潟県立看護大学広報誌 「ポルテ ィコの広場 (18号)」に掲載 した. 今後 は, よ り多 くの上越地域 の看護職員 の参加 を図るために,広報す る時期 の検討,新潟 県立看護大学看護研究交流セ ンターHPの活用,広報誌 ・新 聞等-の広報依頼 を検討 してい くことが必要である. 2.地域課題研究の支援 新潟県内の保健 ・医療 ・福祉 に携わる看護職 を対象 に公募 した地域 の看護実践での研究課 題 について9件の応募があった. (公募期間 :平成23年 1月 14日 (金)∼2月 28日 (月)) 1)活動内容 ①地域課題研究システムの開発 (図6) 地域課題研究公募か ら採択までのシステムを開発,運用 した. ②公募要領の作成 公募要領,研究計画書,研究計画書記入要領,研究選定基準,研究組織変更届 を作成 し活用 した. ③広報活動 新潟県内の保健 ・医療 ・福祉機 関 (約500か所)に公募要領 を郵送す ると共に,新潟県 立看護大学看護研究交流セ ンターHPに掲載 し地域課題研究公募の広報活動 を実施 した. ④地域課題研究 申請書類 に関す る説 明会の開催 選考委員会か らの コメン トを学内責任者 に返却 し,地域課題研究計画書の修正,提 出期 限について周知 を図った. ⑤内定通知の発送 3月下旬 に研究代表者-内定通知の発送 を行 う予定である.
p 脚 別紙 5 図6 地域課題研究 申請 システ ム
Ⅱ.
平成22
年度 の評価 と今後の展望 上越地域看護研究発表会 については,新 しい試みであったが,参加者 が多 く,臨床研究の 内容 も多岐にわたってお り,看護研究発表会 のニーズは高い と思われ る.また,保健所 と大 学の役割 の明確化,会場設営,ポスターセ ッシ ョンの時間等の課題 も明 らか とな り,来年度 に反映 させ ていきたい. 地域課題研究については,公募 システムの開発 ,公募要領等の作成 を実施 し,新潟県内の 保健 ・医療 ・福祉 の看護職 か ら9件 の応募が あ り,システムは順調 に稼働 してい る と思われ る.課題 としては,研究計画書作成時にお ける研 究代表者 と学内教員-の支援 のあ り方 につ いて検討 してい くことが必要である.来年度 は,地域 の看護職者 が応募 しやすい公募期 間の 設定,効果的な成果発表会 の方法 を検討 し,地域 の看護職者 の看護研究D.取 り組 み と発展 を 支援 してい きたい.資料
<上越地域看護研究発表会終了後 のア ンケー ト結果 > 1.参加者 の所属 10 5 4 4 1 10 12 4 2.プ ログラム全体 について ll ・ 口 25 85 9 119 3.口演発表 について I+ヽ 34 78 7 119 4.ポスターセ ッシ ョンについて とても良い 良い より工夫が必要 15 61 25 101 5.広報活動 について 16 8 3 10 109 6.運営 について 1)会場 の広 さについて 藩主うど良益萎整-=-もうと広い会場が良からた 養う少じ狭しヽ会場が良 か つ た 37 84 2 12
3
2)プ レゼ ンテーシ ョン機器等 の配置 について 100 18 1187.発表 について 1)発表時間について 111 6 5 122 2)質疑応答 の時間について 適切だった 時間は長かつた 時間 は短かつた 計 85 24 9 118 72.0% 20.4% 7.6% 100.0% 8.従事年数 1年未満 1-4年 5-9年 4年以上 なし 計 6 2 6 99