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Sustainable Use and Management of Forest Resource in Cambodia - A Case Study in Sandan District

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Academic year: 2021

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Title

Sustainable Use and Management of Forest Resource in

Cambodia - A Case Study in Sandan District( 内容の要旨 )

Author(s)

KIM PHAT NOPHEA

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(農学) 甲第246号

Issue Date

2002-03-13

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2587

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(本(国)籍) 学 位 の 種 類 学 位 記 番 号

学位授与年月

学位授与の畢件

研究科及び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 目 審 査 委 員 会 KIMPHATNOPHEA (カンボジア王国) 博士(農学) 農博甲第246号 平成14年3月13日 学位規則第4条第1項該当 連合農学研究科 生物生産科学専攻 信州大学 SustainableUseandManagementof ForestResourceinCambodia・ACaseStudy inSandanDi$trict・ (カンボジアにおける持続的な森林利用と経営に 関する研究-サンダン地方を事例として-) 主査 信州大学 教 授 小 池 正 雄 副査 信州大学 助教授 植 木 達 人 副査 静岡大学 教 授 今 永 正 明 副査 岐阜大学 教 授 林 進 副査 信州大学 教 授 魚 住 将 司 論 文 の 内 容 の 要 旨 森林経営は木材生産のみでなく非木質系の生産や他の便益の需要に応えるために行われる が、その結果として森林の質的な向上も図ることができ、逆に劣化をもたらすこともある。この進行 は、需要と供給に影響されて多様な展開をみせる。このような状況にある森林資源を持続的に 利用し経営するためには、合理的な森林計画が欠かせない。 熱帯林は、地球環境保全の面で大きく期待されているが、減少と劣化が著しく進行している森 林でもある。熱帯林は生態的にも複雑で、合理的な森林経営は技術的に模索中であるが、この持 続的な経営の確立は林業並びに環境保全に大きく貢献するといえる。 本研究では、カンボジアの熱帯林を調査地として選定したカンボジアの森林面積は1,060万 haで、国土の58%を占めている。森林は全て国有で、木材利用権のもとで企業による経営が行 われていろ。カンボジアは30年間政治的不安定が続き、森林経営は中断され、多くの林業専門 家も殺害され、合理的森林経営の基盤が失われてきた。そのため、森林の過剰伐採や不法伐採 が行われ、急速に森林劣化が進行している。 まず、本研究では3種類の森林の調査データにもとづき、それらわ林分構造、蓄積、許容伐採

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-55-量(AAC)を求めた。正しい蓄積、生長量、収穫量を求めるために材積式の検討も行った本研究 のデータは、1卵5年と1996年の2年間、mOとカンボジア林業・野生動物部(DFW)が協力し て行ったサンダン地方の調査に基づくものである。また、部分的なアンケート調査を行うと共に 東南アジア諸国の森林経営も比較のために調査した。 サンダン地区の常緑林222,424ha、混交林11,616ha、落葉樹林12,258haにつき、それぞれク ラスターといわれる調査プロットが18、20、4個設定され、それらの分析を行ったなお、クラスタ ーとは、犯nX6伽1のプロットを9個含む調査区をさしている。データは、重要樹種であるフタバ ガキ科とそれ以外に分け、胸高直径階で5∼9cm、10∼29cm、30∼60cm及び60cm以上と区

分して整理しちこの直径階区分は、カンボジアにおける収穫基準を参考としている。なお、フタ

バガキ科は熱帯林において主要樹種を構成し、商業的にも重要であるために樹種レベルでさら に詳しい検討を行った。 常緑林は、胸高直径5cm以上で、本数で1,106本/ha、蓄積で235m3/haとなっt。この林分

に対して回帰年30年を適用すると、適正択伐量は50mソhaとなり、フタバガキ科はケ2%、非フタ

バガキ7%、不明樹種21%となった。混交林については、本数で695本/ha、蓄積で168m3/ha

となった0回帰牢30年の適正択伐量は28m3/haで、フタバガキ科は43%、非フタバガキ33%、

不明樹種24%となった。落葉樹林は、本数626本/ha、蓄積178m3/haで、回帰年30年の適正 択伐量は35m3/ha、フタバガキ科は8%、非フタバガキ81%、不明樹種11%となった。なお、フタ

バガキ科を樹種別にみると、カンボジアにおける分類であるCHBG(DbteYVmZPLLSt戚読∂tLLb,

PHDK(血正qpte招ghbd、CRMS(Vbtjta astmu7tbd)カミ多かった。 森林調査の時間と費用を節約し、精度も高い材積式を検討したが、胸高直径のみを因子とする 1変数材積式を、常緑林、混交林、落葉樹林、フタバガキ科、非フタバガキ科、不明樹種とそれぞ れにつき作成した。 カンボジアにおける施業情報は長期の戦乱の間に失われたので、参考として東南アジアにお ける施業情報を検討したそれによると、25∼60年回帰年の場合では、許容年伐量は独n3/ha (ベトナム)、30m3/ha(タイ)、40m3/ha(マレーシア)、60m3/ha(インドネシア)となっている。これ らの事例からみて、カンボジアでも30年回帰年の択伐作業は可能で、この場合の許容年伐量 は、常緑林は40m3/ha(蓄積の17%)、混交林は25m3/ha(蓄積の15%)、落葉樹林は30m3/ha (蓄積の17%)となる0この回帰年30年の許容年伐量は初回の量であって、過熱林分を多く有 するサンダン地区の場合は、第2回目以降の択伐に際して再検討の必要がある。

今後の森林計画たっいて、3つのシナリオを検討した回帰年30年として、択伐率を常緑林

5%(12m3/ha)、混交林8%(17m3/ha)、落葉樹林10%(18m3/ha)とすると、有用樹種の天然更 新補助造林など適切な施業の実施により将来の択伐量の増加を期待することができる。天然更 新の活用は育林コストの削減にもつながるので、母樹の保残は欠かせない。 データ解析の結果、不明樹種が多いことも分かったが、これらの利用方法などについても今 後研究を続ける必要がある。また、非木質資源はカンボジアの地域住民に極めて重要であるの でこれらの研究も推進する必要がある。持続可能な森林経営の達成には長い期間が必要となる ので、土地利用政策、境界管理、協力、政府支援が不可欠である。

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本研究により、経済的にも環境面でも期待できる熱帯林の持続可能な経営の展望を提示する ことができた。熱帯林の持続的経営は、熱帯林を多く有する発展途上諸国の経済基盤の強化に も貢献するといえる。 審 査 結 果 の 熱帯林は生態的にも複雑で、合理的な森林経営は技術的に模索中であるが、この持続的な 経営の確立は林業並びに環境保全に大きく貢献するといえる。本研究では、カ,ンポジアの熱 帯林を調査地として選定した。カンボジアの森林面積は1,060万haで、国土の58%を占 めている。森林は全て国有で、木材利用権のもとで企業による経営が行われている。カン ボジアは芦0年間政治的不安定が続き、森林経営は中断され、多くの林業専門家も殺害され、 合理的森林経営の基盤が失われてきた。そのため、森林の過剰伐採や不法伐採が行われ、急

速に森林劣化が進行している。

まず、本研究では3種類の森林の調査データにもとづき、それらの林分構造、蓄積、許容伐採量 (AAC)を求めた。正しい蓄積、生長量、収穫量を求めるために材積式の検討も行った。本研究の データは、1995年と1996年の2年間、FAOとカンボジア林業・野生動物部(DFW)が協力して行 ったサンダン地方の調査に基づくものである。 サンダン地区の常緑林222,424ba、混交林`11,616ha、落葉樹林12,258baにつき、それぞれクラ スターといわれる調査プロットが18、20、4個設定され、それらの分析を行った。データは、重要樹 種であるフタバガキ科とそれ以外に分け、胸高直径階で5∼9cm、10∼29cm、30∼60cm及び60c m以上と区分して整理した。この直径階区分は、カンボジアにおける収穫基準を参考としている。 常緑林は、胸高直径5cm以上で、本数で1,106本/ha、蓄積で235m3/haとなった。-この林分に 対して回帰年30年を適用すると、適正択伐量は50m3/haとなり、フタバガキ科は72%、非フタバガ キ7%、不明樹種21%となった。混交林については、本数で695本/ha、蓄積で168m3/haとなっ た。回帰年30年の適正択伐量は28m3/叫で、フタバガキ科は43%、非フタバガキ33%、不明樹 種24%となった。落葉樹林は、本数626本/ha、蓄積178皿3/haで、回帰年30年の適正択伐量は 35m3/ha、フタバガキ科は8%、非フタバガキ81%、不明樹種11%となった。 カンボジアにおける施業情報は長期の戦乱の間に失われたので、参考として東南アジアにおけ る施業情報を検討した。これらの事例からみて、カンボジアでも30年回帰年の択伐作業は可能 で、この場合の許容年伐量は、常緑林は40m3/ha(蓄積の17%)、混交林は25m3/ha(蓄積の 15%)、落葉樹林は30m3/ha(蓄積の17%)となる。この回帰年30年の許容年伐量は初回の量で あって、過熱林分を多く有するサンダン地区の場合は、第2回目以降の択伐に際して再検討の必 要がある。なお、有用樹種の天然更新補助造林など適切な施業の実施により将来の択伐量の増加 を期待することができる。天然更新の活用は育林コストの削減にもつながる。 本研究により、経済的にも環境面でも期待できる熱帯林の持続可能な経営の展望を提示するこ

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-57-とができた。熱帯林の持続的経営は、熱帯林を多く有する発展途上諸国の経済基盤の強化にも貢 献するといえるJ 以上に関して、審査委員全員一致で本論文が岐阜大学大学院連合農学研究科の学位論文とし て十分価値があるものとして認めた。 基礎となる学術論文 1)KimPhatNophea,YujiUozumi,OukSyphan,TatsuhitoUeki:Forestmanagement problemsin

Cambodia-aCaSeStUdyoffbrest management ofF

company-.JournalofForest Planning,

No.5,p.65-71,1999

2)KimPhatNophea,Ouk Syphan、YujiUozumi,T叫SuhitoUeki:Standdynamicsofdipterocarp

treesinCambodia'severgreenた)reStandmanagementimplications-aCaSeStudyinSandan district,KampongThorn-JournatofForestPlanning,No.6,P.13-23,2000

3)Kim Phat Nophea,Ouk Syphan、YujiUozumi,Tatsuhito Ueki:A casestudyoFthecurrent Situation fbr fbrest concessionsin Cambodia-COnStraintsand prospects-JournaJoFForest

参照

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