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(大学院第四学年・外科学論二専攻)

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Academic year: 2021

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(1)

2005年1月 第154回東京医科大学医学会総会

一 89 一

一般演題:展示P−1〜P−9

P−1.

CABGにおける内胸動脈と胃大網動脈の血流競 合に関する実験的検討

(大学院第四学年・外科学論二専攻)

○飯田 泰功

(外科学第二)

 清水  剛、三坂 昌温、張  益商  石丸  新

【目的】 内事動脈(ITA)と胃大網動脈(GEA)はと もにすぐれたin situ動脈グラフトとして使用されて いるが、両者ともに血流競合によるグラフト機能不全 が報告されている。しかしながら、その血行力学的な 優劣に関する詳細な検討はなされていない。今回の実 験ではITAとGEAを狭窄病変のない冠動脈に近接

して吻合し、その血行動態について解析を行った。【方 法】健常ブタ(体重平均56±4kg)の両側ITAをfUll skeltonizeで採取し、 GEAとITAの口径差の影響を 最小限にするため、RITAを脾動脈に吻合(これを便 宜上GEAと呼ぶ)し、 on pump beating下にLITA−

LAD(左前下行枝)、ついでその末梢側にGEAを吻 合し、人工心肺から離脱後、トランジットタイム血流 計を用いてグラフト血流を測定した。またITAおよ

びGEAからグラフト造影を行った。

【結果】GEAの血流は陰性となり逆流(stea1)現象 が認められた(一ll±9ml/min.)。 ITAから造影する と血流はGEA内を逆行し、脾動脈末梢へと向かっ た。この状態でITAの血流を遮断すると血流量は 一 O.2±6ml/min.とわずかながら増加した。さらに native LADの中枢側の血流を遮断するとGEAの血 流は増加して28±llml/min.となった。ITAの血流は GEAおよびLADの血流がある場合、30±12 ml/min.

であった。ここでGEAの血流を遮断すると20±6

ml/min.となった。さらに、 native LADの中枢側の血 流を遮断するとITAの血流は増加して24±9ml/min.

となった。

【結語】冠動脈閉塞病変に対しGEAはITAに匹敵 する血流が認められた。しかしながら、血流競合状態 ではGEAはITAに比して血液供給能が劣っており、

その原因はおそらく腹部臓器への血流供給が影響し

ていると考えられた。

P−2.

閉経が動脈の硬さに及ぼす影響の検討

(大学院第四学年・外科学第二専攻)

○ザイドン・グリニサ

(内科学第二)

 冨山 博史、椎名 一紀、小路  裕  山家  実、本部 広輝、山科  章

【目的】閉経は動脈硬化性心血管疾患のリスクであ ることは知られているが、最近のWomenHealthStudy の結果ではホルモン補充療法の心血管疾患に予防効 果は十分でないことが示され、閉経の心血管リスクに 与える影響についてのさらなる検討が必要な状況で ある。動脈の硬さは従来の動脈硬化危険因子とは独立 した心血管リスクであることが示されている。本研究 では閉経が動脈の硬さの指標である脈波速度に及ぼ す影響を検討した。

【方法】21歳から94歳までの健康診査受診女性 3,149例(平均年齢は49±ll)を対象とし、総コレステ ロール、HDLコレステロール、血糖の測定および容積 脈波法にて上腕一足首脈波速度の測定を行った。閉経 の有無は問診にて確認した。

【結果】年齢と脈波速度は有意な二次曲線の関係を 示し、曲線の傾きは閉経後で顕著であった。高血圧、高 脂血症、糖尿病の合併率は閉経後5年以内よりに有意 に上昇したが肥満の合併率は閉経10年以降で有意の 増加した。ロジステック回帰分析にて閉経後6年以上 の経過は動脈硬化危険因子とは独立した脈波速度充

進の影響因子であった(Odds ratio=1.13, p<0.05)。

【考案】 閉経に伴い比較的早期から動脈硬化危険因 子の増悪が生じるが、こうした因子とは独立して閉経 が加齢に伴う動脈の硬さの充進を増強することが確 認された。

(2)

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