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ホンジュラス、コパン遺跡における調査報告

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Academic year: 2021

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ホンジュラス、コパン遺跡における調査報告

著者 坂本 圭佑

雑誌名 金大考古 = The Archaeological Journal of Kanazawa University

巻 72

ページ 8‑8

発行年 2012‑07‑20

URL http://hdl.handle.net/2297/36248

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ホンジュラス、コパン遺跡におけ る調査報告

坂本 圭佑

コパン遺跡はホンジュラス共和国の西部に位置す る遺跡である。古典期マヤの時代には最盛期を迎えた。

昨年の 9 月から 10 月にかけて、筆者はコパン遺跡で 資料調査を行ってきた。この調査はホンジュラス国立 人類学歴史学研究所、コパン考古学プロジェクトディ レクターの中村誠一氏のご協力のもと無事に行うこと ができた。今回の調査の目的は、古典期コパン遺跡に おけるヒスイ製品の加工過程を復元するために必要な 遺物の資料化であった。具体的な調査としては、未製 品、製品、砥石、穿孔具と思われる物のリストの作成、

写真撮影、実測図の撮影を行った。その結果、ヒスイ 製品加工過程の復元が可能な見通しを立てることがで きた。特に、埋葬から一括で出土したヒスイ未製品群 を分析できたことは大変貴重な経験であった。現在は この未製品群からは一連の加工過程の復元を、製品別 の未製品からは製品別の加工技術の使用に関して知見 が得られると考え、研究を進めている。

曽野寿彦・深井晋司 ( 編 ), 1968 『デーラマン III—ハッサニ・

マハレ、ガレクティの発掘—』東京大学東洋文化研究所 . 深井晋司・池田次郎 ( 編 ), 1971『デーラマン IV—ガレクティ

第 II 号丘、第 I 号丘遺跡の発掘』東京大学東洋文化研究所 . 深井晋司・松谷敏雄 ( 編 ) ,1982『ハリメジャン II—ラメ・ザミー

ンの発掘—』東京大学東洋文化研究所 .

掘 晄 , 1985 「イランの土器」『世界陶磁全集 20 世界 (1)』小学館 , 149-173.

三宅俊成 , 1976 「デーラマン古墓出土の土器の考察」『江上波 夫教授古稀記念論文集 考古・美術編』山川出版社 , 297- 334.

能越自動車道の能登氷見線計画の発表により、石川 県埋蔵文化財センターは平成 17 年度から道路建設予 定地の発掘調査を行っている。発表では、この概要と、

近年の七尾市教委による調査成果も含め、併せて 16 世紀七尾城下町の様相の片鱗を推察した。

現在までの調査による主な成果としては、惣構堀の 検出(H19)、大手道の検出(教委 H10・H19)、屋 敷地の区画整備状況の確認(教委 H7)、また染物関 連施設(H18)や円面硯の出土(H21)、多量の土師 器皿の出土(各年)、金の付着した坩堝(H17)やト リベ(教委 H8 ~ 10)等の鍛冶関連遺物の出土が挙 げられる。殊に鍛冶関連遺物については、16 世紀後 半の畠山家による金山開発の試みと併せて考えても興 味深い。

これまで七尾城は、能登国における中央集権化が発 達した象徴として現れてくる、行政・軍事・経済の一 大拠点であるという理解が歴史学的見地からなされて きたが、考古学的見地からも、その裏付けが進んでい ると言えよう。

編集後記

近年の発掘成果から見る中世七尾 城下町の様相

魚水 環

 『金大考古』72 号は、これまでよりずいぶん遅れて の刊行となりました。また、第 37 回金沢大学考古学 大会を紹介するだけの内容となってしまいました。昨 年 11 月には、編集作業を引き継いでいたにもかかわ らず、このような結果となってしまい、関係者に対し て謹んでお詫び申し上げます。『金沢大学考古学研究 紀要』33 号に関する編集作業と重なり、本誌の編集 作業が後回しになったことが主な原因です。また、昨 年、ご送付いただいた原稿を『金沢大学考古学研究紀 要』34 号に掲載されるように調整したことが分量が 少なくなった理由となっています。

 これまでの経験をふまえて、より迅速にまた多くの 内容を掲載する『金大考古』を目指していく所存です。

今後とも、ご協力・ご指導を賜りますよう、お願い申 し上げます。       (足立)

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