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4.神戸市における社会参加の状況について

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Academic year: 2021

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神戸市の行った調査に協力して集計・分析を実施した。データの研究への二次利用につい て神戸市の倫理審査委員会の承認手続き中であるため、神戸市に報告済みの要旨のみ掲載 した。神戸市の報告書は巻末の参考資料を参照のこと。

平成30年度厚生労働科学研究費補助金

(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)

分担研究報告書

4.神戸市における社会参加の状況について

研究協力者 相 田 潤(東北大学大学院歯学研究科 准教授)

研究代表者 近 藤 克 則(国立長寿医療研究センター老年学評価研究部長)

<要旨>

社会参加活動は、趣味関係の会などへの参加、スポーツ関係の参加、町内会関係の参加が 多かった。趣味関係、スポーツ関係は50~64歳および20~34歳で高く、町内会関係は年 齢が高いほど参加が多かった。社会参加全般で検討をした結果、所得が高い人ほど参加が多 く、精神的な抑うつ傾向がある人ほど参加が少なかった。就業状況では、所得が同じであれ ば、自営業などの人および無職の人で参加が多く、パート・非正規の人、常勤・正規雇用の 人で少なかった(ただし、所得の影響を調整しなければ、男性では無職とパート・非正規の 人の参加が少なく、女性では無職とパート・非正規の人および常勤・正規雇用の人の参加が 少なかった。)。また、所得が低い人ほど抑うつ傾向が高いが、両者は独立して、社会参加を 困難にしていると考えられた。これらから、経済的余裕、精神的な余裕、時間的な余裕のど れもが社会参加に重要だと考えられる。一方で、これらの要因を考慮しても長田区で参加が 少なく、東灘区、灘区、西区、北区、垂水区などで参加が多い傾向にあった。そのため地域 資源の差も、社会参加に影響していると考えられた。今後どのような地域資源が参加を増や しているのかを明らかにして、経済的な余裕や精神的な余裕、時間的な余裕が少ない人でも 参加しやすいような状況を作ることが望まれる。

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