■編集後記
例年にない猛暑となった夏、それに伴う豊作と、
昨年とは打って変わった年となりました平成6年も 残り少なくなり、寒さの厳しい日が続いています。
会員の皆様方におかれましては、どのような年であ りましたでしょうか。
この秋には、設立20周年を迎え、11月19日に記 念講演会と記念シンポジウムが盛会に催されまし た。今後の日本の歯科界が抱えることになる問題点 と、その解決策を探るたあの道を示唆されました。
この設立20周年記念の節目として、本誌も始めて 増刊号を発刊し、過去に発行された本雑誌の総目次 と著者索引を掲載しました。今日までの学会の歩み を振り返る素材を提供出来たことに、編集委員一同 は大きな喜びを感じました。
この頃、戦後50年という言葉を盛んに目にする ようになり、この間に自然科学が目覚ましく発展 し、その恩恵により、生活は便利となり、寿命は延 び、物質文明の発展がもたらされました。しかし、
自然科学の発展は、我々人類を取り囲む環境に 地 球汚染、宇宙汚染 という障害を派生してきていま す。先の、アメリカの原爆切手でも証明されました ように、一つの成果のみに目を奪われ、派生した障 害には触れないようにしていることが多いように思 えます。人口、エネルギー、環境どれを取っても人 類にとって深刻な問題でありながら、現状は厳しく 出口が見っからない状況です。坂道を転がり落ちて いるように、どんどんと加速度が付いていくかもし れません。しかし、この難局を打ち破り、この地球 から恐竜が滅亡していったようにならないために
も、科学と文化を融和させ、解決策を探るのに、人 類の英知が求められているときだと思えます。今の 選択が将来を夢にも、絶望にも導くとなれば、何を 選択するかは、心して掛らなければならないと思い
ます。