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ヴァランタン【翻訳】

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Academic year: 2021

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(1)

   ヴ ァ ラ ン タ ン

︻翻訳︼

カルロ・デル・ブラーヴォ

甲斐 教行 訳・註解

(2)
(3)

もし芸術抒情的観想であるならばはただそれ提示証言することしかできないだろうなぜなら霊感づく肝心部分│

│現世尺度超越した天上界起源をもつ本質││理性的伝をもまた実証主義的批評をも拒絶するからであるそれどころか

その批評いなく誤解結果となるだろうなぜならそれ霊感天駆ける芸術家にしか存在しない芸術

だその地上的なあらわれによって判断しようとするからであるそこのこの論考批評をも理性的伝達をも度外視したうえで

ンニーバレカラッチのボローニャ時代作品本質がその観想性あるという前提から出発するそれ自然界芸術界のさまざまな

形象神秘別世界垣間見めくるめくばかりのせるとい現世尺度度外視したこのうえなく抒情的境地ならな

実際そのような別世界ジャンル主題様式造形言語など個々具体物いだすことはできな

1︶

  

もしボローニャ時代のアンニーバレの作品がこのような特質をもっているとすればローマ時代活動においていかに天性めら

たかが理解されようその時期彼暗黙にアストテレス伝統がもつ芸術倫理かちあっていたことは言葉端々から

められ フーロルではなく修練によってられ闊達作業能

なる︵﹁諸君にはこれらが奇跡えるのか﹂︒アンニーバレはガレーアファルネーゼの 界柱﹂︵1︑2︶称讃者たちにこう

2    ︶︒

ボローニャでごした青年期られ観想的特質従兄

のルドヴィーコがにもっとも接近していた一五九年頃このそのによって変質ったようにわれる図解的強調され

ちた輪郭きさの不統一色調のコントラストといったル

われわれかしているそれはアンニーバレの観想とも

ゴスティーノの対話ともこの画家かつ特質であった

だがカラッチ一族青年期芸術的特質らせたのは一六一五

一六〇〇年代のボローニャ派第一世代共通するストテレス

登場したしたがって自分手本をルドヴィーコからアンニーバレへとすばやく変更したことはにとって観想的

抒情性再生として称讃する価値がある同時にそれ傾向をいっそう持続させたピエトロコルトーナのみと緊密

関連づけるべきものだとわれる

︑﹁

ましくふる

3    ともされているがプラトニズムの文脈せばこれはつまり称揚意味する同様グェルチーノ 特徴的なあの マッキア素早3︶理性的には説明できない魅力をもたらす可能性という意味においてプラトンえる

(4)

したという形容地上規則忘却由来するのであって

﹂︑・︺

ウナチェルタスピリトゥアリタ宿しいとはいがたい人物物体場面をとらえるのに

︾︵4︶︒﹁

ずにいられ

4    ﹂︒

パラフレーズヴィッラッケッティの礼拝堂やパラッツォバルベーニの天井 5︶パラッツォファルネーゼのカメーノやガレーア天井画つまり成熟期アンニーバレが 画的制作した諸作品

パラフレーズのようにわれるそれはアンニーバレ自身観想的 ﹂︑ よってなされ パラフレーズであるそこではラファエッロやミケランジェロからの博識形態借用さえも自由直観づいておりあらゆる

画性埒外にある

われわれはここで一七世紀初頭十年間活躍した芸術家たちの 生観││作業報酬それ他者美徳をどうえるかなど││ りかえってみることにしたいするといに相違こそあれ浮世

なくとも 利的ではありえないとみなされてきた芸術家

には実利的本質していたことをうかがせるかよっ

伝承べたてることになった

その底流には美術作品制作してレオナルドがいていたア

ンタデッレグラーツィエの修道院長はミラノ

レオナルドがずかしか仕事をせずときには半日えこしまうと苦情らしたというまたレオナルドはしておお

いに芸術卓越した天才実際作業をしていないときのがむしろいているのだと納得させたなぜなら芸術家まず

構想追求完全理想形をこしらえた知性によって

5︶

   ﹂︒ところでバルディ

ヌッチによれドメニキーノは熟考仕事着手したとい︑﹁

せてきた絵筆よりもむしろによってくの

6    えたとい︹・ 表現追求するた

7    早朝寝室めきって迷惑訪問客静寂ごしたという実際あるとき はある枢機卿︑﹁ ヴィルトゥオーソ才能乱暴真似され

8    返答しているまたベルニーニもシャントルーがえるところに

よれなすべき仕事があるときはそれについていをめ︑﹁

(5)

着想たとい

9    そしてくのは手作業による制作であるはベルニーニのそれのように称讃すべき闊達

10    天来恵まれ ている場合もあればマルヴァジーアのえるドメニキーノやレーニ

11

  

莫大並外労苦によっ

12    ようやくいやすいものとなる場合あった

芸術着想神秘的なものとみるからレーニが距離いたのはファルネーゼ天井画制作中のアンニーバレとまったく

聖母被昇天についての画家自身言葉こうグイドは

﹂︒﹁︒﹃

注賦徳これらの天分たゆみない努力辛抱強によって獲得されるの

13    ﹄﹂︒ 人的功績 オペラティヴィタ業能力論理

とするからこそこれらの芸術家芸術作品自然物してこ・︺

年 ランジェロは美徳してそのとならずにはいられなかっ

14    だが

15    ︵﹁ ﹂﹁ しい﹂﹁ ディパラディーソ国的﹂︶した︑﹁なければよかったとい 言葉でそれをめくくっ

16

   言葉はヘレニズムファウヌ をまえにしたときにもくりかえしたそしてそのシャ ントルーがえる言葉をつけくえたというすなあのくべき彫像これべるなら自分らないとらせた

というけであ

17    同様自然物をまえにしたときの個人業能力もまたプラトニズムのする態度とはまったく範疇 するストテレス規範にしたがってアルバーニがしばしば理想自然入念表現され作品偉大 たち えられ姿だと

18    またドメニキーノがさまざまな感情典型的表現探求へとったとすれ

19    グイドもまたモデルが示唆 るものを修正調節もっとも完璧偉大なかたちに還元するって

20    実際彼顔料弟子背教悪党面をも ︑﹁ ばよいそうすればどなモデルでもづてにグェル

チーノにえて

21    したがってモデルをめるたくさ 態度つねにつことができ

22    またベルニーニはフランスで

23   

24    つまりうにベルニーニは自分引用たミケランジェロのあ

発言意味曲解したのである実際︑︽ベルヴェデーレのトルソ︾︵6︶

熟達した

25    という言葉プラトニストのミケランジェロであれば古代作者自然がいまだかつてなしえなかったほ

どに絶対者助力えるということを意味しただろうそれ到底技術という地上的能力讃美する言葉ではありえなかっただろ

参照

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