[別紙2]
随時監査(工事監査)の指摘事項の改善措置状況(平成18年1,2月実施分) 水道局施設課
指摘事項
〇横井調整池築造工事 1施工状況調査について
(1)ステンレス内貼の施工品質(溶接の良否)において、施設の寿命がこれによっ て左右されると言っても過言ではないことから、溶接の出来の入念な確認、検 査を実施されたい。
(2)現場作業員が防塵マスクを装着せずに作業している等が見受けられたので安全 衛生管理対策に十分配慮されたい。
改善措置状況
(1) 溶接検査について
溶接部の検査は、目視による外観検査および、真空試験もしくは浸透探傷試験を適用す る。検査は、溶接部全線に対し行うものとする。
<真空試験>
(1) バキュームテスターは、真空に保つ検査面が上部より目視できる構造で、真空度を
確認するための真空ゲージを取り付けたものとする。
(2) 発泡剤は、発泡性を有する水溶液を使用する。
(3) 試験面は清掃し、スラグやスパッタ−等を取り除く。凹凸がはげしい場合はグライ
ンダーで滑らかに仕上げるか、ゴム粘土のようなもので横から漏れるのを押える。 (4) 試 験 面 に あ ら か じめ 発 泡 性 水 溶液 を 塗 布 し て真 空ボ ッ ク ス を セ ッ トし 、 水 銀 柱
400mm以上に保ち、10秒間以上観察し、発泡の有無を確認する。真空ボックスを
移動して試験する場合は、真空ボックスの有効長の 1/4 以上を重複して試験を行
う。
<浸透探傷試験>
(1) 浸透探傷試験は、JIS Z 2343(浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類方法)に よる。
(2) 判定は、(社)日本非破壊検査協会の実施する非破壊検査技術者技量認定試験の資
格を有した技術者が行い、割れ等の欠陥がないものを合格とする。
(3) 検査に用いる薬剤等は、特定化学物質等障害予防規則・水質汚濁防止法の指定物質
を使用していないものであり、成分表を提出のうえ、監督員の承認を得る。
(4) 浸透探傷試験による合否判定基準は下記による。
(b) 線状欠陥指示模様(融合不良、スラグ巻き込みまたはオーバーラップ以外は評
価の対象としない)の1級を1点、2級を2点、3級を4点とし、欠陥模様が
1個の場合は4点以下のものを合格とする。複数個の場合は、欠陥の最も密な
溶接部の長さ300mm当たり下表による点数の合計点が10点以下のものを合
格とする。
(c) 円状欠陥指示模様の1級を0点、2級を1点、3級を4点とし、欠陥模様が1
個の場合は4点以下のものを合格とする。複数個の場合は、欠陥の最も密な溶
接部の長さ300mm当たり下表による点数の合計点が10点以下のものを合格
とする。
(d) 線状欠陥指示模様および円状欠陥指示模様が混在するときは、(b)及び(c)で定め
た下表による点数の合計点が、欠陥の最も密な溶接部の長さ30cm当たり 10
点以下のものを合格とする。
(e) 溶接部の長さが300mm未満の場合、(b)、(c)及び(d)の10点を、「300mmに対
する溶接部の長さの比率を10倍した値(小数点以下四捨五入)」と読み替え、
溶接長L(mm)に対し、L/30点以下のものを合格とする。
1級(1mmを超え2mm
以下)
1級(2mmを超え4mm
以下)
1級(4mmを超え8mm
以下)
線状欠陥指示模様 1 2 4
円形状欠陥指示模様 ― 1 4
2/末∼ 溶接完了部より目視による自主検査を随時行う
不良箇所は、欠陥部を取り除き再溶接し再度検査を受ける
3/8∼16 染色浸透深傷検査を行う
溶接部に不良箇所のないことを確認する
3/13 真空試験を行う
溶接部に不良箇所のないことを確認する
4/29・5/9 実際に水槽内に水を張る満水試験(24時間)を行い
漏水のないことを確認
ステンレス内貼に不良箇所のないことを確認する 等級分類
(2)安全衛生管理について
研磨などの粉じん、または溶接作業や溶剤の使用などにより有害物発生の恐れがある 場合は作業員に保護マスク等の保護具の使用の徹底を指示した。