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基本施策F1 人権が尊重され、様々な分野で男女が参画する社会を実現します 長崎市│外部評価結果(平成29年度)

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(1)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標 平成29年5月24日

基 本 施 策 F1 人権が尊重され、様々な分野で男女が参画する社会を実現します

実績値

基本施策主管課名人権男女共同参画室 所属長名

基本施策の評価

判断理由

Bc 目標をほぼ達成しているものの、目的達成に向けた課題の克服などがやや遅れている

福田 健太郎

関 係 課 名

H28

142.5%

平成 29 年度 基本施策評価シート

作成日

子育て支援課、障害福祉課、高齢者すこやか支援課、生涯学習課

●基本施策の成果指標の達成率はどちらも高い水準にあり、「B 目標をほぼ達成している」と判断した。ただし、成 果指標「いやな思いをしたり、不当な扱いを受けたことがある市民の割合」については、これまで設定していた成果指 標「人権が侵害されたと思ったことのある市民の割合」を平成27年度から平易な表現に変更したことに伴い、目標値 を上方修正していたが、実際の変更前後の実績値はあまり差がなかった。このため、目標値は達成しているが、今 後は評価の際の目標値の見直しを検討する必要がある。

●「F1-1 人権啓発を推進します」については、LGBT ※

、発達障害に対する理解促進、いじめ防止に関するワーク ショップの開催や、リーフレット等の作成及び配布を行うなどして、市民の理解を深めることができた。

 また、人権問題講演会は、講師や講演内容の魅力を十分に周知することができず参加者が伸び悩んだが、「人権 問題講演会の参加者のうち関心が深まった人の割合」は達成率112.2%と目標値を達成し、参加者の人権意識をよ り深めることができた。

 ※LGBT・・・レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー (性同一性障害など心と体の性が一致しない人)の頭文字をとった総称。

●「F1-2 人権侵害の被害から市民を守ります」については、児童虐待の相談において、学校等の関係機関との連 携を深め、必要に応じて親子支援ネットワーク地域協議会の個別ケース会議を開催し、各機関で役割分担を行い解 決を図ることができた。また、高齢者や障害者の虐待相談においては、状況把握と事実確認をし、個別支援を行った ほか、高齢者や障害者の権利擁護を目的とした成年後見制度についての相談を受け付けるなどし、成年後見制度 の相談件数は目標値を達成した。

●「F1-3 男女共同参画に関する学習機会の充実を図ります」については、平成28年度より男女共同参画推進セン ターにおいて指定管理者制度を導入し、男女共同参画の意識の醸成を図る講座を実施したが、各講座で対象とした 市民への周知が十分と言えず、主催講座の参加者数は3,411人で目標値を達成できなかった。ただし、参加者の満 足度は目標値を達成しており、参加者の男女共同参画の意識の醸成は図られた。

成 果 指 標

いやな思いをしたり、不 当な扱いを受けたことが ある市民の割合

13.8

24.0 23.6 23.2

H29 H30 H31 H32 23.4

23.8 施策の目的

(対象と意図)

対    象 意      図 市民が 互いの人権が尊重された社会で暮らしている。

社会全体でみると男女 平等であると感じている 市民の割合

32.8 32.0

実績値 基準値

(時期) 指  標  名

目標値 24.2%

(18~22年 度平均)

達成率 区 分

目標値

31.8% (23~26年

度平均)

30.7

32.2 32.4 32.6

(2)

二次評価(施策評価会議による評価)

今後の取組方針

●市民の人権問題への理解を深め、人権意識を高めるため、法務局などの関係機関と連携して効果的な啓発活動 を行う。

●市民が必要とするときに、安心して相談できるように、様々な機会を捉えて相談窓口や救済機関、自立支援機関 などの周知を図るとともに、相談内容が複雑化・多様化するなか、迅速に適切な対応ができるよう相談体制の充実 を図りながら、必要な関係機関と連携を行う。

●男女共同参画社会の実現のために、社会情勢や参加者アンケートの結果等を活用しながら、市民のニーズを把 握し、継続的に講座を開催することで、変化していく社会の中で男女が性別にとらわれず、自身の個性と能力を発揮 し、多様な生き方を選択できるよう意識啓発を行う。

長崎市総合計画審議会からの政策評価に関する意見

●基本施策F1の成果指標「いやな思いをしたり、不当な扱いを受けたことがある市民の割合」の実績値が目標値を 大きく下回っている(下回ることが望ましい)ため、目標値の設定を見直さなければ指標として適切でないと考える。 ●LGBT(※)の周知・啓発に取り組んできたとのことだが、LGBTという言葉自体を初めて聞いた。そのような状況 であれば、市としては積極的に取り組んでいたとしても、地域全体に普及しているとは言えないのではないか。 ※レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一 性障害など心と体の性が一致しない人)の頭文字をとった総称。

●個別施策F1-3の成果指標「男女共同参画推進センター主催講座の参加者の満足度」について、もともと男女共 同参画等について興味・関心を持つ参加者が多いと思われることから、満足度を成果指標とすることは適切とは言 えないのではないか。

長崎市総合計画審議会からの政策に関する提言・提案

●LGBTについて、現場の先生が学生よりも理解がないといった声が学生から上がっているため、学校の先生に向 けた研修等も必要ではないか。

●LGBTについて、普及・啓発だけでなく、まずは、市の現状を把握し、どのような対応をとっていくのか考えることが 重要ではないか。例えば、子ども向けのアンケート調査等を実施することで、学校現場の先生たちの意識啓発にもつ ながるものと考える。

●デートDV防止講座について、市内中学校17校のみの実施となっているが、すべての中学校に公平に実施してほ しい。

●子ども自身がこども総合相談窓口を利用することは、ハードルが高いと思うので、気軽に相談できること等をわか りやすく伝えてほしい。

●認知症については理解が進んできてはいるものの、いまだ差別や偏見を持っている方も多数存在する。今後も正 しい理解の促進や普及啓発に取り組んでほしい。

●基本施策の評価については、「Cc 目標を一部達成しているものの、目的達成に向けた課題の克服などがやや 遅れている」としているが、成果指標「いやな思いをしたり、不当な扱いを受けたことがある市民の割合」の目標値を 見誤って設定していたことを考慮しても高い達成率となっていることから、「Bc 目標をほぼ達成しているものの、目 的達成に向けた課題の克服などがやや遅れている」とする。

●基本施策の成果指標の目標値については、今後、見直しを検討すること。

(3)

個別施策主管課名人権男女共同参画室

平成28年度の取組概要

●問題意識・当事者意識を持ってもらう取組み  ・市民を対象とした人権問題講演会を開催した。

 ・市民を対象とした人権啓発に関する中小規模講座を2回開催した。  ・啓発紙「人権問題特集号」を作成し、配布した。

 ・人権啓発リーフレットを作成し、配布した。

 ・長崎大学教授兼長崎大学子どもの心の医療・教育センター副センター長を講師として招き、「発達障がいがある 人への理解と対応~子どもから大人まで~」をテーマに発達障害啓発講演会を開催した。

・授産製品販売促進事業「はあと屋」の運営を通じ、障害者就労施設等で製作された授産製品の販売や情報発信 を行った。

 ・障害者が制作したアート作品を展示、観賞する「障害者アート作品展」を開催した。

 ・いじめについての基礎知識を学び、子どもがいじめに対して否定的な態度を形成し、いじめを解消するような行動 をとれるようになることを目的とし、NPO法人 子どもの人権アクション長崎と協働して「いじめ防止子どもワークショッ プ」を、市内小学校6校、中学校4校、計10校で実施した。

 ・大型公民館等で講座や学習グループ、市民を対象に人権啓発研修会を開催した。

 ・銭座小学校、坂本小学校、江平中学校の3校による合同人権集会では、広く参加を呼びかけ、講演会を実施し た。

 ・北公民館と生涯学習課の共催で「長崎人権学」(5回連続講座)を開催した。

所属長名 福田 健太郎

●相談に行きやすい環境を整備する取組み

 ・市民後見人候補者養成講座を継続して開催し、制度の普及啓発を図った。  ・市民向けの成年後見・権利擁護講座を開催し、広く制度の普及啓発を図った。

 ・地域包括支援センター及び市の担当職員に対し、制度の申立支援に関する研修会を実施し、職員の資質向上を 図るとともに、成年後見制度利用支援事例に関する連絡会を開催し、弁護士会、司法書士会、社会福祉士会などの 各関係機関との連携の強化を図った。

●相談先を周知する取組み(相談実施を含む)

 ・人権侵害に関する相談を受けている長崎地方法務局や長崎人権擁護委員協議会と連携し、広報ながさきや市 ホームページでの相談機関の掲載やポスター掲示を行い、相談機関の周知を図った。

 ・男女共同参画推進センターの主催講座等の開催時に、アマランス相談の電話番号などを掲載したポケットティッ シュを配布するなど、相談窓口の周知を図った。

 ・広報ながさきにアマランス相談の開設日時等を毎月掲載した。

 ・こども総合相談窓口の普及啓発を図るため、小学校6年生~中学校3年生を対象に、リーフレットを配布した。さ らに「いじめ防止子どもワークショップ」で参加児童に配布した。また地域で開催された子育てに関する講座の中で、 保護者等に対し、リーフレット等を配布した。

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 F1-1 人権啓発を推進します

施策の目的 (対象と意図)

(4)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

1,437

区 分 H31 H32

実績値 1,266

1,469

評価(成果・効果)

●相談に行きやすい環境を整備する取組み

 ・市民後見人候補者養成講座はH27年度は30人、H28年度は29人の参加があり、継続的な活動意欲を示す方も多 かった。

 ・市民向けの研修(H28年度235人参加)を通して、成年後見制度の啓発を行った。(地域包括支援センターに寄せ られた相談件数H27年度2,219件、H28年度2,009件)

 ・地域包括支援センター及び市の担当職員等に対する手続きに関する具体的な研修会(H28年度181人参加)、弁 護士会、司法書士会、社会福祉士会などの各関係機関との成年後見制度利用支援事例に関する連絡会(H28年度 22人参加)を通して、実務に活かすことができた。

●相談先を周知する取組み(相談実施を含む)

 ・「こども総合相談」については、これまで最も多かった学校からの相談のほか、医療機関等の関係機関からの相 談も増加しており、社会全体で子どもを守るという意識が高まっている。

1,500 H28 H29 H30

●問題意識・当事者意識を持ってもらう取組み

 ・人権問題講演会は404人の参加があり、終了後のアンケートで「人権問題についての関心や理解が深まった」と 回答した割合は96.5%と高く、人権啓発につながった。

 ・個人情報やLGBTなど、新たなテーマで中小規模講座を開催した。32人(個人情報:18人、LGBT:14人)が参加 したが、「知らないでいることの解消から始めていく必要があると思った」という感想があり、新たなテーマの人権意識 の啓発ができた。

 ・啓発紙「人権問題特集号」は広報紙に折り込み市内各世帯に配布したほか、関係機関に配布した。(配布部数 164,000部)

 ・人権啓発リーフレットは学校、企業、関係機関に配布したほか、ながさきエコライフ・フェスタ等のイベントで配布す ることにより、市民に幅広く人権意識の啓発ができた。(配布部数5,000部)

 ・発達障害啓発講演会については、210人(前年度比約20%増)の参加があり、講演内容について、参加者から、 自分たちの意識の改善や地域社会の理解を深めることが大切だと感じた、障害のある方と関わる職場で働いてお り、とても役に立つ内容だったといった感想が多く寄せられ、発達障害の啓発につながった。

 ・市民が授産製品に触れる機会を増やすため、はあと屋のホームページやブログによる商品情報の提供、店舗販 売、協力企業や各種イベント会場等における移動販売に積極的に取り組んだことで、障害に対する理解が進んだ。  ・障害者アート作品展については、554点の作品の応募があり、1,628人が来場したことから、障害者の社会参加と 理解促進につながった。

 ・「いじめ防止子どもワークショップ」は計675名の児童が参加した。参加した児童からは、「”いじめ”について理解 が深まり、見つけた時はどうすべきか分かって良かった」といった声が多数寄せられた。

 ・大型公民館等で開催している人権啓発研修会は、622人が参加し、地域の人が人権について身近に学ぶ機会を 提供できた。

 ・長崎人権学については、延べ84人の参加があり、長崎の部落史及び人権問題の本質に迫る講座として、長崎の 人権の歴史について理解を深めることができた。

目標値 1,373 1,405

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期) 人権問題講演会、講

座、研修会への参加者 数

1,341人 (23~26年

度平均)

実績値 96.5

目標値 86.0 87.0 88.0 89.0 90.0 達成率 92.2%

112.2% 人権問題講演会の参加

者のうち関心が深まった 人の割合

達成率 85.0%

(5)

今後の取組方針

●問題意識・当事者意識を持ってもらう取組み

 ・人権問題講演会の新たな参加者層を増やすため、開催時期やテーマの選定、効果的な広報周知方法について 引き続き検討する。

 ・今後も人権に関する様々なテーマで中小規模講座を実施していく。

 ・はあと屋事業における授産製品販売や各種講演会など、市民が障害に対する関心・理解を高められる機会の拡 大を図る。

 ・人権啓発研修会は、大型公民館等が中心となって企画しているが、講師やテーマの選定など、情報提供を行う。  ・三校合同人権集会や長崎人権学については、情報の提供や案内の工夫を図り、参加者数を増やす。

●相談先を周知する取組み(相談実施を含む)

 ・こどもに関する相談先の周知については、関係機関へのリーフレットの配布や広報ながさき等により、引き続き 「こども総合相談」の周知徹底を図るとともに、アンケート等により子どもや保護者の認知度を把握する。また、子ども からの相談については、一人で抱え込まずに身近な誰かに相談できるよう、関係機関等の様々な相談先の周知にも 取り組む。

●相談に行きやすい環境を整備する取組み

 ・引き続き、各地域包括支援センターが発行する広報誌や、研修会等あらゆる機会を通じて、市民に対する権利擁 護の相談窓口の周知を図るとともに、制度をより有効的・効率的に利用できるよう関係機関との情報交換を行う。  ・平成25年度に団体による長崎市提案型協働事業として実施した市民後見人候補者養成講座について、市主催 事業として引き続き実施することで、地域住民による認知症高齢者などへの見守りや、成年後見制度が必要な方に 対する制度普及の推進を図る。

評価(問題点とその要因)

●問題意識・当事者意識を持ってもらう取組み

 ・人権問題講演会について、講師(講演内容)の魅力を伝える効果的な周知が十分でなかったため、参加者数が前 年度に比べて伸び悩んだ。(平成27年度 539人、平成28年度 404人)

 ・人権啓発研修会は、大型公民館等で行っており、講師(講演内容)によって、参加人数に差がみられる。 ●相談先を周知する取組み(相談実施を含む)

・毎年実施している中学2年生を対象としたアンケートにおいて、「こども総合相談を利用したことのある」児童は1% 台に留まっており、児童は保護者や友達、学校の先生など身近な人に相談する傾向が見られた。リーフレットやカー ド等を配布し児童への周知を図っているが、周知が届いていないために総合相談の利用が少ないのか、あるいは児 童は身近な人が相談しやすいのか検証するまでに至っていない。

●相談に行きやすい環境を整備する取組み

(6)

決算(見込)額 2,656,662 円 2,713,699 円 目標値

成果指標

96.4 実績値

(取組実績)

・人権問題講演会の開催  参加者539人

・啓発資料などの作成・購入  人権問題特集号(広報紙)

 168,000部作成  リーフレット  8,000部作成

(成果・課題等)

 幅広い層に興味を持たせるよう

なテーマや内容を検討した結果、 参加者は前年度より約200人増加 し、人権問題への関心が深まった と回答した人の割合も微増した。

 今後も引き続き、市教育委員会 や関係機関と連携して取組、講師 及び講演テーマ・内容を再度多角

的な視点で検討するとともに、参加 者を増やすための啓発に努める。

※平成27年度は第2次長崎市人権 教育・啓発に関する基本計画の改 訂年にあたり、審議会開催や計画 書作成・配布に係る費用が発生し

たため、例年より支出が増えた。 86.8 %

86.0 %

(取組実績)

・人権問題講演会の開催  参加者404人

・中小規模講座の開催  参加者18人(本人通知制度)

 参加者14人(LGBT) ・啓発資料などの作成  人権問題特集号(広報紙)

 165,300部作成  リーフレット  5,000部作成

(成果・課題等)

 人権問題講演会の参加者は減 少したが、成果指標とした人権問

題への関心が深まった人の割合は 96.5%と大幅に増加し、参加者の 人権啓発に大きな成果があった。

 今後も引き続き、市教育委員会 や関係機関と連携して取り組み、 講師及びテーマを多角的な視点で

検討し、啓発に努める。

※平成28年度は、前年度に作成し た計画書の概要版の作成や、5年

に一回実施する市民意識調査の 分析委託や報告書作成に係る費 用が発生したため、通常年より支

出が増えた。

96.5 %

平成27年度 平成28年度

90.0

人権問題講演会で人権について理解が深まった人の割合 継続

 人権問題講演会終了後に毎回実 施するアンケートにより把握する

「人権について理解が深まった人 の割合」を成果指標とした。  人権問題への関心は深まったと

回答した人の割合が、毎年度90% 以上になることを目標としている。

 人権問題講演会終了後に毎回実 施するアンケートにより把握する

「人権について理解が深まった人 の割合」を成果指標とした。  人権問題への関心は深まったと

回答した人の割合が、直近値 85.0%(平成23~26年度平均)から 毎年度1ポイント増とし、平成32年 度までに90.0%にすることを目標と

している。

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F1-1】

(事業名)

 人権啓発活動費

 【人権男女共同参画室】

(事業目的)

 市民の人権意識の高揚を図る。

(事業概要)

 人権に関する講演会等の開催や啓発資料を 配布する。

成果指標及 び目標値の

説明

事業名・担当課・事業目的・概要

取組実績 、成果・課題

% 112.2 %

№ 区分

1

実施年度

(7)

●支援者の資質向上に関する取組み

 ・相談員を国や県等が開催する各種研修・会議等に参加させた。

●支援者の資質向上に関する取組み

 ・情報収集や関係機関との情報交換等ができ、相談員の支援者としての資質向上が図られた。

人権男女共同参画室 所属長名 福田 健太郎

平成28年度の取組概要

●相談後の対応と被害者への支援

 ・成年後見制度に関する相談を受け、必要な支援を行った。また、成年後見制度利用支援事業について、成年後 見制度の市長申立てに関する相談を受け、該当する案件について家庭裁判所へ高齢者、障害者の市長申立てを 行った。【F2-3へ再掲】

 ・高齢者虐待相談を受け、状況把握と事実確認をし、継続的に個別支援を行った。

 ・障害者虐待防止に関して、障害福祉課内に設置している「障害者虐待防止センター」において、10件の通報・相 談を受け付け、事実確認を行うとともに、個別のケースに応じた支援、対応を行った。

●相談後の対応と被害者への支援

 ・成年後見制度に関する相談825件のうち、成年後見制度利用支援事業では、市長申立てに関する相談(高齢者9 人、障害者4人)を受け、家庭裁判所に対し法定後見の開始の審判の市長申立てを5件(高齢者3件、障害者2件) 行い、高齢者及び障害者の権利擁護につながった。

 ・高齢者虐待防止ネットワークの関係機関と情報を共有し、地域ケア会議による高齢者の安全確保や支援を継続 した。

 ・障害者虐待について、障害者相談支援事業所など関係機関と連携し、正確な情報の入手と適切な支援に努め、 事態の早期解決を図った。

●被害を未然に防止するための取組み

 ・グループワークをしながら子育てやしつけに関する実践方法を学びあう「親育ち学びあい事業」の講座を実施し た。

 ・いじめ等の防止等に関係する機関や団体との連携を図るため、「長崎市子どもを守る連絡協議会」を開催した。  ・要保護児童等の適切な保護や支援を図るため、「長崎市親子支援ネットワーク地域協議会(児童福祉法に基づく 要保護児童対策地域協議会)」を開催した。

 ・高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会を開催し、関係機関と連携を図った。  ・虐待防止のため研修会を実施し、虐待防止の啓発に努めた。

●被害を未然に防止するための取組み

 ・親育ち学びあい事業については、親育ちを支援する講座を実施することで、子育てに対する精神的負担を軽減し たり、しつけに関する実践方法を学びあい、さらに保護者同士の仲間づくりができ、児童の虐待防止につながってい る。

 ・「長崎市子どもを守る連絡協議会」及び「長崎市親子支援ネットワーク地域協議会」については、定期又は必要に 応じて随時開催することにより、現状の共有や実態把握のための必要な情報交換、いじめや児童虐待等の早期発 見・早期対応、関係機関の協力体制の推進が図られた。

 ・高齢者虐待防止の地域ネットワークが機能できるよう協議を実施することで、地域の関係者との連携強化につな がった。

 ・継続的な研修(H28年度1,785人参加)により、相談支援体制が強化され、高齢者の成年後見制度に関する相談 (平成27年度 582件 平成28年度 452件)、高齢者虐待に関する相談件数は(平成27年度 1,159件 平成28年度 1,008件)となっており、高齢者虐待防止の啓発及び必要な支援へつながった。

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 F1-2 人権侵害の被害から市民を守ります

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図

市民が 人権侵害の被害から守られている。

●相談先を周知する取組み(相談実施を含む)

 ・アマランス相談については、年末年始以外は毎日一般相談業務を実施し、水曜日(祝日を除く)は夜間電話相談 を行った。

評価(成果・効果)

●相談先を周知する取組み(相談実施を含む)

 ・アマランス相談において、セクシュアル・ハラスメント及びドメスティック・バイオレンス(DV)等の様々な悩みごとの 相談を受けており、28年度は1,314件(一般相談1,082件、法律相談196件、心の健康相談36件)の相談を受け付け た。

(8)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標

達成率 児童虐待相談で改善し

た割合

76.6% (22~26年

度の改善 率)

98.5% 実績値 77.0

評価(問題点とその要因)

●被害を未然に防止するための取組み

 ・核家族化や地域のつながりの希薄化などの社会状況を背景に、孤立した環境で育児をおこなう保護者が増え、 育児不安や保護者自身の心身の健康及び経済的な問題など養育環境に問題がある複雑な相談が増加しており、 対応する職員の専門性の確保が課題となっている。

 ・成年後見制度について周知を図っているものの障害者へ広く浸透していない。 ●相談後の対応と被害者への支援

 ・成年後見制度・権利擁護に関する相談は、認知症高齢者が多く、相談内容が複雑化している。

今後の取組方針

●被害を未然に防止するための取組み

 ・親子支援ネットワーク地域協議会、長崎市子どもを守る連絡協議会を中心に関係機関との連携をさらに強化し、 子どもが安心して生活し学ぶことができる環境づくりを推進する。

 ・高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会等の関係機関との連携強化や継続的研修により、引き続き高齢者虐待 の防止及び早期発見に努める。

 ・障害者虐待防止センターの運営を通じ、引き続き障害者虐待の未然防止及び早期発見に努める。  ・障害者相談支援事業所等の関係機関との連携を強化し、成年後見制度を広く周知する。

●相談先を周知する取組み(相談実施を含む)

 ・広報紙掲載やポスターの掲示などで、人権侵害に関する相談機関の周知を図る。

 ・アマランス相談については、掲載可能な関係機関の情報紙などを活用するなど、引き続き有効な手段で相談窓 口の周知を図る。

●相談後の対応と被害者への支援

 ・成年後見制度・権利擁護に関する相談は、認知症疾患を抱えている場合が多いことから、全ての地域包括支援 センターに配置された認知症地域支援推進員との連携により、相談支援体制の充実を図る。

●支援者の資質向上に関する取組み

 ・今後も各種研修・会議等に積極的に参加し、情報収集や関係機関との情報交換と連携を図ることで、多様化・複 雑化する相談に的確に支援できるよう取り組む。

 ・学校・家庭・子育てに関することなど保護者が抱える様々な相談に適切に対応できるよう、相談員の資質向上の ための研修に参加し、専門的な知識・技術のスキルアップを図る。

835 850 865 実績値 825

成年後見制度相談件数

787件 (24~26年

度平均)

目標値 805 820

達成率 102.5%

H30 H31 H32 目標値 78.2 79.9 81.6

H29

83.3 85.0

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

(9)

成果指標

児童虐待相談で改善や他機関に

つないで支援が終了した割合

児童虐待相談で改善した割合

目標値 85.0 % 78.2 %

実績値 77.6 % 77.0 %

取組実績

、成果・課題 等

(取組実績)

・こども総合相談のうち、児童虐待  に関する相談

 新規受理件数 90件(15.4%増)

 実対応件数  152件 (7.9%減) 支援が終了した件数  118件       (18.1%減)  養護・その他 970件(0.5%減)

・児童虐待通告件数  65件       (15.6%減) ・個別ケース会議の実施

 会議開催 246回(2.8%減)         2,532人参加 ・研修会の開催

  10回 162 人参加(53%減)  保育所や民生委員等向けの児童 虐待防止研修会や関係機関の会 議等で児童の見守り依頼や情報提

供を依頼

・携帯メール相談   11件 ・親子の心の相談  23回

(成果・課題等)

 新規受理件数は、増加したもの

の支援が終了した件数は、減少し た。これは、支援終了に時間がか かるネグレクトの割合が増加したこ とが要因の一つと考えられる。ま

た、個別ケース会議の開催回数に ついては、前年度並みとなったが、 参加者延べ人数は、約20%増加し

た。これは、対応困難なケースにつ いて、関係機関と会議を重ねて支 援の検討を行ったこと等が要因の 一つと考えらえる。

 今後も対応困難なケースの継続 支援や関係機関との連携を強化し ながら支援に努めていく。

(取組実績)

○児童虐待通報及び相談への対 応

・児童虐待に関する相談  実対応件数  139件(8.6%減)

 (うち新規    81件(10.0%減))  (うち虐待通告 44件(32.3%減))  延対応件数 3,696件

支援終了件数 107件(9.3%減) ・養護・その他  938件(3.3%減)  (虐待に至るリスクのある相談)

○親子支援ネットワーク地域協議会 ・個別ケース会議

 会議開催 254回(3.3%増)  出席者 関係機関 2,511人出席

○児童虐待防止研修会 ・4回 54人参加(66.7%減) ※関係機関の会議等で児童の見

守り依頼や情報提供を依頼 ○携帯メール相談件数 20件 ○親子の心の相談件数 23回

(成果・課題等)

 新規受理件数や実対応件数は 横ばいの状況にあるものの、延対

応件数は年々増加している。これ は虐待を未然に防ぐためにリスク の高い家庭の支援を行っているこ

とや、子どもの背景にある問題が 複雑また複合的なものが多くなっ ていることが要因と思われる。この ことを裏付けているのが要保護児

童対策地域協議会の個別ケース 会議開催数増である。虐待以外に も関係機関との連携や情報共有が

必要な対応困難な相談が増加して いるものと考えられる。

 今後も対応困難なケースの継続

支援や関係機関との連携を強化 し、きめ細かい支援に努めていく。

6,408,782

1

(事業名)

 児童虐待防止対策費

 【子育て支援課】

(事業目的)

 保育所、学校等の児童に係る関係機関及び 市民の児童虐待防止に対する意識を高め、児 童虐待の発生防止、早期発見・解決に努める。

(事業概要)

 ・児童虐待通報及び相談への対応

 ・親子支援ネットワーク地域協議会の開催  ・児童虐待防止研修会の開催

 ・携帯メールの相談の実施  ・親子の心の相談の実施

実施年度 継続

達成率 91.3 % 98.5 %

決算(見込)額 4,414,270 円 円

成果指標及 び目標値の

説明

 虐待相談は、児童に対する極め

て重大な人権侵害であるため、早 期対応が重要であることから、虐 待相談の実対応件数のうち、本市 の相談員などによる適切な対応や

早期解決のためにより適切な専門 機関などへ引き継ぐ事で支援が終 了した割合を成果指標とした。

 処遇困難なケースが増加してい る状態を考慮し、基準値81.2%(平 成21年度)から、毎年、約1ポイント

増(平成27年度に85%)を目標にし ている。

 虐待相談は児童に対する極めて

重大な人権侵害である。早期対応 が重要であることから、虐待相談 の実対応件数のうち、相談員によ る適切な対応により改善したもの、

早期解決のためにより適切な専門 機関などへ引き継ぐ支援をしたも のの割合を成果指標とした。

 処遇困難なケースが増加してい る状態を考慮し、基準値76.6%(平 成27年度)から、初年度を1.6ポイ

ント増、その後は毎年1.7ポイント増 (平成32年度に85%)を目標にして いる。

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F1-2】

(10)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F1-2】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

成果指標 子育てに関する考え方がよい方向に変化したと実感した受講者の割合

目標値 100.0 % 100.0 %

実績値 100.0 % 91.8 %

取組実績

、成果・課題 等

(取組実績)

・のびのび子育て講座 (定員14 人)

  6回実施(参加者99人)

・親子力アップ講座 (定員6人)   2回実施(参加者15人) ・初めてママ講座(定員14組)

  17回実施(参加者153組)  

(成果・課題等)

 受講後アンケートから講座内容

に対する満足度が高く、受講者が 子育てに関する悩みを共有したり、 お互いに情報交換を行うことで、子

育てに対する精神的負担の軽減 及び仲間づくりが図られた。

(取組実績)

・のびのび子育て講座 (定員14 人)

  7回実施(参加者102人)

・親子力アップ講座 (定員6人)   2回実施(参加者12人) ・初めてママ講座(定員14組)   17回実施(参加者159組)

・のびのび子育て講座ファシリテー ターの養成

  資格取得者 12人

 

(成果・課題等)

 受講後アンケートから講座内容

に対する満足度が高く、受講者が 子育てに関する悩みを共有したり、 お互いに情報交換を行うことで、子 育てに対する精神的負担の軽減

及び仲間づくりが図られた。また、 新たにのびのび子育て講座ファシ リテーターを養成した。

2

(事業名)

 親育ち学びあい事業費

 【子育て支援課】

(事業目的)

 子どもを持つ保護者を対象に、子育てに対す る精神的負担の軽減等を図るとともに、望まし

いしつけ方を習得することにより、児童虐待防 止につなげる。

(事業概要)

 3種類の講座を実施。 ①のびのび子育て講座

対象:1歳から就学前の子どもを持つ保護者 内容:子どものしつけ方などについて、参加者 同士で個々に抱える悩みや関心事を話し合い ながら相互に学び合う。

②親子力アップ講座

対象:3歳から16歳の子どもを持つ保護者

内容:暴言暴力を使わない具体的なしつけ方 や親子のコミュニケーションのあり方などを学 ぶ。

③初めてママ講座

対象:第1子の赤ちゃん(2~5か月)と母親 内容:子育ての知識や親になることなどについ

て、テキスト等を用いて参加者同士で話し合い ながら相互に学び合う。

実施年度 継続

達成率 100.0 % 91.8 %

決算(見込)額 2,730,320 円 3,725,640

成果指標及 び目標値の

説明

 子育てに関する考え方がよい方向に変化したと実感した受講者の割 合を成果指標とした。

(11)

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F1-2】

№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度

成果指標及 び目標値の

説明

 市民意識調査において、社会全体で見ると男女平等であると感じて いる市民の割合を成果指標とした。

 平成32年度までに32.8%にすることを目標としている。

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 一般相談 1,181件  うち女性への暴力 162件   セクシュアルハラスメント 6件

(成果・課題等)

 広報紙への掲載や関係機関へ

の周知、講座等開催時に啓発グッ ズを配布するなど、相談業務の周 知を継続的に行った。

 離婚や家族問題に関する相談が

多いが、多種多様な相談に対応し ていく必要があるため、相談員に 対し、制度変更などに係る勉強

会、研修会、関係機関の相談員と の意見交換の場に参加するなど、 引き続き質の向上を図る。  また、複合的な相談について速

やかに対応できるよう関係機関と の連携を図る。

(取組実績)

 一般相談 1,082件  うち女性への暴力 116件   セクシュアルハラスメント 13件

(成果・課題等)

 広報紙への掲載や関係機関の リーフレット等への相談窓口掲載、

講座等開催時に啓発グッズを配布 するなど、相談窓口の周知を行っ た。

 離婚や家庭問題に関する相談が 多いが、相談内容が多様化・複雑 化してきているため、相談員を各種

研修会、会議等に積極的に参加さ せることで、引き続き支援者の質 の向上を図っていく。

 また、複合的な相談について速

やかに支援ができるよう関係機関 との連携を図っていく。

 

 ※決算(見込)額について、28年 度の指定管理者制度導入に伴う事 業の見直しにあたり、事業の性格 が類似している「男女生活相談費」

と「DV対策推進費」を統合し、「男 女生活相談費」としたことにより、 相談員1名の人件費分が増額と

なった。

決算(見込)額 5,935,898 円 7,992,903 円

達成率 102.9 % 95.9 %

3

(事業名)

 男女生活相談費

 【人権男女共同参画室】

(事業目的)

 家庭や職場などにおける性別による差別的 取扱い、DV、セクシュアルハラスメントなどの

人権被害を受けた被害者等が孤立して悩むこ とがないよう支援する。

 

(事業概要)

 女性相談員による一般相談の他、弁護士に よる法律相談、臨床心理士による心の健康相 談を行う。

実施年度 継続

成果指標 男女平等になっていると答えた市民の割合

目標値 24.0 % 32.0 %

(12)

※「

」は目標値を上回ることが望ましい指標、「

」は目標値を下回ることが望ましい指標 ●DV(ドメスティック・バイオレンス)防止のための取組み

 ・市内中学校で実施したデートDV防止授業(派遣講座)は1,690人、長崎県立大学での公開授業は52人が受講し、 デートDVに対する基礎知識を講義するとともに、若年層からのDV予防意識の醸成を図った。

 ・DV根絶のための連続講座を延225人が受講し、DVに関する知識をより深めてもらうことができた。

91.0 91.5 92.0 実績値 90.8

男女共同参画推進セン ター主催講座の参加者 の満足度

88.9% (26年度)

目標値 90.0 90.5

達成率 100.9% 達成率 89.1%

H30 H31 H32 男女共同参画推進セン

ター主催講座の参加者 数

3,610人 (26年度)

目標値 3,830 3,940 4,050 H29

4,150 4,250 実績値 3,411

成 果 指 標

指  標  名

基準値 (時期)

区 分 H28 ●DV(ドメスティック・バイオレンス)防止のための取組み

 ・市内中学校(17校)でデートDV防止授業(派遣講座)を実施した。

 ・女性に対する暴力をなくす運動の期間に長崎県立大学で公開授業「知っておこう!今どきのデートDV」を実施し た。

 ・男女共同参画推進センター主催の市民企画講座で、DV根絶のための連続講座を開催した。

評価(成果・効果)

●男女共同参画についての理解を深める取組み

 ・男女共同参画への理解を深める各種講座は3,411人(うち男性1,158人、男性比率33.9%)が参加した。また、参加 者の満足度は90.8%と目標値を達成し、参加者の男女共同参画の意識啓発が図られた。

 ・アマランスフェスタでは、男女共同参画推進センターの関係団体や男女共同参画推進事業ボランティアによる企 画講座、講演会等を開催し、前年度より参加者が増加するなど、男女共同参画の意識啓発が図られた。

  (参加者数:978人 うち男性106人、男性比率10.8%、前年度比:参加者数102.0%)

 ・男女共同参画啓発紙「男女共同参画推進特集号」は、熊本地震の発生を受け、特集テーマを「男女共同参画の 視点から防災を考える」として、災害時の安全と安心な避難生活、日常生活での災害への備えについて取り上げた。 啓発紙は広報紙に折り込み市内各世帯に配布したほか、市内の公民館やふれあいセンター等の関係機関に設置 し、市民への啓発を図ることができた。

個別施策主管課名人権男女共同参画室 所属長名 福田 健太郎

平成28年度の取組概要

●男女共同参画について理解を深める取組み

 ・平成28年度から、男女共同参画推進センターについては指定管理者制度を導入し、男女共同参画への理解を深 める各種講座を72回開催した。

 ・長崎市パートナーシップ推進週間(10月1日~7日)にあわせ、10月1日と2日にアマランスフェスタを開催した。  ・男女共同参画推進事業ボランティアと協働し、男女共同参画に関する講座の企画提案や啓発紙の編集作業を 行った。

 ・男女共同参画啓発紙「男女共同参画推進特集号」を作成した。

平成29年度 個別施策評価シート

個 別 施 策 F1-3 男女共同参画に関する意識の醸成を図ります

施策の目的 (対象と意図)

対    象 意      図 市民が

(13)

評価(問題点とその要因)

●男女共同参画についての理解を深める取組み

 ・各講座の対象者への周知が十分とはいえず、定員を満たした講座が少なく、前年度より参加者数が減少した。  ・主催講座等の参加者に占める男性の割合がまだ低く、男性に対する男女共同参画の啓発が十分とは言い難い。

今後の取組方針

●男女共同参画についての理解を深める取組み

 ・男女共同参画推進センターについては、平成28年度から指定管理者制度を導入したことから、民間ならではの創 意工夫で男女共同参画を推進する講座を企画し、効果的な広報活動を行うことで、参加者を増やす取組みを行う。 ●DV(ドメスティック・バイオレンス)防止のための取組み

(14)

継続

アマランスフェスタの基調講演に初 めて参加した市民の累計数

アマランスフェスタの基調講演参加 者数

成果指標及 び目標値の

説明

達成率 233.5 % 78.0 %

人 ※27年度133人

目標値 400 人 150 人

取組実績 、成果・課題

(取組実績)

 アマランスフェスタ参加者総数

    959人(男性150人)

(成果・課題等)

 アマランスフェスタでの基調講演 は、講演テーマが「長崎の未来を 変える力」だったことから、男性の 入場者が133人中60人(45%)と増

加し、男性に対する男女共同参画 の推進を啓発することができた。  また、昨年に引き続き、他所属と

のコラボ講座を実施したことで相乗 効果があり、固定的な参加者増に つながった。

(取組実績)

 ・アマランスフェスタの開催

  参加者数978人(男性106人)  ・啓発資料の作成

  男女共同参画推進特集号(広報

紙)

 165,800部作成  

(成果・課題等)

 アマランスフェスタの基調講演の 参加者は減少したものの、 参加 者総数は増加しており、男女共同

参画の啓発を推進することができ た。

 基調講演については、新たな参

加者や男性参加者を増やすため、 これまでのアンケート結果等を活 用して、男女共同参画の様々な テーマの中から、市民のニーズに

あった講演テーマや講師を検討 し、今後も男女共同参画の意識の 醸成を図る。

決算(見込)額 1,870,735 円 1,956,072 円  広く市民に男女共同参画の啓発

を図るため、年1回開催しているア マランスフェスタの基調講演に初め て参加した人の累計数を成果指標

とした。

 平成27年度において、累計参加 者数400人にすることを目標として いる。

 広く市民に男女共同参画の啓発

を図るため、年1回開催しているア マランスフェスタの基調講演参加 数を成果指標とした。

 基準値(平成27年度参加者133 人)から、28年度以降、約20人増を 目指し、平成32年度までに、参加 者230人にすることを目標としてい

る。

1

(事業名)

 啓発広報費

 【人権男女共同参画室】

(事業目的)

 市民の男女共同参画の意識の醸成を図る。  

(事業概要)

 男女がお互いを尊重し、社会の対等な構成 員としてあらゆる分野での活動に参画できる健

全な社会の構築に向け、男女共同参画の内容 や必要性について市民及び事業者が理解を深 めるための取組みを行う。

 ※28年度の男女共同参画推進センターの指 定管理者制度導入に伴う事業の見直しにあた り、人権男女共同参画室が行う男女共同参画

に係る啓発事業を整理し、「パートナーシップ推 進費」から、「啓発広報費」と事業名を変更し た。

実施年度

成果指標

実績値 934 人 117

個別施策進行管理事業シート

【個別施策コード:F1-3】

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