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第3回四賀地域審議会議事録

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第3回四賀地域審議会会議録

□ 日時 平成17年5月31日(火) 午後3時30分から午後5時17分

□ 場所 四賀支所304会議室

□ 出席委員(27名)

中島学、降旗滋隆、丸山昭一、本木利昭、望月久光、武川圭助、望月延佳、百瀬博之、

野村俊明、望月道彦、川窪吉光、青木尚之、横内怜子、草田喜久江、竹内政恵、

竹内昌子、山岸勝子、中嶌昌子、岩渕浩子、岩渕満喜子、佐々木清夫、斎藤一郎、

丸山則行、木村榮太郎、青木史典、金井保志、柳澤由美

□ 欠席委員(1名)

大池志真子

□ 出席職員

四賀支所長 縣治男、総務課長 山田治雄、教育課長 穂高憲一、建設課長 堀内俊男、

経済課長 古澤潔、総務課振興係長 高橋茂夫、総務課振興係 滝澤修

(進行 山田総務課長)

1.開会 降旗副会長

2.会長あいさつ 中島会長

・4月1日に合併をし、ゆっくりではあるが新市建設に向けて歩み出した所である。

・間もなく開催される松本市議会を前に、行政当局からどのようなことがそれぞれ審議

され、決定されたかを説明いただき理解をいただく。

・4月24日(日)松本市議会議員選挙において、本日初めて出席の望月宣治氏が当選

された。私たち6,000人余りの地域の人々の合併協議当時からの願い、希望そし

て30年、50年先に四賀の故郷が新市の中で光りあるもの、誇りあるものになるよ

うにという願いがかけられているので、その全貌を担い住民の代表としてご健闘を心

からお祈りしたい。

・一昨日の国道143号線沿い花壇の植栽は6年目になる。長野県では初めて行った国

道のアダプト制度の一環として位置づけているが、毎年道行く人々の目を楽しませ、

自分自身も心豊になるための花壇植栽であるが、今年から皆さんにもご協力をいただ

くこととなった。植栽の日程以前から上屋久町長との約束があり参加できなかった。

先方の公式行事では、町長ほか7名にお迎えをいただき、記念植樹を行い、夜には交

歓会も行われた。合併した市としては今後地域の交流となるが、四賀へ植樹した千年

杉の苗木を、ずっと子孫に育てることを言い伝えていくというとても意義深いことで

あり、四賀の地域から送った苗木が、世界遺産の島屋久島において育っていくことも

ひとつの楽しみである。本日は上程されたいくつかの議事と報告事項を、地域住民の

(2)

3.議事(進行:中島会長)

(1)6月補正予算について(資料1) (説明:山田総務課長)

①補正予算の要点

合併4地区の政策的経費のうち、維持補修的経費など緊急を要する経費及び国、

県補助事業の内示及び決定に伴う経費で補正措置が必要な経費を中心に計上

補正額 5億5,753万円

②補正予算の主な内容

一般会計 ア 歳出

【総務費】

○ 防災関係費 ・災害対策用備蓄品購入費 217万円

合併4地区に毛布、段ボールシート、食料を備蓄

・防災マップ作成費 132万円

合併4地区の防災マップを作成し全戸配布

○ 自主防災組織活動支援事業費 ・自主防災組織説明会 34万円

○ 観光戦略推進事業費 ・観光宣伝アーカイブ事業 165万円

観光資源の写真をデジタル化し、一元的に管理

【農林水産業費】

○ 田園自然環境保全整備事業費 2,000万円

事業内容については、前回第2回地域審議会時に説明済

【土木費】

○ まちづくり交付金事業 1億3,195万円

事業内容については、前回第2回地域審議会時に説明済

○ 松本・四賀直結道路検討事業費 50万円

(説明:堀内建設課長)

「松本・四賀直結道路市民意向確認研究会等の設置について」

・趣旨 新市建設計画要望事務事業に掲載の松本・四賀直結道路整

備事業は、事業規模が大きく、合併協議の中でも市民の大きな関

心が寄せられており、慎重着実に進めていくには、まず市民の意

向を確認しながら進めていく必要があるため、市民意向確認研究

会等を設置するもの。

・経過 合併協議会及び議会等において、

・補助事業として採択されていることが事業着手の用件

・合併特例債にかえて一般財源を充てない

・市民意向を確認しながら進める

と説明してきた中で、補助事業についてはこれまで村の

当時も確認をしてきていただいたが、国・県と相談して

きた結果、補助事業として採択の可能性を確認されてい

(3)

実に進めるにはこういう過程を経ていきたい。

今回の補正予算の内容は、市民意向を確認するための研

究会等の運営経費である。

・市民意向確認研究会の体制及び所掌事務

学識経験者、研究者等を構成委員とする第三者機関(中間的な

専門機関)を設置し、市民意向確認の方法等についての提言、

意向確認結果の評価を行う。

委員構成 10人以内

庁内検討会と情報交換をしながら、最終的には平成17年度内

には決定していく。

・庁内検討会の設置

会長(助役)、副会長(収入役)、委員(関連部局長)

・スケジュール 研究会運営の必要経費を6月補正予算に計上し、

市民意向確認を行っていく。

・これまで四賀地区の要望として1,500万円(環境調査、地表

踏査、道路概略設計等具体的な設計要望)の予算要望が出ていた

が、昨今市民の色々な意見等を踏まえながら慎重に扱っていきた

い。

【教育費】

○ 一般管理費(小学校) 299万円

小学校4年生∼6年生に新規貸与する防犯ベル購入

<質問・意見>

青木(尚)委員 四賀地区へのインターチェンジ建設について

同地区から直結道路建設とインターチェンジ建設の両方の要望をす

るとどちらか片方が弱くなってしまうのではないか。

中島会長 補正予算説明とは違うので後程審議とのこと。

野村委員 過疎債について

平成17年度に掲載されていない事業について、早急に対応しないと過疎

債が利用できないのではないのか。

縣支所長 過疎債については、16年度までが前期計画、17年度以降が後期計画と

なっている。6月定例議会で過疎計画を議決していただく予定である。ま

た、同時並行で過疎債の具体的な事業について、県の担当部局等と相談し

ている。

資料1 P11 補正予算地区別事業一覧表財源内訳説明

(例)まちづくり交付金事業(会田地区)

市債の種類で過疎部分は、過疎債を充当する。

議会の議決を得てないが、県の方とも昨年度から打合せ済みであり、

(4)

野村委員 一部の事業が掲載されているだけで、その他の事業については無視されてい

るような気がする。

山田総務課長 既に合併前の当初予算編成時に説明した事項である。

過疎債を財源とした事業として計画してある。

(市道山崎1号線、十二原線、原線、岩井堂線、寺前線、塩沢会吉線等)

堀内建設課長 前回説明した金額で先週過疎債の申請を行った。しかし全て過疎債の対

象となるかはわからない。過疎債も従来は8割といわれていたが、非常

に厳しい状況となっているが、できるだけ多く対象となるように努力し

ていきたい。

中島会長 過疎債の認可額は年度によって変動がある。しかし、市町村合併をした市町

村には配慮することになっていることがある意味においては合併の条件であ

った。過疎債の合併に対する約束として過疎債を優先的に配分するというこ

とを市長にお願いしていきたい。

望月(久)委員 直結道路の予算について

当初2月13日に予算を承認した時点では1,500万円であったが、

時間が経過するにつれ予算が減ってきている。(今朝の新聞では50万

円と記載されている。)この中で庁内検討会の他に10名により設置さ

れる市民意向確認研究会を設置するとなっているが、委員に支所長、

審議会長、町会連合会長を入れていただき、当地区の実情を提言して

いただきたい。また、50万円という予算を聞いて、住民は驚いてい

ると思われるので、具体的に説明をいただきたい。

縣支所長 直結道路建設については新市建設計画に掲載されている事業である。この件

については昨日5月30日付で予算等含め公表した。ここに至るまで4月に

入りこの問題の取扱いについて何回か庁内で検討を重ねてきたが、慎重かつ

精力的に取組んできた。現在に至った経過は、極めて市民の関心も高く、ま

た当地区においても100年来の要望であるが、慎重に取扱っていく必要が

あるということが検討を重ねてきた結果である。また、50万円の予算は、

検討会の委員報酬である。この中で第三者的機関から市民の意向を確認する

ための方法や内容等について、公正中立の立場から意見を聞いて、市民意向

の確認方法や基礎的な条件等について必要経費が発生すれば補正等で対応し

ていくことになる。また、委員について現状では、賛否両論を問うのではな

く、市民意向を確認するための学識経験者や専門家により設置される予定で

ある。また、当地区の声をどのような形で出していくかということについて

は、庁内検討委員会等へ提言していきたい。また、支所長と語りあう会等、

多くの住民の意見を聞く場を設けていきたい。

丸山(昭)委員 旧四賀村では、事業が秋以降の確定後でないと着手できなかった。

今回の予算執行はどのような形で執行されるのか。確定しないと事業

(5)

堀内建設課長 道路整備の事例で説明

旧四賀村 過疎債事業の性格上、100m以上の要件で、100mを用

地買収し、単年度で道路整備

旧松本市 前年度用地買収し、次年度に工事着手

松本市のルールでいくと時期的に難しい。

具体的な進め方については、事業の性格もあるので本庁と検

討、研究をしていきたい。

中島会長 このことについては、合併協議の際非常に重要なことであり、旧四賀村は過

疎事業を行っており、これについては、後期5ヶ年計画を議会へ審議をお願

いして決定し、これを満たすことが大前提である。しかし事業規模は国が発

行する過疎債の総額で増減はあるが、従前旧村で進めていた方向で進めてほ

しいということで協議済みになっている。また新市の体制の中で、合併委員

会において何回か協議された過疎事業が、その様なスタンスで進めていただ

くようにお願いしていきたい。しかし、内示がかなり先であり、旧四賀村の

場合松本市のように前もって用地を前年に用意するということはしてこなか

っが、口頭で内々の約束をしてきた。このスタンスでこの5年間やっていた

だくようにお願いしていく。

望月(久)委員 新市建設計画28事業の予定事業の中で、社会福祉施設整備事業でデ

ィサービスセンター建設(5億円)を、平成18年度に着工すると聞いてい

るが見通しはどうなのか。

縣支所長 現在実施計画36号で、来年度の着手事業について6月末を目安に全事業に

ついて計画を立てている。通常実施計画は3年計画であるが、今回は合併特

例債等の関係で10年計画で立ててある。28事業の中で3年間で行うもの

はその間に行い、もう少し先のスパンからのものについては、一応の計画だ

けを6月末までに一定の目途を立てるが、本庁の所管課と現地確認や状況説

明、資料提供等作業を進め計画づくりを行っている。

計画がはっきりした時点で説明をし意見をいただきたい。

百瀬委員 直結道路について

前回の審議会時に、平成19年度中に国の採択を受けなければいけないとい

うことであった。確実に進めなければいけないということで市民意向を確認

するということであるが、1,500万円で調査に入るというような並行し

て進めていくということができないか。(9月補正計上等)

縣支所長 地区の切なる気持ちは十分に分かるが、この事業については極めて関心が高

いことから、市民合意を得ることが前提であり、市民意向の確認についても、

学識経験者や専門家の意見を聞いてということになる。スケジュールの予定

でいくと、9月補正、12月補正で必要経費は計上していくことになるので

はないか。

(6)

支所長から、第三者機関の委員の皆さんに実情をきちんと説明してい

ただき、前向きに市民に理解していただけるように努めていただきた

い 。 ま た 、 市 民 意 向 確 認 は ど の よ う な こ と を 想 定 し て い る の か 。

安曇、奈川、梓川地区住民の意見も確認するのか。

縣支所長 具体的な方法は検討委員会の中で協議する。

旧松本市において、合併の是非については市内30地区で説明会を実施し、

その結果に基き市長が最終的な判断を出した。過去には公聴会等の実施経過

もある。どのような方法が適切かは、第三者機関の意見を待って市が決定し

ていくことになると思われる。

直結道路については、四賀地区は直接関係する地区である。また必要性につ

いても、他の地区に比べても必要性があるが、検討委員会がどのような形で

答えを出していくか注意深く見守っていきたい。

野村委員 十分な説明をしていただき、納得していただき、意向確認を行っていただき

たい。住民投票等は非常に危険である。

望月(道)委員 合併特例債に替えて、一般財源を充てないという点が一番ネックにな

っていると思う。

金井委員 新聞報道等で非常に慌てている様に見受けられるが、本庁の部長等の会議を

重ねていただいた結果が慎重に行うということであるので、新聞報道等に悲

観的にならず、当地域審議会一丸となって、必ずやってもらうという目標、

目的を持つことが大事だと思う。

町会連合会に34名の地区会長がいるが、全員の皆さんに賛成をいただいた。

しかし、一般の市民の中には、直結道路の名前も知らない人が大勢いるので、

市の皆さん、職員の皆さんを始め、市の末端まで直結道路についての説明を

お願いしたい。

中島会長 23万人の市民の方は、時折新聞等で見る程度で知らない部分がある。四賀

の故郷の運命を賭けた合併という大きな踏切は、この実現を期して行ったわ

けですが、そのことを市民の方はまだ存じなく、単なる公共事業と認識され

ている方がいまだ多い。金井委員が言うようにもっと根気良く説明をしてい

かなければいけない。しかし、良識ある方は、良い市を創っていく、希望あ

る新市を創っていくには当然必要であると認識している。よく周知し、情報

を提供しなければならない。予算額を見ると驚くが、実現していく方向の方

法をよくよく研究していくと、ここからじっくりとやっていきたいというこ

とが、途中でつまづかず、遠回りと思えることが、以外と早い結果になると

いう説明をいただいた。そんな点をご理解いただきたい。

横内委員 会議時に新聞報道等の数字を出されると、この情報をもって抗議をされる方

が多い。一般市民の方は、四賀地区の実情を知らないで、こういった紙面を

見て判断することが多いので、学識のある方、四賀地区を理解する旧市民の

(7)

億円と出されること自体がマイナスになるような気がするので、どこかで皆

さんにしっかりと説明をしていただきたい。

中島会長 市民に良く浸透してもらうようにお願いしていきたい。決して単なる報道で

故郷の運命がかかったこの事業が戸惑うことがあってはならないということ

が確認できた。

川窪委員 スケジュールでは、方針決定まで1年かかる。年内(12月頃)には方向を

出していただきたい。

縣支所長 これから検討会を立ち上げ何回か審議を重ねていくので、内容等については

回答できないが、意向については庁内検討委員会の委員であるので伝えてい

きたい。

中島会長 委員の皆さんには、四賀の故郷の運命をこの事業に絞ったという経緯をご理

解いただきましたし、支所長にも地域を代弁されて繋いでいただけると思う。

また、本日は望月市議会議員もお見えであり、議員には市議会壇上の方でこ

の四賀の切なる願いをお伝えいただきたい。私達も松本市民に機会あるごと

に伝えていかなければならない。

〔四賀地区へのインターチェンジ建設について〕

四賀村が、中央自動車道長野線を公団に協力し用地の問題をスムーズに片付

け、平成4年3月25日の開通に間に合わせたいということで必死になって

やったことが、私の村長就任の初仕事であった。その際、豊科インターチェ

ンジから麻績インターチェンジまでは23㎞近くあり、その間で全く乗り降

りできないということは不適切であり、何故四賀にインターチェンジをつく

らないのかというインター誘致の運動が既にあったことは承知しており、ま

た承った立場である。そして、議会から意見書をいただき県へ上程した。県

議会では期熟さずということで意見書は不採択となりました。そこで県当局

へ引き続きお願いをしていったが、非常に理解ある態度を示していただいた。

その見解を述べます。

当時のこととして、請願インターチェンジはほとんど建設の見通しがない。

従って、東部湯の丸インターチェンジのように第三セクターを結成し、その

第三セクターが建設資金を賄うという手法が最も現実的である。従って、四

賀村の言うことは良く理解できるので、単に四賀村だけではなく松本北部、

川手等いろいろな所がその恩恵に浴するわけなので、県としてはインターチ

ェンジ建設の運動については理解を示すということが大前提であります。そ

して、その際県の方もできるだけ援助をするが、四賀村においてこのインタ

ーチェンジを開設して、そして建設資金の償還が無事でき、もう一点は日本

道路公団が管理して管理費が引き合うだけの経済的背景をつくっていただき

たい。その経済的背景をつくるに際しては、県もできるだけ協力をするとい

うことでした。従って、一日に200台から300台の車の乗り降りでは、

(8)

設について十分道路公団が提示するだけの経済的背景をつくる。つまり工業

や観光が盛んになるような土台づくりを行い、3年から5年後にはインター

チェンジを開設しても引き合うことに相違ないという見通しがついた時に、

県は第三セクター設立について協力、援助をいただけるという約束をとりつ

けた。その件については、議会の方へ報告してある。

以来、このことについては、今日でも一切変わっておらず、旧村民の方の中

にもまだ十分ご理解をいただいていない中で、インターチェンジ建設の運動

と直結道路建設の問題を混同する事はどうであるかという質問であるが、全

くその通りである。インターチェンジについては、合併により採択される事

業ではないが、大勢の住民の望みを絶ってはならないと今日でも思っている。

早く一つのインターチェンジを開設しても、採算できるだけの経済的背景を、

新松本市として四賀地域及び松本北部を含めるときちんと維持できるではな

いかというような経済的背景をつくりたいと思う。そういった見通しがつき、

第三セクターを設置して建設費の全てを第三セクターが負担していくという

ことになれば、初めて実現する可能性が出てくる。国土交通省から施工命令

が出ないとできないが、そこまで遠々と努力を重ねるということは地域住民

にとって今後とも大事なことであり、今後もそれに向けて行動することは結

構なことだと思う。しかし、合併についてこの際そのお金をそっちに充てた

ほうが安いあるいは高いといった論評されることを新聞等で報道されている

が、全く間違いであり合併による支援措置はインターチェンジ建設ではない。

従ってインターチェンジ建設の構想は大切にしながら別の次元で次第に輪を

広げていくべきものと考えている。

希望を捨ててはいけないと考えてこの解釈は別にします。

松本・四賀直結道路については、先程来情報が未だ不足であると言われてい

るが、80億円かかってもその55%を国が交付金事業で出すということを、

2月24日に国を訪問した際確約をいただいた。このことは今回始まったこ

とではなく、2年3年同じことを合併問題が出てから何回か国を訪れる度に

国土交通省、総務省へお願いしてきたことである。四賀村の松本市への合併

は総務省が示した理想的な姿の合併であると祝福をいただいた。予てから申

し出のあった件については、55%補助の交付金事業で行うので、早いうち

に国の方へ相談するようにという段階まで至っており、このことは松本市へ

も報告してある。松本市の赤羽建設部長も同席しており承知している。

そこで、インターチェンジを設置したいという希望は非常に大切なことであ

るので、大事に別な次元をもって守り育てていけば良い。しかし、直結道路

については、故郷の運命をかけて合併をし行動に出てしまったことである。

このことについては、新市建設計画にもきちんと掲載され、協議書にサイン、

捺印をした。慎重に慎重にゆっくり、どのようにして時間を稼いで市民の方々

(9)

23万人の市民の方に理解をいただいて慎重に進みたい。そして、成功させ

たいという市長の思いから本日の予算説明となったのでご理解をいただきた

い。どうなってもよいということであれば、粗雑な方法も考えられるが、ど

うしても成功させたい、それには一番根本の市民説明会から出発しなければ

ならないという配慮であると解釈している。直結道路に関する予算について

は理解をいただくと同時に、くれぐれもインターチェンジ建設予算とは全く

違う事業であるということを、私達を含め旧四賀村民も理解しなければなら

ない。しかし、私はインターチェンジ建設へ希望を捨てることなく、維持で

きるだけの社会的背景、経済的背景をつくるかが私たちに委ねられた非常に

大切なことであると思う。別次元で温め、育てていきたい。

6月補正予算に関しては、定例議会でスムーズに議決いただけるよう、支所

長、望月市議会議員にお願いしたい。

(2)平成17年度行政改革の取組みについて(資料2) (説明:縣支所長)

・本年度の行政改革への取組みの考え方である。

①基本方針

松本市では平成5年度から本格的に行政改革に取組んでいる。

現在、第4次行政改革(平成15年度∼17年度)の最終年度である。更に、今

年度は第5次行政改革大綱を策定していかなければならない。また、国の方も地

方公共団体の行政改革の推進ということで計画づくりを求めてきている。

これらの背景には、国の三位一体改革、市町村合併による社会経済情勢の変化、

その中で簡素で効率的な行財政運営が求められているという時代背景がある。

②行政改革を進める体制

(1)行政改革推進本部

本部長(市長)のもと、全職員が一丸となって取り組む。

(2)各課、係ごとに、下からの積み上げ方式で取り組んでいく。

(3)専門部会を設置して取り組んでいく。

ア 合併に伴い23万人都市定員モデルに比べて、市の職員数が130人

多いという状況の中で、全庁的に解消していかなければならないとい

う中で、「四支所のあり方検討専門部会」を新たに設置し、支所機能の

あり方、本庁と支所のかかわり等を研究していく。

イ 「情報技術(IT)推進専門部会」の継続設置

(4)「ごみ収集業務検討会」を継続設置、学校給食センター(旧松本市)の管理

運営のあり方等必要に応じ検討会等を設け取り組んでいく。

③重点課題の取組方針

(1)組織 多様化する市民ニーズに対応する組織、横断的連携が図れる効率的

な組織づくり

(10)

組んできた。積み残しの36名については削減を来年に向けて諮っ

ていく。また、合併に伴う職員数の見直しについては、「四支所のあ

り方検討専門部会」の意見等を踏まえて、退職者数の状況を見なが

ら見直しを進める。

(3)事務事業 ・4支所と本庁の事務分担の検討

・支所にかかわる件については、審議会へ見直しの項目等につ

いて諮問をすることになっている。

④行政改革推進スケジュール

5月末 地域審議会、協議会への取組み方針説明

6月 各課で見直し項目の抽出(以降、ヒヤリングを重ねる)

10月 地域審議会、協議会への実施項目の説明

<質問・意見>

中島会長 私達は究極の行政改革を合併に表した。(四役、村議会議員16名失職。)

急激な変化がないようにお願いしたい。

佐々木委員 効果が市民に分かりやすいようになっていかなければいけないと思う。

(3)「支所長と語りあう会(仮称)」について(資料3) (説明:縣支所長)

①趣旨 先般四賀地区においては、4月12日に「市長と語ろう会」が開催され、

その中で地区内のことについては「支所長と語りあう会」の開催という話

が出た。

四賀地区においても、「支所長と語りあう会」という名称がいいのか、ある

いは「地域づくりについて皆さんとの懇談会」という名称がいいのか色々

議論はあると思いますが、このような形で行っていきたい。

②開催概要

(1)各地区の実情に応じて開催する。

・「支所長は本庁とのパイプ役」として、何でも広く話を聴く姿勢で臨む。

・形式にこだわらず、お互いに自由に発言できるようにする。

(2)要望だけでなく、地域づくりやまちづくりのための懇談会

(3)出された意見等は、市役所全体で研究・協議し、それぞれの所管課で対応

していただき、地域審議会に報告する。

③四賀地区の具体的な計画

・昨日(5月30日)に町会長会議が開催された。

6月から9月にかけて、4地区ごとに開催していきたい。

特に9月開催については、地区の要望により来年度の当初予算に予算化をして

いかなければいけない(旧松本市では、通常11月頃に当初予算を入力する。)

(11)

・四賀地区全体にかかわる福祉、教育、経済等の各種団体との懇談会・検討会を

開催していきたい。

・従前どおり、単位町会でも開催していきたい。

・個人の場合は、いつでも支所の方へ来ていただきたい。

<質問・意見>

中島会長 合併したので村長が居なくなった。言わば支所長が村長である。各町会へ足

を運んでいただければ従前どおり色々な要望や建設的な意見等があるのでお

願いしたい。また、本日は金井町会連合会長が出席しているので、スムーズ

に行くようお願いしたい。きめ細かい配慮をいただくことが大事である。

身近に支所長を感じ、伝えていただきたい。

(4)成人式の日程変更について」(資料4) (説明:穂高教育課長)

平成16年度 旧四賀村 平成16年8月15日(月)実施

旧松本市 平成17年1月 9日(日)実施

平成17年度 松本市・安曇地区・梓川地区・四賀地区合同で開催予定

期日 平成18年1月8日(日)

会場 松本市総合体育館

(まつもと市民芸術会館は収容人数の関係で無理)

<質問・意見>

中島会長 合併して大きく変わった点ではないだろうか。この件については予てから委

員会で議論したことであるが、8月のお盆に実施するということで四賀村は

伝統的であったが、合併したので今年度から松本市に合わせていくというこ

とである。また、4地区合同での開催ということで人の輪も広がるという点

でいかがか。冬と夏では少し違うが時代の流れとも思える。

丸山(昭)委員 旧松本市を含めずに4地区で開催するのか。

<回答>

穂高教育課長 松本市と3地区で合同開催する。(奈川地区は、8月に単独開催)

4.その他

(1)市制施行100周年記念事業について(資料5) (説明:縣支所長)

①明治40年5月に市制となり、平成19年が市制施行100周年となる。

②経過

・平成15年度から旧松本市で取り組んできた。

市民・職員から記念事業への意見の募集、市民懇話会の設置、意識調査を実

施し、提言をいただいた。

・平成16年度 市制施行100周年記念事業基本計画策定会議設置

3月11日 市議会総務委員協議会に経過報告

(12)

5月24日 市議会総務委員協議会へ諮問

③開催理念 ・過ぎてきた100年を振り返り、先人の業績をたたえ、自然や文

化や伝統を、次代を担う子どもたちや松本を訪れる方に伝える。

・「市民が主役」、「市民総参加」をコンセプトに展開する。

④テーマ 輝くひと きらめく未来 100彩 さい

まつもと

⑤開催期間 平成19年5月1日∼平成20年3月

⑥開催場所 特別常設の会場は設けず、市内全域でいろんな形の記念事業を展

開する。

⑦対象 松本市民全体(通勤通学される方、訪れる方も含まれる。)

⑧事業の組立て・記念式典

・記念イベント… 市民イベント

市民からの提案、各地区ごとに企画をして、

今までに自分たちの地区を築き上げてきたも

の、未来に続くもの等のイベントの展開

・記念出版、映像、作品

・広報宣伝活動

⑨今後の予定

17年度 ・実行委員会の設置(平成17年7月頃)

・実施計画の策定

18年度 市制施行100周年記念プレイベントの実施

19年度 市制施行100周年記念事業の実施

20年度 事業検証

⑩その他 ・詳細については別冊の「松本市市制施行100周年記念事業基本計

画」を参照いただきたい。

・この地区の具体的な事業については検討していきたい。

「市民が主役」という形でこの地区も取組んでいきたい。

(2)施設見学の実施について(資料6) (説明:山田総務課長)

・旧松本市をはじめ、新たに松本市に加わった地域を知っていただく機会として

積極的に利用していただきたい。

①見学場所 ・松本市内の公共施設等が対象

・主な施設及びモデルコースは、資料6の裏面のとおりである。

ただし、上高地等の純然たる観光地は対象外である。

②移動手段 ・市所有バス(41人乗・28人乗)及び各支所所有バス

・合併4地区分として、7月から11月の間に8回分(1地区2回

(13)

<質問・意見>

中島会長 申込み先はどこか。

<回答>

縣支所長 希望する団体(町会、福祉団体等)は支所総務課へ相談いただきたい。

その際、保険には加入していただくことになる。また、食事をとる場合も食

事代を負担していただくこととなる。

(3)その他

①経済課より(説明:古澤経済課長)

ア 合併記念写真展の開催について

・主催 旧市の団体「フォト紺吐羅素人」による、輝くゆうきの里写真展を

開催したい。

・日程 6月27日(月)から7月3日(日)

・会場 四賀支所ピナスホール

・内容 四賀の歴史、文化、伝統行事、山村風景などを対象に、一年間取材

した作品である。合併を控えた村民の営み等を振り返りながら公開

するものである。(入場料は無料)

・防災無線等で開催のお知らせをする。

イ 四賀夏まつりについて

・合併により、実行委員会組織も変わる。

6月9日(金)第1回実行委員会を開催し、内容等の検討をし、計画を立

てていく。

・期日 7月30日(土)予定

②建設課より(説明:堀内建設課長)

ア 県の災害関係事業について(資料:松本建設事務所所管災害復旧事業位置図)

・反町橋上国道143号

竣工日 6/7、現場の方もほぼ竣工に近づいている。

・会吉バス停他3箇所

竣工日:7/19、ほぼ竣工となっている。

・矢室明科線五常、高速道下

松本建設事務所では、ロックフェンスを設置する。

ロックフェンス上方の崩落部分については、地方事務所林務課の管轄で

あり、現在設計中、6月発注予定、着工7月以降の予定である。

6/18竣工となっているが、上部の方から押さえてこなければ、下の

部分の工事ができないということで、年度内竣工の見通しである。

(14)

縣支所長 会議録は公開となっている。

(ホームページへの掲載、市民ホールへの配置)

④国道143号線沿い花壇管理について

当番表を事務局にて作成し配布する。

5.次回日程(説明:縣支所長)

8月早々の開催予定とし、9月定例議会、予算編成等へ反映させていきたい。

6.望月宣治市議会議員あいさつ

4月24日の投票日翌日から議員活動を行っている。25日には議員バッジを着けて

いただき、その後市長と直結道路等について懇談をした。このことについては、決し

て諦めることなく進め、且つ市長はもとより皆が関心をもっており軽く考えてはいな

いということをお伝えしたい。ただし、四賀地区の皆さんと比べると関心度が薄いと

いうことは否めない。私以外の市議会議員も、私と比べると関心度が薄いと思う。今

後、縣支所長を中心に皆さんの大きな力を寄せていただきたい。慎重に行って失敗し

ないようにというのが市長の手法だと考えている。市長も会うたびに直結道路につい

ての話をしている。

常任委員会は教育民生委員会に所属している。4小学校1中学校の問題、ディサービ

スセンター建設等もあり自らこの常任委員会を志願した。また一部事務組合(特別養

護老人ホーム、葬祭センター、クリーンセンター)の議員にもなっている。

一般会計、特別会計を合わせると1,600億円という23万人の松本市である。簡

単にいかない面はたくさんあるが頑張ってやっていきたい。

また、今回の補正予算はほとんどが合併4地区の補正であるが、本日午後1時から3

時まで、浅川財政課長を会派に招いて勉強会を行った。その中で、今回合併特例債は

使わないが、9月補正には出てくるのではないかということであった。また、過疎対

策事業については、四賀地区のみならず、安曇、奈川、梓川の一部、旧松本市の一部

も該当するのでこれからである。

このようなケースは行政、住民も始めてのことであるので、試行錯誤しながら進めて

いきたい。直結道路問題についても今がスタートという観点で取組んでいただきたい

し、取組んでいきたい。

皆さんの素晴らしい英知を結集して良い四賀地域になるように、また、行政側は縣支

所長を中心にお願いしたい。

参照

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○古澤資源循環推進専門課長 事務局を務めております資源循環推進部の古澤 でございま

会  長    小  島  圭  二  殿 .. 東京都環境影響評価審議会  第二部会長   

10 月 4 日 嶋川理事長 成瀬副理事長 谷口専務理事 深田常務理事

新宅 正 料金制度担当 菊地 康二 東京総支社長 佐藤 育子 多摩総支社長 伏見 保則 千葉総支社長 執行役員. 岡村 毅 神奈川総支社長 田山