産業用熱源システムの省エネ・省コスト技術の有効性検証 [ PDF
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(2) (0. 3.3. 7];/(9#:). 冷水フリークーリング. 本システムには熱源 COP を向上させるため、生産棟 からの還冷水が熱源に入る前に、冷却塔冷却水との熱 冷水フリークーリングを行う条件は、冷却塔冷却水出. 8. ^_`%a5]6A$"B#8 ^_`%a8]6A$"B#8. 口温度が 13℃以下になった場合とする。熱交換器用冷 水ポンプ制御はオン-オフのみとする。 3.4. 5]^_`%6A$"B#8. 7. COP. 交換を行う冷水フリークーリングが採用されている。. 9. 6 5 4 3. ターボ冷凍機. 2. ターボ冷凍機の運転順序方法を表 1 に示す。ターボ. (0. (5. 冷凍機では、季節による負荷変動に対応するため、送. 等分するのではなく、ベース機以外の冷凍機でまず処 理を行い(全負荷運転) 、残りの負荷をベース機で処理 する。表 2 に季節ごとのベース機送水基準温度を示す。 また、図 4 ターボ冷凍機冷水出口温度別の入力特性を 示す(冷凍能力 100%の場合) 。出口温度が高いほどよ. 9#:=i}v (v 2v 3v 4v 5v 6v =i~c 400RT (200RT 8000wx 7 8 ( 2 3 4 6800wx 6 7 ( 2 3 4 6 ( 2 3 4 9#: 5600wx 5 W{ 4400wx 4 5 ( 2 3 > |} 3200wx 3 4 ( 2 > > 2000wx 2 3 ( > > > 800wx ( 2 > > > > >. り小さい入力で同じ能力を発揮することが分かる。. 35. 7v 8v 5 6 5 > > > > > > > > > > > yzW{. (04. 氷蓄熱槽. 外融式カプセル蓄熱材を利用した氷蓄熱システムに はスクリュー冷凍機が用いられる。過蓄熱運転は休日 の割安な電力料金を利用した蓄熱運転方法である。電 力会社との契約形態により、休日に使用する分に関し. Ycde6f8. 3.5. 30. 表 1.ターボ冷凍機運転順番. ース機を 1 台設定し、他の冷凍機の冷水出口温度をベ わち、ターボ冷凍機で処理する負荷を全ての冷凍機で. 25. 図 3.熱源の性能曲線. 水温度の設定切替を行い、複数台運転をする場合、ベ ース機のそれより 1℃下げた状態で運転を行う。すな. 20. ;J/YZ[\6]8. (00 96 92. ては全て夜間電力料金が適用される。通常蓄熱に比べ、 蓄熱時間の延長によって氷蓄熱槽の蓄熱容量が増加し、. 88 5. 電力夜間移行率の向上が可能になる。 放熱運転には、 高負荷放熱運転と低負荷放熱運転の 2. 7 9 9#:;<=;/bZ[\6]8. ((. 図 4.ターボ冷凍機冷水製造温度と入力の関係. 種類があり、氷蓄熱槽に蓄えた熱量を、放熱用熱交換 表 2.冷水切替運転モード. 器を介して生産棟へ供給する。 高負荷放熱運転は、夏季のピークシフトを目的とし、 ターボ冷凍機の増・減段によって生じる部分負荷を氷 蓄熱槽からの放熱でまかなう可変放熱を行う。これに. [\ j/[\kl 6mh,noh8 j/[\kl 6gh8. =i pq6r#A=8 r#A=st pq6r#A=8 r#A=st. j/pu[\ 7] 6] 9] 8]. より、ターボ冷凍機部分負荷運転防止による高効率化 及び増・減段時の送水温度安定化を図る。高負荷放熱. 4.実測結果及び考察 2002 年 4 月∼12 月に測定されたデータを基に熱源. 時間帯はピーク時間帯を含めた前後の時間とする。 低負荷放熱運転は、中間季・冬季の低負荷時に対応. やシステム性能評価を行なう。この時期において追掛. するものである。放熱時間帯において、氷蓄熱槽から. 運転と冷水フリークーリングは行なわれていない。図 5. の放熱をターボ冷凍機台数制御のベースに組み入れ、. に 2 次側負荷変動を、図 6 に熱源の部分負荷比を、図. 放熱が行われる 8 時∼22 時までの 14 時間の間に一定. 7 に熱源及びシステム COP を示す。2002 年の 4 月∼6. な熱量を生産棟に供給する。. 月におけるターボ冷凍機の部分負荷率比は 0.7 前後に、. また、スクリュー冷凍機は蓄熱時間帯以外で 7℃の. 7 月∼9 月の夏季においては 0.8 前後の値を示している。. 冷水を作る際に、スクリュー冷凍機の COP がターボ冷. 2 次側負荷の増大によってターボ冷凍機の部分負荷比. 凍機のそれより高効率と判断される場合にはスクリュ. が変わるが、10 月以降からは負荷の減少より大幅に部. ー冷凍機による追掛運転を行う。. 分負荷率比が落ちている運転を示している。 33-2.
(3) 表 3.シミュレーション CASE 分け UŠ. 2O‡•‚[Mcal]. 6000 5000 4000 3000. CASE(. 2000 (000 0 4•. 5•. (.2. 6•. CASE2. 7•. 8• 9• (0• ((• (2• 2002€ 図 5.2 次側負荷変動. 9#:;<=. CASE3. A$"B#;<=. CASE4. TU•‚ƒ. (.0 0.8. CASE5. 0.6 CASE6. 0.4 0.2 4•. 5•. 6•. 7•. 8•. 9• (0• ((• (2•. CASE7. 2002€. ÂÃÄÅ A$"B#;<=Ž'••‘oDEW{Ž’“” •–—•‚IEW{Ž’” 9#:;<=§;/bZ[\kl¸Žr#A=7]ž º»st§=6] ÀÁEˆ ˜™;JRš›œ•ž;J/bZkl[\Ž32]œŸ GHW{Ž’¡“• ¢£¤9#:,A$"B#;<=Ž'• !"#$#"%&W{Ž’¡“• 2O‡•‚Ž¥¦§;<=¨ƒ©ªUŸ 6TU•‚W{8 ;JRŽ5«•žj/[\¬-®¨§•[;J/ޝ 5«¤ ;JR s°CASE(œ±² ;JR;J/bZ[\¼Æ¿ž ;/!"# ;/!"#$#"%&ŽÇÈŸ $#"%& s°CASE2œ±² 32];J/³'´COP5.99§—µ¶9#:;<=Ž·' —µ¶ 32];J/³'´COP3.04§—µ¶A$"B#;<=·' ;<= s°CASE3œ±² ;JR;J/bZ[\¼Æ¿žA$"B#;<=§GHW{ ŽÇÈŸ GHW{ s°CASE4œ±² 9#:;<=§;/bZ[\kl¸Ž 4¹(0• yr#A=7]žº»st§=6]¼kl ;/j/ [\ÏÐ ((¹3• yr#A=9]žº»st§=8]¼kl s°CASE5œ±² r#A=ÉÊ 2O‡•‚Žr#A=st¨®½01Ž•6¥•‚W{8ž ËÌ6Íu ¾¿§•‚Žr#A=¨01Ÿ 6TU•‚W{8 TECŽÎl8 s°CASE6œ±² ‹YŒ•. CASE1∼7 を設定した。CASE1 は高効率化技術を導. 図 6.熱源の部分負荷比. 入しない従来型熱源システムであり、CASE2 から順次 „A…†COP. 9#:;<=COP. 高効率化技術の要素を取り入れ、最終的には CASE7. A$"B#;<=COP. が当該システムと一致する。表 3 に検討 CASE 一覧を. 7.0. 示す。今回電力料金比の計算には基本料金を除く料金. COP. 6.0. 単価であり、一般的な産業用季時別電力料金体系を使. 5.0. 用した。. 4.0. 5.2. 設計時想定負荷を用いた計算. 設計時想定した 2 次側負荷と拡張アメダス(菊池). 3.0. 標準年外気気象データを入力し、計算を行なった結果. 2.0. を図 8 に示す。. (.0 4•. 5•. 6•. 7•. 8• 9• 2002€. (0•. ((•. (2•. 図 7.熱源及びシステム COP. これはターボ冷凍機の運転方法が秋においても夏モ ードで作動されているためだと考えられる。このよう なターボ冷凍機運転の不具合により、10 月からのター ボ冷凍機の COP が大幅に落ち、その結果システム全体 の低 COP に影響を与えている。. GWh 40 35 30 25 20 (5 (0 5 0. しかし、スクリュー冷凍機の場合は夜間蓄熱運転を行 なう際、全負荷運転で稼働されるため、季節による部. (.0. 分負荷比の変動はほとんど見られない。その代わり、. 0.8. スクリュー冷凍機冷却水入口温度変化により中間季に. 0.6. は 4.5 前後を、夏季には 3 程度の COP を示している。 5.シミュレーションによる計算結果及び考察 5.1. Eˆ. P%Q. !‰%. case( case2 case3 case4 case5 case6 case7. Eˆ. P%Q. !‰%. 0.4 0.2. 計算 CASE. 0.0. 導入した高効率化技術の有効性を確認するために 33-3. case( case2 case3 case4 case5 case6 case7. 図 8.年間エネルギー消費量・電力料金比(設計負荷).
(4) CASE1 では個別冷却塔方式が採用されている。冷却. を採用した CASE4 は 32℃の冷却水利用時、COP6.0. 塔冷却水出口温度を 32℃とし、それ以下になるとファ. のターボ冷凍機と COP3.0 のスクリュー冷凍機を採用. ンの停止を行ったため、ファン電力が他の CASE に比. した。その結果、熱源全体は前 CASE と比べ 7.6%削. べ極端に少なくなっているが、冷凍機へ入る冷却水温. 減することができ、熱源 COP が 6.05 となった。. 度が高くなるため熱源 COP が低くなり、システム COP. また、ベース機容量制御で部分負荷運転を抑制し、 全負荷運転を行なった CASE7は熱源 COP が 6.77、. は検討 CASE の中で最低の結果となった。. システムが COP4.31 となり、検討 CASE で最も高い. CASE2 は統合型冷却塔により、この CASE 以降の ファン電力量は CASE1 に比べ大きな値となっている. 値を示した。. が、冬季及び中間季に低温冷却水が得られたため、. 5.3. 実測負荷を用いた計算. CASE1 に比べ熱源のエネルギー消費量を 17%削減で. 熊本 TEC の 2002 年の 2 次側の発生負荷は設計時に. き、熱源 COP が 0.85 向上した。高効率ターボ冷凍機. 比べ、非常に小さかったため、低負荷運転における省. GWh. Eˆ. P%Q. エネ・省コスト効果を確かめるため、実測負荷及び外. !‰%. 気気象を入力とし、1 分間隔で計算を行なった。ただ. (6 (4 (2 (0 8 6 4 2 0. し、5、6 月は外気気象データが欠損だったため、今回 の計算には反映していない。図 9 に年間エネルギー消 費量及び電力料金比を示す。設計負荷計算と比べ、エ ネルギー消費量の削減分の割合はあまり変わらないが、 COP 面では全体的に落ちている。これは、負荷が小さ く、システム全体が部分負荷運転になっているためだ. case( case2 case3 case4 case5 case6 case7. Eˆ. (.0. P%Q. と考えられる。. !‰%. 5.4. 将来運転提案. 0.8. 将来運転提案をするため、caseA∼F までの 6 つのパ. 0.6. ターンについて計算を行なった。条件は前節と同様で. 0.4. ある。現在熊本 TEC のターボ冷凍機運転は不具合であ るため、マニュアル通りの運転や熱源の処理負荷を抑. 0.2. えるための冷水フリークーリング及び追掛運転の有無、. 0.0. case( case2 case3 case4 case5 case6 case7. また低負荷放熱運転時の放熱量の変化等について計算. 図 9.年間エネルギー消費量・電力料金比(実測負荷). を行なった。図 10 に計算結果を、表 4 に検討 CASE を示す。. GWh (8 (6 (4 (2 (0 8 6 4 2 0 (.6 (.4 (.2 (.0 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0. Eˆ. P%Q. 表 4.将来運転検討 CASE. !‰% W{šÑ. caseA caseB caseC caseD caseE caseF. 9#:;<=ÒÓBÔ3W{. Õ. >. Õ. Õ. Õ. Õ. ;/!"#$#"%&W{. Õ. >. >. >. >. >. GHW{. Õ. >. Õ. Õ. >. >. IEW{šÑÖ×. >. >. >. Õ. Õ. >. 現在、発生する負荷下ではマニュアル通りのターボ 冷凍機運用、冷水フリークーリング及び追掛運転をし ない caseF の場合、最も良い結果ができた。. caseA caseB caseC caseD caseE caseF Eˆ. P%Q. 6.まとめ. !‰%. 本研究では、熱源システムの省エネ・省コストを図 るため導入された技術の説明、及びまた実測結果によ る性能評価を行なった。また、シミュレーションより、 エネルギー消費量に関しては高負荷と低負荷に関わら ず同じような 25%程度の削減効果ができた。また、現 時負荷下での将来運転提案の場合は、冷水フリークー caseA caseB caseC caseD caseE caseF. リング及び追掛運転等を行なわない場合が、最も経済. 図 10.年間エネルギー消費量・電力料金比(将来運転) 33-4. 性があると判明された。.
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