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幾何学特論 1B ( MTH.B406 )講義資料 6

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Academic year: 2021

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2017年7月25日 山田光太郎

[email protected]

幾何学特論 1BMTH.B406 )講義資料 6

お知らせ

次回,8月1日が最終回となります.

提出物は今回が最終です.8月1日には成績を報告いたします.

前回までの訂正

講義ノート50ページ,9行目:

∂g11

∂v −∂g12

∂u =

⟨[

∂u,

∂v ]

,e1

+. . . ∂g11

∂v −∂g12

∂u =

⟨[

∂v,

∂u ]

,e1

⟩ +. . .

講義ノート50ページ,下から8行目:K= βv−αu

g11g22−g21g21 ⇒K= βu−αv

g11g22−g21g21

講義ノート54ページ,4行目:hが性質5.7をもつ⇒hが性質(5.7)をもつ

講義ノート54ページ,下から4行目:M3(κ) =S3(1/c2)R4 (κ= 1/c2,c >0)⇒M3(κ) =S3(c2)R4 (κ=c2,c >0)M3(κ) =S3(1/c2)R4(κ= 1/c2,c >0)

講義ノート55ページ,4行目:の(1,3)-成分:cg22 ⇒cg21

講義ノート55ページ,下から5行目:第二基本形式を第二基本形式h

講義ノート55ページ,一番下(5.5)式:左辺に二乗がつく,というご指摘がありましたが,それは誤りで,印刷 された式が正しいのです.

講義ノート56ページ,1行目:曲面の外的曲率4)ガウスの. . .曲面の外的曲率4)という.ガウスの. . .

講義ノート56ページ,一番下:S3 (1

c2 )

⇒S3(c2)

講義ノート57ページ,下から13行目:(??) からω補題5.1からω

授業に関する御意見

内的と外的曲率が入れ物によって異なるというのはとても面白いです.この授業を受けてから驚異の定理をいろいろな解釈で考 えられているように感じます.

山田のコメント:それが目標の一つかも.

自学に配慮された課題に助けられています.手を動かすことは大事と実感します.

山田のコメント:そのとおりなのですが,なかなか良い問題が作れません.

非常に暑い.早く冬こないかなぁ 山田のコメント:ねぇ.

(2)

幾何学特論1B(MTH.B406)講義資料 6 2

質問と回答

質問: 今回の問題のようにµ=α du+β dvαβを計算する場合はリーマン接続を求めてそこから計算する しかないのでしょうか.

お答え: µを求めることとリーマン接続を求めることは同値ですから,「リーマン接続を求めてからµを定める」とい うのは今ひとつ分かりにくいですね.実際に ejを求めて,ということなのでしょうが.授業できちんと説明し ていませんでしたが,正規直交基底の場{e1,e2}の双対基底の場1, ω2}を求めて補題3.5を用いればµが求 まります(「曲線と曲面(改訂版)」第13節参照).

例:ds2=du2+ 2 cosθ du dv+dv2 でリーマン計量が与えられている(問題V-1)とき,

e1=1 2secθ

2 (

∂u+

∂v )

, e2= 1 2cscθ

2 (

∂u

∂v )

とおけば,これは正規直交基底の場を与えています.その双対基底1, ω2}ωi(ej) =δji を満たす1次微分形 式の組だから,簡単な計算により,

ω1= cosθ

2(du+dv), ω2= sinθ

2(du−dv) が双対基底の場を与えます.ここで

1= θu−θv

2 sinθ

2du∧dv, 2=θv−θu

2 cosθ 2du∧dv なので,これらがそれぞれω2∧µ,−ω1∧µとなるような微分形式を見つければよい.

質問: 授業で説明されていたのを聞き逃してしまったのですが,df= (g11a1+g21a2)du+ (g21a1+g22a2)dv=:ξ と おいたとき,= 0であればf:U R3 の存在を示せるということの理由は何でしょうか.

お答え: Poincar´eの補題(定理1.16).

質問: 講義ノートV,式(5.1)のµ:=α du+β dvについてですが,αβはどこの元なのでしょうか.補題5.2の 式を見るとα,β̸∈Rではありそうですが.

お答え: µは1次微分形式なので,α,β は(u, v)の実数値関数です.補題5.2をみてどうして実数でないと思ったの でしょう.

質問: 初 歩 的 な 質 問 で 恐 縮 で す が ,2階 対 称 テ ン ソ ル を A1du2 +A2du dv+A3dv2 と 表 示 す る 方 法 は ,反 対 称双線形形式を A du∧dv と表示する方法に対応するものでしょうか.もし “対称” という条件を除けば A1du·du+A2du·dv+A3dv·du+A4dv·dvのような表示ができるという事でよろしいでしょうか.

お答え: 後半の “·” はテンソル積の意味ですね.対称テンソルを表示するときは dudv の対称積du dv :=

1

2(du⊗dv+dv⊗du)を用いるのが普通.「曲線と曲面(改訂版)」138ページの脚注7参照.

質問: 多様体の場合,「ある命題が局所座標系のとり方によらずなり立つ」ということは「その命題はglobalになり立 つ」と考えてよいのでしょうか?

お答え: 命題の内容にもよるのではないでしょうか.

質問: 直交直和分解と書くべきつもりのところを不用意に直和分解と書いてしまいました.以後気をつけます.

お答え: 気にしないで下さい.この講義では扱いませんが,ある種の部分多様体論では,直交でない直和分解を使う場 面があるので,山田が気にしているのです.

質問: 一般的に内積が定義されている空間で直和分解がある場合には,グラム・シュミットの直交化を利用して直交直 和分解ができると考えて正しいでしょうか?

お答え: どういう形の定理が考えられますか? ステートメントを書いて見ましょう.

質問: コダッチテンソルは他にどのような例がありますか? お答え: たとえば共形平坦多様体のスカウテン・テンソル.

質問: 授業内容の参考文献を教えて下さい.

お答え: 「曲線と曲面(改訂版)」第12, 13節と付録B-9.その他曲面論の教科書には多かれ少なかれ説明があります.

参照

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