プロポーザル審査委員会(第1回)会議概要・議事録
◇会議概要
○開催日時:平成 27 年2月 11 日(水) 13:00∼16:00 ○出 席 者:委 員 大串委員、木下委員、柴田委員、林委員、平松委員、藤本委員、 本馬委員、安武委員、山下委員、渡部委員 事務局(県)前屋新県立図書館整備室長、大場建築課長 他 (市)松山新図書館整備室長 他 ○会議次第 1 開 会 2 あいさつ 3 委員紹介 4 委員長選出 5 議 事 (1)県立・大村市立一体型図書館(仮称)整備基本計画について ①一体型図書館(仮称)の概要 (2)委託業者の選定方法等について ①プロポーザルの流れ(案)、設計業務概要(案)、参加資格要件(案)等 ②一次審査(案)、二次審査(案)、失格の要件(案) ③公表について(案) (3)その他 6 閉 会 ○審議結果等 ・委員長の選出 委員長:林 一馬 委員 ※委員長の職務代理については、次回委員会までに調整。 ・審議事項は事務局案を一部修正のうえ了承 ※次回への持ち越し事項を除く。 ・次回以降審査委員会日程 第2回審査委員会 3月 29 日(日) 第3回審査委員会 6月 14 日(日) 第1回審査委員会◇議事録
○あいさつ (県教育庁生涯学習課新県立図書館整備室長) 平成 25 年に県教育委員会は新県立図書館の整備基本方針を、また市教育委員会は新大村 市立図書館の整備基本方針を策定し、さらに県及び市の教育委員会は、昨年7月に「県立・ 大村市立一体型図書館及び郷土資料センター」(仮称)整備基本計画を策定した。 大村市に整備する新しい一体型図書館は、県立図書館の役割や機能と、市立図書館の役 割や機能を併せ持ちながら、利用される皆様に対しては、県立・市立の施設区分がない一 体的な図書館として整備することとしている。 委員の皆様から専門的見地による様々なご意見等をいただき、県民、市民にとり、より 良い図書館を整備していきたい。 (市教育委員会新図書館整備室長) 県立図書館と一体となった図書館が大村市に整備されることにより、大村市民にとって は、市立図書館が充実するだけではなく、県立図書館が保有している多くの資料が非常に 身近なものとなる。 また、大村市の中心市街地の活性化を一層促すために、一体型図書館を中心拠点誘導施 設と位置付けるなど、大村市の施策にとって大変重要な施設であると考えている。 従来の図書館の機能だけではなく、まちづくりの観点についても専門的な観点でご意見 をいただきながら、図書館の整備にあたりたい。 本審査委員会では、限られたなかで多くの事をご審議いただくが、ご協力を賜りたい。 ○委員紹介 ○委員長選出 事務局:立候補、推薦がないので、審査経験が豊富な林委員にお願いしてはいかがか。 各委員:異議なし。 事務局:林委員にお願いする。 ※委員長の職務代理については、次回委員会までに調整。 委員長:委員長を仰せつかったが、図書館分野の委員、教育行政の委員を含めてこの委員 会を任せられており、是非、県民、大村市民の方がいいものができたと、あるいは 大村にとって大変素晴らしい、未来の礎になるものをと思っている。 第1回審査委員会○議 事 (1)県立・大村市立一体型図書館(仮称)整備基本計画について ①一体型図書館(仮称)の概要 事務局:一体型図書館は、「県立・大村市立一体型図書館及び郷土資料センター」(仮称) 整備基本計画に記載のとおり、県立図書館と市立図書館の役割や機能を整理し、連 携・協力してサービスを提供することとしている。 施設については、約 18,300 ㎡の敷地に、開架約 25 万冊、閉架約 177 万冊の合計 202 万冊の収蔵能力の一体型図書館約 12,000 ㎡、及び大村市歴史資料館(仮称)約 1,360 ㎡の合計約 13,360 ㎡の建物を整備することとしている。 駐車場は、200 台程度を確保し、最短で平成 30 年度の開館を見込む。 委 員:図書館の運営の鍵は、ソフト、人の問題が重要。高度な知識、技能を持った方の 配置などに十分配慮願いたい。 (2)委託業者の選定方法等について ①-1プロポーザルの流れ(案)について 事務局:審査委員会は3回開催。第1回目は公告案等の内容の審議。3月下旬に第2回目 の審査委員会を開催。第2回目の審査委員会では、技術提案書の提出業者を5者程 度選定。6月中旬までに第3回目の審査委員会(ヒアリング及び最優秀者の特定) を開催。ヒアリングは公開予定。 各委員:了承。 ①-2設計業務概要(案)について 事務局:業務対象範囲の敷地は約 18,300 ㎡。業務対象範囲内の既存施設は解体予定。現大 村市立図書館は、一体型図書館への資料搬入後解体。区域内の公園の「天正夢時計」 は、区域内での移設可能。現大村市駅前駐輪場は、区域内に同規模を大村市が設置 予定。 既存施設の解体設計と、大村市歴史資料館(仮称)の展示設計は、本業務外。 延床面積は一体型図書館 12,000 ㎡と市歴史資料館 1,360 ㎡の合計 13,360 ㎡を上 限。概算の工事費は、85 億円以下を想定。本工事費には、本体工事費、書架、書庫 の整備、屋外付帯工事、駐車場整備工事等を含む。 委員長:大村市駅前駐輪場は、大村市が同規模の駐輪場を敷地内に整備する予定とあるが、 場所にはこだわらないのか。 事務局:場所にはこだわらないが、できるだけ駅に近い方がよい。 委 員:天正夢時計は完全保存か。残し方も提案を受けた方がよい。 事務局:天正夢時計について、中央の時計塔本体は活用したいが、公園敷地の場所にはこ だわらない。残し方の提案を受けることについては協議したい。 委員長:天正夢時計は、どこまで残すのか合意しているのか。 第1回審査委員会
事務局:からくり時計の部分を残したい。移設する場合は高額な費用がかかる。 委 員:図書館内の多目的室は、まち全体の活性化につなげるため、周辺のホール施設の 状況を示したうえで、周辺施設と違った提案を受けた方がよい。 委 員:図書館の多目的室は、図書館の資料を活用した使われ方をするものであり、他施 設のホールとは異質。図書館機能の中でのホールのあり方を考える必要がある。 委 員:夢時計は、そのまま残すかどうか整理して提案を求めた方がよい。 多目的室と他の施設との関係については、提供する技術資料のなかに、周辺施設 の資料を追加しておくのもひとつの案。 ①-3参加資格要件(案)について 事務局:参加資格者は、設計共同企業体(設計JV、構成員は2)、各構成員の最低出資比 率は 20%以上。代表構成員については、平成 12 年 2 月 1 日から平成 27 年 1 月 31 日 までの期間に、延べ床面積 5,000 ㎡以上の図書館の新築又は増設に係る設計業務を 元請けとして行った実績を有する者。かつ、その実績を有する一級建築士を管理技 術者として配置できる者であることの 2 項目とし、そのほかの要件は記載のとおり。 また、公平性の確保の観点から、本業務を受注した者は、この業務に係る建設工 事の施工を受注できないこととしている。 委 員:管理技術者の設計業務実績については、その関わった期間を問う必要はないか。 事務局:少なくとも過半の期間はその業務に関わった実績が必要。 委員長:何者程度の参加表明数を見込んでいるのか。 事務局:一定規模以上の他の図書館の設計実績から、最低でも十数者は該当する。大学図 書館については把握できておらず、増える可能性はある。 委 員:海外から参加してくることはないのか。 事務局:可能性はある。今回の設計業務はWTO対象の規模であり、地域要件を設定でき ない。 各委員:了承。 ②-1一次審査(案)について 事務局:参加表明書は、受付順にアルファベットを付し、業者名を伏せて委員へ配布。 二次審査も同じアルファベットを使用。 一次審査は、基礎的項目と専門的項目について審査を行う。 基礎的審査は、事務局が点数を入力し、評価結果を配布する。 専門的審査に入る前に、参加表明書について委員で意見交換を行い、その後、専 門的審査を行う。専門的審査の項目については次の4項目を設定。 ①同種・類似業務の実績は、図書館の特性を踏まえ、本業務に活かせる各者の実 績について評価。この項目の配点案は 50 点。 ②−1の業務の実施方針(提案)は、一体型図書館の整備及び整備予定区域全体 第1回審査委員会
の整備に対する考え方について評価。この項目の配点案は 100 点。 ②−2の業務の実施方針のうち組織体制及び②−3の作業スケジュールは、実現 性及び信頼性等を評価。この項目の配点案はいずれも 25 点。 基礎的審査 100 点と、専門的審査 200 点の合計 300 点が一次審査の点数の上限。 この評価点数に応じ、上位5者程度を選定したい。 委員長:同種、類似業務の同種、類似の範囲はどこまでか。 事務局:「同種業務」は、参加条件の 5,000 ㎡以上の公共あるいは大学図書館。「類似業務」 は、その半分 2,500 ㎡以上の公共、大学図書館の実績と考えている。 複合用途建築物については、図書館部分の面積が対象となる。 委員長:5段階評価での審査で、Aは各項目2者以内などの縛りをつけるのか。 事務局:絶対評価と相対評価などの評価方法については、本委員会で審議していただきた い。 委員長:次回の委員会時にまず、採点方法を確認のうえ採点に入ることとする。 委 員:書庫の増築は、図書館の一部分だが、実績とみなすのか。 事務局:増築部分の面積が 5,000 ㎡、2,500 ㎡というところで判断する。 委員長:一次審査結果は公表するのか。 事務局:公表する。二次審査の結果及び一次と二次の合計も公表する。 委 員:業者名は公表されないのか。 事務局:参加表明者はA者、B者等の表現となるが、二次審査で技術提案を行った者につ いては、二次審査終了後、設計 JV 名を公表することを考えている。 ②-2二次審査(案)について 事務局:二次審査は、5者程度の中から最も優れた提案者及び次点者を選定。評価項目は、 特定テーマ、見積額の大きく2項目。見積額は、事務局が既定の算定方法で評価。 本委員会で評価いただくのは、A3の様式4枚で作成する次の特定テーマ6項目。 ①整備基本計画の図書館像を実現するための基本的な考え方 ②各フロアの機能的な構成についての考え方 ③構造及び設備計画 ④魅力ある都市空間と施設デザイン創出 ⑤都市再生構築戦略事業に基づく中心拠点誘導施設としての考え方 ⑥環境への配慮あるいはライフサイクルコストの低減の考え方 審査委員会の進め方は、当日午前中にヒアリングに関する事前打ち合わせ、午後 から技術提案者へのヒアリング、その後、二次審査を実施。 午前中の委員会は、評価方法の決定及び、限られた時間でヒアリングを円滑に進 行できるよう、個別質問の内容及びその質問の回数等について打ち合わせを行う。 午後の委員会は、各者の提案について意見交換を行った後に、評価していただく。 特定テーマの各配点案については、専門的評価の合計 550 点に見積額の評価 50 点 第1回審査委員会
を加算した合計 600 点を二次審査の点数の上限と考えている。 一次審査 300 点と二次審査 600 点の合計 900 点が全審査の点数の上限。 提案者へのヒアリングは公開で行う予定。前半のプレゼンテーションが 15 分、後 半の質疑応答が 20 分の合計 35 分を各者の持ち時間と設定。各質問については、委 員長の進行で行うことを想定。 委員長:A3の様式4枚に多くの情報を書き込んでくるので、各委員は大変な作業が必要。 委 員:点数配分で、審査側が何を見たいかを示す場合もある。事務局案は、視点1が 150 点、視点2から視点6は、同じ重要度で審査をするということでよいか。 事務局:公告では、一次審査の審査項目と配点を表示し、二次審査については、評価項目 のみの記載とし、その配点については、一次審査の選定者に対し技術提案書の提出 要請と同時に通知することを考えている。 委員長:配点についてどこに重点を置くか。今回の場合、事務局案のように一律ではなく、 例えば、視点2と視点4は 100 点。視点3と視点6を 60 点と強弱を付けてもいい。 環境配慮等は、応募してくる事務所ならば、ほぼ、同じ水準の提案は想定される ため、80 点は必要ない。 委 員:偏差にすることには賛成だが、3番と6番の項目について、3番の「設備計画」 という項目名は、項目6の環境配慮に近く、切り離しての提案は難しい。 委員長:視点1から6について、基本計画との対応状況はどうか。 事務局:事務局案では、前例の少ない一体型図書館の図書館像を実現するための基本的な 考え方に重点を置き、構造や環境配慮の部分は、県庁舎等を参考に設定した。 委員長:特に基本計画からの縛りはないということで理解した。 環境配慮等は、将来的な永続性に対する配慮、構造設備は、どんな構造を取るか 通常の建築設計のなかの話であり、項目3と6は分けられる。 委員長:先ほどの配点について各委員が同意されれば、決定としたい。 各委員:異議なし。 事務局:点数の確認。視点1は 150 点、視点2は 100 点、視点3は 60 点、視点4は 100 点、 視点5は 80 点、視点6は 60 点で、合計点数は変わらない。 委員長:僅差の場合の決定方法は、審査委員会において協議し 100 点以内をもって加える ことができるということを記載願いたい。 ②-3失格の要件(案)について 事務局:失格の要件は9項目を設定し、いずれか一つでも該当すると失格となる場合があ る。また、記載項目以外で、担当職員との接触の禁止等として、本プロポーザルの 手続きに必要な場合もしくは、本プロポーザルに無関係な案件の場合を除き、担当 職員等に対し電話や面接による接触を強要した場合も失格となることがある。 委員長:ヒアリング時のパワーポイント等の使用は許可するのか。提出した資料の一部を 拡大する以外の追加資料の使用は違反と明示した方がよい。 第1回審査委員会
③公表について(案) 事務局:第1回目から第3回目までの本審査委員会における議事は、非公開。 議事録は、3回目の委員会が終了後、各委員の了承を得たうえで公開。 各委員の氏名、及び審査基準については、公告により公表。 参加表明を行った者の取扱いは、参加表明者の数、最優秀者及び次点者の名称、 各技術提案書について、公開とし、それ以外は、非公開。 また、二次審査終了後の評価結果及び概要、委員長講評については、二次審査終 了後速やかに、報道機関への資料提供と県のホームページでの公表を予定。 委 員:委員の名前を公表するとのことだが、そのスケジュールは。 事務局:本日の委員会での意見を踏まえ、案の修正等を行い、最短の場合2月 24 日に公告。 事務局:審査委員に対して本件公告後、本プロポーザルに関する接触を求めた業者は失格 となる場合がある。 (3)その他 事務局:本審査委員会の議事は非公開で行う。設計候補者を選定、特定までを行う重要な 役割があり、公平公正な審査のため委員会で知り得た情報の取り扱いは十分に配慮 いただきたい。 委 員:県立と市立が一緒になることにより、業務上区分して配慮しなければならないポ イントが、建物の構造上あるか。 事務局:基本計画の中でも県市一体となった一つの図書館としており、特にない。 委 員:人が図書館を動かすため、人事面での配置は十分にお願いしたい。 ○ 閉 会 第1回審査委員会
プロポーザル審査委員会(第2回)会議概要・議事録
◇会議概要
○開催日時:平成 27 年3月 29 日(日) 13:00∼17:00 ○出 席 者:委 員 林委員長、大串委員、木下委員、柴田委員、平松委員、藤本委員、 本馬委員、安武委員、山下委員、渡部委員 事務局(県)前屋新県立図書館整備室長、大場建築課長 他 (市)松山新図書館整備室長 他 ○会議次第 1 議 事 (1)応募状況・参加資格 ①応募状況及び参加資格について (2)一次審査 ①一次審査(基礎的審査項目) ②一次審査(専門的審査項目) ③一次審査方法について ④一次選定 ⑤選定・非選定通知 (3)二次審査 ①二次審査方法について ②二次審査特定基準 ③ヒアリングについて (4)その他 ①公表について ○審議結果等 ・職務代理者 安武敦子委員を選出 ・一次審査の結果は、6者中、A者、B者、C者、D者、E者の5者を選定。 ・選定・非選定の通知は事務局案を了承。非選定理由の説明を求められた場合の回答 は、事務局で案を作成し、委員長一任事項とする。 ・二次審査の進め方は次回(第3回委員会)の午前中の審議事項とする。ヒアリング は、各者の説明の時間を 15 分、質疑応答の時間を 20 分とする。 ・二次審査の結果は、第3回審査委員会の翌日までに、委員長講評、最優秀者、次点 者の名称及び各者の技術提案書を公表する。 第2回審査委員会◇議事録
○議 事 (1)応募状況・参加資格 ①応募状況及び参加資格について 事務局:参加表明書を提出した6者について、書類を審査し、各者が要件を満たしている ことを確認した。 委 員:了承。 (2)一次審査 ①一次審査(基礎的審査項目) ②一次審査(専門的審査項目) ③一次審査方法について 事務局:一次審査の基礎的審査は、評価基準に沿って、事務所の技術者数、同種・類似業 務実績、管理技術者及び主任技術者の実績等について評価を行った。 専門的審査について、各者から提出された資料をもとに、評価基準に沿って、評 価を行うことになるが、絶対評価もしくは相対評価などの評価方法については、本 委員会で審議の上、決定し、その後、専門的審査を行う。 委 員:基礎的審査において、評価点に相当の差があった場合、足切を行うのか。 事務局:基礎的審査結果での足切は考えていない。一次審査は、基礎的審査 100 点と、専 門的審査 200 点を合わせた 300 点での審査をお願いしたい。 委員長:事務局案で審査を進めることとする。 専門的審査の方法は、絶対評価で行い、A∼E評価(5段階)の数量的な規制は しないということで進めたい。 各委員:異議なし。 ④一次選定 (意見交換) 参加表明書に対し、各委員から別添1(6枚)のとおり意見が示された。 (採点、集計) 各委員が専門的審査項目について採点を行い、基礎的審査項目と合わせた集計表を作成。 第2回審査委員会○一次審査集計表(合計得点の多い者の順番に表示) 配点 A者 D者 E者 B者 C者 F者 300点 278.0 263.0 262.0 258.5 240.5 207.5 1 位 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位 担 当 チー ム の 経 験 等 基 礎 的 審 査 19.0 80.0 66.0 42.0 88.0 88.0 20.0 21.5 20.5 22.0 20.5 16.5 20.5 21.5 20.0 20.0 46.0 50.0 48.0 48.0 34.0 事 務 所 の 体 制、 実 績 49.0 47.0 45.0 21.5 54.0 41.0 40.0 82.0 37.0 順位 業 務 の 実 施 方 針 合計 業務実施のための組織体制を総合的に評価 48.0 42.0 手持設計量も勘案し、作業スケジュールを総合的に評価 設計理念に基づく業務の成果は優れているかを評価 「県立・大村市立一体型図書館及び郷土資料センター」 (仮称)整備基本計画のうち、県立・大村市立一体型図 書館(仮称)の整備及び整備予定区域全体の整備に対 する考え方を評価 25点 25点 100点 50点 評価項目 評価事項 (様式8) (様式8) (様式8) (様式7−1、7−2) 専 門 的 審 査 (様式2、4) (様式5−1∼5−6) 管理・主任技術者の経験年数、同種・類似業務の実績 数、受賞暦件数等を評価 同 種 ・ 類 似 業 務 等 の 実 績 50.0 50.0 50.0 41.0 有資格者数、同種・類似業務実績数を評価 50点 50点 委 員:C者とF者は一体型図書館についての考え方がほとんど示されていない。 委 員:図書館としての提案、具体性、説明会の実施、チーム体制、作業スケジュールな どを中心に評価した。ブックビルディング、ブックタワーは、利便性や図書館の機 能としてよいのかどうか疑問。F者は、特徴が見出しにくかった。 委 員:C者のブックビルディングについて疑問を感じた。あの場所に 40m近い建物が建 ってくるというのは提案としてどうなのか。 委 員:F者は、整備に関する考え方が定まっていないように思えた。C者は、書庫を高 層化、コンパクト化するという計画がどうなのかという疑問がある。 委 員:F者は協力会社との連携が懸念される。 委 員:C者は実績も少なく、この地域においてこの提案でよいのか疑問である。また、 F者は、表現されているプランニング自体、動線が長いとか、配置は良いのか疑問 がある。設計体制は、インテリアデザイナーを入れているとか、まちづくりのメン バーを入れてとか、図書館コンサルタントと組むとか、ということで評価を行った。 スケジュールは、各者おおよそ妥当と思うが、B者がやや不安が残る。 委 員:A者の防災拠点としての提案について、図書館=防災拠点というのはどうか。F 者は、全体的に整備基本計画を読み込んでいる中ではあまりにも漠然としており、 図書館像とどう結び付けていくのかが疑問。D者は、あまりにも図を書きすぎてお り、今後どのように整備基本計画とすり合わせていくのか疑問。C者は、資料館と 第2回審査委員会
の連携が書いているがわかりづらい。 委 員:A者は、様々な課題を理解していると思う。設計というのは共同作業である。注 文に対する対応能力があるということが重要。 委員長:A者は、かなり出来上がっている。かなり早い段階でリサーチが行われており、 大村の事情にも通じている感じである。基本設計のスケジュールの設定で、期間を 長くするとか提案があればよかった。B者は、図書館としての魅力が伝わってこな い。また、独自性の追求がない。C者は、配置、高層棟と低層棟という考え方に対 して疑問があるが、トータルでは高く評価した。D者は透明なブックタワーという 提案であるが、構造的にかなり難しいと思う。また、図書館の空間としての魅力が 乏しい。E者は、夢時計を移設するとしながら敷地内のランドスケープについての 考えがみえない。F者は、具体性がほとんどない。 委員長:1位がA者、2位がD者、3位がE者。そしてB者とC者の差が 18 点、C者とF 者の差が 33 点である。それではこれまでの意見を踏まえ、A者、D者、E者、B者、 C者の5者を二次審査の候補とするということで本委員会の結論としてよろしいか。 各委員:異議なし。 ⑤選定・非選定 事務局:選定された5者に対して選定通知を送付する。また、選定されなかった1者に対 して、非選定通知を行うこととなる。なお、選定されなかった者は、通知を行った 日の翌日から7日以内に文書で理由を求めることができる。その回答内容は、委員 長と協議し決定したい。 各委員:了承。 (3)二次審査 ①二次審査方法について ②二次審査特定基準 ③ヒアリングについて 事務局:午前中の委員会において、審査の進め方、評価方法の確認、ヒアリングでの質問 事項等の整理などを行い、午後からはヒアリングを実施後、二次審査を行い、最優 秀提案者及び次点の者を選定、特定する。 ヒアリングはプレゼンテーション 15 分間、質疑応答 20 分間を予定している。なお、 プレゼンテーションは 15 分経過時点で、説明の途中でも打ち切ることとなる。質疑 応答は、経過時点で行っている回答までを行い、次の質問には入らない。 委員長:5者に決まったので、二次審査は相対評価で実施することを提案したい。A評価 を項目ごとに2者以内として、B評価以下については、制限する必要はないと考え 第2回審査委員会
ている。詳細については、当日の午前中の委員会で決定する。また、共通質問を2 つほど考えておくが、各委員においては各者への質問事項を準備いただきたい。な お、質疑応答の時間は 20 分であるため調整したい。 (4)その他 ①公表 事務局:一次審査項目の配点については、公告で公表しているが、これに加えて、二次審 査項目の配点についても公表する。二次審査後は、委員長講評、最優秀者、次点者 の名称及び各者の技術提案書について、二次審査の翌日までに公表する予定である。 また、審査委員会の議事録については、各委員の了解を得た後、公表する予定とし ている。 委員長:意見がなければ、事務局案に沿って進めていく。以上で審議は終了。 ○ 閉 会 第2回審査委員会
項 目 意 見 事務所・技術者の業務実績の 評価 ・地域の特性を活かした設計理念に基づく実績がある。 ・同規模(200万冊)の設計実績がある。 ・今回目指している図書館像に即した複数の事例を多面的に示している。 業務の実施方針の評価 (1)一体型図書館の整備及び 整備予定区域全体の整備に 対する考え方 ・バランス良くまとまっている。 ・それなりによく考えられている。自然、地理に注目した点がユニーク。 ・よくリサーチしており、プランは明快。 ・県立・市立一体型のメリットを最大限に活かした計画を提案している。 ・長崎らしさ、大村の地勢を継承した、交流と出会いを促進する敷地利 用や駐車場の配置まで、丁寧に整備計画が検討されている。 ・災害への備えの一つとなる広場を計画するなど、防災上の役割を意識 した提案となっている。 ・周辺との連携は良い。駅のとらえ方、構成については少し課題がある。 ・周辺のまちづくりを意識した整備計画となっている。 ・湾のコンセプトは地理的アプローチでなく街なかでのこの場所の機能 性から説明されるべき。 ・防災拠点としての提案についてはどうか。 ・基本計画の様々な図書館像に対する考え方を示しているが、やや抽象 的である。 (2)本業務を実施するために 組織する体制の特徴や配慮 事項 ・図書館専門家を活用する提案がある。 ・インテリアデザイナー・LS(ランドスケープアーキテクト)の支援がある。BI M専門家(Building Information Modeling)の支援がある。キャラ バンなど周知手法は良い。 ・ハードとソフト両面において、近年の図書館建築を充分に把握したス タッフチームによる組織体制となっている。 ・防災、エコ及び BIM による設計プロセスの見える化まで、各分野の専 門家と共に取り組むことのできる提案となっている。 ・チーム体制、プロセス共有の具体性、妥当性が不明瞭。 (3)本業務を実施するために 想定している作業スケジュ ール ・司書等との対話を重視している。 ・説明会(キャラバン)の提案でプロセスの見える化を示している。 ・模型や BIM などを用いた各地における説明会の実施など、わかりやす い設計説明に配慮した、作業スケジュールとなっている。 ・設計繁忙期における適切なマンパワーの投入など、事業の計画的な進 行に配慮した提案である。 ・基本設計期間が短いので、期間を長くとるなどの提案がほしかった。
第2回委員会 A者の参加表明書に対する各委員の意見
第2回審査委員会(別添1)
項 目 意 見 事務所・技術者の業務実績の 評価 ・蔵書数の多い図書館を設計している。 ・図書館の本質的な機能が見えない。 ・図書館としての魅力が乏しい。 業務の実施方針の評価 (1)一体型図書館の整備及び 整備予定区域全体の整備に 対する考え方 ・図書館の機能・街づくり・県民市民のサービスに向けた提案がある。 ・基本計画の図書館像に添って考え方が明確に示されている。 ・知の拠点、全県民市民利用を確保するためのイメージが示されている。 ・配置計画等の基本的な考え方が明確に整理されている。 ・図書館としての風格のある佇まいや「ながさきテラス」からの眺望な ど、一体型図書館としての「かお」をつくり、地域にとって親しみのあ る施設設計となっている。 ・商店街エリアの新たな核となる一体型図書館が、まちの賑わいや回遊 性を創出するなど、周辺のまちづくりを意識した提案である。 ・独自性の追求が弱い。 ・資料館との連携・動線に工夫が必要。現時点で明らかにしすぎている。 (2)本業務を実施するために 組織する体制の特徴や配慮 事項 ・図書館専門コンサルタントの協力や支援体制が組み込まれている。 ・近年の図書館建築に実績があるチームによる組織体制となっている。 ・BIM によるイメージ CG、模型、温熱環境シミュレーションなど、わ かりやすい設計説明に配慮している。 (3)本業務を実施するために 想定している作業スケジュ ール ・ワークショップを通じた参加型のプロセスを提示している。 ・設計条件の早期整理が設定されている。 ・ワークショップや説明会の開催など、県民市民及び関係者との対話に 配慮した提案となっている。
第2回委員会 B者の参加表明書に対する各委員の意見
第2回審査委員会(別添1)
項 目 意 見 事務所・技術者の業務実績の 評価 ・建設地の特性を把握した設計理念をもとに具体化している。 ・設計のコンセプトと、その成果が整理され解かりやすく説明されてい る。 業務の実施方針の評価 (1)一体型図書館の整備及び 整備予定区域全体の整備に 対する考え方 ・コンセプト明快、主張がある。配置プランが明快。 ・書庫を高層コンパクト化することにより、増築用地を確保するなど、 将来に備えた整備計画となっている。 ・どのような図書館を提供したいのか全体像がみえない。 ・周囲の街なみを意識した配置、構想となっているか疑問。地域や資料 館との連携が不明。 ・ブックビルディングの現実性はどうか。景観上の問題はないか。利便 性はどうか。 (2)本業務を実施するために 組織する体制の特徴や配慮 事項 ・図書館計画アドバイザーの配置提案となっている。 (3)本業務を実施するために 想定している作業スケジュ ール ・6つの設計手法(①対話によるニーズの把握、②確認シートによる与 条件整理③比較検討型の設計プロセス④根拠に基づく設計手法⑤分かり 易いプレゼンテーション⑥費用対効果の検証)のもと、発注者及び関係 者の価値の共有化に配慮した提案となっている。 ・ワークショップ等市民意見の収集プロセスがない。 ・コストコントロールを3回実施する提案がある。
第2回委員会 C者の参加表明書に対する各委員の意見
第2回審査委員会(別添1)
項 目 意 見 事務所・技術者の業務実績の 評価 ・地域の特性を活かしながら最新のシステムを設計に取り込んでいる。 ・大学附属図書館の実績が多い。 ・機能面での設計のねらいとその成果が具体的に解かりやすく整理され ている。 業務の実施方針の評価 (1)一体型図書館の整備及び 整備予定区域全体の整備に 対する考え方 ・基本計画の図書館像に対して、誠実に考え方を提示している。 ・機能面からの提案が細部まで配慮されている。 ・人をみちびき、まちとつながる図書館とするために、天正夢広場をう まく活用した整備計画となっている。 ・2核1モールとの連携を考慮し、図書館の屋内と一体利用ができる広 場を整備して、新たな賑わいと回遊性を創出するなど、周辺のまちづく りを意識した整備計画となっている。 ・図書館としての空間的魅力が乏しい。 ・資料館の分離が明確に表現されており、連携、動線に不安がある。 ・ブックタワーの構造や利便性、実現性は疑問あり。 ・バーチャルブラウジングは可能か。(修復・コスト) (2)本業務を実施するために 組織する体制の特徴や配慮 事項 ・LS(ランドスケープ)、インテリアの支援がある。 ・歴史資料館の展示計画との最適化を図るため、展示設計者との連携に 配慮した提案となっている。 (3)本業務を実施するために 想定している作業スケジュ ール ・パブリックコメント、地区別説明会など県民、市民とのコミュニケー ションがとれる提案がある。 ・離島を含めた各地での地区別説明会の開催やインターネット利用によ る意見募集など、県民市民の意見を、設計に反映させる提案となってい る。 ・パブリックコメントの実施やインターネット上でのプレサイト開設、 紙媒体の「かわら版」の発行など、情報発信に配慮した提案となってい る。
第2回委員会 D者の参加表明書に対する各委員の意見
第2回審査委員会(別添1)
項 目 意 見 事務所・技術者の業務実績の 評価 ・建設地の条件と利用者の特性(大学など)を活かした設計となってい る。 ・開放感・回遊性を提供する空間の工夫をしている。 ・意匠の実績が乏しい。 ・駅前の県立図書館建設の実績がある。 業務の実施方針の評価 (1)一体型図書館の整備及び 整備予定区域全体の整備に 対する考え方 ・出逢いや賑わいの創出など、中心市街地の中の図書館の役割を表現し ようとしている。 ・南北に長い敷地形状を活用するとともに、図書館の機能性に重点をお いた、各種動線や駐車場配置とするなど、イメージしやすい提案となっ ている。 ・高層建物と駐車場で距離をとる考え方は良い。駅との関係は不十分。 ・図書館としての提案が弱い。 ・商店街との連携について、実態分析が不十分。 ・提案が抽象的で、コンセプトに対する設計の考え方が説明不足。 ・配置計画の根拠に疑問あり。夢時計の取扱いが不明。 (2)本業務を実施するために 組織する体制の特徴や配慮 事項 ・書架計画や資料館との連携を意識した設計者の配置を計画している。 ・まちづくりグループ、インテリア、LS(ランドスケープ)、説明会等 の提案は良い。 ・合築の利点を活かせる組織体制となっている。 (3)本業務を実施するために 想定している作業スケジュ ール ・パブリックコメント、情報公開コーナーの説明場面を想定している。 ・パブリックコメントや情報公開コーナーの開設など、県民、市民の意 見を、設計に反映させることができる提案である。
第2回委員会 E者の参加表明書に対する各委員の意見
第2回審査委員会(別添1)
項 目 意 見 事務所・技術者の業務実績の 評価 ・地域の特性を設計理念に取り込み、具体化している。 ・設計上の課題への対処と成果が明確。UD 対策の取り組みは目指すべ き方向を示している。 ・県立はないが、図書館設計の実績は評価できる。 ・動線が長く、プランニングがうまくない。 業務の実施方針の評価 (1)一体型図書館の整備及び 整備予定区域全体の整備に 対する考え方 ・具体性に欠ける。どういう図書館を構築したいのかコンセプトがわか りづらい。 ・天正夢時計移設の有効性疑問。大村での位置づけ不明。構成に対する 案乏しい(無い)。 ・整備予定区域全体の整備についての考え方は示されているが、一体型 図書館に対しては考え方、内容が建築的な観点から示されていない。 ・長崎街道 長崎∼大村 の意味が漠然としている。 ・提案が具体性に欠け、抽象的。基本計画の図書館像に対する考え方が 整理不足。示された配置計画で街なか側への配慮に欠ける。駐車場の配 置が良くない。 ・長崎街道の歴史性を踏まえた、人の流れを意識した空間構成として、 駅から図書館に至るまでに、広場・歩道を整備するなどの計画となって いるが、それ以外には、整備に対する考え方が、まだ定まっていないよ うに見受けられる。 (2)本業務を実施するために 組織する体制の特徴や配慮 事項 ・調査の手始めとして、長崎街道を踏破するなど、実体験を通して、長 崎を理解しようとする組織としての姿勢はみられる。 ・WS(ワークショップ)は評価できる。 ・協力事務所との連携に不安がある。支援スタッフ(インテリア、LS(ラ ンドスケープ))が少なく不安がある。 (3)本業務を実施するために 想定している作業スケジュ ール ・基本設計を長めに設定している。 ・具体性があり、よく整理されている。市民意見への意識あり。 ・ジョブカルテ(施主と設計者のコミュニケーションの記録)をもとに、 図面では把握しづらい、施主(県民、市民)のニーズを、設計に反映さ せることができる作業スケジュールとなっている。
第2回委員会 F者の参加表明書に対する各委員の意見
第2回審査委員会(別添1)
プロポーザル審査委員会(第3回)会議概要・議事録
◇会議概要
○開催日時:平成 27 年6月 14 日(日) 10:45∼18:45 ○出 席 者:委 員 林委員長、木下委員、柴田委員、平松委員、藤本委員、 本馬委員、安武委員、山下委員、渡部委員 (欠席:大串委員) 事務局(県)前屋新県立図書館整備室長、大場建築課長 他 (市)松山新図書館整備室長 他 ○会議次第 1 議事1 (10:45∼12:00) (1)特定・非特定通知について (2)公表について (3)二次審査 ①二次審査の方法について ②ヒアリングについて ③質疑応答について 2 ヒアリング (13:00∼16:25) 3 議事2 (16:40∼18:45) (1)二次審査 ①意見交換 ②採点・集計 ③講評 ○審議結果等 1.審議結果(議事1) ・委員の審査における各項目の評価は、A評価を2者以内とする。 ・ヒアリングは、プレゼンテーション15分、質疑応答20分の計35分で実施。 ヒアリング終了後、委員の意見交換を行い、採点、集計を行う。二次審査及び一次 審査の結果を集計し、最優秀提案者及び次点を選定・特定する。 ・特定及び非特定通知について、事務局案を一部修正の上、了承。 ・ヒアリングにおける質疑応答の共通質問及び個別質問の内容の確認、調整。 ・審査結果、最優秀提案者、次点の名称、委員長講評、今後のスケジュール及び各者 第3回審査委員会の技術提案書を公表する。また、審査委員会の議事録については、各委員の了解を 得た後、公表する。 2.審議結果(議事2) ・最優秀提案者はA者とし、次点はD者とする。 ・講評の内容は各委員の発言を踏まえ、委員長一任とする。
◇議事録
事務局:本日欠席の委員がいるが、過半数の委員の出席があり、本委員会設置要綱第6条 第2項により会議は成立。 ○議事1 <特定・非特定通知について> 委員長:通知について、「残念ながら」という表現を削除したほうが良い。 委 員:同様に、「貴者よりも優位であると判断したものです。」という表現を削除したほ うが良い。 事務局:委員会の意見をもとに修正する。 <公表について> 事務局:二次審査後は、明日までに最優秀提案者及び次点の名称、審査結果、委員長講評、 今後のスケジュールを公表する。また、最優秀提案者及び次点を除く技術提案書提出者の 名称は公表しないが、各者の技術提案書は公表することとしたい。 審査委員会の議事録は、各委員の了解を得た後、公表したい。 各委員:異議なし。 <二次審査方法について> 事務局:午前中の本委員会において、二次審査の方法・ヒアリングにおける質問内容等を、 ご審議いただく。午後から、各者のヒアリングを経て、二次審査を行い、最優秀提案者を 特定及び次点を選出していただく。前回の委員会において、AからEまでの5段階での相 対評価とし、各テーマでのA評価を2者までとする案をご提示いただいた。その案も含め て本審査委員会で再度ご協議をいただきたい。 第3回審査委員会委員長:二次審査は、事務局から説明があったように進めてよろしいか。 各委員:異議なし。 委 員:各テーマのA評価は、2者までというのはわかったが、残り3者は全てB評価で もよいか。 委 員:前回、A評価なしという委員もいたが、原則としてA評価をつけるとか、最高の 得点を2者にするとか、なにかルールがあったほうがいい。 委 員:それはそれぞれのお考えだと思う。 委 員:原則として、Aをつけたほうがいいと思う。 委員長:それでは、なるべくAをつけるということでよろしいか。AがなくてBCDに偏 ると評価が難しくなることもある。一つはA評価をつけて、A評価は2者以内としたい。 各委員:異議なし。 <ヒアリングについて> 委 員:技術提案書については、まずは、各者のプロポーザル提案書の内容を認めるかど うか、考えておかないといけないと思うがいかがか。 委員長:提案を良しとするか、悪いとするのかではなく、そういう提案も含めて応募者の 力量を見て判断することになる。 委 員:今回、公開でプレゼンテーションが行われる。一般の方は、提案を見て配置、ゾ ーニングが実際にそのとおりになるものと思う可能性がある。実際は、設計を進めていく なかで検討されていく。 委員長:プロポーザルは、コンペと違う。 委 員:プロポーザルはコンペとは違うが、提案どおりになると誤解されることがある。 一般の方が誤解しないようにしておいたほうがよい。 第3回審査委員会
委員長:傍聴者の方々に対して、最初に誤解がないように伝えておくということでどうか。 事務局:その件については、資料を配布し、説明を行う予定である。 各委員:了承 <質疑応答について> 委員長:共通質問として、「今回の技術提案で最も重視した点は何か。」、「建物のデザイン で最も強調された点について。」の2つとしたい。 委 員:共通質問として、新しい図書館の設計を実施するにあたり、新しい仕組みなどの 情報を把握しているかどうか聞きたい。 (A者) 委 員:災害対応について、ブックドックを収容スペースにするという記述がある。この 機能をどのように発揮させるのか聞きたい。 委 員:1階部分に資料館を配置している理由を聞きたい。 委 員:西側には広場があるが、東側の道路に面した部分をどういうふうにするのかが記 載されていないのでそこを聞きたい。 委 員:総合案内所が2箇所あるのでその場合の管理方法を聞きたい。 (B者) 委 員:なぜ、4階建てなのか。どういった意図で4階なのか聞きたい。 委 員:新天正夢広場をかなり広くしている理由を聞きたい。 (C者) 委 員:今回の各者の提案は、ランドスケープ型がAとBとEで、図書館建築物のシンボ ル性を持たせているのがCとDというふうに大きく分けられるのではないかと受け止めて いる。周りの都市景観に対する影響をCとDに聞きたい。 委 員:にぎわい空間と静寂空間に対してどういう区分を考えているか聞きたい。 第3回審査委員会
委 員:将来の増築部分及びそれに対する職員動線への配慮について聞きたい。 委 員:駐車場も含めて回遊性をどう考えていくか、他の質問とからめて聞きたい。 (D者) 委 員:立体駐車場、夢広場の作りこみなど、コスト問題を整理しているのかどうかを聞 きたい。 委 員:閉架書庫のガラス張りのブックタワーについて、人が出入りする際の障害も含め た配慮について聞きたい。 委 員:なぜ、大村のこの場所に石造アーチなのかを聞きたい。 委 員:他者は建物内部を通り抜けてという回遊性を意識されているが、この建物は行き 止まりになっている。メインエントランスに行き来するようなものがあれば聞きたい。 (E者) 委 員:夢広場の使い方、使われ方、どのようなイメージなのかを聞きたい。 委 員:屋内駐車場のコストについて聞きたい。 委 員:ピロティ部分(駐車場)に将来の書庫増築を考えているが、その場合の代替駐車 場をどのように考えているか聞きたい。 委 員:外部空間を内部に引き込むという発想のようであるが、動線をどのように整理し ているか聞きたい。 委員長:重複しないように、時間配分も含めて臨機応変に質問していきたい。また、図書 館のインテリアの部分をどのように考えるのか、設備関係のメンテナンスをどのように考 えるのか、ということも聞いていきたい。 傍聴者の疑問にも応えられるような質問をしていただきたいと思う。よろしくお願いし たい。 ○ヒアリング 各者の技術提案のプレゼンテーション及び質疑応答がなされた。 (質疑応答は、27頁から36頁に掲載) 第3回審査委員会
○議事2 技術提案に対する委員の意見は、37頁∼41頁に掲載 <意見交換> 委員長:それぞれの委員から全体又は各者別の感想をお聞きして、その後評価に移りたい と思う。 委 員:使いやすく、わかりやすい図書館ということで、機能的に良いものという観点で 評価した。E者のワンフロア、A者の湾をイメージしたような幅広のデザインなど非常に 工夫があった。使い勝手はB者がいいのではないかと感じた。 委 員:建物、図書館自体のデザインをシンボル的なものにもっていくのか、周囲と溶け 込ませるのかという違いがあった。中心拠点の誘導施設として動線を位置づけているとこ ろと、建物の中で完結して魅力を創っていくという傾向とに分かれていた。新図書館は、 県立と市立が一体的になることが非常に特徴的であるが、運用上の課題を解決するといっ た提案がなかったように感じた。 委 員:今回の課題に挙がっているまちとの関係を重視していかなければならないと思っ た。 委 員:中心拠点誘導に偏った感があり、図書館が少し犠牲になっていると感じられた。 委 員:子どもと中高齢者が集まりやすい図書館を考えた。外観よりも機能的な建物でよ いという観点であり、県立の図書館機能を持たせながら、市民が集まってくる図書館にし なければいけないと思っている。 委 員:県立図書館と地域図書館がどのように融合されていくのか、県立図書館としての 利用を目的にしてきた人が満たされるのかどうかという観点で考えた。各提案は、地域図 書館の構成が強く、県立の機能があまり感じられなかった。 委 員:1万8千平米の土地の有効活用という観点と、県立図書館機能を維持するという 観点で評価した。 委 員:設計が決まれば、今後はソフト面のことを考えていくことになるが、市立の機能 と県立の機能をきちんと整理して、どのようにサービスするかというところを考えなけれ ばならない。今回、その解決策を提示した提案は残念ながら見られなかった。 第3回審査委員会
【参考】二次審査の内訳 <採点・集計> 各委員が二次審査項目について採点を行い、その結果と一次審査の結果を合わせた集計 表を作成。 参加表明書の受付順 A 者 B 者 C 者 D 者 E 者 F 者 一次審査 (満点 300 点) 278.0 258.5 240.5 263.0 262.0 207.5 一次審査順位 1位 4位 5位 2位 3位 6位 一次審査結果 選定 選定 選定 選定 選定 非選定 二次審査 (満点 600 点) 498.4 448.6 421.3 485.5 480.8 全体 (満点 900 点) 776.4 707.1 661.8 748.5 742.8 全体順位 1位 4位 5位 2位 3位 委員長:採点の集計結果として、1位はA者、2位はD者、3位はE者、4位はB者、5 位はC者である。この結果を踏まえ、最優秀提案者をA者、次点をD者としてよろしいか。 各委員:異議なし。 委員長:それでは、最優秀提案者はA者、次点はD者、3位以下は非特定として決定する。 評価項目 配点 A者 B者 C者 D者 E者 600点 498.2 448.4 421.0 485.3 480.7 1 位 4 位 5 位 2 位 3 位 各フロアの機能的な構成についての考え方 (様式Ⅳ−1∼Ⅳ−4) 60点 (様式Ⅳ−1∼Ⅳ−4) 126.6 77.7 123.3 82.2 106.6 103.3 66.6 126.6 評価事項 (様式Ⅳ−1∼Ⅳ−4) 150点 「県立・大村市立一体型図書館及び郷土資料センター」(仮称)整備基本計 画における、図書館像を実現するための基本的な考え方 45.3 38.6 57.7 80.0 73.3 37.3 48.0 44.0 構造及び設備計画の考え方 100点 100点 75.5 75.5 73.3 65.7 60.4 60.4 67.5 82.2 56.8 50 44.0 49.3 50 50 見積書 合計 二次審査のみの順位 (様式Ⅲ−1、Ⅲ−2) 50 50 魅力ある都市空間と施設デザインの創出についての考え方 (様式Ⅳ−1∼Ⅳ−4) (様式Ⅳ−1∼Ⅳ−4) 80点 都市再構築戦略事業に基づく中心拠点誘導施設としての考え方 50点 41.3 環境配慮及びライフサイクルコストの低減についての考え方 専 門 的 審 査 客 観 的 審 査 48.0 46.6 60点 (様式Ⅳ−1∼Ⅳ−4) 第3回審査委員会 (注)二次審査の点数は、各委員の評価の合計点数を審査委員数で除した結果であるが、上記参考については、 各委員の評価事項ごとの合計点数を審査委員数で除している関係上、合計点数の小数点以下が一致していない。
<講評> 委員長講評と同じ。 ○閉会 委員長:大変長い間、皆様どうもありがとうございました。 事務局:林委員長をはじめ、委員の皆様には長時間にわたりご審査いただいた。本日の審 査委員会において最優秀提案者の特定をし、次点も選定していただいた。この後県として 設計候補者の決定を行い、明日を目処に報道機関等に公表したい。今後は県、大村市及び 設計者で調整等を行いながら、より良い新図書館の整備に向けて作業等を進めたい。委員 の皆様の長期間にわたる本設計プロポーザル審査へのご協力に心より感謝申し上げる。 第3回審査委員会
委員長 今回の技術提案で最も重視された点は何か。 ・コンセプトである知識創造型図書館、未来にステップアップできる図書館という部分である。 委員長 提案されているデザインで最も強調したい点はどこか。 ・本棚を象徴するブックタワーがまちのどこからでも見えるということ、天正夢広場を中心に建物を含め てランドスケープ化して、2層化の図書館であることである。 委 員 新しい管理システム等がある。4年後くらいに開館するとした場合、新しい技術も検討してい るのかお尋ねしたい。 ・カラーバーコードは、様々な図書館で新しい仕組みとして取り入れられている。ブックタワーの積層書 庫にある本を目で見ることができるバーチャルブラウジングを提案したい。また、既存のOPAC端末に 限定されない、スマートフォンを使って、欲しい資料や答えを探すことができる仕組みの提案をしたい。 委 員 ブックタワーのメリットとデメリットについてお答えいただきたい。 ・外観から見た場合の象徴的なものとして存在すること。内部からは、培われてきた「知の重み」を見せ ることによって、県民市民に認識してもらうことができること。積層書庫の部分において、公開書庫、貴 重書庫など使い方についても提案したい。 委 員 積層書庫の公開書庫化ということであるが、人が入ることになれば通路の確保などが必要にな ると思うがどのように考えているのか。 ・中央部分にエレベーターを設置して対応できる。通路に関しては、公開書庫を図書館側に限定して対応 することで考えている。 委 員 IT化、駐車場の2層化、天正夢広場の作りこみなど、コストバランスをどのように考えてい るのか。 ・免震構造のうち、全体免震と書架免震の場合があり、浅めの掘削や梁の大きさを工夫することによって その事業費の2%分を吸収できる。駐車場の2層化にかかる全体事業費の1%分と免震の2%をあわせて 相談しながら行っていきたい。また、ブックタワー以外のところを2層化にして無駄を省いていきたい。 委 員 レファレンスポイントの分散化というのは、非効率と考えるがいかがか。 ・メインカウンターとサテライトカウンターでレファレンスができるように考えている。また、自動化に より職員の配置を可能とすることや、あるいは、職員が常駐するのではなく、スポット的に立ち寄れる場 所として活用する方法もあると思う。 委 員 メインエントランスからブラウジングストリートは、通り抜けではなく、行き止まりになって いるが、どういう意図があるか。 ・ブラウジングストリートは、本や雑誌の書架があり、ソファもあるなど、楽しくそぞろ歩きができるよ うにしている。敷地の性格上、南に抜けていくということがなかなか難しい。一番奥にヤングアダルトコ ーナーを設けている。 委 員 2階の読書テラスにおける本の管理はどのように行うのか。 ・1階と2階のテラスは、屋根がかかったスペースとする。2階は一部、屋外スペースとしても考えられ る。1階は生垣や柵を設けて管理するような方法もある。BDSも入口に設置し、図書館部分のみならず、 歴史資料館も含めた全体においてセキュリティをかけていく。
<ヒアリング1番目>
D者発表(15分) 内容省略
D者の質疑応答(20分)
第3回審査委員会委 員 開架部分が少ないように感じるがどうか。 ・計算は行っているので少ないことはない。書架が少なく見えるということであるが、実際は模式図であ るため、スケールがあっていない。基本的な要求面積は守っているので、要求されている配架はできる。 委 員 テーマ図書館というものを打ち出され、外壁周りに固定的なブースなどが配置されているが、 今後の図書館の構成の変化にどのように対応していくのかお尋ねしたい。 ・基本的に書架で作っていくことを考えており、これらが外壁を形成するので、ある程度将来拡張したり、 書架を緩くしたりすることが考えられる。 委 員 石造アーチやブックタワーなど特徴的なデザインの提案であるが、既存の大村市の都市計画に 対する影響メリットをどのように考えているか。 ・商店街につながるメインの動線であるが、なかなか人が入って来づらい状況である。天正夢広場を中心 に、この敷地から外へ広がっていく可能性を作っていく。駐車場も建物に沿っている形であり、そこから まちへの広がりを作っていくきっかけづくり、仕掛けをしていきたい。 委員長 光の柱について、1階のところは穴があいているのか。 ・この絵には柱は入っていない。実際は、柱のところにずらした形で丸いカバーをかけて、その中を鏡面 状態にして1階に光をおとすようになる。2階には少し太い柱。1階は、少し穴を開ける。大きな効果で はないかもしれないが、災害時を想定するとやっておいたほうがいいのではないかと考える。 第3回審査委員会
<ヒアリング2番目>
E者発表(15分) 内容省略
E者の質疑応答(20分)
委員長 今回の技術提案で最も重視された点は何か。 ・最も重視したのは3つの柱である。まちめぐりモールを作って、その中にワーフを作り、情報発信、交 流の起点をつくっていく。モールとワーフの関係性が重要だと考えている。 委員長 提案されているデザインで最も強調したい点はどこか。 ・建物そのものを主張するのではなく、地形と一体となっている雰囲気、「知のみなと」と表現している 湾を感じさせて入り江の雰囲気が感じられるようなもの。そこに活気があふれてくるような雰囲気という ものがデザイン上のポイントである。 委 員 新しい管理システム等がある。4年後くらいに開館するとした場合、新しい技術も検討してい るのかお尋ねしたい。 ・ICチップを使った様々なものを検討している。自動貸出、自動返却など、貸出業務が簡素化できるた め、職員の方をレファレンスなどの本来の業務に時間を割いてもらえるような平面計画を考えている。さ らに、ワーフにおける部屋の貸出など、ICカードをつくることで合理的にできると考えている。 委 員 雨に濡れない駐車場は非常によいが、かなりコストがかさむのではないか。 ・今回、低層建築にすることと、RCの部分に書庫を片側にかためて、周りをS造にすることで、構造的 にかなり軽くなる。構造躯体や地下の部分はかなり安くできると考えている。駐車場にはコストがかかる が、その他の部分で相殺できるよう検討を行い、提案している。 委 員 将来の書庫の増築部分にはピロティを活用すると思うが、駐車場の代替スペースはどのように 考えているのか。 ・確保したいと考えている。 委 員 西側の階段、モール、ワーフスペースについて、外と内の動線的な考え方をお尋ねしたい。 ・西側は、商店街から来て、ワーフはショウウインドウのような形である。外から眺めたり、途中から中 に入って来られるような作りにしたい。西日が当たるのでルーバーを効果的に使い熱射対策をする。外か ら階段状に上がるようにして、2階から避難するときはすぐに出られるように安全性にも配慮している。 委 員 東側の壁面は、のっぺりとした巨大な壁の印象があるが、デザイン上の工夫はどのようなこと を考えているのか。 ・東側は交通量がかなりあり、電車も通っている。車や電車など、ある程度スピードのあるなかで一体型 図書館を見てもらおうということで均質なボリュームのあるものとしている。隙間から中の活動が垣間見 えるようにし、部分的にミラージュのルーバー等を使って、緑や季節などを映すようなイメージである。 委 員 書庫の可視化が作りこんである。見せるからには使えるようにしたほうがいいと思うが、どの ように考えるか。 ・計画を進めていく中での協議になるが、書庫については見せるだけではなく、ワーフという形で、ある 程度閲覧スペースをとっており、セキュリティの中で使えるような形を提案したい。 委 員 開架スペースで各ワーフを設けるようになっている。職員を配置するのは現実的に難しいと思 うが、どのように考えるか。 ・ワーフはインターネットが使えて、基本的にはここでレファレンスができることを想定しているが、す べてのワーフに職員が常駐するのではなく、フロアマネージャーのような方がいて、館内で立ち止まって お客様が質問したときに検索をするというような形など、今後提案させていただきたい。 第3回審査委員会委 員 技術提案書1枚目のエントランスから見上げるような絵について、閉架書庫はRCだと思うが、 どのような工夫がなされるのかお尋ねしたい。 ・基本的には、この固まり自体の柱を梁で固め、柱の隙間を書架で占める。階段やエレベーターは、壁が ついているため、柱に対して耐震を入れ、単純な柱と梁ではなく壁の強さにより強度を作っていくことを 想定している。 委 員 本の落下防止や、資料保存という観点から、本の保存方法の考え方を伺いたい。 ・書架は、床と天井で固定する。棚は落下防止を備えた棚にしたい。閉架書庫の一部は貴重書庫を設ける。 ガラス面に紫外線防止フィルムを貼って紫外線を防ぐことを考えている。西側の外皮で直接的な光は入っ てこないよう設定している。プラスアルファでフィルムを施して二重の対策をしたいと考えている。 委 員 周辺環境の特徴に合わせた広場やモールの配置で、まちへと広がる人の流れをつくるとあるが、 具体的にどういった配置がどういう人の流れをつくるのかお尋ねしたい。 ・まちづくりモールは、まちめぐりの「環」を作っていきたい。駅からの部分として全体を駅広場にし、 こちらのモールに流れを作り、商店街や長崎街道側に将来的に人を導いていく。全体としてまちづくりの 「環」をつくっていくような波及性を考えている。 委 員 図書館家具というのは非常に大きな意味を持ってくると思うがどのように考えるか。 ・児童コーナーは3段から4段の木製書架で、一般の書架はスチールをベースに県産材を使ったりしなが ら、基本6段、あるいは場所によって4段、5段で考えている。子どものところはやわらかく、明るい感 じで、青少年、一般、郷土資料という順番でしだいに落ち着いた雰囲気の家具にしていく。空間としての ゾーニングを部屋で仕切るのではなく、家具などで変えていきたいと考えている。 第3回審査委員会
委員長 今回の技術提案で最も重視された点は何か。 ・県立図書館と市立図書館の各々のサービスをしっかり行い、独立して協働し合えるような形をデザイン したい。また、まちとの関係において、図書館ができることで中心部が活性化することを目指した。北側 と西側に2つの入口を作り、そこを本のプロムナードとして本と利用者の関係を結びつけるとともに、ま ちと図書館の関係も結び合わせたい。 委員長 提案されているデザインで最も強調したい点はどこか。 ・本の広場とブックビルディングの構成が表現として一番ふさわしくなるようなデザインを目指してい る。本の広場でいえば明るさ、開放性である。ブックビルディングでいえば、エネルギー、閉じた箱とし ての存在感を出していきたい。 委 員 新しい管理システム等がある。4年後くらいに開館するとした場合、新しい技術も検討してい るのかお尋ねしたい。 ・ICチップの話とカラーバーコードの2つがあるが、最近の話でいくとカラーバーコードの話と思う。 直接本と出会えない方がインターネットを経由してかなりのことができる。利用者と図書館が近い関係に あることが大事であり、建築のなかでしっかりと実現していくことが大事であると考えている。 委 員 ブックビルディングは、周りに高層建築物がない場合は目立つが、高層建築が建てば埋もれる 可能性もある。景観的によくないという意見もある。また、将来の改装、増築にどのように対 応していくのか、メリット、デメリットをご説明いただきたい。 ・敷地が細長く、十分な引きを持っており、道路2面に面しているということからかなりの距離をもって ランドマーク性を維持でき、未来にわたってシンボル性を失わないと認識している。高層化により建築の フットプリントが比較的小さくできる。将来の増築用地も確保している。積層型にすることによって、使 っていない部分を他の用途に使えるというのがメリットである。例えば、県立図書館として周りの市町村 図書館を支援していくための人材育成の場として使っていくとか、図書館の豊富な情報量を使った産業創 生とか、インキュベーションオフィスとするなど、様々な形で活用できる。 委 員 吹き抜け空間は非常に気持ちいいと思うが、猥雑さと静寂さが認められ、音が漏れると思う。 対策はどのように考えているか。 ・一番音が出そうな情報類や子どもたちの部屋というのは、ガラスで仕切ることを考えている。2階部分 は、絵を見ると腰掛ぐらいに見えるが、カウンターの下が吸音材になっており、安全上ここに立っても人 が落ちない高さまでガラスをまわすように考えている。 委 員 閉架書庫は人が入ることができないと理解しているが、立ち入れない場合に利用者の要望にど のように対応するのか。 ・カウンターで申し込むと、上の階の書庫に連絡したり、自動書庫の場合は自動書庫にオーダーしたりし て、本がカウンターに出てくる形になる。書庫から、自動書庫から、という配置計画になる。 委 員 駐車場はかなりの空間であるが、回遊性とか、緑が少ないと思うがいかがか。 ・平場を図書館として最大限に有効に使えることが特色で、図書館の中も広場であるという捉え方である。 駐車場は緑が少ないが、舗道整備に重きを置いている。市民の近いほうに広場をとっており、本の広場が 市民にとって開かれた場になるという提案ということでご理解いただきたい。