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第2章   

研  究  開  発 

(2)

2−1  研究開発テーマ  ( 100 テーマ)   

 

①  テーマ名 

②  担当者   研究期間(年度) 

④  研究の概要 

   

化学繊維研究所  ( 23 テーマ) 

■県単独予算 

①  久留米絣脱色技術の開発 

②  田村  貞明、堂ノ脇  靖已、泊有佐、田中  恭子、川村  健太郎、清水  宏昭  ③  H21 

④  久留米絣織物を手ぬぐい、夏用服地や寝具へ展開するため、本研究では反応染料の絣脱色技術を検討した。括り糸・脱色剤の取捨選 択、脱色工程を最適化することで、非括り部分の白色度 85 以上を達成した。 

 

①  屋外用途熱可塑性ウレタンフィルムを目指した新規一重項酸素酸化抑制剤の開発 

②  堂ノ脇  靖已、泊  有佐、田村  貞明  ③  H21  〜  H22 

④  一重項酸素酸化抑制剤は溶剤で溶出してしまう。本研究では屋外用途でも機能を維持する一重項酸素酸化抑制剤の分子設計と合成、

及び新規抑制剤を導入した熱可塑性ウレタンフィルム開発を行う。本年度は抑制剤を熱可塑性ウレタン樹脂に導入し耐光性を評価した。 

 

①  相島産アコヤガイ貝殻の有効利用法に関する研究 

②  藤吉  国孝、親川  夢子、大﨑  徹郎、牧野  晃久、有村  雅司、山下  洋子  ③  H20  〜  H21 

④  県内の相島で養殖されるアコヤガイ貝殻の有効利用について、ハンマーミルで粉砕し、土壌改良材として商品化するとともに、螺鈿細工(装 飾品:ブローチ、ネイル素材等)用資材として実用化を行った。 

 

①  ナノカーボン分散液及びナノカーボン導電膜の開発 

②  内山  直行  ③  H20  〜  H21 

④  自己組織化可能な分散液のための分散剤及び溶媒を見いだし、VGCF-s の分散が可能となった。一方、分散液による薄膜の大面積化に ついては、製膜についての再現性の因子を突き止め、製膜後のナノカーボン同士の接触が低抵抗化の重要な項目であることを見いだした。

 

①  博多織新商品用素材開発に関する研究 

②  清水  宏昭、堂ノ脇  靖已、泊  有佐、田村  貞明  ③  H20  〜  H21 

④  博多織の他用途展開を目指し、本研究では製品対象をシート等とし、広幅の綟り織物の製織技術を検討した。9 種の試織サンプルの作成、

機械強度、摩耗性、耐光性等の物性評価を行い、織物見本を作成した。 

 

①  炭化タングステンナノ粒子の液相合成に関する研究 

(メインテーマ:超硬系金属炭化物ナノ粒子の液相合成に関する研究) 

②  山下  洋子、原田  智洋  ③  H21  〜  H22 

④  高純度かつナノ粒径の WC 粉末は、超硬材料の硬度向上や微細組織を開発する上で切望されている。本研究では、液相法を利用して超 硬系金属炭化物ナノ粒子合成を行うとともに、炭化機構の解明と焼結体作製及び評価までを行う。 

①  超硬材料の粒成長抑制剤・炭化バナジウムの微粒化に関する研究  (メインテーマ:超硬系金属炭化物ナノ粒子の液相合成に関する研究) 

②  原田  智洋、山下  洋子  ③  H21  〜  H22 

④  切削工具等に用いられる超硬材料は、焼結体中の WC の粒成長を抑制することで硬度などの機械的特性が向上する。粒成長抑制剤であ る VC は、粗大な粉末しか開発されていないため、微細な VC 粉末を開発するとともに粒成長抑制効果の検証を行う。 

(表の見方) 

(3)

①  環境調和型・ノンスチレンタイプ不飽和ポリエステル樹脂の開発 

②  蓮尾  東海、井手  誠二、野見山  加寿子、内山  直行  ③  H21  〜  H22 

④  揮発性有機化合物(VOC)であり、排出規制の対象物質であるスチレンを使用せず、スチレン使用材料と同等以上の作業性(硬化速度 等)、及び硬化後樹脂の物性、耐候性を有する不飽和ポリエステル材料を開発する。 

 

■経済産業省  地域イノベーション創出研究開発事業 

①  軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発 

②  泊  有佐、堂ノ脇  靖已、田村  貞明、清水  宏昭  ③  H21  〜  H22 

④  自動車用部材のトノカバーや幌材はポリ塩化ビニルが用いられるが,重量が重く,廃棄時の環境問題がある。本研究では熱可塑性ウレタン の軽量化及び断熱性を高めた代替材料を開発する。本年度は新規耐光剤を導入し、耐光性(7 ヶ月相当)JIS4級達成等、開発を進めた。

 

①  新規光計測によるプラスチック精密識別リサイクルシステムの構築 

②  蓮尾  東海  ③  H21  〜  H22 

④  ラマン散乱、光熱変換法及びレーザー励起発光法等の光計測技術を利用して、類似成分プラスチック識別や充填剤種、プラスチック劣化 状態の判別、含有量別の識別等、精密識別性能を有する次世代プラスチック識別技術識別システムを開発する。 

 

■文部科学省  都市エリア産学官連携促進事業  可能性試験 

①  錯体溶液を利用したカーバイドナノ粒子の開発 

②  山下  洋子、原田  智洋  ③  H21 

④  タングステン酸化合物とクエン酸とアンモニア水を用いて合成した錯体を熱処理することで WC ナノ粒子を作製している。 

錯体の熱処理条件を検討し、粒子の微細化条件を明らかにした。 

 

■文部科学省  知的クラスター創成事業 

①  がん研究・診断用新規バイオツールの開発/生体分子を標識可能な新規蛍光試薬の開発と実用化 

②  齋田  真吾、井手  誠二、野見山  加寿子、大﨑  徹郎  ③  H21  〜  H25 

④  病理診断などに用いられる従来の蛍光試薬は、安定性が低く、乾燥状態において蛍光を発することがないという性質を持っている。本研究 では、乾燥状態においても蛍光を発し、様々な条件下での安定性が高い新規蛍光試薬の開発を行う。 

 

■(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構  産業技術研究助成事業 

①  薄膜コンデンサの高容量化の検討 

(メインテーマ:プリント配線基板内蔵用高容量薄膜コンデンサの開発) 

②  有村  雅司  ③  H20  〜  H21 

④  高容量の薄膜コンデンサを大面積かつ連続的に作製するため,roll to roll プロセスに対応した連続電着装置を作製し,市販の銅箔ロール上 への薄膜連続形成を可能にした。得られた薄膜の容量密度は 90nF/cm2以上であり,薄膜コンデンサとして十分な特性を有していた。 

 

①  薄膜コンデンサの信頼性向上に関する検討 

(メインテーマ:プリント配線基板内蔵用高容量薄膜コンデンサの開発) 

②  藤吉  国孝  ③  H20  〜  H21 

④  BaTiO3ナノ粒子分散液の薄膜形成方法について検討を行い,生産性に優れたプロセスを適用し,連続的な薄膜形成を可能にした。また、

得られた薄膜の表面からエポキシ樹脂を塗布して封孔することで,薄膜コンデンサの諸特性を実用上のレベルまで向上させることができた。

 

①  ナノ粒子分散溶液の分散・凝集制御技術の確立 

(メインテーマ:プリント配線基板内蔵用高容量薄膜コンデンサの開発) 

②  牧野  晃久  ③  H20  〜  H21 

④  高濃度ゾルゲル法により,低欠陥かつ高誘電率の BaTiO3ナノ粒子とそのナノ粒子単分散液を実現し,本合成技術を日揮触媒化成へ技術 移転した。また、ナノ粒子の粒径および分散性による薄膜中の粒子充填率と,得られた薄膜の誘電率の相関を定量的に明らかにした。 

 

■(財)福岡県産業・科学技術振興財団  産学官共同研究開発事業 

①  放電プラズマ焼結法による自動車用傾斜機能性金属/樹脂複合材の開発 

②  大﨑  徹郎、蓮尾  東海、野見山  加寿子、内山  直行、齋田  真吾、井手  誠二  ③  H20  〜  H21 

④  傾斜機能材料の各構成層について、線膨張率や熱伝導率の測定を行った。線膨張率は、50〜200℃の範囲で、銅粉の種類や存在比に よらず一定の範囲内である事が確認された。はく離強度測定については、試験片作成が実施できず、曲げ強さによる評価に変更した。 

(4)

■(財)飯塚研究開発機構  研究開発事業 

①  FRP廃棄物を原料に用いたケミカルリサイクルの実用化技術開発 

②  野見山  加寿子、蓮尾  東海  ③  H21 

④  小型反応管(〜1g)で分解条件の最適化及び GC-MS、GPC を用いた分解生成物の分析手法の確立を達成した。また、日本ユピカ㈱が分 解液から再生合成し他樹脂の評価を行い、保存安定性・硬化特性・強度物性ともに問題ない事が確認された。 

 

■福岡ナノテク推進会議  ナノテク産業化促進事業(実用化枠) 

①  超音速湿式ジェットミルを用いた製薬・化粧品材料の分散・乳化技術の開発 

(メインテーマ:超音速湿式ジェットミルの開発) 

②  牧野  晃久、周善寺  清隆  ③  H21 

④  流体解析により最適なノズル形状を求め,試作したノズルを用いて各種作動パラメータに対して噴霧特性を計測し,液滴の衝突速度のバラ ツキが少ない作動条件を明らかにし、医薬品の粉砕ではサブミクロン以下の粉砕粒子を得ることができた。 

 

■企業からの受託研究 

①  スベリ止め伸縮織物の多機能化と耐久性向上 

②  堂ノ脇  靖已、清水  宏昭  ③  H21 

④  委託企業はウレタン糸を表面に配置してスベリ止め機能を発現する伸縮織物を開発しており、ユーザーから面ファスナー、耐久性付与ニー ズを受けている。本研究では当所保有のウレタン劣化防止技術付与、及び製織技術の検討、生地物性評価を通して商品開発を進めた。 

 

①  回収紙おむつ吸水ポリマーの有効利用に関する研究 

②  堂ノ脇  靖已、田村  貞明  ③  H21 

④  委託企業は紙おむつのパルプリサイクルに成功しているが、紙おむつの 10〜20%を占める吸水ポリマーの再利用方法がなかった。本研究 では吸水ポリマーを消臭剤として再生し、施設、病院への供給、及び牧場などの堆肥化における水分調整材としての利用を検討した。 

 

①  Ti(1-x)Nb(x)O2ナノ粒子分散溶液の開発 

②  藤吉  国孝  ③  H21 

④  高濃度ゾルゲル法で Nb ドープ酸化チタンナノ粒子を合成可能な条件を見いだした。また合成した Nb ドープ酸化チタンナノ粒子を溶媒に分 散可能な条件を見いだした。 

 

①  ゾルゲル法によるアルミナ系ナノコンポジット材料の開発 

②  山下  洋子、牧野  晃久、内山  直行  ③  H21 

④  キレート溶液を利用した TiC ナノ粒子及び Al2O3-TiC コアシェル粉末合成のスケールアップ及び Al2O3-TiC 微細粒焼結体の開発支援を行っ た。 

 

■共同研究

①  カルシウム系水素吸蔵材料の開発に関する研究 

②  藤吉  国孝  ③  H21 

④  先行文献の合成条件を再現し、合成したカルシウム系水素吸蔵材料から発生した水素量の評価を行った。 

生物食品研究所  ( 25 テーマ) 

■県単独予算 

①  骨代謝関連細胞の機能評価系の確立 

②  古賀  慎太郎  ③  H20  〜  H21 

④  骨粗鬆症に代表される骨関連疾患は年々増加しており,骨強化食品や骨代謝改善薬など新たな製品の開発が望まれている。本研究では これらの製品開発に適した新たな素材を選抜することを目的として,骨代謝に関与する細胞を評価する実験系の確立を行った。 

①  新規醤油酵母の開発 

②  大場  孝宏、末永  光  ③  H21  〜  H22 

④  現在使用されている醤油酵母はほとんどエタノール耐性を示さないため、無塩醤油の仕込みには利用できない。醤油に対する消費者の減 塩嗜好に対応するためにエタノール耐性のある無塩醤油用酵母を開発する。 

(5)

①  微生物簡易識別法の開発 

②  塚谷  忠之、末永  光、樋口  智子  ③  H20  〜  H21 

④  食中毒菌検査には専用の選択培地による細菌の分離が必要であり、検査に時間と手間がかかる。そこで、食中毒菌の選択的検出を目的と して、キノン類などのメディエータ代謝活性を利用した簡易測定法を開発した。 

①  新奇乳酸菌スターターを用いた福岡ブランド高菜漬けの開発 

②  樋口  智子、平野  吉男、塚谷  忠之、上田  京子  ③  H20  〜  H21 

④  高菜漬け製造業社の漬け汁サンプルの pH、乳酸濃度分析、乳酸菌観察等によりタンク内の発酵経過を明らかにした。昨年度に選定した乳 酸菌をスターターとし、小スケール実施試験を行い、発酵経過の比較を元に実スケールでのスターター利用実施試験を行った。 

①  創傷ケアを目的とした機能性ナノファイバーの開発 

②  山口  哲  ③  H20  〜  H21 

④  ナノファイバーからなる不織布の創傷被覆剤への応用を図るため、基礎となる素材の探索ならびに物理特性を評価した。その後、ナノファイ バー化可能であった素材に対して吸水度試験や架橋処理を施し、創傷被覆財への応用可能性を検討した。 

①  有用微生物(B1144)を利用した抗カビ製品および脱臭製品の開発と新規天然生理活性 

②  日下  芳友、齋藤  浩之、樋口  和彦、片山  秀樹、百武  稔郎  ③  H21  〜  H22 

④  有用微生物を用いて抗カビ家庭用品の開発と抗カビ生理活性物質の探索を行う。また、同一の菌株を用いて脱臭作用の可能性を探索す る。 

①  地域資源の活用を目指したサザンカの生理活性評価並びに香粧品の開発 

②  石川  智之、百武  稔郎、齋藤  浩之、楠本  賢一、水城  英一  ③  H20  〜  H21 

④  久留米市、まるは油脂化学㈱、福岡県農業総合試験場果樹苗木分場、㈱久留米リサーチ・パークと連携して県指定天然記念物である耳 納サザンカの機能性評価を行った。また、サザンカ油を用いて国際ツバキ会議久留米大会の記念品「山茶花日和」を作製した。 

■文部科学省  知的クラスター創成事業 

①  がん研究・診断新規バイオツールの開発/超高速タンパク質生産システム開発 

②  楠本  賢一、金沢  英一、石川  智之、古賀  慎太郎  ③  H21  〜  H25 

④  がん治療研究を進める製薬業界は、生体の生理活性タンパク質を医薬品として利用するために、遺伝子から短期間、効率的に生産する手 段を求めている。この要望に応えるため、産学官連携による遺伝子導入からタンパク質生産に関わる研究開発から成果の実用化まで行う。

■文部科学省  科学研究費補助金 

①  微生物由来の細胞傷害性タンパク質パラスポリン 4 の作用機構解明 

②  奥村  史朗、齋藤  浩之  ③  H19  〜  H21 

④  Bacillus  thuringiensisが産生するに哺乳動物培養細胞に対して細胞傷害活性を示すパラスポリン4について、CACO-2 細胞におけるパラス

ポリン 4 レセプターの探索を中心に、その作用機構の解明を目的とした研究を行う。 

 

①  リガンド型脂質分子によるヒト肺癌細胞への標的指向性デリバリー機構の解明 

②  楠本  賢一、石川  智之  ③  H20  〜  H22 

④  全がん死亡率者数の 20%(第 1 位)を占める肺癌は、難治性で深部の疾患である。そのため局所的に薬剤を効かせる標的指向性デリバリ ーシステムの開発が待望されている。本研究では、ヒト肺癌細胞へ選択的に遺伝子を運搬するリガンド型脂質分子について、検討する。 

■(独)科学技術振興機構  地域イノベーション創出総合支援事業「シーズ発掘試験」 

①  ヤーコン由来の新規天然化合物による実用美白素材の開発 

②  楠本  賢一、石川  智之  ③  H21 

④  国内の化粧品出荷実績は 1.5 兆円規模、その中で美肌を目指す機能性化粧品が注目され、美肌効果を持つ素材開発が求められている。

本研究では、ヤーコンに含まれる新規の天然化合物の持つ美白機能について化粧品素材としての可能性試験を行う。 

 

■(独)科学技術振興機構  地域イノベーション創出総合支援事業「シーズ発掘試験(発展型)」 

①  機能性を有するシリカナノファイバーバイオデバイスの開発と応用 

②  山口  哲  ③  H21 

④  空隙率と生体適合性が高い静電紡糸シリカナノファイバー細胞培養担体の高機能化を図るため、特に人工骨用途を踏まえた本担体の高 機能化に関する検討を行った。その結果、細胞機能を向上させた機能性シリカナノファイバー細胞培養担体を開発した。 

(6)

■(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構  産業技術研究助成事業(若手研究グラント)

①  パラスポリン-1 の作用機構解明と機能改変したパラスポリン-1 タンパク質の作出  (メインテーマ:微生物毒素とその受容体を利用した新しい標的がん治療技術の開発) 

②  片山  秀樹  ③  H20  〜  H24 

④  パラスポリンは細胞特異的毒素タンパク質である。本研究ではパラスポリン-1 を抗がん剤として利用することを想定し、パラスポリン-1 タンパ ク質、あるいはパラスポリン-1 部分合成ペプチドを用いてマウスにおける抗腫瘍化効果を検討する。 

■(財)福岡県産業・科学技術振興財団  FS 事業(実用化試験枠) 

①  バチルス菌を用いたグリーストラップ滞留油脂類分解処理剤の開発 

②  片山  秀樹、日下  芳友  ③  H21 

④  グリーストラップに蓄積する油脂は清掃により除去する必要があるが、その作業は敬遠されがちである。本研究では油脂分解性を示すバクテ リアのグリーストラップ類似環境下における油脂分解性を研究し、新規のグリーストラップ用油脂分解処理剤の開発の可能性を検討する。 

■(財)久留米地域産業技術振興基金  可能性調査事業 

①  清酒作りの発酵法を用いた新しい酒の開発 

②  大場  孝宏、末永  光、一松  時生  ③  H21 

④  清酒メーカー特有の機能性に富んだ麹と生物食品研究所が開発したリンゴ酸を多く作る「ふくおか夢酵母」を使用し、従来からある生薬や香 料を使ったハチミツ酒とは全く異なる福岡オリジナルのハチミツ酒の開発を行った。 

■全国中小企業団体中央会  ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(試作開発等支援事業) 

①  一塩基多型(SNP)を原因とするペット遺伝病判定用 SPR 分析装置の試作開発 

②  奥村  史朗  ③  H21 

④  血統書を持つような純血のイヌにおいては遺伝的疾患が問題となっているが、その多くは一塩基多型(SNP)によるものであることから、これら の SNP を簡易に測定できる表面プラズモン共鳴分析法による、簡便かつ高感度な判定専用機器を開発する。 

①  磁気ビーズによる化学発光イムノアッセイ計測装置の性能評価 

②  塚谷  忠之、古田  正範  ③  H21 

④  界面活性剤の公定法(溶媒抽出/吸光光度法)は、操作が煩雑で分析に長時間を要するため、全自動測定装置の開発が望まれている。

本研究では、全自動測定装置の性能評価(自動検量線作成による定量濃度範囲及び検出限界の検証、公定法との相関性)を行った。 

■全国中小企業団体中央会  ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(実証等支援事業) 

①  B1144散布後の微生物群衆解析手法の確立 

②  日下  芳友、齋藤  浩之  ③  H21 

④  散布菌特異的検出法を確立し、豚舎での臭気低減が、散布菌の効果であることを実証する。 

■九州イノベーション創出促進協議会  研究開発環境支援事業 

①  水溶性テトラゾリウム塩を用いた微生物簡易検出法の開発 

②  塚谷  忠之、末永  光  ③  H20  〜  H21 

④  大腸菌などの食中毒菌を対象として、微生物の簡易測定を可能とする水溶性テトラゾリウム塩及び電子メディエータから成る検出試薬・キッ トを開発し、その原理と使用手順等のマニュアル化を行った。 

■福岡県バイオ産業拠点推進会議  福岡県バイオベンチャー等育成事業 

①  未利用柿を活用した食品素材の大量生産法および機能性食品の開発 

②  平野  吉男、塚谷  忠之、樋口  智子、黒田  理恵子  ③  H20  〜  H21 

④  福岡県は甘柿の生産では全国一を誇るが、年間 5000 トンにも及ぶ柿が規格外等の理由により大量に廃棄されている。本研究開発ではこ の未利用柿の有効利用に着目し、柿製品(シロップ・ピューレ)について規格保証可能な製品規格を明らかにし、製品規格化を行った。 

①  感染症媒介昆虫である蚊の防除機能を有するブロックの開発 

②  齋藤  浩之、百武  稔郎  ③  H21 

④  蚊に対して差中活性を有する微生物を組み込むことにより持続的に効果を発揮する防除機能を持ったブロック資材の開発を行うことを研究 の目的とする。 

(7)

■企業からの受託研究

①  純米吟醸酒用酵母の開発 

②  大場  孝宏、末永  光、一松  時生  ③  H21  〜  H22 

④  鑑評会向けの大吟醸酒製造に適した酵母はカプロン酸エチル高生産性に優れているが、発酵力が劣る特性がある。そこで、発酵力の強い カプロン酸エチル高生産酵母を取得し、鑑評会用の大吟醸酒製造にも、市販用の純米吟醸酒製造にも使用できる酵母を開発する。 

 

■共同研究 

①  鶏ガラスープの食味及び呈味成分に及ぼす加熱調理の影響〜鶏ガラスープの呈味成分の分析〜 

②  黒田  理恵子、山下  聡子、平野  吉男、末永  光  ③  H21 

④  より美味しく、栄養素の豊富なスープの提供を目指し、鶏ガラスープの食味及び呈味成分に及ぼす加熱調理の影響を検討するために、スー プの成分分析を実施した。 

 

①  摘果巨峰の高付加価値化に関する研究 

②  塚谷  忠之、末永  光、大場  孝宏、  ③  H20  〜  H21 

④  未利用資源である「摘果巨峰」を利用した製品の健康志向をアピールするために成分分析(ポリフェノール、有機酸、糖など)や機能性評価

(抗酸化性など)を行い、製品の高付加価値化を目指す。また、摘果巨峰を用いたリキュールの試作を行い、新商品の提案を行った。 

 

①  豆乳及び大豆飲料を利用した加工食品の開発 

②  古田  正範、樋口  智子、塚谷  忠之  ③  H21 

④  豆乳及び大豆飲料は牛乳代替の植物性蛋白飲料としての用途が主であるが、販路拡大の観点からこれらを利用した様々な加工食品の開 発が望まれている。そこで、これらを原料に乳酸菌発酵によりマイルドな酸味のヨーグルト様大豆発酵食品の試作を行った。 

  

インテリア研究所  ( 9 テーマ) 

■県単独予算 

①  車内用空気浄化フィルターの開発 

②  岡村  博幸、諌山  宗敏、朝倉  良平  ③  H19  〜  H21 

④  フィルターの処理方法として,フタロシアニン含有活性炭を検討した。アセトアルデヒド,酢酸,メルカプタン系,硫化水素,アンモニアに対する 吸着性能は,未処理活性炭と比較して期待したような性能の向上は見られなかった。 

 

①  3 次元成形可能な天然木化粧材料の開発 

②  竹内  和敏  ③  H20  〜  H22 

④  木材に対して軟化,圧縮,樹脂含浸などの処理を施すことによって,天然木化粧材料の塑性変形能の向上を図る。処理された天然木化粧 材料を用いてプレス成形を行い,成形性の評価を行うとともに,得られた結果をもとに処理条件,加工条件の最適化を行う。 

 

①  木材の高度加工技術の開発と自動車部品への応用 

②  楠本  幸裕、竹内  和敏  ③  H21 

④  温湿度の変化により変形や割れを生じてしまう特性を持つ木材を、過酷な環境下となる自動車内でも利用できるよう改良を施し、自動車部 品としての利用を目指した。 

 

①  人間工学に配慮した自動車用シート素材の開発 

②  石川  弘之、本  明子、西村  博之  ③  H19  〜  H21 

④  現行品のシートと比して、体圧分散性や振動吸収性に優れ、着座時の熱さや蒸れを軽減することが可能となるシートパッド形状を見出した。

 

①  エアーセル式車椅子用シートの開発 

②  西村  博之、石川  弘之、本  明子  ③  H20  〜  H21 

④  以前開発した床ずれ防止マットレスのエアーセル技術を応用し、体圧分散性に優れた床ずれになりにくい新しいタイプの車椅子用シートを開 発した。 

 

■経済産業省  地域イノベーション創出研究開発事業 

①  溶射法による広域波長型光触媒を用いた生活空間浄化製品の開発  光触媒性能、製品安定性等の実用性評価 

②  古賀  賢一  ③  H20  〜  H21 

④  プロジェクト内で試作された光触媒製品の VOC 分解性能・製品安定性の評価を行い、実験室での評価結果を実使用環境へ拡張し、 

各試作品の実用性を証明した。 

(8)

 

①  木材樹皮抽出タンニンを用いた農薬及び環境浄化活性炭の研究開発 

②  竹内  和敏、岡村  博幸  ③  H21  〜  H22 

④  木材樹皮抽出液から得られた球状タンニン樹脂の活性炭製造条件について検討し,得られた球状タンニン樹脂活性炭の VOC および悪臭 原因物質に対する吸着性能の評価を行う。 

 

■文部科学省  都市エリア産学官連携促進事業 

①  メソポーラスゼオライト(MPZ)を用いた自己再生型光触媒複合フィルタの開発 

②  岡村  博幸、古賀  賢一、竹内  和敏、諌山  宗敏  ③  H21  〜  H23 

④  自動車用エアフィルタ、フィルタ基材、光触媒評価に関する先行技術調査を実施した。今後、これらの情報に基づきフィルタ基材の選定お よび新規開発のエアフィルタの性能評価を行う。 

 

■共同研究 

①  学童用椅子用座具に関する研究 

②  友延  憲幸、石川弘之、本  明子  ③  H21 

④  児童の座位姿勢に着目し、授業を受ける姿勢(背を丸める、頭をさげる、頬杖をつく、臀部の前ずれ等、心身の負担の大きい姿勢)の改善を 目的とした座具を開発した。 

機械電子研究所  ( 43 テーマ) 

■県単独予算 

①  めっき技術を用いた金属-空気二次電池用正極材料に関する研究 

②  中野  賢三  ③  H21  〜  H22 

④  金属-空気電池の正極材料として用いられるカーボン電極は充電時に酸化劣化するため、二次電池化に適用できない。本研究では、めっ き技術を用いて金属-空気二次電池用正極材料の開発を行う。 

 

①  自動車用部品のプレス成形加工ラインにおける割れ改善技術の開発 

②  阿部  幸佑、島田  雅博、小野本  達郎、小川  俊文、阪本  尚孝  ③  H20  〜  H22 

④  従来、プレス加工企業では、加工時に割れが発生した場合、製品・金型の設計を見直すことのみで解決を図るのが一般的である。そこで、

加工温度の制御など、従来にないアプローチによる割れ改善技術を確立することを目的として研究開発を進めている。 

 

①  クラスタープラズマによる微細金型曲面の仕上げ技術の開発 

②  池田  健一、谷川  義博、竹下  朋春、安部  年史、中村  憲和、内野  正和  ③  H20  〜  H21 

④  原子が多数結合した分子(クラスター)をプラズマ化した。そして、これを静電引力によって金型に照射し、平滑化する技術の開発を行った。

 

①  薄板加工用研削装置の開発 

②  竹下  朋春、安部  年史  ③  H20  〜  H21 

④  平面研削加工は、ミクロン代の精度が求められる加工方法であるが、最初の段取りではワークがそったりしているため、最適な固定方法が無 いのが現状である。そこで、最適な平面状態にする薄板研削装置の試作を行った。 

 

①  マグネシウム合金スタッド溶接部の簡易非破壊検査法の開発 

②  糸平  圭一、貝田  博英、中村  憲和  ③  H20  〜  H21 

④ 

マグネシウム合金スタッド溶接部の簡便な非破壊検査法として磁気による振動現象を利用した非破壊検査法を検討した。磁気による非破 壊検査法の実験データ、マイクロフォーカス X 線 CT よる溶接部のボイドデータ、強度試験による溶接部の強度データをまとめた結果、磁気に よる非破壊検査法で溶接部の強度を予測できる可能性を得た。 

 

①  高速・高品質液体濃縮装置の開発 

②  林  伊久、平野  吉男  ③  H20  〜  H21 

④  本研究では新たに設計した圧力吸収機構および蒸発機構により濃縮能力を 1.5 倍高めたことを確認した。これにより濃縮能力 2L、濃縮時 間 2 時間、濃度 20Brix%を達成した。 

 

①  タイヤ加硫機用断熱材の CAE による設計 

②  山本  圭一朗、周善寺  清隆  ③  H21 

(9)

 

①  非接触式すべりエラーレス位置センサの開発 

②  渡邉  恭弘、奥村  克博、林  宏充、古賀  文隆、石田  康弘  ③  H21  〜  H22 

④  ロボット単体による自己位置把握のために、車輪や足部の“すべり”の影響を受けない非接触式位置センサを開発する。 

 

①  静電気の遠隔測定技術の開発 

②  林  宏充  ③  H20  〜  H21 

④  現在、静電気測定に用いられているセンサでは、大きさや電源の取り回しなどが原因で、センサ設置に際し電源やスペース上の制約が生 じ、静電気の常時測定が難しい。そのため、導体薄板に特殊加工を施した超薄型静電気センサを考案した。 

 

①  機能性電磁シールド建材の開発 

②  川畑  将人、小野本  達郎  ③  H20  〜  H21 

④  電磁シールド特性評価法、および、耐久性、防水性に優れた電磁シールド建材について検討した。 

 

①  マグネシウム合金上へのめっき処理技術の開発 

(メインテーマ:自動車用マグネシウム合金軽量部材への表面処理技術の開発) 

②  南  守、古賀  義人、古賀  弘毅、中野  賢三、猪口  新規  ③  H19  〜  H21 

④  本研究では、環境負荷低減、目的に応じた性能を発揮できる表面処理法が行えるように、化成処理、めっき、溶射、拡散浸透等の表面処 理技術の検討を行う。自動車用部材として要求される、耐食性、塗装密着性、耐摩耗性、意匠性等に優れた皮膜形成が可能な表面処理 技術の開発を目指すものである。 

 

■経済産業省  戦略的基盤技術高度化支援事業 

①  自動車パワートレイン摺動部における溶射技術の開発 

②  古賀  義人  ③  H20  〜  H22 

④  溶射温度を低くできる新しい溶射方法により、自動車パワートレイン(動力伝達部)に適用可能な硬質皮膜形成技術の開発を実施している。

H21 年度は、鉄ベースの新しい合金組成の粉体を開発し、高硬度の皮膜の成膜を実施した。 

 

①  耐熱・難燃性マグネシウム合金鋳造によるパワートレイン耐熱部材の開発 

②  南  守  ③  H21 

④ 

自動車の燃費向上を目的に、パワートレイン耐熱部材は軽量化が求められている。本開発は希土類を用いずに安価で耐熱性・耐摩耗性・

振動減衰性に優れたマグネシウム合金開発を行い、耐熱鋳造部材の製造技術およびリサイクル技術を確立し、開発合金に最適化した形 状設計技術を同時に開発して次世代軽量耐熱部材の開発を行う。 

 

①  工具折損検知手法によるノズル穴の高精度微細加工技術の開発 

②  竹下  朋春  ③  H18  〜  H21 

④  ディーゼルエンジン車の低燃費化・低公害化には、燃料の高圧噴射化や噴霧微細化が課題である。解決策として燃料噴射ノズル穴の小径 化と加工精度の向上が必須である。そこで、低コストで高精度な微細穴加工を実現するため微細穴加工技術の開発を行っている。 

 

■国土交通省  建設技術研究開発費助成制度 

①  光学的非接触全視野計測法によるコンクリート構造物のマルチスケール診断法の開発 

②  内野  正和  ③  H20  〜  H21 

④  変形・ひずみ・応力・振動の実用的計測法として、デジタル画像相関法やレーザドップラ等の光学的手法を用いて、建設現場環境でのロバ スト性の高い計測・解析システムを開発するとともに、これらの計測法を用いたコンクリート構造物の健全性診断法を開発する。 

 

■文部科学省  都市エリア産学官連携促進事業(一般型) 

①  自動車用デュアル炭素電池の特性評価 

②  中野  賢三  ③  H21  〜  H23 

④  正極にカーボンを用いたデュアル炭素電池の繰り返し充放電における電極状態を調査するため、Li の分析が可能なグロー放電発光分析を 用いて分析を行い、研究開発を進めている。 

 

(10)

■文部科学省  知的クラスター創成事業(第Ⅱ期) 

①  応力に起因したデバイス特性変動評価技術の開発 

②  小金丸  正明、内野  正和  ③  H19  〜  H23 

④  実装応力に起因する半導体デバイスの電気特性変動評価技術を開発する。機械的応力による DC 特性および高周波特性の変動を評価 する。また、デバイスシミュレータを用いた評価技術を開発する。 

 

①  システムLSI応用による自律移動・作業用ロボット制御技術の研究開発 

②  奥村  克博、渡邉  恭弘、石田  康弘  ③  H19  〜  H23 

④  身近な環境における自由な移動の実現を目指し、複雑な制御を必要としない信頼性が高い移動機構の開発を行う。 

 

■文部科学省  科学研究費補助金  若手研究B 

①  超音速空気流れによる水滴の冷却と氷核生成 

②  周善寺  清隆  ③  H21  〜  H23 

④ 

環境負荷が少なく洗浄効果が高い洗浄媒体として「氷」に着目し,液体窒素等の特別な冷媒を使用せず,ミクロンサイズの微小な氷粒子や 過冷却水滴を噴射可能なマイクロアイスジェット洗浄ノズルを開発した.しかし,その氷生成率が十分ではなく,強固に付着したコンタミの洗 浄に対応できていない.そこで,ノズル内部における水滴の冷却,凍結過程を解明することで,洗浄性能向上および利用拡大を図る. 

 

①  車載電子機器の波源モデル化による自動車車内外の電磁環境の推定 

②  川畑  将人  ③  H21  〜  H23 

④  車載電子機器単体の放射ノイズ測定結果から、自動車搭載時の車内・車外の電磁環境を推定する方法について検討した。 

 

■文部科学省  科学研究費補助金  基盤研究 C 

①  X 線透視画像を用いた電子パッケージ内部ひずみの非破壊計測技術の開発 

②  小金丸  正明、内野  正和、糸平  圭一  ③  H21  〜  H23 

④  モアレ縞の位相分布を解析できる位相シフトサンプリングモアレ法をマイクロフォーカス X 線透視画像に適用し、電子パッケージ内部のひず みや応力分布を非破壊で計測、評価する技術を開発する。 

 

■(独)中小企業基盤整備機構  戦略的基盤技術高度化支援事業 

①  超臨界流体付加射出成形による金型内メッキ技術の開発 

②  野中  智博  ③  H18  〜  H21 

④  ナイロン樹脂に対して、超臨界流体を利用して、射出成形と同時にめっき前処理を行うことにより、従来のメッキ工程を半減させることができ た。 

 

■(独) 科学技術振興機構  地域イノベーション創出総合支援事業地域ニーズ即応型 

①  マグネシウム合金への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発 

②  古賀  弘毅、中野  賢三  ③  H20  〜  H21 

④  マグネシウム合金への6価クロムを使用しない環境に配慮した高耐食性化成処理技術を開発する。本研究では3価クロムを使用したものと,

クロムを一切使用しないものの二種類の処理方法について開発した。 

 

①  マグネシウムを利用した環境水質浄化材の設計と製造 

②  阪本  尚孝  ③  H21 

④  鍍金後の部品洗浄排水のように、金属イオン濃度の管理が必要でかつ大量に発生する排水を、高効率で低コストに処理する方法として、

金属マグネシウムの強い表面活性を利用した浄化材を設計・試作する。 

 

■(独) 科学技術振興機構  地域イノベーション創出総合支援事業ニーズ即応試験 

①  超音速二流体ノズルによる低環境負荷ブラスト装置の開発 

②  周善寺  清隆  ③  H21 

④ 

本研究では超音速二流体ノズルを用いて,水中に分散させた重曹粒子(重炭酸ナトリウム)を音速または超音速まで加速して噴射する低環 境負荷のブラスト装置を開発した.本ブラスト装置の開発により,レンズや液晶の精密ガラス,半導体露光マスクに付着した異物の除去に利 用されることが期待される. 

 

(11)

■(独) 科学技術振興機構  地域イノベーション創出総合支援事業シーズ発掘試験A(発掘型) 

①  天然由来食材からの有用成分高効率抽出技術の研究 

②  林  伊久  ③  H21 

④  本研究ではラボスケールにより水撃作用による抽出特性および抽出メカニズムを明らかにした。また、その結果を基に高効率 に抽出できる抽出容器の構造を求め高効率抽出装置の基本設計指針を確立した。 

 

■(独)日本学術振興会  科学研究費補助金 

①  光学的手法によるリアルタイム非接触振動計測法の開発と非破壊検査への応用 

②  内野  正和  ③  H21  〜  H23 

④  構造物の振動計測法として、デジタル画像相関法やレーザドップラ等の光学的手法を用いて、コンクリート構造物の健全性診断法を開発す る。 

 

■(財)福岡県産業・科学技術振興財団  産学官事業 

①  配管肉厚測定ロボットの開発 

②  渡邉  恭弘、奥村  克博、石田  康弘  ③  H21  〜  H22 

④  3次元的に張り巡らされた配管の内部から、管の全面の厚さを測定するロボット検査システムを開発する。 

 

■(財)飯塚研究開発機構  研究開発事業 

①  壁体用保水レンガの強度物性に与える断面形状効果 

②  阪本  尚孝  ③  H21 

④ 

平成21年度研究開発事業「壁体用保水レンガの開発とそれを用いた建造物蓄熱抑制システムの設計」に関連して、外壁等の建築物構造 体の温度保持機能に優れた多孔質レンガ部材を開発する上で必要な、通水のための貫通孔面積およびサイズによる強度および透水性へ の影響を検討し、壁体用として最適な断面形状を決定する。 

 

■(財)飯塚研究開発機構  研究開発事業(実用化可能性調査研究) 

①  ニッケルめっき排水の工場内リサイクルシステムの開発 

②  古賀  弘毅  ③  H21 

④  従来,産廃処分されていたニッケルめっき排水に高濃度に含まれるニッケルを分離回収し,再び工場内でめっき原料として使用するための 要素技術の開発を行った。 

 

■(財)福岡県産炭地域振興センター  産学官等連携研究開発委託事業 

①  ギヤトレイン型二系統動力伝達機構を内蔵した指関節を持つロボットハンドの開発 

②  奥村  克博、渡邉  恭弘  ③  H20  〜  H21 

④  一個のモータで三関節が同時駆動する独自開発の指機構を用いることで、小型軽量化、制御の簡素化が可能な多指ロボットハンドの開発 を行った。 

①  コランダム工具の開発 

②  林  宏充  ③  H20  〜  H21 

④  手仕上げ不要な高精度機械加工のため、ダイヤより安価で鉄系材料との親和性の低いコランダムを対象に工具開発を行った。 

■(財)福岡県環境保全公社リサイクル総合研究センター  研究開発事業 

①  めっきスラッジの再資源化システムの開発 

②  古賀  弘毅  ③  H19  〜  H21 

④ 

従来,産廃処分されていた亜鉛めっき排水から亜鉛成分を分離回収し,得られた高濃度な水酸化亜鉛を製錬原料として再資源化するた めの技術開発を行った。その結果,安価な亜鉛回収装置の開発に成功し,得られた水酸化亜鉛は製錬原料メーカーに有価売却可能な品 位を得ることができた。 

 

■(財)福岡県環境保全公社リサイクル総合研究センター  課題公募型プロジェクト 

①  超硬合金を使用したシールドマシン用ビットのリユースに関する研究開発 

②  糸平  圭一、貝田  博英、内野  正和、小金丸  正明、中村  憲和、小野本  達郎  ③  H21 

④  使用済みビットをリユースするための診断・検証システムを構築するために、ビットの必要強度、ろう付部と超硬合金の疲労強度、ろう付部の 非破壊検査法を検討した。 

 

(12)

■(財)内藤泰春科学技術財団  調査・研究開発助成 

①  Ni-Free 高窒素鋼線の高品位化プロセスの開発 

②  小野本  達郎  ③  H21 

④  固相窒素吸収法で製造した Ni-free 高窒素鋼は、高温加熱に伴う金属組織の粗大化により、2次加工(伸線・曲げ)の際に割れや表面肌荒 れを生じる課題がある。本研究では、2回の相変態を利用して粗大組織を微細化するための「連続熱処理プロセス」の開発を行った。 

 

■全国中小企業団体中央会  ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(試作開発等支援事業) 

①  高張力鋼板の物性値に基づく板成形解析による絞り工程解析 

②  野中  智博  ③  H21 

④  高張力鋼板に対して、引っ張り試験を実施し、その結果得られる、応力と歪の関係をデータベースとして、絞り解析を実施した。 

 

①  電力設備のための電池レス無線通信式温度監視装置の開発 

②  林  宏充  ③  H21 

④  電源を送電線の漏れ磁束から供給するため、電池交換のメンテナンスが必要で無く、温度データを無線で送信し遠隔で自動監視することに よって温度を常時監視する装置を開発し、その筐体シールド特性およびアンテナ特性の改善を行う。 

 

■九州イノベーション創出促進協議会  研究開発環境支援事業 

①  高精度2D−3D変形計測技術の確立とマニュアルの作成 

②  内野  正和  ③  H20  〜  H22 

④  スペックル干渉法を利用した動的3次元変形計測法を用いて、半導体パッケージ表面に沿った面外変形(z 軸方向)、面内変形(x、y軸方 向)計測が可能な高精度動的変形計測手法を開発し、計測マニュアルを作成した。 

 

①  EMC測定・対策効率化支援技術の開発 

②  川畑  将人、石田  康弘  ③  H21 

④  電波暗室間の相関技術、放射ノイズ源可視化技術に関するマニュアル化を実施した。 

 

■福岡ナノテク推進会議  ナノテク産業化促進事業(実用化枠) 

①  ノズルから噴射される懸濁液滴の均一化 

(メインテーマ:超音速湿式ジェットミルの開発) 

②  周善寺  清隆、牧野  晃久  ③  H21 

④ 

電子情報素子、光機能素子、化粧品、セラミックスなどの素材としてナノ粒子が利用されつつある。容易に凝集するナノ粒子を解砕する方 法の1つとして湿式ブレイクダウン法があるが、粒子をスラリー化して高圧で噴射するため装置部材の磨耗が激しく、コンデンサメーカーより新 規な解砕装置の開発を切望されている。そこで新規な解砕方法として、ラバルノズルを用いた超音速ジェットミル加工装置を開発した. 

■九州大学応用力学研究所  平成 21 年度共同利用研究 

①  咬合時における歯科インプラント周辺骨の変形解析 

②  内野  正和  ③  H21 

④  デジタル画像相関法の応用計測として歯科医療へ展開した。従来よりも優れたインプラント開発、並びに最適なインプラント治療技術開発を 目的としてインプラントと歯槽骨との接合界面近傍での変形挙動計測を行った。 

■企業からの受託研究

①  転炉ダスト処理における固化機構に関する調査研究 

②  阪本  尚孝  ③  H21 

④  転炉操業時に発生する膨大な量のダストは鉄分が多く含まれているため、回収し再度原料として利用することを目的として、より効率的なダ スト固化条件の確立を目指し、脱水・固化プロセスにおける固体分の状態変化について調査を行う。 

■共同研究 

①  液体の微粒化凍結技術の実用化に向けた研究 

②  周善寺  清隆  ③  H19  〜  H21 

④  超音速二流体ノズルをシーズ技術としてリックス株式会社と共同研究を実施し,平成 20 年度にマイクロアイスジェット洗浄ユニットを製品化 した.本シーズの展開として重量粒子ブラスト装置,ナノ粒子分散装置についても開発した. 

(13)

〜実用化事例〜 

 

テ ー マ 名 ・ 研 究 所  開  発  の  概  要  久留米絣手ぬぐいの開発 

化学繊維研究所 

久留米絣の主な使用染料が製造停止となるという産地の一大危機を打開するため、反応染料 による新たな代替染色技術を開発しました。これにより絣産地が存続できるほか、染色堅ろう 度が向上するという利点も生じました。この技術を新しい用途の「手ぬぐい」に応用し、カラ フルなデザインのものを多数試作しました。 

耐光性を向上させたウレ タンフィルムの開発  化学繊維研究所 

芳香族系ウレタンは光などで黄変する問題があり、新しい耐光処方を開発しました。この技 術で従来処方よりも最大 88%も黄変化が抑制でき、平成 20 年度から軽量、断熱機能が高い熱 可塑性ウレタンフィルム「ダンネッター」へ新たに導入しました。 

コンクリートのひび割れ を軽減するプラスチック スペーサの開発 

化学繊維研究所 

鉄筋コンクリートの施工時に使用するプラスチック製星型スペーサ「プラ・スターG」を開 発しました。本製品は、温度荷重によるコンクリートのひび割れを 85%以上抑制することがで きます。㈱中央産業では、スペーサ材料にほぼ 100%リサイクル材料を使用しており、土木工 事・建築工事・二次製品等に対応できるサイズ展開をしています。 

福岡・相島産真珠貝の貝殻を 利用した装飾品(螺鈿細工) 

化学繊維研究所 

福岡・相島(あいのしま)で真珠の養殖が始められています。真珠貝(あこや貝)は貝殻にも 真珠層を有することから、貝殻の真珠層を活かした装飾品素材を開発しました。素材は伝統工芸 である螺鈿細工(らでんざいく)に展開し、万徳屋では熟練の技を生かしたぬくもりのある手作 りの装飾品を、(有)カラープラネットでは、精密加工を行ったネイル素材を製品化しています。

久留米産ヤーコンを用い たドレッシングの開発  生物食品研究所 

久留米市、㈱久留米リサーチ・パーク、中村学園大学、田主丸ふれあい市場、生産農家と連 携して、久留米産ヤーコンを用いたドレッシングを開発し、キットカットキッチンが商品化し ました。   

Rhizobium

菌生産カタラ ーゼを用いた過酸化水素 処理剤の開発 

生物食品研究所 

(有)S・Gラボラトリーと共同で過酸化水素分解酵素(カタラーゼ)を多量に生産する細 菌についてスクリーニングやカタラーゼ抽出などの製剤化条件の検討を行い、現行のカタラー ゼ製剤より安価な過酸化水素処理製剤を開発しました。 

生菌選択的蛍光染色キット”

-Bacstain-

  CTC  Rapid  Staining Kit”の開発 

生物食品研究所 

㈱同仁化学研究所との共同研究により、生きた微生物を選択的かつ高感度に検出する蛍光染色 キットの開発に成功し、平成 21 年度に商品化されました。蛍光染色試薬 CTC とエンハンサー(反 応促進物質)を併用することで、スピーディーで高感度な蛍光染色を実現しました。また、従来 の試薬では検出できなかった微生物も染色が可能になりました。蛍光検出法で汎用されている蛍 光顕微鏡とフローサイトメータのそれぞれに対応した2種類のキットを準備しています。 

電解式スケール除去装置 の開発 

機械電子研究所 

  空調設備等に使用される冷凍機やコンプレッサの熱交換器へのスケール付着による性能低 下を防ぐため,循環する冷却水を電解処理しスケールの原因となる水中のミネラル分を除去す る装置を開発しました。従来,必要であった冷却水への薬剤添加が不要となります。 

電力損失低減に優れた永 久磁石発電機の開発  機械電子研究所 

赤司電機(株)、および大分大学との産学官共同研究により、平成 21 年に低速回転高効率型 永久磁石式同期発電機「GENE-MASTER」を製品化しました。600rpm の低速回転で効率 90%以上を実現しており、まさに低炭素社会に貢献できるこれまでにない高効率発電機です。 

機上計測式研削盤の開発  機械電子研究所 

金型部品の成形研削加工は、職人頼みの領域で、検査・加工には多大な時間を要します。これ らの問題解決の為、ビジョン技術と精密加工技術を取入れたリバースエンジニアリング内蔵 CNC 研削盤(機上計測式研削盤)を開発しました。これにより、加工物を研削盤に保持したま ま研削・形状計測が可能になるので、加工の省力化、省人化、高品質化を実現できます。   

脆性材料加工用鉛筆型メ タルボンド微細径砥石  機械電子研究所 

機械加工が困難な脆性材料(ガラス、セラミックス等)の微細な形状加工を行うことを目的に、

超砥粒メタルボンド砥石の結合剤に耐摩耗性ろう材を使用した鉛筆型の砥石を開発しました。 

配管内検査ロボットの開発  機械電子研究所 

配管内の割れ・腐食・減肉などの配管内面の状態を検査するロボット「エルボマスター」を 開発しました。配管の材質や形状によらず配管内を自由に走行することができ、カメラの画像 で配管内を観察します。平成 20 年度よりサービス事業を開始しました。 

※詳細は、平成 21 年度実用化事例集に掲載されています。 

参照

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山階鳥類研究所 研究員 山崎 剛史 立教大学 教授 上田 恵介 東京大学総合研究博物館 助教 松原 始 動物研究部脊椎動物研究グループ 研究主幹 篠原

人類研究部人類史研究グループ グループ長 篠田 謙一 人類研究部人類史研究グループ 研究主幹 海部 陽介 人類研究部人類史研究グループ 研究員

人類研究部長 篠田 謙一 人類研究部人類史研究グループ グループ長 海部 陽介 人類研究部人類史研究グループ 研究主幹 河野

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