0324)
〈論 説〉
21世 紀 初 頭 に お け る人 的 資 源 管 理
西 川 忠
は じ め に
日本 経 済 新 聞 は今 年 の1月 旧,「 次 の世 代 へ ・2・2・年 か らの警鐘 」 とい う 連 載 を始 めた.第 一 部 は 「日本 が消 え る」・第 二 部 「た そが れ の民囎 家 」 と続
き現 在 は 「疾 走 す る資 本 蟻 」 胡3日 現在)を 連載 中で あ る・
ね らい は̲つ 澗 翫 送 りの今 の ま まだ と21世 紀 中 に 日本 は消 え る・この破 局 を ど うす れ ば回 避 出来 るのか を探 るにあ る とい う。
た ま た ま 日本 労務 学 会 で は冷 年 の統 論 題 を 「21世 紀 初頭 に お け る労務 問 題 」 と決 定 した.統 論 題 の趣 旨 は 「轍 期 といわ れ・ ま た薩 状 態 と もい わ れ る今 日旧 本 の企 業 は多 くの経 営 翻 を かカ・え・ そ の対 応 に は従 来 の経 営 の パ ラ ダイ ム,コ ンセ プ トの轍 が必要 で あ るとい われ て い ます・ 今 こそ表 層 的 変化 へ の対 応 の み で な く講 造 的変 化 を見 きわ め・諜 の在 り方・ 雛 の考 え 方,欄 み につ いて粉 な灘 を動 ・ 新 しいn像 縮 齢 雛 シ ステ ムを創 出す るのが 当学 会 の齢 で あ る と考 え ます・ これ まで もそ うい う課 題 に 取 り組 ん で参 りま した が,い まや新 しい世 紀 相 前 に控 え,労 灘 念 と労 務 制 度 の創 造 と革 縦 目指 して,統 一綱 まr21世 紀 初 頭 の労 淵 題 と決 定 され ま
した とあ る0
確 か に現 在 の問題 の先送 りに終 るな ら,「 日本 が消 え る陣 はな い に して も・
明 るい未 来 はな い だ ろ う.明iq新 諏 戦 に継 ぐ髄 変 化 の時代 に どう対 処 す べ きか.オ イル シ ョックを見事 に切 りぬ1ナた当 時・21世 紀 は 躰 の世 紀 とし'わ
れ,「 ジ ャパ ン ァ ズ ナ ンバ ー ワ ン」 といわ れ た栄 光 は ど こに消 えた のか・
学 会 へ の報 告 をか ね て21世 紀 初頭 にお け る人事 管理 はいか にあ るべ きか を
本 論 にお い て検 討 した い・ なお鰍 こあた って はに つ の前提 を お い た (1}21世 紀 初 頭 と い う時代 を・ 私1ま団塊 の世代,… 行 の定 年6。 歳 燵。し
, 年 金の支 給 を受 け る65歳 まで の5年 間(2・ ・7年一2・丑5年).代 表 して2。1。年 頃 に設定 した。
この世 代 の人 口は・そ の前 の4年 間 に生 れ た人 よ り32% ,そ の後 の4年 間1こ 生 れ た人 よ り も28%も 多 いm次 ベ ビ...7a̲̲..ムの世 代 で あ る
.こ の 世代 が 小.
中学 校 に入 る頃 は校鍵 築 で醗 業 界 が潤 い
a次 に学 園紛 争 の主 役 とな り酷 婚適 齢期 に は・ニ ユ ー フ ァ ミ リー を形 成 し
,8・ 年 代 か ら9・ 年 代 にか け て は,過 剰
中 年 問題 を引 き起 こ した・ 定 年 か ら年 金 磯 うまで
,団 塊 の世 代 は何 か マ ス コ ミを に ぎわ しそ うな気 が す る
・2・1・年 は本格 的 な超 高 翻 会 に な る とば 。で あ る・ そ の時 期 にお け るわ姻 の人 事労 瀦 醐 度 が醐 で な
い と,そ れ こそ 日本 の21世 紀 に未来 はな い。
(2)人 事 労 瀦 理 は・人 的 資 瀦 理 の立 場 にたっ
.本 学 で は,他 の大 学 で,
「労 務
管理 域 いは 「経 営 労 務」 と呼 ば れ る纏 を
,本 年 度 よ り 「人 的資 瀦 理 」 と改 め た。
米 国 で は(Pers・nneladministrati・n)と 呼 ば れ た人事 管 理 を
,現 在(human
「eSOU「Cemanagement)人 的資 源管 理 と呼 ぶ よ うに な
って い る。
本 学 に お け る人 的 資 瀦 理 も綱 の働 こ倣 った もの と思 わ れ るが,私 は人 的 資 瀦 理 とい う呼撚 蝶 の いわ ゆ る人 事 ・労 務 管理 とい う呼称 よ り も今後 の 従業 員 に対 す る醜 の在 り方 を示 す もの と してオ
、さわ しい と考 え る。
そ の理 由 は・ わ 姻 の企 業 にお け る鞭 で人 鶉 といえ ば
,ホ ワイ トカ ラー の管 理 労 働(務)部 は・ ブル ー カ ラー の醜 と,労 使 関係 鯉 の セ ク シ
い うの が通 念 で あ る・ 事 実 歴 史 的 にみ て,労 鰍 い は労 務 とい うセ ク ションと ョ ン が 設 置 され たの は汰 正輔 ・工 場 間 を 渡 り歩 幟 人(熟 練工)を 足 留 め す る と 共 に謹 轍 能r各 企 業 で 養 成 す る養 成 工 醸 を 始 め た と き と軌 を̲に す
る・ 勿 論 そ こに は社 会 的連 帯 を もっ横 断 的 労働 嗣 を断 ち切
って,忠 実 な従 業員 へ と再 編成 す る労 務政 策 も含 まれ て い たが
,糊 雇 用 幟 後 の企 業 別労 働 組 合 の萌芽 とな る もの であ った。
21世 紀初頭における人的資源管理27(322)
現 在,全 従 業 員 の管 理 と労 使 関 係 管 理 まで 含 む 管 理 を 人 事 ・労 務 管 理 ・ 或 い は広 義 の労 務 管 理 と一 般 に言 っ て い る。
人 的 資 瀦 理 と い う呼 称 に対 して,・ の 悪 い の が ・「ア メ リカ は遂 に 燗 を 原 料 や 機 械 と 同 じ次 元 に 落 し た か 」 と い っ た と い う話 が あ る が,ア メ リ カ が ・
P.A(Pers。nnelAdministrati・n)か らH・R・Mへ と レ ッ テ ノレを貼 りか え た 裏 に は,二 っ の 前 提,物 の 考 え 方 の 転 換 を 反 映 して い る と い わ れ て い る。
̲つ は注 産 設 備 や 原 材 料 機 器 以 上 に 人 こ そ が 会 社 に と って よ 唾 要 な資 で あ る0
す な わ ち 燗 は働 磯 械 で は な く渤 機 づ け女・何 で 能 力 を い か よ う に 醗 揮 す る柔 軟 な 資 産 で あ る とい う行 動 科 学 の 反 映 で あ る。
も う̲つ は,そ うい っ た 人 財 と も い うべ き 資 産 な らば ・ そ の管 理 こそ は戦 略 的 唾 要 な課 題 で な け れ ば な らな い と い う考 え で あ る・ 企 業 鱗 や 企 業 文 化 を 実 現 す る もの こ そ 人 的 資 源 と い う考 え 方 が ・ そ の 裏 に は あ る・ ・rganization=
StrUCturer+manと い う訳 だ 。
人 的 資 瀦 理 を 人 財 管 理 と呼 ぶ に は範 囲 力ま狭 す ぎ る・ 人 的 資 瀦 理 は・ 組 織 行 動 論 縮 戦 略 論 従 来 の 労 使 関 係 謙 含 む 人 事 管 理 論 に ま た が る総 合 的 領 域 を もっ の が,人 的 資 灘 理 で あ り,こ の観 点 に 立 って ・2泄 紀 初 頭 の そ れ
を検 討 した い 。
121世 紀 初 頭 の環 境 (1)少 子 高齢 社 会 の進 展
国立 社 会 保 障 ・人 ・問題 研 究 所 は97年1月 旧 本 の斗寺来 推 計 人 口 を発 表 し た。21世 紀 人 ・ の中雛 計 は表1,{底 雌 計 は表2で あ るが誰 計 の前提1ま表 3の 通 りで あ る。 合 計 特 殊 出 生 率 の(1人 の女性が一生の間 に生む子供の数 の平均 値)中 位 と,低 位 の前提 に よ る人Q言+だ け を と り上 げ滴 位 の前提 に よ る人 口 推計 を外 した の は,図1で 見 る よ うに,先 進諸 国 の特 殊 出生 率 は スエ ーデ ン ・
ア イル ラ ン ドを 除 き1.5前 後 に集 中 して い る。 高 位 の前 提1.85と い うの は先 ず無 い と判 断 したか らで あ る。
II醐
表1 総 人 口 ・ 年 齢3区 分(0〜14歳 , 係 数1中 位 推 計
15〜64歳 65歳 以 上)別 人 ロお よび年齢 構造
年次
平 成7(1995) 8{199fi) 901997) 10(1998}
11(1999)
12(2QOO) i3(aooz) 14(20Q2) 15(2003) 16(2004) 17(2005) 1$C200s) 19(2007) ao{zoos) 21(2QO9) 22(2010) 23(2Q11}
24(2Q12) 2502013) 26(2Q14) 27(2015) 28(2016) 29(2017) 30(2018) si(zols) 32(2020) 33(2021) 34(2p22) 35(2023) 36(2D24) 37(2p25) 3$(2D26) 39(2027) 40(2028}
41(2029) 42(2030) 43(2031) 44(2032) 45(2033) 46(2034) 47(2035) 48(2036) 49(2Q37) 50(2038) 51(2039) 52(2040) 53(2041}
54(2042) 55(2043) 56(2044) 57(2045) 5$(2046}
59(2047) 60(2048) 61(2049) 62(2050)
総 数
125,570 125,869 126,15fi 126,420 izs,sss 126,892 127,100 127,286 127,447 127,581 127,684 127,752 127,782 127,772 127,719 127,623 127,481 127,292 127,056 126,773
12fi,444 1零6,068 125,64$
125.184 iZ4,679
124,133 123,551 122,934 122,287 121,612
120,913 120,193 119,454 ユ18,699 117,930
117,149 116,357 115,557 114,748 113,934
113,114
×12,290 111,462 110,632 ias,8ao
1Q8,9fi4 108,125 1U7,285 10fi,443 105,601 104,758 103,915 103,065 102.211 101,354 100,496
人 【」(1,000人) 0〜14歳
20,033 19,707 19,40fl 19,099 18,821 1$,602 18,452 18,385 18,262 1$,230 1$,235 1$,257 18,273 18,303 18,30fi 18,310 18,277 18,227 is,15s 18,0fiO 17,939 17,791 17,620 17,427 17,217 16,993 16,760 16,522 1fi,2$4 16,Q49 15,821 15,604 15,400 15,2io 15,038 14,882 14,743 14,622 14,516 14,425 14,347 14,280 14,221 14,166 14,115
14,062 ユ4,006 13,945 13,876 13,799
13,712 13,6ユ6 13,510 13,394 13,270
13,139
15〜64歳 87,260 87,158
$7,D14 86,848 :..::
86,419 86,039 85,652 85,281 84,977 84,443 83,747 83,p17 82,323 81,603
81,ユ87 80,893 79,834 78,691 77,547
76,622 75,856 75,211 74,fi70 79,23fi 73,805 73,426 73,115 72,762 72,362
71,976 71,59Q 71,169 7p1i・
70,152
69,500 69,134 68,393 fi7,635 66,829
65,981 65,068 s4,ioa
・1:r 62,09U
61,176 60,323 59,557 58,834 58,171 57,549 56,990 56,447 55,908 55,383 54,904
割tory(%)
65歳 以 ヒ 0〜14歳 15〜64歳
18,277 19,004 19,743 10,473 21,156
16.0 15.?
15.4 [5.1 14.9
69.5 69.2 69.0 ..
.:
21,870 zz,sas 23,299 23,9Q5 24,373
14.7 1.4.5
×4.4 ]4.3 14.3
・:
67.7 67.3
..・
・ ・.
25,006 25,748 26,492 27,145 2,810
]4.3 14.3 14.3 14.3 14.3
fifi.1 85.6 65.0
.,
63.9 2$,126
zs,sii 29,232 30,209 31,166
14.,'3 Z4.3 14.3 i4.3
×4.2
63.6 fi3.5 62.7 61.9 61.2 31.8$3
32,421 32,817 ssos7 3,3,226
14.2 14.1 14.0 13.9 13.$
60.6 60.2 59.9 59.6 59.5 33,335
33,365 33,297 33,242 33,202
13.7 1.3.fi 13.4 13.3 13.2
59.5 59.4 59.5 59.6 59.5 33,116
32,999 32.8$6 32,8Q3 32,740
X3.1 13.0 12.9 12.8 12.8
53.5 69.8 59.6 59.6 59.5 32,768
32.48 32,542 32,597 32,680
12.7 12.7 12.7 22.7 12.7
59.3
.,
59.2 58.9 58.7 32,787
32,942 33,139 33,379 33,595
12.7 12.7 12.$
12.8 12.9
58.3 57.9
×7.5 57.0 56.5
33,726 33,796 33,782 33,733 33.31
12.9 13.0 13.O I3.[) 13.1
56.1 55.8 55.5 55.3 55.1 33,497
33,,31p 33,cos 32,909 32,701 32,454
13.1 13.1 13.玉 13.1 ユ3.1
13.1
54.9 54.8 54.$
54.7 54.6 54.6
65歳 以L 14.8 15.1 15.6 15.2 16.7 17.2 17.8 18.,3
..
19.1 19.6 20.2 20.7 21.2 21.8
02086
22334儒ラ}ワ蝉22q4
25.2 25.7 26.1 25.4 zs.s 2fi.9 27.Q 27.1 27.2 27.3 27.4 27.5 27.5 27.6 27.8 28.0 27.9 28.2 28.4 28.7 037269990022233 03578
111←1ーユ33333
32.0 32.E 32.1 32.2 32.3 32.3
0320) 21世 紀 初 頭 に お け る人 的 資 源 管 理 29
表2総 人 口,年 齢3区 分(・ 〜14歳15〜64歳 ・
係 数:低 位 推 計
人 口(1,000人)
65歳 以 上)別 人 口お よび年 齢構造
割 合(%) 年 次
平 成7(1995)
$(1996) 9(1997) iOCi998) 11(1999}
12(2000}
13(2401) 14(2002) 15(2003) 16(2004) 17(2005) 18(2006) 19(2007) 20(2008) 21(2009}
22(zoto) 23(2011) 24(2012) 25(2013) 26(2014) 27(2015) 28(2016) zstzoi7>
30(2018) 31(2019) 32(2020) 33{2021) 34(2022) 35(2023) 36(2024) 37(2025) sa(Za2s) 39(2027) 40(202$) 41(2029) 42(2030) X3(2031) 44(2032) 45(2033) 4f(2034) 47(2035) 48(2036) 49(2037) 50(2038) 51(2039) 52(2040}
53(2041) 54(2042) 55(2443) 56(2044) 57(2045) 58(2Q46}
59{2047) 60(2048) fil(2049) sz(zo50)
総数
125,570 125,869 126,143 12fi,378 126,577
239904762578900
6667722222111←‑←‑且
127,031 126,970 126,865 125,716 126,521 126,281 125,994 125,660 125,280 124,855 124,384 123,869 123,311 122,712 122,071 121,391 120,675 119,923 iis,i3s 118,325 117,484 116,618 115,728 114,817 113,887 112,938 111,974 110,994 1io,aoz 108,998 107,985 10s,9s2 105,934 104,900 103,862 102,820 101,773 100,725 99,676 98,627 97,579 96,532 95,479 94,423 93,366
0〜14歳
92,309
20,Q33 19,707 19,387 19,057 18,733 18,453 18,225 18,019 17,$43 17,699 17,582 17,475 17,356 17,247 17,10$
….
16,790 is,so7 1fi,422 16,229
is,aa8 15,818 15,599 15,372 15,139 14,902 14,6fi3 14,424 14,188 13,956 13,730 13,511 13,301 13,099 12,907 12,725 12,552 12,988 12,234 12,089 11,951 11,820 11,695 11,574 11,455 11,337 11,219 11,101 10,984 1fl,857
15〜64歳
10,731 10,fiO2 10,470 10,335 10,198 10,059
87,260
$7,158 87,014 86,848 :・.::
86,419 86,039 85,652
$5,281 8,977 84,443 83,747 83,017 82,323 81,603 81,18?
11:・
79,821 78,649 77,459
76>473 76,631 74,896 74,253 73,706 73,154 72,647 72,201 71,709 71,167 70,638 70,107 69,542 68,915 fib,239
67,446 66,942 66,064 65,170 64,2̀L9 63,247 s2,200 61,099 59,947 58,813
65歳 以 上
57,757 56,758 55,842 54,963 54,140 53,351 52,620 51,900 51,179 50,467 49,79fi
18>277 19,004 19,743 20,473 2i,i5s 21,870 22,609 23,299 23,905 24,373 as,oos 25,74$
26>492 27,145 27,810 28,126 28,311 29,232 30,209 31,166 31,883 32,421 32,817 33,0$7 33,226 33,335 33,365 33,297 33,242 33,202 33,11fi 32,999 32,886 32,803 32,740 32,768 32,480 32,542 32,597 s2,ssn 32,787 32,942 33,139 33,379 33,595 33,726 33,796 33,782 33,733 33,631 33,497 33,310 33,109 32,909 32,701
0〜14歳
32,454
16.0 15.7 15.4 15.i 14.8
64209
444431111且‑
13.8 13.8 13.7 13.E 13.5 13.4
13.3 13.2 13.1 13.0 12.9 12.8 12.6 12.5 12.4
32098
9ρ9血9臼‑111Llll
11.7 11.fi 11.5 11.4 11.3 11.3 11.2 11.2 11.i 11.1 11.1 11.1 11.0 11.O II.Q 11.0 11.0 11.0 11.0 11.0
15〜64歳
∩VOO99
11五100111111
10.9
69.5 69.2
・・i 68.7 68.5
.:
・ 67.5
67.1 ..・
66.5 .・1 65.4 65.0 64.5
X4.3 64.2 83.5 62.8 62.0
61.5 61.1 60.7 fiO.5
・1
so.3 60.2 so.z 60.2 60.玉
60.1 60.1 60.1 .1i 59.9
59.7 59.8 59.5 59.2
.・
58.6 58.2 57.7 57.1 56.6
65歳 以L
56.2 55.8 55.4 55.1 54.9 54.7 54.5 54.4 54.2 54.1 53.9
14.fi 15.1
15.7 16.2 16.7 17.3 17.8 1$.3
..
19.2 19.7 20.3 20.9 21.4 22.0 22.3 22.5 23.3 24.1 25.0 z5.s 26.2 26.fi 27.0
27.2 27.5 27.6 27.8 27.9 28.1 28.2 28.8
.,
・
28.7 29.0 29.a 29.3 29.6 so.o 30.4 1 31.3 31.8 32.3 32.8 33.2 33.5 33.8 34.1
357904444h}33333
35.2
表3
ω 出生 率(合 計 特 殊 出生 率)の 仮 定 推計の前提
実慰 纂 繍 饗 雛 離 籍窪灘 欝 前の各出生一ホ…
前 提 合計特殊出生率 平成4年
9月 推計
仮 定 の 種 類 現在の実績 1将 来 見 込 み 1995年 時 点 で
出 産 を終 え て い る世代 の実 績
平 成7年1980年生 ま れ (iss5>
以 降 の 世 代
平成62年 最 低 の 年
(2050)
平成37年 (2025)
中位の仮定
(i)平均 初 婚 年 齢24 .2歳 (1945年 生)
→
上昇 27.4歳 で 一淀
號 幽蹴(19醐 触
減少→ 1.96人 で … 定 1.421・38(平 成12年)1・61 :!
{31生 涯 未 婚 率4 ,6%
(1941〜45年 生)
爵
13.8%で 一 定高位の仮定 ω平均初婚年齢
蔭
25.7歳 で 一 定② 夫婦 の完 結 出
生 児(子 ど も)数1司 ヒ 減少→
2」2人 で 一 定
1.421・42(平 成8年)1 .85 2.09
③生涯未婚率 →
8.3%で 一 定
上昇 低位の仮定
ω平均初婚年齢 →
上昇 28.9歳 で 一 定
②夫 婦 の 完結 出
生児(子 ど も)数 同 上 減少→
i.7s人 で 一 定
1.42廠 鑑)1 .38 1.45
(3)生涯 未婚 率1
麟
17.9%で 一 定注1離 死 別 の 影 響 は0 .954と 仮 定 (21平 均 寿 命 の仮 定
平 成8年10月 まで の実 績 に基 づ き推 計
1991年 〜1995年 の 出 生 性 比(105 .6)を 一 定 と す る 。
曇 齋 動1990年10肋 〜1995年9月3・ 日の男女年齢各歳別入国脚 の平均値を
(318) 21世 紀 初 頭 に お け る人 的 資源 管 理 31 図1
︿合計特殊出生率V
TPK 3.5
3
2.5
2
1.5 、 一〜
、、ooo‑〇‑〇‑〇 一 ■ 一 の.R‑・‑o■ 一 一 一 騨 一 禰 一 鼎 一 〇 一 脚 一
1.5
1950
1,、b1・W11965・・0198019751・轟 〜㌦ ♂01鬼・zazo152・・30耀4風,
〈 出 所 〉
(.)udi{三二UNPopulationProspects.ly94Revision BiB.HO似 〕197A
柵 轡鵬1冒1塑 鰻 驚 講糊嚇 霧蠕 欝 臨
︿合計特殊出生率﹀
4.5 4
3.5 3 2.5 2 1.5
Austria
‑
$elKium〈 ベル ギ}〉
■ 噛 ■ 彌 ■ 痂 ■ 齢
G甜many
■ ● ● 印 ■ ■ ・.
[,uxembnurg
■■■幽隔 騨曜■幽■
Netherlandsく オラ ンv》
̲9● ■隔劇■■…
/ \
\
1.5
19・01
19:'i5・601,197019806519751・19902000201085199520052・2()20152・ ・20so52・ ・52.4風 、
〈出 所 〉
(luelle:UNPoputahonPruspeets.LJ44Revlsinn B皇陸脚B
T。talf,n、1、騨esln、h。EU̲b・rsta…G・e・ ‑2050 ・e,回y・P・rtuq・1・ ・dS・ ・ml950
。,,、E臓 国 ・ お け る 舗 鰍 出 蝉 ③195。 年 一一一2fl50年>3 .5
︿合計特殊出生率)
cオ・‑xl‑」 ア 〉
〈ド イ ツ 〉
(ル ク セ ン'プノし・グ 〉
Denmark(デ ン マ ・一 ケ〉
‑
FinlandCフ ィ ン ラ ンt'〉
願 ■R零 ■・ ■騨
トranee(.フ ラ ン ス) 一■騨● 願■囎・
Irelandぐ ア イ ル ラ ン ト)
一 一
Swedenく ス ウ ェ ー デ ン ♪
・一聯一 の9・ 、
/'c'
i '馳 俺、
画
.一̀.s.一 ■̲耀 層■一聯一 一一一一一一一 ■〇一一 一9
1.5
19・0196(119701980199a2000
195519651975198519952・ ・〜0'02015'L.202・2030252・ ・撫 次 、
<出 所>
0。ellピUNP。putati・nP・ ・SQP・is・1994R・vl・HIFI E3iB‑H(xiot97C
帽■■嗣巳■o圃■■■P…
GreatSri貫 且in(イ ギリ ス)
■■■■ ■ 一 暉 一
Greece〈 ギ リ ン ア) 一
鳳taly〈 イ タ リア 〉 繭●隔●■ ■顧日
Portugal(ポ.ル ト ガ ル 〉 騨■帽 ●■■慮 ・
Spainく スノ風 イ ン) 儒■■■一 ■■一
先儲 国 が この よ うに好 社 会 へ と簸 した の は 一一女 同権 の圧加
よ る性 差 の縮 小 と高 学 歴 化}性 の社 会 趣 こよ る繍 馳 位 の 向 上 に基 づ く晩 婚 化詫 涯 未婚 率 の上 昇 ,更 に医学 の発達1こよ って生 れ た子 供 は先 ず成 人 す る と い う安心 感 か ら投 資 が腰 とな る子 供 の数 と泊 燵 夫 婦
の生 活 水準 を天 稗 こ か けた上 で の 雌 の欄 ・ 結 局 縫 国 に お いて は昔 に戻 って産 め よ殖 やせ よ
と鐘 を た た き・ 余 程社 会 的 励 を か け な い限 り洗 ず少 子
の傾 向 は続 くもの と あ き らめ ざ る を得 な い。
表3に よ る合 計鰍 雌 率 帷 の仮 定 は,平 均 備 年 令27 .4;,夫 婦 の子 供数1・96人 ・生 獄 婚 率13 ・8%・ その場 合,総 人 ・ は2・・7年 に1億2778万 人 で ピー ク 燵 し・ 別 の酬 に よ れ ば2・95年 に は 躰 の人 ・ は6… 万人
へ と半 減 す る とい う・ ま た・1997年 に は65歳 以上 の 高齢 者 が
,15歳 縮 の年 賭 の 人 口を上 廻 る・ 団 塊 の世 代 が初 め て6・ 歳1こ達 す る2・・7年 はわ 梱
の緻 。カゴ ピー ク に達 す る年 で あ るが
・15歳 か ら6磯 ま で の 生 産 年 鰍 。 は総 人 。 の 65%・14歳 未 満 の年 少人 ・ は14 ・3%.65歳 以 上 の高 齢人 ・ は2。.7%.と す る
と生産 年 齢 人 ・1・・人 に対 し,年 少 者1ま22人,高 齢 者 は32人 。
団 塊 の最 後 の世 代 縞 瀦 の 仲 間 入 りを す る2・15年 に は生 産 年 齢 人 。 は 60・6%・ 年 少 人 口 は14 ・2%・ 高 齢人 ・ は25 .2%,生 産年 鰍 ・1・・人1こ対 し
, 年
少 者 は23人,高 齢者 は42人 とな る。
と ころで嗣 連 の臓 に従 う以上 注 産年 鰍 ・ は15歳 か らとす
るの は致 し 方 な い と して・ わ姻 の場 合 滴 校 は義務 鞘 化 し汰 学 へ の進 学 率 が4。%を
こえ る事 実 か らy生 産 年 鰍 ・を18歳
,若 しGま 成 人 の2・ 歳 とす る方 が,よ り実 態 に肌 て い る と考 え られ る・ こ う した観点 で,と"Jげ た資料 が"2 で あ る・この酬 は1992年 の推 計 のた め
,今 回 の推 計 よ り高齢 少子 化 の進 展 は 小 とな って い るが・ そ れで も2・1・年 に,未 成 儲 と高 儲 の数 が 逆転 して お り・20歳 以 上 の労働 力 人 ・1・・人 でi37人 の高 齢 者 を扶 養 しな けれ ば な らな し、
こ ととな って い る。
② 少子高齢社会 の問題点
(31fi) 21世 紀 初 頭 に お け る人 的 資源 管 理33
図2総 人 ロに 占める各年齢 層の割合 (%}
1960 。1鴛0「 国認 厚生燕 磁 饗象 「 日課 来推計難(1992難
計)」
長 命 は人 間誰 しも願 うと ころ。 平 均 寿 命 が世 界一 とい うわ が国 は ま こ とにお あ で た い限 りで あ るが,少 子 高齢 社 会 は,既 にみ た よ うに,高 齢 者 の数 が増 え る̲方,少 子 化 に よ って,生 産年 齢 人 ・ を傾 向的 に減 少 させ・ 労働 力 が傾 向 的 に減 少 す る社 会 で あ る。
少子 化 が社 会 に及 ぼす影 響 を調 査 した もの が図3で あ る・ これ に よれ ば 「高 齢 世 代 の費 用 が増 大 し,現 役 世 代 の負担 が重 くな る」が71.0%と 最 も多 く,以
下,「 社 会 全体 の活 力 が低下 す る」(38・3%)「 若 年労 働 力 の減 少 に よ って・ 高齢 者,女 性 等 の就 労 が進 む」(37.7%)「 若 年 労働 者 が 減少 し・労働 力 不 足 が深 亥uに
な る」(33,2%)の 順 とな って い る。
一 方 高 齢者 比 率 の増 大 は,わ が国 の医療 保 険 制度,公 的年金 制 度 等 の社 会 保 障 制 度全 般 に深刻 な影 響 を与 え て い る。
1983年 に始 ま った70歳 以上 の高齢 者 を対象 とす る老 人 保健 制 度 は,待 った な しの改革 を迫 られ て い る。 老人 医療 は僅 か な 自己負担 金 を除 けば,3割 が公 費,7割 が各 医療 保 険 よ りの拠 出金 によ って賄 われ て い るが,保 険 料 の半 分 を 拠 出せ ざ るを得 な い保 険都 あ り海 年 急 増す る拠 出金 の ため洛 医療 保 険 の 財 政 は大 赤字,こ の ま ま推 移 す れ ば,早 晩医療 保険 制 度 は崩壊 す るに至 る。
図3出 生率 の低 下が社会 に及 ぼす影響(複 数回答) 社 会全体の 活 力が低 下す る
若 年 労 働 者 が 減 少 し 、労 働 力不 足 が 深 刻 に な る
年 金 、 医 療 、 要 介 護 者の 福 祉 サ ー ビス な ど、 高
麟 籍 雅 めの費用が増大し・現役世代
=
』
33.2講 ㍊ の減少によって滴 儲 女性等の
受 験 戦 争 が緩 和 され る な ど 、ゆ とりある社 会 が 期 待
で き る
特 に影響 は及 ば ない
その 他
37.7
042
0.5
91
口
・102030405Qg{}70g ,。(%)
資料 出所
「社 会 保 陣 の 将来 像 に 関 す る意 翻 査 」 平成4年1咀 社 会 保 醐 度 鶴 会 事 開
また 公 的 年 金 は・ 世 代 と世 代 の支 袷 い,い わ ゆ る世 代 間 扶 養 の 仕 組 み を と って い る・ 高齢 者比 率 の増大 は誠 少 す る現 役世 代 の税 や
,社 会 保険 の負 担 に重 くの しか か る・政府 はあ くまで国 民 負担 率 を5・%以 内 に抑 制 す る とい
って い るが,そ の場 合 は社会 保 障 の給 付 を切 下 げ ざ るを得 な い
。 世 代 間 負担 の適 正 化 と財 源 の調 達 が大 きな課 題 とな る。
以 上 に加 え て沙 子 高 齢社 会 を迎 え る21世 紀 の 問題 は
,出 生 率 の低下 纈 向 的 な労働 の減少 を招 糺 労 働加 絶 燃 磁 れ ば 直接 的 に繍 の成 長 力 を 低 下 させ る要 因 とな る・ 更 に高 瀦1人rr役 世 代2人 で扶 養 しな けれ ば な ら な い事 態 は・ 税 ・社 会保 険 の負 担 によ って可 処 分所 得 の減 る繰 間 接 的 に消 費 市 場 を通 じて経 済 に影響 を及 ぼす。
これ を要 す る に21世 紀 初 頭 は良 くて低 成 長
,悪 くす れ ば 停 退 経 済 の とば 口 にな るお そ れが あ る。
(314) 21世 紀 初 頭 にお け る人 的 資 源 管理35
(3)外 人 労 働 者 の 流 入
日本 を始 あ と して 洗 進 諸 国 が 好 高 齢 化 社 会1こ突 入L,人 ・ の 停 退 滋 少 が 予 測 さ れ る中 で,世 界 の 人 口 は爆 発 的 に増 え て い く。
国 連 人 。部 の 長 期 予 測(1992年,中 雌 計)で}ま ・92年 の58億 人 か ら2000年 の62億 人,2。25年 の85億 人,2・5・ 年 の 約1・ ・億 人 を経 て ・21・・年 に112億 人
を超 え た あ た りで よ うや く ピ ー ク に 達 し,以 後 は 停 滞 して い く と い う。
こ の 人 。 増 加 は1と して 蝦 途 上 国 で お こ り,先 進 諸 国 は現 在 の12億 人 前 後 で ほ ぼ推 移 して い く.そ の 結 果 泄 界 人 ・ に 占 め る先 進 国 の 腫 は・ 現 在 の 20%か ら2050年 に は 約15%へ 落 ち て い く。
発 展 途 上 国 の 国 民 が 先 進 国 並 み と は い え な い ま で も・ 現 在 よ り豊 か な 生 活 を 望 む とす れ ば,食 糧 は4倍,資 源 ・エ ネ ル ギ ー は2・ 〜3・ 倍 必 要 に な る とい わ れ て い る.そ れ ば か りで な い 。 二 酸 イヒ炭 素 の 排 出 に よ る地 球 温 暖 化 ・ こ れ}こ加 え 酸 性 雨 や 海 水 汚 染 オ ゾ ン層 破 壊 な ど,を 考 え る と・21世 紀 は人 口容 量 の 限 界 を こえ る恐 れ が あ る。
こ う した 推 論 に対 し,世 界 人 口 の長 期 推 移 は増 加 と減 少 の波 動 が あ り,日 本 に は 石 器 時 代 か ら工 業 時 代 に 至 る ま で5つ の 波 動 が あ っ た とい う説 が あ る。 こ
の5つ の波 動 の 生 れ た 背 景 に は人 口容 量 の 変 化 が あ る と い う。 そ れ は地 球 と い う 自 然 環 境 を,新 た に創 造 した 文 明 に よ って ・ い か に利 用 して きた か ・ に よ る 変 化 だ と い う。
仮 に 今 後 の 文 明 が2050年 の100億 の 人 口 を 養 う に 足 る だ け の食 糧 を作 れ る よ う に な って くれ る な ら ば 問 題 な い が,そ うで な い と き は・ 片 方 に15%そ こ そ こ の豊 か に 富 め る国 が あ り,肪 に85%の 国 が 飢 餓 に苦 しむ と い う状 態 は 只 事 で は な いO
ボ̲ダ レス は経 済 ば か りで な く,国 境 に お い て もそ うで あ る。 わ が 国 は 四 辺 が 海 に 囲 ま れ て い る と は い え,現 在 で も 日 本 円 で3・ ・万 円 ・中 国 元 で は24万 元 の 金 を 支 払 って で も不 法 入 国 が 後 を た た な い 。2010年 の 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 に よ る労 働 力 不 足 は,3K職 場 に 不 法 外 国 人 の 流 入 を避 け る事 は 出 来 な い だ ろ う。
特 に高 齢 化 社 会 で 一 番 不 足 す る の は介 護 ・ 「キ ッ ィ 」「汚 イ 」「気 ヲ使 フ」仕 事 で
あ る丈 に・ ここで の主 力 は外 臥 にな るので はな いか
.い わ ん や他 の3K鯛 は・ 外 臥 に頼 らざ るを得 な い・ 不 法 流入 外 臥 が起 す社 会鞍 ,果 して そ れ を防 ぐこ とが で き るで あ ろ うか。
{4>情 報 化 社 会
今 世 紀 を …L文 明 社 会 と す れ ば・21世 紀 は欄 期 に よ る情 報 化 社 会
.情 報 化 社 会 の特 色 は,ボ ー ダ ー レ ス社 会 だ と い う事 で あ る
。
そ の 特 色 は・ デ ジ タ ル に よ る熔 量 の 情 報 カゴ調 時 に世 界 を か け廻
る,そ こ に は 国 境 も地 域 の 壁 も な い し
,時 間 の 壁 もな い。
工 業 社 会 な らば9時 よ り17時 と い う時 間 が 働 く時 間 で あ
っ た.今 は24時 間 泄 界 の 何 処 か か ら情 報 醗 信 さ れ て い る
.マ ル チ メ デ ィ ア と は 「パ ソ コ ン と テ レ ビ と臨 の 融 合 体 」 で あ り請 靴 社 会 参 画 の必 須 要 件 は
パ ソ コ ン文 盲 で な い と い う事 ・ ネ ッ トワ ー ク社 会 に 参 画 す る事 で あ る
。
① イ ン ター ネ ッ トの 社 会
1996年 の就 轍 線 に は・イ ン タ ー ネ ッ トで しか 轍 綬 付 け な い企 業 が あ ら わ れ た し・ ソ ニ ー は 電 子 メ ー ル面 擬 行 った
.96年 明 未 で は,イ ン タ 螺 ッ トを 利 肌 て 轍 活 動 を 行 っ た 企 業 は23%
.8月 未 に は 内 賭 の3。%が イ ン タ ー ネ ッ トを利 用 した(ダ イヤモ ン ド欄 査)
.97年 の 今 年 に は,イ ン タ0ネ ッ ト を 利 用 す る学 生 は70〜9・%に の1謁 もの と予 想 さ れ て い る
。 ソ フ トバ ン ク は現 在 で も社 員1人 当 り2
.8台 の パ ソ コ ンを 持 た して い る と の 事 だ が ・21世 紀 初 頭 に は・韻1人1こ パ ソ コ ン1台 と い う の は職 に な る だ
ろ う。
② サ イ バ ー ス ペ ー ス革 命 に よ って 何 が 変 る か
。
企 業 と消 費 者 ・nと 蝶 と の 間 の 取 引 活 動 の 手 法 が 変 る
.例 え ば 北 髄 の 六 花 亭 は締 鰍 売 で ・1年 間 で3 ,…f牛,1千 万 円 の 売 上 が あ っ た.ま 腱 設 省 は2007年 に は入 札 を イ ン タ ー ネ ッ トで 行 うべ く準 備 を 勘 て い る
。
企 業 内 部 で はa所 言胃わ レ ン ソ ウ と し、わ れ る報 告 ・連 絡 相 談 は 凡 て 電 子 メ ー ル に お き変 る・ 部 長 裸 長 孫 長 の ピ ラ ミ
ッ ド型 繊 は沖 間 層 省 略 の 文
(312) 21世 紀 初 頭 にお け る人 的 資 源管 理37
鎮 型 組 織 に 変 わ る と い わ れ て い る。
フ ェ イ ス ・ トウ ・フ ェ イ ス の 関 係 が 必 要 で な け れ ば在 宅 勤 務 も可 能 と な る。
但 し忘 れ て な らな い こ と は,マ ル チ ・メ デ ィア は空 間 と時 間 差 を 克 服 す る ま さ に サ イ バ ー ス ペ ー ス革 命 と もい え る もの で あ る が,あ くま で ど う活 用 す るか と い う道 具 で あ る。経 済 の 基 本 は,物 づ く り と付 加 価 値 の 創 造 で あ る事 は21世 紀 に お い て も変 る こ と の な い真 理 で あ る。
(5a21世 紀 に お け る資 本 主 義
1989年11月9日,ベ ル リ ンの 壁 は 崩 壊 した 。90年(平 成2年)10月3日,東
西 ドイ ッ は統 一 し,翌91年12月26日,ソ 連 が 崩 壊 。 米 ソを 当 事 者 と した政 治 ・経 済 ・軍 事 ・イ デ オ ロ ギ ー な ど様 々 な面 で の 対 決 で あ る冷 戦 は,社 会 主 義
体 制 の 敗 北 に終 っ た 。
こ れ は,資 本 主 義 の 勝 利 と い う よ り,一 党 独 裁 の 共 産 党 の 支 配 体 制 に崩 壊 の 原 因 が あ っ た と い うべ き で あ ろ う。 日本 共 産 党 もそ うで あ る が,党 首 は絶 対 誤 りを 犯 さ な い 教 祖 的 存 在 で あ る。 教 祖 が 宗 教 の 本 来 の 目的 で あ る霊 魂 の 救 済 の 枠 を こえ て,俗 世 の権 力 獲 保,維 持 を 志 向 す る と き,オ ー ム の例 を み る ま で も な く宗 教 は救 い よ う も な く堕 落 を始 あ る。 欣 求 浄 土,厭 離 稼 土,教 祖 様 の御 命 令 な ら喜 ん で 死 地 に赴 く。 イ デ オ ロ ギ ー集 団 は そ うい った 意 味 で,政 党 で あ っ
て も宗 教 集 団 と同 じで,党 員 は い ざ知 らず,党 員 外 の 大 多 数 の 国 民 は 出 口 の な い 閉 塞 状 態 に落 ち 入 る の で あ る。
米 ソの 冷 戦 の 当 事 者 た る米 国 が,ソ 連 崩 壊 に よ り資 本 主 義 の チ ャ ン ピ オ ン と して,善 意 を も って 世 界 を リー ドす る事 は結 構 だ が,資 本 主 義 の ア ンチ テ ー ゼ と して,何 故 社 会 主 義 が 興 隆 し,今 日,昔 日の 力 は な い と い って も・EUに も 日 本 に も社 会 主 義 政 党 は存 在 し,中 国 始 め社 会 主 義 国 家 が 今 な お 存 在 す る と い う 事 実 は 重 く受 け と あ る 必 要 が あ る で あ ろ う 。
市 場 経 済 は,一 共 産 国 家 た る 中 国 に お い て も進 め て い る と こ ろ だ が,一 そ の 国 の 文 化 経 済 基 盤 に よ って そ の 発 現 形 態 は 異 な る の で あ る。
米 国 は ヨ ー ロ ッパ か らの 宗 教 的 ・政 治 的 ・経 済 的 亡 命 者 を 中心 に,多 数 の 人
種 混 族 の移民 に よ って成 立 っ 多民 族 国 家 で あ り凍 洋
,西 洋 と異 って,独 得 の歴 史 的 ・宗 教 的 ・文 化 的基 盤 を持 たな い
。 そ こで米 国 が 多民 族 統 合 の イデ オ 畔 一 と して か か げ たの が・ 独立 宣 言 の 「自由 と平 等 」 で あ る.そ れ は政 治 に お いて 眠 主 主 義 繍 にお い て1ま自由競 争
,社 会 に お いて は,個 人 を最 高 の 存 在 とす る人権 の尊 重 が国 是 とな った。
自蟻 争 は・繍 学 にお いて ア ダム ス ミス以 来 の市 場繍 の基 本 原理 で あ る が・ そ れ が文字 渤 実行 されて い るの1ま,ア メ リカ にお い てで あ る.舳 競 争 の前 提 は・ 誰 にで も公 平 に チ ャ ンスが与 え られ て い る こ と
,誰 に で も参 加 で き るよ う開 放 され て い る こと・ そ して競争 は フェア ーで あ る こ と。 が,重 要 な条 件 とな る。
規 制 で固 め られ 畑 本 経 済 に・ 米 国 が 強 く規 制 徹廃 を迫 る理 由 もそ こにあ る が沽 典 的資 本蟻 で凡 ての人 が 湘 こな るか とい う とそ うで は な い
,優 勝 劣 敗 の法 則 が 凡 ゆ る階 層 に働 くか ら同 曙 層 で も緊 張 を 緩 め る と所 得 は低 下 す る。 現 在 の米 国 は,中 産 階級 が没 落 し,底 辺 に い る人 が 益 々窮 乏 化 して い る と いわ れ る。 企業 の都 合 に よ って簡 単 に レイ ・オ フす る米 国 のや り方 が 必 しも
い い とは思 わ れ な い。 日本 的経 営 シス テ ムの崩壊 が 叫 ばれ る今 日
,民 族 の伝 統 と 文 化 に根 ざ した人 的 資源 管 理 の システ ムを市 場 経 済 の中 に ど う瀦 築 して い く か。 負 けて はお られ な い。
(6}日 本 経 済 の成 熟 化 と大 競 争 時代 バ ブル は じけて落 ち入 った平 成 不 況 は
,従 来 の景 気循 環 と 日本 経 済 の構 造 変 化 とが重 った複 合要 因 に基 づ くもの と いえ る。
95年 に瞬 間風 速 とは いえ一 時,1$90円 を突 破 した 円高 は,97年 現 在120円 とな って基 幹 産 業 の収 益 は よ うや く恢 復 した。しか し,4月 よ り消 費 税 が3%よ り5%に ア ップす る こ とに よ って5兆 円,2年 続 いた特 別減 税 の廃 止 に よ って2 兆 円・ 計7兆 円が家 計 を圧迫 す る・ それ に公 共 投 資 の減 も加 わ って景気 の先 行
きに不透 明 感 が ぬ ぐえ な い。
急 激 な円高 は我 が国 の輸 出産 業 の競 争 力 を な く し,産 業 の空 洞 化 や,今 まで
0310) 21世 紀 初 頭 に お け る人 的資 源 管 理39
手 っ か ず で あ っ た ホ ワ イ トカ ラ ー,特 に 中 高 年 に深 刻 な リ ス トラ を 余 儀 な く し た 。 一 方 消 費 財 に っ い て は 円 高 に よ って安 価 な 商 品 が 海 外 よ り流 入 した結 果, 価 格 破 壊 の嵐 が 吹 き あ れ た 。
た だ非 貿 易 産 業 や 金 融 に っ い て は手 厚 い保 護 や 規 制 の も と,高 コ ス ト体 質 が そ の ま ま 残 っ て い る。
平 成 不 況 が 意 味 す る と こ ろ は,明 治 こ の方 欧 米 に 追 い っ く こ とを 目標 に走 っ て き た 日本 が,今 や 完 全 に 追 い っ き成 熟 化 段 階 に 入 った と い う事 で あ る。 と い う事 は発 展 途 上 国 か らみ れ ば,キ ャ ッチ ア プ の対 象 と な って き た と も い え る。
「日 本 の 国 内 市 場 の 成 長 率 は,1990年 代 の 前 半 期 に,実 質 ベ ー ス で わ ず か 1.3%(年 平均)で あ っ た が,こ の 間 の 円 高 で ドル ベ ー スで み れ ば,10。5%の 高 成 長 を 遂 げ た 巨大 な 成 長 市 場 で あ り,か つ て の 米 国 の よ う に,諸 外 国 の 輸 出 の
タ ー ゲ ッ トとな って い る。」(注,「 日本的雇 用慣 行 の経 済学 」p.5、八 城尚広 著) ソ連 の 崩 壊 以 来,世 界 は市 場 経 済 化 が 進 行 し,ボ ー ダ ー レ ス の 大 競 争 時 代 に 突 入 した。 企 業 は経 営 の 最 適 条 件 を 求 あ て 国 境 を こえ て 移 動 し,我 が 国 に も空
洞 化 現 象 を 起 して い る。
ま た 商 品 の 価 格 は グ ロ ー バ ル 規 模 で,要 素 均 等 化 の道 を歩 み っ っ あ る。 イ ン タ ー ネ ッ トに よ っ て,自 室 に い な が ら世 界 の 商 品 が 手 に 入 る。 大 競 争 時 代 と は 常 に 商 品 が,価 格 に お い て,品 質 に お い て 国 際 競 争 に さ らさ れ て い る時 代 な の で あ る。 日本 が 世 界 一 の高 賃 金 国 と い う事 は,生 産 性 を あ げ て 人 件 費 コ ス トを 下 げ る こ と は勿 論,関 連 す る 資 材,物 流 エ ネ ル ギ ー凡 て の コ ス トを下 げ ね ば
な らな いQ
規 制 で 守 られ て い る金 融 や 非 貿 易 産 業 の 規 制 徹 廃 を 図 らね ば,国 際 競 争 に お い て 生 き残 る こ と は 出 来 な い。
2人 的資 源管 理 の修 正 とそ の方 向 (1}経 営理 念 の修 正 の方 向
従 来 の 日本 の企 業 行 動 は,企 業 の継 持発 展,す な わ ち,そ れ を示 す 売上 げ, 業 界 内 シェ アの上 昇 にあ りi大 きな利 潤 を上 げ る こ とは・ 左 翼 よ り搾 取 して い
る と非 難 の的 にな る し またベ ース ア ップや労使 の交 渉 で
,労 鯛 合 よ り 「従 業 員 に報 いよ」 と迫 られ る事 に な る。
それ に対 して アメ リカの場 合 ,企 業活 動 の 目標 は利 潤 最 大化 で あ り,株 主 に そ れ を還 元 す る ことで あ る。事 実 ・平均 的 な利 潤 は 日米 間 で3〜4倍 の開 きが あ る。 こ うい った観 点 で企 業 も簡 単 に売 買 の対 象 とな る
。
ア刈 力の場 合 燗 もま さに原 料 磯 器 類 と並 ぶ 資源 の一種 で あ って景 気 の変動 に応 じレイ ・オ フ され る・mプ ンな労働 醐 と相 ま って,流 動 的 な雇 用 関 係 にあ る。
臥 が そ の職 務 にあ るの は・ そ の職 務 遂行 能力 が職 責 にマ
ッチ して い る と 自他共 に認 め て い るか らで あ って,自 己の能 力 が職 務 の必 要 とす る能 力 と ア ン マ ッチ で あ る場 合 ・ そ れ に釣合 う職 務 を求 め て,昇 進 或 い は他 社 の良 い職 務 に 移 動 す る。 反 対 の場 合 は降格 レイ ・オ フとい う事 に な る
。 職 場 生 活 が この よ うに緊 張 関係 に あ る と い う事 が調 人 の生産 性 を高 め る事 にっ なが る訳 で競争 社 会 の メ リッ トと いえ る訳 だが}一 方 完全 競 争 を仮 定 し場 合洞 僚 は皆 コ ン
ペ チ ター とな る事 も事 実 で あ る
。
こ こで は,企 業 と従 業員 の関係 は全 く契 約 で結 ば れ た関 係 とな る
。
これ に対 し,日 本 の場 合 は,学 校 を 出 た新卒 が定 年迄 働 くこ とを前 提 と して 轍 と い うよ り就 社 し・ 蝶 側 もそ れを期 待 して,一 生 涯 その能 力 を発拙 来
る よ う0・J・TやOFF・JTを 通 して能 力 を 開発 す る
。 日本 的経 営 の柱 の一 つで あ る終 身 雇用 は これ で あ る。
企 業 内 の従 業 員 はa蝶 の経 営理 念 を実 現 す る集 団 の一 員 と して
,会 社 と共 存 共栄 を はか る。
こ うい った経 営 理念 も,最 近 あや し くな って きた。超 円高 で,決 算 は大 赤 字, この ま まで は企 業 は潰 れ るか も知 れ な い と背 筋 が少 くな
った とき,会 社 は先 づ 儲 けね ば な らぬ と思 い知 った・ 企業 力i生誕 び る為 に は儲 けね ば な らぬ
.儲 け るため に は国 境 はな い。産 業 の空 洞 化 は こ う して起 った。
だ が市場 経 済 は フェアで あ りさえ す れ ば それ で い い のか
,米 国 な ら株 主,日 本 な らば 従 業 員 との共 存 共 栄 を考 え る丈 で い し・の か とい うの が私 の反 省 で あ
(308) 21世 紀初 頭 に お け る人 的 資 源管 理41
る 。
企 業 に は従 業 員 との関係 ばか りで な く,麟 との蘇 地 域 との関係 ・国 家 との麟 更 に地 球 まで及 ぶ環 境 との関 係 が あ る・21世 紀 の企 業 はそれ にふ さ わ しい理 念 を こそ先 づ打 ち出 す べ きで あ ろ う。
経 営理 念 は人 的資 源 管理 の基 本 なの で あ る。
公 害 問 題 で世 間 に迷 惑 を か け た反 省 か ら も企 業 中心 か ら脱 却 して縮 齢 は,① 国 家.繊 を含 めた社 会 に対 す る貢 献 ② 良 きn市 民 と して地 域 との 嬬 ③ 駆 の創 造 と靴 ④ 燗 鞭 の経 営(燗 の基本的欲求の充足を目指す 経営),⑤ 省 資源 省 エ ネ ルギ ー 環 境 に優 しい縮 を齢 とす べ きで あ ろ う・
こ う し鯉 念 を顛 す るた め に諏 しい縮 倫 理 を磁 し費用 と効率 の原則 に よ って適 正 な利 潤 を 上 団 株主 と従 業 員 に報 ゆ る必 要 が あ るので あ る・
図4勤 続年数別にみた雇用者構成比 A.生 産労働者(米 国は全労働者)(%)
05050504332211
(%) 50 45 40 35 30 25 Zo 15 10
2年 未 満2‑4年5〜9年 10〜19年20年 以 上 (勤 続 年 数) B.事 務 ・管 理 ・技 術 労 働 者
2年 未満2〜4年5〜9年 10‑19年20年 以 上 (勤 続 年 数) (出 所)「 経 済 白 書 」(1996年 度 版)
② 日本 的雇 用 慣 行 の修正 とそ の方 向
終 躯 用 と称 せ られ る 躰 の長 糎 用 慣 行 の実 態 を米 国 や ドイ
ツ と比較 した ものが 図4で あ る・ 躰 で は長鵬 儲 の比 率 は高 い も
のの,あ くまで欄 的 な差 に と どま って い る。
いわ ゆ る終 躯 用 制 度 とは
・ 入 社後 定 年 で退 職 す る迄 従業 員 を雇 用 す る制 度 で・ 基準 法 に い う雇 用 鯛 の定 め の なし、従 業員 を対 象 とす る力捌 段
雇 用 契 約 を結ん だ訳 で は な い。
終身 雇 用 につ いて は陣 功 刷 企 業別 労 鯛 合 と共 に 日本 的経 営
の三 種 の 神 器 と呼 ば れ て い るが・ そ の起 源 につ し、て は::治 にな って会社 が 出来 た と き
「社 員」の身分 を もつた会 社 と唇 歯輔車 の関係 にあ る層 に始 ま
り,そ れ雌 社 員 に及 び・ 現場 の職 工 に及 ん だ の は汰 正 時代 に入
って で あ った.第 歌 世 界大 戦 に よ る重 化 学 ー の勃 期 に洛 社 を1歩 いて い熾 工 の足 留
め と戴 工 の定 着 対策 と して始 め た定 期昇 給 退 職 金 等 の勤 纈 励 策
が ブル ーカ ラー に対 す る終 身 雇用 の始 ま りで あ る・ そ れ は ま纈 発 す る労 働 糠 の防衛 と して当 時 の脳 的 労 鯛 合 を 分 断 してy業 内 従 業 員 の組 織 へ と再 織 す る政 策 で も あ った。
この経 営 システ ムが完 成 す るの は戦後 で あ る
。
戦 前 の長 繭 徽 策 は経 営 家 族 蟻 の 家 父 長 的 恩 胤 温情 では無
い)wで あ っ燃 恩 情 の裏 返 しと して の家父 長 的 専制 政 策 と し
ての纏 の燭 を妨 げ なか った。
戦 後 労 働船 が企 業 内(も つとも最初 は工場毎)組 合 と して誕 生 した と き は詮 業 の纏 縦 制 限 し・ 終 躯 用 制度 は こ こに完 成 したの で あ る ,組 合
.轍 の 乾 暁 三 井炭 鱒 の大争 議 はす べ て解雇 を廻 って お きて い る.こ れ は, 当 時左 傾
して いた労鯛 合 が 資本 との決 戦 と張 切 った事 情 もあ るけれ ど濁 大 な産 業 予 備軍 膿 村 に控 え て いたカ・ら湘 韻 に と
って,纏 は再 轍 出来 た と して も 生 活水 準 の切 下 げ につ なが ったカaらで もあ った。
当時 大 蝶 は本 工 と ほぼ同数 の麟 工 や下請 工 を抱 え て い たが
,労 鯛 合 は景 気 変 動 時 の安 全 弁 に・ こ う した非 正 擁 用 者 を組 合 に加 入 させ なか
った