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Physiological and Psychological Changes of Primipara after First- time Interaction with Infant during Pregnancy : A Randomized Controlled Trial

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Academic year: 2021

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氏 名:園田 希 学 位 の 種 類 :博士(看護学)

学 位 記 番 号 :甲第173号 学位授与年月日:2019年3月9日

学位授与の要件:学位規則第4条第1項該当

論 文 審 査 委 員 :主査 森 明子(聖路加国際大学教授)

副査 堀内 成子(聖路加国際大学教授)

副査 八重 ゆかり(聖路加国際大学准教授)

副査 篠原 一之(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授)

論 文 題 目:Physiological and Psychological Changes of Primipara after First- time Interaction with Infant during Pregnancy : A Randomized Controlled Trial

博士論文審査結果

本研究は初産婦を乳児と直接ふれあう機会をもつ介入群と乳児の映像・音声情報のみを 受ける対照群とに無作為に分け、それらが唾液中のコルチゾール量とオキシトシン量、状態 不安得点、対児感情得点にもたらす影響を検証するものであった。両群ともにコルチゾール 量、対児感情の回避得点の低下がみられた。介入群では、対児感情の接近得点が有意に上昇 し、育児や分娩に対する不安は減少した。

審査では以下の点が問われた。

【論文タイトルの指摘】 無作為化比較試験であることを表わす論文題目に変更することが 望ましい。

【方法論における指摘】実際の乳児との相互作用とVTR による乳児の映像視聴との刺激の 違いをどのように考えたのか、また、乳児との相互作用(eye to eye contact や gentle touch) における妊婦への教示の仕方が適切であったのか等、介入方法の妥当性・適切性が問われた。

セカンダリアウトカムであるオキシトシン量の上昇につながる介入ができていなかったの では ないかとの指摘がなされた。文献検討において視覚、聴覚、触覚、嗅覚による情報が 人間の心身の反応に与える影響についての記述がなかった。

【結果の記述に関する指摘】介入群、対照群ともに測定値および検定結果を正確に記述する 必要があるとの指摘がなされた。検証の結果を解釈・説明するために PHQ-9、PBI、SNP(オ キ シトシン受容体の遺伝的多型性)でサブグループ解析を行い、その結果を加えるべきであ る。プロセス評価の結果も記述する必要がある。作表について、一部不足、文字の不統一、

数値の誤り等を加筆・修正する必要がある。

(2)

【考察・結論に関する指摘】本研究の概要、導かれた結果から結論までの全体構成がわかり にくい。考察の不足、矛盾点がある。サブグループ解析の結果も加えて再考する必要がある。

結果を踏まえて的確に今後の介入プロトコルにおける具体的な改善点を述べる必要がある。

本研究から得られた結果を適正に解釈・考察し、記述すべきである。

これらの指摘事項に対し、適切な修正がなされたことが確認された。今後の研究に向けた 課題としては、介入群と差異が明確になるよう対照群に対するプロトコルは乳児と関連し ない内容とすること、マザリーズ(Motherese)の定義を明確にして取り組むこと、初産婦に 対し乳児にしっかり触れて刺激を得られるようサポートすること、それを複数回行うこと が加筆された。

学生は、本論文作成にあたり、修士課程の時から生理学的指標を用いた母子相互作用に関 連する研究に携わり、論文作成・学会発表の業績を積み上げてきており、それらの結果を踏 まえ、さらなる探求のために本研究に取り組み、論文として完成させたことは高く評価され る。

以上により、本論文は、本学学位規程第5条に定める博士(看護学)の学位を授与すること に値するものであり、申請者は看護学における研究活動を自立して行うことに必要な高度 な研究能力と豊かな学識を有すると認め、論文審査ならびに最終試験に合格と判定する。

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