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2012 3月 国連大学高等研究所との単位互換協定を締結 修了式 博士課程前期167名 博士課程後期16名が修了 2月 藤江教授 松田教授 多々見准教授が研究優秀者表彰を受賞 1月 リスク共生型環境再生リーダー育成 実施期間 2009年度 13年度 中間評価において 総合結果 A を受ける 12 月

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Academic year: 2021

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(1)

Progress

2011

環 境 情 報 研 究 院

環 境 情 報 学 府

Toward a Sustainable and Creative Society

年 次 報 告 書

横 浜 国 立 大 学

大 学 院 環 境 情 報 研 究 院

大 学 院 環 境 情 報 学 府

発行日:2012年10月 編集・発行:大学院環境情報研究院 広報委員会 横浜市保土ヶ谷区常盤台79番7号 TEL:045-339-4426

(2)

2 1年

調

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森下 信

大学院環境情報研究院長 ・ 学府長

特集

環境情報研究院の軌跡を辿る

E.I.S Project

04

グローバルCOE

「アジア視点の国際生態リスクマネジメント」が終了

E.I.S Message

13

ご退職の先生方からのメッセージ

Frontline 研究の最前線

06

・自然環境と情報部門 伊藤 公紀 教授

・人工環境と情報部門 多々見 純一 准教授

・社会環境と情報部門 近藤 正幸 教授

LAB Report 明日の研究者たち

07

・環境生命学専攻 小出 大さん

・環境システム学専攻 仲沢 達也さん

・情報メディア環境学専攻 岩男 悠真さん

・環境イノベーションマネジメント専攻 柴原 武人さん

・環境リスクマネジメント専攻 Jusup Markoさん

E.I.S Topics

08

・Commendation

・Awards

・Cooperation

・Project

・Report

・New Comers

・Works

・News

E.I.S DATA

14

・教育活動

・社会連携と国際交流

・財務状況

・組織状況

・研究活動

・就職状況

Progress

E.I.S

News & Contents

10

入学式(10月入学)博士課程前期12名、博士課程後期13名が入学

ホームカミングデーに「環境情報研究院研究フロンティア2011」と

して、研究院の研究・学府を紹介、第2回入試説明会を開催

3

2012

国連大学高等研究所との単位互換協定を締結

修了式 博士課程前期167名、博士課程後期16名が修了

1

リスク共生型環境再生リーダー育成(実施期間:2009年度∼13年度)

中間評価において、総合結果「A」を受ける

12

G-COEを含む5件の研究グループがYNU研究拠点の認定を受ける

12月修了 博士課程後期1名が修了

2

藤江教授、松田教授、多々見准教授が研究優秀者表彰を受賞

9

先端研究グループ「萌芽プロジェクト」に30のプロジェクトを認定

9月修了 博士課程前期8名、博士課程後期5名が修了

7

北京大学工学研究院との部局間協定を締結

先端研究プロジェクト「基軸プロジェクト」に6件の事業を認定

環境情報研究院の節電ポリシー「汗もかきます。頭もつか

います。」を策定

5

第1回オープンキャンパスを開催

新たな先端研究グループがスタート

研究グループ制度による

32の研究グループを認定

4

2011

入学式 博士課程前期174名、博士課程後期36名が入学

削減25%に向けて節電の取り組みをスタート

6

6月修了 博士課程後期3名が修了

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リス

5

、次

E.I.S

Pr

oject

POPsを観測する、パッシブ大気サンプラー 2011年2月26日に学士会館で行われた、Post COP10シンポジウム

E.I.S

Project

Global warming Environmental destruction Informatization Starvation Poverty

環境情報研究院の軌跡を辿る

特集

CO

E

G-COE主催のシンポジウム・ワークショップ

International Symposium, "The Role of Geospatial Information Infrastructure In Ecosystem Environmental Risk Manage-ment" (横浜国立大学)

International Symposium on Emerging Ecological Risks and Food Security in Asia(横浜国立大学) マルハナバチ生態リスク国際Workshop(国立 環境研究所) グローバルCOE「アジア視点の国際生態リスク マネジメント」シンポジウム −環境問題におけ る「不都合な真実」−(国際連合大学)  ニッセイ財団助成研究ワークショップ−協働によ る持続可能な流域圏づくりに向けて(神奈川拡 大流域圏を対象に)−(パシフィコ横浜) C o m m u n i t y E c o l o g y a n d A d a p t i v e Evolution(国立環境研究所) 第3回外来生物分布拡大調査の勉強会 東京 湾の外来海洋生物:その生態と過去、現在、未 来(東京海洋大学)

International Seminar−On sustainable b i o m a s s p r o d u c t i o n a n d utilization :Challenges and opportunities −(インドネシアLampung大学)

グローバルCOE「アジア視点の国際生態リスク マネジメント」ミニシンポジウム−オーロラ博士が 見た地球温暖化−(神奈川県民ホール) U N I L A D A Y I n t e r n a t i o n a l W o r k s h o p , “Lampung as Sustainable Development

Model of Agro-Industry: Bio-Energy vs. Food Production”(横浜国立大学) 製品評価技術基盤機構・横浜国立大学包括連 携協定締結記念事業 横浜国立大学 創立60 周年事業 公開セミナー「化学物質リスクの評価 と情報基盤」(横浜国立大学) 生態リスク管理の実践∼若手研究者による挑戦 の軌跡∼(横浜国立大学) 特定外来生物の分布状況2010(日本生態学 会同時開催イベント)(東京大学教養学部) 第6回横浜国立大学 GIS・文理融合 公開研究 会「神奈川拡大流域圏での気候変動に対応し たグリーン・インフラ社会構築のために−時空間 情報プラットフォームを活用した地球環境時代の 社会システム−」(横浜国立大学)

WET2010 International Forum, "Water a n d E n v i r o n m e n t T e c h n o l o g y C o n f e r -ence" (横浜国立大学) 「 生 物 多 様 性 条 約   利 用と保 全の調 和を考え る」(東京・学士会館) 福 島 原 発 事 故 の 土 壌 汚 染 影 響を考える国 際 ワークショップ(横浜国立大学) 「生態系と人間∼地域と描く里山・里海の未来 ∼」(横浜国立大学) I n t e r n a t i o n a l F o r u m , S u s t a i n a b l e Resource Management of Coastal and Marine Ecosystems (横浜国立大学) R i s k m a n a g e m e n t o f c h e m i c a l s u b s t a n c e s b a s e d o n m o d e l i n g a n d measurements(横浜国立大学)

Sustainability and Risk Management-Approach for an Integrated Solution of G l o b a l E n v i r o n m e n t a l C o n c e r n s a n d Disasters ‒(横浜国立大学) ワークショップ「化学物質生態リスク研究のフロ ンティア」(横浜国立大学) N a t i o n a l S e m i n a r o n S o i l H e a l t h a n d B i o m a s s P r o d u c t i o n   ( インドネシ ア Lampung大学) シンポジウム「横浜国立大学リスク研究グループ による福島放射能対策提言」(横浜国立大学) 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 10.20 2.23 2.26-27 12.12 12.13 3.13 7.25 8.3 9.8 10.9 2.22 3.10 3.15 3.24 6.26 2.26 5.30 6.18 10.7 10.28 11.26 11.30 12.21 2.29 知床での菌類相調査の様子

松田裕之

自然環境と情報部門

プログラムリーダー

教授   環 境 問 題は、ときとして過 剰な言 説が横 行しますが、 このGCOEを通じて、海洋生態系壊滅論の見直し、法 規制だけでない共同管理の有効性、予防原則による規 制の見直しを含めた順応的管理の提案、利用と保全の 調和を図り、「生態系サービス」という功利主義的概念か ら「自然の恵み」を重視する内外の世論を育ててきまし た。東日本 大 震 災を経て、ゼロリスクを目指すのではな く、科学的知見を絶対視するのでもなく、たとえば農薬を 使い分けて生態リスクを減らしたり、リスクを引き受けるこ とで被災者との絆を深めるような「ほどほどの環境政策」 を提案し、合意を取り付け、その科学的普遍的意義を明 らかにできる人材を育てることが、本GCOEの課題です。

(4)

Global warming Environmental destruction Informatization Starvation Poverty

F r o n t l i n e

研 究 の 最 前 線

セラミックスの 技 術を

社 会 へと広 めるために

伊藤 公紀

自然環境と情報部門

 昨今ニュース等を賑わす話題として、気候変動や地球温暖化が挙げられます。ヒマラヤの氷河が

減少した、ホッキョクグマが溺死した。南の島国が水没する…。そしてその原因として取り上げられるの

が二酸化炭素、つまり CO

2

です。けれども本当に、CO

2

だけが悪者なのでしょうか。私の専門は複雑

系ですが、そういった問題に対してもアプローチを図っています。実際に研究を進めていくと、そもそも

氷河が温暖化のために減っているわけでもなく、気温が単純に上昇しているわけでもないことが分か

ります。また日本では火力発電所が CO

2

削減の観点から批判を受けていますが、世界中で稼働して

いる火力発電所を日本製のものに置き換えたなら、CO

2

排出量は減少するのです。もちろん広い目で

見れば CO

2

の排出量は抑えたほうがいい。けれども、自然環境を維持していくためには他にも目を向

けるべき点が数多くあるはずです。たとえば地球上の気候とは一見関係ないような太陽風が、気候変

動に影響を与えていることも分かりました。こうした研究結果を、数年前からメディアを通じて発信して

います。気候変動に限らず、いま起きている事象にはさまざまな要因が含まれています。それは大河が

一つの川筋で下流まで流れるのではなく、沢山の支流が集まることで大河となるのと同じです。それら

を踏まえて現在の環境問題を論じることこそ、いま求められていることではないでしょうか。

 セラミックスの微構造と力学特性など、セラミックスの製造から評価まで幅広く研究を行っています。セラミッ

クスは陶器を想起させることから「割れやすい」といったイメージを持つ方が少なくありません。こうした中で私

が研究を進めているのは、高耐性・高機能な先進セラミックスです。たとえば窒化ケイ素セラミックスをベアリ

ングに使用すると、これまで金属球では通電や腐食といった問題があった箇所でも使うことができ、風力発電

などの発電コストも抑えることが可能になります。このようにセラミックスの耐性を高め、新たな機能を付加する

ことによって、金属に変わる材料として産業界のさまざまな分野で活用することに期待が集まっているのです。

この研究によって、昨年は米国セラミック学会によるRichard. M. Fulrath賞を受賞することができました。日

本の先進セラミックス製造技術は世界一と言っても過言ではありません。しかし、その多くはノウハウに留まっ

ており、問題を勘や経験で解決する場合が多いのが現状です。これを科学的視点で解析することで、ブラック

ボックスの本質をつかめるようになるのではと考えて研究を進めています。これを突き詰めることで、セラミック

スから環境・エネルギー分野のイノベーションを起こしていきたいですね。

さまざまな事 象 の 要 因を

見 極 める目が 必 要

Global warming Environmental destruction Informatization Starvation Poverty

L A B R e p o r t

明 日の 研 究 者 た ち

小出 大

 気候変動がブナなどの樹木に与えた影響について研究してい

ます。樹木の生態観測に関しては、政府でも国内1000箇所のモ

ニタリングスポットを100年間観察するといった大がかりなプロジェ

クトを実施していますが、結論が出るまでに時間がかかってしまい

ます。そこでもっと短期間で気候変動に伴う樹木の変化を観測す

る方法として、樹木の大きな個体と小さな個体の生息地の「ズレ」

を測ればいいのではないかと考えました。この方法で調査を進めれ

ば、1、2年の調査で変化を検出することも可能です。さらにこの

研究を深めていくと、炭素貯蓄機能のために植林を行う際にも、

どの土地が最適なのかといった意見を提言することもできます。そ

うした視点で研究を進められるのも、自然科学だけでない、多種

多様な先生や学生と意見を交わすことの出来る環境情報学府と

いうフィールドで学んでいるからかもしれませんね。

岩男 悠真

情報メディア環境学専攻 博士課程前期2年

 学部生時代に研究していた画像処理についてより深く

研究をしたいと思い、後藤研究室を選びました。現在は医

療画像について医師と協同で研究を行っています。具体的

には複数枚のCT画像から、患部の分布を解析したり、各

種の臓器形状を抽出して、三次元に描画する技術に取り

組んでいます。これにより、病気と人体の構造との間のより

深い関わりを得ることができるようになります。また、こうした

解析結果は有益なセカンドオピニオンとして、医師の経験

の差を埋めて診断精度の向上につながると思います。さら

に、処理速度を大幅に向上させたことで、医師の負担軽減

にもつながります。医療と機械工学は古くから結びつきがあ

りますが、情報工学にも大きな可能性があります。現在の

研究で一定の成果が得られたら、CTとMRIの統合といった

ことにも挑戦してみたいですね。

情報工学を通して、医療の

現場をより良いものに

仲沢 達也

環境システム学専攻 博士課程前期2年 2008年度 日本生態学会全国大会ポスター賞最優秀賞 2011年度呼吸機能イメージング研究会 学術集会優秀発表賞

 奥谷研究室では籾殻に関する研究と微少重力に関する研究を

行っていますが、僕は後者についての研究を行っています。微少

重力で均質な材料を作り出す技術を利用し、ソーラーパネルの素

材を開発するというものです。現在は銅とインジウムが用いられて

いますが、インジウムの希少性が高いので、代替として着目したの

が亜鉛と錫でした。この化合物を、微少重力を用いて均質に仕上

げることが研究テーマです。研究機器の多くを自作するなど苦労も

多かったのですが、それが面白みでもありました。またこの研究室

では各自がテーマをもって研究に臨みます。自分で立案し、実験

し、検証を行うといった一連のプロセスを経験できたことは、研究

者としての大きな財産になるのではないでしょうか。この経験を生

かし、修了後は貴金属の会社で研究開発に携わる予定です。

Jusup Marko

環境リスクマネジメント専攻 博士課程後期3年

 僕はクロアチア出身なのですが、もともと日本に興味

があったことと、2006年に山口県で松田先生の講演を

聞いたことで、日本で学ぶことに非常に興味を覚えまし

た。そこで翌年に文部科学省から奨学金を授与し、松田

先生の下で研究活動を行おうと、環境情報学府にやっ

て来たのです。現在はクロマグロについて研究を行って

います。このクロマグロの卵から稚魚、成魚に至るまでの

全生活史に関する生物エネルギーモデル化がテーマで

す。クロアチアはクロマグロの養殖が盛んで、日本への

代表的な輸出品目となっています。この研究でどのような

環境状況でどの程度の卵が孵化するのか等を、ある程

度解明することができました。今後は個体群でのモデル

を作って、クロアチアのクロマグロ養殖や日本の漁業に

生かせるような研究結果を導き出したいと思っています。

クロマグロ研究を通して

日本と母国に貢献

柴原 武人

環境イノベーションマネジメント専攻 博士課程前期1年

 大学で機械工学を学んだ後、大学院で電気自動車

を研究しましたが、その際に自動車メーカーの技術者な

ど社会人の方から「技術力はあっても利益が出ない」と

いう声をよく耳にしました。そこで技術経営を学ぶ必要

性を強く感じ、本専攻に進学。現在は、自動車産業の

製品開発に関して研究しています。特に昨今は自動車

に占める電子部品の割合の増加に伴い、研究開発の

複雑性やコストが増加。それらに対応するため自動車

製造に関する枠組みも大きく変化しています。これが日

本の完成品・部品メーカーの双方にどのような影響を与

えているのかを明らかにし、今後、従来のサプライヤー

システムに対してどうマネジメントしていくべきなのかを考

察したいと考えています。将来は、企業において経営に

近い部分に携わることが目標です。

工学を活性化させるためにも

経営の知識は不可欠

教授

近藤 正幸

社会環境と情報部門

 私が専門としているのはイノベーションの政策や戦略、研究開発のマネジメントといった分野です。その中で近年

研究に力を入れているのが、日本企業における研究開発機能の海外展開。昨年はこの研究の成果が認められ、

第3回CAMOT International Conferenceにおいて、優秀論文賞を受賞しました。日本では多くの企業が工場な

ど製造部門を海外に移転させてきましたが、その一方で研究開発部門に関しても欧米を中心に展開してきた歴史

があります。そうした中で最近多く見られるのが、途上国での研究開発活動です。研究所の海外進出において日

本は後発であり、成功事例も失敗事例もあります。ではどのような業種が、どのような目的で運営を行えば海外での

研究開発が成功するのかを、多くの企業に調査を行い検証してきました。たとえば中国で研究開発を行う企業は最

近多いのですが、マネージャークラスに現地の人材を置き、ある程度独自に研究開発を行わせるほうが上手くいくよ

うです。その対極にあるのがアメリカであるなど、多くのことが分かってきました。この結果を踏まえれば、日本の企業

が海外進出をする際にもきっと役立つはずです。これからの企業に求められるのは、世界中の頭脳をどうやって活

用するのか、ではないでしょうか。そこには日本にはない異質な才能があり、グローバルに展開する際に生きるノウ

ハウもあるはずです。それらを上手く活用することこそ、世界で勝負するためには不可欠なのだと思っています。

世 界 の 頭 脳を活 用し

企 業 の 国 際 化を成 功 に

教授

多々見 純一

人工環境と情報部門

准教授

環 境 情 報 研 究 院 に 所 属 する教 員 の 研 究 テーマを紹 介します 。

太陽風と気候変動との関連性を研究 セラミックスの先進的粉体プロセス科学を研究 2009年に国際学会ISMOTから、 2011年に英国のEmerald社から優秀論文賞を受賞

環 境 情 報 学 府 に 所 属 する大 学 院 生 が 取り組む 研 究を紹 介します 。

※ 掲 載している学 年 は 、2 0 1 2 年 3 月取 材 現 在 のものです 。 環境生命学専攻 博士課程後期3年

(5)

E.I.S

T

opics

Toward a Sustainable and Creative Society

E.I.S

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Toward a Sustainable and Creative Society

横浜国立大学優秀研究者表彰に

藤江教授、松田教授、多々見准教授が受賞

 優秀研究者表彰は、本学研究者の優れた 研究実績に対して表彰することにより研究意 欲を高めると同 時に本 学 の 研 究力を向 上さ せ、将 来の学 術 研 究を担う優 秀な研 究 者の 育成等を目的として、2011年度より設けられ たものです。  2011年度の優秀研究者賞受賞者は全学 で7名の方が受賞され、本研究からは、優秀 研 究 賞に、藤 江 幸 一 教 授と松 田 裕 之 教 授 が、技術進歩賞に多々見純一准教授が受賞 しました。  藤江幸一教授は、化学工学の手法を環境 研究に積極的に取り入れ、持続可能社会に 向けた物質および水資源の循環利用に関す る研究に長年取り組まれ、これらの研究業績 により、2 0 1 0 年 秋より、定 評ある複 数の学 会から、化学工学会学会賞、環境科学会学 術賞、廃棄物資源循環学会論文賞を受賞し ました。また、日本学術振興会・学術システム 研究センター主任研究員に選任され、我が国 における学術研究の振興にも大きく貢献して いること等の業績により、優秀研究賞の受賞 となりました。  松田裕之教授は、GCOE「アジア視点の国 際生態リスクマネジメント」リーダーとして環 境問題における生態・環境リスクの適用性 を広く社会に発信し、また、これまで、進化 生態学・個体群生態学・群集生態学におけ る基礎的な課題に対して、主に概念的な数 理モデルにより、進化・生態現象の理論的 な可能性の追求に取り組まれ、その研究業 績により、第10回の生態学会賞を受賞され ました。生態学分野においてもリスク評価に 基づく生態系管理の手法を確立し、広く社 会に浸 透させたこと等の業 績により、優 秀 研究賞の受賞となりました。   多々見 純 一 准 教 授は、セラミックスの破 壊と製造プロセスに関する理論と実践の融 合を通じて、セラミックスの高信頼性化に関 する研究に取り組まれ、凝集しやすく扱いの 困難なナノ粒子を窒化ケイ素セラミックス中 に均 一に分 散するプロセスを開 発し、その 成果は、次世代高信頼性ベアリングボール 用セラミックスとして実用化の研究に発展さ せ 、多 数 の 研 究 論 文 や 特 許 に繋がりまし た。これらの研究成果は国内外で認められ、 米 国セラミック学 会 他から多 数の賞を受 賞 していること等の業 績により、技 術 進 歩 賞 の受賞となりました。

Commendation

2011年度に表彰された教員を紹介します。

Awards

2011年度に賞を受賞した教員、院生を紹介します。

森辰則教授らの研究成果が

日本経済新聞社

「技術トレンド調査」総合3位に

 日本経済新聞社が主な技術開発成果を評価する 「技術トレンド調査」(2011年度第1回)で、森辰則 教授らによる研究成果「インターネット上の大量な情 報を分析・整理し信頼性判断を支援する技術」が総 合順位3位にランキングされました。2011年5月30 日付の日経産業新聞に順位とともに、技術の概要と 評価結果が掲載されました。  この研 究は、情 報 通 信 研 究 機 構からの委 託によ り、日本電気、東北大学、奈良先端科学技術大学 院大学と共同で実施されたものです。インターネット上 の大量のテキスト情報を分析・整理し、ある意見につ いて、その判断の裏付けや参考となるような情報を複 数の観点から表示することで、情報信頼性の判断を 支援する技術を開発しました。  この中で森教授ら本学の研究グループは、重要な 意見間の対立点の読み解き方を解説する「整理・要 約技術」を担当しました。この共同研究の成果は、上 記調査において「社会的に要望の高い技術と認めら れた」と評価されました。

長尾教授が、工学部

ベストティーチャー賞を受賞

 2011年度の工学部ベストティー チャー賞に長尾智晴教授が選出さ れ、表彰されました。ベストティーチ ャー賞は、教育内容の質の向上及 び教育者としての大学教員の地位 向上を図ることを目的として、工学 部を担 当している教 員を対 象 に 2005年度から工学部独自で行わ れている教 員 教 育 褒 賞 制 度 で 、 2 0 1 1 年 度 は 、2 0 0 8 年 度 ∼ 2010年度の間の教育業績等を評 価対象として選考が行われました。 表彰式が12月19日の理工学部教 授会にて行われ、理工学部長より 表彰状及び副賞が贈呈されました。

根上教授、

白石准教授が学長より感謝状を授与

 根上生也教授、白石俊彦准教授が表彰され、12月8日には鈴木邦雄学長より感謝状、記念品が贈呈されまし た。根上教授、白石准教授は、サイエンスカフェの企画・立案及び運営にあたり献身的に協力し、コーディネータ ーとして積極的に重責を果たし、多くの成果を挙げられたことに対して表彰されたものです。 賞名 受賞教員 (社)日本火災学会 「平成23年度日本火災学会賞」 2011.5.16 2011.5.19 2011.11.3 2012.2.23 2012.2.28 2012.3.7 2012.3.9 2012.3.16 2012.3.20 2012.3.28 2011.11.10 2011.11.18 2011.11.19 2011.11.26 2011.11.29 2011.11.30 2012.2.11 2011.5.19 2011.6.10 2011.6.10 2011.8.26 2011.9.8 2011.9.11 2011.9.22 2011.10.27 2011.10.29 2011.5.17 2011.5.31 2011.9.13 2011.9.15 2011.10.17 2011.10.23 2011.11.29 2011.12.17 2012.3.5 2012.3.20 大谷 英雄教授 空気調和・衛生工学会学会 第49回「論文賞」 鳴海 大典准教授 (社)廃棄物資源循環学会「論文賞」 藤江 幸一教授 (社)電子情報通信学会 通信ソサイエティ「活動功労賞」 松本 勉教授 (公)化学工学会「学会賞」 藤江 幸一教授 米国セラミックス学会「Richard.M.Fulrath賞」 多々見 純一准教授 日本データベース学会「功労賞」 有澤 博教授 日本生態学会「日本生態学会賞」 松田 裕之教授 日本シミュレーション学会International Conference on Modeling and Simulation Technology

「Outstanding Presentation Award」

上野 誠也教授

Asian Polymer Association

「Asian Polymer Association Distinguished Award 2011」 鈴木 淳史教授

Emerald社第3回CAMOT International Conference

「優秀論文賞(Best Paper Award)」 近藤 正幸教授

賞名 院生 土木学会関東支部 第12回土木とくらし写真コンテスト「優秀賞」 環境システム学専攻 小松 怜史(D1) 日本船舶海洋工学会 日本船舶海洋工学会賞(発明考案等) 環境システム学専攻 岡田 尚樹(M2) 日本コンクリート工学会 日本コンクリート工学会賞「奨励賞」 環境システム学専攻 小松 怜史(D1) The 28th International Symposium on Space

Technology and Science, 'SPSS President Award' in Student Session

環境システム学専攻 春木 美鈴(M2) 土木学会 インターナショナルサマーシンポジウム 「優秀講演賞」 環境システム学専攻 アクマル ウスマン(D2) (社)環境科学会 2011年会「優秀発表賞」 環境リスクマネジメント専攻 齋藤 美穂(M1) 日本セラミックス協会 第31回エレクトロセラミックス研究討論会「研究奨励賞」 環境システム学専攻 坂尾 光正(D2) (社)電気化学会 2011年電気化学秋季大会「優秀賞」 環境リスクマネジメント専攻 近藤 瞳(M1) 国際会議IUMRS−ICA 2011 「Excellent Poster Award」 環境システム学専攻 吉田 孝弘(M1) 日本航空宇宙学会 第49回飛行機シンポジウム 「学生優秀講演賞」 環境システム学専攻 町田 充(M2) 賞名 院生 日本トライボロジー学会主催 Internationaal Tribology Confernce Hiroshima 2011

「Student Excellent Presentation Award」

環境システム学専攻 大谷 洋二(M2) 日本電子材料技術協会 第48回秋期講演大会「優秀賞」 環境システム学専攻 仲沢 達也(M2)、 板尾 光正(D2) 火薬学会主催 第4回エネルギーと物質とその応用に

関する国際シンポジウム「Young Scientist Award」

環境リスクマネジメント専攻 中山 穣(M1) 日本リスク研究学会 「日本リスク研究学会奨励賞」 環境リスクマネジメント専攻 (博士課程後期修了生) 桑 詩野 日本官能評価学会 優秀研究発表賞(口頭発表部門) 情報メディア環境学専攻 アルセ・ロペラ カルロス(D3) 日本マイクログラビティ応用学会 第25回学術講演会「最優秀賞」 環境システム学専攻 内海 友美(M1) 日本マイクログラビティ応用学会 毛利ポスターセッション「優秀賞」 環境システム学専攻 濱田 剛(M1)、芦田 幹大(M2)、 仲沢 達也(M2) 環境情報科学センター 第8回環境情報科学ポスターセッション「事務局長賞」 環境リスクマネジメント専攻 荻野 洋佑(M2) 第4回呼吸機能イメージング研究会 「優秀演題(cum laude award)」

情報メディア環境学専攻 岩男 悠真(M2) 賞名 受賞日 受賞日 受賞日 院生 日本エネルギー学会 平成23年度日本エネルギー学会 「奨励賞(大会部門)」 環境イノベーション マネジメント専攻 稗貫 俊一(M2) 情報処理学会 2011年度「山下記念研究賞」 (情報環境領域) 情報メディア環境学専攻 笠間 貴弘(D1) 日本LCA学会 第7回研究発表会 「優秀口頭発表賞」 環境イノベーション マネジメント専攻 稗貫 俊一(M2) 日本水環境学会 第46回日本水環境学会年会 「優秀発表賞」 環境リスクマネジメント専攻 渋沢 麻衣(M1) 環境リスクマネジメント専攻 小池 瑛子(M1) 環境リスクマネジメント専攻 齋藤 美穂(M1) 日本生態学会 日本生態学会ポスター賞「優秀賞」 環境リスクマネジメント専攻 関 浩志(M2) ISACS2012 「Poster Awards」 環境システム学専攻 松岡 光昭(D1)

教員の受賞

院生の受賞

APA Intermational Congress on Advances in Human Healthcare Systems「Best Poster Award」

環境システム学専攻 杉浦 駿介(M2) ※職名は受賞時現在 ※職名は受賞時現在 ※学年は受賞時現在 受賞日

参照

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