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ブドウ,マスカット・ベリーAの予冷,出荷包装とヒロ・ハンブルグの長期貯蔵法について-香川大学学術情報リポジトリ

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ブドウ,マスカット・ベリーAの予冷,出荷包装と

ヒロ・ハンブルグの長期貯蔵法について*

川田和秀,北川博敏

PRE−COOLINGANDPACKAGINGOF<MUSCATBAILEYA’AND

LONG−TERMSTORAGEOF<HIRO−HUMBURGH’GRAPES

KazuhideKAWADAandHirotoshiKITAGAWA

Effectsofpre,COOlingandpackagingonthekeepingfr−eShnessof‘MuscatBaileyA’,andalongtermstorage methodfor‘Hiro−Humburgh’usingaSO2−generatingpad(GrapeGuard)wer■eStudied 1”Respirationratesin‘BaileyA,weremarkedlyaffectedbytemperature,andtheQl。between50and300C was about 222 2‘BaileyA’seemedtobeasuitablecommodityfortheforced−airpressurepre−COOling1 3h Berryshatteringof‘BaileyA,waseffectivelydecreasedbysealingaclusterinaO03mm・thickpolyethylene (PE)bag.BerTyCraCkingandmoldgrowth,however,Wereinducedbythewrapping,andthusitwas SuggeStedthatfilmwrappingshouldbeusedwithtemperaturecontrol・ 4‘Hiro−Humburgh’wasabletobestoredfor3monthsatOOCusingaSO2−generatingpadinaPEfilmliner 予冷,出荷包装が‘マスカット・ペソ・−・A’の鮮度保持におよばす影響と,SO2発生/くヅド(グレ、−プか−・ド)を利用 した‘ヒP・/、ソブルグ’の長期貯蔵法について検討した。 (1)温度が‘ペソ・一A,の呼/吸におよはす影響は大きく,50から30℃間の平均QlOは約2“2であった。 (2)‘ペソ・−・Atは差圧予冷に適している品目のようであった。 (3)厚さ003mmのポリエチレン(PE)小袋に密封することによって‘ベリーA’の脱粒を抑制できたが,裂果やカ ビが発生したので,包装は低温流通と組合わせて行なわれるべきだと思われた。 (4)‘ヒロ・ハソブルグ,は,PEライナーを敷いた出荷箱の中にSO2発生/くッドを入れて0℃に置くと,収穫後3 ケ月間の貯蔵が可能であった。 緒 ブドウは一般的に果実類の中でも収穫後の鮮度低下が早い部類に入るが,その主な原眉は水分損失による萎凋,果 梗の老化による脱粒,風物頭s C査乃β柁αなどによるカビの発生である(3)。 しかし,品種によってその特性ほ大きく異なる。現在わが国で栽培されているものは,中央アジアの乾燥地帯に由 来する欧州ブドウ(Ⅵ漬sぴ∠頑施用)と,米国東部の夏季多雨地帯に起源をもつ米国ブドウ「Ⅴ 由∂柑SC〃柁頑の2系統お

よび,その交配種である。欧州系は乾燥に対応する性質が備わり,貯蔵中も蒸散による品質低下が目立ちにくく,冷

蔵だけでもわりと長期間の貯蔵ができる。‘ネオ・マスカット’,‘甲州’,‘ヒP・/、ソブルグ’などがこの系統に入る が,平均的な貯蔵期間はそれぞれ1.5,2,1“5ケ月程である。これに対して,米国系ブドウは気候風土としてはわが 国での栽培に適しているが,乾燥に弱く生長途中にも生理的脱粒がおこるだけでなく,収穫後ほ小黒梗部がすみやか * ブドウの流通および貯蔵に関する研究(第1報)

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に乾燥して脱粒がはげしく起こる。‘デラウェア’,‘キャンベルアーリ・−’,‘巨峰’などがこの系統に入り,平均貯蔵 期間はいずれも約2週間から1ケ月である(7・10)。 ‘マスカット・ベリーA’は米国ブドウの‘ベイリーノに欧州ブドウの−マスカット・ハンブルグ’を交配して育成され たものであるが,収穫後の性質は米国ブドウに似ている。’ヒロ・ハンブルグ’ほ,‘マスカット・サンプルグ’と‘甲 州3尺’の交配で,だ円形・赤紫色の果粒で上品なマスカット香を持つ晩性種である。香川県高瀬,飯南地区でほ9月 から10月はじめにかけて収穫するが,これを年末年始の進物用に出荷できるような長期貯蔵法の開発が望まれている。 本報ほ,香川県のブドウ産業に貢献するため’マスカット・ベリーA’の出荷における予冷と包装が鮮度保持におよ はす影響と,−ヒロ・ハンブルグ’について,米国で開発され実用化されているSO2発生/くッド(グレ1・・・・プガード)(4) 利用による長期貯蔵法の検討結果をとりまとめたものである。 材料および方法 tマスカット・ベリ一−A’(以後tペソ、−A’)は香川県豊中農協,tヒロ・ハンブルグ’(以後tヒロハゾ)は同高瀬農協 管内で選荷・箱詰されたものを大学に持ち帰り,その日のうらに各実験に供試した。実験ほ昭和57年から61年にかけ て行った。 まず,tベリーA’について温度と呼吸量の関係を知るため50,100,200,30℃の各室に一L夜有孔ポリ袋に入れ放置し た。そして,一房ごとの3反復について密閉法によってCO2排出量を求めた。CO2濃度ほガスクロによって測定した。 また別に,小型の有圧フアンを使って簡易的な差圧通風冷却装置を作り,第2図に示したような通気孔のある出荷箱 と孔のない現行箱各4箱(275×440×120mm)について果実温の変化を熱電対でモニターした。予冷ほ4.5±05℃のプ レハブ冷蔵庫内で行い,通風畳は約50ゼ/min箱であった。予冷後の流通を想定して,21℃で20時間さらに29℃で8 時間放置して昇温した。 つぎに,脱粒防止を主目的として,tベリーA’の出荷包装についての実験を行った。処理は.ポリエチレン(PE)フイル ム小袋包装(厚さ003mm)とC2H4(エチレン)吸着剤(大江化学,クリスパ・−・101,3g入),02吸着剤(三菱瓦斯 化学,エ、−クレスS・1000,5g入)もしくは発泡スチロ㌧−ルをラミネ・−卜した段ボール箱(積水化成,ダソフレッシュ, 300×220×120mm)の組合せで,第1,2表の区を設け室温(21±1℃)で比較した。この実験ほ4房(約2kg)単位 で2反復行った。毎日袋内ガス濃度をガスクロで測定し,最終日には果梗の色で外観鮮度を・著者の主観により5段階 に評価したのち裂果数を数え,さらに,果軸を持って左右に約10cm,1往復約1秒の速さで12回振って人為的に脱粒 させ脱粒率を求めた。 tヒPハソ’の貯蔵実験についてほ箱単位で第3,4,5表のように処理区を2−4反復で設定した。SO2発生パッド は,“グL/、−プガード′′ として米国,UvasQuality Packaging,Incより市販されているもののデュアルタイプを 用いた。これは,亜硫酸水素ナトリウムを主成分とする薬剤をパッド状にしたもので,吸湿すると急速にSO2ガスを 発生するクイックリリース部と長期にわたって少しずつゆっくりとSO2ガスを・発生するスロ、−リリース部からなる。 1枚の大きさは200×400mⅢであるが,悠ずつに分割できるようにミシン目が入っている。これをPE大袋でライナー状 にフロシキ包みにした中に入れて0℃で貯蔵した。SO2くん蒸は密封した約012m3のれ−ロ・一製タンクの中で硫黄を 2.5g燃やし,3時間後に開封,自然換気1時間後にPE大袋のロをフロシキ包みにして入庫した。02吸着剤(エージ L/スS・1000,5L2用)とCO2吸着剤(エージレスC,15g入)は1袋ずつを厚さ009mmのPE大袋にブドウ4kg詰2箱 と共に密封し,0℃で貯蔵した。袋内ガス濃度はガスクロ(02,CO2)と北川式検知管(SO2)によって測定した。外観鮮度 は著者の主観により5段階に評価した。果肉糖度は箱内の全房(7∼9房)の中位の果粒数個についてアタゴ製手持 屈折糖度討で測定し平均した。 結果および考察 温度がtべ′リーA’の呼吸におよばす影響は大きく,50から30℃の間の平均QlOは約22であった(第1図)。このこと は,低温流通の有効性を暗示していると言える。樽谷(9)も,’ベリーA’の場合温度は蒸散にはあまり影響しないが,貯 蔵性には大きく影響することを明らかにしている。 そこで,差圧通風冷却法によって予冷してから流通させる場合を想定して実験してみた。通気孔のある段ボール箱 区では対照区に比べて半冷却時間を約÷に短縮できた(第2図)。このことは,差圧通風冷却法によれば,集荷したそ の日のうちに予冷を終り出荷できることを示している。また,この程度の開孔では,予冷後の昇温にはあまり影響な

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︵羞・切ミ竜ざU︶鮮 碧 暫 測 定 温 度(℃) 第1図 ベリ1−Aにおける温度と呼吸率の関係 経 過 時 間(hT) 第2図 ペソ・−Aの出荷段ボール箱の開孔が差圧予冷時の果実温におよほす影響

かった。しかし今回は,既製の有孔箱を使ってとりあえず差圧予冷の効果を試してみたに過ぎず,実際に当ってほ著

老ら(2〉がイチゴについて検討したように,箱のデザインから流通経路全体にわたっての細かなチェックが必要にな る。 無包装に比べて,PE包装,なかでも密封区が目減り,脱軌果梗の変色を抑制し鮮度保持効果が高かった(第1・ 2表)。中馬ら(l)も,tキャンベル,について同様の結果を報告している。ただ,PE包装は裂果やカビの発生を助長し,

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第1衰 ベリーA包装5日後の品質調査 処 理 区聖断率 果柄の色 無包装 有孔PE PE密封 〝 +C 〝 +S 〝 +CS 8 0 2 5 8 8 5 1 <〓︶ 0 0 0 2 3 3 3 4 3 0 3 ︵パ︶ 5 0 5 5 3 8 2 5 7 8 8 7 0 0 2 4 2 1 1 0 6 0 1 1 0 5 3 7 9 7 1 一+ + + + + 果柄の色/5二新鮮(緑色)−1こ枯死(茶色) C:エチレン吸着剤,S酸素吸着剤 第2表 ペソ、−A包装5日後の品質調査 処 理 区 重率

()

無包装 PE密封 有孔PE ダソフレッシュ 0 9 6 0 1 3 2 2 2 3 7 0 7 9 0 5 3 3 7 6 0 0 0 0 7 3 5 3 2 0 0 1 果柄の色/5新鮮(緑色)−1枯死(茶色) PE:ポリエチレン小袋 E:エチレン吸着剤 S:酸素吸着剤

△pE+E O=合二

pE N O U PE+E,S ;ニゴ==‡ここ;二〒 PE+S 15 PE

二=±

PE+E PE+E,S

∠ 三..・・ノ〒〒l

図ご瑠プ 1 3 5(日) 1 3 5(日) 第3図 ペソ・−Aの出荷小袋包装における袋内ガス濃度の変化 常温で5日目を過ぎると,包装区は無包装区よりもかえって劣った。ゆえに,PE包装は低温流通と組合せて行われる ことが望まれる。 C2H4,02吸着剤は袋内ガス濃度(第3図)からみると影響があったが,PE密封区を上回る鮮度保持効果は見られ なかった(第1表)。包装する代わりに,ある程度ガスバリヤー性のあるダソフレッシュ箱が使えないものかと思った が,CO2濃度は高くなったものの,02濃度は意外に下らず目減りも多かった(第4図,第2蓑)。 この2回の実験はサンプルの収穫日も異なるので若干の問題はあるが,2回のデーターをプールして,目減りと脱 粒率の関係をみたのが第5図である。これによると,約15%までは目減りのわずかな増加につれて脱粒率が著しく増 大することがわかる。′っまり,収穫後ただちに効果的な乾燥防止の措置を構ずることが脱粒を抑制するのに不可欠な

(5)

有礼PE

ニ二

ダンフレソシュ 20

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PE密封

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PE密封 ローローローーロー・・−・ロ △ △一一一か一 ̄ ̄

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△一一

ダッシュ

有子LPE O−\・○・/○→○−○ 1 3 5(日) 1 3 5(日) 第4図 ベリーAの出荷包装に.おける袋内及び段ボール内ガス濃度の変化 5 2 ︵訳︶ 掛 要 望

0 1

3 5 日 減 り(%) 第5図 ペソ・−Aにおける日減りと脱粒率の関係 ことを示している。このことほ,中馬ら(1〉が,果梗部含水率と脱粒抵抗力の関係としでキャンベル’で既に19年前に報 告したことの再確認である。 ブドウの脱粒にはエチレンの関与することが指適されているが(6・11)酒井ら(5)ほ,ヤェナリ種子から抽出した1エチレ ン生成阻害タン/くク溶液に浸墳処理することによっで巨峰’の脱粒が軽減されたと興味ある結果を報告している。本実 験においても袋内,箱内エテレソ濃度を測定したが,個体差が大きくて−・定の傾向はみられず,C2H4吸着剤の効果も 明らかではなかった。 tヒロノ、ゾは比較的貯蔵性がよいと言われている欧州系でほ.あるが,冷蔵で1ケ月(7),ポリエチレン冷蔵でも2ケ 月(10)が限界である。これを過ぎると急速に劫fγγ′之二sによるカビが発生する。米国ではこのカビの対策として,SO2く ん蒸が長らく行われており,最近ではSO2発生パッドも実用化されている(3・4〉。 そこでまず,このSO2/くヅドをtヒPハゾの4kg出庫箱単位で利用する際のライナーフイルムの厚さとパッドの枚 数について検討してみた。その結果(第3表)フイルム、は003mmPE,パッドは%枚でよいことがわかった。この区の 鮮度指数が他の区より1ラソク低かったのほ,反復のうちの1箱が選果箱詰め状態が悪かったためであった。貯蔵用 には特に選果を厳しくすることが望まれる。/くγド2枚区では,SO2の障害と思われる果皮色の、、プリ・−チソグ′′が みられた。 次の年には,/くッドの枚数の確認と,SO2パッドとSO2くん蒸との比較をしてみた。その結果(第4表),/くアドは

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第3表 フイルムの厚さ,SO2/くッドの枚数とヒロノ、ソの貯蔵 昭和58年9月−12月 処 理 区 貯 蔵 結 果 フイルムの厚さ(mm) /くッドの枚数 袋内SO2濃度(ppm) 外観鮮度 003 ′′ ′′ ′′ 006 ′′ ■′ 2 2 0 / 1 2 / 1 2 1 1 0 1 2 6 1 5 30 鮮度指数;1商品価値なし,2商品限界,3よい,4大変よい,5新鮮 第4蓑 SO2パッドとSO2くん蒸がヒロハソの貯蔵に.およぼす影響 昭和59年10月−1月 袋内ガス濃度 外観鮮度 処 理 区 02 CO2 SO2 (%) (%) (p卿) 対照区 193 20 0 SO2パッド1/2枚 194 19 8 〝1 195 19 11 〝2 200 12 20 SO2くん蒸 202 12 0 ︶0 2 5 0 0

卿 13

.、\ ︶0 5 0 0 0 卿 500 3 7 10/13−1/230℃,1/23一−1/26:20℃ ●・・・・・・→ エ1−ジレスS,C 。・・・一→ エージレスS X−X エ・−ジレスC ▲−−▲ SO2パッド 0 0 0 0 4 3 ︵訳︶ 堪整NOU 0 ハリ O O 2 1 10

3 0

(月) 1 2 1 2 1 2 第6図 ヒロハソの貯蔵における袋内ガス濃度の変化 やはり%枚でよく,1月末でもライナ・一内には2ⅢmのSO2が検知され,20℃に男温すると3日後にほ55ppmとなった。 そこで,財団法人・東京顕微鏡院にランキング比色法によるSO2残存畳の定量を依頼した。その結果,%′くッド区で 0007g/kg,2枚区では0110g/kgであった。 SO2は食品添加物として認められており,カソピョウでは5g/kg,乾燥果実(干し柿など)は2g/kg,果実酒(ブ

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第5表 SO2パッド法とポリエチレン冷蔵法によるヒロハソの貯蔵 昭和60年9月−12月 度 (Bx) 処 理 区 蔵 後 出庫5日後 SO2パッド PE+ニこ・−ジレスS,C PE+ニ仁一ジレスS PE+エ・−ジレスC 6 4 0 9 7 7 8 7 1 1 1 1 1 1 1 1 7 7 7 7 l l 1 3 1 1 1 1 7 6 7 7 2 9 3 2 ドゥ酒など)は035g/k寧残存基準である。しかし生果のブドウは現在のところ、、その他の食品′′ということになり,

003g/kgがリミットになっている。SO2パッド%枚の使用であればこの基準でも問題はないと思われるが,条件に

ょってほ0.03g/kgを・フトーパーサる可能性がある。SO2は健康面への安全性が高いので,せめてブドウ酒なみの残存 基準を生果ブドウにも適用するように改正の申請を呈出した方がよいと思われる。 一方,入庫時だけのくん蒸でほ3ケ月もたず,カビが発生した。貯蔵中にくりかえしくん蒸する必要があると思わ れる(さ)。 さらに次の年にほ,仁尾興産株式会社坂出冷蔵庫の戸城芳雄氏が開発試験中の,ポリコLチレン冷蔵に鮮度保持剤を 組合せた方法と,′SO2パッド法とを比較してみた。いずれの方法でも一応年末まで貯蔵できたものの,前者では果皮 色が黒ずんだ。また,出庫・昇温後にほ一部カビが発生した。なお,袋内ガス濃度の分析結果(第6図)からみると, 戸城法でほPEフイルムだけの処理でよく,鮮度保持剤はあまり働きをしていないと言える。ライナ1一内のSO2濃度 ほ,この年の場合,3ケ月後にほ0押mであった。その為,出庫・昇温後にカビが発生した。これは,使用したSO2パッ ドが密封して冷蔵していたとほ言え一年以上前のものであったためと思われるが,今後パッドの枚数については%枚 も検討してみる必要がある。ただ,その場合現行のSO2残存基準との問題がある。 果肉糖度ほいずれの区でもよく保たれていた(第5蓑)。最近,武田ら(8)もt巨峰’をグレ1−プガ・−イを利 用すること によって年末まで貯蔵できることを報告した。 以上の結果によりtヒP・ハンブルグ’はSO2/くッドを使えば3ケ月貯蔵が可能であると思われるので,さらにスケー ルアップした貯蔵実験と出荷・販売テスト等も行い実用化を計りたい。 謝 辞 この研究を始めるに当たって,ご懇切なるご指導を賜わりました本学故樽谷隆之教授に深謝致します。サンプルを 掟共してLfさった高瀬町農協,香川県青果連,UvasQualityPackaging,Inc,仁尾興産の各位に謝意な表します。 また,この研究は,山根憲男君・羽原智子君・青山奈緒美君の卒論,研究生レポートの一部として遂行されたもので あることを附託します。 引 用 文 献 Viticult,27(2),74−79(1976) (5)酒井慎吾,馬場剋,太田保夫エチレン生成阻害 蛋白によるブドウ巨峰の脱粒防止の効果につい て,農学研究,56,217∼223(1977) (6)鈴木章方,中沢敬止 エチレンブドウ果実の離 脱におけるその役割,山梨大教育学部研究報告, 23,79−83(1973). (7)武田書弘果実の貯蔵技術(8)ブドウ,伊庭慶昭ほ か編著,果実の成熟と貯蔵,319−326,養賢堂 (1985) (8)武田書弘,中山利明,牛流清志,寺沢寿男,市川 早苗ブドウの長期貯蔵(予報)巨蜂のグレープ ガ・−ド処理と鮮度保持,昭和61年度春季園芸学会 (1)中馬豊,村田敏,加藤弘道,岩元睦夫,松岡孝尚, 渡辺兼五,内田進,紀伊富夫ぶどうの脱粒防止 に関する研究(第1報)包装,冷却,薬品,農業 機械学会誌,30(3),175∼179(1968). (2)川田和秀,北川博敏イチゴの低温流通について, 昭和60年度春季園芸学会発表要旨,424−423(1985). (3)Nelson,KE:HarveStingandHandlingCali・

fornia Table Grapes for Market,AgrExp

StnBu11No1913,72pp,Univof California

(1985)

(4)Nelson,K EandMAhmedu11ah:Packaging and decay・COntrOIsystems for storage and

(8)

abscisicacid,andamorphactinonflowerand

ber・ry abscission and shoot growthinl乃tis

vinijera,).AmerSocHortSci,94, 474∼478(1969). (昭和62年5月30日受理) 発表要旨,456→・457(1986). (9)樽谷隆之カキ果実の貯蔵に関する研究,香川大 学農学部紀要,19,54pp(1965). (10)樽谷隆之フイルム包装貯蔵;果実類,冷凍, 46(527),826∼831(1971).

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