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指摘内容別措置状況 指摘されたとを 内容別に 7 つに分類すると 措置状況は以下のとおりです 2016 年 3 月 31 日時点 及びの件数と措置状況 指摘されたとを に分けると 措置状況は以下のとおりです 2016 年 3 月 31 日時点

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「債権の管理等に関する事務の執行について」の

指摘事項に対する進捗状況と今後の取り組みの概要

今回の監査では、12 件の結果と 73 件の意見をいただき、内容別にみると、

① 債権管理全般に関する事務の改善を求めるもの

② 市税に関する事務の改善を求めるもの

③ 国民健康保険事業等に関連する債権に関する事務の適正化・改善を求めるもの

④ 保育料に関する事務の改善を求めるもの

⑤ 市営住宅使用料に関する事務の適正化・改善を求めるもの

⑥ 生活保護法に関連する債権に関する事務の適正化・改善を求めるもの

⑦ 入院・外来医療費患者負担金に関する事務の適正化・改善を求めるもの

に分類されます。それぞれ内容別の進捗状況と今後の取り組みの概要は以下のとおりです。

① 債権管理全般に関する事務の改善を求めるもの

・債権管理台帳に記載すべき事項の再検討を行った上で、管理する各債権に応じた改変が可能な台帳の 様式を作成し、全庁に公開します。

② 市税に関する事務の改善を求めるもの

・納税の意思のない者には、新設した財産調査を専門に行う調査班の調査結果に基づき少額の滞納につ いても積極的に差押を行い、滞納整理を実施しました。

③ 国民健康保険事業等に関連する債権に関する事務の適正化・改善を求めるもの

・2014 年度から、直近 2 年度分に未納のある滞納者を精査し、将来滞納額が高額となる恐れのある者を 滞納処分すべき案件に含めるように改め、積極的に滞納整理をすることになりました。

④ 保育料に関する事務の改善を求めるもの

・差押を含めた効果的な滞納整理方法を検討します。

⑤ 市営住宅使用料に関する事務の適正化・改善を求めるもの

・私債権管理条例と整合するよう、新たに町田市営住宅使用料等滞納整理事務取扱要領を作成し、施行 しました。

⑥ 生活保護法に関連する債権に関する事務の適正化・改善を求めるもの

・債権管理事務について、庶務係とケースワーカーで債権管理台帳を共有化し、生活保護廃止者に対し て役割分担を明確にします。

⑦ 入院・外来医療費患者負担金に関する事務の適正化・改善を求めるもの

・債権条例施行後に発生した未収金は、生活困窮者についての規定、もしくは、徴収停止後相当の期間 を経過したことによる規定を適用するよう改善しました。

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指摘内容別措置状況

2016 年 3 月 31 日時点

指摘された結果と意見を、内容別に 7 つに分類すると、措置状況は以下のとおりです。

結果及び意見の件数と措置状況

2016 年 3 月 31 日時点

指摘された結果と意見を、措置済み・改善進行中に分けると、措置状況は以下のとおりです。

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1 32 私債権管理条例は、私法上の原因に基づいて発生する債権(自治 法240条Ⅳ③~⑧に掲げる債権を除く。)を対象としているが、私債 権に該当するかどうかの判断が必要となるケースも考えられる。 私債権に該当するものとしないものの判断基準を明確にしておく か、私債権に該当しない項目を具体的に明示しておくなどの対応 を図ることが望ましい。また、私債権に該当しないのであれば、そ の管理方法や取扱いのルールなども明確化しておくことが望まし い。 ○ 措置済み 公債権と私債権の区分基準とその考え方については、 従前から私債権管理マニュアルにおいて示していま す。 今回、債権区分判断基準をより明瞭化するため、マニュ アルの説明を加筆・修正しました。 さらに、町田市での債権区分判断事例をまとめ、全庁に 通知しました。 2 33 歳入歳出決算書の一般会計の諸収入に「手当・医療等返還金」が 計上されているが、その内訳には様々な債権が含まれているた め、より細分化して表示することが望ましい。 ○ 措置済み 種別の異なる債権が同一の科目に含まれないよう、非 強制徴収公債権分として「手当・医療等返還金」のほか に私債権分として「私立幼稚園等補助金返還金」の科 目を作成し、2014年度歳入歳出決算書上、細分化して 表示しました。 3 35 成立した債権について、歳入を収納する場合にはすべて調定を行 う必要があるが、調定のタイミングを再検討する必要がある項目が 見受けられた。一般被保険者第三者納付金、緊急援護費等返還 金、復旧監督事務費については、調定のタイミングを改めて検討 する必要がある。 ○ 措置済み 【調定全体】 歳入の調定に関する事務が「会計事務の手引き」に基 づいて適正に行われるよう、2014年6月に実施した庶務 担当者研修・10月に実施した財務会計システム操作研 修にて、職員に周知徹底しました。 【一般被保険者第三者納付金】 一般被保険者第三者納付金の場合は、当初請求金額 が過失割合により変更することが多いため、今までは 収納後に調定(事後調定)をしていました。過失割合に より当初請求金額が変更になった場合は調定変更をす ることとし、当初請求金額が決定した時(決裁後)に調 定(事前調定)をするよう対応いたしました。 【緊急援護費等返還金】  各要綱に基づき、支給決定を取り消した時点で調定 するよう事務処理マニュアルを見直し、調定のタイミン グを改めることとしました。 【復旧監督事務費】 復旧監督事務費については、今後は作成したマニュア ルに沿って占用許可申請の処理を行う際に調定を行う こととし、許可が出て相手方に許可書及び納付書が手 渡される前に調定が済んでいる状態となるよう、事務体 制を改めることとしました。 なお、請求先については、町田市道路占用規則第19条 において、同規則第4条の規定により許可を受けた占 用者と定められています。 4 36 債権を適切に管理するためには、債務の履行の状況、督促の時 期、納付交渉、法的措置の必要性などが容易に把握できるよう、 台帳・ファイルを整備しておく必要がある。台帳の記載事項をより 詳細に定めておくことも一つの方法である。 ○ 措置済み 債権管理台帳に記載すべき事項の再検討を行った上 で、管理する各債権に応じた改変が可能な台帳の様式 を作成しました。 また、私債権管理マニュアルを、様式も含めた記載内 容へと説明を加筆・修正し、全庁に通知しました。 5 39 口座振替は、徴収コストをトータルで考えた場合にコンビニ納付よ りも有利といわれており、納付窓口のように地理的偏在なども関係 ない。当面は口座振替励行策を着実に実施していくことが望まし い。 ○ 措置済み 口座振替励行策として、新築マンションの集合ポストに 口座振替案内を投函すること、また、毎年5月には都税 事務所と合同で、納税キャンペーンを行い、その中で、 口座振替を推進すること等を着実に実施しています。 また、2013年4月からはペイジー口座振替受付サービス を開始し、更なる口座振替を促進しています。 6 41 生活保護法に関連する債権、入院・外来医療費患者負担金にお いては、督促状を発付していない事案も見受けられた。また、老人 福祉費負担金は、当初から督促状を発付していないとのことだっ た。法令で定められている以上、督促状の発付は原則として行う 必要がある。 ○ 措置済み 【生活保護法に関連する債権】 督促状を発付していない事案を全件確認し、それらに 対し督促を発付し、時効を中断させました。また、今後 発生する生活保護法に関連する債権についても、納期 限後30日以内に督促を発付するようにしました。 【入院・外来医療費患者負担金】 督促状の発送は、入院患者負担未収金は退院から7日 後に、外来患者負担未収金は受診日翌日にリストアッ プし、それぞれ履行期限経過後30日以内に行うようにし ました。 【老人福祉費負担金】  老人福祉費負担金について、「地方自治法第231条の 3」に基づき、納付期限を過ぎた対象者に督促状の発付 を開始しました。督促状は、東京都発行の「老人ホーム 入所措置等事務の手引」に基づき、納期限経過後の20 日以内に発付することとしました。  なお、未納額の多い対象者については、督促状の発 付だけではなく、従来どおり訪問を兼ねながら対応して いきます。

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7 42 督促状を適切に発付していない債権の所管課が、今後、督促状を 適切に発付できるよう、市として督促状の様式を作成しておくことも 一つの方法である。様式があれば、債権の性質に応じたカスタマ イズの作業も効率化されると思われる。 ○ 措置済み 督促状に記載すべき事項の再検討を行った上で、督促 する各債権に応じた改変が可能な督促状の様式を作 成しました。 また、私債権管理マニュアルを、様式も含めた記載内 容へと説明を加筆・修正し、全庁に通知しました。 8 45 滞納整理事務を効率的・効果的に進めるためには、他部門の情報 を利用する、あるいは情報を共有化する必要がある。個人情報保 護条例等を踏まえたうえで、どのような形で情報の共有化が図れ るのかを十分に検討しておく必要がある。 ○ 措置済み 2015年4月から国保税の徴収一元化を実施しました。 また、2016年4月から、後期高齢者医療保険料、介護 保険料、保育料、下水道受益者負担金、下水道使用料 の一部の徴収一元化を実施します。徴収一元化の実施 に向けて、2015年9月の町田市情報公開・個人情報 保護運営審議会において公債権一元化徴収の業務登 録を行いました。その結果、2015年11月から、徴収 一元化の対象課が所有する情報の利用やシステム閲 覧も可能となり、情報の共有化を実現しました。 9 46 催告方法の見直しが収納率の改善に一定の成果をあげている部 門がある。他の部門においても、債権の性格や滞納者の状況に応 じて催告方法を見直す余地はあり、対応を検討する必要がある。 ○ 改善進行 2016年4月から徴収一元化の対象となる強制徴収公債 権の所管課に対し、収納率の改善に成果をあげるため の催告方法について情報提供や助言を行いました。そ の結果、所管課においても、催告書の中に納税課公債 権対策係が滞納処分する旨を盛り込むなど、新たな対 応を実施しました。 今後も引き続き、非強制徴収公債権及び私債権におい ても対応を検討します。 10 47 現在の債権管理体制では滞納整理事務を十分に実施することは 困難と思われる。市全体の問題としてとらえ、専門部署による管理 を行うなど、対応を図っていく必要がある。 ○ 改善進行  債権回収を専門に行う嘱託員(債権徴収員)の配置を 要望するなど、人員配置も含め、適正に債権管理が行 えるような体制を検討中です。 11 47 現在の債権管理体制では滞納整理事務を十分に実施することは 困難と思われる。市全体の問題としてとらえ、専門部署による管理 を行うなど、対応を図っていく必要がある。 ○ 改善進行 納税課公債権対策係と、2016年度からの債権一元化に 向けた協議を定期的に行っており、納税課にて対象者 の財産調査を開始しました。2016年4月以降、財産所有 者について順次差押を執行する予定です。 12 48 債権管理を効率的・効果的に進めるためには、人材育成とともに 組織内に債権管理のノウハウを蓄積し情報の共有化を図るなど、 担当者によって業務内容が左右されない仕組みや、新たな滞納の 発生を防ぐ仕組み、滞納が生じた初期に迅速な対応ができる仕組 みを構築する必要がある。 ○ 措置済み 債権管理のノウハウを組織として蓄積している納税課 に、2015年4月に国保税の徴収一元化を実施したことに より、組織的な情報の共有化を図りました。また、2016 年4月からは、後期高齢者医療保険料、介護保険料、 保育料、下水道受益者負担金、下水道使用料の一部 の徴収一元化を行うことを決定しました。徴収一元化の 業務フローにそって取組むことで、滞納が生じた初期に 迅速に対応することができるような仕組みを構築しまし た。 また、徴収一元化対象の債権の所管課では、新たな滞 納の発生を防ぐ仕組みとして、現年の未納者に対して、 税金や保険料が支払われない場合は納税課公債権対 策係による滞納処分を受けることがある旨を記載した 文書を送付することとしました。 13 53 債権種類ごとに延滞金の取扱いを条例で定めており、統一的な取 扱いを定めた条例は設定していない。延滞金の取扱いについて、 市としての統一的な考え方を示すことが望ましい。また、延滞金を 課していない債権については、今後、システムの見直しを行う際な どには、延滞金の導入も検討していくことが望ましい。 ○ 改善進行 債権の種類によって債権の発生根拠が異なり、延滞金 の取扱いについては個別的、具体的な判断が必要とな ります。延滞金について、市全体としてどのように取り 扱っていくか、導入方法も含め検討していきます。 14 56 滞納処分の停止や徴収停止とした滞納者に対しては、その後の状況を継続的に確認しておく必要がある。 ○ 改善進行 必要に応じて停止後の事後調査を行い、チェックのでき る仕組みを検討します。また、組織として債権管理を考 える中で納税課の役割を検討します。

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15 60 私債権管理条例施行前に発生した債権について、私債権管理条 例14条Ⅰ③(消滅時効の完成)を適用し債権放棄を進めている ケースがあるが、私債権管理条例施行前の債権の整理が済んだ 後には、この規定は例外的な取扱いとする必要がある。そのため には、私債権管理条例14条Ⅰ①に基づく債権放棄の考え方や、私 債権管理条例11条に基づく徴収停止の考え方を整理しておく必要 がある。 ○ 改善進行 中 消滅時効の完成により放棄される債権は本来回収の見 込みがたたないものであるべきと考えられます。この規 定の趣旨と徴収停止の手続きについて改めて周知し、 債権放棄の要件について検討していきます。 16 61 私債権の管理を効率的に進めるためには、私債権管理条例11条 の徴収停止の考え方を整理しておく必要があるが、なかでも同第3 号は有用性が高いと考えられる。同規定の適用について、市とし ての考え方を明確にしておく必要がある。 ○ 改善進行 現在、町田市では債権管理において訴訟手続きがとら れた案件は少数であり、債権の取立てに要する費用の 明確化ができない状況にあります。債権管理研修にお いて訴訟手続き等のノウハウの習得を図り、市全体とし てこの規定をどのように適用していくか検討していきま す。 17 62 公債権については、消滅時効の完成に伴い不納欠損処理を行うこ とは制度として認められているが、時効期間が満了するということ は、債権管理を十分に実施してなかった結果といわざるを得ない。 消滅時効の完成による不納欠損処理は極力避ける必要がある。 ○ 措置済み 納税課としては期限内納税の推進、滞納者への素早い 対応・滞納整理を徹底し、時効が近い滞納者は抽出し て不納欠損を防ぐべく特に集中して取組むようにしまし た。不納欠損回避のためのノウハウ等を他の所管課に 発信する場として、一元化検討委員会の場を活用する など、所管課への情報提供、助言をするようにしまし た。 18 75 滞納整理事務は専門性が高いため、担当職員の在籍年数を増加 することや、マニュアルの整備による事務の平準化を図るなど、よ り一層の工夫を加えた組織運営が必要である。 ○ 措置済み 滞納整理には、経験と知識の蓄積が不可欠です。職員 等の適正配置や人事異動については計画的な実施が 必要と考えており、人事所管課にはより一層異動サイク ルの徹底を訴えています。 また、在籍年数が少ないことによる経験不足を解消す るために、マニュアルの整備や専門研修の実施、及び 在職年数の長い職員によるきめ細かな指導により、ノ ウハウを継承するよう徹底しました。 19 79 口座振替は、徴収コストをトータルで考えた場合にコンビニ納付よ りも有利といわれており、納付窓口のように地理的偏在なども関係 ない。当面は口座振替励行策を着実に実施していくことが望まし い。 ○ 措置済み 口座振替励行策として、新築マンションの集合ポストに 口座振替案内を投函すること、また、毎年5月には都税 事務所と合同で、納税キャンペーンを行い、その中で、 口座振替を推進すること等を着実に実施しています。 また、2013年4月からはペイジー口座振替受付サービス を開始し、更なる口座振替を促進しています。 20 83 催告書送付のタイミングと回数、電話催告の回数について、必要十分なものであるのかを検討する必要がある。 ○ 措置済み 催告書の送付について、市・都民税(特別徴収分)は、 4月と11月の年2回、市・都民税(普通徴収分)は、9月 から翌年4月までの年6回、法人市民税は8月と12月 の年2回行っています。 この催告の時期と回数を費用対効果の面から再検討し た結果、定期的に行う催告としては、十分であると判断 しました。 しかし、2015年11月からは、費用対効果を更に向上さ せるために、電話にて自主納付を促すための自動音声 電話催告システムを導入しました。 21 91 滞納者の収入状況、事業の状況、財産状況について適宜把握し、滞納税額の解消を効率的・効果的に行う必要がある。 ○ 措置済み 滞納者の収入状況、事業の状況、財産状況等調査及 び滞納者から直接聴取する項目をチェックシート化し、 その結果を総合的に分析することにより、納付しょうよう や滞納処分による滞納税解消を効率的・効果的に実施 できるようにしました。 22 92 滞納者との交渉経過を十分に踏まえ、差押財産の消失といった事態にならぬよう初動調査の開始時期を検討する必要がある。 ○ 措置済み 2013年度から調査専門の班を新設し、滞納整理担当者 が滞納整理事務に着手する前に財産調査を開始しまし た。また、財産調査を徹底することで、滞納整理の方針 が決定でき、差押を早期化することができました。

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23 92 他の自治体と比べて、収入未済額の比率は高いが、差押件数、金 額は少ない。差押については、差押が可能となった時点で徴税吏 員は滞納者の財産を差し押さえなければならないとされている(地 方税法331条Ⅰ等)ことから、収入未済額への対応と収納率の改 善をはかるため、差押事案を増加させていくことが望ましい。 ○ 措置済み 2013年度から滞納者の財産調査を専門に行う庶務調 査班を新たに設置し、財産調査を先行することで、より 早くそして多くの財産を発見することができ、効率的か つ効果的に滞納整理班につなげる体制を構築しまし た。その結果、早期に滞納処分の判断や差押を実施す ることができ、ここ数年低下していた差押の件数・金額 ともに増加に転じました。2013年度実績で多摩26市に おいて差押件数での順位が7位(前年度は21位)、差押 金額で3位(前年度は11位)と2012年度に比べ大幅に順 位を上げました。 24 92 分納が約定どおり履行されているときには差押時期を延ばしてい るが、滞納期間が長期に及ぶ場合には差押財産の消失等の可能 性もある。納税意思が感じられない事案については差押時期を早 期化することが望ましい。 ○ 措置済み 2013年度から財産調査の専門班が滞納者の差押対象 財産を調査・発見することで、滞納整理班は速やかに 滞納整理に取り掛かることができ、差押の執行・換価処 分、財産の見当たらない場合の納税折衝など、滞納者 の状況に応じた滞納整理を早期化することができまし た。 25 93 滞納者が自動車を所有しているが、滞納処分費等を考えると換価 価値があるとは言いづらいとして差押に至っていない事案がある。 一方で、自動車以外の財産を3万円で公売した事案もあり、換価価 値の評価のあり方を再検討する必要がある。 ○ 措置済み 不動産や動産については、納税課内で公売適否検討 会及び公売物件評価検討会を開催し、費用対効果等を 精査し、かつ、他の財産との比較考量の上、換価価値 (差押の実施も含む)を判断する体制としています。 26 93 納税者とのコミュニケーション及び現地調査が不足している事案が あった。委託を活用する等、事務の進め方を改善する必要があ る。 ○ 措置済み 不足していた現地調査を補う方法として、民間の債権 回収会社に委託して現地での滞納者の暮らしぶり等を 調査することで納税折衝に結びつける取組を2013年度 から実施しています。この結果、折衝の機会を得た例や 納税に結びついた例がありました。また、連絡先の分か る者には継続して電話をしたり、可能な限り訪問するな ど接触を図っています。 27 94 初期の段階では少額の滞納で推移していたものの、時間の経過と ともに高額の滞納案件となっているものが複数見受けられた。滞 納額が比較的少額である案件について、早期に市の徴収に対す る姿勢を示すことで、滞納額が高額になることを未然に防止する必 要がある。 ○ 措置済み 2013年度から納税の意思のない者には、新設した財産 調査を専門に行う調査班の調査結果に基づき少額の 滞納についても積極的に差押を行い、滞納整理を実施 しました。 28 94 固定資産税・都市計画税の税負担は、滞納者の業績の変化にか かわらず固定的であるから、滞納者の将来負担軽減の見地から 早期に差押や公売事務を進めていくことが望ましい。 ○ 措置済み 滞納整理業務における2015年度の年間取組目標の一 つに「不動産の早期差押」を目標に掲げました。その結 果、徹底した財産調査を行い、不動産以外に換価可能 財産が無いと判断した場合には、速やかに不動産差押 を執行しました。 29 94 収納率の向上と収入未済額の解決を図っていくために、財産調査 と今後の税負担力の見込についての調査は合理的な範囲で行 い、有限である市の組織人員や資源を浪費することなく、効率的・ 効果的に事務を行う必要がある。 ○ 措置済み 2013年度から調査専門の班を新設し、徹底した財産調 査を行っています。滞納者の状況把握に努めることで、 速やかに滞納整理の見極めを行い、差押の実行また は徴収不能の場合は執行停止を行っています。 30 95 必要と認められる場合には、滞納者の生活再建に向けて、市の他 部署への紹介等を行い、正しい所得の申告と期限内納付が履行さ れるよう配慮して事務を行う必要がある。 ○ 措置済み 市民の健全な経済活動と生活の充実を第一に、財産調 査や生活状況聴取をより詳しく行うようにしました。その 結果により、各種控除に漏れがあれば必要に応じて課 税課や税務署を案内して修正申告を促し、また生活困 窮や債務超過などが見受けられれば生活・就労相談窓 口や消費生活センター、法テラス等の相談先の紹介を 行うようにしました。 31 95 外国人滞納者について、十分な調査が行えないうちに出国となり、 その後、財産調査を行って執行停止、不納欠損処分となった事案 があった。外国人滞納者については、出国等のリスクが高いことを 調査初動の段階から十分に留意して、滞納整理事務を進める必 要がある。 ○ 改善進行 外国人本人への税についてのお知らせや広報を充実さ せ、また雇用主や特別徴収義務者を通じた本人へのア プローチも検討します。 また、「町田市在住の外国人支援にかかる庁内連絡 会」と連携し、納付等に関するアプローチについて検討 します。 32 96 滞納処分の停止後の状況変化をより十分に把握できるよう、事務のあり方を検討する必要がある。 ○ 改善進行 必要に応じて停止後の事後調査を行い、より正確な情報把握のための仕組みについて検討します。

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33 96 システム記録は重要であり、誤った記載は後日参照時に錯誤を生 じさせるなどの可能性があるため、システム記録に誤記載がない よう、留意する必要がある。 ○ 措置済み システム記録に折衝記事の外、滞納整理方針等を記載 する際は、滞納整理期間が長期に及ぶ場合や担当職 員が交代することを踏まえて、文章を簡潔かつ正確に 記載するように納税課の全職員に周知・徹底しました。 また、人事異動に合わせて行う課内研修でも、異動者 に研修を行い防止に努めています。 34 116 給与差押や差押財産の換価は、滞納を解消させる効果が高いと 考えられることから、保険税を換価により直接回収する手続きを担 う担当者を設置し、滞納整理事務の効率化を図ることが望ましい。 ○ 改善進行 効率的な徴収体制について検討中です。 なお、2015年度以降の定員管理調書に記載し、短業務 と含めてではありますが、増員の要望をしています。 35 116 財産調査の開始時期や差押の着手時期、差押予告の送付の有無 等の滞納整理事務について、担当者によって手続きの違いが大き いため、ばらつきが出ないように一定の指針を定めておくことが望 ましい。 ○ 措置済み 滞納整理に関する指針を2016年3月8日に定めまし た。 36 117 一定期間納付実績のない者については、滞納額が高額になることを防止するために早期に滞納処分を行う必要がある。 ○ 措置済み 2014年度から、直近2年度分に未納のある滞納者を精 査し、将来滞納額が高額となる恐れのある者を滞納処 分をすべき案件に含めるように改め、積極的に滞納整 理をすることになりました。なお、未納者に対する電話 催告を強化しました。 37 117 納付約束を行ったのみで差押の解除を行った事案があった。差押 解除の際には、本来であれば、納付により差押に係る保険税の全 額納付が必要であるから、差押解除のためには少なくとも約束の 履行を確認する必要がある。 ○ 措置済み 生活費の必要から差押解除せざるを得ない滞納者につ いては、差し押さえた預貯金のうち生活費相当額のみ 一部解除し、残りを取立てる対応としています。滞納残 額については分納計画を作成し、履行状況を確認し、 不履行時は厳しく納付指導を行うことにしました。 38 118 差押等の目的を持たずに財産調査を行っている事案が見受けら れた。財産調査を行う主な目的は、発見した財産を差し押さえて換 価を行い、これによって滞納となった債権を回収することにある。 財産調査はこのような目的を持って行う必要がある。 ○ 措置済み 財産調査にあたっては、差押すべき優先順位を定めて 行うこととしています。発見した財産については、滞納 処分の進行管理を行う担当者を定め、積極的な取り組 みを開始しました。 39 118 分割納付額は、滞納者の経済状況を合理的に判断して決定する 必要がある。2年以内に本税完納を見込めない場合は停止見込事 案となることを踏まえると、生活困窮者とは認められない者に対す る分割納付は2年以内とする必要がある。 ○ 措置済み 生活困窮者を除き分割納付額は原則として12回以内 で滞納が無くなる金額とし、1年以内に滞納が解消され る計画を設定するようにしました。 40 119 国民健康保険を脱退し納税意欲の低い者については、速やかに 給与差押や預金の換価を行う等、より積極的な滞納整理を行う必 要がある。 ○ 措置済み 国民健康保険の脱退手続きを行う際に必ず滞納の有 無を確認し、滞納がある場合については納税交渉を行 うよう徹底しました。一括納付の困難な場合には分割納 付の約束を得ています。分割納付不履行時には、文書 催告や電話催告を行って強く納付交渉をするとともに、 特に高額の滞納者に対しては差押を含めた滞納整理を 強化することとしました。 41 119 給与差押が可能な滞納者に対して市は、給与差押を行っていな い。納付の意思のない滞納者に対する納付を促し、滞納整理を迅 速に行うためには給与差押を行う必要がある。 ○ 措置済み 預貯金や生命保険など換価の容易な財産の調査を 行っても適当な財産が見つからない場合は、生活状 況、差押禁止額、勤務先での影響等を充分に考慮した 上で給与の差押を行う方針としました。 42 119 滞納者が死亡した場合における保険税の未納額は、相続人が納 付義務を承継するから、相続人に対して滞納額の納付請求を行 い、必要に応じて当該相続人について財産調査を行う必要があ る。 ○ 措置済み 滞納者が死亡した場合については滞納整理支援システ ムを利用して作成したリストを年3回徴収担当に配布 し、順次相続人を調査し、相続人に納付請求を行うよう に改めました。被相続人、相続人の固有財産について は地方税法の定めにより必要に応じて財産調査を行う こととしました。 43 120 高齢者保険料の滞納者に対してはほとんど差押等を行っていない が、所得別の滞納状況を把握し、所得が高く十分な支払能力のあ る滞納者に対しては、積極的に滞納整理を実施する必要がある。 ○ 措置済み 後期高齢者医療保険料の全滞納者の所得を確認し、支払い能力に応じた滞納整理を行うよう改めました。

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44 120 債権管理台帳には、実施した滞納整理事務の内容を記録すること となっているが、事実の記載漏れや誤った記載は、後日参照時に 錯誤を生じさせるなどの可能性があるため、滞納整理記録の正確 性については十分に留意しておく必要がある。 ○ 措置済み 国民健康保険での滞納があり、後期高齢者医療保険 に移行した被保険者について、それぞれの滞納整理支 援システムが連携していないため、情報の引継ぎが出 来ません。これを補うため、後期高齢者医療保険への 移行時に滞納情報の漏れがないように記載するよう徹 底を図りました。 45 122 納付のあった年度に調定しているが、納期限の到来した時点で調定し、収入未済額に含めておく必要がある。 ○ 措置済み 2013年度末に精査し納期限の到来したものを調定し収 入未済額に含め、新年度に繰越調定処理を行いまし た。 46 124 納付期限が到来している被保険者返納金については電話催告を 行い、金額の多い納付義務者については訪問催告を行うなど、未 収金の回収を積極的に行う必要がある。 ○ 措置済み 2013年12月から電話催告を始め、2014年度は未納者 全件の対応を行いました。なお、2015年度から保険者 間で返納金の相殺ができるようになり、高額な債権も精 算できる様になりました。 47 127 高額療養費資金貸付金の返還金については、金額が少額で取り 立てに要する費用に満たないと認められる債権が生じている。この ような債権については、私債権管理条例11条の徴収停止の適用を 検討する必要がある。 ○ 措置済み 少額で取り立てに要する費用に満たないと認められる 債権の基準を定めた少額基準を規定し、私債権管理条 例第11条第1項第3号の徴収停止を行いました。 48 130 出産費貸付金の中には、債務者が特定できない、あるいは債務者 の所在が不明であることから返還請求を行っていない案件があ る。私債権管理条例にしたがって、徴収停止にすることが適当か 否かを検討する必要がある。 ○ 措置済み 事案発生時、返還請求を行っていない貸付を徴収停止 することが適当か否かについて、分類、整理できるよう に業務手引きに明記しました。 出産費貸付後、返還請 求をしていない案件は2件あり、その対応について法制 課と協議し、徴収停止にするかあるいは放棄の適用と なるのか検討し、対応しました。 両案件共に、相続人が特定できず、既に相当期間経過 していることから、私債権条例での徴収停止の対応は 行わずに放棄の適用を行うこととしました。 49 131 出産費貸付金の貸付にあたっての申請書類は、所管課の業務手 引に定められている。必要書類の提出を徹底するために、申請書 類を要綱や規則等に定めておくことが望ましい。 ○ 措置済み 出産費貸付金の貸付にあたっては、申請受付時に業務 手引に定められている合意書を含めた申請書類の提 出に不足がないよう確認することを、課内に徹底しまし た。 あわせて、出産費貸付金制度と出産育児一時金直接 支払制度の重複利用防止のため、合意書に記載されて いる医療機関に対して、両制度を併用することが出来 ない旨を通知することとしました。申請書類の確認及び 通知を送付することについては、業務手引に明記しまし た。 50 132 収入未済となっている出産費貸付金は電話催告や訪問催告を行うなど、未収金の回収を積極的に行う必要がある。 ○ 措置済み 2015年3月31日現在において、出産費貸付収入未済は 1件ありますが、対応について法制課と協議し、2016年 度に放棄の適用を行うこととしました。 今後、出産費資金貸付後に収入未済が生じた際は、督 促・催告送付以外にも電話催告や訪問催告を行い積極 的な債権回収に努めることを、業務手引に明記しまし た。 51 137 市では、年に2~3回、市内の保育園の園長を推進員として保育料 の催告業務等を依頼しているが、催告書や毎月の督促状を各保 育園の園長から直接手渡しとすることも一つの方法であり、推進員 を有効活用する必要がある。 ○ 措置済み 平成26年10月から督促状は原則として納付推進員によ る手渡しに変更しました。しかし、保護者以外がお迎え に来る場合があり、督促状を納付義務者である保護者 に直接手渡すまでに時間がかかり、納期限までの期間 が短くなるという問題が生じました。これが滞納処分を 行う前提として重要な要素となる督促状の法的効果に 影響を及ぼしかねないことから、督促状については従 来どおりの郵送に戻すこととしました。なお、催告書に ついては一定条件の滞納者について、引き続き納付推 進員対応をしていくこととしました。 52 138 保育料の算定を正確に行うために、源泉徴収票または確定申告 書の控のコピーなどをもとに算定した保育料を仮の保育料としたう えで、住民税の決定通知と突合して正式な保育料とする必要があ る。 ○ 措置済み 2015年4月1日から子ども・子育て支援新制度が施行さ れ、保育料の決定については、これまでの所得税額に 基づく算定から、市町村民税の所得割で算定することと なりました。 これに伴い、保育料の算定システムの改修を行い、税 のシステムと連動するようにしました。したがって、今後 は正確な保育料の算定が出来ることとなりました。

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53 140 保育料の滞納は、口座振替利用者よりも納付書利用者に生じやす い傾向があることから、納付書での納付を原則として廃止し、口座 振替に一本化することも検討の余地がある。 ○ 措置済み 保育料の支払いは原則口座振替であることについて、 新規入所者には「入園のしおり」及び「在園のしおり」で 案内しています。また、口座振替無登録者には、4月の 保育料決定通知送付時に「町田市保育料口座振替の お知らせ」において案内しています。その他、保育園に 口座振替依頼書を設置し、納付推進員からも口座振替 にするように勧めています。 54 141 市役所の窓口に出向いて申請する必要がある上、即時発行がで きず、利便性に欠ける面がある。現行システムの見直しが必要か どうかを費用対効果も含めて検討することが望ましい。 ○ 措置済み 換価手続きのうち、配当及び保険税への充当手続きについて担当者を設置しました。 55 142 2ヶ月連続口座振替が不能となった場合、その月(2ヶ月目)の振替 不能額のみ通知しており、未納付の累計額を示した納付書は送っ ていない。誤って直近月だけの納付ともなりかねないため、未納付 の累計額が示されるよう、システム的な対応を図ることが望まし い。 ○ 措置済み 口座振替不能通知は、口座振替が出来なかった旨を伝 えることが目的です。そのため、口座振替が出来なかっ た分の支払いを求めるために納付書を送付していま す。また、滞納分の保育料は、督促状及び催告書で支 払いを促しております。このことにより、口座振替不能 通知に未納額の累計額を記載した場合、保護者が重複 して支払うおそれがあるため、過去の未納額について は、引き続き督促状及び催告書で対応することとしまし た。 56 142 2011年度の児童手当の支給等に関する特別措置法の施行によ り、保育料等については、児童手当からの徴収が認められている が、市は児童手当と保育料の相殺を行っていない。保護者の同意 を得て、児童手当と保育料の相殺を制度化し運用を図っていく必 要がある。 ○ 改善進行 2015年4月1日に納税課に発足した公債権対策係と定 期的に会議を開き、一元化に向けたスケジュールや対 象者などについて協議を行っています。 57 143 催告・督促の際は、郵便局での振替用紙を個別に作成し送付して いるが、コンビニエンスストアや銀行では支払いができないため、 より利便性が高まるよう、システム対応を費用対効果も含めて検 討することが望ましい。 ○ 改善進行 2015年6月より新システムが本格稼動となったが、現在 督促状については納付書対応ができるように調整中で す。 58 145 保育料の滞納者に対し、差押を始めとする滞納処分の手続きが実 施されていない。公平性の観点からも、納付意欲がみられない保 護者に対しては滞納整理事務を強化する必要がある。 ○ 改善進行 中 滞納整理事務の強化を図ることとし、滞納処分を視野 に入れた財産調査を開始しました。なお、滞納処分等を 機動的に行えるように規則及び要領の変更手続き中で す。 なお、卒園後も保育料を滞納している者の一部に対し、 滞納処分を執行しました。 59 146 保育料は、消滅時効の完成に伴い不納欠損処理が可能だが、こ のことは必要な滞納整理事務を実施してこなかったとみなされる可 能性もある。滞納者の現況等を十分に把握し、差押等の滞納処分 手続や執行停止などの滞納整理事務を実施する必要がある。 ○ 改善進行 財産調査等の滞納整理事務の強化を通じて、滞納者 の現況をより把握するよう努めました。また、滞納処分 等を機動的に行えるように規則及び要領の変更手続き 中です。 なお、卒園後も保育料を滞納している者の一部に対し、 滞納処分を執行しました。執行停止については、新シス テムで処理ができるか確認中です。 60 146 市は、現年度分の収納を優先的に管理しているが、中間所得者層 に滞納事案が比較的に多く生じているなど、滞納状況は階層区分 による特徴も見受けられる。このことから、階層ごとに目標管理を 行うことも検討の余地がある。 ○ 措置済み 階層ごとに目標管理することを検討したものの、対象に は滞納金額が少額の者が含まれるなど効率的な徴収 が出来ず、保育料収納率が低下するおそれがありま す。そのため従前どおりに「全滞納額の減少=滞納繰 越の減少=現年度保育料収納率の維持向上」を目標と して、滞納額及び滞納月数を基準とした滞納管理を行う こととしました。 61 147 税務書類が未提出のために階層区分が最高ランクとされ、保育料 が高額になり、そのことが滞納の一因となっていると考えられる。 保護者から書類の提出を促すとともに、税務書類の提出がないと きは、扶養義務者の収入の状況につき、官公署に対し、必要な書 類の閲覧等を求めるといった対応を図る必要もある。 ○ 措置済み 2015年4月1日から子ども・子育て支援新制度が施行さ れ、保育料の決定については、これまでの所得税額に 基づく算定から、市町村民税の所得割で算定することと なりました。これに伴い、保育料の算定システムの改修 を行い、税のシステムと連動して算定するようにしまし た。 なお、税務書類未提出の方は引き続き階層区分が最 高ランクとされますが、納入通知書の発送や督促状の 発送のタイミングで保護者に書類を提出するように促し ていきます。

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62 154 私債権管理条例と町田市営住宅使用料等滞納整理事務処理要 領には、一部整合していない部分がある。新たな町田市営住宅使 用料等滞納整理事務取扱要領について、私債権管理条例と整合 するよう精査し、速やかに施行する必要がある。 ○ 措置済み 町田市営住宅使用料等滞納整理事務処理要領を廃止 し、私債権管理条例と整合するよう、新たに町田市営住 宅使用料等滞納整理事務取扱要領を作成し、施行しま した。 新たな要領において、滞納者に対する、滞納金の督促 や催告、使用許可の取り消し、連帯保証人への請求な どの手続きを、明確にしました。 63 154 2012年度滞納繰越分の収納率は31.4%と低い水準に留まってい るが、大口の未納者の多くが既に市営住宅を退去しており、回収 が困難な状況となっている。退去者の回収は接触の機会が限られ てしまう等の理由から厳しい状況にあることから、事案によっては、 訴訟を見据えた対応が必要である。 ○ 措置済み 滞納者からの市営住宅使用料等の徴収にあたっては、 私債権管理条例に基づき、原則、訴訟での徴収を見据 え、事案によって、書留や内容証明郵便を利用するな どし、対応しています。 なお、訴訟での徴収を見据えた滞納の中で、滞納して いる退去者から接触があった場合には、私債権管理条 例の考え方に則して分割納付での対応も行っていま す。 64 162 63条返還金、78条徴収金、戻入金に係る債権管理事務について、 庶務係とケースワーカーが連携して情報を共有し、具体的な回収 方針を検討するなどして、回収に向けた努力をするとともに、実務 的な個別マニュアル等を作成し、統一的な対応を図る必要があ る。また、生活保護が廃止となった債務者に対する納付交渉につ いて、継続的に実施されるよう、その仕組みを改める必要がある。 ○ 改善進行  課として統一的な対応を図るため、庶務係とケース ワーカーとで債権管理台帳を共有できるよう、債権管理 システム導入時に要望していきます。  生活保護廃止者に対しては、廃止時の担当ケース ワーカーが在籍していればその者が、いなければ庶務 係が対応するという形で、役割分担を明確にしました。 65 163 63条返還金・78条徴収金は、債権として決定される都度、債権の 種類ごとに債権番号が割り振られるため、同一人物であっても複 数の債権がある場合、別個の債権として管理されている。同一人 物に対する文書送付や納付交渉は効率的に行われる必要がある ことから、債権を名寄せして管理を行う必要がある。 ○ 改善進行  債権管理システム導入時に名寄せ管理ができるよう要望していきます。 66 163 債権管理事務を適切に実施していくために、実務指針となるマニュ アルを作成することで、債権管理事務における庶務係とケース ワーカーの役割分担や実施すべき手続を明確にするほか、分納に 応じる際の考え方など共通認識をもつとともに、回収方針も明確に しておく必要がある。 ○ 改善進行 マニュアルの内容を検討中です。 67 163 63条返還金・78条徴収金及び戻入金について、債権管理台帳の 記載に不備がみられた。債権管理台帳は、納付交渉の経過が把 握できるようにしておく必要がある。 ○ 改善進行  債権管理台帳に納付交渉記録を記載し、容易に納付 交渉の経過が把握できるよう、債権管理システム導入 時に要望していきます。 68 165 63条返還金・78条徴収金及び戻入金の収納率を高めるためには、 口座振替の利用率を高めていくことも一つの方法であり、そのため の対応を十分に図っていくことが望まれる。 ○ 措置済み 課内会議において、ケースワーカーに対し、確実に債 権回収ができる口座振替の有用性を伝え、納付交渉時 に、積極的に口座振替の利用を促すことを周知しまし た。 69 166 63条返還金・78条徴収金及び戻入金について、督促状を発付して いないものがあった。督促には時効の中断効果がある等、滞納整 理事務を行うためにも重要な手続きであることから、督促状の発付 は確実に行う必要がある。 ○ 措置済み 督促状を発付していない事案を全件確認し、それらに 対し督促を発付し、時効を中断させました。また、今後 発生する63条返還金・78条徴収金及び戻入金につい て、納期限後30日以内に督促を発付するようにしまし た。 70 167 63条返還金・78条徴収金及び戻入金の督促状の発付は、前年度 に発生した債権について次年度の9月頃にまとめて発付している が、督促は納期限後30日以内に行う必要がある。 ○ 措置済み 63条返還金・78条徴収金及び戻入金の督促状の発付 について、納期限後30日以内に発付するよう改めまし た。 71 169 63条返還金・78条徴収金については、文書催告だけではなく、電 話催告や訪問催告等の納付交渉を積極的に実施する必要があ る。戻入金については、文書催告を行うとともに、電話催告等の積 極的な納付交渉も行う必要がある。 ○ 改善進行  システムに記載した納付交渉記録を利用して、電話催 告も含めた積極的な納付交渉を行うために、債権管理 システム導入時に債権管理台帳に納付交渉記録を記 載できるよう要望していきます。

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72 170 63条返還金・78条徴収金について、分納の場合に返済計画書が 添付されるが、分納履行が滞った場合には、適宜接触を図り、履 行を促すとともに、必要に応じて、返済計画を見直す必要がある。 また、返済計画書の記載事項の中に、債務の承認に関する文言を 盛り込み、時効の中断効果を確実に得る必要がある。 ○ 措置済み 時効の中断効果を得られるよう、返済計画書の記載事 項の中に、債務の承認に関する文言を盛り込みまし た。 また、分納履行が滞った債権については、ケースワー カーと情報を共有して催告を行い、履行を促すととも に、返済計画を見直すこととしました。 73 170 63条返還金・78条徴収金は、消滅時効の完成に伴い不納欠損処 理ができるが、このことは必要な滞納整理事務を実施してこなかっ たとみなされる可能性もある。滞納者の現況、生活状態を把握す るなど、債権管理を適切に行う必要がある。 ○ 措置済み 必要な滞納整理として、督促状を発付していない事案を 全件確認し、それらに対し督促を発付し、時効を中断さ せました。また、新たに発生する63条返還金・78条徴収 金についても、納期限後30日以内に督促を発布するよ うにしました。 納付交渉では、ケースワーカーが滞納者の現況を適切 に把握して、返還計画書の提出を求めるとともに、口座 振替及び保護費調整(78条徴収金)を活用することで、 適切に債権管理を行いました。 74 173 生活資金貸付金について、納付書や督促状を送付するのみで、電 話催告や訪問催告が長期間行われていない事案がある。電話催 告や訪問催告により、納付交渉を継続的に実施する必要がある。 ○ 措置済み  生活資金貸付金について、文書催告だけでなく、電話 催告及び訪問催告のマニュアルを作成いたしました。  マニュアルに基づき、2015年1月から電話催告や訪問 催告を実施しています。 75 173 生活資金貸付金の借受人の死亡が判明した場合の対応について、その方針を明確にしておく必要がある。 ○ 措置済み  生活資金貸付金の借受人の死亡が判明した場合は、 連帯保証人に未納金の返還請求をすることとし、連帯 保証人が未納金を返還しないときは、相続人に未納金 の返還請求をすることにしました。この取り扱いをマニュ アルに明記しました。 76 174 町田市生活資金貸付条例は、相当の保証能力を有する確実な連 帯保証人があることを定めている。連帯保証人が自己破産するな ど、その適格性を欠く事態になった場合の対応についての方針を 明確にしておく必要がある。 ○ 措置済み 連帯保証人が適格性を欠く事態になった場合、借受人 に対し新たな連帯保証人を選出するよう通知することと し、新たな連帯保証人を選出することが出来ない場合 は、生活資金貸付金条例第8条第2項に則り、借受人に 対し、直ちに、貸付金の全部又は一部の返還を求める こととしました。この対応方法を、マニュアルに明記しま した。 77 181 債権管理に向けて様々な試みを行っているが、その成果を数値で 把握することが困難となっている。マクロ的な視点からの分析や成 果指標のあり方など、管理会計のあり方を見直す必要がある。 ○ 措置済み 過去数年間の医療費患者負担金全体に占める患者負 担未収金の推移やその内容、割合、入院・外来ごとの 患者負担未収金の傾向などの分析をはじめ、これらの マクロ的な視点からの分析をもとに成果指標の設定な どを検討しました。 当該年度末で医療費患者負担金全体に占める患者負 担未収金の未収率を2%未満に、当該年度の3年後の 未収率が、入院・外来の合計で0.1%未満となるような 目標を設置しました。 78 183 未収金残高について適切な数値目標を設定し、債権管理に生かすことが望ましい。 ○ 措置済み 未収金残高について過去数年間の推移やその内容を 分析しました。 結果、過去3年間の年度末の未収金残高平均は約26 00万円(未収率2%)でした。 そこで、年度末の未収金残高を2600万円未満とする こととし、更に3年後の未収金残高をその5%の130万 円(未収率0,1%)未満とする目標を設定し、債権管理 を行うこととしました。 79 185 患者負担未収金の滞納者は、一部は金融機関からの振込により 支払うケースもあるが、市民病院に再来した際に窓口で未納額を 支払うケースが多い。しかし、実際のデータが十分に整備されてお らず、納付方法別収納状況が正確に把握できていない。 納付方法別収納状況が正確に把握できるよう、日常データの整備 を図る必要がある。 ○ 措置済み 全ての窓口収入及び銀行収入を表計算ソフトにて管理 することとし、納付別の収納状況が正確に把握できるよ う日常データの整備を行いました。

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80 186 本来であれば督促を行わなければならない事案の全件に対して督 促が行われているわけではない。今後、原則として私債権管理条 例及び私債権管理条例施行規則に従い、督促を行わなければな らない事案に対しては、原則として全件督促を行う必要がある。 ○ 措置済み 私債権管理条例第6条及び私債権管理条例施行規則 第6条第1項・第2項に従い、履行期限経過後30日以 内に督促状を発付し、さらにその督促をした日の翌日 から起算して10日以内に納付すべき期限を指定し対 応しています。また、督促状の発送はリストアップし、手 作業で、全件必ず発送を行っております。 81 187 督促状を発付しなければならない者にどの程度の割合で督促が 行われているのかというデータも十分に整備されておらず、督促状 況を正確に把握することが難しい状況となっている。督促の実施に あたっては、対象者を正確に把握しておく必要がある。また、将来 的には督促状と催告書の区別も明確にしておく必要がある。 ○ 措置済み 督促の実施にあたっては、入院患者負担金は未収と なってから7日後、外来患者負担金は未収となった翌日 に、リストアップし、手作業で全件発送しております。更 に、未収となった3週間後に、システム上で対象者のリ ストアップを行い、漏れや重複がないことを再確認して おります。 また、現システムにおいて、督促状と催告書の区別を行 い、各書類を郵送する対応に変更しました。 82 187 「未収金の発生防止と回収等未収金管理に関する事務取扱マニュ アル」と、私債権管理条例及び私債権管理条例施行規則では、督 促方法の定めに不整合がある。私債権管理条例及び私債権管理 条例施行規則との整合性を図るよう、マニュアルを見直す必要が ある。 ○ 措置済み 「未収金の発生防止と回収等未収金管理に関する事 務取扱マニュアル」を改訂し、督促方法について私債権 管理条例及び私債権管理条例施行規則との整合性を 図りました。 83 190 「未収金の発生防止と回収等未収金管理に関する事務取扱マニュ アル」と、私債権管理条例及び私債権管理条例施行規則では、債 権放棄の定めに不整合がある。私債権管理条例及び私債権管理 条例施行規則との整合性を図るよう、マニュアルを見直す必要が ある。 ○ 措置済み 「未収金の発生防止と回収等未収金管理に関する事 務取扱マニュアル」を改訂し、債権放棄の部分について 私債権管理条例及び私債権管理条例施行規則都の整 合を図りました。 84 192 私債権管理条例施行後に発生した債権を放棄する場合は、私債 権管理条例14条Ⅰ③を適用するのではなく、生活困窮者について の規定(私債権管理条例14条Ⅰ①)、もしくは、徴収停止後、相当 の期間を経過したことによる規定(私債権管理条例14条Ⅰ⑤)など を適用する必要がある。 ○ 措置済み 私債権条例施行後に発生した未収金については、生活 困窮者についての規定(私債権管理条例14条Ⅰ①)、 もしくは、徴収停止後、相当の期間を経過したことによ る規定(私債権管理条例14条Ⅰ⑤)を適用するよう改善 しました。 85 193 滞納額が高額であり、かつ、通常の交渉では回収の目途が立たな い状況が続く債権について、今後も回収に向けた対応が必要であ る。 ○ 措置済み 高額滞納者への対応については、簡易裁判所による支 払督促や民事調停・民事訴訟など私債権条例等に基 づき行っております。さらに、不払いの際は、地方裁判 所への強制執行を申し立てる運用を開始しました。

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