8 青森県緊急消防援助隊航空部隊受援計画
第1章 総則 1 目的 この計画は、青森県において、大規模な災害が発生し、消防組織法(昭和 22 年法律第 226 号)第 44 条の規定に基づく緊急消防援助隊の応援を受ける場合の受援体制について、 緊急消防援助隊の応援等の要請等に関する要綱(平成 27 年3月 31 日付け消防広第 74 号。 以下「要請要綱」という。)に基づく青森県緊急消防援助隊受援計画(以下「全体受援計 画」という。)に定めるもののほか必要な事項を定め、緊急消防援助隊航空部隊が円滑に 活動できる体制の確保等を図ることを目的とする。 2 用語の定義 この青森県緊急消防援助隊航空部隊受援計画(以下「航空部隊受援計画」という。)に おいて、使用する用語の定義は、次に定めるところによる。 (1) 緊援隊航空部隊 緊援隊航空小隊及び緊援隊航空後方支援小隊の部隊をいう。 (2) 緊援隊航空小隊 緊急消防援助隊として出動した航空消防隊の小隊をいう。 (3) 緊援隊航空後方支援小隊 緊援隊航空小隊と共に車両等により出動した後方支援小隊及び要請要綱第11条第 7項の規定により出動した後方支援小隊をいう。 (4) ヘリベース(HB) 災害の終始を通じて、緊援隊航空部隊のヘリコプター運用に関する指揮(指示・任 務付与)を実施し、かつ駐機、整備、給油、装備及び宿泊(近隣宿泊を含む)が可 能な緊援隊航空部隊の進出拠点(集結場所)をいう。 通常は、空港、ヘリポート等に設置し、状況により公園、河川敷等の野外に設置す ることもある。 (5) フォワードベース(FB) 被災地近傍の飛行場外離着陸場で、ヘリベースに都度帰投することなく航空活動を 安全かつ効率的に継続することを目的として設置する離着陸、給油、人員の乗降、 装備・物資等の積み降ろしが可能な拠点をいう。 (6) ランディングポイント(LP) 上記(4)(5)以外で、救助者や緊急物資の陸上部隊引継ぎ、傷病者の引継ぎ等の災害対 応のための離着陸を行う地点をいう。 (7) 消防応援活動調整本部(以下「調整本部」という。) 青森県及び当該区域内における緊急消防援助隊等の迅速かつ的確な活動等に資する ために、消防組織法第44 条の2の規定に基づき知事が設置するものをいう。 (8) 青森県災害対策本部連絡調整部対策班(航空機運用調整)(以下「災対本部対策班(航 空機運用調整)」という」 大規模災害発生時には、消防、警察、海上保安庁、自衛隊、ドクターヘリ等、各関係機関のヘリコプター等の航空機が青森県に集結することに鑑み、これら各関係機 関の航空機の安全かつ迅速な運用の調整を図るため、各関係機関の航空担当者が活 動エリアや任務の調整を行うものをいう。 (9) 地上活動支援員 ヘリベース及びフォワードベース等において、緊援隊航空部隊へ気象情報や飛行・ 離着陸障害情報の提供など、航空支援を行うとともに、航空部隊のための食料や燃 料等の補給等の後方支援及び運航支援を行う航空隊員(緊援隊航空部隊の航空隊員 を含む。)、消防職員等をいう。 (10) ヘリベース指揮者 ヘリベースにおける緊援隊航空部隊のヘリコプター運用に関する指揮(指示・任務 付与)を行う者をいい、原則として青森県防災航空隊(以下「県航空隊」という。)の 隊長(以下「県航空隊長」という。)がその任務に当たるものとする。 3 緊援隊航空小隊の活動分類 この計画において、緊援隊航空小隊の活動分類については次のとおりとする。 (1) 情報収集活動 (2) 緊急人員(部隊)輸送 (3) 消火活動 (4) 救急活動 (5) 救助活動 (6) 緊急物資輸送 (7) その他(ヘリベースの後方支援活動、避難誘導、広報等) 第2章 事前計画 1 県航空隊及び県職員(消防保安課・防災航空G)の参集基準 県航空隊及び県職員(青森県防災航空センター所長及び事務員)(以下「県航空隊員等」 という。)の参集基準は、資料1「青森県防災航空隊員等参集基準」のとおりとし、青森 県防災航空センターに参集するものとする。 2 ヘリベースの決定 青森県におけるヘリベースは、原則として青森空港(青森県防災航空センター)とす る。(最大受入機体数は中型機11機、ノースエプロン(耐圧5.7t)に7機、6番ス ポットに4機駐機可能) また、青森空港ヘリベースの基本情報は、資料2「青森空港ヘリベース等基本情報」 により消防庁及び緊援隊航空部隊へ情報提供するものとする。 なお、青森空港(青森県防災航空センター)が使用できない場合又は青森空港から被 災地が遠隔地である場合は、調整本部が被災市町村等及びヘリベース指揮者と協議の上、 代替のヘリベース(以下「代替ヘリベース」という。)を資料3「ヘリベース及びフォワ ードベース一覧」の中から決定するものとする。 3 地上支援活動員の招集 (1) 大規模災害時において、ヘリベース指揮者が必要と認めるときは、地上支援活動員
の招集を調整本部に依頼する。 (2) 青森県内から地上支援活動員を招集する最優先順位は、大規模災害時における青森 県防災航空隊への航空支援に関する協定(平成24年8月20日締結)(以下「航空 支援に関する協定」という。)に定める航空支援員(以下「航空支援員」という。)と し、航空支援員の招集が困難な場合には消防職員を招集するものとする。なお、航空 支援員を招集する場合は航空支援に関する協定別紙様式2(参考資料1)によりヘリ ベースから要請を行うものとする。 (3) 地上支援活動員の参集場所は青森県防災航空センター所長又はヘリベース指揮者 が指定した場所とする。 4 ヘリベース(青森空港)への受入れ体制 青森県防災航空センター所長又はヘリベース指揮者は、緊援隊航空部隊の応援要請が 行われた場合(緊急消防援助隊の編成及び施設の整備等に係る基本的な事項に関する計 画(平成16年2月6日消防震第9号(以下「基本計画」という。))第4章1(3)で 定める災害及び要請要綱第7章に基づく迅速出場に該当する震度(大津波警報)が青森 県で確認された場合を含む。(以下「応援要請後」という。))は、青森空港管理事務所長 に対し緊援隊航空部隊の受入れについて、次のとおり依頼するものとする。 (1) 日中における受入れ 青森空港に緊援隊航空部隊が駐機できるよう、青森空港管理事務所長にタクシーウ ェイのクローズ及び駐機スポット(ノースエプロン及び6番スポット)の拡大及び確 保を依頼するものとする。 (2) 夜間における受入れ 夜間においては4⑴に加え、夜間照明の点灯等を依頼するものとする。 5 燃料補給体制の確保 (1) 燃料補給基地は、原則として青森空港とし、ヘリベース指揮者は資料4「航空機燃 料取扱業者」に対し、緊援隊航空部隊の活動に必要な燃料補給を依頼するものとする。 (2) 代替ヘリベース及びフォワードベース又はランディングポイントにおいて燃料補 給が必要な場合は、別表1「備蓄燃料一覧表」による燃料備蓄量を勘案し、調整本部 はヘリベース指揮者及び災対本部対策班(航空機運用調整)と協議の上、搬送を決定 するものとする。 また、多量の燃料が必要な場合、調整本部はフォワードベースを管轄する消防長又 は消防署長に対し、消防法(昭和23 年法律第 186 号)第 10 条第1項ただし書の規定 による「危険物の仮貯蔵・仮取扱」の承認に関する調整を行い、ヘリベース指揮者が 資料4「航空機燃料取扱業者」に燃料の搬送を依頼するものとする。 6 食料の備蓄計画等 (1) 県航空隊は、緊援隊航空部隊に対する食料等を確保するため、当該ヘリベースに おいて駐機可能機体数に応じた隊員数を参考に最低限必要な食料及び飲料水を備蓄 しておくものとする。(10機×8名=80名程度、3日分) (2) 県航空隊は、緊援隊航空部隊が宿泊を必要とする場合は別表2「宿泊所一覧表」で 宿泊所の情報を提供する。なお、宿泊所が確保できない場合は青森県消防学校を宿泊 所として指定するものとする。
(3) 県航空隊は、緊援隊航空部隊が宿泊所までの移動手段を確保できず輸送が必要とな る場合は調整本部と調整し輸送手段を決定するものとする。 7 緊援隊航空小隊等との情報連絡 応援要請後における消防庁、緊援隊航空小隊等との情報連絡については、次のとおり とする。 (1) 緊援隊航空部隊等への情報提供 ヘリベース指揮者は、調整本部及び航空機運用調整班と調整の上、ヘリベース状況 等の情報を様式1「受援航空隊情報提供FAX」により、速やかに緊援隊航空部隊及 び総務省消防庁災害対策本部広域応援班航空担当(以下「消防庁航空担当」という。) に情報提供するものとする。 (2) 緊援隊航空小隊からの情報収集 ヘリベース指揮者は、各緊援隊航空小隊の機体、出動人員及び人員構成等の情報を 様式2「緊急消防援助隊航空小隊情報提供FAX」により、各緊援隊航空小隊及び消 防庁航空担当から速やかに収集するものとする。 (3) 緊援隊航空小隊等の連絡先 各緊援隊航空小隊等の連絡先については、あらかじめ消防庁から配布されている「消 防庁データベース」を活用するものとする。 (4) 情報連絡方法 原則として防災行政無線、有線(携帯)電話、有線FAX及び電子メールによるも のとするが、有線途絶等の場合は、衛星電話を活用するものとする。 8 航空隊員の調整本部及び災対本部対策班(航空機運用調整)への派遣 (1) 県航空隊は応援要請が決定し、調整本部が設置された場合、全体受援計画第8の規 定に基づき、調整本部員として航空隊員を派遣するものとする。 調整本部に派遣された航空隊員は緊急消防援助隊指揮支援部隊長等と航空機運用調整 に関する連絡や消火、救助活動等の航空小隊と陸上部隊との連絡調整に当たるものと する。 なお、災害の規模等により、災対本部対策班(航空機運用調整)班員と兼務する。 (2) 県航空隊は青森県災害対策本部内に災対本部対策班(航空機運用調整)が設置され た場合、航空隊員を派遣するものとする。なお、災害の規模等により、調整本部員と 兼務する。 (3) 調整本部及び災対本部対策班(航空機運用調整)に派遣する航空隊員のうち1名は 副隊長とする。 9 緊急消防援助隊指揮支援部隊長等の受入れ体制 ⑴ 緊急消防援助隊指揮支援部隊長及び消防庁職員等の受入れについては、全体受援計 画によるほか、調整本部とヘリベース指揮者と調整の上、次のとおり行うものとする。 なお、被災状況により、受入れ困難な状況が確認されたときは、速やかに消防庁航 空担当に連絡するものとする。 ア 着陸場所は、原則として青森県庁へリポートとし、離着陸の際の安全管理は青森 県災害対策本部担当者(消防保安課)が行うものとする。 イ 青森県庁へリポートが使用できない場合の離着陸場所は青森空港とし、青森地域
広域事務組合消防本部又は青森県等の車両により調整本部(青森県庁)へ移動する ものとする。 ⑵ 緊急消防援助隊指揮支援隊長の受入れについては、調整本部とヘリベース指揮者と の間で調整の上、次のとおり行うものとする。 ア 着陸離着陸場所は、原則として青森空港とし、その後、空路又は陸路で被災市町 村(被災地管轄消防本部庁舎)へ移動するものとする。 イ 青森森空港から空路で被災市町村(被災地管轄消防本部庁舎)へ移動する場合の 離着陸場所については、調整本部とヘリベース指揮者で調整の上、速やかに決定す るものとする。 ウ 青森空港から陸路で被災市町村(被災地管轄消防本部庁舎)へ移動する場合の車 両については、調整本部で調達するものとする。 10 フォワードベースの設定 (1) ヘリベース指揮者は、被災地がヘリベースから遠隔地である等、緊援隊航空小隊の 活動上必要と認める場合は調整本部と協議し、資料4「ヘリベース及びフォワードベ ース一覧」の中からフォワードベースを設定するものとする。 (2) 調整本部は、フォワードベースの設定にあたり、災対本部対策班(航空機運用調整)、 被災地管轄消防本部及びフォワードベース管轄消防本部(又はフォワードベース管理 者)と協議するものとする。 11 フォワードベースの安全管理体制等 (1) 地上支援活動員及びフォワードベース管轄消防本部職員等による安全管理体制を 確保するものとする。 (2) ヘリベース指揮者は、フォワードベースの運用を行う上で必要がある場合は、航空 隊員(緊援隊航空部隊の航空隊員を含む。)を派遣するものとする。 12 ランディングポイントの設定 (1) ヘリベース指揮者は、任務、被災状況により、緊援隊航空部隊の活動上必要と認め る場合は調整本部と協議し、原則として資料5「ランディングポイント一覧」の中か らランディングポイントを設定するものとする。 なお、ヘリベース指揮者及び緊援隊航空小隊の指揮者は、災害救助活動上の必要性か ら機長の判断に基づき、資料5以外の場所にランディングポイントを設定することが できるものとする。 (2) 調整本部は、ランディングポイントの設定にあたり、災対本部対策班(航空機運用 調整)、被災地管轄消防本部及びランディングポイント管轄消防本部(又はランディ ングポイント管理者)と協議するものとする。 14 災害拠点病院付近のヘリコプター離着陸場所の設定 (1) ヘリベース指揮者は、傷病者をヘリコプターで災害拠点病院へ搬送する場合の離着 陸場所について調整本部と協議し、資料6「災害活動拠点病院付近のヘリコプター離 着陸場」の中から設定するものとする。 (2) ヘリベース指揮者は、被災地又は災害拠点病院から遠距離SCU(広域搬送拠点) に多数の傷病者を搬送するなど、被災地又は災害拠点病院付近において、傷病者を引 き継ぐヘリコプターの離着陸スペースが複数機分必要となる場合は、調整本部と協議
し、資料3「ヘリベース及びフォワードベース一覧」又は資料5「ランディングポイ ント一覧」の中から設定するものとする。 (3) 調整本部は上記(1)(2)の離着陸場所を設定する場合は災対本部対策班(航空機運用 調整)、被災地管轄消防本部、医療対策部、DMAT及びフォワードベース(ランデ ィングポイント)管理者並びに院内へリポートを有する病院等施設管理者と協議する ものとする。 第3章 指揮体制及び通信運用 1 要請から出動までの体系 応援活動に従事する緊援隊航空小隊の要請から出動までの系統図は、資料7「要請か ら出動までの系統図」のとおりとする。 2 航空機の無線運用体制 緊援隊航空部隊活動時の無線運用を円滑に行うため、県内における無線種別及び無線 運用体制については、資料8「周波数リスト」のとおりとし、運用にあたっては調整本 部及び災対本部対策班(航空機運用調整)と調整するものとする。 なお、被災地が複数の都道府県にわたり、各々の都道府県において緊援隊航空小隊が 活動する場合にあっては、各々の都道府県の調整本部間において、使用する統制波・主 運用波について調整を行うものとする。 また、調整結果についてはヘリベース指揮者に連絡するものとする。 3 ヘリコプター位置情報システムの運用 ヘリベース指揮者はヘリコプター位置情報システム(消防庁規格)を利用し、搭載し た各緊援隊航空小隊の動態を把握するものとする。 4 ヘリコプターテレビ電送システムの運用 緊援隊航空小隊が搭載するヘリコプターテレビ電送システム(以下「ヘリテレ」とい う。)の受信・運用体制は、次のとおりとする。 (1) 青森県庁統制局 青森県庁統制局は、ヘリテレ受信操作及び監視、映像配信の活用管理、映像・音声 電波受信に係る連絡用無線の運用等を行う。 ただし、映像配信の活用管理は、青森県災害対策本部及び調整本部の指示により行 うものとする。 (2) 青森県防災航空センター受信局 ア 受信局設備の位置 ヘリテレの映像・音声電波(15GHz帯)は、青森県防災航空センターの可搬 型受信装置により受信するものとする。 なお、青森県は、総務省消防庁から無償貸与されている可搬型衛星地球局(青森 県庁保管)により総務省消防庁を経由して受信するものとする。 イ サービスエリア 青森県防災航空センター受信局のサービスエリアの目安は概ね次のとおりであ り、サービスエリア外からの電送については、録画映像の電送等適切な手段により 対応するものとする。
なお、ヘリベース指揮者又は青森県庁統制局が撮影地に応じて撮影地域の見通し 状況及び電送必要高度の目安等の情報を連絡用無線等により連絡するものとする。 (ア)指向性電波の場合 青森県防災航空センターを中心に見通しで半径約100km (イ)無指向性電波の場合 青森県防災航空センターを中心に見通しで半径約40km (ウ)青森県県が保有する可搬型受信装置の場合 無指向性電波で約15km (3) 地域衛星通信ネットワーク衛星系による配信 緊急消防援助隊の活動に必要な被害情報等の映像情報を受信した場合は、総務省消 防庁、被災地市町村(消防本部)に対して、積極的に通信衛星(スーパーバードb2) を経由して配信するものとする。 5 衛星電話の運用 航空波、消防波等の無線不感地域においては、必要に応じて、衛星電話を活用するも のとする。 その運用については、調整本部、ヘリベース指揮者の指示によるものとする。 (1) 衛星電話(イリジウム) ヘリベース(080-2807-4082) (2) 衛星携帯電話(インマルサット) ヘリベース(00-870-776749300) 調整本部 (00-870-776749301) (3) 青森県防災ヘリコプター搭載電話(イリジウム) (001-010-81-8816-2347-8606) (4) 緊援隊航空小隊搭載衛星電話 あらかじめ消防庁から配布されているデータベース記載の番号 第4章 緊援隊航空部隊の運用等 1 緊援隊航空部隊の要請 ヘリベース指揮者は被害状況の把握を行い、緊援隊航空部隊の要請又は増隊が必要と 認める場合は、任務、必要機体数及びヘリベース受け入れ可能機体数を示し、県災害対 策本部に求めることができるものとする。 被害状況が把握できない場合は、緊急に消防庁航空担当と協議調整を行うものとする。 2 ヘリベース及び調整本部における県航空隊員等の班構成及び各班の任務 ヘリベース及び調整本部における県航空隊員等の班構成及び各班の任務については、 資料9「緊急消防援助隊航空部隊受援時の班編成及び任務内容」のとおりとする。 3 ヘリベースの配置及び駐機スポットの配置等 ヘリベース指揮者は青森空港管理事務所と駐機スポット等の受入態勢の調整を行い、 ヘリベースの配置及び駐機スポットの配置等の各種情報を資料10「ヘリベース配置図」 により作成し、緊援隊航空部隊に周知するものとする。
4 緊援隊航空小隊の受付 緊援隊航空小隊がヘリベースに到着した後、様式3「緊援隊航空小隊受入一覧表」に より受付を行うものとする。 5 緊援隊航空小隊への活動要請 ⑴ 調整本部は、ヘリベース指揮者に様式4「事案受付・活動指示及び結果報告書」に よりヘリコプターの活動要請を行う。ヘリベース指揮者は緊援隊航空小隊の出動の可 否を確認し調整本部に回答するものとする。 ⑵ ヘリベース指揮者は、緊援隊航空小隊の出動が可能と確認した場合は、様式4「事 案受付・活動指示及び結果報告書」により、緊援隊航空小隊に事案に対する任務を付 与し、調整本部及び災対本部対策班(航空機運用調整)に情報提供するものとする。 また、ヘリベース指揮者は、様式5「事案管理一覧表」により、事案に対する任務 付与状況を管理するものとする。 (3) 任務付与にあたっては、活動場所周辺の案内図(活動場所の緯度・経度記載)、活動 場所付近の地図(送電線等の障害情報記載)及びランディングポイントの地図(要図 を含む。)等を添付するものとする。 6 航空情報(ノータム)の発出要請 ヘリベース指揮者は、航空機の安全確保のため、多数の航空機の飛行により必要があ ると判断した場合又は救助検索活動上、飛行制限空域を設定する必要がある場合は、調 整本部及び災対本部対策班(航空運用調整)と調整し、青森空港管理事務所及び三沢空 港管理事務所と協議の上、国土交通省航空局安全部運航安全課に航空情報の発出を要請 するものとする。 7 ヘリコプターの交錯防止の措置等(フライトルール) 災対本部対策班(航空運用調整)及びヘリベース指揮者は、ヘリコプターの安全運航 を確保するため必要に応じて次の事項を航空機による活動をしている関係機関等と連 携し調整を図るものとする。 ⑴ 活動空域名の設定 活動空域が限られ多数の航空機が一定の活動空域に投入される場合は、関係機関と 調整のうえ、その空域に活動空域名を付すものとし、空域に進入する航空機は、無線 により活動中の航空機へ周知するものとする。 例 災害箇所が青森市の場合 青森ローカル 災害箇所が弘前市の場合 弘前ローカル ⑵ 出場・帰投のルートの設定 活動空域への飛行ルートが限定される場合は、関係機関と調整のうえ、目標対象物 を定め右側飛行を原則とし、ランディングライト等を点灯するものとする。 ただし、災害状況、航空機等の状況により変更する場合もある。 例 青森空港~弘前市(弘前ローカル)間のルートの場合 東北自動車道を目標対象物(中心線)として右側飛行とする。
8 緊援隊航空部隊の活動報告 (1) ヘリベース指揮者は、各緊援隊航空小隊が事案に対する任務が完了したときは、様 式4「事案受付・活動指示及び結果報告書」の提出を求めるものとする。 ⑵ ヘリベース指揮者は、毎日、緊援隊航空部隊の活動状況を事案及び活動した緊援隊 航空小隊毎にとりまとめて様式6「活動日誌」を作成するとともに、活動日誌を調整 本部、災対本部対策班(航空機運用調整)及び消防庁航空担当に報告するものとする。 9 緊援隊航空部隊の活動終了、引揚げの決定及び通知 各緊援隊航空小隊の活動終了及び引揚げは、ヘリベース指揮者の意見を踏まえ、調整 本部及び災対本部対策班(航空機運用調整)が協議調整し、災害対策本部長(知事)の 指示により決定し、県災害対策本部は速やかに消防庁長官及び指揮支援部隊長に通知す るものとする。 この通知を受けた指揮支援部隊長はヘリベース指揮者を通して各緊援隊航空小隊に対 し通知するものとする。 また、調整本部は消防庁航空担当に、緊援隊航空小隊の活動終了及び引揚げの報告を 行うものとする。 10 緊援隊航空部隊の受援対応訓練の実施 県航空隊長は、緊援隊航空小隊の受援時において迅速かつ円滑な対応を図るため、防 災訓練等の機会を捉え、本航空部隊受援計画を踏まえた受援に関するヘリベース等の運 営訓練を定期的に実施するものとする。 附則 平成29年3月31日策定。