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長崎の農山村における地域活動の実践的支援に向けた研究方法の構築と展開

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Academic year: 2021

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平成 30 年度学長裁量研究成果報告(様式2号)その2 1

長崎の農山村における地域活動の実践的支援に向けた研究方法の

構築と展開

研究年度 平成31年度 研究期間 平成31年度~平成33年度 研究代表者名 寺床 幸雄 Ⅰ はじめに 本研究は、現地調査と長期的な地域統計資料の検討および地域間比較分析に基づき、 長崎県の農業をはじめとした地域産業の持続における可能性と地域的課題を明らかに することを目的とする。長崎県は、離島や中山間地域、傾斜地農業地域を多く含み、 地理的多様性を内包している。長崎県での事例研究を行うことで、日本の他の研究分 野(社会学、農学)だけでなく他の先進国の社会科学に対しても、農業や地域生活の 持続に関する先進的な知見を提供できると考えられる。さらに、地域との継続的な関 わりの中で発見した課題について、実践的に支援しつつ解決を目指し、長崎から社会 全体に向けて農山村の地域課題解決の方法を示す。 Ⅱ 研究内容 本研究は、長崎県の農業をめぐる地域的多様性を把握するためのデータ分析と、現 地調査による実態把握を行い、現地の地域活動への関わりを通じた実践的支援方法の 検討を目指す。データ分析では、農業のミクロレベルでの地域的差異を把握するため に、農業集落カードを活用した分析を行う。また、地域の社会的属性の把握のために、 国勢調査の調査区別集計のデータを収集・分析し、農業の分析との統合を図る。 Ⅲ 研究の経過 今年度は3年計画の1年目であり、基礎的な研究データの整備に重点を置いた。東 京の総務省統計図書館にて、国勢調査の調査区別集計のデータを集計し、ミクロレベ ルの社会的属性を把握するためのデータ整備を進めた。さらに、人間の安全保障の観 点から農村地域の社会関係資本の可能性を検討した研究を国際会議にて報告し、国際 的な視野で日本の農村地域を位置づけるための理論的検討を進めた。このほか、離島

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平成 30 年度学長裁量研究成果報告(様式2号)その2 2 のおかれた地理的環境が新たな産業に結び付く可能性を検討するために、五島市から 国境を越えて韓国の済州島へと移動するボーダーツーリズムの研究会に参加した。 Ⅳ おわりに―今後の研究計画など― 今年度は基礎的なデータ分析のための資料収集などを中心に研究を進めた。2年目以降 は、現地調査に重点を置き、長崎県内の農村地域の地理的多様性と、農業生産の持続性に ついて検討を進める。また、現地の地域活動に参加しながら実践的な観察を行い、地域活 動の支援のための具体的方法の検討も行う。上記の作業を通して、フィールドワークの知 見から地域的支援の枠組みを検討する研究を継続する。

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