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1

「BWR発電所のあらまし」

東電

福島第

原子力発電所の事故を振り返

―東電・福島第一原子力発電所の事故を振り返って―

元 日本原子力発電(株)

NPO放射線安全フォーラム

JRSM6月シンポジューム

1.国内原子力発電所の概要

2.BWRの変遷

3.東京電力について

4.東北地方太平洋沖地震と津波

5.原子力発電所の被災状況

6.福島第一原子力発電所の炉心溶融

7.事故がもたらした課題

(2)

1 JRSM6月シンポジューム 東北地方太平洋沖地震の原子力発電所への影響 東通1:定検にて停止中 女川1~3:地震にて 自動停止 福島第一 1~3:地震にて自動停止 4~6:定検にて停止中 福島第二 1~4:地震にて自動停止 1~4:地震にて自動停止 東海第二:地震にて自動停止 11炉が自動停止 2

(3)

3

原子力発電所の運転状況(6月6日現在)

運転許可発電炉

54基

運転中

美浜

高浜

運転中

19基 泊2,3、美浜2、高浜2,3,4、

大飯1,2,4、伊方1,2、玄海1,4、川内2、

柏崎1,5,6,7、島根2

東日本大震災にて停止

11基

女川1,2,3、福島第一1,2,3、

福島第二1,2,3,4、東海第二

定期検査による停止

22基

福島第一

4,5,6、浜岡3、 他

首相要請による停止

2基

浜岡4,5

首相要請による停

浜岡

,5

3 JRSM6月シンポジューム 沸騰水型炉(BWR)原子力発電のしくみ 4

(4)

加圧水型炉(PWR)原子力発電のしくみ

5

JRSM6月シンポジューム

BWRとPWRの原子炉の比較

(5)

5

BWRとPWR原子炉圧力容器の比較 BWR(福島第二110万kw) PWR(玄海3.4号機118万kw) 設計圧力 87.9 kg/cm2g 最高使用圧力 175 kg/cm2g 設計温度 302 ℃ 最高使用温度 343 ℃ 設計温度 302 ℃ 最高使用温度 343 ℃ 運転圧力 70.7 kg/cm2g 運転圧力 約157 kg/cm2g 運転温度 286 ℃ 原子炉容器出口温度 約325 ℃ 原子炉容器入口温度 約289 ℃ 全高(内のり) 約22m 全高 約12.9m 胴内径 約6.4m 内径 約4.39m 肉厚 約16cm 最小肉厚 約13.5cm 全重量(ふたを含む) 約750t 重量 約400t * 各データは、ATOMICAによる、 *Wikipediaによる 7 JRSM6月シンポジューム 原子炉建屋、格納容器、圧力容器、燃料プールの位置関係 8

(6)

9

JRSM6月シンポジューム

(7)

7

酸化ウラン、ジルカロイの溶融温度

UO2の融点

2700~2800℃

Zr合金*の融点

1850℃

* Zr:98.25%、Sn:1.45%、Cr、Ni、Fe等 ジルカロイは高温で水と反応し、水素を発生する。 900℃以上にて Zr+2HO→ZrO+2H

900℃

7mg/c㎡

1000℃

17mg/c㎡

11

1500℃

212mg/c㎡

US ANL Baker-Justの酸化量計算式に よる10分間の値 JRSM6月シンポジューム 12

(8)

13 JRSM6月シンポジューム 福島第一原子力発電所 原子炉の概況 号機 1 2 3 4 5 6 出力(MWe) 460 784 784 784 784 1100 運開年月 1971.3 1974.7 1976.3 1978.10 1978.4 1979.10 タイプ BWR-3 BWR-4 BWR-4 BWR-4 BWR-4 BWR-5

格納容器形式 MARK-Ⅰ MARK-Ⅰ MARK-Ⅰ MARK-Ⅰ MARK-Ⅰ MARK-Ⅱ

主契約者 GE GE・東芝 東芝 日立 東芝 GE・東芝 国産化率(%) 56 53 91 91 93 63 燃料集合体数 400 548 548# 548 548 764 U装荷量(t) 69 94 94 94 94 132 使用済燃料のプール貯蔵量(体)* 292 587 514 783 826 876 RPV 内径φ×外高(m) 4.8φ×19 5.5φ×22 5.5φ×22 5.5φ×22 5.5φ×22 6.4φ×23 RPV最高使用 圧力(kg/cm2g) 約84 約84 約84 約84 約84 約88 RPV最高使用温度(℃) 約300 約300 約300 約300 約300 約300 主蒸気安全弁 3個 3個 3個 ― ― ― 主蒸気逃がし安全弁 4個 8個 8個 11個 11個 18個 隔離時冷却系 非常用復水 器(IC) 原子炉隔離 時冷却系 (RCIC) 原子炉隔離時 冷却系(RCIC) 原子炉隔離時 冷却系(RCIC) 原子炉隔離時 冷却系(RCIC) 原子炉隔離時 冷却系(RCIC) 炉の状態 (3月11日) 運転中 2010.9.27~ 運転中 2010.11.18 ~ 運転中 2010.9.23~ 定検中 2010.11.30~ 全燃料取出済 定検中 2010.1.3~ 燃料は装荷済 定検中 2010.8.14~ 燃料は装荷済

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南相馬市70,954 飯舘村 6,189 川俣町15,758 伊達市66,345 福島第一・第二・立地市町村と隣接市町村の人口 楢葉町 7,826 富岡町15,736 大熊町11,321 双葉町 6,900 双葉町:福島第一、5、6号機 大熊町: 同 、1~4号機 ――――――――――――― 富岡町:福島第二、3、4号機 楢葉町: 同 、1、2号機 浪江町20,661 葛尾村 1,485 川内村 2,895 田村市41,212 広野町 5,385 いわき市344,933 川内村 , 田村市 , 15 JRSM6月シンポジューム 福島第一 サイトレイアウト 双葉町 大熊町 16

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JRSM6月シンポジューム

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21 JRSM6月シンポジューム ABWR(改良型沸騰水型)のしくみ 改良型沸騰水型(ABWR)は、従来型BWRを改良したもので、安全性・信頼性の向上を図り、 同時に作業者が受ける放射線量や放射性廃棄物発生量の低減、運転性・操作性の向上が図 られています 主な改良点は以下のとおりです られています。主な改良点は以下のとおりです。 1.配管系統の単純化 原子炉圧力容器の外に設置されていた原子炉再循環ポンプを容器の中に設置し たことにより、原子炉再循環ポンプ周りの配管がなくなり、配管系統が単純化 されるため、より安全性が向上します。 2.制御棒駆動システムの多様化 水圧駆動であったものに微調整可能な電動駆動を加え、制御棒駆動源を多様化 したことにより、運動性・信頼性が向上します。 3.耐震性の向上 原子炉再循環ポンプ周りの配管がなくなったことによって、原子炉圧力容器お 原子炉再循環ポンプ周りの配管がなくな たことによ て、原子炉圧力容器お よび原子炉格納容器の重心が低くなり、また、原子炉格納容器を鉄筋コンク リート製とし、原子炉建屋と一体化することによって、耐震性が向上します。 東通村エネルギーセンター(東通村、東北電力、東京電力)による 既存の柏崎・刈羽6,7号機、浜岡5号機、志賀2号機がABWR型である。

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東京電力・東通1号機(ABWR)主要設備 東通村エネルギーセンター(東通村、東北電力、東京電力)による 23 JRSM6月シンポジューム 東京電力・東通1号機(ABWR)主要系統 東通村エネルギーセンター(東通村、東北電力、東京電力)による 24

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1.鉄筋コンクリート製格納容器の採用 鋼製格納容器に代えて鉄筋コンクリート製格納容器を採用し、建屋容積が相 対的にコンパクトになります。 この鉄筋コンクリート製格納容器の性能は、耐震性をはじめ従来の格納容器 と同等以上です。 中部電力ホームページ 25 JRSM6月シンポジューム 2.改良型制御棒駆動機構の採用 通常運転時の制御棒駆動方式を電動駆動とすることにて、微調整が可となり、 運転性が向上します。

(15)

15

3.原子炉内蔵型再循環ポンプ(インターナルポンプ)の採用 原子炉内蔵型再循環ポンプを採用することにより、再循環系配管がなくなり、 定期検査時に作業員が受ける放射線量が低減されます。 中部電力ホームページ 27 JRSM6月シンポジューム 28

(16)

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福島第一・原子炉格納容器の基本仕様 1号機 2号機~5号機 6号機 形式 MK-1 MK-1 MK-1 材料 炭素鋼 炭素鋼 炭素鋼 設計圧力(kg/cm2g) 約4.4 約3.9 約2.85 設計温度(℃) 約140 約140 D/W約170、 S/C約100 31 JRSM6月シンポジューム 東京電力の資本・資産 資本金 9009億7500億円 2011.3 発行済株式数 16億701万株 同 売上高(連結) 5兆3685億円 同 総資産(連結) 14兆7903億円 同 従業員(連結) 53,036人 2010.12現在 (単独) 36,733人 同 32

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東京電力の首都圏近傍の主要火力・原子力発電所 中央 広野火力 380万kw 鹿島火力 440万kw 大井火力 105万kw 福島第一原子力 469万kw(6基) 福島第二原子力 440万kw(4基) 柏崎刈羽原子力 821万kw(7基) 品川火力 114万kw 常陸那珂 100万kw 東 千葉火力 288万kw 五井火力 188万kw 姉ヶ崎火力 360万kw 袖ヶ浦火力 360万kw 富津火力 504万kw 西 横須賀火力 227万kw 原子力 計 3ヶ所 1731万kw 水力160ヶ所 899万kw 発電設備総容量 6449万kw 西 横須賀火力 227万kw 川崎火力 150万kw 横浜火力 332万kw 南横浜火力 115万kw 東扇島火力 200万kw 火力計 25ヶ所 3819万kw 33 JRSM6月シンポジューム 平成23年 東北地方太平洋沖地震 震度6弱 石巻市 震度6強 楢葉町、富岡町、 大熊町、双葉町 震度6弱 東海村

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東北地方太平洋沖地震・津波の高さ 福島第一1号機~4号機 5,6号機 海抜約10m 海抜約13m 津波の高さ 14~15m 浸水4~5m 女川1~3号機 海抜14.8m 津波の高さ 17m 東海第二 海抜8m 津波の高さ 5.4m 35 JRSM6月シンポジューム 地震発生後の各発電所の対応 1)女川原子力発電所(1 号機:52.4 万kW、2~3 号機:82.5 万kW) 3 月11 日(金) 14:46 1~3 号機は、地震発生により自動停止 1号機は外部電源喪失により非常用DG起動(起動変圧器故障) 2,3 号機は外部電源から受電中 2 号機は原子炉起動直後で原子炉の温度は100℃未満の冷温停止状態 15:30 1 号機 タービン建屋地下1Fから発煙を発見、消火活動開始 17:15 二酸化炭素消化装置による消火を開始 22:55 消火を確認(高圧電源盤からの発煙であったことを確認) 3 月12 日(土) 0:58 1号機 原子炉の温度は100℃未満の冷温停止状態 1:17 3号機 原子炉の温度は100℃未満の冷温停止状態 (22:00 報による;1号機は起動変圧器復旧により外部電源からの受電開始) ( 報に る; 号機は起動変圧器復旧に り外部電源 ら 受電開始) RCW(B)及びHPCWポンプのモーターが津波で冠水。 2)東通原子力発電所(110 万kW) 3 月11 日(金) 14:46 定期検査のため停止中だったが、外部電源喪失により非常用D/G起動。 充電中。 23:59 外部電源から受電開始 36

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3)東海第二原子力発電所(110 万kW) 3 月11 日(金) 14:48 地震発生により自動停止(タービン振動大) 15:10 原子炉未臨界 18:30 現在 外部電源喪失により非常用DG起動。RCICにて水位確保。 水位L2到達によりHPCS起動 現在L8 水位L2到達によりHPCS起動、現在L8. 3 月13 日(日) 19:37 外部予備電源が復旧したことを受け、所内電源への切替を実施 3 月15 日(火) 00:40 冷温停止。非常用D/G海水ポンプ1台が津波で冠水。 10:00 外部予備電源から充電中。原子炉の圧力、水位とも安定。外部への 放射能の影響はなし。 3 月18 日(金) 15:00 外部予備電源から外部常用電源への切替を実施。 37 JRSM6月シンポジューム 1号機の事故経過概要 11日 14:46,47 原子炉スクラム、外部電源喪失 14:52 非常用復水器(IC)自動起動 (その後、手動で弁開閉操作) 15:37 全交流電源喪失(IC機能喪失仮定) 12日 0:49 格納容器ドライウエル(D/W)圧力が設計圧力を超過 5:46 消火系を用いて淡水注水を開始 14:30 格納容器ウェットウエル(W/W)ベント(PCV圧力低下) 15:36 原子炉建屋での爆発 19:04 消火系を用いて海水注水を開始 2011.6.6原安委報告

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21

39 JRSM6月シンポジューム 2号機の事故経過概要 11日 14:47 原子炉スクラム、外部電源喪失 15:02 原子炉隔離時冷却系(RCIC)手動起動 15:41 全交流電源喪失 日 水源切替(復水貯蔵タ ク 圧力抑制室 / ) 12日 4:20 RCIC水源切替(復水貯蔵タンクCST→圧力抑制室S/C) 14日 13:25 RCIC停止(推定) 18:00頃 原子炉減圧(主蒸気逃し安全弁(S/R弁)開) 19:54 消火系を用いて海水注水を開始 (16:34の作業は水位変動が確認できていない) 15日 0:02 格納容器ドライウエル(D/W)ベント(数分間) 6:00頃 衝撃音が発生 40 2011.6.6原安委報告

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41 JRSM6月シンポジューム 3号機の事故経過概要 11日 14:47 原子炉スクラム、外部電源喪失 15:06 原子炉隔離時冷却系(RCIC)手動起動 15:42 全交流電源喪失 12日 11:36 RCIC停止 12:35 高圧注水系(HPCI)自動起動(水位L-2) 13日 2:42 HPCI停止 9:08 原子炉減圧(主蒸気逃がし安全弁(S/R弁)の開操作 9:20 格納容器(PCV)の圧力低下を確認(ベント弁開操作を以後数回実施) 9:25 消火系を用いて淡水注水を開始 13日 13:12 消火系を用いて海水注水を開始 14日 11 01 原子炉建屋での水素爆発 14日 11:01 原子炉建屋での水素爆発 2011.6.6原安委報告

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JRSM6月シンポジューム

原子炉建屋、タービン建屋配置図(例)

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送電線、鉄塔位置図

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25

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JRSM6月シンポジューム

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57 JRSM6月シンポジューム 4)福島第一原子力発電所1~3号機の事故経過 3月11日 14:46 地震発生、定格運転中であった1~3号機は、自動停止、4~6号 機は定期検査にて停止中であった。 地震の揺れで送受電用設備に事故が発生。1~4号機用の大熊線4回線の うち、1L、2Lは受電遮断機損傷、3Lは改造工事中、4Lは障害停止、 にて外部電源を失い D/Gが起動され負荷を保持して原子炉の冷却(IC にて外部電源を失い、D/Gが起動され負荷を保持して原子炉の冷却(IC またはRCICにて)を開始した。 15:42 福島県沿岸に津波が襲来(津波マグニチュードは9.1、観測史上4番目)。 福島第一1~4号機用D/G系は、津波により「M/C配電盤の冠水・損傷」、 「冷却用海水系の喪失」、「D/G本体の故障(水没等)」によりD/G8台が 機能喪失し、全交流電源を喪失した (15:42、1~3号機原子力災害特別措置法第10条報告事象と判断、通報:外部電源 の喪失後、非常用DGが自動起動したが故障により全交流電源が喪失 状態のため) 15 45 オイルタンクが津波により流出(官邸情報) 15:45 オイルタンクが津波により流出(官邸情報) 16:36 1.2号機の注水流量の確認ができず、非常用炉心冷却装置(ECCS)注 水不能に該当と判断、第15条報告事象として通報。 (1、2 号機の注水流量の確認ができないため、念のため「非常用炉心冷 却装置注入不能」に該当すると判断) 直流電源のみで作動する原子炉冷却系により冷却が保持されていたが、 状態監視用の計器類を見ることができず。中央制御室電源断(含む照明)。

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11日 19:03「原子力緊急事態宣言発令」(首相)、原子炉冷却水の喪失が発生 していると見なして宣言。 20:50 福島県対策本部:半径2kmの住人に避難指示。 (半径2km以内の住人は1864 人) 21:23 国:原子力災害特別措置法第15 条第3 項により、 国 原子力災害特別措置法第 条第 項により、半径3km圏内半径 圏内 の住人に対する避難指示。半径10km圏内の住人に対する屋内退 避指示。 23時頃:1号機R/BとT/Bの間の通路で1.2mSv/hの線量率を測定。 12日 01:20、格納容器圧力異常上昇、15条報告事象と判断、通報。 04:04より、敷地境界周辺サーベイ測定値が上昇。正門(西側境界)、 M/P8(南側境界)地点で共に1~5μSv/h(BGは0.06μSv/h)とな る。 5:44、半径10km圏内に対する避難指示(首相)。 59 JRSM6月シンポジューム 12日 6:50、保安院から原子炉等規制法第64 条第3 項の規定に基づき、1 号 機および2 号機の原子炉格納容器の圧力抑制命令。 10:17、1号機ベント開始。10:30、正門付近の線量率が385μSv/hとな る。 15:13~M/P4(北西境界)付近での測定値に160μSv/hを検出。 15:13 M/P4(北西境界)付近での測定値に160μSv/hを検出。 15:29には1015μSv/hを記録。 15:36、1号機水素爆発。(1 号機の原子炉建屋最上階部分の外壁が喪失) その後、M/P4地点の線量率は、間もなく低下し16:15には 108μSv/hとなった。 16:17MP4付近の放射線量の値が制限値(500μSv/h)を超えたため15 条報告事象と判断、通報。 18:25 総理が、半径20km圏内の住人に対する避難指示 20:05 保安院が、原子炉等規制法第64 条第3 項の規定に基づき、1 号機 の海水注入等を命じた の海水注入等を命じた。 20:20 1 号機 海水およびホウ酸注入を開始 60

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13 日 05:10 3 号機の全注水機能を喪失、原子力災害特別措置法第15 条報 告事象と判断(非常用炉心冷却装置注入不能)のため) 08:56 発電所境界(MP4)の放射線量が制限値(500μSv/h)を超えた ため原子力災害特別措置法第15 条報告事象と判断 09:20 3 号機 ベントを成功 (ベント弁の操作を行い 8 時41 分に圧力を降下させる措置を (ベント弁の操作を行い、8 時41 分に圧力を降下させる措置を 完了) 09:25 3 号機 原子炉内に消火系ラインからホウ酸を含んだ真水注 入開始 09:30 総理が、原子力災害特別措置法に基づき、放射能除染スクリー ニングの内容について指示 13:12 3 号機 注水を真水から海水に切替およびホウ酸注入を開始 14:15 発電所境界(MP4)の放射線量が制限値(500μSv/h)を超えた ため原子力災害特別措置法第15 条報告事象と判断 14日 06 50 3号機格納容器圧力が530kP まで上昇 14日 06:50 3号機格納容器圧力が530kPaまで上昇 11:01 3号機水素爆発。 18:22 2号機原子炉水位―3700mmに到達、燃料全露出と判断。 15日 06:10 2号機圧力抑制室付近で異音が発生、同室内圧力が低下。破損の 疑い。 06:14 4号機 音がして原子炉建屋の壁に穴が開いた。3号機から発煙。 61 JRSM6月シンポジューム 地震発生後の事象発生までの時間の解析(東電解析のケース例) 事 象 1号炉 2号炉 3号炉 露 始時 時 時 時 炉心露出開始時間 約 3時間 約 75時間 約 40時間 炉心損傷開始時間 約 4時間 約 77時間 約 42時間 原子炉圧力容器破損時間 約 15時間 約109時間 約 66時間 2011.6.6原安委報告

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JRSM6月シンポジューム

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図1 原子炉水位計測範囲図 49

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JRSM6月シンポジューム

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放出放射能量の試算値(東電解析結果) (Bq)

1号炉 2号炉 3号炉 合計

Xe-133 3.4E+18 3.5E+18 4.4E+18 1.1E+19 Cs-134 7.1E+14 1.6E+16 8.2E+14 1.8E+16 Cs-137 5.9E+14 1.4E+16 7.1E+14 1.5E+16 Sr-90 6.1E+12 4.8E+13 8.5E+13 1.4E+14 I-131 1.2E+16 1.4E+17 7.0E+15 1.6E+17 Pu-239 8.6E+07 3.1E+09 4.0E+07 3.2E+09

63 2011.6.6原安委報告 JRSM6月シンポジューム 津波に対する緊急安全対策(3月30日原子力安全・保安院指示) 1.外部電源、非常用電源が喪失した場合の電源確保 2.津波による海水系施設浸水時の機能維持 3.緊急時の使用済み燃料プールへの注水手段の確保 4.配管等が建屋の壁を貫通している箇所の密閉性の確認 5.電源車を用いた電源復旧訓練及び使用済み燃料プールへの消防車による 注水を行なうためのルートの確保等を想定した訓練の実施 6.緊急時対応のための非常用D/G、非常用炉心冷却系の点検 シビアアクシデントへの対応に関する措置(6月7日経産大臣指示) 1.中央制御室の作業環境の確保 2 緊急時における発電所構内通信手段の確保 2.緊急時における発電所構内通信手段の確保 3.高線量対応防護服等の資機材の確保及び放射線管理のための体制の整備 4.水素爆発防止対策 5.がれき撤去用の重機の配備

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事故がもたらした課題 ●大型化、集中立地は適切か(災害時管理の容易性、リスク分散の観点で) ⇒経済性、効率化の優先性の見直し ⇒無駄が危機を救うこともある ●国の安全管理方針の見直し、既存炉へのフィードバック ⇒許認可基準、安全審査指針(津波の審査基準?) ⇒災害対策、災害発生時の対応体制 ●事故を生じた原子炉施設の安定化、廃止措置 ⇒冷温停止状態の確保、冷却水の浄化処理、汚染の閉じ込め、敷地内除染 ⇒設置許可、保安規定の適用開始?、放出管理(放出量の測定、報告) ●事故時の放射線管理の困難さ ⇒作業員の線量限度、被ばく管理(外部、内部)、 ⇒線源・設備・作業・環境に対する監視、測定、評価線源 設備 作業 環境 対す 視、測 、評価 …人、器材、資金、(権限と責任) ●住民の帰宅・地域の復旧:線量基準、除染、手順と工程 ●汚染廃棄物の処理処分:土壌、樹木、がれき等 ●補償:対象条件の決定、電力・国の負担 ●事故収束の道筋63項目の着実な推進…課題対策 65 JRSM6月シンポジューム 高汚染水の放射能濃度 試料名 採取日 測定日 Cs-134( Bq/ml) Cs-137( Bq/ml) 1F-1 T/B 地下溜まり水 3/24 4/13 1.2E+05 1.6E+05 1F-2 T/B 大物搬入口側 3/27 4/13 2.6E+06 2.8E+06 1F-3 T/B 地下溜まり水 3/24 4/12 2.0E+05 1.6E+05 66

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福島第一 水処理装置の組合わせと試験結果(報道による) 油除去装置 → Cs除去装置 放射能除去装置 淡水化装置 東芝 キュリオン(米) アレバ(仏) 日立 オイルセパレーター ゼオライト 凝集剤沈殿方式? 逆浸透膜式 DF:1/3000 DF:1/18000 180→0.063 Bq/ml 260→0.014 Bq/ml 廃棄物発生予想量:2000m3、濃度:数十万Bq/g ⇒ ~5E+14Bq ??? 67 JRSM6月シンポジューム

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69 JRSM6月シンポジューム 福島第一の従事者被ばく線量 3月分(H23.6.13発表) 3月11日~3月31日に従事した人 3,726人(東電社員は1,427人) 外部被ばく線量:平均被ばく線量 9.5mSv :100mSv超え 24人(東電社員は18人) :最大 198.24mSv(協力企業) :集団被ばく線量 35,397人mSv 上記の内、内部被ばく測定者 2,367人(東電社員は1,409人) (上記との差1,359人は未了) 内部被ばく線量:平均被ばく線量 16mSv(*) :100mSv超え 29人(東電社員は25人) :最大 590mSv(東電社員・運転員) :集団被ばく線量 37,665人mSv(*) *公表された線量バンド幅の中間線量を用いて算出した推定値 外部と内部被ばくの合算値 (内部被ばく測定者に いて) 外部と内部被ばくの合算値 (内部被ばく測定者について)、 外部・内部被ばくの合算評価者 2,367人(東電社員は1,409人) :平均被ばく線量 25mSv(*) :100mSv超え 102人(東電社員は90人) :最大 678mSv(東電社員・運転員) :集団被ばく線量 59,273人mSv(*) I-131の線量換算定数は1~2E-05mSv/Bqである。 数十MBq摂取時の甲状腺部線量率は~100μSv/hと見なされる。 70

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