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質疑応答 住民 : 搬入する生ごみに問題は無かったのか 無ければ臭気が出た原因は何だったのか また 今度の脱臭設備は大丈夫なのか 池田 : 脱臭装置ですが 酸 アルカリその他いろいろな臭気が取れるような脱臭設備を計画しております それと夜間で異常が発生した場合 社員にメール等で知らせるようなシステム

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Academic year: 2021

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議 事 録

名 称 八王子バイオマス・エコセンター住民説明報告会(連合会-1) 日 時 平成30 年 10 月 24 日(水)午後 19 時 30 分~午後 21 時 30 分 場 所 市民センター第一会議室 出 席 者 氏 名 事務局 株式会社イズミ環境 池田、中元、松山、他2 名 オブザーバー 八王子市資源循環部廃棄物対策課 3 名 八王子市環境部環境保全課 3 名 弁護士 1 名 公開・非公開の別 公開 参加人数 13 名 (内、住民12 名、市議 0 名、無記名 1 名) 配布資料名 【イズミ環境資料】 ・八王子バイオマス・エコセンター説明報告会資料 ・八王子バイオマス・エコセンターパンフレット 【八王子市資料】 ・八王子バイオマス・エコセンターについて 議事の内容 株式会社イズミ環境:開催の挨拶(池田) 株式会社イズミ環境:司会進行(池田) 【イズミ環境紹介】(池田) 株式会社イズミ環境 池田、中元、松山 【八王子市役所職員の紹介】 八王子市資源循環部廃棄物対策課 A 課長、B 課長補佐、C 主査 八王子市環境部環境保全課 D 課長、E 課長補佐、F 主査 【報告会】配布資料内容に沿って説明。 1. 株式会社イズミ環境 1) 施設の概要(中元) 2) これまでの経緯と現況報告(池田) 3) 新体制について(池田) 4) 今後について(池田) 2.八王子市廃棄物対策課 1) 市からの概要説明(A 課長) 2) これまでの経過 (B 課長補佐) 3) 今後について (B 課長補佐)

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2 【質疑応答】 住 民:搬入する生ごみに問題は無かったのか、無ければ臭気が出た原因は何だったの か。また、今度の脱臭設備は大丈夫なのか。 池 田:脱臭装置ですが、酸・アルカリその他いろいろな臭気が取れるような脱臭設備 を計画しております。それと夜間で異常が発生した場合、社員にメール等で知 らせるようなシステムを設置する考えでいます。 中 元:補足しますが、生ごみが腐って入ってくるのが心配だと思いますが、それはあ りませんでした。それでは臭気は何が原因だったのかと言いますと、先程施設 の案内をいたしましたが、発酵槽に落として生ごみが発酵しだしたときの臭気 が凄かった。数値で言いますと原臭で 47 くらいありました。先程池田より話 がありました脱臭設備を模擬した機械を持ち込んで、長野県大町市に生ごみを 40tくらい処理している施設があります。そこは弊社で出した臭気指数 47 く らいの臭気を出していましたので、これを落とせるか落とせないかの実験を大 町市でやりました。落とせることが分かったのでこのようなテーブルに付ける ようになりました。 住 民:先程聞き取れなかったのですが、静岡大学の学部と名前をフルネームでお願い します。 池 田:名前はフルネームで松田智、静岡大学大学院総合科学技術研究科・科学バイオ 工学専攻です。臭気の専門家は祐川先生と言いまして、臭い・かおり協会の方 でいろいろな工場から出る臭気の対応をなさっている臭気専門の先生です。祐 川先生には脱臭の関係、松田先生には専攻がバイオの方なので発酵の方を見て もらい、基礎実験も見てもらっています。 住 民:この前、説明会で聞いたとき臭気指数で説明されましたが、出ている成分は何 なのか、大町で実験をしたという実績もあるのですけど、その時に形成する化 学物質ですが分析はどのようにやっているのか。ずっと前稼働停止になったと き八王子市内の化学分析屋さんがいて測定したデータがありましたよね。私は そのようなデータが欲しい訳で、実験したものの成分が欲しいです。臭気とは 別に人体に影響がないのか。臭気の物質はどの物質とどの物質でそれだけ取り 除けばよいとは言えない。臭気が出なければ良いという問題にはならない。今 までやった実験の臭気の分析表があるでしょうから、それが欲しいのです。ま ずそれを「出せるか、出せないか。」 松 山:分析は全部しています。しかし相手があるものですから、そのデータは「公表 しない。」ということですのでデータを渡すということはできません。閲覧と かでしたら構いません。 住 民:閲覧はできるのか。 松 山:見せることは構いません。コピーするとかは困ります。 住 民:それを、住民に知らせない限り、この問題というのは「臭気で終わりです。」 という話しではない。臭気はいろいろな物質が出てくる訳で、平成25年の時

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3 その一覧表は出された。そういう物が常に出されないと臭気だけの話しで終わ りにして欲しくない。常に排出しているものが安全だということ、その辺がど うなっているのかを知りたい。先ずそれが議論する大前提です。 中 元:過去に弊社が出した臭気成分は測ってあります。ただし、実験を行わせて頂い た八戸施設や大町施設に関しては弊社との約束があり、弊社だけのデータでは ありませんから、お出しすることは出来ません。弊社の堆肥化施設が環境省か ら取り締まられているというのは、臭気指数という数字なのです。何の物質が どのくらい出たかではなく、それらを全て含めて臭気指数は排出口で27以 下、敷地境界で12以下でなければならないという教えです。たとえば、「身 体に毒な物が出ていて臭気指数がおさまっている。」ということはないです。 我々はそういう法で縛られている。「どんな物質がいくつ出たら駄目。」という のではなく、「全ての物質を含め換算して27以下にしなさい。」ということで す。 住 民:それはちょっと納得出来ませんね。臭気に関係なくて出ている物もある訳です よね。晴れた日、曇った日で何箇所か定点で決めてちょっと離れた臭気を嗅い だと。それでは意味がないです。 中 元:国から許認可を受けた第三者機関で測ったデータがありますので、それに関し ては、先ほども言ったように閲覧も出来ます。ただ、写真を撮られてしまうと 約束がありますので、ご勘弁頂きたいです。弊社だけのデータであれば、お見 せすることもお渡しすることも出来ます。 住 民:渡して、「正々堂々」とやって欲しい。成功すれば、社会に対してもの凄く大 きい貢献をするのだから正々堂々と発表して、「このように改善します。この 物質は数値では関係ないかも知れないが、有害かも知れないのでこのように除 去します。」という技術的なことをやらないと、この問題はいつまでも続く。 住 民:市に聞きたいのですけど、八戸と大町の実験結果は市に出ていますよね。市に いっていますよね。それと、そこに座っている人たちの顔を見たことがない。 異動したとかあるのだろうけれど、もともと携わっている人はいるのか。だか ら八王子市が信用出来ない。これを受取っているのですよね。言葉では「まだ まだそんな段階ではない。審査します。」とか言っているけど、受取っている ということは、なぜ市がこの説明の時に「市の指導」ですというくだらない資 料を作らないで画面で映せば良いのだから、こんな説明の作らなくて良いか ら、逆にイズミさんから出るこういう実験のデータを、わかりやすく皆に配っ た方が良いのではないですか。市が来ていると言っても「このような顔ぶれ見 たことがない。」受取ったのを市として出せないのですか。それを基準にして 南大沢で試運転とか言っているのであれば、「これに基づいてやりました。」と 市として責任を持った方が良いのではないですか。これを基にやるのですよ ね、違うのですか。

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4 A 課長: 以前の説明会には参加出来ていませんが、その説明会では、イズミ環境から、 八王子以外の施設(八戸)で行ってきた実験結果について説明がありました。 本日来ている市の職員の中にも当時実際に施設に行って実験結果の状況につ いて確認していることから、イズミ環境がこれまで行ってきたことについて は、実績として受け止めています。その点について、市が丁寧に説明すべきで はありますが、本日は時間を要してしまうため、説明については控えさせても らいました。今後、イズミ環境さんの方からもう一度実験結果について説明す る。または皆さんが資料を見られるようにするとういう方法もあろうかと思い ます。 住 民:市として、「どうです、こうです。」という方向性を示して欲しい。イズミさん から「どうの、こうの」ではなくて、あなたたちは受けたのだから、市はそれ を正しいと思うから、ここで実験をさせる訳だから。データどうのではなくて、 これと同じものを市として説明会で発行したらどうですか。私の意見はおかし いですか。 住 民:基本的に「お怒りというか、市に対して不信感がある。」というのはわかりま す。ただし、事業者としてはイズミ環境さんなので、そこが中心でやるべきで はないですか。それに対して許認可を「与える、与えない」は市なので、私は 別に「市を信用して。」と言っているのではありませんよ。中立に見た時は事 業者が中心になって説明をすべきで、「YES、NO」を決めるのは市なので、市 としての見解を入れるというのであればこの資料で、全体としては今のスタイ ルで良いのではないかと私個人的には思います。 住 民:私は説明会を最初の時から何回か出席しているが、今回来て、説明会というか 住民の理解を得るために説明会を開いているのだと思うのですけど、今日見た 資料で目新しいのは「何とか委員会を作って」というのだけれど、住民を納得 させるためには、「施設的にはこういうところを改善しました。運用面ではこ ういうところを改善しました。」とか、先ほどデータを出せないとおっしゃい ましたけど、「実験ではデータがこれだけ改善されています。臭気はこうです。」 とか資料を出して頂かないと、「今日は何のための説明会でどう納得して欲し いのか。」というレベルです。もうちょっと「設備の改善点、運用方法の改善 点、実験データはこうです。」というのを出して頂けると思って期待して来た のですけど、それが何もなくて「こうやりました。改善しました。試運転して 良いですか、皆さん納得して下さい。」と言われても、納得しようがない。そ れが正直なところです。 中 元:大変申し訳ございません。資料としてはパソコンに入っています。 住 民:「パソコンに入っています。」でなくて見せなければ意味がない。この資料で施 設の写真は見ましたけど、「設備の何処をどのように改善した。」とか何も入っ ていません。 中 元:施設の改修で大きく変えるところは脱臭機を追加することがメインになってい

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5 ます。 住 民:だから、「脱臭機の追加で能力をどれくらい上げました。」とか、そういう資料 が何もないのです。 中 元:それは後日お配りすることは出来ます。 住 民:今回の説明会は全てこの内容ですか。このようなこと言われませんでしたか。 中 元:多少ありました。今年の3月31日に、大町で実験を行った結果の報告会を開 きました。その時に新しい脱臭機だとか「このように改善して設置していきま す。」というような説明をさせて頂きました。 住 民:現地での試運転に向けて、住民の理解を得たい訳ですよね。それなら、そうい う資料を付けて「ここはこうだから、皆さん理解して下さい。」という説明を していかないと、なかなか理解は得られない。「データはありますが出せませ ん。」と。それは交渉次第で、データを出したところで大町の会社の営業妨害 になるとは私は思えない。「出せません、納得して下さい。」と言われても、な かなか納得はしづらいのではないかと思います。 中 元:ちょっと時間を下さい、今お出しします。 住 民:「実験で今度は前より良くなりました。」というのを実際に示して頂かないと。 それと、新たにスポンサーになった愛和産業さんにご理解頂きたいのですが、 この辺の住宅地域は「本当に環境が良くて住みたい。」ということで住み着い た方が多い。皆さん環境問題については敏感で、前にも廃プラ工場、生コンが 出来るということで騒ぎになったことがあるのですけど、私たちが来た時にそ ういう施設が出来る可能性があるということを一切知らなかった。ですから非 常に環境問題に関しては、特に敏感である。この写真を見ると、周りは森林で す。これだけ住民がそばに住んでいることになると、勿論うまくやって頂かな いといけないということになるので、「これだけの施設でこれだけやっている のだから良いだろう。」と言われても、決定的な違いは住民がすぐそばに住ん でいるということです。「そもそも何でこんなところに建てて許認可したの か。」ということになってしまう。建ててしまったものは仕方ないですけど。 その辺を含めて相当注意して運用して頂かないと、今後試運転を行った場合、 ある量までは良くても、採算が取れないでしょうから段々量を増やしていった 時に、ある時点で突然臭いが出る可能性はある訳です。運用の仕方でも、たと えば料理で、同じ材料を使っても料理人によって全く出来が違う訳で、堆肥の ことを勉強してきたというけれど、その従業員も「出来、不出来」で波がある 可能性はありますよね。「このチームの人たちがやると臭わないけど、別のチ ームの人たちがやると臭う。」とかありうる訳です。あと脱臭設備に関しても、 活性炭の交換をしなければならなくなるので、その交換をコスト意識で値切っ たら臭いが出てしまったということにもなりかねない。とりあえず、改善点を 「何処を改善したから皆さん安心して下さい。」ということが、資料には全く ないです。

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6 中 元:大変申し訳ございません。住民説明会は過去に十数回開いてきたのですが、今 画面に出ているとおり、「各実験前の計画段階での説明会、各実験後の結果報 告会」というかたちでずっとやってきました。今回はそれらの総括というかた ちで、先ほど市さんからも説明があったように、我々は6 年前に市主催の検討 委員会で言われたのが、「この改善計画書では、データが少なすぎる。これで は住民の方に安心、安全を担保出来ないのではないか。安心、安全を担保する ためにデータを取るのであれば、八王子市以外で実験をやりなさい。」という ことを指示されたので、八戸と大町で実験を行い、八戸では「どういう発酵を させれば臭気が出ないのかという発酵を上手に行う実験。」で、大町では「も し万が一過去と同等の臭気が出たら取れるのかという臭気を取る実験。」を約6 年間費やして行ってきました。その確証が得られましたので、今回このような 説明会を開催させて頂いたのですが、皆さんにお配りした資料が足らず、もう 少し分かりやすい内容にすれば良かったのですが、本当に申し訳ございませ ん。掻い摘んでですが、「何をどう変えたのか。」画面だけでも見て頂きたいの ですが、当初イズミ環境は製造棟の中から脱臭機で吸うシステムというのは活 性炭だけでした。毎分400㎥で活性炭に通して脱臭をしていたが、これでは、 先ほど言いました47という臭気指数が出た場合に脱臭出来ず、活性炭が破過 してしまった。それで活性炭を入れ替えるのに費用も掛かり、その間皆さんに ご迷惑を掛けてしまったということです。だから今回変えるというのは、停止 してからすぐに、脱臭機を追加しましたが運転はしていません。今計画してい るのは、もともと活性炭だけの脱臭だったものを、外に洗浄棟という臭気を薬 液で化学反応させて落とすというものです。それは、臭気を最初に水洗浄し、 次に酸洗浄、その後にアルカリ洗浄しますが、臭気が取れても逆に化学臭が発 生するので、それを取るために重亜硫酸ソーダで洗浄して最後に活性炭で取り ます。それと、以前は毎分400㎥吸引して排出していたが、今回は毎分10 00㎥になります。毎分1000㎥脱臭して排出する訳です。 住 民:活性炭は前にもありましたよね。 中 元:この活性炭は新たに設置するものです。施設内にもともと活性炭4機あったの ですが、これはこれで400㎥吸引して使用します。このシステムで大町にて 実験をしてきました。市の方にも立会って頂き、その結果「ほとんど無臭」で 非常に良い結果が出ましたので、この設備を導入することを決めました。我々 が過去に失敗したのは、ほとんど運転ミスなのです。先ほども説明したように、 発酵槽に落す時、水分調整というのがあるのですが、その水分率60%以下に しなければいけないところを70~75%にしてしまい、混練されたところに エアーが下から入らなくなってしまった。それを1 日 1 回攪拌して後ろにずれ ていくのですが、それが次々と腐っていってしまった。これが一番大きなミス だったのです。それで水分率60%以上にならないように、静岡大学の松田先 生にご指導して頂き、八戸でもやってきました。今度の新しいシステムは、水

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7 洗浄→酸洗浄→アルカリ洗浄→重亜硫酸ソーダ洗浄→活性炭というやり方に 変わります。過去に出してしまった臭気指数47というのも取れます。ご心配 される活性炭の破過について、活性炭に入る前で落としますので、原臭という 堆肥の上で47という臭気が直接、活性炭にはいかない。 住 民:データがなければわからない。 中 元:47あると活性炭を通す前で30~35くらいまでしか落ちません。活性炭を 通す前では、排出基準の27以下をクリア出来ないのですが活性炭を通すと1 0未満になります。これは第三者機関に測定を依頼したのですが、結果はほと んど10未満になっています。こういうデータを皆さんに配布すれば良かった のですけど、大変申し訳ございませんでした。 住 民:前の説明会でこういう内容ありましたよね。 中 元:その時に説明しました。 住 民:今回は広く住民に納得を得るよう市の指導のもと行っているのであれば、そう いうのを出すべきだと思います。 中 元:皆さんが住所を教えて下されば送付致します。 住 民:この前、北海道の地震の時に思ったのですけど、停電の可能性がありますよね。 電気がないと設備等が止まってしまいますよね。今後大震災等で停電した時 に、自家発電でどのくらい維持できるのか。 中 元:8時間です。 住 民:8時間ですか? 中 元:ただし、燃料は軽油ですから、燃料補給し続ければエンジンが壊れない限り永 久的に持ちます。ただし大震災でインフラ等壊滅状態での想定は出来ないです が、燃料は確保して8時間以上維持できるようにしたいと思います。 住 民:この前の台風の時も静岡で 2~3 日停電しましたよね。だから、数日間くらい は維持できるようにしてもらわないと困る。 中 元:それについては、過去の住民説明会でも住民の皆さんから意見を頂いておりま す。軽油の備蓄も考えて、より長時間維持できるようにします。 住 民:そもそも、私は操業当時そちらに電話をしました。「東北の地震で周りに放射 性物質が広がって東北の方から材料を持って来られなくなった。」という話し がありました。しかも「原料が手に入らなくなったので、どうしたら良いです か。」と逆に言われました。それで私は大学の農学部に行って同じようなこと をやっているところを全部調べてみました。調べてみたら、人家から周辺は何 もなしという建屋でやっていた。今の話しもそうなのですが、震災が起こる可 能性は日に日に増している。そういうのに備えて「自家発電については十分で す。物質が留まっているけれども、それを含めて臭気を出さないように出来ま す。」というぐらいのことを書かなければいけないと思う。先ほどこういうプ ロセスが出来ましたと。そのプロセスでもって、「どういうふうにどれだけの 物質がどのプロセスで発生して、それを通すことによって、どれだけそういう

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8 物質が除去された。」というデータがないからわからない。その工程表だけ見 て「はい、わかりました。」とはならない。プロセスの途中データや、大町、 八戸でやった自分たちが持っている「このようになります。」というデータを 出してくれないと、この問題は本質的に解決しません。そうでないと、ここに いる反対の住民の方が納得出来ない訳です。専門家の先生もデータが足りない からと言っている訳ですよね。だったらこれまでのデータを全て見せて、最後 活性炭を通して出てきたものは、「どんな状況なのか。どういう物質が残って いるのか。」というのがわからないと私は納得できない訳です。それがないと、 量を増やした時に毎分1000㎥処理するというのは大変な量ですよね。「こ のデータで納得出来る。」というのを示さない限り、この問題について「市が 大丈夫だ。」と言っても信用出来ない。市は区域変更した訳で、もともとそこ は準工業地域ではなかった。イズミ環境がこういう事業をやりたいという話し もあって、市とも上手く噛み合って、準工業地域に変えた訳です。市は「準工 業地域に変更する。」という資料が市役所にあり住民に見せるから、意見を言 って欲しい。」というプロセスがあったのだけれど、その時に「こういう施設 が出来ます。」という話しは聞いていない。そういう点では市にも責任はある。 住民に「こういう施設をつくりたいから、そこの区域指定を変えます。」とい う内容を言っていない訳だから。この問題は、初めからいろいろなプロセスの 手違いが沢山ある。以前イズミ環境の方に「そういうデータを見せて欲しい。」 と言ったら、「いつでも来て下さい、全てのプロセスを見せますから。」と約束 してあった。そのうち私も行こうと思っていますけど。反対も賛成もなく見た い。 中 元:是非来て下さい。先ほども話したとおり「オープンでいこう。」開かれた会社、 企業を目指しておりますので。お見せすることはやぶさかではないし、弊社の データであれば差し上げても結構です。それと、我々の勘違いではないと思う のですけど準工業地域に関しては、土地を決めた時は既に準工業地域でした。 だから弊社が来たから準工業地域に変わったのではなかったはずです。 住 民:プロセスとしては、先に市がやったのです。 中 元:土地を探し当ててUR と接触した時には、準工業地域としての募集になってい た。 住 民:先ほどの八戸とか大町は、住宅等近くにあるのですか。 中 元:八戸施設は、谷を挟むのですが200mくらい先に、数多くの民家があり、隣 に一軒あります。大町施設は現在臭気問題を抱えていまして、山の中腹にあり ますが、すぐ下に住宅があり、そこでは協議会をつくって月1 回か 3 ヶ月に 1 回ヒヤリングをなさっていると聞いています。 住 民:最初に配られた事業紹介のパンフレット 8 ページの処理フロー(全体)で、①受 入れから⑦出荷までとありますが、それを私のメモでは 70 日間掛かる。それ は14 日間×何サイクルということですか。

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9 松 山:それは、発酵槽から15 日で出てきて、プラス 30 日の 45 日くらいです。 住 民:最初のロットで投入した時、処理をして発酵槽に入れて発酵させる期間は何日 間で、その後熟成させる期間は何日間というのを聞きたい。 松 山:④発酵槽で9 日~15 日間、⑤熟成槽で 7 日~10 日間です。⑥製品化する場合 は、そこで30 日くらい置きます。 住 民:③処理はどのくらいですか。 松 山:それは、⑤の熟成槽で水分調整をしたものを、再度生ゴミと混ぜる。 住 民:ループするということですね。 松 山:そうです。 住 民:何回くらいですか。 松 山:5 回~8 回くらいです。 住 民:9 日~15 日間を 5 回~8 回ループするということですか。 松 山:熟成槽で7 日~10 日あるので、発酵槽期間と熟成槽期間を合わせて 2 週間~3 週間を5 回~8 回ループする。 住 民:説明報告会資料16 ページに「試験運転期間は、約 2 か月と考えています。」と ありますが、この2 か月間は先ほど説明して頂いた何サイクルも回す期間です よね。 松 山:はい。 住 民:2 か月間で、何サイクルも回せるのだろうか。それに対して市が「試験運転を 行ってOK であれば次のステップ、OK であれば次のステップ。」と言われてい たのが、八王子市資料の15 ページですが、試験運転期間 2 週間と書いてある。 松 山:市の資料では試験運転期間2 週間と書いてありますが、弊社が考えているのは、 その前に「脱臭システムで設置した脱臭機の試運転、建屋から臭気が漏れないよ うにする負圧の試験など」も含まれています。 住 民:本来処理をしている期間以外に前工程なり後工程が含まれているということで すか。 松 山:そうです。それと市の資料にある試験運転期間2 週間というのは、生ゴミを入 れて2 週間程度ということなのですが、弊社の方は生ゴミと混ぜる良い戻し堆 肥(発酵がうまくいくように、一度水分調整して発酵させた堆肥)が必要で、 残存堆肥で良い戻し堆肥を作るという部分も含まれています。市の方は良い戻 し堆肥を作る過程は含まれていません。今、松田先生、祐川先生と一緒に試験 運転計画を作成中です。 住 民:今の話しは理解しました。私は、生ゴミを処理している期間が2 か月だと思っ ていたのです。 松 山:市の方からも説明があったように、少量の生ゴミを入れて2 週間やって、臭気 が出なければ間が空くとは思いますが、次のステップにいくというかたちには なっていくと思います。 住 民:2 週間経って OK になった場合、次のステップにいくというロードマップを書

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10 いて欲しい。「次は何をするのか。その次は何をするのか。」単純に同じことを やるにしても、「初期では4 トン入れた。次は 8 トンにした。」とか量的なとこ ろとか全くみえない。OK となる判断基準もわからないですけど、仮に OK だ としたら、次にステップと書いてあったが、次のステップは何をするのか。第 3 ステップ、第 4 ステップとあるが全くわからない。きちんとそれは書いて下 さい。 A 課長:はい。その点については、初期段階から大量の生ゴミを入れてしまうと、実験 で行ったような発酵がされず、前回のようになってしまうリスクがあるため、 少量から少しずつやっていくのですが、その具体的な方法については、市とし てイメージがあり、これまで実証実験で行なわれた日量8 トンを一つの確認ラ インと考えております。それ以降の処理量については、ステップをしっかり踏 んでやっていくという基本的な考えで進めますが、今後、学識経験者等の専門 家の意見を踏まえ、慎重に考えていきます。 住 民:最新の改善計画書というのは、まだ作られていないのですか。 中 元:作成しておりますが、ほぼ完成しております。 住 民:早く専門家を交えて、シナリオを作っていかないと、ストーリーがみえないで はないですか。 A 課長:はい、改善計画書が提出されたら、早い段階で専門の先生方に内容について確 認して頂き、意見を聴取する事としています。 住 民:それでは、出たとこ勝負をやっているように思える。「先生がこう言ったら、 俺たちはこう動く。」それなら「先生の意見を早く聞きましょうよ。」と、出来 るだけ時間を短くして、長いスパンで住民に意見を聞くなりして欲しいと思い ます。 中 元:皆さん大変申し訳ございませんが、先ほどパワーポイントで説明した大町の資 料でよろしいですか。それを来て下さった方には、住所を確認してお持ちする なり送付させて頂きます。先ほどの方いつでも結構なので、お電話頂ければ資 料等に関してフルにオープンにしておりますので、言って頂ければ何時でもお 見せすることは出来ます。申し訳ございませんが、そのようにお願い出来れば と思います。 池 田:データがないと、抽象的な流れだけの話しになっているので、「1つ1つのデ ータでこういう改善が出来ている。こういうようにきちんとやれば、このよう にきちんと答えが出る。」といったところをお聞きしたいのだと思いますので、 もう一度私どもで「理解して頂ける資料」というのを検討しますので宜しくお 願い致します。 住 民:また、日曜日にあるのですよね。 池 田:土曜日と日曜日です。 住 民:その時には、今おっしゃった資料を配って頂けるのですか。 中 元:こちらで用意しておきます。これに今から追加するのではなくて、今と同じか

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11 たちで同等に説明します。 住 民:土曜日に来る人に引き継がなければならないので、それを頂かないと引き継げ ないのです。それを頂けるのですね。 中 元:差し上げます。 住 民:はい、わかりました。 中 元:プリントアウトするだけなので、明日にでもお持ちすることは出来ます。 住 民:送って頂ければ。 中 元:送るので良ければ、送ります。 池 田:それでは、時間がきてしまいましたので、本日の説明報告会はいろいろ問題を 提示して頂きましたので、もう一度説明の仕方等を十分研究しながら、皆さん にわかって頂けるような説明会にしたいと思っておりますので、宜しくお願い 致します。ありがとうございました。 以上

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