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PCIボックス インストレーション・サービスマニュアル

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Academic year: 2021

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(1)

PCI ボ ッ ク ス イ ン ス ト レーシ ョ ン ・

サービ スマニ ュ アル

SPARC Enterprise T5120/T5140/T5220/T5240/T5440

サーバ版

(2)

Please

Copyright © 2009, 2011 オラクル社および / またはその関連会社 All rights reserved. 本書には、富士通株式会社により提供および修正された技術情報が含まれています。 オラクル社および / またはその関連会社、および富士通株式会社は、それぞれ本書に記述されている製品および技術 に関する知的所有権を所有または管理しています。これらの製品、技術、および本書は、著作権法、特許権などの知 的所有権に関する法律および国際条約により保護されています。 本書およびそれに付属する製品および技術は、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのも とにおいて頒布されます。オラクル社および / またはその関連会社、および富士通株式会社およびそのライセンサー の書面による事前の許可なく、このような製品または技術および本書のいかなる部分も、いかなる方法によっても複 製することが禁じられます。本書の提供は、明示的であるか黙示的であるかを問わず、本製品またはそれに付随する 技術に関するいかなる権利またはライセンスを付与するものでもありません。本書は、オラクル社および富士通株式 会社の一部、あるいはそのいずれかの関連会社のいかなる種類の義務を含むものでも示すものでもありません。 本書および本書に記述されている製品および技術には、ソフトウェアおよびフォント技術を含む第三者の知的財産が 含まれている場合があります。これらの知的財産は、著作権法により保護されているか、または提供者からオラクル 社および / またはその関連会社、および富士通株式会社へライセンスが付与されているか、あるいはその両方です。 GPL または LGPL が適用されたソースコードの複製は、GPL または LGPL の規約に従い、該当する場合に、お客様 からのお申し込みに応じて入手可能です。オラクル社および / またはその関連会社、および富士通株式会社にお問い 合わせください。 この配布には、第三者が開発した構成要素が含まれている可能性があります。 本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている Berkeley BSD システムに由来しています。UNIX は、 X/Open Company Limited が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。

Oracle と Java は、オラクル社および / またはその関連会社の登録商標です。 富士通および富士通のロゴマークは、富士通株式会社の登録商標です。

すべての SPARC 商標は、 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国 における登録商標です。SPARC 商標が付いた製品は、オラクル社および / またはその関連会社が開発したアーキテ クチャーに基づくものです。

SPARC64 は、Fujitsu Microelectronics, Inc. および富士通株式会社が SPARC International, Inc. のライセンスを受けて 使用している同社の商標です。その他の名称は、それぞれ各社の商標です。

United States Government Rights - Commercial use. U.S. Government users are subject to the standard government user license agreements of Oracle and/or its affiliates and Fujitsu Limited and the applicable provisions of the FAR and its supplements.

(3)

免責条項 : 本書または本書に記述されている製品や技術に関してオラクル社、富士通株式会社および / またはそのい ずれかの関連会社が行う保証は、製品または技術の提供に適用されるライセンス契約で明示的に規定されている保証 に限ります。このような契約で明示的に規定された保証を除き、オラクル社、富士通株式会社および / またはそのい ずれかの関連会社は、製品、技術、または本書に関して、明示、黙示を問わず、いかなる種類の保証も行いません。 これらの製品、技術、または本書は、現状のまま提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵 害の黙示の保証を含みそれに限定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も、かかる免 責が法的に無効とされた場合を除き、行われないものとします。このような契約で明示的に規定されていないかぎり、 オラクル社、富士通株式会社および / またはそのいずれかの関連会社は、いかなる法理論のもとの第三者に対しても、 その収益の損失、有用性またはデータに関する損失、あるいは業務の中断について、あるいは間接的損害、特別損害、 付随的損害、または結果的損害について、そのような損害の可能性が示唆されていた場合であっても、適用される法 律が許容する範囲内で、いかなる責任も負いません。 本書は、「現状のまま」提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれ に限定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も、かかる免責が法的に無効とされた場 合を除き、行われないものとします。

(4)
(5)

目次

は じ めに xi 1. 概要 1-1 機能の概要 1-2 筐体 1-4 電源ユニ ッ ト 1-5 AC 電源 1-6 フ ァ ン 1-6 I/O ボー ト 1-6 カー ド ス ロ ッ ト 1-8 キ ャ リ ア 1-9 キ ャ リ ア ス ロ ッ ト 1-9 ダ ミ ーカー ド 1-11 PCI ボ ッ ク ス接続カー ド 1-12 ケーブルのマネ ジ メ ン ト 1-13 リ ン ク ケーブルの最小曲げ半径 1-15 ケーブルマネ ジ メ ン ト ユニ ッ ト 1-15 キ ャ リ ア 1-16 キ ャ リ アの取外 し と 装着 1-17

(6)

カー ド ロ ッ ク を固定す る 順序 1-20 長いカー ド を固定す る 場合 1-21 短いカー ド を固定す る 場合 1-21 PCI カー ド の取付け例 1-22 高 さ の高い PCI カー ド の場合 1-24 高 さ の低い PCI カー ド と 非常に低い PCI カー ド の場合 1-25 変則的な形状の PCI カー ド の場合 1-26 PCI カー ド の取付けに関す る 問題 1-26 カー ド の傾 き 1-26 隠れた問題 1-28 キ ャ リ ア キー 1-32 PCI ボ ッ ク ス の構成 1-33 I/O ボー ト 1 台構成 1-33 I/O ボー ト 2 台構成 1-33 LED 1-34 シ ス テ ム管理 1-35 PCI ボ ッ ク ス の最大温度 1-36 設置準備 1-37 物理的要件 1-37 電気的要件 1-37 保守情報 1-38 静電気に関す る ご注意 1-39 2. ラ ッ ク への PCI ボ ッ ク ス の搭載 2-1 必要な工具 2-1 取付金具の ラ ッ ク への取付け 2-1 ラ ッ ク への PCI ボ ッ ク ス の取付け 2-7 ケーブルマネ ジ メ ン ト ユニ ッ ト の取付け 2-8 電源 コ ー ド の取付け 2-12

(7)

PCI ボ ッ ク ス接続カー ド の取付け 2-15 3. PCI カー ド の操作 3-1 PCI カー ド の搭載 3-1 PCI カー ド の交換 3-9 PCI カー ド 用ケーブルの取付け 3-16 4. FRU の保守 と 交換 4-1 保守作業マ ッ プ 4-2 電源ユニ ッ ト の交換 4-2 保守作業のためのケーブルプ レー ト の準備 4-4 キ ャ リ アの交換 4-6 リ ン ク ケーブルの交換 4-10 ホ ス ト サーバの リ ン ク カー ド の交換 4-10 I/O ボー ト の リ ン ク カー ド の交換 4-11 2 台目の I/O ボー ト の取付け 4-13 I/O ボー ト の交換 4-16 I/O ボー ト 1 台構成での I/O ボー ト の交換 4-16 I/O ボー ト 2 台構成での I/O ボー ト の交換 4-19 PCI ボ ッ ク ス筐体の交換 4-21 新 し いシ ス テ ム シ リ アル番号の位置 4-22 PCI ボ ッ ク ス の準備 4-22 ベゼルの新 し い筐体への移設 4-24 ラ ッ ク への PCI ボ ッ ク ス の取付け 4-28 A. 仕様 A-1 物理仕様 A-2 保守作業のための ク リ ア ラ ン ス A-2 環境仕様 A-3

(8)

騒音値 A-4 各機関の適合規格 A-5 B. PCI ボ ッ ク ス の LED ス テー タ ス イ ン ジ ケー タ B-1 LED の位置 B-2 LED の状態 B-4 C. ILOM CLI の使用 C-1 CLI の使用 C-1 CLI の開始 C-2 ネーム スペー ス内の有効な タ ーゲ ッ ト の表示 C-2 ネーム スペー ス以降の タ ーゲ ッ ト の表示 C-2 タ ーゲ ッ ト ま たは FRU に関す る 情報の表示 C-2 CLI の終了 C-3 PCI ボ ッ ク ス での ILOM コ マ ン ド 例 C-3 D. ILOM 診断 メ ッ セージに よ る ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ D-1 ILOM メ ッ セージ D-1 PCI ボ ッ ク ス の ILOM メ ッ セージの種類 D-1 PCI ボ ッ ク ス の ILOM メ ッ セージで使用 さ れ る 項目 D-2 メ ッ セージの例 D-3 修理が必要な場合 D-3 修理が不要な場合 D-3

Ext FRU お よ び Ext sensor メ ッ セージの ク リ ア D-4 Ext FRU メ ッ セージ D-4 Ext info メ ッ セージ D-6 Ext sensor メ ッ セージ D-7 I2C_A バ ス と I2C_B バ ス D-10 メ イ ン I2C バ ス D-11 プ ラ ッ ト フ ォ ーム I2C バス D-12

(9)

マネ ジ メ ン ト バ ス リ ン ク のダ ウ ン D-13 マネ ジ メ ン ト バ ス リ ン ク の故障 D-13 割 り 込み信号の故障 D-14 2 台の I/O ボー ト が同 じ PCI ボ ッ ク ス の同 じ 位置にあ る と レ ポー ト さ れ る D-15 I/O ボー ト が監視 さ れない D-15 I2C バ ス が 2 台目のシ ス テ ム を必要 と す る D-16 ボー ト の有無に関す る 信号故障 D-17 I/O ボー ト の位置を特定で き ない D-17 誤っ たモー ド での リ ン ク カー ド の操作 D-18 ManR FRUID デー タ を読み取 る こ と がで き ない D-18 フ ァ ン コ ン ト ロ ー ラ の リ セ ッ ト D-19 フ ァ ン コ ン ト ロ ー ラ の タ イ ム ア ウ ト D-19 ブ リ ッ ジ コ ン ト ロ ー ラ の リ セ ッ ト D-20 ブ リ ッ ジ コ ン ト ロ ー ラ の タ イ ム ア ウ ト D-20 E. ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ E-1 PCI ボ ッ ク ス の ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ E-2 索引 索引 –1

(10)
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は じ めに

本書は、 PCI ボ ッ ク ス を SPARC Enterprise T5120/T5140/T5220/T5240/T5440 サー バに設置す る 手順について説明 し た も のです。 ま た、 PCI ボ ッ ク ス の使用お よび保守 に関す る 情報について も 説明 し てい ます。

注 - PCI ボ ッ ク スは、 プ ロ グ ラ ムお よびマニ ュ アル内で 「I/O ボ ッ ク ス」 と 記述 さ れ る 場合があ り ます。 ま た、 英語版では 「External I/O Expansion Unit」 と 表記 さ れま す。 こ こ では、 以下の項目について説明 し ます。 ■ 対象読者 ■ SPARC Enterprise T5xxx サーバ関連マニ ュ アル ■ 書体 と 記号について ■ 安全上の注意事項 ■ マニ ュ アルへの フ ィ ー ド バ ッ ク

対象読者

本書は、 コ ン ピ ュ ー タ ネ ッ ト ワ ー ク お よ び Oracle Solaris オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (Oracle Solaris OS) の高度な知識を有す る シ ス テ ム管理者を対象に し て書かれてい

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SPARC Enterprise T5xxx サーバ関連マニ

ュ アル

ご使用のサーバに関連す る すぺてのマニ ュ アルは、 以下の場所に公開 さ れてい ます。 プ ロ ダ ク ト ノ ー ト は、 ウ ェ ブサ イ ト でのみ公開 し てい ます。 本製品の最新情報を確認 し て く だ さ い。 ■ 国内 http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/ ■ 海外 http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/

■ Oracle Solaris OS な ど の Sun Oracle 製 ソ フ ト ウ ェ ア関連マニ ュ アル

http://www.oracle.com/technetwork/documentation/index.html SPARC Enterprise T5xxx サーバ関連マ ニ ュ アル 説明 マ ニ ュ アル コ ー ド SPARC Enterprise T5120 サーバ は じ めにお読み く だ さ い サーバの初回電源投入お よ び起動のために必要 な簡易手順 C120-E518 SPARC Enterprise T5220 サーバは じ めにお読み く だ さ い サーバの初回電源投入お よ び起動のために必要 な簡易手順 C120-E519 SPARC Enterprise T5140 サーバは じ めにお読み く だ さ い サーバの初回電源投入お よ び起動のために必要 な簡易手順 C120-E488 SPARC Enterprise T5240 サーバは じ めにお読み く だ さ い サーバの初回電源投入お よ び起動のために必要 な簡易手順 C120-E489 SPARC Enterprise T5440 サーバは じ めにお読み く だ さ い サーバの初回電源投入お よ び起動のために必要 な簡易手順 C120-E504 PCI ボ ッ ク ス プ ロ ダ ク ト ノ ー ト SPARC Enterprise T5120/T5140/T5220/T5240/T5440 サ ーバ版 製品の更新お よ び問題に関す る 最新情報 C120-E544 SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 製品の更新お よ び問題に関す る 最新情報 C120-E458 SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 製品の更新お よ び問題に関す る 最新情報 C120-E493 SPARC Enterprise T5440 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 製品の更新お よ び問題に関す る 最新情報 C120-E508 SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ 製品概要 製品の機能 C120-E460

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SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ 製品概要 製品の機能 C120-E494 SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ 設置計画 マニ ュ アル サ イ ト 計画に関す る サーバの仕様 C120-H027 SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ 設置計画 マニ ュ アル サ イ ト 計画に関す る サーバの仕様 C120-H028 SPARC Enterprise T5440 サーバ 設置計画マニ ュ アル サ イ ト 計画に関す る サーバの仕様 C120-H029 SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド ラ ッ ク 搭載、 ケーブル配線、 電源投入、 お よ び 構成に関す る 詳細情報 C120-E462 SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド ラ ッ ク 搭載、 ケーブル配線、 電源投入、 お よ び 構成に関す る 詳細情報 C120-E496 SPARC Enterprise T5440 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド ラ ッ ク 搭載、 ケーブル配線、 電源投入、 お よ び 構成に関す る 詳細情報 C120-E510 SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ サービ ス マニ ュ アル 診断を実行 し てサーバの障害追跡を行 う 方法、 お よ びサーバの部品を取 り 外 し て交換す る 方法 C120-E463 SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ サービ ス マニ ュ アル 診断を実行 し てサーバの障害追跡を行 う 方法、 お よ びサーバの部品を取 り 外 し て交換す る 方法 C120-E497 SPARC Enterprise T5440 サーバ サービ ス マニ ュ アル 診断を実行 し てサーバの障害追跡を行 う 方法、 お よ びサーバの部品を取 り 外 し て交換す る 方法 C120-E512 SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド サーバ固有の管理作業の実行方法 C120-E464 SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド サーバ固有の管理作業の実行方法 C120-E498 SPARC Enterprise T5440 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レ ーシ ョ ン ガ イ ド サーバ固有の管理作業の実行方法 C120-E511

Integrated Lights Out Manager 2.0 ユーザーズガ イ ド

Integrated Lights Out Manager (ILOM) ソ フ ト ウ ェ アで管理 さ れ る すべてのプ ラ ッ ト フ ォ ーム に共通す る 情報

C120-E474

Integrated Lights Out Manager 2.0 補足マニ ュ ア ル SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ

SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバで Integrated Lights Out Manager (ILOM) ソ フ ト ウ ェ ア を使用す る 方法

C120-E465

Integrated Lights Out Manager 2.0 補足マニ ュ ア ル SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ

SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバで Integrated Lights Out Manager (ILOM) ソ フ ト ウ ェ ア を使用す る 方法

C120-E499

Integrated Lights Out Manager 2.0 補足マニ ュ ア ル SPARC Enterprise T5440 サーバ

SPARC Enterprise T5440 サーバで Integrated Lights Out Manager (ILOM) ソ フ ト ウ ェ ア を使 用す る 方法

C120-E513

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書体 と 記号について

External I/O Expansion Unit Safety and

Compliance Guide/ 安全に使用 し ていただ く た めに PCI ボ ッ ク ス の安全性お よ び適合性に関す る 情 報 C120-E457 SPARC Enterprise T5120/T5220 サーバ 安全に使 用 し ていただ く ために こ のサーバの安全性お よ び適合性に関す る 情報 C120-E461 SPARC Enterprise T5140/T5240 サーバ 安全に使 用 し ていただ く ために こ のサーバの安全性お よ び適合性に関す る 情報 C120-E495 SPARC Enterprise T5440 サーバ 安全に使用 し て いただ く ために こ のサーバの安全性お よ び適合性に関す る 情報 C120-E509 書体ま たは記号 意味 例 AaBbCc123 ユーザーが入力 し 、 画面上に表示 さ れ る 内容を示 し ます。 こ の字体は、 枠内で コ マ ン ド の入 力例を示す場合に使用 さ れ ます。 XSCF> adduser jsmith AaBbCc123 コ ン ピ ュ ー タ が出力 し 、 画面上に 表示 さ れ る コ マ ン ド やフ ァ イ ル、 デ ィ レ ク ト リ の名称を示 し ます。 こ の字体は、 枠内で コ マ ン ド の入 力例を示す場合に使用 さ れ ます。 XSCF> showuser -p User Name: jsmith Privileges: useradm auditadm 『 』 参照す る 書名を示 し ます。 『SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/ M9000 サーバ XSCF ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。 「 」 参照す る 章、 節、 ま たは、 強調す る 語を示 し ます。 「第 2 章 シ ス テ ムの特長」 を参照 し て く だ さ い。 SPARC Enterprise T5xxx サーバ関連マ ニ ュ アル 説明 マ ニ ュ アル コ ー ド

(15)

安全上の注意事項

PCI ボ ッ ク ス を ご使用 ま たは取 り 扱 う 前に、 次の ド キ ュ メ ン ト を熟読 し て く だ さ い。

■ Important Safety Information for Hardware Systems

■ External I/O Expansion Unit Safety and Compliance Guide / 安全に使用 し ていた だ く ために

マニ ュ アルへの フ ィ ー ド バ ッ ク

本書に関す る ご意見、 ご要望が ご ざい ま し た ら 、 次の URL か ら お問い合わせ く だ さ い。

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(17)

第 1

概要

PCI ボ ッ ク ス では、 PCI カー ド の追加 ス ロ ッ ト を持つホ ス ト サーバを実現で き ます。 ■ 1 台の I/O ボー ト で 6 個の PCI カー ド ス ロ ッ ト を追加で き ます。 ■ オプシ ョ ン で 2 台の I/O ボー ト 構成 と し た場合(図 1-1)、12 個の PCI カー ド ス ロ ッ ト を追加で き ます。 注 – PCI ボ ッ ク スは、 プ ロ グ ラ ムお よびマニ ュ アル内で I/O ボ ッ ク ス と 表現 さ れ る 場合があ り ます。 こ の章では、 以下の項目について説明 し ます。 ■ 機能の概要 ■ カー ド ス ロ ッ ト ■ キ ャ リ ア ■ PCI ボ ッ ク ス の構成 ■ LED ■ シ ス テ ム管理 ■ 設置準備 ■ 保守情報 ■ 静電気に関す る ご注意

(18)

1-1 PCI ボ ッ ク ス (前面図 と 背面図)

1.1

機能の概要

図 1-2に、 PCI ボ ッ ク ス の主なユニ ッ ト を示 し ます。 こ れ ら のユニ ッ ト については個 別に説明 し ます。 注 – PCI ボ ッ ク スの正面お よび背面に関わ らず、 すべての ス ロ ッ ト 、 電源ユニ ッ ト 、 I/O ボー ト は左か ら 右の順に数え ます。 図説明 1 前面図 2 背面図 1 2

(19)

1-2 PCI ボ ッ ク ス の主なユニ ッ ト (上面図) 図説明 1 筐体 6 I/O ボー ト 1 2 電源ユニ ッ ト1 7 電源中継ケーブル 3 電源ユニ ッ ト0 8 ケーブルマネ ジ メ ン ト ユニ ッ ト (2 タ イ プの う ち 1 つが 含まれます。) 4 セ ン タ ープ レ ーン 9 PCI ボ ッ ク ス接続カ ー ド 5 I/O ボー ト 0 1 2 4 5 7 6 9 8 3

(20)

1.1.1

筐体

PCI ボ ッ ク ス の筐体には、 セ ン タ ープ レーン (図 1-2項 4) と 2 本の電源中継ケーブル (図 1-2項 7) があ り ます。 電源中継ケーブルは取 り 外す こ と はで き ません。 筐体内で保守可能なユニ ッ ト はあ り ません。 セ ン タ ープ レーン ま たは電源中継ケーブ ルが破損 し た場合は、 筐体自体を交換す る 必要があ り ます。 注 – 交換用の筐体には、 電源ユニ ッ ト や I/O ボー ト は搭載 さ れていません。 破損 し た筐体か ら 交換用の筐体へ、 電源ユニ ッ ト と I/O ボー ト を移 し 替えて く だ さ い。 電源中継ケーブルは、 それぞれ 1 台の電源ユニ ッ ト に電源を供給 し ます。 電源を冗長 す る ためには、 2 本の電源中継ケーブルを それぞれ別系統の電源に接続 し て く だ さ い。 注意 – 電源中継ケーブルは、 直接電源 コ ン セン ト に差 し込む こ と がで き ません。 PCI ボ ッ ク ス には、 2 本の電源 コー ド が同梱 さ れてい ます。 電源中継ケーブルには、 同梱 の電源 コ ー ド を接続 し てか ら 電源を使用 し て く だ さ い。 注意 – 電源 コー ド は、 PCI ボ ッ ク ス に同梱 さ れてい る電源コー ド を必ず使用 し て く だ さ い。 他の電源 コ ー ド は、 出力定格が異な る 場合があ る ため使用 し ないで く だ さ い。

(21)

1.1.2

電源ユニ ッ ト

冗長性を確保す る ために、 PCI ボ ッ ク ス には電源ユニ ッ ト が 2 台あ り ます。図 1-3を 参照 し て く だ さ い。 電源ユニ ッ ト には、 それぞれ内蔵の フ ァ ン が搭載 さ れてい ます。 図1-3 電源ユニ ッ ト 図説明 1 電源ユニ ッ ト 5 フ ァ ン 2 ハン ド ルロ ッ ク ネジ 6 警告 ラ ベル 3 ハン ド ル 7 電源ス ロ ッ ト0 4 電源ス イ ッ チ 8 電源ス ロ ッ ト1 1 2 4 5 7 6 3 8

(22)

1.1.2.1

AC 電源

電源ユニ ッ ト の ス ロ ッ ト には、 筐体背面か ら の電源中継ケーブルを通 じ て電源が供給 さ れ ます (図 1-3)。 電源ユニ ッ ト 間では、 入力電源は共有 さ れ ません。 電源ユニ ッ ト に確実に電源を供給 す る ために、 2 本の電源中継ケーブルを電源に接続す る必要があ り ます。 電源中継ケーブルは、 それぞれ近 く の電源ユニ ッ ト に対 し て電源を供給 し ます。 電源ユニ ッ ト は、 それぞれ別系統の外部 AC 電源に接続 し て く だ さ い。 そ う す る こ と に よ り 、 1 つの AC 電源に故障が発生 し た場合で も 、 業務が中断 さ れ る こ と を防ぎ ま す。

1.1.2.2

フ ァ ン

各電源ユニ ッ ト の前面部には、 1 台の フ ァ ンがあ り ます。 フ ァ ンの 1 つに故障が発生 し て も 、 残 り の フ ァ ン か ら 2 台の I/O ボー ト を冷却す る のに十分な空気が送 ら れま す。 注 – フ ァ ンには、 セン タープ レーン を通 じ て DC 電源が供給 さ れます。 1 台目の電源 ユニ ッ ト に電源が投入 さ れた状態で、 2 台目の電源ユニ ッ ト を取 り 付けてい る場合、 PCI ボ ッ ク ス に電源を投入す る と 、 フ ァ ン が回転す る 場合があ り ます。 こ れは正常な 動作です。

1.1.3

I/O ボー ト

PCI ボ ッ ク ス には最大 2 台の I/O ボー ト を搭載で き ます (図 1-4)。 注 – ホ ス ト サーバに接続で き る I/O ボー ト の最大数は、 ホ ス ト サーバのモデル よ っ て異な り ます。表 1-1を参照 し て く だ さ い。 表1-1 サーバご と の I/O ボー ト 数 サーバモデル サポー ト さ れるI/O ボー ト の最大数 SPARC Enterprise T5120 サーバ 1 SPARC Enterprise T5140 サーバ 2

(23)

1-4 I/O ボー ト

PCI Express I/O ボー ト は、 x8 ま での レーン幅の PCI Express カー ド に対応 し ます。

SPARC Enterprise T5220 サーバ 2 (プ ロ セ ッ サ ご と に最大 1 台の I/O ボー ト ) SPARC Enterprise T5240 サーバ 2 (プ ロ セ ッ サ ご と に最大 1 台の I/O ボー ト ) SPARC Enterprise T5440 サーバ 4 (プ ロ セ ッ サ ご と に最大 1 台の I/O ボー ト )

図説明 1 I/O ボー ト 5 ボー ト ス ロ ッ ト0 2 2固定ネジ 6 ボー ト ス ロ ッ ト1 3 リ ン ク カ ー ド キ ャ リ ア (ス ロ ッ ト0) 7 警告 ラ ベル 4 PCI カ ー ド キ ャ リ ア (ス ロ ッ ト 1 ~ 6) 表1-1 サーバご と の I/O ボー ト 数 サーバモデル サポー ト さ れるI/O ボー ト の最大数 1 2 4 5 7 6 3

(24)

1-5 I/O ボー ト の論理レ イ ア ウ ト 注 – ス イ ッ チは、 複数のバス を 1 つのバス に接続する ためのデバ イ ス です。 I/O ポー ト では、 すべての PCI カー ド のデー タ は、 リ ン ク カー ド 経由で受け渡 さ れ ます。 シ ス テ ム診断を実行す る 場合、 OpenBoot PROM プ ローブの出力に ス イ ッ チが表示 さ れ ます。 し か し 、 リ ン ク カー ド 自体は OpenBoot PROM のプ ローブに表示 さ れませ ん。

1.2

カ ード ス ロ ッ ト

カー ド ス ロ ッ ト の特徴は次の と お り です。 ■ I/O ボー ト に 7 つのカー ド ス ロ ッ ト があ り ます。0 ~ 6 の ス ロ ッ ト 番号は左か ら 右の 順に数え ます。

PCI Express I/O ボー ト PCI Express I/O ボー ト

32 レーン ス イ ッ チ 32 レーン ス イ ッ チ 32 レーン ス イ ッ チ 32 レーン ス イ ッ チ 32 レーン ス イ ッ チ 32 レーン ス イ ッ チ Lin k 0

Slot 1 Slot 2 Slot 3 Slot 4 Slot 5 Slot 6 Link

0

Slot 1 Slot 2 Slot 3 Slot 4 Slot 5 Slot 6

(25)

■ ス ロ ッ ト 0 は リ ン ク カー ド 用に予約 さ れてい ます。 ス ロ ッ ト 0 は、 I/O ボー ト の一 番左側の ス ロ ッ ト です。 リ ン ク カー ド の詳細については、 「PCI ボ ッ ク ス接続カー ド 」 (1-12 ページ) を参照 し て く だ さ い。 ■ ス ロ ッ ト 1 ~ 6 は PCI カー ド 用です。(PCI カー ド は、ホ ス ト ア ダプ ターま たはホ ス ト バ ス ア ダプ タ ー と も いい ます。) ■ PCI カー ド ス ロ ッ ト はホ ッ ト プ ラ グに対応 し てい ません。

■ PCI Express I/O ボー ト は、 x8 ま でのカー ド ソ ケ ッ ト を サポー ト し てい ます。 PCI Express x16 カー ド は、 PCI Express I/O ボー ト ではサポー ト さ れてい ません。 注 – グ ラ フ ィ ッ ク カー ド はサポー ト さ れてい ません。

注意 – x16 の PCI Express カー ド を I/O ボー ト に挿入 し ないで く だ さ い。 x16 カー ド ソ ケ ッ ト は x8 カー ド ソ ケ ッ ト よ り も 幅が広いため、 ソ ケ ッ ト が破損 し ます。

1.2.1

キ ャ リ ア

PCI ボ ッ ク ス の PCI カー ド はすべて キ ャ リ ア ( 図 1-25) に取 り 付け ます 。 キ ャ リ アは 電波障害を抑え、 PCI ボ ッ ク ス の通気性を確保 し ます。 各キ ャ リ アの前面には、 PCIE 1 な ど の ス ロ ッ ト 番号を表す ラ ベルが付け ら れてい ま す 。 注 – ス ロ ッ ト 0 は リ ン ク カー ド 用に予約 さ れています。 こ の ス ロ ッ ト には LINK 0 と い う ラ ベルが付け ら れてい ます。 キ ャ リ アは、 物理的な キーに よ っ て特定の ス ロ ッ ト 番号だけに取 り 付け る こ と がで き ます。 必要に応 じ て キーを移動 し て、 他の ス ロ ッ ト に取 り 付け る こ と がで き ます。 新 し いキ ャ リ アにはダ ミ ーカー ド (ブ ラ ン ク カー ド と も いい ます) が取 り 付け ら れて い ます。 ダ ミ ーカー ド は、 キ ャ リ ア を所定の位置に固定 し 、 I/O ボー ト の通気性を確 保す る す る ための も のです。 ダ ミ ーカー ド の詳細については、 「ダ ミ ーカー ド 」 (1-11 ページ) を参照 し て く だ さ い。

1.2.1.1

キ ャ リ ア ス ロ ッ ト

各 I/O ボー ト には、 7 つのキ ャ リ アがあ り ます (図 1-6)。 キ ャ リ アは、 さ ま ざ ま なサ イ ズお よ び形状の PCI カー ド に合わせて調節可能です。 リ ン ク カー ド に も 同 じ 種類

(26)

■ キ ャ リ ア ス ロ ッ ト 1 ~ 6 は、 PCI カー ド 用に使用 さ れます。 図1-6 PCI キ ャ リ ア 図説明 1 キ ャ リ アハン ド ル 2 キ ャ リ ア ロ ッ ク ネジ 1 2

(27)

1.2.1.2

ダ ミ ーカー ド

新品のキ ャ リ アにはダ ミ ーカー ド が取 り 付け ら れてい ます (図 1-7)。 図1-7 ダ ミ ーカー ド ダ ミ ーカー ド 上のサービ ス ラ ベル (図 1-7では未記載) には、 PCI カー ド の取外 し お よ び取付けに関す る 簡単な説明が含 ま れてい ます。 注 – 未使用のキ ャ リ アが I/O ボー ト の ス ロ ッ ト 内で振動する のを最小限に抑え る た め、 ダ ミ ーカー ド を し っ か り と 装着 し て く だ さ い。 PCI-E

(28)

1.2.2

PCI ボ ッ ク ス接続カー ド

各 I/O ボー ト には、 1 セ ッ ト の PCI ボ ッ ク ス接続カー ド (図 1-8) が必要です。 PCI ボ ッ ク ス接続カー ド には 2 枚の リ ン ク カー ド が含 ま れてい ます。 一方の リ ン ク カ ー ド はホ ス ト サーバに搭載 し ます。 も う 一方の リ ン ク カー ド は、 I/O ボー ト に搭載 し ます。 リ ン ク カー ド は、 物理的には同 じ も のです。 ロ ープ ロ フ ァ イ ル型 I/O カー ド ス ロ ッ ト に使用 さ れ る、 ロープ ロ フ ァ イ ル型ブ ラ ケ ッ ト が含 ま れてい ます。 図1-8 PCI ボ ッ ク ス接続カー ド 各 I/O ボー ト の ス ロ ッ ト 0 は、 リ ン ク カー ド 専用です。 ス ロ ッ ト 0 は リ ン ク カー ド にだけ使用 し ます。

(29)

1.2.3

ケーブルのマネ ジ メ ン ト

ラ ッ ク の背面には、 ケーブルマネジ メ ン ト ユニ ッ ト が取 り 付け ら れ ます。 ケーブルマ ネジ メ ン ト ユニ ッ ト には、 次の 2 種類あ り ます。 ■ ラ ッ ク には、 ラ ッ ク の両側に沿っ て ケーブルを配線で き る も のがあ り ます。 タ イ プ A ケーブルプ レー ト (図 1-9) は ラ ッ ク の両側にケーブルを配線す る 場合に 使用で き ます。 ■ ラ ッ ク には、 ラ ッ ク の右側だけに配線で き る も のがあ り ます。 タ イ プ B ケーブル プ レー ト (図 1-10) は ラ ッ ク の右側にケーブルを配線す る 場合に使用で き ます。 図1-9 ラ ッ ク 両側にケーブルを配線す る ためのケーブルマネジ メ ン ト ユニ ッ ト ( タ イ プ A) 図説明 1 タ イ プA ケーブルプ レー ト 2 サポー ト ブ ラ ケ ッ ト 3 ケーブルプ レ ー ト ロ ッ ク ネジ 1 2 2 3 3

(30)

1-10 ラ ッ ク 右側だけにケーブルを配線す る ためのケーブルマネジ メ ン ト ユニ ッ ト ( タ イ プ B) 注 – 電源ユニ ッ ト 1 側の電源コー ド が コ ンセン ト ボ ッ ク ス ま で届かない場合は、 ラ ッ ク の左側へ電源 コ ー ド を通 し て く だ さ い。 図説明 1 タ イ プB ケーブルプ レー ト 2 サポー ト ブ ラ ケ ッ ト 3 ケーブルプ レ ー ト ロ ッ ク ネジ 1 3 3 2 2

(31)

1.2.3.1

リ ン ク ケーブルの最小曲げ半径

リ ン ク ケーブルは、 き つ く 巻 き すぎ る と 破損す る 場合があ り ます。 リ ン ク ケーブルの 最小曲げ範囲は、 47 mm/1.85 in. です。 注意 – リ ン ク ケーブルは、 上に示 し た曲げ半径 よ り も 小 さ く 巻 く と 断線 し ます。

1.2.3.2

ケーブルマネジ メ ン ト ユニ ッ ト

ケーブルマネ ジ メ ン ト ユニ ッ ト には、 2 つのサポー ト ブ ラ ケ ッ ト と 1 つのケーブルプ レー ト が含 ま れ ます。 サポー ト ブ ラ ケ ッ ト は、 ネ ジ を使用 し て ラ ッ ク の背面に取 り 付け ます。 ケーブルプ レ ー ト は、 サポー ト ブ ラ ケ ッ ト の上に取 り 付け ます。 サポー ト ブ ラ ケ ッ ト には、 2 つの取付け位置があ り ます (図 1-11)。 ■ 通常の取付け位置 ( ノ ーマルポジ シ ョ ン) サポー ト ブ ラ ケ ッ ト の上にケーブルプ レー ト を取 り 付け ます。 ■ 高い取付け位置 (サービ ス ポジ シ ョ ン) サポー ト ブ ラ ケ ッ ト の高い位置にケーブルプ レー ト を取 り 付け ます。 こ れに よ り 、 I/O ボー ト を取 り 外 し た り 交換 し た り す る ための ク リ ア ラ ン ス を確保で き ます。 図1-11 ケーブルプ レー ト ( ノ ーマルポジ シ ョ ンお よ びサービ ス ポジ シ ョ ン の側面図) 図説明 1 ノ ーマルポジ シ ョ ンのケーブルプ レ ー ト (下寄 り ) 2 サービ スポジ シ ョ ンのケーブルプ レ ー ト (上寄 り ) 3 ケーブルプ レ ー ト ロ ッ ク ネジ 1 2 3 3

(32)

1.3

キ ャ リ ア

I/O ボー ト では、 PCI カー ド はすべて キ ャ リ アに取 り 付け ます。 キ ャ リ ア を I/O ボー ト に挿入 し た ら 、 キ ャ リ アハン ド ルを最後 ま で押 し 込む と 、 キ ャ リ アの し く みに よ っ て自動的に PCI カー ド が装着 さ れます。 図 1-12に、 PCI カー ド を取 り 付けた状態のキ ャ リ ア を示 し ます。 注 – キ ャ リ アは、 PCI カー ド を最低 100 回装着する耐久性があ り ます。 キ ャ リ アの 初期故障を防 ぐ ために、 操作に慣れ る ための必要な回数以上は、 キ ャ リ ア を繰 り 返 し 操作 し ないで く だ さ い。 図1-12 キ ャ リ ア 図説明 1 PCI カ ー ド 2 キ ャ リ ア 3 キ ャ リ アハン ド ル (ロ ッ ク 解除状態) 1 2 3

(33)

図 1-13に、 標準的な キ ャ リ アの詳細を示 し ます。 図1-13 キ ャ リ アの外観

1.3.1

キ ャ リ アの取外 し と 装着

キ ャ リ アは、 PCI カー ド を上下 さ せて カー ド ソ ケ ッ ト に装着 し た り カー ド ソ ケ ッ ト か ら 外 し た り す る し く みにな っ てい ます。 垂直の動 き は、 約 10 mm /0.4 in. です。 図説明 1 キ ャ リ ア本体 (金属) 4 キ ャ リ アハン ド ル 2 キ ャ リ ア プ レ ー ト (プ ラ ス チ ッ ク ) 5 カ ー ド ロ ッ ク (「カー ド ロ ッ ク 」 (1-19 ペ ージ)参照) 3 キ ャ リ ア ス ロ ッ ト 用キーホール 6 カ ー ド ロ ッ ク の回転領域 1 2 3 4 5 5 5 6

(34)

キ ャ リ アの前面には、 小 さ な金属製の ラ ッ チ (図 1-14項 3) があ り ます。 こ の ラ ッ チ に よ っ て、 キ ャ リ アハン ド ルが引 き 出 さ れた位置で ロ ッ ク さ れ ます。 こ の し く みに よ っ て、 キ ャ リ ア ス ロ ッ ト か ら キ ャ リ ア本体を引 き 出 し た と き に、 キ ャ リ アプ レー ト や PCI カー ド が落ち て PCI ス ロ ッ ト の ソ ケ ッ ト が破損す る の を防ぎ ます。 PCI キ ャ リ アが I/O ボー ト の外にあ る 場合は、 ロ ッ ク ラ ッ チを押 し なが ら キ ャ リ ア ハン ド ルを閉位置へ押 し 込む こ と に よ り 、 キ ャ リ アハン ド ルの ロ ッ ク を解除で き ま す。 閉位置では、 PCI カー ド を取 り 付けた り 、 取 り 外 し た り す る ための縦方向の ク リ ア ラ ン ス を、 よ り 多 く 確保で き ます。 PCI キ ャ リ ア を I/O ボー ト に挿入す る と 、 ラ ッ チは自動的に解除 さ れ ます。 図1-14 キ ャ リ ア 注意 – 冷却空気の漏れを防 ぐ ため、 PCI カー ド ま たはダ ミ ーカー ド のど ち ら かをす べてのキ ャ リ アに取 り 付け る 必要があ り ます。 図説明 1 キ ャ リ アハン ド ルを引いて、PCI ス ロ ッ ト の ソ ケ ッ ト か ら PCI カ ー ド を引き上げます。 2 キ ャ リ アハン ド ル と ロ ッ ク ラ ッ チ を押 し て、PCI カ ー ド を ソ ケ ッ ト に装着 し ます。 3 ロ ッ ク ラ ッ チ 1 2 3

(35)

1.3.2

カー ド ロ ッ ク

PCI カー ド は、 ネ ジ止め式のカー ド ロ ッ ク を使用 し て キ ャ リ アに取 り 付け ます (図 1-15)。 カー ド ロ ッ ク に よ っ て PCI カー ド がキ ャ リ アに固定 さ れ る ため、 PCI カー ド がずれた り 傾いた り し な く な り ます。 キ ャ リ アに取 り 付けた PCI カー ド を カー ド ソ ケ ッ ト に 正 し く 装着す る ためには、 PCI カー ド を し っか り と 固定す る必要があ り ます。 図1-15 カー ド ロ ッ ク 図説明 1 タ イ プA (角型)。 3 個あ り ます。 2 タ イ プB (S 型) 3 タ イ プC (小型) 1 1 2 3

(36)

カー ド ロ ッ ク は、 3 種類あ り ます。 ■ タ イ プ A は、 角型のカー ド ロ ッ ク です。 各キ ャ リ アに こ の種類のカー ド ロ ッ ク が 3 個あ り ます。 ■ タ イ プ B は横か ら 見 る と S 型の長方形のカー ド ロ ッ ク です。タ イ プ B は タ イ プ A よ り も 遠 く に伸ばす (19 mm / 0.75 in.) こ と がで き ます。 よ り 長い長 さ が必要な場 合、 上 ま たは横の取付け部に タ イ プ B を使 う こ と がで き ます。 各キ ャ リ アに こ の タ イ プが 1 つ用意 さ れてい ます。 ■ タ イ プ C は小 さ な丸みのあ る四角形のカー ド ロ ッ ク です。 こ のカー ド ロ ッ ク は、 幅の広い PCI カー ド の下端を支え る ために使用 し ます。 ただ し 、 カー ド ロ ッ ク が 取付け部の右端 (キ ャ リ ア前面か ら 最 も 遠い側) にあ る と き だけ使用で き ます。 幅の狭い PCI カー ド では、 カー ド の側面を支え る ためだけに使用で き ます。 幅の 狭い PCI カー ド の下端を支え る ために、 こ のカー ド ロ ッ ク を使用 し ないで く だ さ い。 カー ド ロ ッ ク が I/O ボー ト のカー ド ソ ケ ッ ト を損傷す る可能性があ り ます。 こ のカー ド ロ ッ ク は、 PCI カー ド の底面を 利 用で き る場合に、 その底面を支え る こ と がで き ます。 支え ら れ る 幅 ( 張 り 出 し ) が不十分な場合、 こ のカー ド ロ ッ ク を回転 さ せて カー ド の側面を支え る こ と がで き ます。 こ のカー ド ロ ッ ク は、 キ ャ リ ア下端の取付け部のみに使用す る こ と がで き ます。 各キ ャ リ アに こ の タ イ プの カー ド ロ ッ ク が 1 つ用意 さ れてい ます。 カー ド ロ ッ ク の機能の 1 つは、 PCI カー ド を キ ャ リ アに固定す る こ と です。 も う 1 つ は、 キ ャ リ ア を I/O ボー ト に挿入す る際に、 カー ド 上部に下向 き の力を与え て カー ド を ソ ケ ッ ト に装着す る こ と です。 さ ら に カー ド ロ ッ ク は、 カー ド のエ ッ ジ ピ ン と ソ ケ ッ ト の ピ ン を正 し く 揃え る ために、 カー ド が傾かない よ う に し ます。 PCI カー ド には さ ま ざ ま なサ イ ズや形状があ る ため、 PCI カー ド のサ イ ズや形状に合 っ た カー ド ロ ッ ク の組み合わせを選択す る 必要があ り ます。

1.3.3

カー ド ロ ッ ク を固定す る 順序

PCI カー ド を キ ャ リ アに取 り 付け る には、 カー ド が確実に固定 さ れ る よ う 、 カー ド ロ ッ ク を図 1-16 ま たは1.3.3.2に示す順序で固定 し て く だ さ い。 PCI カー ド の形状やサ イ ズが異な る 場合 も あ る ため、 以下は、 厳密な要件 と し てでは な く 、 提案 と し て使用 し て く だ さ い。 ■ PCI カー ド の形状が長い場合、図 1-16に示す固定順を使用 し て く だ さ い。 長いカー ド と は、 タ イ プ C カー ド ロ ッ ク (図 1-16の項 1) が右端の位置にあ る と き、 そのカ ー ド ロ ッ ク の上に取 り 付け る こ と がで き る カー ド です。 ■ PCI カー ド の形状が短い場合、1.3.3.2に示す固定順を使用 し て く だ さ い。 短いカー ド と は、 タ イ プ C カー ド ロ ッ ク が右端の位置にあ る と き、 そのカー ド ロ ッ ク の上 に取 り 付け る こ と がで き ないカー ド です。

(37)

注意 – タ イ プ C カー ド ロ ッ ク を、 カー ド ロ ッ ク のプ ラ スチ ッ ク 部分が下を向いた状 態で右端の位置か ら 動かす と 、 PCI カー ド が正 し く 固定 さ れず、 カー ド ロ ッ ク の底面 が I/O ボー ト の PCI カー ド ソ ケ ッ ト を損傷す る可能性があ り ます。 タ イ プ C のカー ド ロ ッ ク を左へ動かす場合は常に、 プ ラ ス チ ッ ク 部分が左右いずれか を向 く よ う 、 カ ー ド ロ ッ ク を回転 さ せて く だ さ い。

1.3.3.1

長いカー ド を固定す る 場合

1-16 長いカー ド を固定す る 場合のカー ド ロ ッ ク の固定順 ● PCI カー ド の底面を、 タ イ プ C カー ド ロ ッ ク (図 1-16 の 1) の上に取 り 付け、PCI カ ー ド の底面が完全に水平であ る こ と を確認 し てか ら 、 残 り のカー ド ロ ッ ク を図に 示す順序で固定 し て く だ さ い。

1.3.3.2

短いカー ド を固定す る 場合

1-17 短いカー ド を固定す る 場合のカー ド ロ ッ ク の固定順 ● PCI カー ド の左上側の カー ド ロ ッ ク (1.3.3.2 の 1) を固定 し 、 PCI カー ド が完全に水 1 2 32 43 1 4 2 1 4 3

(38)

1.3.4

PCI カー ド の取付け例

図 1-15 に、 一般的な PCI カー ド のカー ド ロ ッ ク を示 し ます。 ただ し 、 図に示す も の と カー ド の長 さ や高 さ が異な る 場合 も あ り ます。図 1-18 、 図 1-19、 お よ び図 1-20に、 カー ド の高 さ 、 長 さ 、 お よ び形状が異な る 場合の適切な カ ー ド ロ ッ ク を示 し ます。 注 – こ れ ら の図に見 ら れ る カー ド ロ ッ ク の配置は推奨です。 必須ではあ り ません。 カー ド を取 り 付け る 場合に、 PCI カー ド を キ ャ リ アに固定す る適切な方法を見つけ る ために、 ス ロ ッ ト ご と にカー ド ロ ッ ク の交換が必要にな る 場合があ り ます。 使用す る PCI カー ド に最適な カー ド ロ ッ ク の組み合わせについては、表 1-2を参照 し て く だ さ い。 表1-2 PCI カー ド と カー ド ロ ッ ク の種類 PCI カ ー ド の形状 カ ー ド ロ ッ ク の種類 固定の例 上側の カ ー ド ロ ッ ク/ カ ー ド の高 さ 右側の カ ー ド ロ ッ ク/ カ ー ド の長 さ 下側の カ ー ド ロ ッ ク 長 さ の長い カー ド タ イ プ A (x2) タ イ プ A 最大長 304 mm/12 in. タ イ プ C1 図 1-18 (項 1) 一般的な長 さ の カー ド タ イ プ A (x2) タ イ プ A 最小長 146 mm/5.75 in. タ イ プ B 最小長 127 mm/5.0 in. タ イ プ C2 図 1-18 (項 2) 長 さ の短い カー ド タ イ プ A (1 ま たは 2) タ イ プ A 最小長 146 mm/5.75 in. タ イ プ B 最小長 127 mm/5.0 in. タ イ プ C 最小長 76 mm/3.0 in. 図 1-18 (項 3) 長 さ の非常に短い カー ド タ イ プ A (1 ま たは 2) タ イ プ B 最小長 127 mm/5.0 in. タ イ プ C 最小長 76 mm/3.0 in. 図 1-18 (項 4) 高 さ の高い カー ド タ イ プ A タ イ プ A ま たは タ イ プ B タ イ プ C3 図 1-18 (すべて)

(39)

高 さ の低い カー ド タ イ プ A 最小高 51 mm/2.0 in. ま たは タ イ プ B 最小高 31 mm/1.25 in. タ イ プ A 最小長 146 mm/5.75 in. タ イ プ B 最小長 127 mm/5.0 in. タ イ プ C 最小長 76 mm/3.0 in. 図 1-19 (項 1) 高 さ の非常に低い カー ド タ イ プ A 最小高 51 mm/2.0 in. タ イ プ B 最小高 31 mm/1.25 in. タ イ プ A 最小長 146 mm/5.75 in. タ イ プ B 最小長 127 mm/5.0 in. タ イ プ C 最小長 76 mm/3.0 in. 図 1-19 (項 2) 高 さ の非常に低 く 、 かつ長 さ の短い カー ド タ イ プ B 最小高 31 mm/1.25 in. タ イ プ C 最小長 76 mm/3.0 in. 図 1-20 (項 1) 変則的な形状の カー ド 必要に応 じ て 必要に応 じ て 必要に応 じ て4 図 1-20 (項 2) 1 I/O ボー ト の PCI カー ド の コ ネ ク タ ーにカー ド ロ ッ ク がぶつか る 位置 と な る 場合は、 下端を支え る ために、 タ イ プ C カー ド ロ ッ ク を使用 し ないで く だ さ い。 2 I/O ボー ト の PCI カー ド の コ ネ ク タ ーにカー ド ロ ッ ク がぶつか る 位置 と な る 場合は、 下端を支え る ために、 タ イ プ C カー ド ロ ッ ク を使用 し ないで く だ さ い。 3 I/O ボー ト の PCI カー ド の コ ネ ク タ ーにカー ド ロ ッ ク がぶつか る 位置 と な る 場合は、 下端を支え る ために、 タ イ プ C カー ド ロ ッ ク を使用 し ないで く だ さ い。 4 I/O ボー ト の PCI カー ド の コ ネ ク タ ーにカー ド ロ ッ ク がぶつか る 位置 と な る 場合は、 下端を支え る ために、 タ イ プ C カー ド ロ ッ ク を使用 し ないで く だ さ い。 表1-2 PCI カー ド と カー ド ロ ッ ク の種類 (続 き ) PCI カ ー ド の形状 カ ー ド ロ ッ ク の種類 固定の例 上側の カ ー ド ロ ッ ク/ カ ー ド の高 さ 右側の カ ー ド ロ ッ ク/ カ ー ド の長 さ 下側の カ ー ド ロ ッ ク

(40)

1.3.4.1

高 さ の高い PCI カー ド の場合

1-18 長いカー ド お よ び短いカー ド に対す る カー ド ロ ッ ク の配置 図説明 1 高 さ が高 く 、 長い カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ A × 2 、 右側に タ イ プ A × 1、 下側に タ イ プ C × 1 2 高 さ が高 く 、 一般的な長 さ の カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ A × 2 、 右側に タ イ プ A × 1、 下側に タ イ プ C × 1 3 高 さ が高 く 、 短い カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ A × 1、 右側に タ イ プ A × 1、 右下側に タ イ プ C × 1 4 高 さ が高 く 、 非常に短い カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ A × 1A 、 右側に タ イ プ B × 1 、 右下側に タ イ プ C × 1 1 2 3 4

(41)

1.3.4.2

高 さ の低い PCI カー ド と 非常に低い PCI カー ド の場合

1-19 高 さ の低い PCI カー ド と 非常に低い PCI カー ド に対す る カー ド ロ ッ ク の配置 図説明 1 高 さ の低い カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ A × 2 、 右側に タ イ プ A × 1、 右下側に タ イ プ C × 1 2 高 さ の非常に低い カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ B × 1、 右端に タ イ プ A × 1、 右下側に タ イ プ C × 1 1 2

(42)

1.3.4.3

変則的な形状の PCI カー ド の場合

1-20 変則的な形状のカー ド に対す る カー ド ロ ッ ク の配置

1.3.5

PCI カ ード の取付けに関する 問題

1.3.5.1

カー ド の傾 き

PCI カー ド を キ ャ リ アに取 り 付け る 場合に、 PCI カー ド が傾いてい る と き の主な問題 と し て、 次の 2 点が挙げ ら れます。 ■ 最 も よ く あ る 問題は、 カー ド を キ ャ リ アに固定す る と き に、 キ ャ リ アの カー ド ロ ッ ク を十分に押 さ えつけ ない と 、 PCI カー ド の挿入中に PCI カー ド が滑っ て傾 く 可能性があ り ます。 ■ ま れな問題は、 カー ド を キ ャ リ アに固定す る と き に、 キ ャ リ アのカー ド ロ ッ ク に 過度の力が加わ る と 、 PCI カー ド のブ ラ ケ ッ ト が曲が る こ と があ り ます。 図説明 1 高 さ の非常に低 く 、 かつ長 さ の短い カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ B × 1 、 右側に タ イ プ C × 1 2 変則的な形状の カ ー ド PCI カ ー ド の上側に タ イ プ A × 1 、 B × 1 、 右端に タ イ プ A × 1、 右下側に タ イ プ C ×1 1 2

(43)

1-21 カー ド ロ ッ ク への過度な力で PCI カー ド が曲が る ま たは破損す る PCI カー ド の傾 き を抑え る ためのルールは以下の と お り です。 1. カー ド の上部には、 少な く と も 1 つの カー ド ロ ッ ク が必要です。 カー ド の上部が 低すぎ て カー ド ロ ッ ク を取 り 付け ら れない場合、 カー ド は使用で き ません。 2. カー ド の上部に合 う カー ド ロ ッ ク を見つけ、 カー ド が傾かない よ う 側面を支え ま す。 カー ド が傾 く と (図 1-21)、 正 し く 装着で き ません。 3. キ ャ リ アプ レー ト 自体で、 あ る 程度カー ド の底面を支え る こ と が可能な ら 、 カー ド の底面を支え る こ と はそれほ ど重要ではあ り ません。 4. PCI カー ド に対 し て、 固定 さ せ る ために必要な圧力のみを加え て く だ さ い。 PCI カ ー ド の底面は、 キ ャ リ アの底面 と 平行で あ る 必要が あ り ます。 図説明 1 正常な カ ー ド の取付け 2 問題 と な る カ ー ド の取付け 1 2

(44)

1.3.5.2

隠れた問題

キ ャ リ アの筐体前面にあ る 以下の機構が見えに く いため、 カー ド を キ ャ リ アへ取 り 付 けに く い こ と があ り ます。 ■ カー ド 位置合わせポ ス ト (図 1-22お よ び図 1-23) ■ カー ド 位置合わせ タ ブ (図 1-22) ■ 内部の RFI ガ ス ケ ッ ト (図 1-24)

位置合わせポ ス ト お よ び位置合わせ タ ブ

カー ド 位置合わせポ ス ト お よ びカー ド 位置合わせ タ ブは、 正 し く 取 り 付け た カー ド ロ ッ ク の支え と 共に、 PCI カー ド の正面を垂直方向に正 し い状態に保持す る のに役立ち ます。 図1-22 カー ド 位置合わせポ ス ト お よ びカー ド 位置合わせ タ ブ 図説明 1 カ ー ド 位置合わせポス ト 2 カ ー ド 位置合わせ タ ブ 1 2

(45)

カー ド 位置合わせポ ス ト は、 PCI カー ド のブ ラ ケ ッ ト の切 り 欠 き に収ま り ます (図 1-22項 1)。 切 り 欠 き にポ ス ト が収ま ら ない場合、 カー ド のブ ラ ケ ッ ト が曲が り 、 カー ド がキ ャ リ ア上で傾いた ま ま固定 さ れ る こ と があ り ます。 傾いた状態では、 カー ド が I/O ボー ト の ソ ケ ッ ト と 電気的に正 し く 接触 し ません。 カー ド 位置合わせ タ ブ ( 図 1-22 項 2) は、 PCI カー ド 下部の切 り 欠 き に収 ま り ます。 こ の タ ブは、 キ ャ リ アにカー ド を取 り 付け る 場合の、 カー ド の位置合わせに役立ち ま す。 ( 一部の種類のカー ド では、 切 り 欠 き がない場合があ り ます。) 注 – カー ド 位置合わせ タ ブは、 キ ャ リ ア を I/O ボー ト か ら取 り 外す場合に、 カー ド の正面を カー ド ソ ケ ッ ト か ら 持ち上げ る 役割を果た し ます。 タ イ プ C のカー ド ロ ッ ク ( 図 1-15) で PCI カー ド の底面を支え る こ と がで き ない場合、 カー ド 位置合わせ タ ブが、 ソ ケ ッ ト か ら カー ド を持ち上げ る と き に支え る こ と がで き る 唯一の部位です。 図 1-23に、 PCI カー ド のブ ラ ケ ッ ト を カー ド 位置合わせポ ス ト に収め る方法を示 し ま す。

(46)

1-23 カー ド 位置合わせポ ス ト (詳細) 図説明 1 キ ャ リ アの フ ロ ン ト ハウジ ン グ 2 カ ー ド 位置合わせポス ト 3 PCI カ ー ド のブ ラ ケ ッ ト 1 2 3

(47)

内部の

RFI

ガ ス ケ ッ ト

RFI ガ ス ケ ッ ト は、 キ ャ リ アハ ウ ジ ン グの内側の付近にあ り ます。 (キ ャ リ アハ ウ ジ ン グの外側には、 よ り 小 さ な RFI ガ ス ケ ッ ト があ り ます。) PCI カー ド を キ ャ リ アに 取 り 付け る 場合、 PCI カー ド のブ ラ ケ ッ ト に よ っ てガ ス ケ ッ ト の下側が割れた り 緩ん だ り し ていない こ と を確認 し て く だ さ い。 (図 1-24) ガ ス ケ ッ ト の材質は と て も 柔 ら かいため、 ガ ス ケ ッ ト がブ ラ ケ ッ ト か ら 外れてい る こ と に気づかない場合があ り ます。 キ ャ リ ア を I/O ボー ト に取 り 付け る前にガ ス ケ ッ ト の状態を確認 し て く だ さ い。 図1-24 内部の RFI ガ ス ケ ッ ト 図説明 3 1 PCI カー ド 2 RFI ガ ス ケ ッ ト (PCI キ ャ リ アの前面の下側 ま で伸びてい ます。) 3 正 し い例 :RFI ガ ス ケ ッ ト が ま っすぐ 1 2 3 4

(48)

1.3.6

キ ャ リ ア キ ー

キ ャ リ アは、 上部にあ る キーホールにキー と な る M2 ネジ を差 し 込む こ と で、 特定の ス ロ ッ ト に割 り 当て ら れ ます ( 図 1-25)。 キ ャ リ アは、 キーホールに差 し 込 ま れた キ ーが示す、 0 か ら 6 ま でのキ ャ リ ア ス ロ ッ ト だけに挿入で き ます。 図1-25 キ ャ リ ア ス ロ ッ ト キーのキーホールの位置 キ ャ リ ア を交換す る 場合は、 使用す る ス ロ ッ ト に対応 し た キーホールにキーを取 り 付 け ます。 交換用のキ ャ リ アにはキーが 1 つ含まれてい ます。 ま た、 ラ ベル一式 も 含ま れてい ます。 交換用のキ ャ リ アの前面に該当す る ラ ベル (LINK 0、 ま たは PCIE n) を付け る と 、 識別 し やす く な り ます。 図説明 1 キー (M2 ネジ) 2 キ ャ リ ア ス ロ ッ ト0、 1、 2、 3 のホール位置 (前列)1 キ ャ リ ア ス ロ ッ ト4、 5、 6、 7 のホール位置 (後列)2 1 ホール 0 と ス ロ ッ ト 0 は リ ン ク カー ド 用です。 2 ホール 7 は現在使用 さ れてい ません。 1 2

(49)

1.4

PCI ボ ッ ク ス の構成

PCI ボ ッ ク ス は、 I/O ボ ッ ク ス 1 台構成 ま たは 2 台構成で使用で き ます。

1.4.1

I/O ボート 1 台構成

基本構成の PCI ボ ッ ク ス は、 I/O ボー ト が 1 台搭載 さ れます。 2 番目のボー ト ス ロ ッ ト には フ ィ ラ ーパネルが付いてい ます。 ホ ス ト サーバの リ ン ク カー ド が PCI ボ ッ ク ス の リ ン ク カー ド に接続 さ れてい ます。 リ ン ク ケーブルは 2 枚の リ ン ク カー ド を接続 し ます。 PCI ボ ッ ク ス接続カー ド には、 4 m / 13 ft. ケーブルが 1 本同梱 さ れ ます。

1.4.2

I/O ボート 2 台構成

I/O ボー ト 2 台構成の場合、 I/O ス ロ ッ ト が 12 個に拡張 さ れ ます。 各 I/O ボー ト に 専用の PCI ボ ッ ク ス接続カー ド が必要なため、 ホ ス ト サーバに 2 つの I/O ス ロ ッ ト の空 き が必要です。

– ホ ス ト サーバに接続で き る I/O ボー ト の最大数は、 ホ ス ト サーバのモデル よ っ

て異な り ます。表 1-1を参照 し て く だ さ い。

– PCI ボ ッ ク ス内に I/O ボー ト を 2 台搭載 し てい る場合、 両方の I/O ボー ト を同

じ ホ ス ト サーバに接続 し て く だ さ い。 2 台の I/O ボー ト を異な る ホ ス ト サーバに接続 し ないで く だ さ い。 2 台の I/O ボー ト を同 じ サーバ上の異な る ド メ イ ンに接続す る こ と はで き ますが、 異な る ホ ス ト サーバ上の ド メ イ ン に接続す る こ と はで き ません。

– 2 台の I/O ボー ト を連結 (一方のボー ト を リ ン ク カー ド 経由で他方のボー ト に

(50)

1.5

LED

LED は、 筐体の正面 (図 1-26)、 背面 (図 1-27)、 お よ び個々の電源ユニ ッ ト に付いて い ます。

LED の状態 と その内容については、 「付録 B」 を参照 し て く だ さ い。 図1-26 筺体前面の各種 LED

– Chassis locate LED は、 点 灯 式のプ ッ シ ュ ボ タ ン ス イ ッ チです。 こ の LED が点

滅 し て PCI ボ ッ ク ス の位置を特定で き た ら 、 ス イ ッ チを押 し て LED を消 灯 に し ま す。 0.5 秒以上ボ タ ン を押 し 続け る と 、 LED が消 灯 し ます。 ボ タ ン を押 し て LED を 手動で点 灯 さ せ る こ と も で き ます。

図説明

1 Chassis locate (LED and switch) 7 PSU0 DC power 2 Chassis fault/service required 8 PSU0 AC power

3 Chassis power 9 PSU1 ready to remove

4 Chassis overtemp 10 PSU1 fault/locate 5 PSU0 ready to remove 11 PSU1 DC power

6 PSU0 fault/locate 12 PSU1 AC power

1 2 3 4 9 10 11 12

5 6 7 8

(51)

1-27 筐体背面の各種 LED

1.6

シ ス テ ム管理

電源ユニ ッ ト には温度セ ンサーが付いてい ます。 極度な温度を検出 し た場合、 電源ユ 図説明

1 Chassis locate (LED and switch) 8 I/O boat 1 ready to remove 2 Chassis fault/service required 9 I/O boat 1 fault/locate

3 Chassis power 10 I/O boat 1 DC power

4 Chassis overtemp 11 Link card data

5 I/O boat 0 ready to remove 12 Link card management

6 I/O boat 0 fault/locate 13 Slot attention/locate (全 PCI キ ャ リ ア) 7 I/O boat 0 DC power 14 Slot power (全 PCI キ ャ リ ア)

1 2 3 4 9 10 11 12 5 6 7 8 11 12 13 14

(52)

温度セ ン サーは、 I/O ボー ト に も 付いてい ます。 FRU ID 回路は、 リ ン ク カー ド 、 電 源ユニ ッ ト 、 I/O ボー ト 、 筐体のセ ン タープ レーンにあ り ます。 温度デー タ と FRU ID の情報は、 PCI ボ ッ ク ス と リ ン ク カー ド の I2C バ ス (Inter-IC バ ス) で得 ら れ ま す。 ホ ス ト サーバのサービ ス プ ロ セ ッ サは、 PCI ボ ッ ク ス の I2C バス を監視で き ます。 サ ービ ス プ ロ セ ッ サは、 値が上限を超え た場合に、 PCI ボ ッ ク ス の電源を切断 し ます。 PCI ボ ッ ク ス自身にサービ ス プ ロ セ ッ サはあ り ません。 ソ フ ト ウ ェ ア コ マ ン ド の例については、 「付録 C」 を参照 し て く だ さ い。

1.6.1

PCI ボッ ク ス の最大温度

表 1-3は PCI ボ ッ ク ス の最大温度の概要が書かれてい ます。 ま た、 表には、 こ れ ら の 温度が最大値を超え た場合にホ ス ト サーバか ら 出力 さ れ る エ ラ ー メ ッ セージ も 含 ま れ てい ます。 表1-3 最大温度 温度 測定位置 コ メ ン ト 38°C (100°F) 電源ユニ ッ ト の挿入口 エ ラ ー メ ッ セージは以下の と お り です。

Ext info /SYS/IOX@nnnn/PSn THERMCTRL/T_AMBIENT has

exceeded high warning threshold 54°C (130°F) 電源ユニ ッ ト 内部 エ ラ ー メ ッ セージは以下の と お り です。

Ext info /SYS/IOX@nnnn/PSn THERMCTRL/T_HOTSPOT has

exceeded high warning threshold 60°C (140°F) I/O ボー ト 内部 エ ラ ー メ ッ セージは以下の と お り です。

Ext info /SYS/IOX@nnnn/IOBn THERMCTRL/T_CHIP has

exceeded high warning threshold

Ext info /SYS/IOX@nnnn/IOBn THERMCTRL/T_HOTSPOT has

exceeded high warning threshold 65°C (150°F) I/O ボー ト 内部 エ ラ ー メ ッ セージは以下の と お り です。

Ext info /SYS/IOX@nnnn/IOBn THERMCTRL/T_CHIP has

exceeded high critical threshold

Ext info /SYS/IOX@nnnn/IOBn THERMCTRL/T_HOTSPOT has

(53)

1.7

設置準備

PCI ボ ッ ク ス の設置要件は、 次の と お り です。 追加仕様お よ び規格に関す る 情報は、 「付録 A」 を参照 し て く だ さ い。

1.7.1

物理的要件

■ ケーブルマネジ メ ン ト ユニ ッ ト が取 り 付け ら れた PCI ボ ッ ク ス は、幅が 440 mm / 17.3 in. 、 奥行 き が 1,000 mm / 39.4 in. です。 ■ PCI ボ ッ ク ス筐体の正面か ら 背面へ と 風が流れ ます。

■ PCI ボ ッ ク ス の高 さ は 4 rack unit で、 175 mm / 6.9 in. です。

■ PCI ボ ッ ク ス の保守は、 前面 ま たは背面か ら 実施 し ます。 取付金具は ス ラ イ ド し ません。 ■ ラ ッ ク 内部への搭載位置を決め る 場合、 リ ン ク ケーブルの長 さ に よ っ て制約が生 じ る こ と が あ り ます。 ■ PCI ボ ッ ク ス接続カー ド には、 4 m / 13 ft. ケーブルが同梱 さ れてい ます。 ■ PCI ボ ッ ク ス の最大質量は、 約 36.8 kg / 8 lb. です。 注意 – ラ ッ ク の安定性を維持す る ため、 最 も 重たい装置か ら 順に ラ ッ ク 下側の搭載 可能な空 き スペー ス に搭載 し て く だ さ い。 注 – PCI ボ ッ ク ス と PCI ボ ッ ク スの間に奥行き の短い装置を搭載する と 、 背面に手 が届 き に く く な る 場合があ り ます。 複数の PCI ボ ッ ク ス を搭載す る場合は、 連続 し て搭載 し て く だ さ い。

1.7.2

電気的要件

■ PCI カー ド 1 枚あ た り の最大消費電力は、 25 W です。 ■ 同梱 さ れてい る 2 本の電源 コー ド を、 電源中継ケーブルに接続 し ます (図 1-2)。 ■ 入力電圧は 100 ~ 240 VAC、 50 ~ 60 Hz です。 ■ PCI ボ ッ ク ス の最大消費電力は 600 W です。

(54)

1.8

保守情報

PCI ボ ッ ク ス の上部カバー、 お よ び新 し いキ ャ リ アに付属のダ ミ ーカー ド に貼 ら れて い る 保守 ラ ベルには、 保守お よ び導入に関す る 情報が記載 さ れてい ます。 表1-4 保守情報の概要 項目 コ メ ン ト ア ク セ ス • PCI ボ ッ ク ス の保守は、 装置の前面 ま たは背面か ら 実施 し ます。 • 上部カバーは取 り 外す こ と がで き ます。 エア フ ロ ー • PCI ボ ッ ク ス の前面か ら 風が流れ ます。 • フ ァ ンは電源ユニ ッ ト の中に配置 さ れてい ます。 こ れ以外に フ ァ ンやフ ァ ン ト レ イ はあ り ません。 • 電源ユニ ッ ト の ス ロ ッ ト お よ び I/O ボー ト の ス ロ ッ ト には、 電源ユニ ッ ト ま たは I/O ボー ト を取 り 外 し た と き に ス ロ ッ ト を閉 じ てお く ための、 金属製の開閉フ ラ ッ プが あ り ます。 こ の ス ロ ッ ト を閉 じ る こ と で、 冷却空気の漏れを防止で き ます。 取付金具 PCI ボ ッ ク ス は、 固定 さ れたブ ラ ケ ッ ト の上に設置 し ます。 こ の製品には、 ス ラ イ ド レー ルは 利 用で き ません。 PCI カー ド 用ケーブ ルの取外 し LAN ケーブルな ど を抜 く と き に、 コ ネ ク タ ーの ロ ッ ク 部 ま で指が入 ら ない場合はマ イ ナ ス ド ラ イ バーで ロ ッ ク 部を押 し て ケーブルを抜いて く だ さ い。 電源ケーブルお よ び コ ー ド • 電源中継ケーブル (図 1-2) は取 り 外す こ と はで き ません。 こ のケーブルが破損 し た場 合は、 筐体を交換 し ます。 • 電源中継ケーブルは、 それぞれ 1 つの電源ユニ ッ ト に接続 さ れ ます。 両方の電源 コ ー ド を AC 電源に接続 し 、 両方の電源ユニ ッ ト が動作 し てい る か ど う か確認 し て く だ さ い。 • 電源中継ケーブルは、 直接 AC 電源に接続で き ません。 PCI ボ ッ ク ス に同梱 さ れてい る 2 本の電源 コ ー ド を電源中継ケーブルに接続 し て AC 電源に接続 し ます。 • 他の製品用に設計 さ れた電源 コ ー ド を PCI ボ ッ ク ス に使用 し ないで く だ さ い。 リ ン ク ケーブル PCI ボ ッ ク ス 接続カー ド には 1 本の リ ン ク ケーブルが含 ま れ ます。 こ の コ ネ ク タ ーは、 上 下を逆に接続で き ない構造にな っ てい ます。 ジ ャ ンパ • PCI ボ ッ ク ス には、 ジ ャ ンパ ピ ンはあ り ません。 • PCI カー ド 固有のジ ャ ンパ ピ ン の詳細については、 カー ド に付属の説明書を参照 し て く だ さ い。 シ リ アル番号 • 新 し いシ ス テ ム の場合、 シ ス テ ム のシ リ アル番号は、 筐体のベゼル と I/O ボー ト 内部 の右側に貼付 さ れてい る ラ ベルに書かれてい ます。 • FRU の筐体の場合、 シ ス テ ム のシ リ アル番号は、 左側の I/O ボー ト ベ イ の内側に貼付 さ れてい る ラ ベルに書かれてい ます。 さ ら に、 筐体のベゼルに貼付す る ための、 2 つの シ リ アル番号 ラ ベルが含 ま れてい ます。

(55)

1.9

静電気に関す る ご注意

注意 – 基板上の電気部品は、 静電気 (ESD) に よ っ て損傷す る危険性があ り ます。 人 体には静電気がた ま る こ と があ り 、 ユーザーが基板に触れ る こ と で放電が発生す る こ と があ り ます。 こ の よ う な放電は、 カーペ ッ ト 上を歩いた あ と で基板に触れ る と い う よ う な原因で発生す る こ と があ り ます。 基板を取 り 扱 う 前には、 必ず体の静電気を逃 がす よ う に し て く だ さ い。 体にた ま っ た静電気を逃がすには、 接地 さ れた筐体 ま たは その他の導電柱の面に触れ ます。 ESD 破壊の危険性を最小限に抑え る には、 以下の こ と を考慮 し て く だ さ い。 ■ 基板を取 り 扱 う 際は、 端部以外には触れないで く だ さ い。 ■ 基板は、 付属の静電防止袋に保管 し て く だ さ い。 ■ 基板を取 り 扱 う 際は、 静電気除去用 リ ス ト ス ト ラ ッ プ と 導電マ ッ ト を使用 し て く だ さ い。

(56)
(57)

第 2

ラ ッ ク への PCI ボ ッ ク ス の搭載

こ の章では、 以下の項目について説明 し ます。 ■ 必要な工具 ■ 取付金具の ラ ッ ク への取付け ■ ラ ッ ク への PCI ボ ッ ク ス の取付け ■ ケーブルマネジ メ ン ト ユニ ッ ト の取付け ■ 電源 コ ー ド の取付け ■ PCI ボ ッ ク ス接続カー ド の取付け

2.1

必要な工具

PCI ボ ッ ク ス の設置作業では、 次の工具が必要にな り ます。 ■ プ ラ ス ド ラ イ バー (No. 1) ■ プ ラ ス ド ラ イ バー (No. 2) ■ 導電マ ッ ト と 静電気除去用 リ ス ト ス ト ラ ッ プ ■ デジ タ ルマルチ メ ー タ (正 し い接地の確認のために推奨)

2.2

取付金具の ラ ッ ク への取付け

PCI ボ ッ ク ス取付キ ッ ト (図 2-1) には、 左側 と 右側の取付金具が含 ま れ ます。 取付金 具は、 長 さ が調節で き 、 組み立て ら れていない状態で出荷 さ れ ます。 ま た、 取付キ ッ ト には、 2 つの筐体 ロ ッ ク 金具が含まれてい ます。

図 1-2  PCI  ボ ッ ク ス の主なユニ ッ ト (上面図) 図説明 1 筐体 6 I/O ボー ト 1 2 電源ユニ ッ ト 1 7 電源中継ケーブル 3 電源ユニ ッ ト 0 8 ケーブルマネ ジ メ ン ト ユニ ッ ト ( 2 タ イ プの う ち 1 つが 含まれます。) 4 セ ン タ ープ レ ーン 9 PCI ボ ッ ク ス接続カ ー ド 5 I/O ボー ト 012457 6 983
図 1-5  I/O ボー ト の論理レ イ ア ウ ト 注  – ス イ ッ チは、 複数のバス を 1 つのバス に接続する ためのデバ イ ス です。 I/O ポー ト では、 すべての PCI カー ド のデー タ は、 リ ン ク カー ド 経由で受け渡 さ れ ます。 シ ス テ ム診断を実行す る 場合、 OpenBoot PROM プ ローブの出力に ス イ ッ チが表示 さ れ ます。 し か し 、 リ ン ク カー ド 自体は OpenBoot PROM のプ ローブに表示 さ れませ
図 1-13 に、 標準的な キ ャ リ アの詳細を示 し ます。  図 1-13  キ ャ リ アの外観 1.3.1 キ ャ リ アの取外 し と 装着 キ ャ リ アは、 PCI  カー ド を上下 さ せて カー ド ソ ケ ッ ト に装着 し た り カー ド ソ ケ ッ ト か ら 外 し た り す る し く みにな っ てい ます。 垂直の動 き は、 約 10 mm /0.4 in
図 1-21  カー ド ロ ッ ク への過度な力で PCI  カー ド が曲が る ま たは破損す る PCI カー ド の傾 き を抑え る ためのルールは以下の と お り です。 1
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