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CDM 植林に関する基礎的情報フィリピン 1 国名 : フィリピン ( 平成 23 年度調査実施 ) 2 調査項目毎の概要 以下の情報は H23 年度 CDM 植林総合推進対策事業途上国の情報収集 整備報告書からの抜粋です 出典の確認等 より詳細な情報が必要な場合は下記の PDF を参照して下さい

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CDM 植林に関する基礎的情報 フィリピン 1 国名:フィリピン(平成23 年度調査実施) 2 調査項目毎の概要 以下の情報はH23 年度 CDM 植林総合推進対策事業 途上国の情報収集・整備報告書から の抜粋です。出典の確認等、より詳細な情報が必要な場合は下記のPDF を参照して下さい。 H24 年度 CDM 植林総合推進対策事業 途上国の情報収集・整備報告書 フィリピン(PDF) CDM 植林にかかる森林定義 DNA、関係部局、関連行政組織 CDM 植林を実施している団体 地球温暖化対策に関する政策及びこの関連における植林の位置づけ CDM 植林等に関する法規及び整備状況 CDM 植林実施のための国内手続き 既存の森林保全及び植林プロジェクト CDM 植林適地に関する情報(植林実施可能面積、CO2 吸収量の算定) 適用可能なCDMの方法論及び手続き上の課題 森林インベントリ、森林モニタリングシステムの整備状況 森林及び土地利用面積の経年変化 生物多様性、地域住民の生計向上等セーフガードに関する取組 植林プロジェクトに必要な技術情報の収集・整理 CDM植林に推奨される樹種 地図関係情報 CDM 植林にかかる森林定義 DNA、関係部局、関連行政組織

①環境天然資源省(DENR:Department of Environment and Natural Resource)

フィリピンにおける DNA 機関です。環境と天然資源、特に森林や放牧地、流域、鉱物資 樹冠被覆率 10%以上

面積 0.5ha 以上 樹高 5m以上

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源の適切な使用及び、持続的な経営管理のための政策に取り組んでいます。 ホームページ:http://www.denr.gov.ph/(英語)

②気候変動対策委員会(CCC:Climate Change Commission)

気候変動国家対策を開発、調整、モニタリング、評価するために設置されたフィリピン の気候変動に係る政府機関です。

ホームページ:http://www.climate.gov.ph/(英語)

③森林管理局(FMB:Forest Management Bureau)

環境天然資源省の中にある組織で、フィリピンにおける森林政策を担当しています。 ホームページ:http://forestry.denr.gov.ph/(英語)

④保護区及び野生動物局(PAWB:Protected Area and Wildlife Bureau)

国家の生物多様性を維持、向上させていくため、国家保護地域システムの設立および管 理開発、野生生物資源の保全、自然環境保全情報の発信と環境教育を担当しています。 ホームページ:http://www.pawb.gov.ph/ (英語)

⑤国土地理・資源情報庁

(NAMRIA:National Mapping and Resources Information Authority)

フィリピン全土の地図、地形図、及び土地被覆図や統計データを管轄しています。ホー ムページからは地図のダウンロードも可能です。

ホームページ:http://www.namria.gov.ph/ (英語)

CDM 植林を実施している団体

フィリピン国内ではCDM 植林は実施されていないため、CDM 植林を実施している団体 は あ り ま せ ん 。 過 去 に ラ グ ナ 県 に お い て ラ グ ナ 湖 開 発 局 (LLDA : Laguna Lake Development Authority)と、ヌエバビスカヤ県において学校法人カラハン(KEF:The Kalahan Educational Foundation, Inc.)が PDD の作成を行っています。

地球温暖化対策に関する政策及びこの関連における植林の位置づけ 政策 制定年 内容 気 候 変 動 国 家 戦 略 取 組 (NFSCC) 2010 年 12 年間の広範囲な計画。すべての セクターにおいて REDD+に焦点を 当てた政策を進める。 国家 REDD+戦略 2010 年 森林減少と劣化の防止、貧困削減、 生物多様性の保全、ガバナンスの

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強化を目指した。このスキームは 後に NFSCC に統合された。 気候変動国家行動計画 (NCCAP) 2010 年 2011 年から 2018 年にかけての長 期目標。7 つの行動計画を示して いるが、そのうちのエコシステム の復元と環境の安定化、気候変動 対 策 へ の 能 力 の 向 上 の 部 分 で AR-CDM、REDD+について触れてい る。 国家総合保護地域制度 (NIPAS: National Integrated Protected System) 生態系プロセスの維持、遺伝資源 の多様性を反故、資源の持続的利 用のための保護地域制度。 コミュニティ森林管理戦略 ( CBFM : Community-Based Forest Management Strategy) DENR 主導のプログラム。地域社会 において、気候変動対策プログラ ムの利害関係者となるコミュニテ ィを強化するプログラム。 フィリピンにとって気候変動対策は災害管理と並んで重要な課題であると認識されてい ます。フィリピンでは森林の吸収源としての役割はもちろん森林を通した炭素排出削減の 取り組みの重要性も認めています。しかし現状ではAR-CDM はそのルールの厳格性等によ って実現が困難であり、またREDD+においてはその進展方法を模索している状況です。 CDM 植林等に関する法規及び整備状況 法令・政策名 内容 フィリピン憲法 全ての森林を含む資源を国が所有し、農地を除くすべての 天然資源は取引できない。 改正森林(Forestry code PD 705) 土地の分類、森林の利用及び管理(造林及び森林保護を含 む)及び不法伐採に関する罰則を規定。 地方政府法(LCG: Loval Government code) 地方政府に対して、環境保全に関し、その権限を付与して いる。

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先 住 民 族 権 利 法 ( IPRA : Indigenous People Rights Act) 先住民に対し、広範囲な権利を付与している。REDD+活動 実施上のセーフガードを配慮する上で重要な法規となっ ている。 CDM 植林実施のための国内手続き タイにおけるCDM 植林実施のための国内手続きは以下の通りです 既存の森林保全及び植林プロジェクト ①政府による森林保全及び植林プロジェクト DENR は以下の二つのプログラムを実施しています。 1)Industrial Forest Management Program(IFMA)

2)Socialized Industrial Forest Management Program(SIFMA)

これらのプロジェクト事業地となると 25 年間の土地の利用が可能となります。IFMA の 場合は40,000ha、SIFMA の場合は 500ha までの土地が利用可能となります。

また、保護地における植林プログラムとして National Integrated Protected Areas System(NIPS)と水源林保全があります。さらに地方住民組織における植林の取り組みと してCommunity Based Forest Management Program(CBFMP)では 25 年間の植林活 動がDNER と契約した住民によって実施されます。また、Upland Development Program (UDP)ではアグロフォレストリー等の取り組みによって水源林や保護林の機能修復が意図 されています。 ②A/RCDM関連 環境天然資源事務官 CDM 運営委員会 CDM 事務局 委員長:環境天然資源省次官 メンバー:エネルギー省 科学技術省、民間機関、NGO エネルギー関連プロジェクトに 関する技術 エネルギー省 新規植林・再植林プロジェクトに 関する技術評価委員会 森林管理局-環 境天然資源省 廃棄物管理プロジェクトに 関する技術評価委員会 環境管理局-環境天然資源 環境管理局-環境天然資源

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フィリピン国内では2007 年にラグナ県のラグナ湖開発局による PDD が作成されました が、これはDOE によって、適格性と追加性が満たされていないとして却下されています。 また、2008 年にヌエバビスカヤ県における学校法人カラハンから森林管理局へプロジェク ト実施の希望が提出されましたが、その後コスト高、方法論が頻繁に改変されることへの 不信感、カーボン価格の不安定による便益の不透明を理由にPDD の作成は行われませんで した。 ③REDD+関連 フィリピンでは REDD+のパイオニア事業を行うため既に幾つかの組織が活動を始めて いますが、中央政府が公式に介在したものはなく、インターナショナル NGO とフィリピ ン現地のローカルNGO との協働、他国援助機関とフィリピン現地のローカル NGO 及び地 方自治体との協働といった局所的且つ散発的な活動形態となっています。以下、それら事 例を列記します。

1) Fauna and Flora International(NGO)

ケソン州南シエラマドレで 18 万 ha のパイロットプロジェクトです。 2) Non-Timber Forest Products-Exchange Programme(NGO)

パラワン州ビクトリアーアネパハン山で 5 万 ha のパイロットプロジェクトです。 3) Kalahan Education Foundation(公益法人)

ヌエヴァビスカヤ州 Ikalahan 村有林における長期的な炭素のモニタリングです。 4) conservation International-Philippines (NGO)

カバヤン州の Penablanca Sustainable Reforestation Project において「気候、地域、 生物多様性スタンダード(CCBS)」の認証を得ています。

5) Forest Policy and REDD Project

ドイツ援助機関GIZ の財政支援を受け、DENR と共同で、パナイとレイテ島でデモンス トレーションサイトを設定する予定でMRV の方法について考案していく予定です。 6) ICRAF(国際研究機関)

現地における研究活動を6 か所(a. Kitanglad Range, b. arakan Forest corridor, c. Palompon Watershed, d. Cebu Hillylands Watershed, e. Ikalahan Ancestoral Domain, f. Quirino Sierra Madre Biodiversity corridor)確定しています。

CDM 植林適地に関する情報(植林実施可能面積、CO2 吸収量の算定) フィリピンでは水源林の保全が行われていますが、水源林に該当する大部分の土地には 貧困層の住民が慣習的な土地利用を行って、荒廃が進んでいます。この荒廃地については CDM 植林実施として適地であるとの示唆がされています。 適用可能なCDMの方法論及び手続き上の課題 現在ある 4 つの方法論のうち、フィリピンの場合は、全ての方法論が適用可能ですが、

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土地の所有や利用が複雑化している点から、大規模・統合の方法論ではなく、小規模 AR-CDM である AR-AMS0003、もしくは AR-AMS0007 がより実施しやすい方法論です。

森林インベントリ、森林モニタリングシステムの整備状況

National Mapping and Resource Information Authority(以下、NAMRIA)が 5 年毎に森 林被覆面積の改定を行っていますが、財政問題のため最新のデータは2003 年のものとなっ ています。2007 年に NAMRIA は日本のリモートセンシング技術センター(RESTEC)か らのALOS- PALSAR、AVNIR2 の画像を注文し、2008 年に ALOS-PALSAR の 100%、2010 年5 月までに AVNIR2 の画像の 40%を入手しました。NAMRIA は現在その画像を解析し ており、画像がすべて入手出来た時、新しいフィリピンの森林被覆面積を出されると期待 されています。 森林及び土地利用面積の経年変化 現在のフィリピンン森林面積は7.2 百万 ha です。しかし最も大きな割合を占める森林タ イプは疎林です。これは、多くの場合木材伐採権ホルダーによる伐採跡地で、その他は、 違法伐採、森林火災、住民の活動により成立したものです。フィリピンの森林被覆の動態 については、1988 年から 2003 年までに森林被覆は 70 万 ha 増加しました。年増加率は 47,200ha です。 表: 土地分類毎の森林と農地の面積 単位:ha , % 林地 森林面積 国土面積に対する割合 閉鎖林 2,495,833 8.45 疎林 3,578,526 12.12 マングローブ林 165,425 0.56 造林地 281,764 0.95 面積合計 6,521,548 22.08 資料:2007 年森林開発局(FMB)提供 生物多様性、地域住民の生計向上等セーフガードに関する取組 フィリピンでは以下の取り組みがセーフガードと関連しています。  気候変動国家戦略取組(NFSCC):フィリピンの関連官公庁、コミュニティ、組織や関 係者が協同して REDD+のスキームを通じて森林の減少と劣化を防止し、貧困を削減、 生物多様性の保全とガバナンスの強化していくことを目指した戦略プラン。

 先住民族権利法(IPRA):フィリピンの森のほとんどは Ancestral Domain Claim(先 祖から受け継がれている土地)にあたるため、IPRA の中で示されている「自由で優先 的な同意」はプロジェクト実施の上で需要な概念となってくる。

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基盤を強化するDENR のプログラム 植林プロジェクトに必要な技術情報の収集・整理 以下の組織から情報収集が可能である。 組織 活動内容 ホームページ 環境天然資源省(DENR) 環境および天然資源の保全及 び管理の政策策定、フィリピ ンの指定国家機関(DNA) http://www.denr.gov.ph/ 森林管理局(FMB) フィリピンの森林管理および 森林政策 http://forestry.denr.gov.ph/ 気 候 対 策 変 動 委 員 会 (CCC) フィリピンの気候変動対策に おける取組 http://www.climate.gov.ph/ 国土地理・資源情報庁 (NAMRIA) フィリピンの地図、地形図、 及び土地被覆図や統計データ を管轄。ホームページから地 図のダウンロードも可能。 http://www.namria.gov.ph/ 一般的な植林樹種 フィリピンにおける一般的な植林樹種は以下のとおりです。 ・Pinus kesiya ………マツ科 ・P. caribaea ………マツ科 ・P. oocarpa ………マツ科 ・P. slash ………マツ科 ・Leucaena leucocephala………マメ科 ・Tectona grandis………クマツヅラ科 ・Acacia spp.………マメ科 ・Gmelina arborea………クマツヅラ科 ・Casuaria equisetifolia ………モクマオウ科 ・Pterocarpus spp. ………マメ科 ・Swietenia macrophylla………センダン科 ・Eucalyptus spp.………フトモモ科 (出典:開発途上国の森林・林業) なお、フィリピンはUNFCCCN に登録した森林定義でヤシや竹も森林として認めるとし

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ていますが、現在フィリピン国内でのヤシの植林等は森林として認められていません。CDM 植林の実施の際にはDENR 等への確認が必要です。 地図関係情報 NAMRIA はフィリピン全土の地図や地形図等の地理情報、土地利用図や森林被覆図等の 作成を行っています。なお、5万分の 1 の地図であればフィリピン全土をカバーしています。 地図は直接NAMRIA で購入が可能ですが、一部の地図はホームページからダウンロードも 可能です。

NAMRIA Main Office

Lawton Avenue, Fort Andres Bonifacio 1638 Taguig City, Philippines

問い合わせ先電話番号: (63-2) 810-4831

参照

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