とかち帯広FC
静岡市長杯
第41回清水チャンピオンズカップ報告書
大会結果
☆予選リーグ
第1試合 とかち・帯広FC 1-6 新座片山FC少年団(埼玉県) 第2試合 とかち・帯広FC 4-0 南沼原SSS(山形県) 第3試合 とかち・帯広FC 2-1 VivaceFC(静岡県) 2勝1敗で2位トーナメントへ☆2位トーナメント
1回戦 とかち・帯広FC 1-5 中西部アカデミー(静岡県) 敗者戦 とかち・帯広FC 1-1(PK3-4) 長野県選抜(長野県) 参加32チーム中 第15位貴重な経験、今後の大きな財産に! 十勝少年サッカー連盟技術委員長 喜多 進 この清水チャンピオンズカップは、全国大会のベスト4以上のチーム、各県サッカー協 会主催の大会(4県以上の参加)で優勝したチームなどに参加資格が与えられる名誉と権 威のある大会です。今回の大会に参加したチームの中にも、県選抜チームあり、地区トレ センチームあり、強豪クラブチームありと、試合内容もまさしくチャンピオンズカップと いう名にふさわしいたいへんレベルの高い大会でした。とかち・帯広FCは、大会実行委 員会の推薦も含めて今回で11年連続の出場となり、毎回大きな収穫を得ています。 我々十勝トレセンU12のメンバーは、11月下旬までは屋外でのトレーニングを継続 的に続けてきましたが、その後は室内でのトレーニングとなり、広いピッチでのフィジカ ル面やコンタクトプレー、また11人制サッカーでのゲーム感覚、試合運び、ポジション のバランスなど、不安と期待が入り混じる中での大会参加となりました。 大会の結果は、全国の強豪32チームの中で第15位という成績でしたが、この時期に 全国のトップレベルのチームと試合をできたことに大きな意義があります。レベルの高い チームとの試合を通し、シュートやパスの精度、フィジカル、アプローチの速さ、判断の スピード、ポジショニングなどの課題も明らかになりました。 また、相手との駆け引きやいわゆるサッカーに関わるずるさや戦術観などもサッカーど ころの選手との差を感じました。十勝や北海道の中では通用するプレーも、全国のレベル ではなかなか通じないことを体験できたことは、将来のある選手たちにとっては大きな財 産となったはずです。 我々十勝トレセンU12が、ここ数年課題として取り組んでいる個の育成ですが、全国 の厳しいマークの中でも自分自身の持ち味を発揮することができた選手もいて、ここ数年 の各チームやトレセンでの取り組みの成果が確実に表れてきたものと感じています。 なお、今回の大会も、清水の船越サッカー少年団代表の鈴木さん、旅館日本閣さんはじ め、多くの関係者の方々にたいへんあたたかい歓迎を受け、充実した遠征となりました。 本当にありがとうございました。 少年トレセンの最終段階として、この時期に全国の強豪チームと多くの試合ができるこ の大会は、我々にとって本当に大きな財産となっています。ここで得た経験、熱い思いを 選手、スタッフ忘れることなく、次のステップに生かしてほしいと願っています。 終わりになりましたが、この遠征に際しまして、十勝地区サッカー協会はじめ、十勝少 年サッカー連盟、各単位少年団関係者の皆様方、そして保護者の皆様には、多大なご支援 とご協力をいただき心より感謝申し上げます。今後とも、十勝地区のレベルが高まるよう スタッフ一同努力いたしますので、今まで以上のご指導、ご協力をお願いいたします。 簡単ではありますが、イレブンの健闘ぶりをまとめましたのでお読みください。
12月21日(土) ☆予選リーグ第 1 試合 とかち・帯広FC 1-6 新座片山FC少年団(埼玉県) 新座片山は、前年度の全日本少年サッカー大会で全国制覇を成し遂げた全国屈指の強豪 である。今年のチームは、惜しくも全日本少年サッカー大会に出場できなかったものの、 その力は間違いなく全国のトップレベルであった。また、セットプレーがとてもうまく、 この試合でもコーナーキック、フリーキック、ロングスローから得点を奪われた。 試合は終始新座片山ペースで進んだ。とかちは、相手選手のアプローチの速さに戸惑い が見え、なかなかボールを相手陣内に進めることができない。守備の面でもやや消極的な プレーが目立ち、インターセプトの意識が低くアプローチも遅れる。試合開始早々、相手 のロングスローをゴール前まで運ばれ、簡単に押し込まれてしまう。強豪相手に早い段階 での手痛い失点。相手のトップの選手のスピード、体を張ったプレーに対応が遅れ、その 後もセットプレーから失点を続ける。特に、ルーズボールへの寄り、セカンドボールを奪 う意識がとかちとは明らかに違っていた。 後半に入り、セットプレーからの失点を重ねるものの、相手の速いアプローチにも徐々 に慣れ始め、1対1の場面でも簡単にやられることは少なくなった。劣勢の中ではあった が、35分、8からボールを受けた11が得意の左足で得点を奪う。 最後まであきらめることなくプレーを続けたわけだが、全国トップレベルとの差を痛感 した試合となった。 ☆予選リーグ第2試合 とかち・帯広FC 4-0 南沼原SSS(山形県) 予選リーグ2位以上を目指すためには負けられない一戦である。 この試合、とかちは初戦で動きの良かった選手を先発で出場させる。そのフレッシュな 選手たちを中心に、とかちはアグレッシブにボールを奪いに行く。試合の立ち上がりから 主導権を握るとかちであったが、大事なところでプレーが雑になり得点を奪うことができ ない。特に、ショートパスやシュートの精度には課題が見られた。前半17分、11のシ ュートを相手GKがはじいたところを7がしっかりと詰め待望の先取点を奪う。19分、 13のクロスボールを7が頭で決める。 後半に入り、運動量が落ちてやや押し込まれる場面もあったが、28分、右サイドを突 破した8のセンターリングを10が決める。33分には、8のセンターリングを11が頭 で押し込む。リーグ初戦での厳しいプレッシャーを経験できたことが、この試合のプレー につながった。この試合は、ピッチに立った全員がゴールへの意識を持ってプレーをする ことができたわけだが、ハイプレッシャーを受けた中でのプレーが大きな課題である。 12月22日(日) ☆予選リーグ第3試合 とかち・帯広FC 2-1 VivaceFC(静岡県)
れない一戦である。 個々の技術レベルが高いVivace ペースで試合が進む。立ち上がりから何度かゴール前に 迫られるが、1の好セーブなどでピンチを防ぐ。とかちは、ボールを奪ってからの攻撃で なかなかボールが収まらず、プレーが単発になる。連続性に欠け、ボールを失う場面が続 く。19分、右サイドをえぐられ決定的な形を作られ先取点を奪われる。 ボールをしっかりとつなぐことを再確認したとかちは、後半に入ると徐々に攻撃の形を 作る。24分、8のセンターリングを7が頭で合わせて同点に追いつく。その後もボール を奪うところでは主導権を握る。34分、コーナーから7が頭でつなぎ、8が落としたと ころを7が右足を豪快に振りぬき逆転する。その後も、DF陣の積極的なオーバーラップ からチャンスを作る。予選リーグ2勝1敗、2位トーナメントに進む。 ☆2位トーナメント1回戦 とかち・帯広FC 1-5 中西部アカデミー(静岡県) 全国の強豪チームばかりがそろうこの大会。2位トーナメントではあるが、素晴らしい チームとの対戦となる。学ぶことはたくさんある。1回戦の相手は、藤枝トレセンのメン バーを中心とした中西部アカデミーとの対戦となった。 相手チームは、連続した攻撃を続け質の高いサッカーをする好チームであった。5分、 2列目からのとび出しについていけず失点を許す。更に、苦し紛れの横パスを狙われ、イ ンターセプトからミドルシュートを決められる。12分、相手ゴール前でのフリーキック を10が決め1点差にする。その後も相手ゴールに迫る場面が続くが20分にコーナーキ ックから3点目を許す。この大会、初戦の新座戦を含め、セットプレーからの失点が目立 った。全国のレベルになるとどのチームにもすばらしいキッカーがいる。 後半に入ると、徐々に運動量が落ち始めなかなかボールを奪うことができない。特に、 ファーストディフェンダーの寄せの甘さ、守備になったときのそれぞれの選手の立ち位置 が気になる。自分たちのミス、苦し紛れのプレーからボールを奪われ失点を重ねる。 12月23日(月) ☆2位トーナメント敗者戦 とかち・帯広FC 1-1(PK3-4) 長野県選抜 この大会の最終戦は長野県選抜との対戦となった。最後の試合ということで、前後半で メンバーを入れ替えることを伝え試合に臨む。試合開始早々からメンバーもアグレッシブ に動き回る。ゲームの入りもよく、攻守の切り替えも早い。また、お互いに声をかけ合い ながらポジションを修正するなどの成長も見られてきた。全員が連動してゴーへ迫るプレ ーを続ける中、18分に失点するものの、その直後13の突破からチャンスを作り10が シュート。惜しくもバーに阻まれるが11が詰めて同点に追いつく。 後半のメンバーも一生懸命に走り続けた。試合を通じて、落ち着いたプレーが見られ、 また、体の使い方がうまくなってきた選手も見られた。試合を通して成長を続けている。 サッカーは、サッカーをすることで上達するということを改めて確認した。 お互い決め手を欠く中PK戦となるが、惜しくも敗れる。
大会を振り返って
選手20名の成長を感じる3日間となりました。 今年のメンバーは、松村コーチを中心とする指導スタッフが、4年生の秋から継続した トレーニングを続け、トレセン大会や試合を通じ、徐々にレベルアップをしてきました。 チームとしてはもちろん、個という視点で見ても、全国の高いレベルの中でも十分に通用 した選手もいました。また、これからが楽しみな選手もたくさんいました。まさに将来の 可能性を感じる3日間となりました。 さて、3日間の大会を通して、今回もたくさんのことを学ぶことができました。 いくつか課題があるわけですが、十勝の選手は相手の速いプレッシャーに慌ててしまい ボールを失う場面が多く見られました。苦し紛れに出したボールを奪われ、失点を許すと いう場面も何度もありました。トップレベルのチームは、たとえ激しいプレッシャーを受 けても簡単にはボールを失わず、相手の立ち位置を確認してファーストタッチの場所を決 めていました。そしてボールがない場面でも常によく見ていました。 また、相手とのかけひきやいわゆるサッカーに関わるずるさや戦術観なども、サッカー どころの選手との差を感じました。相手選手との間合いや状況を考えて、しかけるのか、 ターンをするのか、パスを出すのかなど自分たちで考え判断をしている場面を多く見かけ ました。グループで攻める、守るというところでも差を感じました。 十勝の選手ですが、キックの精度などの課題もたくさんあるわけですが、数年前に比べ ると1対1でのひ弱さを感じなくなってきました。厳しい試合の中でも、攻撃では自信を 持ってドリブルでしかけ突破をねらう選手、守備では落ち着いて身体を入れてボールを奪 うという選手が見られるようになってきました。これらは、トレセン活動のみならず、各 チームでの日常のトレーニングの充実が地区のレベルアップにつながり、そうした選手を 育ててきたものと思われます。 今後、これらの課題を克服するためには、今まで以上に地区のレベルアップを目指し、 常にハイプレッシャーの中で戦い続ける環境を作っていかなくてはなりません。また、指 導者のコーチングについても共通認識を図っていく必要があります。今まで以上に、選手 たち自身に考えさせる力、判断させる力を身につけさせなければなりません。 ここ数年、多くの関係者の方々のご尽力で、全国のトップレベルのチームと交流できる チャンスをいただいています。やはり、この時期に良い経験ができることは、何よりの財 産となります。日頃のトレーニング方法を更に工夫し、努力していけば、全国との差はこ れからも縮まるはずです。そして、今後も十勝地区全体の底上げをし、レベルを上げてい くことはもちろんですが、トレセン活動の大きなねらいが個の育成であることを忘れずに 継続的に取り組んでいきます。 参加したメンバーが、新たな課題と次なる目標を持ってそれぞれの道に進み、十勝サッ選手20名へのコメント
○成果 ●課題 1番 ○素早い反応でピンチを防いだ。また、正確なキックで攻撃につなげた。 ●コーナーキックなど、セットプレーでのポジショニングとコーチング。 2番 ○体の強さは十分に通用した。厳しい試合を経験してたくましさが見られた。 ●ボールを奪ってからの判断の速さ。カバーのときのポジションの取り方。 3番 ○DFからの攻撃参加が魅力だった。粘り強いプレーで何度もピンチを防いだ。 ●仲間との距離やボールをもらうための角度などポジションの取り方。 4番 ○浮き球の処理と体の使い方、ファーストタッチのコントロールは良かった。 ●1対1の対応。ボールを持っている相手選手との距離。攻守の切り替え。 5番 ○的確なポジショニングからのインターセプト、カバーリングでピンチを防いだ。 ●スピードのある選手に対する対応。強い相手にも戦う気持ちを持ち続けること。 6番 ○ボールを持った時のドリブルのしかけは通用した。変化のあるドリブルも魅力。 ●オフのときの準備。どんな試合でもハードワークを心がけてプレーすること。 7番 ○常にゴールを目指す姿勢がよかった。瞬間的なスピードは十分に通用した。 ●ボールをもらう前の動き出しの質と相手選手とのかけひき。シュートスキル。 8番 ○攻守にわたり献身的にプレーをし続けた。右サイドの突破は破壊力があった。 ●ファーストタッチの質。余裕を持ってプレーができれば更なる成長が期待。 9番 ○スペースへ抜け出すスピードは魅力十分。ゴールへの姿勢も良かった。 ●ボールを受ける前の準備。よく見て、自分の判断の中からプレーを選ぶこと。 10番○攻守にわたり献身的にプレーをし続けた。テクニックは十分に通用した。 ●大きな選手にも当たり負けないフィジカル。更に緩急をつけたドリブル。 11番○ゴールを目指す姿勢がすばらしかった。ドリブルでの突破力は十分に通用した。 ●ボールがないときの関わり。周りを見て次のプレーの選択肢を増やすこと。 12番○豊富な運動量が魅力。ドリブル突破やサイドチェンジからチャンスを作った。 ●ゴールに向かう姿勢を更に高めること。簡単にボールを失わない技術の向上。 13番○ねらいすました積極的なインターセプトや身体の入れ方は十分に通用した。 ●相手のボールを奪ったあとの判断の速さとキックの精度を身につけてほしい。 14番○浮き球の処理と身体の使い方。ファーストタッチのコントロールは良かった。 ●周りとの関わり。積極的に人やボールに関わるプレーを目指してほしい。 15番○相手の立ち位置を見た変化のあるドリブルや裏を狙ったパスにセンスを感じた。 ●ボールコントロールの技術と競り合いの中でのパスの精度を高めてほしい。 16番○サイドからのドリブル突破や裏への飛び出しは魅力十分。DFとしても活躍。 ●1対1の強さ。ボールを持っている相手選手との距離。攻守の切り替え。 17番○変化をつけたドリブルは通用した。また、質の高いキックが魅力的だった。 ●ゴールへの意識を高く。失敗を恐れずに自分の持ち味を更に生かしてほしい。 18番○けがは残念だったが、試合中もよく声を出し続け仲間を支え続けたのは立派。 出番は少なかったわけだが、サッカーに対する情熱は十分に伝わってきた。19番〇相手のドリブル突破に対する体を張った献身的な守備。左キックの正確さ。 ●1対1の強さ、体の使い方、ボールを奪ったあとのプレーを更に磨いてほしい。 20番○1対1の場面でも恐れず身体を張ってピンチを防ぐ。ロングキックも魅力。 ●ハイボールに対する安定したキャッチングとDFとのコミュニケーション。