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インシデント アクシデント レポートの集計結果について 病院経営本部では より有効な医療事故防止対策に資するため 平成 年 7 月に全都立病院が統一したインシデント アクシデント レポート ( 以下 レポート という ) の様式を使用することとし 同年 8 月からこのレポートによる報告を行ってきた

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平成26年4月~平成27年3月

都立病院におけるインシデント・

アクシデント・レポート集計結果

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インシデント・アクシデント・レポートの集計結果について

病院経営本部では、より有効な医療事故防止対策に資するため、平成12年7月に全都立病院 が統一したインシデント・アクシデント・レポート(以下、「レポート」という。)の様式を使用することと し、同年8月からこのレポートによる報告を行ってきた。その後、様式については、適宜変更を加 え、現在、レポートの報告及び集計についてシステム化を行っている。 今回、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの一年間に、全都立病院で報告されたレ ポートの集計結果をとりまとめたので報告する。 各都立病院では、幅広い潜在的リスクの把握を重視し、気づいたことやリスクが存在すると考え た出来事などは、どんなに些細なことでも積極的にレポートとして提出するよう職員に指導してい る。レポートには、その性格上、職員個々人の主観的要素が含まれており、情報としては未成熟 なものである。このため、レポートのみからは正確な事実の分析や評価は困難であり、正確な発生 状況の把握は、関係者複数の情報を集約分析して初めて可能となるものである。しかしながら、レ ポート情報の集計により、都立病院全体の潜在的リスク傾向を把握することは、全都立病院に共 通する効果的な事故予防対策の企画・立案を行う上で、有効な手法であると考えられる。 そこで、レポートの集計に当たっては、これまでと同様に、レポートをインシデントとアクシデント に区別することなく集計した。また、集計方法も、前回までの集計との比較を容易にするため、こ れまでと同様の手法に基づいている。 1 レポート制度の目的 レポートの収集・分析を通じて、医療事故につながる可能性のある潜在的なリスクを把握し、医 療事故の発生を未然に防止することを目的としている。 【リスクマネジメントのプロセス】 【都立病院における医療事故予防活動】 リスクの把握 レポート等により院内の事故に発展する可能性 のある問題点を把握する リスクの評価・分析 院内の問題点の重大性を評価し、対応すべき問 題点を選別して背景要因を分析する リスクの改善・対処 医療システムの改善の視点から医療事故予防 対策を検討、実施する

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2 インシデント及びアクシデントの定義 インシデント等の定義は必ずしも明確に定められていないが、本集計においては、インシデン ト及びアクシデントを以下のように定義して用いる。 「インシデント」: 日常診療の場で「ヒヤリ」「ハッ」としたが、実施する前に気づいたもの、何ら影 響がなく患者に変化がないもの、何らかの影響を与えた可能性があり、観察 の強化や検査の必要性が生じたもの 「アクシデント」: 患者に何らかの変化が生じ、治療・処置を要したもの、集中治療や生命維持 のための措置を要したもの、事故が死亡に関連した疑いのあるもの 3 実施施設 平成 26 年度において病院経営本部が所管する 8 都立病院(広尾病院、大塚病院、駒込病院、 墨東病院、多摩総合医療センター、神経病院、小児総合医療センター、松沢病院) *都立病院の平均病床数:625床(平成26年度予算定床) [最大 890 床、最小 296 床、総病床数 4,997 床] 4 集計内容等 (1)レポートの提出者 都立病院に在職する全職員(参考:平成26度常勤職員定数 6,595 人) (2)集計項目 「事象内訳」、「診療科」、「職種」、「時間帯・時間」の4項目である。 ・「事象内訳」には、薬剤、転倒・転落、抜去、検査、食事、処置、手術、接遇、診療、麻酔な どがある。 ・「診療科」は、外科系、内科系、精神科、小児科、歯科の区分で集計を行った。 ・「職種」は、都立病院に在職する各職種(医師、看護師、薬剤師、事務等)である。 ・「時間帯・時間」は、日勤帯(午前9時から午後5時)、準夜帯(午後5時から午前0時)、深夜 帯(午前0時から午前9時)の区分及び時間別の集計を行った。 (3)その他 端数処理のため、合計が 100%にならない場合がある。

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5 集計結果の概要 (1)報告件数(( )は 25 年度集計) 平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの1年間に、各都立病院から報告されたレポ ートの総数は 23,391 件(24,235 件)であり、昨年度よりレポート総数は減少した。このうち、インシデ ントは 22,633 件(23,295 件)で全体の約 97%(96%)を占め、アクシデントは 758 件(940 件)で全体 の約 3%(4%)であった。 (2)都立病院全体の事象内訳(( )は 25 年度集計) 事象内訳(インシデント等の種類)をみると、その他を除き最も多いのは「薬剤」に関するもの で、全体の約 34%(33%)を占め、次いで、「転倒・転落」が約 15%(16%)、点滴等の「抜去」が 約 15%(15%)であり、前回の集計と同様、これら 3 項目で全体の約 64%を占めている。この傾 向は、第1回集計から同様である。 (3)診療科別の事象内訳(( )は 25 年度集計) 診療科別でみると、外科系が全体の約 37%(35%)、内科系が約 34%(35%)、精神科が約 15%(16%)、小児科が約 13%(12%)、歯科が約 1%(1%)となっている。 診療科別の事象内訳では、外科系、内科系ともに「薬剤」、「抜去」、「転倒・転落」の 3 種類 の割合が高く、都立病院全体の事象内訳とほぼ同じ傾向を示している。 また、精神科では、「転倒・転落」、「薬剤」に関するものの割合が、小児科では、「薬剤」、「抜 去」、「食事」に関するものの割合が高くなっており、外科系、内科系とは異なる傾向を示してい る。 診療科別の事象内訳も第1回集計から概ね同様の傾向が見受けられる。 (4)職種別のレポート提出状況(( )は 25 年度集計) 職種別の報告件数では、全職員の約6割を占める看護師からの報告が全体の約 86% (85%)を占めており、次いで医師が約 4%(4%)、薬剤師が約 3%(3%)、栄養士が約 1%(1%) の順となっている。 最も報告件数の多い看護師からの事象内訳は、「薬剤」、「転倒・転落」、「抜去」の割合が高 く、都立病院全体の事象内訳とほぼ同じ傾向を示している。 (5)時間帯・時間別のインシデント等報告状況(( )は 25 年度集計) インシデント等の発生時間帯をみると、日勤帯が全体の約 51%(51%)を占め、深夜帯が約 22%(22%)、準夜帯が約 27%(27%)となっている。 発生時間帯についても、日勤帯の割合が高いことはこれまでと同様である。

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6 まとめ 報告されたレポートは、各部門のリスクマネジャー等を経由して、都立病院ごとに設置された 医療安全対策室のリスクマネジメント推進会議が中心となって職種横断的な検討分析が行わ れる仕組みとなっている。 各都立病院では、こうした検討・分析に基づき、具体的な事故防止対策を企画・立案し、そ れぞれの病院の実情に見合った対策を講じているところである。 昨年度との比較では、レポート提出数は 844 件減少している。アクシデントは、全体比で昨年 の 3.9%から 3.2%と、0.7 ポイント減少し、絶対数では 182 件減少した。都立病院の再編整備の 影響もあり、20 年度、21 年度にレポート提出数は減少していた。その後、平成 22 年 3 月に多 摩総合医療センター、小児総合医療センターが開設、平成 23 年 9 月には改修した駒込病院の 全面供用が開始、平成 25 年 5 月には松沢病院の病棟の新築・改修も終わり、22 年度からはレ ポート提出数は年々増加していた。26 年 8 月には墨東病院の新棟の運営が開始されたが、26 年度のレポート提出数は減少に転じたため、引き続き、今後の推移に注意していく。 集計ではインシデントが約 97%とその大部分を占めているが、レポート後に実施された予防 策について、実施状況やその効果を検証し、より有効な予防策としていくことが重要である。各 病院が検討・実施している予防策についても、対策を講じた前後に、減少効果が認められたも のについて、引き続き情報の共有化を行っていく。 また、これまでと同様、レポート事象別内訳で、「薬剤」、「転倒・転落」、「抜去」でレポート全 体の約 63%を占めている。これら3事象について、全都立病院に共通する予防対策を講ずるこ とにより、潜在リスクを減少させることが可能と考えられる。このため、「処方・調剤・与薬における 事故防止マニュアル」、「転倒・転落防止対策マニュアル」、「ライン類の抜去防止対策マニュア ル」等のマニュアルの活用などにより、今後もこれら事象の予防対策の徹底を行っていく必要が ある。

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7 今後の対応 平成15年4月に、病院におけるリスクマネジメント活動のより一層の強化を図るため、リスクマ ネジメント組織の再編整備を行い、各病院に医療安全対策室を設置し、また専任のリスクマネ ジャーを配置した。 今後も、この集計結果を踏まえ、都立病院医療安全推進委員会において、全都立病院に共 通する具体的な事故予防策の企画・立案を行い、速やかにこれを実施するなど、引き続き医療 安全管理体制の充実・強化を図っていく。 (1) 各都立病院に専任リスクマネジャーを配置し、この専任リスクマネジャーを構成員とする会を 医療事故予防対策部会の下部機関に設置し、各病院で実施している予防策を全都立病院 共通の予防対策とするための検討や、医療安全推進に係る情報の収集等に取り組んできた。 今後も医療事故予防対策部会と専任リスクマネジャー会との連携を図っていく。 (2) 各都立病院において、医療安全対策室、リスクマネジメント推進会議等での検討・分析に基 づき実施した具体的な事故防止対策についても、インシデント・アクシデントの減少効果が認 められたものなど効果的な対策について、引き続き病院間での共有化を推進する。 また、インシデント・アクシデント・レポートのシステム化を踏まえ、分析手法等についても、よ り一層の共有化を図っていく。 (3) 各病院での職員に対する研修やリスクマネジャーに対するリスクマネジメント研修の実施等 により、都立病院における事故予防活動の一層の充実と定着を図る。 (4) 平成20年度より既作成のマニュアルの見直し・改訂を行ってきた。今後も、医療環境の変化 に応じて見直しを行っていく。さらに、病院における自己点検などを通じて、病院独自のマ ニュアルを含め、マニュアルの遵守状況を点検・評価し、一層の取組みの強化・定着を図 る。

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21,172 22,270 22,075 23,295 22,633 586 641 734 940 758 21,758 22,911 22,809 24,235 23,391 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 件

レポート数の推移

インシデント アクシデント 総数 (1)都立病院全体の報告件数【表 1】 平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの1年間に、各都立病院から報告された レポートの総数は 23,391 件(24,235 件)であった。このうち、インシデントは 22,633 件(23,295 件)で全体の約 97%(96%)を占め、アクシデントは 758 件(940 件)で全体の約 3%(4%)であっ た。 レポート総数は 844 件減少したが、インシデント、アクシデントの割合に大きな変化はな かった。 また、1病院1か月当たりの平均報告件数は約 244 件(252 件)で、このうち、インシデント は約 236 件(243 件)、アクシデントは約 8 件(10 件)であった。 なお、レポート件数等の推移は、表 1(1)、(2)、実利用病床 100 床あたりの件数の推移 は表1(3)のとおりである。 (( )は、25 年度集計) 表1(1)

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97.3 97.2 96.8 96.1 96.8 2.7 2.8 3.2 3.9 3.2 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 % レポート比率の推移 インシデント アクシデント

548

542

536

568

559

0

100

200

300

400

500

600

22年度

23年度

24年度

25年度

26年度

実利用病床100床あたりの件数

総数 表1(2) 表1(3)

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薬剤 32.9% 転倒・転落 15.6% 抜去 15.3% 検査 6.0% 食事 6.3% 処置 4.0% 手術 3.0% 接遇 0.9% 診療 0.8% 麻酔 0.3% その他 15.0% 事象内訳(25年度) 薬剤 33.6% 転倒・転落 15.2% 抜去 14.6% 検査 6.0% 食事 5.6% 処置 4.4% 手術 2.8% 接遇 1.0% 診療 0.7% 麻酔 0.3% その他 15.7% (2)都立病院全体の事象内訳【表 2】 都立病院全体の事象内訳(インシデント等の種類)をみると、その他を除き最も多いの は「薬剤」に関するもので全体の約 34%(33%)を占め、次いで「転倒・転落」が約 15% (16%)、「抜去」が約 15%(15%)であり、これら3種類で全体の約 64%(64%)を占めている。 「薬剤」に関するものは、経口薬、点滴、注射、経管投与などに区分され、態様としては、 誤投与(数量・時間・方法)、飲み忘れ・飲み違い、点滴速度の誤調整、点滴漏れ、処方・ 指示誤り、機器の誤操作などである。 「転倒・転落」に関するものの態様には、自力歩行中、車椅子使用中、ベッドからのもの、 排便・排尿中、補装具での歩行中、入浴中、診療・検査中、ストレッチャーでの移動中など がある。 「抜去」は、患者さん自らの故意・過失により、点滴等を抜いてしまう抜去と、他の原因に よって点滴などが外れてしまう抜去がある。「抜去」の対象には、薬剤や栄養剤を静脈、鼻、 胃、尿道などから注入するための点滴、挿管チューブ、カテーテルなどがある。 (( )は、25 年度集計) ※ その他には、患者間違い、無断離院などがある。 表2(2) 都立病院全体の事象内訳 (25 年度集計) 表2(1) 都立病院全体の事象内訳 (26 年度集計)

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外科系 35.0% 内科系 34.6% 精神科 16.4% 小児科 12.3% 歯科 1.1% 不明 0.6% 外科系 36.5% 内科系 34.3% 精神科 14.7% 小児科 12.5% 歯科 0.9% 不明 1.0% (3)診療科別の事象内訳【表 3-1~3-6】 診療科別の報告件数でみると、外科系 (注1)が全体の約 37%(35%)、内科系 (注2)が約 34%(35%)、精神科が約 15%(16%)、小児科系 (注3)が約 13%(12%)、歯科が約 1%(1%) となっており、外科系と内科系で、全体の約 73%(70%)を占める。(表 3-1)。 診療科別の事象内訳では、外科系、内科系ともに「薬剤」、「抜去」、「転倒・転落」の割合 が高く、都立病院全体の事象内訳とほぼ同じ傾向を示している(表 3-2~3-3)。 また、精神科では「転倒・転落」に関するものの割合が高く(表 3-4)、小児科系は、配膳 の誤りなど「食事」に関するものが全体の約 12%(14%)で、「薬剤」、「抜去」に関するもの等 に次いで多く(表 3-5)、外科系、内科系とは異なる傾向を示している。 (( )は、25 年度集計) (注1)外 科 系:外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科、産婦人科、眼科、 耳鼻咽喉科、皮膚科,泌尿器科、麻酔科など (注2)内 科 系:内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、神経内科、アレルギー科など (注3)小児科系:小児科、未熟児新生児科(NICUを含む)、小児外科、小児歯科など 表3-1(1) 都立病院全体の診療科内訳 (26 年度集計) 表3-1(2) 都立病院全体の診療科内訳 (25 年度集計)

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薬剤 38.9% 抜去 16.2% 転倒・転落 18.5% 検査 7.6% 食事 3.9% 処置 3.7% 診療 0.6% 手術 0.3% 接遇 0.6% 麻酔 0.0% その他 9.5% 薬剤 34.7% 抜去 17.9% 転倒・転落 13.1% 手術 6.4% 検査 6.4% 食事 3.7% 処置 4.6% 診療 0.6% 接遇 0.8% 麻酔 0.7% その他11.2% 薬剤 35.7% 抜去 18.0% 転倒・転落 12.8% 手術 7.0% 検査 6.1% 食事 3.8% 処置 4.2% 診療 0.8% 接遇 0.6% 麻酔 0.6% その他 10.3% 薬剤 37.5% 抜去 18.1% 転倒・転落 17.9% 検査 8.4% 食事 4.0% 処置 3.4% 診療 0.7% 手術 0.5% 接遇 0.7% 麻酔 0.0% その他 8.7% 転倒・転落 25.1% 薬剤 14.4% 診療 0.4% 麻酔 0.0% その他 41.7% 転倒・転落 23.2% 薬剤 17.8% 診療 0.1% 麻酔 0.0% その他 43.0% 表3-2(2)外科系における事象内訳 (25 年度集計) (25 年度集計) (26 年度集計) 表3-4(2)精神科系における事象内訳 表3-4(1)精神科系における事象内訳 表3-2(1)外科系における事象内訳 (26 年度集計) 表3-3(2)内科系における事象内訳 (25 年度集計) 表3-3(1)内科系における事象内訳 (26 年度集計)

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薬剤 24.2% 抜去 9.1% 転倒・転落 19.2% 手術 12.3% 処置 7.3% 検査 6.8% 食事 1.8% 診療 3.2% 接遇 1.8% 麻酔 1.4% その他 12.8% 薬剤 36.4% 抜去 15.5% 食事 12.4% 処置 9.8% 検査 4.6% 転倒・転落 3.7% 診療 1.8% 手術 1.3% 接遇 1.0% 麻酔 0.5% その他 13.0% 薬剤 37.9% 抜去 15.5% 食事 13.6% 処置 9.6% 検査 3.7% 転倒・転落 5.2% 診療 1.7% 手術 1.5% 接遇 0.4% 麻酔 0.3% その他 10.5% 薬剤 26.9% 抜去 21.2% 転倒・転落 13.5% 手術 10.0% 処置 5.4% 検査 8.5% 食事 4.2% 診療 0.4% 接遇 1.5% 麻酔 0.8% その他 7.7% 表3-5(2)小児科系における事象内訳 表3-5(1)小児科系における事象内訳 (25 年度集計) (26 年度集計) 表3-6(2)歯科系における事象内訳 (25 年度集計) 表3-6(1)歯科系における事象内訳 (26 年度集計)

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看護師 86.1% 医師 3.5% 薬剤師 2.7% 助産師 1.0% 臨床検査 0.8% 栄養士 0.7% 診療放射 線 0.5% その他 4.6% 事務 臨床検査技師 3.1% 診療放射線技師 2.8% 薬剤師 2.4% 栄養士 0.6% その他8.4% 看護師 84.7% 医師 3.8% 薬剤師 2.5% 助産師 0.9% 臨床検査 0.8% 栄養士 1.1% 診療放射 線 0.6% その他 5.6% (4)職種別のレポート提出状況 【表 4-1~4-7】 職種別の報告件数では、看護師からの報告が全体の約 86%(85%)を占め、次いで医師 が約 4%(4%)、薬剤師が約 3%(3%)となっている。(表 4-1) 第1回集計から今回まで、看護師からの報告が8割を超えているが、やはり病院職員全体 に占める看護師の割合が約6割(表 4-2)と高いことや、看護師が職務の性格上、日常的に 患者と接する機会が多く、事象を発見する機会が多いことなどがその理由と考えられる。 看護師からの報告の事象内訳は、「薬剤」、「転倒・転落」、「抜去」の順で割合が高く(表 4-4)、都立病院全体の事象内訳とほぼ同じ傾向を示している。 他の職種では、医師は「薬剤」、「手術」、「検査」の順となっている(表 4-3)。薬剤師は 「薬剤」、栄養士は「食事」、臨床検査技師と診療放射線技師は「検査」に関するものが殆ど であり(表 4-5、4-6、4-7)、その職種が最も関係する事象が大多数を占めていることは、こ れまでの集計と同様である。 (( )は、25 年度集計) 表4-1(2) 職種別提出内訳(25 年度集計) 表4-1(1) 職種別提出内訳(26 年度集計) 表4-2 職種別人員内訳(26 年度常勤職員定数)

(14)

薬剤 31.8% 手術 16.0% 検査 14.6% 処置 7.7% 麻酔 6.3% 診療 4.3% 抜去 3.1% 接遇 2.6% 食事 1.9% 転倒・転落 1.5% その他 10.2% 薬剤 34.3% 転倒・転落 17.3% 抜去 16.6% 検査 4.8% 処置 4.5% 食事 3.4% 手術 2.5% 接遇 0.9% 診療 0.5% 麻酔 0.1% その他 14.9% 転倒・転落 0.2% 接遇 0.2% その他 2.1% 薬剤 39.6% 手術 14.4% 検査 10.9% 処置 7.8% 麻酔 4.6% 診療 7.3% 抜去 2.7% 接遇 0.9% 食事 1.1% 転倒・転落 1.3% その他 9.4% 薬剤 33.7% 転倒・転落 17.9% 抜去 17.8% 検査 4.7% 処置 4.1% 食事 3.5% 手術 2.7% 接遇 0.9% 診療 0.5% 麻酔 0.1% その他 14.0% 接遇 0.2% その他 2.0% 表4-3(2)医師の事象内訳(25 年度集計) 表4-3(1)医師の事象内訳(26 年度集計) 表4-4(2)看護師の事象内訳(25 年度集計) 表4-4(1)看護師の事象内訳(26 年度集計) 表4-5(1)薬剤師の事象内訳(26 年度集計) 4-5(1)薬剤師の事象内訳(25 年度集計)

(15)

食事 95.3% 接遇 0.0% その他 4.7% 検査 84.7% 薬剤 9.5% 転倒・転 落 2.1% 接遇 0.5% 処置 0.0% その他 3.2% 食事 94.8% 接遇 0.7% その他 4.5% 検査 87.1% 薬剤 7.5% 転倒・転 落 2.0% 接遇 0.5% 処置0.5% その他 2.5% 表4-6(1)栄養士の事象内訳(25 年度集計) 表4-6(1)栄養士の事象内訳(26 年度集計) 表4-7(1)臨床検査技師の事象内訳(26 年度集計) 表4-7(2)臨床検査技師の事象内訳(25 年度集計)

(16)

日勤 50.8% 準夜 27.3% 深夜 21.9% 日勤 50.8% 準夜 27.3% 深夜 21.8% (5)時間帯・時間別のインシデント等報告状況 【表 5-1~5-4】 時間帯別の報告状況をみると、日勤帯 (注1)が全体の約 51%(51%)を占め、準夜帯 (注2)が約 27%(27%)、深夜帯(注3)が約 22%(22%)、となっている(表 5-1)。 なお、事象でみていくと、「薬剤」に関するものは、午後 4 時台と午後 5 時台の報告件数が 多くなっている(表 5-2)。「転倒・転落」に関するものについては、午前 9 時台と午前 10 時台 の報告件数が多くなっている(表 5-3)。「抜去」に関するものは、全時間帯平均して報告され ている(表 5-4)。 (( )は、25 年度集計) (注1)日勤帯:午前9時から午後5時 (注2)準夜帯:午後5時から午前0時 (注3)深夜帯:午前0時から午前9時 表5-1(2)発生時間帯(25 年度集計) 表5-1(1)発生時間帯(26 年度集計)

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0 100 200 300 400 500 600 700 0 0 時 台 0 1 時 台 0 2 時 台 0 3 時 台 0 4 時 台 0 5 時 台 0 6 時 台 0 7 時 台 0 8 時 台 0 9 時 台 1 0 時 台 1 1 時 台 1 2 時 台 1 3 時 台 1 4 時 台 1 5 時 台 1 6 時 台 1 7 時 台 1 8 時 台 1 9 時 台 2 0 時 台 2 1 時 台 2 2 時 台 2 3 時 台 件 0 50 100 150 200 250 0 0 時 台 0 1 時 台 0 2 時 台 0 3 時 台 0 4 時 台 0 5 時 台 0 6 時 台 0 7 時 台 0 8 時 台 0 9 時 台 1 0 時 台 1 1 時 台 1 2 時 台 1 3 時 台 1 4 時 台 1 5 時 台 1 6 時 台 1 7 時 台 1 8 時 台 1 9 時 台 2 0 時 台 2 1 時 台 2 2 時 台 2 3 時 台 件 20 40 60 80 100 120 140 160 180 件 表5-2 時間別構成(薬剤) 表5-3 時間別構成(転倒・転落) 表5-4 時間別構成(抜去)

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報告された事象の内容やその対応等

◎レポートの内容に基づき原因を明らかにし、その対応策を策定した事例の一部を示したものである。 なお、対応の状況等は、それぞれの病院の実情に応じたものとなっている。 区 分 内 容 原 因 等 対 応 の 状 況 等 1 薬 剤 【一包化からの薬剤抜き間 違い】 入院患者Aの一包化され た内服薬のうちアムロジピ ンについて、医師より中止指 示があり、病棟看護師2名 が、アムロジピンの識別コー ドを確認し、一包化から抜去 した。 翌日の朝食後、内服薬を準 備し、再度確認すると、アム ロジピンではなくフリバス が誤って抜去されていた。 ・過去に同様のインシデントが あったことから、一包化された薬 剤からの中止薬の抜去は、原則と して薬剤科に依頼することになっ ていたが、看護師が自ら抜去を実 施してしまった。 ・患者Aの一包化されていたアム ロジピン、フリバスの識別コード は、それぞれ「EE206」、「α214」 であったが、別の製薬会社のアム ロジピンの識別コードは「MED214」 と、フリバスの識別コードの数字 部分と一致していた。薬剤識別 コードの刻字すべてを確認せず、 数字部分のみで判断した結果、抜 去すべき薬剤の誤認が生じた。 ・入院患者の一包化され た薬剤からの中止薬の 抜去は、必ず薬剤科に依 頼するルールを定め病 棟で抜去は実施しない こととした。 ・インシデント内容を全 病棟で再度情報共有し、 再発防止策を確実に実 施する。 2 薬 剤 【入院後の内服処方のうち 抗痙攣薬の処方漏れ】 患者は、普段、A科及びB 科に外来通院し、両科から投 薬を受けており、B科の処方 には、内服の抗痙攣薬(リボ トリール、ダントリウム、バ ルプロ酸ナトリウム)があっ た。 ○月○日 16 時、C科に緊 急入院し、C科医師が入院後 の内服薬を処方した。同日 20 時の内服後、患者の母親 から抗痙攣薬がないと看護 <医師> ・A科は毎月、B科は3か月に1 回と、受診頻度が異なっていた。 ・C科医師は、入院直近の外来処 方を確認し入院処方を行ったが、 入院直近はA科のみの受診であっ たため、B科の外来処方を見落と してしまった(B科に外来処方が あることを確認するには、入院直 近だけでなく3か月前の受診を確 認する必要があった。)。 ・入院時に、お薬手帳を確認して いなかった。 <医師> ・入院時、現在の内服を 確認する際は、カルテか ら処方歴を確認するだ けでなく、お薬手帳での 確認、家族から現在の内 服について聴取を行う。 <看護師> ・家族から内服内容を聴 取するとともに、お薬手 帳の記載と一致するか 家族と確認する。

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区 分 内 容 原 因 等 対 応 の 状 況 等 3 手 【他患者のベッドで退出し た】 患者Xは手術室Aで手術 を受けた。術後、手術室Aの 最 も 近 く に 置 い て あ っ た ベッドに患者Xを移乗させ、 患者Xを予定どおり ICU に 搬送した。 ICU 入室後、患者Xが移乗 していたベッドを確認した ところ、患者Yのベッドで あった。患者Yは、手術室A の隣の手術室Bで手術を受 けていた患者であった。 ・患者Xが手術室Aから ICU に搬 送される前、手術室Aの最も近く には先に ICU 看護師が患者Yを ICU に搬送するために ICU から持 ち込んだベッドが、手術室Bの最 も近くには ICU 看護師が患者Xを ICU に搬送するために ICU から持 ち込んだベッドが置かれていた。 ・術後、病棟に搬送される患者の ベッドは、乗換ホールで、患者を 手術室まで搬送してきた病棟看護 師から手術室作業員に引き継が れ、手術室作業員が当該患者の入 室した手術室前に運ぶようにして いた。 ・一方、術後、ICU に搬送される患 者のベッドは、ICU 看護師が ICU から直接、搬送する患者の入室し た手術室前に持っていくことと なっていた。 ・ICU から持ち込んだベッドには、 ベッドネームフォルダーがなく、 ネームシールをヘッドボードに直 接貼り付けていたため、ネーム シールが見えづらかった。 ・術後、患者Xが手術室Aの手術 台から ICU に搬送するためのベッ ドに移動するとき、医師、看護師 とも、そのベッドが患者Xのベッ ドであるかどうかの確認をしな かった。 ・術後、ICU に搬送され る患者のベッドも、ICU 看護師から手術室作業 員に引き継ぎ、手術室作 業員が患者氏名及び患 者の入室した手術室を 確認し、患者の入室した 手術室前に運ぶように 手順を変更した。 ・ICU から持ち込むベッ ドにも必ずベッドネー ムフォルダーを装着す る。 ・手術台からベッドに患 者を移乗させるときは、 医師・看護師ともに、患 者 の リ ス ト バ ン ド と ベッドネームを指差し 呼称で確認する。

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区 分 内 容 原 因 等 対 応 の 状 況 等 4 検 【他の患者を間違って検査 に案内した】 入院患者Aに予定されて いなかった検査が急きょ行 われることになり、病棟ク ラークに連絡が入った。患者 Aの受持ち看護師Xは、病棟 クラークから検査の連絡を 受け患者Aの ID カードを受 け取ったが、患者Aではなく 他に同日受け持っていた患 者 B を 検 査 に 案 内 し て し まった。 ・看護師Xは、当日、朝から患者 Bのベッド移動やカンファレンス など、常に患者Bのことを考えな がら業務をしていたため、検査に 呼ばれたのも患者Bだと思い込ん でしまった。 ・看護師Xは病棟クラークから、 患者Aの検査の連絡を受けた際、 患者氏名や検査内容を確認しな かった。 ・患者Bを検査に案内する前に、 患者Bのカルテで検査指示が出て いるか否か、確認しなかった。 ・連絡を受ける際は、連 絡事項を必ず復唱し、内 容を確認する。 ・患者確認の際は、患者 にフルネームを名乗っ てもらい、名乗った氏名 とリストバンド、対象物 (電子カルテの指示、伝 票など)に記載された氏 名と照合し確認する。 ・確認の際には、指差し 呼称確認を徹底する。 ・全病棟で正しい「患者 確認行動」をデモンスト レーションし、2か月間 を か け て 職 員 全 員 の ロールプレイを行い徹 底を図った。 5 検 査 【食事を摂ってきたために CT検査が中止となった】 ○月 10 日、主治医Aから 依頼を受けた医師Bが入院 中の患者Xを診察し、入院中 に行う予定で同月 29 日にC T検査の予約を入れた。 同月 11 日、患者Xは急遽 退院となったため、29 日の CT検査は外来で実施する こととなった。 29 日、患者Xは食事を摂 取して来院してきたため、C T検査が中止となった。 ・看護師が退院時にCT検査前の 禁食等について説明を行わなかっ たため、患者Xは禁食してCT検 査を行うことを知らずに、検査当 日来院してしまった。 ・医師Bは、CT検査前の禁食の 説明等は患者Xの入院している病 棟で行われると考え、食事等の説 明用紙や予約表も印刷していな かった。 ・患者Xが急遽退院となったため、 患者Xに対し退院時にCT検査前 の禁食等について説明を行う必要 があったが、主治医Aは医師Bに 患者Xの退院連絡をしなかった。 ・退院チェックリストへ 「次回外来検査説明(前 処置等)」の項目追加を 行った。 ・退院後に外来で実施す る検査は、事前に説明を 受けているか患者に確 認した上で、退院時に改 めて看護師が検査説明 を行う。 ・入院時に実施する予定 で依頼した検査につい て、実施前に退院が決定 した場合は、主治医は依 頼した医師に連絡する。

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区 分 内 容 原 因 等 対 応 の 状 況 等 6 検 査 【利用者変更画面より記録 を入力し保存したところ別 患者カルテであった】 看護師Xが透視下内視鏡 の検査を受けていた患者A の介助についていた間、看護 師Yは透視室の電子カルテ を使用していた。検査が終了 し、看護師Xが患者の状態に ついて透視室の電子カルテ に入力しようとしたところ、 利用者変更画面になってい た。そのまま自分のIDを入力 し記録して保存終了した。 その後、記録が入力されて いるか確認するため、看護師 Xが再度患者Aの電子カル テを開くと記入したはずの 記録がなかった。看護師Yが 別患者Bのカルテを開いて いたことを思い出し確認す ると、患者Bのカルテに患者 Aの記録が記載されており、 カルテの誤記入に気付いた。 ・看護師Yは電子カルテ使用後、 患者カルテを閉じずに利用者変更 画面に切り替えてその場を離席し ていた。 ・看護師Xが利用者変更画面から 入った際に、開いていた患者カル テは当該患者Aと思い込み、名前 を確認せずにカルテに記録し保存 した。 ・電子カルテから離れる 時は、利用者変更画面に はせずに必ずログアウ トをする。 ・カルテ記載時や保存時 は、内視鏡依頼伝票と電 子カルテの患者氏名を 指差し呼称し、患者確認 を徹底するように再周 知した。

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区 分 内 容 原 因 等 対 応 の 状 況 等 7 処 置 【人工呼吸器をスタンバイ モードで接続した】 自宅で使用している人工 呼吸器Aを装着した患者X が車椅子で入院した。入院時 の体重を測定するため、車椅 子からストレッチャー体重 計に患者Xを移乗させた際、 看護師Yが人工呼吸器Aを 外して、アンビューバックで の加圧に切り替えた。体重測 定終了後、アンビューバック での加圧のまま入院病室の ベッドに移動した。 ベッドサイドには、院内で 使用する人工呼吸器Bが用 意されていたが、病棟に医師 が不在であったため、看護師 Yは体重測定前に外した人 工呼吸器Aを患者Xに再装 着した後、患者に背を向けた 位置で、患者Xから希望の あった吸引の準備をしてい た。 そこに、看護師Zが偶然訪 室し、患者Xの顔色が不良で あることに気づき、再度アン ビューバックでの加圧に切 り替え、5回ほど換気したと ころ、顔色が戻った。人工呼 吸器Aを確認すると、スタン バイモードになっており、換 気が行われていなかった。 ・本来、人工呼吸器を外す際は、 電源を ON にしたまま外す必要があ るが、体重測定のため患者Xから 人工呼吸器Aを外した際には ON に したまま外さなかった。 ・人工呼吸器Aを外した際、アラー ムが鳴動しないことに疑問を抱か なかったため、電源が ON になって いないこと(スタンバイモードに なっていること)に気付かなかっ た。 ・人工呼吸器Aの作動をチェック せずに再装着した。 ・人工呼吸器Aを再装着した際、 胸郭の動きや呼吸状態で換気が行 われているか確認しなかった。 ・人工呼吸器装着後、バイタルサ イン測定を行うなど、患者の観察 ができていなかった。 ・患者Xのベッド移動は、6名の 看護師で行っていたが、ベッドへ の移動後、一気に解散してしまい、 リーダーシップを取る看護師が決 まっていなかった。 ・人工呼吸器を装着した 際は、胸郭の動きやエア 入りを確認し、必ず人工 呼吸器の作動確認を行 う。 ・患者のベッド移動を行 い、人工呼吸器を装着し た後は、全身状態の観 察、モニター装着、バイ タルサイン測定を行う。 ・事例の発生病棟では全 看護師がナーシングス キル(看護手順)で、基 本的な知識の復習を行 う。 ・人工呼吸器の装着時の 手順に関するミニテス トで、基本的知識の習得 状況を確認する。 ・人工呼吸器を装着した 患者の移動に携わるス タ ッ フ の 中 で 、 リ ー ダー、サブリーダーを定 めておく。 ・リーダーは、患者の到 着前に主治医が人工呼 吸器の設定を済ませて いるか、主治医はいつ来 棟するか等を確認し、確 認した内容をサブリー ダーに連絡する。 ・サブリーダーは、ベッ ド移動後の患者の安全 が確認できるまで、移動 に携わったスタッフに 安全確認行為をするよ う指示する。

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区 分 内 容 原 因 等 対 応 の 状 況 等 8 食 事 【アレルギー食材の配膳】 エビアレルギーがある患 者Aについて、アレルギー問 診票にエビアレルギーが記 載され、電子カルテの患者プ ロファイルのアレルギー情 報にもエビアレルギーが入 力されていた。 看護師Xが食事を下膳し た際、患者Aからエビが配膳 されていたと申告があり、食 事がアレルギーに対応して いないことが判明した。 ・患者Aを入院時に対応した看護 師Yは新人で、電子カルテの患者 プロファイルのアレルギー情報と 移動・食事カレンダーが連動して いないことを知らず、電子カルテ の患者プロファイルにアレルギー 情報を入力すれば、自動的にアレ ルギー対応食が提供されると思っ ていた。 ・看護師Yに対し、アレ ルギーがある患者の対 応方法について、再度教 育を行った。 ・他職員に対しても、注 意喚起と対応方法の周 知・徹底した。

参照

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