目 次
配管類 2 種金属線ぴ(レースウェイ)
参考図書 標仕 2-2.8 節 P108 監指 2-2.8 節 P375
(注) 1. 支持間隔は1.5m以内とする。
2. 振れ止めを施す。
3. 金属線ぴ切断後の突起物は、ヤスリ等でなめらかにし錆止めの塗装を行う。
4. 金属線ぴはD種接地工事を行う。
5. 金属線ぴと金属管を接続する場合ボンドを取る。
6. 金属線ぴ相互及びボックス、その他付属品とは堅固に固定し締め付けかつボン ド線にて完全に接続する。
7. 金属線ぴに収容する電線本数は、内断面積の20%以下とする。
1 5 0 0 以 下
ボ ン ド 線 電 線 管
照 明 器 具 カ バ ー
ボ ッ ク ス
金 属 線 ぴ 吊 り ボ ル ト
呼 び 径 9 m m 以 上
吊 り ボ ル ト
吊 り 金 物 金 属 線 ぴ
照 明 器 具 エ ン ド キ ャ ッ プ
カ バ ー
C-3 施工図
配管類 ボンディング(金属管)
参考図書 監指 2-2.2.5 P353
プ ル ボ ッ ク ス プ ル ボ ッ ク ス
配 電 盤
分 電 盤 接 地
100A 225A 600A
30A 30A 2.0mm
5.5m㎡
14m㎡
14m㎡ 14m㎡
2.0mm 2.0mm
5.5m㎡
2.0mm 5.5m㎡
2.0mm
配線遮断器などの定格電流[A] ボンド線の太さ
100以下 2.0mm以上
225以下 5.5㎜²以上
600以下 14㎜²以上
ね じ な し コ ネ ク タ ( ア ー ス 端 子 付 )
確 実 に ボ ン デ ィ ン グ す る こ と 。
薄 鋼 電 線 管 に は ラ ジ ア ス ク ラ ン プ 等 を 用 い
金 属 管 ボ ッ ク ス
ボ ン ド 線
ビ ス 注 1 . ボ ッ ク ス 取 付 け 用 、 プ ル ボ ッ ク ス の
ふ た 取 付 け 用 ね じ 部 に は 接 続 し な い こ と 。
2 . 塗 装 を 削 り 、 ボ ン ド を 施 し た あ と 、 塗 装 を 削 り 取 っ た 箇 所 に さ び 止 め を 施 す 。
位置ボックスのボンド施工例 ボンド線の接続箇所及び太さ
C-3 施工図
施工編−23
配管類 ボンディング(ケーブルラック)
参考図書 監指 2-2.10.2 P386
締 め 付 け 確 認 シ ー ル を 貼 る 。
上 下 自 在 継 手 の 施 工 例
ボ ン ド 線
ボ ン デ ィ ン グ を 省 略 し た 場 合 は 、
1.ケーブルラック本体相互間は、ボルト等により機械的かつ電気的に接続する。
2.ケーブルラックの自在継手部及びエキスパンション部には、ボンディングを施し、電気的に 接続する。
3.上下自在継手部におけるボンディングの省略は、次による。
( 1 ) 上下自在継手部のボルトナットを、製造者の指定するトルク値で締付ける。
( 2 ) 締付け確認後に、締付確認シールを締付部近傍に貼付する。
(3) 上下自在継手の施工例
C-3 施工図
配管類 ケーブルラックの末端処理
② 壁 面 か ら の 支 持 が と れ な い 場 合 1 ) 盤 立 下 げ 用 ケ ー ブ ル ラ ッ ク の 末 端 処 理
③ 露 出 部 に お い て ラ ッ ク の 末 端 が エ ン ド カ バ ー 取 付 で な い 場 合
2 ) 盤 上 開 口 部 処 理 保 護 キ ャ ッ プ
( ビ ニ ル )
ケ ー ブ ル 保 護 ( 絶 縁 物 ) ケ ー ブ ル サ イ ズ に 合 わ せ る
ビ ス 止 め
開 口 し た 場 合 ニ ッ プ ル を 使 っ た 場 合 ニ ッ プ ル ブ ッ シ ン グ
保 護 キ ャ ッ プ
( ビ ニ ル )
盤 取 付 金 具
① ラ ッ ク を 壁 面 に 支 持 す る 場 合
C-3 施工図
施工編−25
配管類 組立ハンドホール 施工例
参考図書 標仕 2-2.12.3 P117
標準図 電力 68-70 P179
監指 2-2.12.3 P402
監指 2-2.12.5 P405
1. ケーブルの支持のために要するフック金物を適宜設ける。
2. 必要により内部に支持架台(防錆、接地)をいれる。
3. 鉄蓋は簡易防水形の鎖つきとし、中央に「電気」等と用途表示のあるものとする。
4. 高圧用ハンドホール内には、「高圧危険」の表示をする。
5. マンホールには、「酸欠注意」の表示をする。
ケ ー ブ ル フ ッ ク 防 水 処 理
※ 必 要 に 応 じ た
ケ ー ブ ル 余 長 を 取 る こ と
水 抜 き 穴 ( 地 域 に よ り 考 慮 ) G . L
ナ イ ロ ン 又 は 麻 ひ も ケ ー ブ ル
ケ ー ブ ル の 表 示 板 の 例
表 示 例 C V 1 4‐3 C 3 φ 3 W 2 0 0 V 変 電 所 → 体 育 館
表 示 札 ( 合 成 樹 脂 製 、
フ ァ イ バ ー 製 ) CE
C-3 施工図
配管類 埋設標及び標識シート
参考図書 標仕 2-2.12.4 P118
標準図 電力 75 P188
監指 2-2.12.4 P408
1. 高圧及び低圧ケーブルを地中埋設する場合は、ケーブル直上の地表面に埋設標を設置す る。
設置箇所は、曲がり箇所、道路横断箇所及び直線部分(30m程度ごと)とする。
2. 埋設標は、舗装していない場合はGL面より20mm程度突出し、舗装してある場合は舗 装面に合わせる。
3. ケーブル標識シートは、地中配線の直上の地表下で、300mm程度に埋設する。
4. 埋設標の矢印の色は、電力用は赤、通信用は黄を標準とする。
5. ケーブル標識シートに電圧種別等(高圧、低圧、弱電、通信用)を表示する。
C-3 施工図
施工編−27
配管類 配管軸方向の耐震支持例(1)
参考図書 標仕 2-2.1.13 P94 標準図 電力 35 P137 監指 2-2.1.13 P344
監指 資料 3 P1054
耐震 支 持 幹線 の 支 持
幹線 の 軸 垂 直方 向と 軸 方 向 に つ い て耐 震 支持 を 行 う。
表 に よる 縦軸 方 向
横 軸方 向
電 気配 線 の 防 火区 画 貫 通部 の耐 震 支 持例
防 火区 画 処 理 材の 破 損 を防 止す る た めに 貫 通部 付近 に
適 切な 耐 震 支 持を 行 う 。 貫 通部
耐 震 支 持 材
A種:鋼材によるラー メン構造。又は、
トラスを組み合 わせた支持。
B種:トラス構造によ る支持。
C-3 施工図
配管類 配管軸方向の耐震支持例(2)
参考図書 標仕 2-2.1.13 P94 標準図 電力 35 P137 監指 2-2.1.13 P344
監指 資料 3 P1054
表 横引き配管等の耐震支持
設置場所
*2
耐震安全性の分類*1
特定の施設 一般の施設
水平震度
適用
水平震度
適用 電気配線(金属
管・金属ダクト・
バスダクトなど)
ケーブル ラック
電気配線(金属 管・金属ダクト・
バスダクトなど)
ケーブル ラック 上層階*3
屋上及び 塔屋
2.0
12m以内ごと にSA種耐震支 持
6m以内ご とにSA種 耐震支持
1.5
12m以内ごと にA種耐震支 持
8m以内ご とにA種又 はB種耐震 中間階*4 1.5 支持
12m以内ごと にA種
8m以内ご とにA種又 はB種耐震
支持
1.0
12m以内ごと にA種又はB 種耐震支持
1 階及び
地下階 1.0 0.6
12m以内ご とにA種又 はB種耐震
支持
注 *1「耐震安全」性の分類は、特記がなければ、一般の施設を適用する。
*2 設置場所の区分は、配管等を支持する床部分により適用し、天井面より支持する配管等は、
直上階を適用する。
*3上層階は、2から6階建の場合は最上階、7から9階建の場合は上層2階、10から12階建 の場合は上層3階、13階建以上の場合は上層4階とする。
*4中間階は、1階及び地下階を除く各階で上層階に該当しない階とする。
次のいずれかに該当する場合は、耐震支持を省略できる。
(1)呼び径が82mm以下の単独配管 (2)周長800mm以下の金属ダクト
(3)幅400mm未満のケーブルラック及び幅400mm以下の集合配管、定格電流600A以下のバスダ クト
(4)つり材の長さが平均0.2m以下の配管等
鋼材 か らの 耐震 支 持
鋼 材 部分 での 耐 震 支 持 で の 取付 け 金具 は、 水 平 方 向 か ら の引 っ 張り 荷重 が 働 い て も 脱 落を 防 ぐ構 造の 吊 り 金 具 を 使 用す る 。
地階においても、電気室周りなどの重要な部分では、上層階・屋上・搭屋部における耐震支持を適 用する。さらにバスダクトについては、曲がり箇所付近で耐震措置を施すと効果的である。
C-3 施工図
施工編−29
配管類 バスダクトの防火区画貫通部
参考図書 標仕 2-1.1.4 P29
標仕 2-1.2.10 P34
標仕 2-2.1.10 P93
標準図 電力 28,29 P130
監指 2-1.2.10 P142
監指 2-2.1.19 P332
耐 熱 シ ー ル 材 ロ ッ ク ウ ー ル 保 温 材
繊 維 混 入 け い 酸 カ ル シ ウ ム 板
( 2 5 m m )
5 0 5 0 5 0
5 0 5 0 5 0
5 0
W
H
ロックウール保温材の密度は、200Kg/m3 以上、繊維けい酸カルシウム板の 厚さは25mm以上とする。
壁開口寸法:(W+100mm)×(H+100mm)
開口面積 :0.6㎡まで適用
構造方法等:国土交通大臣の認定を受けたものであること。
[ 旧BCJ-防災-735(変1) ]
C-3 施工図
配管類 PF管・ケーブル等の防火区画貫通部
参考図書 標仕 2-1.2.10 P34
標仕 2-2.1.10 P93
標準図 電力 28,29 P130
監指 2-1.2.10 P142
監指 2-2.1.10 P332
( 1 ) 防 火 区 画 部 に 金 属 管 を 使 用 す る 。
( 2 ) 防 火 区 画 部 を 不 燃 材 で 保 護 す る 。 防 火 区 画 壁
1 m 以 上 1 m 以 上
P F 管 金 属 管
コ ン ビ ネ ー シ ョ ン カ ッ プ リ ン グ モ ル タ ル 埋 め 戻 し コ ン ビ ネ ー シ ョ ン
カ ッ プ リ ン グ
防 火 区 画 壁
1 m 以 上 1 m 以 上
不 燃 材 料
耐 熱 シ ー ル 材 等 耐 熱 シ ー ル 材 等
不 燃 材 料 の 管
ケ ー ブ ル 耐 熱 シ ー ル 材
ロ ッ ク ウ ー ル 保 温 材
繊 維 混 入 け い 酸 カ ル シ ウ ム 板
1 0 0
50
ア ン カ ー ボ ル ト
C-3 施工図
施工編−31
配管類 防火区画貫通部措置工法完了標識例
参考図書 監指 2-2.1.10 P332
1.ケーブルが防火区画を貫通する箇所の施工方法は、国土交通大臣認定を受け た工法とする。
2.施工完了後は、防火措置工法の標識を工法施工場所の容易にわかる位置に貼
る。
C-3 施工図
配線類 配線器具の取付け高さ(1)
参考図書 監指 2-2.14.3 P419
水場のコンセント高さは、原則として500mmとする。
1300 300 1501 2 0 〜 1 5 0
ド ア 芯 よ り の 寸 法
( W × 1 / 2 ) + 寄 寸 法
W 2 0 0 〜 2 5 0
畳 幅 木
ス イ ッ チ 単 独 の 場 合
コ ン セ ン ト 並 列 設 置 又 は 弱 電 用 B O X 設 置 の 場 合
ド ア 横 ス イ ッ チ
コ ン セ ン ト
( 洋 間 の 場 合 )
コ ン セ ン ト
( 和 室 の 場 合 )
1 5 0 〜 2 0 0
300
鏡
1300
天 井 コ ン セ ン ト
照 明 器 具
ガ ス テ ー ブ ル 流 し
1 5 0 以 上ガ ス 戸 棚
※ オ ー ト ド ア ス イ ッ チ H = 1 8 0 0
コ ン セ ン ト
1100
幅 木 上 の 器 具 に つ い て は 、 幅 木 の 高 さ に よ り 収 ま り 高 さ を 決 定 す る こ と 。
C-3 施工図
施工編−33
配線類 配線器具の取付け高さ(2)
参考図書 福指 I.C.C-4 P138
コンセント、スイッチ類の位置、形状については、 「福祉都市環境整備指針」を参考
とし、車椅子利用者などの利用に配慮すること。
C-3 施工図
配線類 動力・弱電設備の取付け
参考図書 標仕 2-2.15.3 P127
監指 2-2.14.3 P419
監指 6-2.18.2 P953
福指 I.C.C-4 P137
15 0 〜 20 0
1300 1900
パ ッ ケ ージ 及び ク ーラ ー スイッ チ
分 電盤 警 報盤
満 減 水 警 報 盤
イン タ ー ホン B O X テレ ビ B OX
電話 B O X 1 5 0〜2 0 0
1300 300
ス ピーカ 時 計 出 退 表示 器 ベル 保安 器 函 又は テレ ビ 分配器
端子盤 ボ リュー ム スイ ッ チ
注 1)
注1) 天井と器具の寸法は、その室の天井高さにより壁面のバランスを決定すること。(天井高 さが2400〜2600の場合は100〜300程度)
注2) 同一壁面に各種の設備を取り付ける場合は、それぞれの外形寸法によりレベルを上端に 統一する。
注3) インターホン子機を単独で取り付ける場合の高さは、車椅子使用者の利用を考慮する。
注4) 廊下の壁から突出部をやむを得ず設ける場合は、通行の支障とならないよう、高さ65cm 以上の部分の突き出しを10cm以下とし、クッション等をつけることが望ましい。