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平 成 1 6 年 度 上 半 期 事 業 実 績 報 告

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Academic year: 2021

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Ⅰ 総 括

平成 21 年度は、当財団にとって新たな指定管理5年間のスタートの年度となりました。今年 度から地域文化広場を始め施設管理を主体とした4つの施設が民間へと移行し、中期目標計画 にもあるように当財団はソフト事業を中心とした組織へと形態を変更していくため、「市民文化 の活性化の推進」、「青少年育成の推進」、「生涯学習の推進」の3つの柱を中心に様々な事業を 展開するとともに、事業活動に必要な施設の管理を行うという基本的な考え方の下、財団運営 を進めてまいりました。 各施設においては、中期目標計画に沿って平成 21 年度の目標を掲げ、市民サービスの向上と 業務の効率化に努めることはもちろんのこと、市民の皆様の要望に沿った事業を展開してまい りました。 また、平成 23 年4月からの公益財団法人への移行を目指し、平成 23 年3月に愛知県知事か ら、公益認定が受けられるよう、愛知県教育委員会と事前相談を進める中、事業内容・事業区 分・組織の見直し、新公益法人会計基準への対応などを進めてまいりました。 さらに、豊田市からの指定管理料、業務委託料及び運営費補助金の削減の中、経費の大幅な 見直しと効率的な予算の活用を進めるとともに、当財団の公益的使命を的確に達成することが できるよう、高い専門性と優れた経営感覚を持った職員の育成を図りました。 平成 21 年度は、信頼される財団運営を目指して、効率的で柔軟な運営と特色ある事業展開に 鋭意努力する中、次のとおり各事業を実施しました。

事業実績のまとめ

平成 21 年度は、自主事業として文化事業課の「劇団四季ミュージカル『ウエストサイド物語』」 の公演、産業文化センター・総合野外センター共催の「星を見る会」を始め 68 事業(前年度 48 事業)を、受託事業として「青少年音楽団体(少年少女合唱団、ジュニアマーチングバンド、 ジュニアオーケストラ)の運営」を始め 60 事業(前年度 86 事業)を、共催事業として文化事 業課の「第9回とよたストーリーテリングフェスティバル」、コンサートホール課の「フラン ス国立リヨン歌劇場管弦楽団オペラ・ガラ・コンサート」の演奏会を始め 59 事業(前年度 73 事業)を実施し、財団の事業目的である「市民文化の活性化の推進」、「青少年育成の推進」、「生 涯学習の推進」に努めてまいりました。

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◆1 市民文化の活性化の推進に関すること

● 文化部 (1)市民文化会館では、豊田の文化の発信拠点として、多彩な文化交流を創出し市民文化の向 上に寄与するため、自主事業を昨年度の4事業から平成 21 年度は 11 事業に増やし、幅広い 年齢層を対象に積極的に事業を展開してきました。具体的には、親子で楽しめる劇団飛行船 「ケロロ軍曹」と「オズの魔法使い」、NHKおかあさんといっしょ「ぐ~チョコランタンが やってきた!!」、女性のニーズが高い劇団四季ミュージカル「ウエストサイド物語」、中高 年向けに「秋川雅史コンサート」、アンケートで非常にニーズの高かった「美輪明宏音楽会」、 青少年向けに「爆笑バトルライブin豊田」、TVでおなじみの江原啓之氏と各地の講演に引 っ張り凧の鎌田實氏を招いての「講演会」、そして人気と実力を兼ね備えた若手落語家による 「とよた寄席」を実施し、多くの来場者がありました。 また、新たな試みとして小学生を無料招待して良質な舞台芸術に接する機会を提供した劇 団四季こころの劇場「人間になりたがった猫」と熟年層・団塊の世代を対象に、映画を題材 とした楽しく分かりやすい市民文化講座「映画塾」を実施し、参加者から高い評価をいただ きました。 (2)文化事業課の自主事業では、豊田美術連盟、豊田書道連盟などの展示系文化団体の協力を 得て「市民ギャラリー展」を開催しました。これはジャンルや会派を越えた質の高い合同展 で、市民からたいへん好評を得ることができました。また、「とよたアートナウ」は、あいち アートの森豊田プロジェクトの一環として、豊田市美術館との協力のもと、喜楽亭と現代ア ートのコラボレーションをテーマに開催し、来場者にアートへの関心を高めることができま した。 受託事業では、豊田市ジュニアマーチングバンドが第 37 回マーチングバンド・バトントワ ーリング全国大会の一般の部で 10 年連続 13 回目の出場を果たし、愛知県マーチングバンド・ バトントワーリング協会三河支部から表彰状を授与されました。また、豊田市少年少女合唱 団は、第 49 回愛知県合唱コンクールで金賞を受賞し、第 62 回中部合唱コンクールに出場し ました。その他、豊田市内の催しに出演し合唱の素晴らしさを届け、成果を上げることがで きました。 共催事業では、「とよた市民芸能交流大会」を足助交流館で開催しました。芸能大会は、足 助をテーマとした構成舞台や合同作品展が好評で、交流館祭との合同開催により相乗効果が 得られ、多くの人たちが楽しむことができました。また、第二期「とよた演劇アカデミー」 は、30 名の修了生を輩出することができました。昨年からの修了生は文化ボランティアとし て、アカデミースタッフや交流館・文化部などの事業で活躍し、舞台芸術人材育成事業の役 割を果たしています。 文化事業課では、年間を通じて 32 件の自主事業、2件の受託事業、21 件の共催事業を実 施し、市民の文化活動の支援と振興を行ってきました。 ● コンサートホール部 (1)豊田市からの「クラシック音楽・能楽鑑賞会負担金」による共催事業として、クラシック

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関係 22 事業、能楽関係 14 事業の計 36 事業を実施しました。前年度が開館 10 周年の記念の 年であったこと、そして財政状況の悪化による予算縮減の影響を受け、当該負担金が前年度 比で約 40%削減されたために、前年度に比べて事業数が3事業減り(公演数は8公演減)、 年間入場者数は 25,819 人(11,965 人減)でした。しかし、財団中期目標計画に掲げた「一 流の公演と親しみやすい公演をバランスよく開催する」、「自主企画力を高めて、独自性があ り旬を感じられる事業を開催し、ホールの個性化を図る」という基本方針を具現化すること で、予算の減額に対応し、事業数の減少を最小限にとどめました。また、買取り公演ばかり でなく自主企画の公演を行うことで豊田市の独自性を打ち出し、新たな客層を開拓すること もできました。 (2)クラシック音楽では、前述の事業コンセプトを明確に反映させた公演を開催しました。い わゆる一流の公演については、ピアノ・ファンが待ち望んだ内田光子氏のリサイタルを実現 しました。内田氏は、世界では小澤征爾氏と肩を並べる日本人音楽家であり、幅広いレパー トリーの新鮮かつ深い解釈は、満員の観衆を魅了しました。現在、世界での活躍が目覚しい 指揮者の一人、大野和士氏が率いるフランス国立リヨン歌劇場管弦楽団の公演も話題になり ました。国内のホールをいくつか巡回する中で、豊田市だけのオリジナル・プログラムが演 奏され、市外からも多くの人が訪れました。親しみやすさや独自性を打ち出した公演では、 「懐かしの映画音楽コンサート」、「ニューオリンズ・ジャズの世界」のチケットが完売し、 全4回の「日本の歌シリーズ」では、唱歌や童謡から歌謡曲、映画・テレビ主題歌などを、 ソプラノ歌手・藍川由美氏が歌い上げ、幅広い客層の支持を得ました。おなじみになった「お 昼の名曲コンサート」は、10 月に通算 20 回目を記念したスペシャル・ガラ・コンサートを 開催。韓国から招いた二人のソプラノ歌手の歌唱力は観衆を圧倒し、オペラ界におけるアジ ア・パワーの台頭を予感させました。 (3)能・狂言では、「四月能」、「七月能」、「九月能」、「十一月特別公演」、「狂言づくし」、「新春 能」、「三月能」と、ほぼ2か月に1回のペースで定例の公演を開催しました。この中で、九 月能の能「敦盛」には平家物語の朗読を、特別公演の能「道成寺」には道成寺副住職の絵解 きを組み合わせることで、より味わい深い公演となりました。年2回の「能楽堂でみる日本 の伝統芸能シリーズ」では、「仮面は笑う」と題して地域に伝わる仮面舞踊を紹介しました。 もう一つは、日本の話芸・語り芸として落語と活弁を取り上げました。普及・啓発関係では、 おなじみの「能・狂言が見たくなる講座(4回)」に加え、新たに初心者向けの入門講座とし て「ふらっと能楽堂(3回)」を始めました。また、新企画の「夏休み親子で楽しむわくわく 能楽体験」では、小学生を中心とした親子がワークショップで能楽器や狂言を体験するなど、 本物の能を鑑賞しました。 (4)豊田市からの「親子鑑賞会負担金」による「とよたハートフルコンサート」は、豊田市、 当財団、豊田商工会議所などが実行委員会を組織し、負担金と入場料収入、企業からの協賛 金で事業を運営しています。このコンサートは、親子で気楽に安価に本格的なオーケストラ の演奏を聴いてもらうことが目的で、3回目となる今回は 947 人(完売)が名古屋フィルハ ーモニー交響楽団によるクラシックの名曲の数々を楽しみました。 (5)受託事業の豊田市ジュニアオーケストラ運営については、8月と3月に定期演奏会を開催

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しました。8月の第 14 回定期演奏会では、前年に結成以来初めての海外演奏となった「豊田 市&ダービーシャー姉妹都市提携 10 周年記念・英国親善演奏会」で指揮をしたピーター・ス タークが来豊し、1年ぶりに共演しました。また、ジュニアオーケストラ出身の樹神早紀が ヴァイオリンのソリストとして参加したことは団員たちにとって大きな励みとなりました。 3月の第 15 回定期演奏会では、ドイツ・ピアニズムの名手として高い評価を受けている迫 昭 嘉氏が指揮・ピアノで共演し、技術的にも精神的にも大きな刺激を受けるステージとなりま した。団員数は、卒団・退団で7名減りましたが、年度末のオーディションで7名が合格し、 平成 22 年度も現状維持の 59 名で活動する予定です。 (6)施設利用の実績については、利用件数が主催 284 件、貸館 461 件、計 745 件(80 件減)、 利用人数が主催 32,189 人、貸館 40,112 人、計 72,301 人(21,726 人減)あり、件数・人数 とも開館 10 周年記念で利用の多かった平成 20 年度を大きく下回りました。また、これとは 別に施設見学が 33 件・741 人ありました。 (7)景気の低迷は出口が見えず、今後も文化芸術事業の予算は厳しい状況が続くことが予想さ れます。当ホールは、財団中期目標計画に掲げた新たな事業方針に基づいた公演を企画して いく中で、支出の削減とチケットの販売促進で事業数を確保し、継続的に魅力的な公演を提 供していく努力を続けます。

◆2 青少年育成の推進に関すること

● 青少年センター (1)青少年センターでは、青少年の仲間づくりや居場所づくりの拠点施設として、青少年の様々 な活動支援を展開しました。青年サークルは目標 40 団体(400 人)に対し 80 団体(807 人)、個 人利用登録者数は目標 2,400 人に対し 3,020 人、平成 21 年度利用人数は、目標に対し 18,102 人増(21.3%増)の延べ 103,102 人と、2年連続で 10 万人を超えました。 (2)『青少年指導者養成事業』は3事業(88 回・延べ 1,230 人)を実施しました。29 年目を迎 えた「高校生ボランティアスクール」は、93 人の高校生が保育・福祉・レクリエーションの 3コースに分かれ、年間を通したボランティア活動に取り組みました。通算活動日数は延べ 74 日(延べ 890 人)に達し、高校生にとっては自己の進路とも密接に関連した体験活動とし て、参加高校の先生方にも高く評価されています。 (3)『青少年交流学習事業』は、短期講座(8事業/51 回・延べ 910 人)・交流イベント(2事 業/10 回・延べ 363 人)・こども交流学習(3事業/19 回・延べ 708 人/通年 1 事業)・自主 事業(2事業/4回・延べ 192 人)を実施しました。実施に際しては、青年サークルや青年 スタッフを積極的に活用し、事業の共働を図りました。「クリスマスパーティー」は、公募に よる実行委員が8月から企画・運営会議を重ね、当日は独身青年男女 220 人の盛大なパーテ ィーを開催し、健全な出会いと交流の場を提供しました。また、「たまり場事業(個人利用)」 は、卓球・ダンス・音楽練習・インターネット・学習開放など延べ 36,719 人の利用がありま したが、将来の利用者・事業参加者につながるものと期待しています。

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(4)未婚・晩婚化、ニート・ひきこもりなどの社会課題に対応するため、『青年支援事業』を実 施しました。「ブライダル講座」(32 人)では、30 代の独身青年を中心に異性とのコミュニケ ーションを意識した取り組みに努めました。「仕事体験塾」では、適正診断やキャリアカウン セリングを始め、個別・継続的な対応に努めました。また、安城若者サポートステーション との共催により「脱ニート・フリーターセミナー」(34 人)を開催しました。 (5)『青少年団体活動支援事業』では、「レクリエーション指導者派遣」において、5つのレク リエーション団体との協力により、子ども会へ 92 回(参加人数 7,110 人)の派遣を実施しま した。「子ども会事務の支援」では、豊田市子ども会育成連絡協議会事務局としての通常業務 に加えて、年少リーダー育成野外研修会や球技大会の開催をサポートしました。また、『青少 年団体傷害互助会』(659 団体・38,150 人)では年間 68 件の見舞金を支給し、青少年団体に とって安心できる活動を保障すると同時に、不慮の事故に対する救済を図ることができまし た。 ● 総合野外センター (1)総合野外センターでは、こども園、小学校、中学校の野外体験学習の受け入れ・活動指導 の他、子ども会などの青少年団体の受け入れ・指導など、野外活動を通して青少年の健全育 成に努力しました。 特に、学校以外の青少年団体の利用促進を図るために、利用希望の多い夏休み期間の月曜 日を今年度は8月だけでなく7月も開館し、利用受け入れ枠の増加に努めました。この取り 組みでは、子ども会を中心に 14 団体、604 人を受け入れることができました。 (2)年間6回を継続して行う事業の「山の子学級チャレンジキャンプ」は、開催時期を昨年同 様に秋から冬の期間に変更して実施しました。今年度は参加者自身がキャンプの企画を行う ことを中心に実施しました。9月、10 月はテント泊を行い、11 月の2泊3日の活動では、ド ラム缶風呂、木登り体験(ツリークライミング)など普段出来ない活動を行いました。また 12 月は参加者が考えた1泊2日の活動を実施しました。こうした子どもたちの生きる力を高 めることに重点を置いた活動プログラムにより、参加した 48 人の子どもたちは意欲的に活動 する中で自主性や協調性を高めることができ、保護者からも高い評価をいただきました。 (3)毎月施設を家族単位で利用してもらう「ファミリーキャンプ」、「ファミリーウィーク」に おいては、設定日の見直しを行い参加し易い日程設定に努めました。また、例年参加者が減 少する冬期には「クリスマスリースづくり」、「凧づくり」、「鬼の面の壁掛けづくり」、「バード ウォッチング」などのバラエティーに富んだ活動プログラムを提供し家族が興味をもてるプ ログラムの提供に努力しました。 (4)六所山周辺の自然環境の下でキャンプ活動を幅広く体験する「六所のつどい」は、毎回テ ーマを絞り込み「キャンプクッキングの達人!~手作りピッツァに挑戦~」、「遊びの達人養 成講座~チャレンジ!おもいっきり川遊び~」、「遊びの達人養成講座~めざせ!六所のたき 火マスター~」の3事業を実施しました。いずれの事業も学校のキャンプ実習では体験でき ないような活動を企画・実施し、多数の応募があり、参加した子どもたちは貴重な体験をす ることができました。

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(5)今年度より実施した「宿泊モデル子ども会事業」は宿泊をすることにより、幅広い活動を 体験してもらうことを目標に実施しました。募集5団体に対して 10 団体の希望がありました。 こうしたPRの過程で他の子ども会にも宿泊利用の波及効果が見られ、昨年度7団体の子ど も会の宿泊利用が 15 団体に倍増しました。 (6)当財団内の他施設との共催による事業も、平成 20 年度に引き続き積極的に推進しました。 産業文化センターとの連携で、プラネタリウムでの星座解説と野外センターでの大型望遠鏡 による天体観察を組み合わせた「星を見る会」を実施しました。 青少年センターと共催で実施した「高校生ボランティアスクール・キャンプスタッフコー ス」は、年間 11 回の体験活動を実施しました。

◆3 生涯学習の推進に関すること

● 産業文化センター (1)産業文化センターにおいては、とよた科学体験館での事業を通じて、科学やものづくりに 対する関心や興味を助長し、創造性を育む場や機会を提供してきました。特に、今年度、豊 田地域文化広場ものづくりひろば等運営業務委託も引き受け、これまで以上に豊田市のもの づくり施策の一翼を担うことができました。 (2)プラネタリウム事業では、自主事業を含め 11 事業を実施、延べ 79,883 人の参加がありま した。 2009 年は日本での 46 年ぶりの皆既日食という天文現象(豊田では部分日食)があり、テ レビなどのマスコミで大きく取り上げられました。当館でも、この皆既日食をテーマとした 「親子天文教室」を実施しました。日食当日(7月 22 日)には、「日食観測会」を開催し、 151 人の参加がありました。観望会の運営には、ものづくりサポーター、小・中学校の先生、 天文事業支援者などの多くの協力を得て実施できました。参加者から「このような企画をし てくれてありがとう」と感謝の声もいただきました。 (3)サイエンスホール関連事業では、共催事業を含め8事業を実施、延べ 34,426 人の参加があ りました。 特に、多くの参加者が見込まれる夏休み期間中に「スペシャルサイエンスショー」、「ワー クショップ」を集中的に開催し、『夏だ!祭りだ!科学体験館まつり 2009』として盛り上げ ることができました。また「ワークショップ」、「サイエンススクール」では外部講師として 愛知教育大学、地元の小・中学校の先生方にお願いし、連携を図ることができました。 (4)ものづくりひろば事業では「ものづくりひろば」、「夏休みバッチリ工作教室」、「出前工作 教室」の3事業を実施し、延べ 6,813 人の参加がありました。平成 21 年度は、新型インフル エンザの流行というマイナス要因があったにもかかわらず、「ものづくりひろば」、「夏休み工 作教室」は平均参加率が 100%を超えることができました。また、工作教室での内容を体験 館のワークショップに取り入れ、体験館のサイエンスホール事業とのノウハウなどの共有化 も図ることができました。

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● 交流館 市内 25 交流館については、豊田市の第7次総合計画、教育行政計画により、いつでもどこ でも自由に学び活動できる場、地域の活動拠点、交流の場、市民と行政の共働を実践する場 として位置づけられ、「人づくり」、「地域づくり」、「生きがいづくり」を柱に事業を進めてい ます。地域課題の対応支援、地域住民の参画を重要な視点に入れ、地域の特色を活かした事 業の実施に努めてきました。平成 21 年度は、5 つのキーワード(①地域づくり、②生きがい (団塊の世代)、③子ども・親、④交流、⑤環境 )を中心に 621 件の講座を実施しました。 ● 藤岡ふれあいの館 藤岡ふれあいの館では、ロビーギャラリー展や子育て講座、高齢者講座など幅広く自主事 業を実施し、地域住民の交流促進と文化・健康増進を図りました。

そ の 他

◆ 1 利用人数

区 分 平成 20 年度 平成 21 年度 年度対比 利用人数 5,202,734 人 4,277,257 人 925,477 人減 82.21%

◆ 2 効率的な組織運営の推進

(1)各施設の利用相談窓口の充実や苦情・要望に迅速に対応するため、「利用・相談データベー ス」により、情報の共有化と「相談・対応記録表」による相談状況の把握に努めるとともに、 市民サービス(CS)研修や窓口応対研修を実施することにより、市民サービスの向上に努 めました。 (2)予算管理、修繕、研修及び各種会議など交流館に関わる業務を統一的に担当する交流館担 当を総務課内に設け、効率的な業務の執行を行うことにより、増加する交流館業務に対応し ました。 (3)公益財団法人への移行認定に向け、公益目的事業の区分を踏まえた組織体制を検討すると ともに、公益財団法人への移行後に準拠することが必要となる、新公益法人会計基準に対応 できるよう、具体的な準備を進めました。 (4)修繕事務の書類や手続きの見直しと委託料の伝票事務を簡素化することにより、業務 の合理化を図りました。

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◆ 3 職員の人材育成

(1)職員の専門性向上のため、財団全体での計画的な研修に加え、平成 21 年度は特に外部主催 研修への参加や各施設での企画研修などを積極的に活用し、各施設にあった職員の能力の向 上に努めました。 (2)人材育成の観点から、長期的・継続的に職員の能力開発及び自己実現を図るため目標管理 を活用した人事考課制度の定着化を図りました。また、より身近な、業務に密着した改善提 案制度の推進を図り、年間の改善件数は 1,720 件、一人あたり 7.5 件となりました。 以上のように、今年度の重点施策に基づいて、事業を行ってきました。今後、公益財団法人 への移行を踏まえ、公益に資する法人として、財団の果たすべき役割を再認識する中で、職 員が一丸となって、従来にも増して市民サービスの向上を目指すととともに、芸術・文化の振 興、青少年健全育成の推進及び生涯学習の推進に寄与するため、より一層邁進していきま す。

参照

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