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「蔵書再構成5か年計画」
中間振り返り
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中間期振り返りにあたって
平成 22 年度に、平成 26 年度までの5か年で横浜市立図書館の蔵書基盤の再構成する ことを目的として、「蔵書再構成5か年計画」(以下「5か年計画」という。)を策定し ました。 平成 24 年度は5か年の中間年にあたりますので、計画の内容として掲げた5つの取 組について、進ちょく状況をはじめ、これまでの実績や成果、今後の方向性などを、中 間振り返り(平成 24 年9月末時点)としてまとめました。 進ちょくが遅れている取組については、中間振り返りによる評価や反省点を踏まえ、 最終的な目標達成のために重点的に取り組んでいきます。2
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取組の進ちょく状況
取組一覧
1 蔵書の分析と補強 ■ ■ ■ ■ ■ P3 2 新たな収集方法の検討 ■ ■ ■ ■ ■ P4 3 地域情報の収集方法の検討 ■ ■ ■ ■ ■ P5 4 電子書籍などの新しい情報媒体の検討 ■ ■ ■ ■ ■ P6 5 資料管理の課題解決 ■ ■ ■ ■ ■ P7取組の評価について
《凡例》 評価 内容 A 優れた取組があり、目標を大きく上回る成果をあげている。 B 目標どおり取組を実施し、目標を上回る成果をあげている。 C 目標通り取組を実施し、一定の成果をあげている。 D 目標通りの取組ができず、十分な成果を上げることができていない。 E 実施できていない。課題の整理、計画の見直しが必要である。※評価は、図書館内の内部評価です。「横浜市の図書館」(横浜市立図書館年報)にお ける、「横浜市立図書館の目標と振り返り」の評価基準に基づきます。
3 1 蔵書の分析と補強 目標 市民の課題解決や学習のために必要な情報資源を計画的に収集し、蔵書の充実をはかることで、 横浜市の総合的な情報拠点として多様化・高度化する市民の情報要求に対応できている。 評価 進ちょ く (1) 蔵書の分析と評価 ・過去3年分の受入状況を統計化し、館ごとの収集傾向の分析を行いました。(平成 22 年度) ・各地域図書館、中央図書館の部門ごとの年間資料収集計画を、冊数や購入金額などの数値によ って収集状況を把握する形式に改めました。(平成23 年度~) (2) 蔵書の補強 ・蔵書補強予算を確保し、参考図書や基本図書の購入を推進しました。(平成22 年度~) (3) 収集方法の再検討 ・資料収集基準を現状に即したものに改正しました。(平成23 年度) ・地域図書館を方面別にグループ編成し、グループ内での資料収集の調整を強化しました。 (平成23 年度~) (4) 中央図書館と地域図書館の役割分担 ・地域図書館職員による未所蔵資料の再選定を積極的に行い、中央図書館での購入を進めました。 (5) 司書による選書機能の強化 ・全館資料調整会において、選書研修を実施しました。(平成22 年度~) 成果 (1) 社会科学及び自然科学分野の市民の課題解決に役立つ分野の資料の受入冊数が増加しまし た。 〉》》指標2・3 (2) 参考図書の所蔵冊数が増加しました。 〉》》指標4 (3) 各地域図書館で、医療情報や児童書研究などの調べ物に役立つコーナーの新設や、既存コー ナーの充実が進みました。 〉》》指標5 (4) 全館資料調整会で、調査資料課職員による選書研修を定期的に実施しました。 〉》》指標6 指標達 成値 指標名 平成21 年度 平成22 年度 平成23 年度 1 購入資料平均単価(値引き後の購入価格) 1,528 円 1,607 円 1,548 2 社会科学(3類)一般図書の購入冊数比率 16.7% 17.2% 18.3% 3 自然科学(4類)一般図書の購入冊数比率 8.3% 7.7% 8.5% 4 参考図書の所蔵冊数 111,881 冊 110,345 冊 123,148 冊 5 レファレンス件数 216,424 件 235,051 件 251,366 件 6 選書研修の実施回数 - 6回 14 回 今後の 方向 性 ○ 今後も引き続き、数値による収集状況の把握を行い、年度ごとの計画→実行→評価→改善のサイク ルを徹底していきます。 ○ 年度ごとの年間資料収集計画を、より各地域の個別の情報要求に対応できるものとしていきます。 ○ 未所蔵選定等の全館による資料調整機能を見直し、中央図書館と地域図書館の分担収集を検討・推 進します。 評価 ○ 方面別グループによる選定を強化し、資料費の執行を効率的に進めていきます。
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4 2 新たな収集方法の検討 目標 蔵書数の確保のために寄贈受入や新たな購入方法を推進することで、横浜市の情報拠点とし て市民が必要とする資料を提供できている。 評価 進ちょ く (1) 新たな購入方法の推進 ・新古書店と連携し、余剰在庫となっている図書を図書館で安価にて購入する取り組みを試行 しました。(平成23 年度) ・雑誌のカバーを企業の広告掲載欄として利用する雑誌広告事業を中央図書館で試行的に実施 しました。(平成23 年度) (2) 寄贈受入の推進 ・横浜市の職員に向けて、図書の寄贈募集のPR を開始しました。(平成 22 年度~) ・企業等に対し、児童書の寄贈募集のPR を開始しました。(平成 22 年度~) ・寄贈図書募集キャンペーンを実施するなど、各図書館で積極的に寄贈図書の受入を進めまし た。 ・横浜市の他部局で購読している新聞(専門紙)について、読み終わった後の寄贈を呼びかけ ました。 成果 (1) 何度も利用されて古くなった文庫本の買い替え等に新古書店の在庫を活用することで、購入 費を抑えることができました。 〉》》指標1 (2) 雑誌広告事業による歳入を得ることができました。(1社・5誌) (3) 寄贈受入冊数が2年連続で増加しました。 〉》》指標2 (4) 寄贈募集のための新たな取り組みを開始したことで、広報活動を強化することができまし た。 〉》》指標3・4 (5) 他部局からの寄贈により、受入新聞数が2タイトル増加しました。 指標達 成値 指標名 平成21 年度 平成22 年度 平成23 年度 1 新古書店からの購入冊数 - - 476 冊 2 寄贈受入冊数 35,528 冊 39,098 冊 42,140 冊 3 横浜市職員からの寄贈冊数 - 1,487 冊 1,974 冊 4 企業等からの児童書寄贈冊数 - 73 冊(4 社) 58 冊(3 社) 5 貸出冊数 11,122,277 冊 10,867,723 冊 10,476,324 冊 今後の 方向 性 ○ 新古書店からの図書購入の試行は平成23 年度で終了しました。試行の結果を踏まえ、今後も他の 書店等を通じた新たな購入ルートの検討・試行を実施します。 ○ 雑誌広告事業の全館での実施を検討します。 ○ 図書館が必要としている図書を寄贈によって収集できるよう広報活動を工夫し、今後も幅広く寄 贈募集活動を続けます。 ○ 企業等に対する寄贈募集活動を継続し、協力企業数の増加を目指します。また、児童書以外の図 書についても、企業等からの寄贈による収集を効率的に行う方法を検討します。 評価
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5 3 地域情報の収集方法の検討 目標 地域固有の資料収集を推進し、横浜市立図書館独自のコレクションを形成することで、市民が より多くの地域情報を得ることができ、地域活動の活性化に貢献できている。 評価 進ちょ く (1) 地域情報の収集 ・各地域図書館が区役所や地元団体等への働きかけを行い、地域資料の寄贈依頼を推進しました。 ・紙媒体で発行されている資料だけでなく、ウェブ上でのみ公開されている行政資料などの受入 を推進しました。 (2) 地域資料のコレクション形成 ・中央図書館貴重書庫の保管基準を定め、横浜固有の資料の整備を推進しました。 (3) 地域資料のデジタル化 ・貴重資料を中心とした地域資料のデジタル化を進めました。 ・デジタルアーカイブ「都市横浜の記憶」で閲覧できる資料を新規に追加しました。 ・国立国会図書館が提供する検索ポータル「国立国会図書館サーチ」と連携し、「都市横浜の記 憶」のデータを横断検索できるようにしました。 (4) 地域図書館でのモデル事業 ・地域情報基盤整備事業として地域図書館のモデル館を募集し、5館で地域情報アーカイブ等の 事業を実施しました(平成23 年度) 成果 (1) 地域資料の所蔵冊数が増加しました。 〉》》指標1 (2) 都市横浜の記憶の公開点数とアクセス数が増加しました。 〉》》指標2・3 (3) 地域情報基盤整備事業により、地域図書館の収集した資料のデジタル化や目録作成などを行 い、ウェブ上で公開しました。(平成23 年度) 〉》》指標4 指標達 成値 指標名 平成21 年度 平成22 年度 平成23 年度 1 地域資料の所蔵冊数 256,621 冊 260,422 冊 264,555 冊 2 「都市横浜の記憶」公開資料点数 7,900 点 8,200 点 9,100 点 3 「都市横浜の記憶」アクセス数 (月平均) 1,562アクセス(5月) 2,853アクセス/月 2,402アクセス/月 4 地域情報基盤整備事業実施館数 - - 5館 今後の 方向 性 ○ 市役所内や、関連団体だけでなく、地元企業や個人との連携を深め、地域資料の収集を推進してい きます。取組2「新たな収集方法の検討」における、寄贈の推進と連携しながら事業を進めていきま す。 ○ 中央図書館の地域資料の整理を進め、図書館のコレクションを内外にアピールしていきます。 ○ 地域図書館における、地域情報基盤整備事業を進め、デジタルアーカイブのコンテンツを充実させ ていきます。 ○ 「都市横浜の記憶」の広報を積極的に行い、図書館の情報資源の活用を進めます。 評価
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6 4 電子書籍などの新しい情報媒体の検討 目標 電子媒体資料や電子書籍の運用方法を検討し収集を推進することで、幅広い情報媒体の選択肢 の中から市民に情報提供できている。 評価 進ちょ く (1) 電子書籍の検討 ・他都市における電子書籍サービスの導入状況の調査と、主要製品の比較検討を実施しました。 (平成22 年~) ・職員の電子書籍についての知識の向上を図るため、研修を実施しました。(平成23 年~) (2) 電子媒体資料の収集 ・オンラインデータベースや光ディスク等の電子媒体資料のタイトル数の拡充を推進しました。 (平成22 年~) 成果 (1) 政令指定都市における電子書籍サービスの導入状況、導入予定について調査しました。 (2) 図書館向けの主要な電子書籍製品の説明会を、中央図書館において4回実施しました。 (3) 地域図書館職員向けの電子書籍に関する研修を、全館資料調整会とフォローアップ研修にお いて各1回実施しました。 (4) CD-ROM とオンラインデータベースのタイトル数が増加し、利用も増えました。 〉》》指標1~3 (5) 中央図書館において、国立国会図書館が提供する「歴史的音源」の配信サービスを開始しま した。(平成23 年度) 指標達 成値 指標名 平成21 年度 平成22 年度 平成23 年度 1 オンラインデータベースタイトル数 5タイトル 6タイトル 8タイトル 2 CD-ROM の所蔵タイトル数 745タイトル 788タイトル 831タイトル 3 オンラインデータベース利用者数 52 人/月 50 人/月 66 人/月 今後の 方向 性 ○ 著作権法改正(平成24 年6月公布、平成 25 年1月施行予定)による、国立国会図書館のデジタル 化資料の、図書館向け送信サービスの開始に対応できるように、全館の閲覧環境を整備します。 ○ プロジェクト等により、図書館における電子書籍に導入について引き続き検討を進めます。 評価
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7 5 資料管理の課題解決 目標 蔵書の保存環境の整備を進めることで、適切な蔵書保存ができており、スムーズに提供ができ ている。 評価 進ちょ く (1) 資料管理の問題の整理 ・資料収集基準、書庫配架基準等の資料管理に関する基準類の問題点を抽出、効率的な資料保管 について検討を進めました。 ・保存状態の悪い資料の調査を行い、保存環境の改善とデジタル化を進めました。 (2) 書庫環境の整備 ・中央図書館の書庫配置状況を検証し、スペース不足等の問題点を整理しました。 成果 (1) 中央図書館書庫の雑誌書架の配置を再編成し、今後の蔵書の増加に備えました。 (平成23 年度) 〉》》指標1・2 指標達 成値 指標名 平成21 年度 平成22 年度 平成23 年度 1 書庫内資料冊数 1,255,135 冊 1,295,739 冊 1,325,804 冊 2 館内貸出冊数 207,957 冊 198,529 冊 197,215 冊 今後の 方向 性 ○ 資料収集基準等の資料管理に関わる基準の整理・改訂を行い、方針にのっとった効率的な資料受 入・保管を推進していきます。基準の改訂に関しては、取組1「蔵書の分析と補強」での蔵書分析の 結果や収集の方向性と整合性が取れるように進めていきます。 ○ 保存状態の悪い資料について、保存のためのデジタル化を実施し、デジタルデータによる閲覧を進 めていきます。 ○ 引き続き書庫配置を見直し、資料の保存環境を改善していきます。 評価
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