平成24年1月発行
酒田海上保安部長 挨拶
昨年4月に酒田海上保安部長に就任しました久門
(ひさかど)です。
はじめに、東日本大震災でお亡くなりになられた
方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災さ
れた方々に心よりお見舞い申し上げます。
私の前任地は、東京霞ヶ関の海上保安庁でした。
一昨年は、瀬戸内海でのヘリコプター墜落事故、そ
れに伴う不適切な広報対応、尖閣諸島における巡視
船と中国漁船との衝突事故、そのビデオ流出事件な
どの対応に追われていました。
昨年3月に入り、これらの対策に目処がつき、私も酒田への内命を頂き喜んでい
たところ、東日本大震災が発生しました。以来、家にほとんど帰ることなく被災者救
助などに対応し、引越しの荷造りを始めたのは酒田に出発する3日前でした。
酒田に着任してからも、職員を釜石や宮城海上保安部に派遣するなど、震災に
対応してきました。また、職員自身や身内が被災した職員もいるなか、残された勢
力で山形県の海を守ってきました。勢力が太平洋側に集中していましたが、日本海
側が出し抜かれることがあってはならず、お蔭をもちまして、今日まで守り抜くことが
できました。
とはいえ、昨年12月には、北朝鮮の金正日総書記が死去しました。このため、関
係機関との連携などの情報収集の強化、即応体制などの監視の強化をしていると
ころであります。しかし、北朝鮮は今後どのようになるのか不透明です。また、北朝
鮮に限らず事件や事故、災害が起きるかもしれません。予断を許すことができない
この時期ではありますが、引き続き皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申
し上げ、県民から信頼され、元気な酒田海上保安部となるよう努めてまいる所存で
あります。
海上保安庁
平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、当庁は360名を救助しましたが、現在も多数の 方が行方不明であることから、巡視船艇、航空機での海上の捜索のほか、地元の要請を基に潜 水士により潜水捜索を続けています。 また、巡視船くりこまが座礁、航空機は8機が被災し、庁舎は釜石海上保安部、宮古・気仙沼・ 石巻各海上保安署、仙台航空基地及び宮城分校が損壊しました。 酒田海上保安部からも現地に職員を派遣し、行方不明者の捜索・航路標識復旧業務等の対応 にあたりました。
TOPICS
01
近年、夏場にかけて山形県沿岸海域(庄内浜)の磯場において、一般人(漁業者以外)による 「さざえ・あわび」等の違法採捕が後を絶たず、貴重な漁業資源の枯渇が懸念されることから、 酒田海上保安部では、7月から8月までの2ヶ月間、集中的に密漁取締りを実施した結果、21 名を検挙し、あわび124個、さざえ601個を押収しました。TOPICS
02
密漁された あわび 密漁された さざえ世界各国においてテロとの闘いが依然続いており、我が国においても、テロの未然防止は 取り組み続けなければならない重要な課題です。 海上保安庁では、海事関係者や事業者等に自主警備の強化を働きかけるとともに、不審 情報の提供依頼等を行い、地域と連携した取組みを強化しています。また、国際港湾におい ては港湾危機管理(担当)官を中心に関係機関等と連携して、水際対策が実施されています。 海上保安庁は、ゴ−ルデンウィ−クや夏休み、年末年始といった旅客の移動が活発となる 期間には、人が多く集まる旅客タ−ミナルの警戒を重点的に実施しています。 酒田海上保安部は、平成23年12月12日、旅客船「とびしま」のタ−ミナル警戒を実施する とともに、山形運輸支局と合同で同船の安全点検を実施しました。この年末年始特別警戒出 動式の模様は、県内ニュ−スで大きく取り上げられました。
TOPICS
03
不審者捕捉訓練 出動式 旅客船「とびしま」 安全点検★水際危機管理対応合同訓練
平成23年10月19日、酒田港において、酒田税関支署・仙台入国管理局酒田港出張 所・酒田警察署等関係機関と連携し、合同の立入検査及び不審者の捕捉等国際テロ対 策のための訓練を実施しました。★年末年始特別警戒・安全指導
ターミナル警戒TOPICS
05
海難防止思想を広める運動として、7月16日から31日までの間、「海難ゼロへの願い」をスロ −ガンに、官民一体となって広く国民の皆様を対象とした全国海難防止強調運動を実施しました。 酒田海上保安部では、海難防止講習会・安全講習会を開催し、海難防止指導を実施しました。 また、「海水浴中の事故防止」について、海上保安協会山形県支部の協力を受け、FM局を通じ 注意事項などについて広く呼びかけを行ないました。TOPICS
04
平成23年1月18日、初の「118番の日」を迎えました。 海上保安庁緊急通報用電話番号「118番」は、平成12年5月1日に運用を開始していますが、 「118番」に関する国民の皆様への周知は未だ十分とは言えないことから、海上保安庁では、「1 18番」の重要性をより多くの方々に御理解していただき、海の安全確保に資するため、毎年1月 18日を「118番の日」とし、周知活動を強化することになりました。 酒田海上保安部では、イオン三川ショッピングセンターで業務紹介パネル展示、制服試着コー ナーなどの「海上保安展示会」を開催し約800名の方が来場されました。 釣具店への指導 FM局からの呼びかけ ライフガードレディスとの海難防止活動 海難防止講習会平成23年11月20日21日の両日、酒田市から飛島住民の方の急患搬送要請があり、直ちに、 酒田海上保安部所属巡視船つるぎ、第九管区海上保安本部新潟航空基地所属へリコプターが 出動し、患者3名を庄内空港に救急搬送しました。 また、1月4日、酒田灯台から西87キロメートルの日本海で操業していたイカ釣り漁船で病人が 発生し、118番通報により救助要請があり、巡視船つるぎ、新潟航空基地所属へリコプターが出 動し、患者を救助し救急車に引き継ぎました。 平成23年 7月16日、酒田市大浜海岸において、酒田、袖浦、宮海の3救難所が参加した酒田 市水難救助合同訓練が行われ、また、9月17日、鶴岡市鼠ヶ関港において、念珠関、温海、豊 浦、由良、加茂の5救難所が参加した鶴岡市救難本部海難救助訓練が行われ、酒田海上保安 部巡視艇べにばな乗組員が救命索発射器の指導などを行いました。 また、7月12日、山形県唯一の離島である飛島と酒田を結ぶ定期旅客船「とびしま」の海難救 助訓練を実施しました。訓練には、酒田海上保安部所属巡視艇べにばなが参加し、情報伝達、 消火訓練、曳航の各訓練を行いました。
TOPICS
06
TOPICS
07
イカ釣り漁船急患搬送 酒田市水難救助合同訓練 旅客船「とびしま」海難救助訓練 飛島からの急患搬送酒田海上保安部では、未来を担う子供たちと、その子供たちを育む学校と協力して、海洋環境 保全思想の普及や海難・水難事故の防止活動を目的とした「海上保安協力校」の指定を実施して います。現在、酒田市立浜中小学校、同飛島小学校の2校が海上保安協力校として活動してい ます。
★浜中小学校4年生
浜中海岸漂着ゴミ調査
★飛島小学校
環境教室
TOPICS
08
海上保安庁では、将来を担う子供たちの海への関心を高め、海の環境を守る心を育むことを 目的として、毎年、全国の小中学生を対象に、「未来に残そう青い海」をテ−マとした美しい海 の必要性を連想させる図画コンク−ルを行っています。 平成23年は、酒田海上保安部管内から応募された3名の方が入賞しました。 第二管区海上保安本部長賞 鈴木美結さんの作品 海上保安庁では、私たちの共通の財産である海を美しく保つため、「未来に残そう青い海」をス ローガンに掲げ、海洋環境保全に向けた様々な取り組みを進めています。 東北地方環境事務所長賞 荘司航太郎さんの作品 第二管区海上保安本部優秀賞 佐藤望羽さんの作品酒田海上保安部では、地域の小・中学校等からの職場体験学習の実施要請を受け、平成23 年は8団体116名が来部し、海上保安庁について勉強していただきました。
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09
海上保安庁では、当庁の職員の養成機関である海上保安大学校及び海上保安学校の学生を 募集しています。 酒田海上保安部では、職員が県内の高校や大学を訪問し進路指導担当の教諭等に採用試験 の説明を行ったり、大学合同企業説明会に参加し学生に直接説明するなどして積極的に学生募 集活動を行っています。試験は、高等学校等卒業者を対象に行われます。試験の日程等につい ては、ホームページをご覧下さい。TOPICS
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東北公益文科大学採用説明会 合同企業説明会酒田海上保安部では、海上保安庁の仕事等をより多くの皆様に知っていただくため、各種の イベントを企画したり、また、地域行事に積極的に参加しています。