公益財団法人 自然エネルギー財団常務理事
大野輝之
Interview
Teruyuki Ohno
Executive Director of Renewable Energy Institute
Interview
大野辉之
公益财团法人自然能源财团常务理事
专访
特集
脱炭素社会をつくろう
SPECIAL FEATURE
Creating a Decarbonized Society
一同建设脱碳社会
特集
Fully Global, Truly Local
May
2018
じ
力
も
の
の
111
2018 May Vol.61Illustration by AYA COHARU
発行日:2018 年 5月23日 発行所:イオン株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 〒261-8515 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1 TEL:(043)212-6061 ホームページ:http://www.aeon.info/ この冊子はイオンの情報誌です。 Aeon(イオン)はグループの総称です。 本誌上における社外からの寄稿や発言は、 必ずしも当社の見解を表明してはいません。 May 2018 Vol.
61
イオンの「フードアルチザン(食の匠)」活動として、地域と連携し 「北海道三笠メロン食の匠協議会」を設立。郷土の味を守り続ける 生産者の皆さまとのパートナーシップのもと、伝統的な食材や技術 の継承に取り組んでいます。 http://www.foodartisan.jp/香
り高くジューシー
で
滑らかな食感
北
海道のほぼ中央に位置し、緑と
湖
に恵ま
れ
た
三笠市の
﹁三笠メロン﹂
。オレンジ色の
果
肉は
、
香
り高く、ジューシーで滑らかな食感が特徴
で
す。栽
培
にはつぎ木や寒さ対策など手間もかか
り
ますが
、
生産者の方々が品
種改
良を重ね
、
1
00年
近
い
歴
史を育んできました。夏の風
物
詩。三笠市の
伝
統
果
物です。
三笠メロン
︵ 北海 道 三笠市 ︶Cover Art by ISNA DESIGN 建築士である野口理沙子氏と一瀬 健人氏による作品。2次元とも3次 元とも言えない独特の奥行き感が特 徴。地球温暖化阻止に向けてイオン が取り組む脱炭素社会を表現。
c o n t e n t s
01じものの力
02特 集
脱炭素社会をつくろう
Interview企業のアクションが「 脱炭素」社会を導く
大 野 輝 之公益 財団法 人 自然エネルギー財団常務 理事 Vision低炭素から脱炭素へ
Challenge「 次世代スマートイオン」始動
Involvementバリュー チェーン全体で脱炭素社会を目指す
11企業使命を果たすために
∼ S D G s の達 成につなげるイオンの事 業∼12
AEON SUSTAINABLE ACTIVITI ES
環 境保 全・社会貢 献活動13
2 018 年 2 月期 イオン㈱連結決算 概要
15GROUP NEWS
17グループ企業一覧
2 016 年、地球温暖化防止に向けた国際的な枠 組みである
「パリ協定」が発効。世界の平均気温上昇を
産業革命以前から2 度以内に抑え、今世紀後半には
温 室効果ガスの排出を実質ゼロにするという目標が掲げられた。
以来、国際社会で脱炭素化に向けた動きが活発化する中、
日本はその中心的な役割を果たせていない。
今 号では、パリ協定に基づく中長期目標を掲げ、
「低炭素」から
「脱炭素」への転換を目指すイオンの取り組みを紹介。
巻頭インタビューでは、脱炭素社会の実現に向けた課題や
企業が果たすべき役割について、公益財団法人 自然エネルギー財団
常務理事の大 野 輝之 氏にお話を伺った。
3
3
2018 May Vol.613
(公財)自然エネルギー財 団常務理事。東京都に入 庁、長らく環境行政に携わ り、「ディーゼル車NO 作 戦」の企画立案、「温室効 果ガスの総量削減と排出 量取引制度」の導入など、 政府に先駆けて都の環境 行政を牽引。2013 年 7月 に退庁し、11月より現職。P r o f i l e
Interview
気候変動問題に対する世界の認識は、
﹁
パリ
協定﹂を機に大きく
3点変わりました。
1
つ目は、
﹁
低炭素化﹂から﹁脱炭素化﹂を
目指すようになったことです
。生態系の破壊
をもたらす気候変動の危機を回避するために
は
、
温室効果ガスの排出量を低く抑えるにと
どまらず
、ゼロまたはマイナスにすることが
必須であり
、そのための目標が世界的に合意
されました。
2
つ目は
、脱炭素化の取り組みは経済や企
業活動を犠牲にしないと考えられるようにな
ったことです
。
脱炭素化に向けて
、
社会のル
ールも
、
ビジネスのあり方も
、変化が求めら
れています
。この変化は
、企業にとって新た
なビジネスチャンスであり
、むしろ成長につ
ながることなのです。
3つ目は
、脱炭素化の実現には
、省エネル
ギーに加え
、再生可能エネルギーがもう
1
つ
の大きな
伴
を握るものとして認識されたこと
です
。海外では
、
再生可能エネルギーの価格
破
壊
が
急
速
に
進
み
、
太
陽
光
の
1
k
W
h
あ
た
りの発電コストはいまや
2円を切る国がある
ほど
。従来
、
安価と思われてきた石炭火力の
10
∼
11
円や原子力の
12
∼
15
円より安くなった
ことで
、電力を使う側である企業も再生可能
エネルギーの利用比率が高まっています。
経済活動
と
脱
炭素化
が
両立
す
る
時代
に
﹁国
の
エ
ネ
ル
ギー政策
の
転換を待
つ
の
で
はなく、
それを導き出す企業
の
取り組
みが大事な
の
で
す﹂
脱炭素社会をつくろう
特 集こうしたトレンドをいち早く捉えたグロー
バル企業がいま
、脱炭素化に向けて動き出し
ています
。世界の投資家も
、
投資の判断指標
の
1
つとして企業の脱炭素化への取り組みを
重視するようになり
、この動きが一層加速し
ています。
一方
、日本は国内総生産︵
GDP︶
世
界第
3位の経済大国であり
、温室効果ガス排出量
の上位国でありながら
、脱炭素化に向けて中
心的役割を果たせていません
。いまだ化石燃
料に依存し
、技術力があるにもかかわらず再
生可能エネルギーの普及は進んでいないため
国際社会からの批判が高まっています。
例
え
ば
、
G
D
P
第
4
位
の
ド
イ
ツ
は
、
気
象
や地形的条件に恵まれず
、水力発電も少ない
中
、
政策転換によって太陽光と風力を急速に
増
や
し
て
き
ま
し
た
。
そ
の
結
果、1990
年
に
3∼
4%程度だった再生可能エネルギーの
割
合
が
、2017
年
に
は
36
%
ま
で
拡
大
し
て
います。
自然環境に恵まれた再生可能エネルギーの
資源大国である日本こそ
、再生可能エネルギ
ーを推進すべきでしょう
。
実際に
、
北海道や
東北地方には風力発電に適した資源が豊富に
あり
、これを活用することができれば
、地域
経済の活性化も期待できます。
日本政府は
、
2
0
5
0年にはCO
2排出量
を
80
%削減することを目標にしていますが
、
排出量を急激に減らそうとすれば余計なコス
トがかかります
。段階的に削減できるよう
、
いまから取り組まなければなりません
。電力
にまつわる様々な制度改革をはじめ
、国の政
策転換が必要なだけでなく
、企業自身が政府
を動かすほどのイニシアティブを取ることが
重要なのです。
2017
年
、
日
本
に
お
い
て
も
よ
う
や
く
企
業
が再
生可
能
エ
ネ
ル
ギー
の必要
性
に
つ
い
て
声を
上げ
る
よ
う
に
な
っ
て
き
ま
し
た
。
中
で
も
イ
ン
パ
クトが大
きか
っ
た
のがイオ
ン
で
す
。
小
売
業の
イオ
ン
が
﹁イオ
ン
脱炭素ビ
ジ
ョ
ン
2
0
5
0
﹂
を発表し
、その実現に向けてアクションを起
こすことは
、消費者の行動はもちろん
、バリ
ューチェーンをも変えることにつながります
。
困難はあるかもしれませんが
、気候変動対策
におけるリーディングカンパニーとして期待
しています。
再生可能
エ
ネ
ル
ギ
ー
の
普及
に
向
け
企
業が風
穴
を
開
け
る
こ
と
に
期
待
※2017年の順位Te r u y u k i O h n o
企業のアクションが
「脱炭素」社会を導く
「パリ協定」以降、国際社会は
「低炭素」から、
「脱炭素」へ大きく動き始めている。
エネルギー政策の状況や日本企業の果たすべき役割について、
公益財団法人 自然エネルギー財団常務理事の大野輝之氏にお話を伺った。
大野輝之
4
低炭 素から脱炭 素へ
省エネ
再エネ
2020
年
CO
2排
出総量
2
0
1
8年3月
、イオンは
﹁
イオ
ン
脱炭
素ビジョン
2
0
5
0
﹂
及び
2
030年に向
け
た
﹁中間目標﹂を策定
。事業活動における
C
O
2排
出量を
ゼ
ロにする方針を打ち出した
。
2
008年に
発
表した
﹁
イオン温暖化防止
宣
言
﹂
。
日
本
の
小
売
業
と
し
て
初
め
て
C
O
2排
出
削減の
数
値目標をイオン
は
1年
前
倒
しで
達
成
した
。
2
0
1
1
年
には
、持続可能な社会
の
実
現に向けた﹁イオンサステナビリティ基
本
方
針﹂を策定
。その柱の
1
つに低炭素社会
の
実
現を
掲げ
、事業を成長させながらも同時に
CO
2排
出削減に
取
り
組
んできた
。
一
方
、
世界においては
、
2
0
1
5
年
、
国
連
で
﹁
持
続
可
能
な
開
発
目
標︵
S
D
G
s
︶
﹂
が
、
気
候変動枠組条約締約国会議
︵
COP
21
︶
で
﹁パ
リ協定﹂が採択されたことを境に国際的
な
脱
炭
素
へ
の
動
き
が
加
速
。
日
本
政
府
も
、
2
030年度までに温室効果ガスを
2
0
1
3
年度比で
26
%
の削減目標を掲
げ
ているものの
、
脱
炭素化の動きは国際社
会
から大きく遅れ
て
い
ると言わ
ざ
るを
得
ない
。
こ
うした
状
況を受け
、
イ
オ
ン
が打ち出し
た
のが
﹁イオ
ン
脱炭素ビ
ジ
ョ
ン
2
0
5
0
﹂
だ。
脱炭素社会
を
実現す
る
た
め
に
は
、
企
業
の
イ
ニ
シア
ティ
ブ
が重要
で
あり
、
お
客さ
ま
の
生活
イ
エ
ネルギ
ー
市
場
の
活
性
化を目
指
し
て
削 減
削 減
(2010 年比)15
%
35
%
Vision
5
2018 May Vol.618 May Vol.6
5
5
0
ンフ
ラ
と
して
イ
オ
ンの
果
た
す
べ
き
役
割は大
き
い
と考
え
る
からだ
。
事
業活
動におけるC
O
2排
出量
の
約
9
割
を電力
に
由来し
、
消費電力
︵
年
間約
74
億
k
W
h︶
は
日
本
全
体
の
約
1
%
に
匹
敵
する
。
こ
の
こ
とからも
、社
会
全
体のCO
2の
排出削減
や
再
生
可
能
エ
ネ
ル
ギ
ー
の
普
及
に
お
い
て
、イ
オン
が
脱
炭
素化
に
向
け
て
取
り
組
む意
義
は大
き
い
。
2
030
年
までに
店
舗
で
のC
O
2排
出
量
を
2
0
1
0
年
比
35
%
削
減
す
る
と
い
う
﹁中間目標﹂
も策
定
。
電力
の省
エ
ネ
ルギ
ーと
再生
可能
エ
ネ
ル
ギ
ー
へ
の
転
換
に
取り組ん
で
い
く
︵
S
BTに
承
認
申
請
中
︶
。さらに、
1
00%
再生
可能
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
の
事
業
運
営を
目
標
に掲
げる国
際
イ
ニ
シ
ア
テ
ィ
ブ
﹁
RE
100
﹂
に
も
、
日
本
の大手小売
企
業と
し
て
初め
て加盟
し
た
。
地
球
の未来は我々の手にかかっていると
い
う
ゆるぎない決
意
のもと
、イオンは
、
グ
ルー
プ
を挙げて脱炭素化に向けて取り組んでいく。
※1 Science Based Target の略。
パリ協定の2 度未満目標達成に取り組む国際イニシアティブ
CO
2
排出ゼロ
イオン 脱炭素ビジョン
2050
イオンは、3つの視点で温室効果ガス(以下CO2等) 排出削減に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献します。中間目標
店舗で排出するCO
2等を2030 年までに
総量で35% 削減します。
(2010 年比)
店舗で排出するCO
2等を
2050 年までに総量でゼロにします。
店舗舗舗 店舗 店 店事業の過程で発生するCO
2等を
ゼロにする努力を続けます。
商品・物流品・物品・品・物物流物流流流 商品 商 商すべてのお客さまとともに、
脱炭素社会の実現に努めます。
お客さまと客さ客さまさまとまと お客 お客 お ともにもにもにに とも と世界平均地上気温変化
(1986∼2005年平均との差) 出典:平成29 年版環境白書・ 循環型社会白書・生物多様性白書 現状を上回る対策をとらないと、 2.6 ∼ 4.8℃上昇 厳しい対策をとれば、 0.3∼1.7℃上昇 6 4 2 0 -2 (年) (℃) 2000 2050 21006
Challenge
「次世代スマートイオン」始動
﹁
イオ
ン
脱
炭
素
ビ
ジ
ョ
ン
205
0
﹂
達
成
に
向
け、
C
O
2排
出の
大
半
を
占
める
店
舗
から
取
り
組みを
ス
タート
。﹁
次
世
代
ス
マ
ートイオ
ン
﹂
の
開発
に
着
手
し
、
新
技
術
を活
用し
た
エ
ネ
ル
ギ
ー
管理
に
も
挑
戦す
る
。
次
世代
ス
マ
ー
ト
イ
オ
ン
と
は
、
こ
れ
ま
で
の
環
境
配慮型
の
ス
マー
ト
イ
オン
を
脱
炭
素
の
視
点
で
進
化さ
せ
、
C
O
2排
出量
に
お
い
て
2
0
1
0
年
比
50
%
削減
を
目
指す店
舗
のこと
。
LEDや
空
調を
は
じ
め
と
し
た
最
新
の
省
エ
ネ
機器
の
導
入等
により
省
エ
ネ
ル
ギ
ー
化
を
推
進
。
同
時
に
、
太
陽
光
発電
設備
の
導
入
を
強化
し
、
再生
可能
エ
ネ
ル
ギー
へ
の
転
換
を図
っ
て
い
く
。
太
陽
光
発
電
に
つ
い
て
は
、
2
0
0
8
年
の
﹁
イ
オ
ン
温
暖化防止
宣
言
﹂
発表以降
に
オ
ープ
ンし
た
イ
オン
モール
の
約7
割
、
グ
ルー
プ
の
店
舗
約
1
,
0
0
0
店
に
設
備
の
導
入
実
績
が
あ
る
。
2
01
8
年
3月
にオー
プ
ンしたイ
オ
ン
モール
座間
︵
神奈川県
︶
では
、発
電
量
が
年
間で
一
般
家
庭約
3
0
0
世
帯分
に
相
当
す
る
1
M
W
に
も
達
す
るなど
、
さらな
る
発
電効率
の
向上
に
努
め
て
い
る
。
イ
オンモー
ル
㈱
は、
走
行
中
に
C
O
2を
排
出
しな
い電
気
自
動
車
︵
EV
︶
やプ
ラ
グ
イン
ハ
イ
次
世
代
ス
マ
ー
ト
イ
オ
ン
で
省
エネ
と
再
エネ
へ
の
転
換
を
推
進
※1 スマートエネルギー、電子マネー・ネットとの融合、交通環境、生物多様性・景観、 防災・地域インフラという5つの基準に基づき、つくられた店舗次世代スマートイオンの開発
スマート イオン※1 防災・地域 防災・地域 インフラ インフラ 生物多様性 生物多様性・ 生物 生物多物多様多様性様性・性・ 景観 景 景観観 交通環境 交通 交通環通環境環境境 (スマート (ス (スマスマーマートト モ モビリ モ モビビリティ)ティティ)ィ)) 電子マネー・電電子電子マ子マネネー・ ネ ネ ネットとの融 ネ ネ ネ ネッ ネットとのとの融の融融合合合合 スマート ス スマ スマーマーートートト エネルギー エ エネ エネ エネルネルギルギーギー スマートエネルギーの 部分を進化 CO2排出量 50% 削減 (2010 年比) 太陽光発電 太 太陽陽光発光発電発電電 設備 設備 設備備 換気ファン 換気ファン 変風制御 変風制御 熱源機器 熱 熱源源機機器器 モジュール化 モジ モジュジューュールル化 空調機器 空調機器 分散配置 分散配置 EV E EVV 充電器 充 充電電器器 全館 全 全館 全館館 LED LEEDD 節水型 節 節水型 衛生器具 衛生器生器具器具7
イオングループ 総合スーパー コンビニエンスストア 24 クラウド モールブ
リッ
ド
車
︵
P
HV
︶の
普
及
を
推
進
す
る
た
め
、
E
V充電器
の
導
入
を
強
化
している
。
2
0
1
8
年
2月
に
は
、
同
社
が
管
理
・
運
営
す
る
国
内
全
1
43モ
ー
ル
へ
導
入
を
完
了
。
日
本
企業と
し
て
初
めてE
V
を
推
進
す
る
国
際
イ
ニ
シ
ア
テ
ィ
ブ
﹁
E
V
10
0
﹂
に
参
画し
、
お
客さ
ま
が
安心
し
て
E
V
でお
買
物
い
た
だける環
境
を
整
備
している
。
総
合スー
パ
ー
︵
GMS︶
を
運
営
す
るイ
オ
ン
リ
テー
ル
㈱
では
、
社
内
資
格
と
し
て
﹁
イ
オ
ン
エ
ネル
ギ
ー
アド
バ
イ
ザ
ー﹂
制
度
を
導
入。
店
舗に
おける
エ
ネルギー
の
使
用状況
の
把握
や
効
率
的
な利
用に向けた対
策
の立案
、
推進
を図
っ
て
い
る
。
さ
ら
に
2
0
1
3年
に
は
、
グ
ル
ー
プ全体
を
対
象に
行
う統括的な
エ
ネ
ル
ギ
ー
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
が
評価
さ
れ
、
イ
オ
ン
㈱
が日
本の小
売
業
と
し
て
初
めて
国
際
標
準
化
機
構の
エ
ネ
ル
ギ
ー
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト規
格
﹁ISO
5
000
1
﹂
を
取
得
。
個
社
はもち
ろ
ん
グ
ルー
プ
一
体
と
な
っ
た取
り
組
み
を
強
化
している
。
店
舗
の
エ
ネ
ル
ギ
ー
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
を
担
う
イ
オンディライト
㈱
は
、
2
0
1
6年の電力
小
売完全自由化に伴い
、小売電気事業者登録を
取
得
。さらに
、再生可能エネルギーの管理
・
小
売
の事
業化
に向け
、I
o
T
を
活
用したエネ
テク
ノ
ロ
ジ
ー
の
活
用
で
エ
ネ
ル
ギ
ーの
部
分最適
か
ら
全体
最適
へ
ルギー融通の一括管理・
全
体最適化を図って
い
る
。
太陽光発電設備やE
V
充電器
、
空調
機
器
などをすべてネットワークでつないでク
ラ
ウド上で管理
。各店舗に必要な電力を予測し
、
再
生可能エネルギーで発電した余剰電力をグ
ルー
プ
の店
舗
間で瞬時に融通し合うという
も
の。
こ
の
シミュレーションを
、
2
0
1
8年度
より
、さいたま市美園地区︵埼玉県︶で開
始
する
。さらに
、地域社会
全
体へ取り組みを広
げ
るべく
、一般家庭や企業などの再生可能エ
ネルギーを利活用するための
実
証
実
験
もスタ
ート
。
2
0
1
9年度には電力を識別して取
引
するプラットフォームを完成させ
、
再生可能
エネルギーの管理・小売を
行
っていく
計
画だ
。
石井武
イオンディライト㈱ FM・環境ソリューション本部 本部長 2019 年度より地域の再生可能エネルギーの 管理・小売をスタートさせ、持続可能な社会 の実現に貢献してまいります。顔の見える相手から最適な価格で
購入する消費者主役の時代へ
※2 環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」 ※3 環境省の「平成 30 年度ブロックチェーン技術を活用した再エネ CO2削減価値創出モデル事業」 地域コミュニティIoT を活用したエネルギーの一括管理・全体最適化により電力を店舗間で融通
店舗の状況 機器の連携によりエネルギー需要と供給を管理 一般家庭家庭 企業企 太陽光発電 熱源・空調 入退出 自然冷媒 冷ケース 電気・ガス 検針メータ IT V カメラ サイネージ エレベータ エスカレータ エ マルチセンサ LED 照明8
バリューチェーン全体で
脱 炭 素社会を目指す
一丸となって脱炭素化に
取り組んでいきましょう
Messag e脱
炭素社会は
、企業単独で成し遂
げ
ること
は不可能であり
、気候変動対策は
、原
料
の
調
達から製造
、
物流
、販売に至るバリューチェ
ーン
全
体で取り組まね
ば
ならない
。
イオン
は
こ
れからも
、お
客
さまやビジネスパートナー
を
巻き込みながら
、脱
炭
素化に向けた取り
組
みの
輪
を
広
げていく。
原
料調達や製造では
、イオンの
ブ
ランドで
あ
るトップバリュにおいて
、
容
器包装の無
駄
を
省くなど
、CO
2排
出削減につながる商
品
を
開発
。﹁
トッ
プバ
リ
ュ
グ
リーンアイ
北
海道
洞
但
湖産雪蔵じゃがいも﹂もその
1
つ
だ
。
収
穫後
、保管する際の保冷に雪を利用すること
で
電
力
使
用
量
を
減
ら
し
、
C
O
2排
出
を
削
減
。
製造委託先に対しては
、
CO
2排
出削減目
標
の
設
定
を
要
請している。
物
流で
は
、
グ
ル
ー
プ
の
物
流
事
業
を
担
うイ
オ
ン
グ
ロー
バ
ル
S
C
M
㈱
が
、
物
流
セ
ン
タ
ー
か
ら
店
舗
まで
エ
コ
ドラ
イ
ブ
、
モ
ー
ダ
ルシ
フ
ト
を
推
進
する
こ
と
で、
C
O
2の
排出
を
抑
制
。
さ
ら
に
メ
ー
カ
ー9
社
と専
用
列
車
を
、
サ
ッ
ポ
ロ
グ
ルー
プ
と
内
航
船
をそ
れぞ
れ
共
同
運
行
。
トラ
ッ
ク
輸
送
に
おいて
も
、
花
王
㈱
と
リ
タ
ー
ナ
ブ
ルコン
テ
ナ
を
商品
・
サ
ー
ビ
ス
を
通
じ
た
お客
さ
ま
や
取
引先
と
の
取
り組
み
製 造 物 流 販 売 原 料 調 達 お 客さまInvolvement
9
2018 May Vol.61 1. 次世代を担う子どもたちの環境教育を行う「イオン チアーズクラブ」 2. 洋服のお直しや靴の修理を行うリフォームスタジオをはじめ商品のリサイクルを 推進 3. 電子マネー「WAON」ポイントがたまるペットボトル自動回収機活用し
た
中継
輸
送を行う
こ
と
で
、
空
の
コ
ン
テ
ナ輸
送を削減し
て
い
る
。
加
え
て
﹁
モ
ー
ダ
ルシ
フ
ト
研
究
会
﹂
﹁
環
境
シ
ェア
リ
ン
グ
研
究
会
﹂
を
立
ち上
げ
、
取
引先
と
の
情報交換
に
も
積極的だ
。
販
売を通じ
ては
、お客さまに環境
へ
の
意識
を高めて
いただ
こ
うと
、
環
境負荷
の
少な
い
商
品・サービスを拡充。
例
えば
、﹁
カーボ
ン
フ
ッ
トプ
リント﹂の取
り
組
みだ
。原
材
料
の調達
、
加工
、
流
通、
消費、
廃
棄、
リサイクルと
い
っ
た
、
商
品
の
全
ラ
イ
フ
サ
イ
ク
ル
を
通
じ
て
発
生
す
る
C
O
2排出量を商品に表示し
、見え
る
化する
ことで
、
環
境負
荷の少ないライフスタイルを
提
案して
い
る
。
また
、
1
991
年
から継続
す
る買物袋持参運動も同様だ
。レジ袋がC
O
2排
出につながるとして
、昨
今
、レジ袋を有料
と
することを法制
化
したり
、配布を禁じた
り
す
る国もあるほど
。イオンは地域の行
政
やN
P
O団
体
の協力のもと
、
2
00
7
年にはレジ
袋
の無
料
配布中止に踏み
切
った
。皆さまに
ご
賛
同いただき
、
2
0
1
8年
2
月末現在で累計
27
億
3
,
0
0
0
万
超
の
レ
ジ
袋
を
削
減
し
、
約
8
万
4
,
0
0
0
t
の
C
O
2排
出
削
減
に
寄
与
し
て
いる
。
お客
さまと日々
接
する
こと
の
で
きる小
売業
として
の
強
み
を
活
かし
、イオンは
、
地
域
コ
ミ
ュニ
テ
ィ
の
拠
点
で
あ
る
店
舗
を活用した取り
組
みも推
進
し
て
い
る
。気
候
変
動
及
び
温室
効
果ガ
ス削
減
を
テー
マ
に
政
府
が2
01
5
年
から
ス
タ
ー
ト
し
た
﹁
COO
L
CHOICE
︵
賢い
選
択
︶
﹂
運
動
に
賛
同
し、
2
0
1
7
年
に
は
﹁
イオ
ンの
C
O
O
L
CHOICE宣言﹂を
発
表
。
一
般
家
庭
で
消
費
電
力
が
ピ
ー
ク
と
な
る
夏
場
、
お
客
さ
ま
に
イ
オ
ン
の
店
舗
で
過
ご
し
て
い
ただき電力シェアを呼
び
かける
﹁
涼も∼る
﹂
な
ど
の
各
種
イ
ベ
ン
ト
を
開
催
し
た
。
ま
た
、
次
世
代
を
見
据
え
た
環
境
教
育
も
積
極
的
に
行
っ
て
い
る
。
子
ど
も
た
ち
に
社
会
の
ル
ー
ル
や
マ
ナ
ー
を
学
ん
で
い
た
だ
く
こ
と
を
目
的
に
、
店
舗
を
拠
点
に環境に関する活動を行う
﹁
イオ
ン
チア
ー
ズ
ク
ラ
ブ
﹂
を
展
開
。
2
0
1
8
年
度
は
﹁
エ
ネ
ル
ギ
ー
﹂
を
テ
ー
マ
に
子
ど
も
た
ち
と
従
業
員
が
一
緒
に活動している。
総
合
スーパー
、コンビニエンスストアから
、
金
融
、
サービスなど
、イオンの業
容
は多
岐
に
わ
た
り
、
そ
の
店
舗
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
は
約
1
万
7
,
000カ所にのぼる
。それだけにイオ
ン
の
果たすべき
役
割は非常に大きいのだ
。
これ
か
らもイオンは
、周囲を
巻
き
込
み、
お
客
さ
ま
と
手を取り合いながら
、脱
炭
素社会そして
夢
の
ある未来に向けて挑戦を
続
けていく
。
お
客さ
ま
が
来店
され
る
〝
場
〟
を
活
用
10
※1 SDGsの詳細は、国は、国連広報センターのホームページ内にある内にある「「20300 アジェンダ」でご覧いただけます ※2 地球温暖化への影響度を響度を示す係数。CO22をを11とすると、冷蔵・冷とす 冷凍ケースに使用されている代替フロンは数千倍になる が採択した「持続可能な開発目標( 国連が採択した「持続 SDGs )」※1では、豊かさを追求しつつ、地球環境と人々のくらしをを 守るための国際社会共通の177の目標を定めている。の目標を定め SDGsに結びつくイオンの取り組みを紹介する紹介する。 3
自然冷媒
第 4 回
業務用冷蔵・冷凍庫の冷媒には、オゾン層保護の観点から 代替フロンが広く用いられてきた。しかし代替フロンは地球温 暖化係数※2が高く、大気へ漏洩した場合のリスクが懸念され る。そこで近年注目されているのが「自然冷媒」だ。水、炭化 水素、二酸化炭素など、自然界に元々存在する地球温暖化係 数の小さい物質を冷媒として活用するというものだ。 2009 年、イオンは国内小売業で初めて、店舗の冷蔵・冷凍 ケースに自然冷媒機器を導入。安定的な稼働と約20%の省エ ネ効果を実証した。2011 年には「イオン自然冷媒宣言」を発 表し、新店舗すべてに自然冷媒を導入するとともに、既存店舗 では順次切り替えていく方針を打ち出した。さらに2012 年か らは、経済産業省の「代替フロン等排出削減先導技術実証支 援事業」に参画し、率先して自然冷媒の導入を進めてきた。 しかし、いまだ業務用冷蔵・冷凍庫には自然冷媒が一般に 普及していないという現状がある。機器が高価であり、既存の省エネ効果が高く、地球温暖化を防止する冷やし方
売場の冷蔵・冷凍ケースの冷媒を替える
大型店舗であれば、売場だけでなく室外機までの配管の付け 替えなど大規模な工事が必要になるためだ。機器が高価な要 因の1つに自然冷媒機器の製造元が少なく、技術・価格とも に競争原理が働きにくいことが挙げられる。そこでイオンは、グ ループ内での機器導入を強化するべく、自然冷媒推進のプロ ジェクトチームを発足。スーパーだけでなくコンビニエンススト アや、食品の取り扱いが増えたドラッグストアなど、グループの 様々な業態で着実に導入店舗を拡大している。同時に、お客 さまが日々お買物される店舗に自然冷媒の冷蔵・冷凍ケース が導入されることが重要であるとの考えのもと、グループ外に も積極的に導入を呼びかけている。取引のある日本の機器メー カーや冷凍倉庫を使う企業とともに勉強会を実施するなど、 理解促進を図っている。 2018 年 2月末現在、イオンの機器導入店舗は累計 375 店 までに拡大した。これからも、イオンは豊かな地球環境を未来 につなぐため、地球温暖化防止につながる取り組みを進めて いく。 1. 自然冷媒(CO2)を用いた冷凍ケース 2. 新店舗に導入された最新の冷却システム 3. ノンフロン冷媒であることを示すマーク11
11
2200118 May Vol.618 May Vol.61
サステナブル
(持続可能)な社会を目指して。地域の皆さまとともに、様々な活動を続けています。
2018年1
月∼3
月社 会 貢 献
(公財)イオンワンパーセントクラブは、アジア各国と日本の高校生が互いの国を訪問し、相互 理解と親交を深める「ティーンエイジ アンバサダー」事業に取り組んでいます。本年は日本とインド ネシア両国から16 名ずつ計 32 名の高校生が参加。1月にインドネシア、3月には日本の高校生 が、それぞれ相手国を訪問。政府への表敬訪問や、授業体験、ホームステイ、伝統文化の体験な どを通じて親交を深めました。本事業は、「日本インドネシア国交樹立60周年記念事業」として 認定を受けています。国交樹立
60
周年を機に、日本とインドネシアの高校生が交流
東北の産品を集めた「にぎわい東北フェア」 (イオンレイクタウンmori ) ハノイ市の環境に適応できるよう、気候の似た九州産 の桜の苗木を植樹 書道を教わるインドネシアの高校生たち (筑波大学附属坂戸高校) 東北を起点に日本各地、世界各国の皆さまと手をたずさえ、 イオンは笑顔あふれる未来のために様々な取り組みを行っています。つ な げ よう 、ふ るさとの チ カラ
東北産品のさらなる販路拡大を目指しフェアを開催
海岸防災林の再生のために、福島でクロマツ
1,000
本を植樹
3月2日∼4日、東北の復興・再生とさらなるにぎわい創出に向けて、本州・四国の 「イオン」「イオンスタイル」約300 店舗において、東北 6 県の産品最大 270 品目を一堂 に集め「にぎわい東北フェア」を実施。続く3月9日∼11日には、東北地区の「マックス バリュ」で東北応援商品の特設コーナーを設置し、買物を通じて東北を応援したいとい うお客さまの想いにお応えしました。 (公財)イオン環境財団は3月11日、福島県南相馬市にて「全国植樹祭 支援の森植 樹」を実施しました。本植樹は、6月10日に開催される「第 69回全国植樹祭ふくしま 2018 」において、同財団と(公財)イオンワンパーセントクラブが苗木や飲料の提供など の協賛を行うことを機に実施したもの。津波で流失した海岸防災林の再生を目指し、 130 名のボランティアの方々とともにクロマツの苗木 1,000 本を植樹しました。 (公財)イオン環境財団は3月10日、ハノイ市のホアビン平和公園にて「第 2回 ベトナ ム ハノイ桜植樹」を実施しました。同財団は、環境保全活動の一環として同市が2016 年から推進する「100 万本植樹計画」に賛同し、2017 年 3月、市民から愛される新名 所になることを願い2カ年計画で植樹をスタート。本年は、「日越外交関係樹立45周 年記念事業」として認定を受け、200 名のボランティアの方々とともに桜の苗木 500 本 を植樹しました。桜の新名所になることを願い、
「第
2
回
ベトナム
ハノイ桜植樹」を実施
環 境 保 全
ボランティアの方々130 名が参加12
イオン㈱
連結決算概要
2018 年 2月期 ※1 当期の会計方針および表示に合わせて過年度実績を修正し、前期比を算出しています ※2 連結合計には、各事業の合計のほか、その他事業の実績および調整額が含まれています事業別業績
※1 事業名 営業収益 前期比 営業利益 前期差 GMS(総合スーパー)事業 30,842 100.6% 105 +118 SM(スーパーマーケット)事業 32,409 100.7% 307 -29 ドラッグ・ファーマシー事業 6,963 111.7% 277 +56 総合金融事業 4,080 109.7% 697 +78ディベロッパー事業
3,356 106.2% 515 +46サービス・専門店事業
7,742 101.1% 202 -61国際事業
4,188 105.1% 2 +56 連結合計※2 83,900 102.2% 2,102 +255 単位:億円営業収益は
8
期連続、営業利益、
経常利益も、過去最高益を達成
「既存事業の収益構造改革」並びに「新たな成長に向けたグ ループ構造改革」という2つの改革を掲げた「イオングループ中 期経営計画」。この初年度である2018 年 2月期は、営業収益 をはじめ、すべての利益において公表数値を達成しました。 GMS(総合スーパー)事業では、お客さまの節約志向にお 応えする価格の実現に努めるとともに、既存店舗を活性化。㈱ ダイエーからの移管店舗や、その他の各社も軒並み収益性の 改善に取り組み、GMS 事業計で118 億円の損益を改善しまし た。国際事業は、中国において既存店舗に経営資源を集中し た青島イオンが黒字転換したのをはじめ、アセアン、中国の両 事業ともに増益に転じ、国際事業計では2014 年度以来の黒 字となりました。SM(スーパーマーケット)、サービス・専門店 事業は減益となりましたが、ディベロッパー、総合金融、ドラッ グ・ファーマシーの各事業が利益の柱として着実に増益。連結 計では255 億円の営業増益となるとともに、すべてのセグメント で黒字化を達成しました。 こうした取り組みの結果、8 期連続で営業収益が過去最高を 更新。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利 益で増益を達成(営業利益、経常利益は過去最高)しました。通期業績
245 2018 年 2 月期 112 2017 年 2 月期 親会社株主に帰属する 当期純利益 単位:億円 29.23 2018 年 2 月期 13.44 2017 年 2 月期 1株当たり当期純利益 単位:円 2,137 2018 年 2 月期 1,873 2017 年 2 月期 経常利益 単位:億円 2,102 2018 年 2 月期 1,847 2017 年 2 月期 営業利益 単位:億円 83,900 2018 年 2 月期 82,101 2017 年 2 月期 営業収益 単位:億円13
13
2018 May Vol.61 2019 年 2月期は、「イオングループ中期経営計画(2017 ∼2019 年)」をさらに深化させ「イオングループ 2020 年に向けて」に 示したとおり、2021 年 2月期の目標水準である営業収益 10 兆円、営業利益 3,400 億円達成のための足場固めの年度。収益性改 善に向け、グループの中核をなすGMS(総合スーパー)事業、SM(スーパーマーケット)事業の主要企業であるイオンリテール㈱及 び㈱ダイエーの収益構造改革に取り組み、グループの戦略的再編、IT・物流基盤の刷新などの取り組みを推進していきます。次期の見通し
Outlook for the Fiscal Year ending February 28, 2019「イオングループ 2020 年に向けて」、グループ一丸で収益性改善を目指す
今期のトピックス
Topics 2017 年 11月、イオンの企業姿勢や経営哲学、中長期 の価値創造ストーリーと、サステナブル経営の取り組みを 網羅した統合報告書「AEON Report 2017 」を発行。12 月には「サステナブル経営説明会」を開催しました。ステー クホルダーの皆さまとの直接対話を通じて、グループの取 り組みに対する理解促進に努めました。 イオンのブランド「トップバリュ」アイテムの中から、パッ クごはんやトイレットペーパーなど、毎日の生活に必要な 商品を中心に値下げを実施。前年下期の134 品目に続き、 2017 年 4月に15 品目、8月には114 品目、さらに2018 年1月には100 品目を値下げしました。これにより売上が 伸長し、「トップバリュ」の年間売上高が3 期ぶりに前年を 上回りました。 国際事業では、現地ニーズに対応した施策が奏功し、 2014 年度以来となる黒字化を達成。中でもイオンベトナ ムでは、ブラックフライデーやクリスマスなど、社会行事に 合わせた商品提案が売上拡大に寄与したほか、自社開発 商品の展開を拡大、若年層向けの衣料品売場の強化など、 競合店との差別化を進めた結果、大幅な増収増益となり ました。 日々のくらしに必要な商品を値下げ 営業収益 87,000 (103.7%) 営業利益 2,400 (114.1%) 経常利益 2,400 (112.3%) 親会社株主に帰属する 当期純利益 350 (142.7%) 1株当たり当期純利益 41.69 単位:億円/(前期比) 単位:億円/(前期比) 単位:億円/(前期比) 単位:億円/(前期比) 単位:円現地ニーズの対応強化により
国際事業が4年ぶりの黒字化
値下げ対象商品を拡大し、
お客さまの節約ニーズに対応
グループの取り組みの理解促進に向け、
統合報告書
「AEON Report 2017」を発行
グランド・ジェネレーション(G.G )※ をコンセプトとする 「イオンスタイル検見川浜」(千葉県)をオープンしました。近 隣に多くお住いの60 ∼70 代の皆さまの興味関心事を伺い、 「健康」「コミュニティ」のキーワードを抽出。これに沿った商 品・サービスを展開し、お客さまが毎日集いたくなる「モノ」 「コト」を提案していきます。 朝の時間を有効活用し、 健康的な1日をスタート させる 朝活新店では初となるG.Gコンセプト型店舗
「イオンスタイル検見川浜」をオープン
※シニアを人生の中で最上の世代、グランド・ジェネレーションと位置づける、 小山薫堂氏が提唱する考え方14
イオンマレーシアは、買物代行サービスを展開 するHonestbee Sdn. Bhd.とオムニチャネル化 の推進に向けた業務提携に関する覚書を締結。 クアラルンプール市内の「イオン」や「マックスバ リュ」において、各店の半径17kmにお住まいの お客さまに、食料品などを注文から最短1 時間 以内に配送するサービスを開始しました。対象品 目・店舗を増やし、サービスを拡大していきます。