資料3-2
国際フォ
ーラム
デ
ー
タ
ベ
ー
ス
構築
二
国
間会合
パー
ト
ナ
ー
国(
13
ヵ国)
カ
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、
中国、
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水
環
境
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•
第3回世界水フォ
ー
ラ
ム
(2
00
3)
で
環
境
省
が
提
唱
し
た
取組
•
東ア
ジ
ア
地域
13
各国
の協力
のもと
、
当該
地域の
水
環
境
ガ
バ
ナ
ン
ス
強
化
を
目指す
取組
•
第1期
(2
00
4-20
08
)
情報デ
ー
タ
ベ
ー
ス
の構築
、
各国
政策担
当者の
情報共
有化
や
人材育
成・
能力向
上
を
一体的に
行う
こ
と
を通
じ
て
各国
の政策
展開に
向け
た
支
援を実施
•
第2期
(2
00
9-20
13
)
情報デ
ー
タ
ベ
ー
ス
に
基づく各国の
水環境
ガ
バ
ナ
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分析
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「
都市生
活排水処
理
」「
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への適
応
」に
関
す
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及び
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(
最近の動向)
・
カ
ンボ
ジ
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・
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で
第
4
回国際
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ク
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ッ
プ
・
第
8
回年
次会合
を開催(
H
25
.2
)
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EP
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水環境管理ア
ウ
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ルッ
ク
20
12
日本語版の発行
(H
25
.3
)
・
ア
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太平洋水サミ
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ト
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カ
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い
て
、
W
EP
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ワ
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ク
シ
ョ
ッ
プ
を主
催(
H
25
.5
)
1
-第 2 回アジア・太平洋水サミットへの参加について
アジア・太平洋水サミットは、ネットワーク組織である「アジア・太平洋水フォーラム」(事務局:日本水フォーラ ム(会長:森喜朗元総理大臣))が数年に一度開催するもので、第 1 回は日本の大分県別府市において、2007 年に開催されました。 本サミットは、広範で多様性に富んだアジア・太平洋地域の水問題解決のために、科学的・技術的施策を共 有・活用し、政治的な改善意志が不可欠であるということ、また、水問題が、環境や農業、工業といった個別分 野に限らず、人間の安全保障や国家の社会・経済発展の根幹にかかわる問題であることを認識し、国家レベ ルでのリーダーシップの発揮が求められる問題として、首脳級による議論・決断の場とすることを目的としてい ます。 1. 会議概要 テーマ 水の安全保障と水災害への挑戦:リーダーシップと責任Water Security and Water-related Disaster Challenges: Leadership and Commitment
開催期間 2013 年 5 月 19 日(日)・20 日(月)
会 場 チェンマイ国際会議展示場 (タイ・チェンマイ)
主 催 アジア・太平洋水フォーラム Asia-Pacific Water Forum (APWF)
ホスト国 タイ王国 概要 19 日(日)には閣僚級のフォーカスエリアセッション、20 日(月)には首脳級のリーダーズフォ ーラムが開催され、アジア・太平洋地域の水の安全保障について「環境上の水の安全保障」な ど7つの重点分野を中心に活発な議論がなされ、最後にチェンマイ宣言が発表されました。 日本からは、リーダーズフォーラムでの森喜朗元総理・アジア太平洋水フォーラム会長の講 演の他、各省・各団体によるテクニカルワークショップの開催や展示会・ポスターセッションへの 出展がありました。 日本からの主 な参加団体 国土交通省、外務省、農林水産省、環境省 日本サニテーションコンソーシアム(JSC) 公益財団法人地球環境戦略機関(IGES) アジア河川流域機関ネットワーク(NARBO) 特定非営利活動法人日本水フォーラム(JWF) 独立行政法人水資源機構(JWA) 2. プログラム プレイベント テクニカルワークショップ 5 月 16 日(木)~18 日(土) ※ 環境省・IGES 等で WEPA ワークショップを主催 展示会・ポスターセッション 5 月 14 日(火)~20 日(月) ※ 環境省・IGES で出展 プレナリー・セッション 5 月 19 日(日) フォーカスエリア・セッション 5 月 19 日(日) リーダーズフォーラム 5 月 20 日(月) 閉会式、チェンマイ・メッセージの発表 5 月 20 日(月)
2
-3.チェンマイ宣言の概要 ・第 1 回アジア太平洋水サミット(2007 年、別府)の合意について、水と衛生を優先度の高い国家的議題として 改めて合意する。 ・国連のポスト 2015 年目標に洪水や干ばつなどによる災害リスクの減少を位置づける。 ・統合的水管理の促進、地域協力や国際協力の強化、効率的な水利用の促進、灌漑システムの改良、水リス ク・災害に対する技術移転や能力向上・知識共有、情報の効果的利用等の促進、水質汚濁減少や水質改善、 湿地や河川等淡水資源保全のための政策や方策の積極的採用、政府や関係者のネットワーク構築やパー トナーシップの強化、に取り組む ・国連のポスト 2015 年以降の国連開発アジェンダの議論における水問題を適切に考慮することを促す 等 環境省・IGES のブースを視察する森元総理(19 日) プレナリー・セッションの様子(19 日) チェンマイ国際会議展示場 環境省・IGES の展示会場ブース 展示会場ブースの様子 会場内の様子
3
-【WEPA テクニカルワークショップの概要】 日時 :5 月 17 日(金) 9:00-12:00 主催 :環境省、タイ天然資源環境省、地球環境戦略研究機関(IGES) テーマ:よりよい水質に向けたアジアからの声 ~水に関するポスト 2015 年開発目標に向けて~ 主なプログラム: 主催者代表挨拶(日本国環境省(宮崎課長)、タイ国天然資源環境省) 基調講演 ① アジアの発展と水環境(鈴木基之 WEPA アドバイザー) ② アジアの水環境改善に向けた知識共有と WEPA の取り組み(タイ国天然資源環境省) ③ 水質問題をめぐる国際的な動き-ポスト 2015 開発目標設定に向けた議論とアジアへのインプリケーショ ン(IGES) パネルディスカッション 「よりよい水質に向けたアジアからの声 -水に関する post-2015 年開発目標に向けて-」 モデレータ:岡田光正 WEPA アドバイザー パネリスト:メンバー国代表(タイ・スリランカ・インドネシア・ベトナム)、IGES 【総括】 ・アジア地域におけるよりより水質管理のためには排水管理(産業・生活)の強化がカギとなってお り、その実現には排水の適切なモニタリング、報告、評価が必要である。 ・WEPA を通じた地域間での知識の共有はアジア地域の水質管理の改善に貢献しており、排水管理の インベントリ構築に向けてさらに連携を強めるべきである。 ・排水に関するポスト 2015 年目標については、排水管理の複雑さや地域の多様性に鑑み、共通 (universal)な指標ではなく、社会条件や産業構造に応じたものとすべきである。 テクニカルワークショップでのパネルディスカッションの様子(17 日)
4
-H
27
~
H
20
H
20
H
22
H
22
H
23
H
24
H
25
H
26
○
1
地域/年
窒 素 ・り ん の水質 総量削 減に 係 る 日 中 共同研 究 日中共同研究実施( 経験、 制度を 伝達) 山東省威海市で 水質総量削減計画の策定農
村
地域等
に
お
け
るア
ンモ
ニ
ア
性窒素等
総量削
減協力
に
関す
る覚書
H
21
H
21
背
景
第1
1
次5
ヶ
年計画(
H
18
-H
22
)
C O D 排出総量 1 0 % 削減( 拘束性目標) ※ 人口の7 割が集 中す る 農村 部は対 象外中国国内の計画策定状況
農村部に お け る 分散型排水処 理施設 の建設 推進第1
2
次5
ヶ
年計画(
H
23
-H
27
)
ア ン モ ニ ア 性窒素総量削減( 1 0 %) 第 13 次計画 深 刻 化す る 中 国の水 質問題 20 0 9 年 2 6 重点湖沼・ダ ム 水 質類別 分布 ( 3 /4 以上が飲用に 適さ な い 水質 ) 2 0 0 9 年中国環境状況公報 青島で 緑藻が大量発生 農 村 地域等 に お け る 分 散 型排水 処理モ デ ル事業協 力 中国 6 地域に お い て モ デ ル事業に よ る 排水処理技術の実証事業を 実施 第 1 2 次5 カ 年計 画の策 定 出典:日本下水道施設業協会 日立プ ラ ン ト テ ク ノ ロ ジ ー 回分式活性汚泥法 膜分離活性汚泥プ ロ セ ス適
用
技
術例
中
国
農
村
地
域
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ア
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性
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量
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モ
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ル
事
業
協
力
20 11 年 4 月 28 日 日 中 両国環境 大臣間 で 署名 モ デ ル地域の選定( 中国内3 地域を予定) 分散型排水処理モ デ ル施設の建設 ( 日中専門家間の協議に よ り 処理技術を選定) 政策・ 技術交流ワ ー ク シ ョ ッ プ の開催 ( 中国地方政府と 日本企業のマ ッ チ ン グ の機会) 国内企業向け セ ミ ナ ー の開催 河川等の汚染は 11 次5 ヶ 年計画が 一定の成果を 挙 げ る も 、 今後も 継続的 な 取 組が 必要 湖沼や閉鎖性海 域の 富栄養化問題は 深刻 設計 施工 モ ニ タ リ ン グ 地域 選定 汚染物質総量削 減 ア ン モ ニ ア 性窒 素( 1 0 %) C O D ( 8 % ) 農 村環境の 総合 的対 策 の 推進 0% 20 % 40 % 60 % 80 % 10 0% 20 05 20 06 20 07 20 08 20 09 10 00 ㎥ /d ay > 10 00 ㎥ /d ay ≦ 中国の生活排水処理施設規模別シ ェ ア 10 00 ㎥ /d ay 以 下 の 小 規 模 処 理 施 設 数は 今後も 大幅な 増加が予想さ れる 期 待 す る 成果 ① 中 国 に お け る 水質汚濁、 富栄養化の改善 ③ 日 本 の水関連企業の 中 国 に お け る 受注機会拡大 ④ 中 国 の河川・ 海域水質改善に 伴う 我 が 国 海域環境への影響の低減 日 本 の 標 準 的技術 基準を 適 用 ② 次 期 5 ヶ 年計画( H 28 策定予定) で 窒 素 ・ り ん に 関す る 総量規制が盛り 込ま れる こ と※
1
箇所目は山東省威海市で
実施中
日中水汚染物質総量削減 に 関す る 国際セ ミ ナ ー (H 2 4 .2 於: 北京、 2 5 0 名参加) 中国第 1 2 次 5 計と 日中水環境 協力に 関す る セ ミ ナ ー (H 2 3 .1 2 於: 東京、 2 0 0 名参加) 設計 施工 モ ニ タ リ ン グ 地域 選定 設計 施工 モ ニ タ リ ン グ 地域 選定○
事
業
ス
ケ
ジ
ュ
ー
ル
5
-処理施設の
概要(山東省威海市)
建設中のモデ
ル施設
(H
24
.9
.2
6
)
※ 後ろ に 見え る 団地は処理対象区内の新農村建設処
理
規模:
300m
3/日
処
理
方式:
膜
分離活性汚
泥方式
(M
B
R
)
建
設
費用:
約
220-23
0
万元
※ 管路網に つ い て は中 国側 負担目
標
水質:
C
OD
cr
:30mg
/l
以
下
N
H
3-N
:1.
5-2.
0mg
/l
以
下
T-N
:10-15mg
/l
以下
運
営
費目標
:0
.5
元
/m3
2
0
1
1
.1
2
サイ
ト
決定
2
0
1
2
.
3
設計完了
2
0
1
2
.
9
着工
2
0
1
2
.1
2
竣工、
試運転開始
2
0
1
3
年度中
モ
ニタ
リ
ン
グ
完了、
引渡し
新農村建設の計画概要
モ
デ
ル事業のスケ
ジ
ュ
ー
ル
導入技術(
膜分離活性汚泥法)
完成し
た
モデ
ル施設
(H
24
.1
2.
13
)
6
-平成2 3 年度 ア ジ ア 水環境改善モ デ ル事業 申請様式