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坂戸市定住促進施策基本方針 ( 平成 27 年 3 月 31 日 ) はじめに 大学教授や企業経営者からなる民間組織 日本創成会議 の人口減少問題検討分科会の発表によると 出産に適した年齢といえる 20~39 歳 の女性の人口が 2040 年には全国の 49.8% にあたる 896 の市区町村で 5

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坂戸市定住促進施策基本方針

~住んでみたい、住みたくなる、住み続けたいまち さかど~

平成27年3月

坂 戸 市

(2)

- 1 - (平成 27 年 3 月 31 日)

【はじめに】

大学教授や企業経営者からなる民間組織「日本創成会議」の人口減少問題検討分科会の 発表によると、出産に適した年齢といえる「20~39 歳」の女性の人口が、2040 年に は全国の 49.8%にあたる 896 の市区町村で 5 割以上減り、このうち 523 市区町村は 人口が 1 万人未満となり、自治体そのものが消滅の危機にあると推計した。 本市においても、このような状況を踏まえ、具体的な施策として戦略的に「定住促進」 を推進し、自治体の活力の維持と財政基盤の強化を図る観点から、「坂戸市定住促進戦略 会議」を設置し、その方策等について議論・検討し基本的な方針を定めることとした。

【国の施策・動向】

国では、人口減少・超高齢社会という構造的な課題に対して、地方創生に真正面から取 組み、その答えを見出していかなければならないという認識のもと、平成26年に「まち・ ひと・しごと創生法(平成 26 年法律第 136 号)」を制定するとともに、同年 12 月 27 日に「まち・ひと・しごと総合戦略」が閣議決定された。同法により、市町村においても、 人口の現状と将来の展望を提示する地方人口ビジョンを策定し、これを踏まえて、今後 5 年間の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめた「市町村まち・ひと・しごと創 生総合戦略(以下「地方版総合戦略」という。)」を策定することとなった。 この地方版総合戦略の早期策定を支援するため、また、同地方版総合戦略に位置付ける 施策のうち、先行的に取り組む施策を支援するため、地域活性化・地域住民生活等緊急支 援交付金(地方創生先行型)が閣議決定され、全国の地方自治体に交付限度額が提示され た。同交付金のメニューには、多くの定住促進施策が盛り込まれていることから、基本方 針においても地方版総合戦略の策定内容を念頭に整合性を重視した指針とすることが望 まれる。

【組織】

坂戸市定住促進戦略会議は坂戸市定住促進戦略会議設置要領(別添資料)に定めた職の 職員 16 名をもって構成する。なお、各課課長補佐職以下の職員で分科会を構成した。 市長部局 企画調整幹 まちづくり政策担当副参与 政策企画課長 財政課長 広報 広聴課長 課税課長 市民文化課長 市民課長 農業振興課長 商工労政 課長 子育て支援課長 保育課長 都市計画課長 建築課長 教育委員会 教育総務課長 学校教育課長

【現状】

(1)人口推計 本市における平成 33 年度までの人口推計は、以下のとおりとなっている。

坂戸市定住促進施策基本方針

(3)

- 2 - (第 6 次坂戸市総合振興計画基本構想・前期基本計画より抜粋) 年度 平成 23 年 構成比 平成 28 年 構成比 平成 33 年 構成比 0 歳~14 歳 13,700 人 13.5% 13,100 人 13.1% 11,600 人 11.9% 15 歳~64 歳 66,900 人 65.9% 60,150 人 60.0% 56,400 人 57.8% 65 歳~ 20,900 人 20.6% 27,000 人 26.9% 29,600 人 30.3% 合 計 101,500 人 100% 100,250 人 100% 97,600 人 100% ※ 人口の推計は、年齢階層それぞれの人口動態を基に、出生率、生存率、社会移動率 などの要因を考慮して将来をコーホート要因法によるもの。 平成 23 年と比較すると、全体では、平成 28 年が△1.23%、平成 33 年度が△ 3.84%と人口の減少は確実に進行すると推計している。 特に、15 歳から 64 歳までのいわゆる生産年齢人口の構成比は、平成 23 年と比 較すると平成 28 年が△5.9%、平成 33 年が△8.1%となっていることから、生産年 齢人口を増やす定住推進施策の重要性は明らかである。 (2)現行の定住施策 現在、定住促進施策として全面に出してはいないが、既存制度や補助事業として次 のとおり展開している。また、これらの施策をアピールするためのシティプロモーシ ョンについては、広報さかどやホームページの掲載にとどまらず、市内の魅力をアピ ールするマップを作成している。 ① 子育て支援・教育 ・保育園保育料 第二子半額、第三子無料(減額) ・医療費(通院・入院)を中学校卒業まで無料(助成) ・全小中学校へエアコンを整備 ② 就農支援 ・新規就農者支援(45 歳以下の就農希望者へ年間 150 万円を給付) ③ 企業誘致・雇用促進 ・工場等誘致奨励事業(固定資産税額の 5 割を 4 年間奨励金として交付) ・操業時に市内在住者を雇用した場合、一人年間10万円、一事業所一年度内300 万円限度、最大3年間奨励金を交付 ④ 中小企業への融資 ・市と協定締結している金融機関へ預託し、市内中小企業へ融資(返済完了時に利子 30%を補助) ⑤ 勤労者住宅資金貸付 ・市が預託した金融機関が、勤労者に対し住宅資金を融資 (3)シティプロモーション 第 6 次坂戸市総合振興計画基本構想・前期基本計画において、地域の魅力を創出 し市内外に情報発信する仕組みのツールの一つとして「シティプロモーション」を位 置付け、推進することとしている。 現在、坂戸市ホームページ上にシティプロモーションとして「坂戸のまち散歩」の

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- 3 - 発行等で坂戸市の魅力を発信し、活力あるまちづくりを進めている。

【課題】

本市における定住施策に関しての課題を以下に示す。 (1)人口構成の変化と税収の安定 本市は首都圏のベッドタウンとして発展したことで、定住につながる道路や鉄道等 の交通基盤や豊かな暮らしを身近に実感できる立地条件の優位性が育まれてきた。し かし、今後の人口推計では極端な人口減少を想定できないものの、税収に影響を及ぼ す生産年齢人口は減少し、扶助費に影響を及ぼす 65 歳以上人口は増加していくこと が予想される。そのため、人口構成の変化の中で安定的市税を確保していく定住促進 施策展開が重要である。 (2)一元的な施策展開 現状で述べたように、現在でも定住を促進する施策は実施しているものの、効率的 に展開出来ていないのが実情である。よって、これらを一元的に PR できる仕組みや 全庁的な取組、横断的な対応を図ることが課題と言える。 (3)シティプロモーションの手法 シティプロモーションとは、まちの魅力を市内外にアピールし、人や企業に関心を 持ってもらい、誘致や定着を図ることで、将来にわたるまちの活力を得ることにつな げる活動である。現状のシティプロモーションは、この概念を達成するために努力は しているものの、実態として機能してないのが現状である。これらを強力に実践して くためには、あらゆる方策を駆使して PR に努める必要がある。

【施策の体系】

(1)テーマ ① 個人の理想や欲求が満たされる「住んでみたいまち」 ② 各種施策に魅力を感じてもらう「住みたくなるまち」 ③ 現行の施策に満足し定住したくなる「住み続けたいまち」 (2)分野別の施策 ① 情報発信の強化 ・本市の魅力や特性、施策を市内外に向けて一元的に情報発信する。 ② 住環境の向上 ・生活の基盤となる住環境の向上を図る。 ③ 働く場所の確保 ・住環境とともに重要な要素である「働く場所」の確保・充実を図る。 ④ 暮らしやすさの充実 ・子育てや教育環境等を充実させる。

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- 4 - (3)メインターゲット 将来にわたり持続可能なまちづくりを進めるため、生産年齢人口の維持・増加を図 る必要がある。そのためには、「若者・結婚・子育て世代」を対象とした施策を重点 的に実施することとする。 なお、本市の特徴であるベッドタウンとして発展を遂げた経緯を踏まえ、地縁血縁 による、いわゆる坂戸で生まれ育ち、一時的に坂戸を離れた後、実家のある坂戸市へ 再び定住を促す施策を展開する。 (4)坂戸市まち・ひと・しごと総合戦略との整合 地域住民生活等緊急支援のための交付金の趣旨に沿い、国が定める政策分野との整 合性を重視した体系とする。 ① 地方における安定した雇用を創出する。 ② 地方への新しい人の流れをつくる。 ③ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。 ④ 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する。

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- 5 - (5)体系図 住んでみたいまち 住み続けたいまち 住みたくなるまち (個人の理想や欲求が満たされる) (各種施策に魅力を感じる) (現行の施策に満足し定住 したくなる) 施策 住 環 境 の 整 備 働 く 場 所 の 確 保 暮 ら し や す さ の 充 実 情報発信の強化 まち・ひと・しごと総合戦略との整合 施策 施策 施策 定住人口の維持増加 メインターゲット…若者、結婚・子育て世代(地縁・血縁者) テーマ 施策の分野

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【会議の状況】

年月日 会 議 の 内 容 H26.7.28 第 1 回坂戸市定住促進戦略会議 ・定住施策に係る坂戸市の現状と課題について ・他団体の定住施策について ・今後の進め方について H26.9.30 第 1 回坂戸市定住促進戦略会議分科会 ・各所管における定住施策について H26.11.13 第 2 回坂戸市定住促進戦略会議分科会 ・各所管における定住施策について H27.1.30 第 2 回坂戸市定住促進戦略会議 ・定住促進施策基本方針について H27.3.30 第 3 回坂戸市定住促進戦略会議 ・定住促進施策基本方針について

【具体的な施策】

定住を促進する具体的な施策については、分科会で議論したものを戦略会議で取り組むべ き事業として選考する予定であったが、新たに国が示す地方創生関連の事業との整合を図り ながら、計画的に実践していくこととした。 よって、現状において継続的に実施している施策をシティプロモーションの中で PR を行 うこととし、地方創生関連の事業は、平成 26 年度の補正予算・繰越明許費の設定により継 続事業として平成 27 年度に 1 年間かけて総合戦略を策定する中で位置付けを行うことと する。

【まとめ】

地方自治体において、安定的な財政運営を推進する上で、その基幹収入となる市税の増収 につなげる施策として、戦略性と先見性を備えたプランニングを行うことが重要であり、そ のためには、都市基盤の整備と生産年齢人口をいかに維持し、安定的に市税を確保していく ことが喫緊の課題である。 また、前述したように、平成 26 年に制定された「まち・ひと・しごと創生法」より、市 町村は、平成 27 年度中に地方人口ビジョンを策定し、これを踏まえて、地方版総合戦略を 策定することとなる。定住施策についても、この戦略の中に位置付けることが、時代の潮流 や施策の方向性、さらに横断的な組織体制の中で最も効果的である。 ついては、この坂戸市定住促進基本方針(案)はここで一旦まとめることとし、今後は地 方版総合戦略を策定する中で具体的な施策を定めるよう協議していくこととする。

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坂戸市定住促進施策基本方針

平成27年3月

発 行 坂戸市 編 集 坂戸市 総合政策部 政策企画課 埼玉県坂戸市千代田一丁目1番1号 TEL.049-283-1331

参照

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