岩見沢市社会教育中期計画
〔平成 27 年度~平成 31 年度〕
目 次
第1章 序論
〔1〕計画策定の趣旨 ……… 〔2〕計画の構成と期間 ………第2章 総論
〔1〕計画の基本目標 ……… 〔2〕計画の体系 ……… 〔3〕計画の体系図 ………第3章 各論
Ⅰ 学習活動の推進
1 心豊かに育てる家庭教育の支援を充実します ~家庭教育・子育て~ 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ……… 2 青少年の健全育成のための学習活動を推進します ~青少年教育~ 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ……… 3 社会に貢献するための学習活動を推進します ~成人教育~ 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ……… 4 生きがいを持ち人生を豊かにする活動を推進します~高齢者教育~ 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ………Ⅱ 芸術・文化活動の推進
1 豊かな心を育む芸術・文化活動を推進します 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ……… 1 2 3 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14目 次
Ⅲ スポーツ活動の推進
1 健康や生きがいづくりのための生涯スポーツを推進します 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ……… 2 競技力の向上を図るスポーツ活動を推進します 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ………Ⅳ 図書活動の推進
1 「地域の知の拠点」としての図書活動を推進します 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ………Ⅴ 社会教育環境づくりの推進
1 生涯にわたり学習できる環境を整備します 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ……… 2 学習活動をサポートする人的な環境づくりを推進します 現状と課題 ……… 施策の方向・具体的な施策 ……… 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24■資料編
1 諮問書 ……… 25 2 答申書 ……… 26 3 計画策定経過 ……… 27 4 社会教育委員名簿 ……… 28第1章 序 論
〔1〕計画策定の趣旨
近年、社会経済情勢はめまぐるしく変化しており、生活の質を高め、生きがい のある豊かな人生を送るため、絶えず新しい知識や技術の習得が必要とされてい ます。 また、著しい人口減少や少子高齢化の急速な進行により社会構造が大きく変化 する中で、人々の価値観の多様化が進み、地域では、これまでの仕組みでは解決 が困難な課題を抱え、市民が主体となって活動し、地域づくりを進める必要があ り、生涯にわたる学習活動がますます重要になっています。 本市の社会教育は、「新岩見沢市総合計画」(平成20年度~平成29年度)に おける「豊かな心を育む教育・文化のまちづくり」を基本として、「岩見沢市教 育推進計画」を毎年度策定し推進してきたところであり、平成25年4月には、 市民の学びの拠点として「岩見沢市生涯学習センター」を開設し、市民の自主的 な学習活動への総合的な支援を行っています。 このような中、「学習活動に関する市民アンケート調査」(※1)では、どの年 代でも健康増進やスポーツ活動に関する学習ニーズが高く、各年代別では子育て や芸能・文化、仲間づくりなど、より豊かな人生を創造するための学習や社会の 変化に対応する学習が求められています。 そのため、市民一人ひとりが充実した生きがいのある学習活動を行い、創造性 に富んだ豊かな人間性を育むとともに、学習成果を有効に生かし、心ふれあう潤 いのある地域づくりに向けた取組みが大切です。 こうした生涯学習の観点に基づき、本市における社会教育の現状と課題を踏ま え、計画的な事業推進を図るための施策を展開する指針として「岩見沢市社会教 育中期計画」を策定するものです。 (※1)「学習活動に関する市民アンケート調査」 平成26年2月に社会教育施設の利用グループ・サークル会員を対象に岩見沢市教育委員会が行っ た調査。岩見沢市社会教育中期計画 - 2 -
〔2〕計画の構成と期間
この計画は、本市における社会教育行政の推進に当たり、「新岩見沢市総合計 画」(平成20年3月)との整合性を図りながら、社会教育の現状と課題を踏ま え、5つの推進区分のもと基本方針及び施策の方向を示しています。 この計画の期間は、平成27年度から平成31年度までの5か年とします。 なお、計画の推進に当たっては、施策の実施状況や効果等の評価を行い、次の 施策に反映させるものとします。第2章 総 論
〔1〕 計画の基本目標
この基本目標は、市民一人ひとりが生き生きと学び、創造力豊かに夢と希望をもって個 性や能力を伸ばすとともに、その学習成果や経験などを生かし活躍することで市民が輝き、 さらに世代間交流により互いを理解し高めあいながら可能性を広げ、心がふれあう潤いの ある岩見沢市を目指して定めました。〔2〕計画の体系
計画の体系として、5つの推進区分に分け、その区分の中で基本方針を示して います。 Ⅰ 学習活動の推進 【基本方針】 1 心豊かに育てる家庭教育の支援を充実します ~家庭教育・子育て~ 2 青少年の健全育成のための学習活動を推進します ~青少年教育~ 3 社会に貢献するための学習活動を推進します ~成人教育~ 4 生きがいを持ち人生を豊かにする活動を推進します ~高齢者教育~ Ⅱ 芸術・文化活動の推進 【基本方針】 1 豊かな心を育む芸術・文化活動を推進します Ⅲ スポーツ活動の推進 【基本方針】 1 健康や生きがいづくりのための生涯スポーツを推進します 2 競技力の向上を図るスポーツ活動を推進します Ⅳ 図書活動の推進 【基本方針】 1 「地域の知の拠点」としての図書活動を推進します Ⅴ 社会教育環境づくりの推進 【基本方針】 1 生涯にわたり学習できる環境を整備します 2 学習活動をサポートする人的な環境づくりを推進します 生き生きと学び 創造性に富んだ豊かな人間性を育み 潤いのある地域づくりを目指す 社会教育の推進岩見沢市社会教育中期計画 - 4 -
〔3〕計画の体系図
【基本目標】 「 生 き 生 き と 学 び 創 造 性 に 富 ん だ 豊 か な 人 間 性 を 育 み 潤 い の あ る 地 域 づ く り を 目 指 す 社 会 教 育 の 推 進 」 施 策 の 方 向 推 進 区 分 基 本 方 針 (1) 図書資料の整備と効率的な活用 (2) 利用者サービスの充実 (3) 読書普及活動の推進 (4) ブックスタートの充実 1 「地域の知の拠点」としての図書 活動を推進します Ⅳ 図書活動の推進 (1) 芸術・文化鑑賞機会の充実 (2) 創造的な文化活動の推進 (3) 地域文化活動の推進 (4) 文化財の保存・活用 Ⅱ 芸術・文化活動の 推進 1 豊かな心を育む芸術・文化活動を 推進します (1) 誰もが参加できるスポーツ機会の充実 (2) 地域スポーツ活動の推進 (1) 競技人口の拡大 (2) 競技水準の向上 Ⅲ スポーツ活動の 推進 1 健康や生きがいづくりのための 生涯スポーツを推進します 2 競技力の向上を図るスポーツ活 動を推進します 1 生涯にわたり学習できる環境を整 備します Ⅴ 社会教育環境づ くりの推進 2 学習活動をサポートする人的な環 境づくりを推進します (1) 学習環境の整備・充実 (1) 人的環境づくりの充実 (2) 相談体制の拡充 (1) 人生を豊かにする学習機会の充実 (2) 生きがいを創出する活動の充実 (1) 学習プログラムの充実や青少年リー ダーの育成 (2) 安全・安心を確保する環境の整備 (1) 時代の変化に対応した学習機会の充実 (2) 社会参加を促す環境づくり (1) 発達段階に応じた学習機会の充実 (2) 家庭教育・子育て支援体制の充実 1 心豊かに育てる家庭教育の支援 を充実します Ⅰ 学習活動の推進 3 社会に貢献するための学習活動 を推進します 4 生きがいを持ち人生を豊かにする活 動を推進します 2 青少年の健全育成のための学習 活動を推進します第3章 各 論
Ⅰ 学習活動の推進
1 心豊かに育てる家庭教育の支援を充実します ~家庭教育・子育て~
〔現状と課題〕 家庭教育は、すべての教育の出発点であり、子どもが基本的な生活習慣・生 活能力、人に対する信頼感、豊かな情操、他人に対する思いやりや善悪の判断 などの基本的倫理観、自立心や自制心、社会的マナーなどを身につける上で重 要な役割を果たすものです。 一方で、近年、核家族化、少子化等の進行により、地域における地縁的つな がりが希薄になり、子育てに負担を感じたり、子どもの教育に自信が持てない といった、家庭の教育力の低下が指摘され、子育てや育児にひとりで悩み不安 を抱える親も少なくありません。 本市では、子どもの健やかな成長を図るために、子どもの発達の節目をとら え、家庭教育に関する基礎的理解や心身発達の特徴など、家庭教育のあり方に ついて学習機会を提供しています。また、子育てサークルに対する活動の場の 提供や、指導者の能力を活用した事業を実施しています。 さらに、子育て支援センターや常設型親子ひろば「ひなたっ子」、地域親子 ひろばの連携による相談等の充実を図ることにより、家庭の教育力の向上や子 育て家庭への支援に努めています。 今後も、子育てに不安を抱えている親への学習機会の提供や子育て支援セン ターを中心とした子育て相談、情報提供、各種講座の取組みにより、各種家庭 教育事業の充実や安全・安心な子育て環境の整備に努める必要があります。岩見沢市社会教育中期計画 - 6 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 発達段階に応じた学習機会の充 実 ア しつけなど心身の発達段階に応じた研修会や講座 を開催します。 イ 家庭教育を支援する指導者育成研修を実施すると ともに、指導者の活動を支援します。 ウ 育児指導者の紹介など子育てサークルの自主的活 動を支援します。 (2) 家庭教育・子育て支援体制の充 実 ア 家庭教育や子育てに関する情報交換ができるネッ トワークの連携を強化します。 イ 広報やホームページ・SNSなどにより、家庭教 育に関する研修会・講座や子育てサークル活動の 情報を提供します。 ウ 保健師・保育士等による子育て相談・支援を実施 します。 エ 心と体を育む全天候型のあそび場を整備しま す。
第3章 各 論
Ⅰ 学習活動の推進
2 青少年の健全育成のための学習活動を推進します ~青少年教育~
〔現状と課題〕 青少年期は、保護者のもとで多くの時間を過ごしながら、学校や地域社会に おいて友達や大人に接し、それぞれの場で重要な教育作用を受け成長していく 大切な時期です。 一方で、近年、少子化が進み、家庭環境が変化し、地域における人間関係も 希薄になっています。 さらに、ネット社会の進展によるスマートフォン等の普及は、生活に豊かさ をもたらす反面、子どもたちのコミュニケーション能力を低下させるとも言わ れており、青少年の発達過程に大きな影響を与えています。 また、インターネットには、青少年の健全な育成を阻害する有害な情報も多 く、非行や犯罪につながる危険性をもはらんでいます。 本市では、休日の子どもの居場所づくりとして、科学、創作、自然体験など 様々な学習機会を提供しています。 また、青少年が人とのかかわりの中で、健全な思考力や判断力を身につけ、 社会的に自立した生活を送ることができるよう、地域の子ども会など、集団活 動を支援しています。 さらに、子どもの安全・安心を確保するため、青少年センターを中心として、 学校・家庭・地域の協力を得ながら関係機関と連携し、街頭補導活動や有害環 境の改善に取り組んでいます。 今後は、青少年の健全育成のための体験学習プログラムの充実や地域指導者 の育成を図るとともに、SNS(※2)等インターネットを介した犯罪被害や 問題行動の防止に関して、有効な取組みを検討する必要があります。(※2)「SNS」:Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略) 個人間のコミュニケーションを促進し、社会的なネットワークの構築を支援する、インターネット を利用したサービス。
岩見沢市社会教育中期計画 - 8 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 学習プログラムの充実や青少年 リーダーの育成 ア 子ども達の休日の居場所づくりとして、地域の人材 や有資格者などによる科学・創作・自然体験学習を 実施します。 イ 日常生活の体験を通して考えていることや科学す る心を育む作品の発表機会を提供します。 ウ 地域の子ども会による交流事業の実施や、青少年リ ーダー養成のための研修会へ派遣します。 (2) 安全・安心を確保する環境の整 備 ア 青少年センターを中心とした街頭補導や有害環境 の浄化など、青少年の非行防止活動を実施します。 イ SNS等インターネットを利用した犯罪被害や問 題行動を防止するため、ホームページやポスター 等による啓発事業を実施します。
第3章 各 論
Ⅰ 学習活動の推進
3 社会に貢献するための学習活動を推進します ~成人教育~
〔現状と課題〕 成人期は、社会的に自立し、家庭や職場、地域での責任を果たしていく時期 です。学校教育で得た知識をもとに、幅広い視野に立った自己啓発の必要性を 認識する時期でもあり、家庭や仕事、社会貢献など、様々な分野に対応する学 習内容が求められています。 また、科学技術の高度化や情報化・国際化の著しい進展による、産業構造や 雇用形態の変化に伴い、新たな知識・技術を習得したいと考えている人が増え ています。 本市では、生涯学習に関する情報発信や相談体制の充実、指導者の育成強化 に取り組むとともに、市民大学など時代の変化に応じた多様な学習機会を提供 し、主体的な学習意欲の高揚を図っています。 また、人材登録の活用や市民チャレンジ講座など、市民自らの学習成果を生 かせる場の提供に努めています。 今後は、様々なニーズに対応した学習機会と内容の充実を図るとともに、誰 もが参加しやすい多様な学習環境づくりを検討する必要があります。 また、地域の課題解決に向けた学習活動を充実させ、地域づくり活動への参 画・協力を促進することが重要です。岩見沢市社会教育中期計画 - 10 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 時代の変化に対応した学習機会 の充実 ア 市民ニーズに沿った多様な講座を開催するととも に、市民大学は幅広い年代に応じた企画内容を充実 します。 イ 北海道教育大学岩見沢校との連携により、新たな学 習事業の取組みを進めます。 (2) 社会参加を促す環境づくり ア 学習活動や地域ボランティア活動の情報を提供し ます。 イ 学習成果を生かした市民講座の開催を促進します。 ウ 各団体やサークル活動を支援するとともに、情報交 換ができるネットワークづくりを促進します。
第3章 各 論
Ⅰ 学習活動の推進
4 生きがいを持ち人生を豊かにする活動を推進します
~高齢者教育~
〔現状と課題〕 今日、超高齢社会を迎え、地域社会の活力の低下、単身高齢者世帯の増加に 伴う高齢者の孤立化等が問題となっています。 このような中で、第二の人生を主体的に生きることが求められており、複雑 で高度化する現代社会への対応、社会参画による地域との交流など、健康で生 きがいのある生活づくりのための継続的な学習活動が重要となっています。 本市では、高齢者が心身ともに豊かで生きがいのある生活を送ることができ るよう、各地域の高齢者を対象に、暮らしや健康づくり等をテーマとした講義 など、楽しんで参加できる高齢者大学を開講しています。 今後は、健康づくりや仲間づくりの場として、高齢者のニーズが高いスポー ツ・文化・芸能などの学習機会と内容を充実する必要があります。 また、豊かな知識や経験を生かしたボランティア活動など、社会参加を促進 するとともに、生きがいづくりにつながる活動の場を充実させることが重要で す。岩見沢市社会教育中期計画 - 12 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 人生を豊かにする学習機会の充 実 ア 健康講座や文化教室など、学習ニーズにあった高齢 者大学の企画内容を充実します。 イ 気軽に参加し、仲間づくりができる学習の場とする ため、体験型講座を充実するとともに、参加者相互 の交流を促進します。 (2) 生きがいを創出する活動の充 実 ア 人材登録と活用を促進するため、積極的に情報発信 します。 イ 豊かな経験や知識・技能を後世に伝える世代間交流 を促進します。 ウ 学習成果の発表機会を広げ、学習意欲を高めます。
第3章 各 論
Ⅱ 芸術・文化活動の推進
1 豊かな心を育む芸術・文化活動を推進します
〔現状と課題〕 市民の生活意識や価値観の多様化が進み、「もの」の豊かさを追い求めた時 代から、心の豊かさを求める時代へと転換しようとしている今日では、芸術・ 文化への関心が高まっており、青少年の創造性の育みや、高齢者の生きがいづ くりが一層求められています。 また、市町村合併による歴史的・文化的資源の拡大や少子高齢化、人口減少 により伝統芸能の保存・伝承が困難となるなど、社会環境に順応した取組みが 求められています。 本市では、芸術・文化に誰もが親しめるように関係団体と連携し、芸術・文 化の鑑賞機会の提供や文化活動に対する支援を行い、地域の特性を生かした文 化の薫り高いまちづくりに取り組んでいます。 また、市の指定文化財や各種郷土芸能は、郷土岩見沢の歴史や文化を理解す る上で大切な市民共有の財産であり、適切な保存と活動支援を図り、次世代へ の継承に努めています。 今後も、様々な創造的文化活動のきっかけづくりとして、市民ニーズに対応 した芸術・文化の鑑賞機会を提供するとともに、市民が気軽に発表できる機会 を充実させ、文化活動の裾野を広げることが大切です。 また、伝統文化の担い手不足や高齢化が進んでおり、指導者・後継者の育成 を図るなど、指定文化財や各種郷土芸能を次世代に守り伝えていくことが重要 です。岩見沢市社会教育中期計画 - 14 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 芸術・文化鑑賞機会の充実 ア 広報やホームページ・SNSなどにより、芸術・文 化鑑賞に関する情報を広く発信します。 イ 舞台や音楽、美術など、多彩なジャンルで質の高い 芸術・文化にふれる機会を提供します。 (2) 創造的な文化活動の推進 ア 市民の自主的な文化活動を促進するため、活動成果 を発表できる機会を充実します。 イ 子どもたちの創造性の涵養を図るため、北海道教育 大学岩見沢校と連携し、地域の特性を生かした文化 活動を推進します。 (3)地域文化活動の推進 ア 市内各地域における文化活動を促進するとともに、 地域の核となる人材を育成します。 (4)文化財の保存・活用 ア 指定文化財の適切な保存・活用に努め、周知・啓発 活動による活用機会を充実します。 イ 郷土芸能を広く周知するとともに、指導者・後継者 の育成など、伝承活動を支援します。 ウ 郷土資料の整理・保存に取り組み、展示機能を充実 します。
第3章 各 論
Ⅲ スポーツ活動の推進
1 健康や生きがいづくりのための生涯スポーツを推進します
〔現状と課題〕 今日、科学技術や情報化社会の進展により便利で快適な生活ができるよう になる一方で、運動不足やストレスの増加などの影響が懸念されています。 また、生活習慣病の増加や高齢化は、健康・体力づくりへの意識や関心を 高め、生涯にわたりスポーツに親しみ、健康で生きがいのある生活を送るこ とができるスポーツ環境の充実が求められています。 本市では、生涯を通じてスポーツに親しめるように、関係機関と連携して、 誰もが参加でき手軽に取り組める歩く健康づくり事業や、子どもに運動の楽 しさを知ってもらうためのスポーツ教室の開催など、子どもから高齢者まで が年間を通してスポーツに親しむ環境づくりに努めるとともに、スポーツ団 体の育成や市民スポーツ大会の開催を支援しています。 今後は、各種競技大会やスポーツ教室への積極的な参加を図るとともに、 障がい者や高齢者が参加できる事業、様々な世代が交流できる事業など、市 民の誰もが生きがいを持ち、生涯にわたって親しむことができるスポーツ事 業を拡充し、健康寿命を延ばす取組みが必要です。 また、地域の交流をつくる身近なスポーツ活動として、あらゆる年齢層が 多種目のスポーツを楽しめる「総合型地域スポーツクラブ」(※3)の設立 を促進することが重要です。 (※3)「総合型地域スポーツクラブ」 幅広い世代の人々が、各自の興味関心・競技レベルに合わせて様々なスポーツに触れる機会を提供 する、地域住民の運営による地域密着型スポーツクラブ。岩見沢市社会教育中期計画 - 16 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 誰もが参加できるスポーツ機会 の充実 ア 広報やホームページ・SNSなどにより、各種スポ ーツ教室・スポーツイベントの開催等を広く情報発 信します。 イ 市民の健康と生きがいづくりを推進するため、幅広 い世代が親しみ交流でき、また、親子で参加できる スポーツ機会を充実します。 ウ 北海道教育大学岩見沢校やスポーツ推進委員と連 携し、障がい者や高齢者が安心して参加できるスポ ーツ事業の拡充を図ります。 (2) 地域スポーツ活動の推進 ア 地域スポーツ活動の活性化を図るため、地域の核と なる人材を育成するとともに、地域スポーツ大会の 開催を支援します。 イ 幅広い年齢層に、様々なスポーツを楽しむ機会を提 供する「総合型地域スポーツクラブ」の設立を促進 します。
第3章 各 論
Ⅲ スポーツ活動の推進
2 競技力の向上を図るスポーツ活動を推進します
〔現状と課題〕 スポーツには、人間の可能性の極限を追求するという意義があり、競技スポ ーツに打ち込む選手のひたむきな姿や高い技術は、人々のスポーツへの関心を 高めます。 また、地元出身の選手が全国大会や国際大会で活躍することは、市民に夢や 感動を与えます。 本市では、各種スポーツの競技力向上のため、当市で開催される全道・全国 大会への援助や全国大会出場選手に対する支援を行っています。 また、スポーツ少年団活動を奨励し、団員間の交流・親睦を図る事業を実施 しています。 今後は、子どもの体力向上や運動機能の発達につながる事業を拡充するとと もに、競争力のある、優れた人材を育成するため、ジュニア期から多様なスポ ーツにふれる機会を充実させるほか、スポーツ少年団等への加入促進や指導者 の育成など、競技人口の拡大と競技水準の向上を図ることが必要です。岩見沢市社会教育中期計画 - 18 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 競技人口の拡大 ア 北海道教育大学岩見沢校等と連携し、多様な子ども スポーツ教室等の取組みを展開します。 イ スポーツ少年団等への加入を促進するため、活動に 関する情報提供を充実します。 ウ 既存の社会教育施設を整備するなど、スポーツ合宿 の環境の充実に努めます。 (2) 競技水準の向上 ア スポーツ指導者を育成するため、各種研修会・講習 会等の開催や参加を促進します。 イ プロスポーツ教室やトップアスリートの合宿を誘 致するなど、レベルの高い技術にふれる機会を提供 します。 ウ 当市で開催する全道・全国大会の開催助成を行いま す。 エ 全国大会への出場選手に対し、支援を行います。
第3章 各 論
Ⅳ 図書活動の推進
1 「地域の知の拠点」としての図書活動を推進します
〔現状と課題〕 近年の生活環境の変化や様々なメディアの発達・普及により、活字離れや読 書離れが指摘されています。 また、図書館は出版物を収集・保存し、様々なサービスを通じて人々に提供 する従来の基本的役割に加えて、インターネット等の利用により、利用者の利 便性の向上を図ることも重要となっています。 本市では、図書館は「地域の知の拠点」として、図書、記録、その他必要な 資料の収集、保存に努め、市民が自ら考え行動するために必要な知識や情報を 提供しています。 特に、他の教育機関やボランティア団体等との連携・協働による作家講演会、 読み聞かせ、朗読会、ブックカフェ(※4)など、より多彩で幅広い世代に対 応する読書普及活動に取り組んでいます。 また、地域に誕生した全ての赤ちゃんとその保護者を対象に、絵本を贈るブ ックスタート事業を実施するとともに、3歳未満児を対象にした読み聞かせや 絵本の紹介を行うベビカフェ事業を展開しています。 さらに、蔵書をICタグ管理し、窓口業務や自動貸出機での手続きの迅速化 を図るなど、利用者にとって利便性の高いサービスの提供に努めています。 今後は、蔵書の計画的なICタグ整備を進めるとともに、幅広い世代に対応 した読書普及活動を推進するため、魅力ある事業の展開とメディアを活用した 情報発信が必要です。 (※4)「ブックカフェ」 親子広場や子育てサークル、老人クラブなどが希望する場所に出向き、それぞれのニーズに合った本 200~300冊程度用意し、貸出しのほか読み聞かせ等も行う。岩見沢市社会教育中期計画 - 20 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 図書資料の整備と効率的な活用 ア 各館の特性に合わせた図書資料の収集・整備・保存 に努めるとともに、図書資料の効率的な活用を図り ます。 (2) 利用者サービスの充実 ア 図書館だよりやホームページ・SNSなどにより積 極的に情報を提供します。 イ 地域図書サービス拠点の利用促進を図ります。 ウ 利用者の利便性を高めるため、本館の蔵書管理に向 けた計画的なICタグの貼付け整備を進めます。 (3)読書普及活動の推進 ア 魅力ある図書館事業の企画・運営に努め、幅広い世 代に対応した多彩な読書普及活動を推進します。 イ 小・中・高等学校と連携した読書普及活動を推進す るとともに、学校及び図書館で活動するボランティ アの育成に努め、読書普及に向けて積極的に活用し ます。 (4)ブックスタートの充実 ア 絵本の読み聞かせ講座など各種講習会の開催によ り、ブックスタートボランティアのスキルアップを 図り、ベビカフェ(※5)事業等を充実します。 (※5)「ベビカフェ」 3歳未満の乳幼児を対象にした絵本の紹介や読み聞かせ、親子のスキンシップ遊びや、育児・健康相 談等を図書館で開催する。また、乳幼児を対象にしたブックカフェを出張ベビカフェとして実施してい る。
第3章 各 論
Ⅴ 社会教育環境づくりの推進
1 生涯にわたり学習できる環境を整備します
〔現状と課題〕 近年、地方公共団体においては、厳しい財政状況が続く中で、公共施設の老 朽化が大きな課題となっています。 今後、人口減少等により公共施設の利用の変化が予想され、施設の更新・統 廃合・長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担の軽減や施設の最適 化を図ることが求められています。 本市の社会教育施設は、市民の生涯学習活動の拠点として大きな役割を担っ ており、利用者の視点に立って、施設の安全性確保と機能保全を図りながら整 備と管理運営を行っています。 また、多くの施設で指定管理者制度を導入し、モニタリング等による監視・ 指導を行い、効率的・効果的な施設の管理運営を図っています。 今後は、人口減少等による施設利用の変化や老朽化に伴う修繕費等の増大が 予想されるため、施設全体の状況を把握し、長期的な視点をもって、更新・統 廃合・長寿命化など、計画的な施設整備を進めるとともに、多様化する市民ニ ーズに対応した安全で快適な施設環境づくりが必要です。岩見沢市社会教育中期計画 - 22 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 学習環境の整備・充実 ア 施設の利用期間・時間の延長など、利用者の利便性 を向上します。 イ 施設の計画的な修繕により、安全で快適な施設環境 づくりを進めます。 ウ 誰もが利用しやすい施設を目指し、ユニバーサルデ ザインに配慮した施設整備を進めます。
第3章 各 論
Ⅴ 社会教育環境づくりの推進
2 学習活動をサポートする人的な環境づくりを推進します
〔現状と課題〕 市民の学習活動は、教養、文化、スポーツなど様々な分野で取り組まれると ともに、時間や場所、方法など、多種多様な形態で行われており、これらの学 習活動をサポートし充実させるためには、活動を支援する人的な環境づくりを 強化していくことが重要となっています。 本市の社会教育の推進体制は、学びの拠点となる生涯学習センターに専門職 員を配置し、相談や情報提供など、市民の学習活動への支援に努めています。 今後は、市民の多様化する学習ニーズに対応するため、専門職員の実践的な 研修をとおして資質の向上を図るとともに、相談体制を拡充するなど、人的環 境づくりを一層強化する必要があります。岩見沢市社会教育中期計画 - 24 - 〔施策の方向〕 〔具体的な施策〕 (1) 人的環境づくりの充実 ア 社会教育に関する実務研修会に派遣するなど、施設 職員の資質の向上を図ります。 イ 社会教育関係職員間の相互交流により情報の共有 を図ります。 (2)相談体制の拡充 ア 多様化する学習活動をサポートするため、相談・協 力体制を充実します。 イ 国や道などの関係機関との連携を密にし、情報の収 集と提供を図ります。 ウ 相談に対する専門家や関係者の協力体制の整備を 進めます。
資 料 編
1 諮問書
2 答申書
3 岩見沢市社会教育中期計画策定経過
4 岩見沢市社会教育委員名簿
- 25 - 岩教生 第 51 号 平成26年5月30日 岩見沢市社会教育委員の会議 議長 高 岡 いづみ 様 岩見沢市教育委員会 委員長 武 藏 輝 彦 岩見沢市社会教育中期計画の策定について(諮問) このことについて、社会教育法第17条第1項第2号に基づき、「岩見沢市社会教育中期計 画」の策定を下記のとおり諮問いたします。 記 1 諮問理由 現在、岩見沢市教育委員会では、「新岩見沢市総合計画」(平成20年度~29年度) におけるまちづくりの基本方向の一つである「豊かな心を育む教育・文化のまちづくり」 を基本として、「岩見沢市教育推進計画」を毎年策定し、社会教育の推進に努めていると ころです。 今日、少子高齢化の急速な進行、地域経済の低迷、情報通信技術の高度化や国際化の 進展、さらに環境問題など、社会情勢の変化に伴い人々の価値観の多様化が進み、生活 環境や生活意識にも大きな影響を与えています。 このような中、生きがいを持ち充実した生活を送るため、市民自らが生涯にわたって 学習活動を続け、その成果を適切に生かすことができる環境の充実を図ることが求めら れています。 本市では、昨年4月に市民の学びの拠点として「岩見沢市生涯学習センター」を開設 し、市民の自主的な学習活動への総合的な支援を行っているところですが、生涯学習活 動への支援をより充実させ、人材の育成を図り、社会教育活動をさらに推進するために は、本市における社会教育の課題や改善策を明確にしながら、計画的な事業推進を図っ ていく必要があります。 このため、本市の社会教育推進の指針となる「岩見沢市社会教育中期計画」の策定に ついて諮問いたします。 2 計画策定の主な観点 ・岩見沢市の社会教育の現状と課題 ・社会教育の将来像の考え方 ・社会教育推進の施策 3 計画期間 平成27年度から平成31年度まで(5か年) 4 答申期限 平成27年2月下旬
答 申 書
平成27年2月27日 岩見沢市教育委員会 委員長 武 蔵 輝 彦 様 岩見沢市社会教育委員の会議 議長 高 岡 いづみ 岩見沢市社会教育中期計画(案)の策定について(答申) 平成26年5月30日付けで諮問のありました、「岩見沢市社会教育中期計画」 の策定について、本会議におきまして慎重に審議を重ね、この度、「岩見沢市社 会教育中期計画(案)(平成27年度~平成31年度)」として取りまとめまし たので答申いたします。 本計画の策定にあたっては、「新岩見沢市総合計画」との整合性を図りながら、 社会教育の現状と課題を踏まえ、「生き生きと学び 創造性に富んだ豊かな人間 性を育み 潤いのある地域づくりを目指す 社会教育の推進」を基本目標とす る計画として策定いたしました。 本答申が、岩見沢市における社会教育行政の推進に反映され、具現化が図ら れることを期待いたします。27
-岩見沢市社会教育中期計画策定経過
年 月 日 内 容 (平成26年) 2月10日 ~23日 ○学習活動に関する市民アンケート調査の実施 ※社会教育施設利用者を対象 5月19日 【平成26年 教育委員会第5回定例会】 ○社会教育中期計画の策定について、社会教育委員の会議へ諮問するこ とを決定 5月30日 【平成26年度 第1回社会教育委員の会議】 ○教育委員会から社会教育委員の会議に対し、計画の策定について諮問 ○計画策定意義、スケジュール等について説明 7月30日 【平成26年度 第2回社会教育委員の会議】 ○社会教育中期計画の素案について協議(全体会・分科会) 素案協議:計画策定の趣旨、計画の構成と期間、計画の基本目標、計 画の体系、現状と課題 8月14日 ~9月9日 ○学習活動に関する市民アンケート調査(2回目)の実施 ※主に青年・成人世代を対象 11月4日 【平成26年度 第3回社会教育委員の会議】 ○社会教育中期計画の素案について協議(全体会・分科会) 修正案協議:計画策定の趣旨、計画の構成と期間、計画の基本目標、 計画の体系、現状と課題、 素案協議:施策の方向、具体的な施策 (平成27年) 2月25日 【平成26年度 第4回社会教育委員の会議】 ○社会教育中期計画の答申案について協議(全体会) 2月27日 ○社会教育委員の会議から教育委員会に対し、計画の策定について答申 3月10日 【平成27年 教育委員会第1回臨時会】 ○計画の策定についての答申を報告 3月16日 【平成27年 教育委員会第3回定例会】 ○社会教育中期計画の決定役 職 選 出 区 分 所 属 等 議長 高岡 いづみ 家 庭 教 育 関 係 者 岩見沢市主任児童委員 副議長 干場 法美 学 識 経 験 者 旧栗沢町社会教育委員 委員 川崎 義明 学 校 教 育 関 係 者 岩見沢緑陵高等学校長 委員 千葉 潤 〃 岩見沢市校長会 委員 前川 信 社 会 教 育 関 係 者 特定非営利活動法人岩見沢市体育協会 委員 尾崎 和男 〃 岩見沢文化連盟 委員 南原 考之 〃 岩見沢市PTA連合会 委員 佐藤 恭二 学 識 経 験 者 旧北村PTA連合会 委員 今井 美智子 〃 旧北村社会教育委員 委員 平瀬 春吉 〃 公募委員 委員 佐々木 由美子 〃 公募委員 委員 小川 惠子 家 庭 教 育 関 係 者 岩見沢市主任児童委員 委員 阿部 琴子 〃 保育士 委員 須藤 一容 〃 子育て支援講師 委員 荒井 のり子 〃 岩見沢市主任児童委員
岩見沢市社会教育委員名簿
氏 名