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生徒の問題解決能力を育成するための
高等学校総合学科情報系列の在り方
専 攻 : 教 科 ・ 領 域 教 育 専 攻 コース:生活・健康系コース(技術・工業・情報) 氏 名 : 長 井 映 雄1
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はじめに
現在の高校生は,少子高齢化が急速に進む日本 を担っていく必要がある。高校生が 10年後20年 後に活気ある日本を築き上げていくためには,主 体的に様々な問題解決を図りながら自らの未来を 切り拓く能力を身に付ける必要がある。これを支 援するために本研究では,高校生の問題解決能力 の育成を目的として,高等学校総合学科情報系列 の在り方について考察する。2
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総合学科の現状と課題
高等学校の総合学科は,普通教科と専門教科の 科目を融合させ,科目履修を選択性として実施す る学科として 1994年に創設された。その結果, 2014年度には総合学科が高等学校全体 6,789校 の5.3%に相当する 356校に設置され,多様な教 育展開が行われてきている。 総合学科では,r
生徒の自己の将来の生き方・働 き方や進路について自覚を深めさせることj,r
生 徒の多様な興味・関心,学ぶことの楽しさや成就 感の体験Jなどの点で有用であるが,その一方で 総合学科特有の課題として「生徒の目的意識や将 来の進路への自覚が弱いj,r
他学科の教職員から 十分に理解されていなしリなどが指摘されている。3
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課題研究」の捉え方
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課題研究」の内容 高等学校総合学科においては,将来の職業選択 指 導 教 員 : 菊 地 章 を視野に入れ,自己の将来や進路への自覚を深め る教育が不可欠である。生徒が自らの興味・関心 に応じた課題を解決する学習を行う科目である 「課題研究jを推進することが高等学校総合学科 の重要事項である。ただ,生徒の実態に応じた授 業の組み立ての検討には至っていなかった。 3.2 6観点からの「課題研究」の捉え方 中学校段階では,ものづくり等を通した課題解 決能力を育成するための方法と過程が明確に示さ れているが,それを継続して向上させてし、かなけ ればならない高等学校総合学科では,授業内容が 体系的に行われていない。そこで,日本産業技術 教育学会が提唱している技術的課題解決力を育成 するための方法と過程を基に,総合学科情報系列 の「課題研究」に「構想j,r
設計j,r
制作j,r
評 価」の 4つの観点の流れを組み込んだ。さらに, 就業へと意識が向かう生徒が多い総合学科では, 「就業を見据えた観点」が必要となるため,新た に就業を志向させた「工程管理Jと「経営管理j の2つの観点、を追加し,図 lに示す 6つの観点で 「課題研究」を捉えた1)。戸函司
区量日
図1 6観点からの「課題研究」の捉え方- 400 -