住 所/札幌市西区西町南20丁目1-30 電話番号/011-664-7111
診察時間/月〜金曜 9:00〜12:00 13:00〜17:00 土 曜 9:00〜12:00 休 診 日/日曜・祝日
院 長/松村 茂樹
企画制作/北海道新聞社広告局
主に脳血管障 害など脳 神 経 外科領域を診 療し、医療を提 供してきた高橋 脳神経外科病
院が、2013年3月から札幌宮の沢脳神経外科病院と 名称を変更して再スタート。脊椎脊髄外来や、主にめま いの診療を行う神経耳鼻科などの充実を図っています。
「手のしびれ」 札幌宮の沢脳神経外科病院 村上 友宏 医師
―手のしびれの原因にはどのような ものがありますか。
しびれは、血液の流れが滞ってい たり、神経がどこかで圧迫されていた り、神経自体が傷ついたりするときな どに起こります。その原因は大きく分 けて二種類あります。
一つは脊髄や神経根の障害です。
代表的な病気として頸椎(けいつい)症 や頸椎椎間板ヘルニアがあります。頸
以降の女性に多い手根管症候群で す。これは、正中(せいちゅう)神経が 手首の関節の使い過ぎによる靭帯
(じんたい)の肥厚や炎症により圧迫 されておこります。
このほか、脳梗塞などの脳の病変
(特に、視床)や血流障害、糖尿病のよ うな全身性の病気など、さまざまな原 因で手がしびれます。
―頸椎症について詳しく教えてくだ さい。
首は重い頭を支えており、動きもダ イナミックです。そのため負担も大きく、
これが骨棘(こつきょく)のできる原因 であると考えられています。従って、高 齢者に多いのが特徴で、ひどくなると ピリピリしたしびれからビリビリした 痛みに変わったりします。進行すると、
腕や指の動きも悪くなり、足がしびれ たり歩きにくくなったりします。
頸椎症は、頸部のエックス線で診断 可能です。他にもコンピューター断層 撮 影( C T )、磁 気 共鳴画像 装置
(MRI)検査を行って脊髄や神経の圧 迫の程度などを知ることができます。
初期の治療は、神経やその周囲の 炎症や痛みを抑える薬、筋肉を柔ら かくする薬を服用して、症状を緩和 します。首を固定するネックカラー
(腰でいう、コルセット)をする場合 もあります。腕の力がない、細かい指 の動きができない、歩きにくい、排尿 しにくいといった場合では、手術が 必要になることがあります。
頸椎症は、治療を行わなくても症 状が軽減することもあり、「軽いしび れだから」と我慢している人も多いよ うですが、日常生活に不便を感じる ようになったときはすぐに病院に相 談してください。早期に治療すれば 回復も早くなります。
椎症は首の骨(頸椎)の一部に骨棘(こ つきょく)と呼ばれる突起が生じ、頸椎 椎間板ヘルニアは骨と骨の間にある クッションのような柔らかい組織が飛 び出し、それが脊髄や、手に分布する 神経を圧迫するために手のしびれ、脱 力が生じてきます。頭を前や後ろに反ら すとしびれが強くなることがあります。
もう一つは末梢(まっしょう)神経の 異常で、その神経の支配している範 囲がしびれます。代表的なのは、中年
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札幌宮の沢 脳神経外科病院
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主に脳血管障 害など脳 神 経 外科領域を診 療し、医療を提 供してきた高橋 脳神経外科病
院が、2013年3月から札幌宮の沢脳神経外科病院と 名称を変更して再スタート。脊椎脊髄外来や、主にめま いの診療を行う神経耳鼻科などの充実を図っています。
「神経障害性疼痛」とうつう 札幌宮の沢脳神経外科病院 村上 友宏 医師
―神経障害性疼痛とはどのような 病気ですか。
打撲や炎症による痛みを侵害受 容性疼痛といい、神経が障害され て起こる痛みを神経障害性疼痛と いいます。代表的なものには、座骨 神経痛、帯状疱疹(ほうしん)が 治った後の痛み、糖尿病に伴う痛み やしびれなどがあります。あまり知 られていませんが、脳卒中や脊髄
ると慢性化し治りにくくなる恐れが あります。気になる痛みのある人は、
慢性化してしまう前に、早期に原因 を発見し適切な治療を行うことが 大切です。
―神経障害性疼痛の治療につい て教えてください。
さまざまな薬剤を病態や症状に
合わせて使い分ける薬物療法が 中心です。その他、神経の周囲に局 所麻酔薬を注射して、痛みを抑え る神経ブロック療法や、運動療法、
温熱療法などを組み合わせること もあります。
薬や神経ブロックなどが効かな い患者さんには、脊髄に弱い電気 を流すことで、痛みの信号を脳に 伝わりにくくする「脊髄刺激療法」
という治療法もあります。先端に電 極が付いたリードを、脊髄の外側 にある硬膜外腔といわれる部分に 挿入し、電気を流して疼痛部にトン トンと、軽く叩くような心地よい電 気刺激を感じるかどうかを確かめ
ます。これをトライアルといい1週 間ほどその効果を試します。痛み が半分以下になった場合、効果あ りと判定し、電気信号を発生させ る小型の装置を体内に埋め込む 手術を行います。装置のオン・オフ や、刺激の強さを患者さん自身が 専用装置を使い体外から操作しま す。この治療で痛みがなくなるわ けではありませんが、鎮痛薬を減 らすことができる、不眠から開放さ れるなど生活の質の向上につなが ります。痛みに対し、さまざまな治 療を行っても満足する効果が得ら れない人は、専門医に相談してみ るといいでしょう。
損傷による痛みも含まれます。
手足の指先や手のひら、足の裏な どに、①針で刺したような②電気が 走るような③正座をした後のような、
痛みがある場合や、④衣類がすれ たり、冷風に当たったりするだけで 痛い、などのような症状がある場合 は、神経障害性疼痛が疑われます。
神経障害性疼痛には、通常の鎮 痛薬はほとんど効果がないことが 多いです。また、痛みは我慢を続け
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主 に 脳 血 管 障害など脳神 経外科領域を 診療し、医療 を提供してい ます。24時間
救急患者に対応し、脊椎脊髄外来や、主にめま いの診療を行う神経耳鼻科などの充実を図って います。
「足のしびれ」 札幌宮の沢脳神経外科病院 村上 友宏 医師
―足のしびれの原因にはどのよう なものがありますか。
足のしびれの症状は実にさまざま です。足と床の間に何か一枚あるよ うな、あるいは靴を履いていても砂 利の上を歩いているような感覚、ま た、ジンジンやピリピリとしたしびれ 感、足の裏から足指先にかけての痛 み、冷え、火照りを訴える人もいます。
足にしびれや痛みなどの知覚障
裏全体のしびれや痛みが症状で、
入浴したり布団に入ると痛みが増 強するのが特徴です。また、眠りに 入る時、主にふくらはぎの内側に虫 がはうような不快感を覚え、足を動 かさずにはいられないというむずむ ず脚症候群があります。不眠の原因 になるためQOL(生活の質)を著し く低下させます。
このほかには、糖尿病による末梢 (まっしょう)神経障害、足の血管に動 脈硬化が起こる閉塞性動脈硬化症 の可能性も考えられます。 頸椎 (けいつい)で神経の圧迫がある場 合にも足のしびれや感覚が鈍くなる といった症状が出ることがあり注意 が必要です。
―足のしびれの検査、診断につい て教えてください。
しびれは神経がどこかで圧迫さ れていたり、神経自体が傷ついたり、
血液の流れが滞っていたりするとき などに起こります。脳や頸椎、腰椎 の神経の検査には、エックス線やコ
ンピューター断層撮影(CT)、磁気 共鳴画像装置(MRI)が有用です が、足根管症候群などでは画像検 査で異常がないことも多く、神経の 伝達速度を調べる神経伝導検査を 行うこともあります。また、CAVIと いう血管の動脈硬化検査で血液の 流れを確認することもありますし、
糖尿病の診断には採血が必要です。
足のしびれの原因を突き止め、治 療を正しく進めるためには、これら の検査も大切ですが、医師による診 察の神経所見が決め手となります。
いつから、どの場所にどんな症状が あるのかを医師にしっかり伝えて的 確な診断をしてもらいましょう。
害が出る病気はいくつか考えられま す。例えば、背骨には脊柱管と呼ば れる神経の通路があります。腰の 脊柱管が何らかの原因で狭くなっ たものが腰部脊柱管狭窄(きょうさ く)症で、神経が圧迫されて足のし びれや冷えが起きます。足根(そく こん)管症候群は、内くるぶしとか かとの間にある足根管という狭いト ンネルで、神経が圧迫されることで 起きる病気です。かかとを除く足の
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「糖尿病とその合併症」 札幌宮の沢脳神経外科病院 三島 慎也 医師
―糖尿病とはどのような病気で すか。
糖尿病は、膵臓(すいぞう)から 分泌されるインスリンの働きの不足 で、血中にブドウ糖が多い状態が 慢性的に続く病気です。大きくはイ ンスリンを作る細胞が破壊されて 起こる「1型」と、インスリンが作用 しなくなる「2型」などに分類されま すが、国内の患者の95%以上は2型
る例もあります。また、太い血管で は動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳 卒中を引き起こします。現在では、
脳梗塞は糖尿病の「第4の合併症」
といわれるほどになっています。糖 尿病があると脳梗塞の発症リスク が約3倍に増加することが分かっ ています。
合併症を発症すると、日常での
生活の質を損なうだけでなく、時に は生命の危険にさらされます。早期 発見と適切な治療開始でいかに合 併症を予防するか、進行させない かが、糖尿病治療の最大の目的に なります。
―糖尿病治療の重要性について 教えてください。
厚生労働省の調査では、平成24 年時点で糖尿病が強く疑われる人 が約950万人に達し、その可能性が ある予備軍を含めると約2050万人 に上ると推計されています。一方で、
健康診断などで「血糖値が高く、
治療が必要」と言われながら、治療
を受けていない人は約35%にも上 ります。未治療の人が多い背景に は、糖尿病はすぐに命に関わる病 気ではないという誤解があります。
繰り返しになりますが、糖尿病は 細小血管ばかりでなく、太い動脈に も影響し、命を落とすことになりか ねない怖い病気です。そして、合併 症を防ぐには糖尿病の早期発見・
治療が何より大切です。もっと多く の人に糖尿病についての正しい知 識を身に付けてもらうとともに、一度 も検査を受けていない人や、高血 糖を放置している人に、健診の受 診、通院の必要性を理解してもらう ことが、まず大事です。
で、遺伝的な体質と過食や運動不 足など生活習慣が原因とされます。
糖尿病は、血糖値がかなり高くな るまで、喉が渇く、多尿といった症 状が乏しいため、病気に気付かな い人も少なくありません。しかし、高 い血糖値を放置していると、全身の 血管に障害が起き、さまざまな合 併症が現れます。細い血管では、網 膜症、腎症、神経障害の3大合併症 が起き、失明や透析、下肢切断にな
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「くも膜下出血」 札幌宮の沢脳神経外科病院 古明地 孝宏 脳神経外科部長
―くも膜下出血とはどのような 病気ですか。
くも膜下出血は、脳を保護するくも 膜の下にある血管から出血する脳卒 中の一つです。症状はさまざまです が、突然起こる激しい頭痛が特徴で
「今まで経験したことのないほどの痛 み」などと表現されます。40〜50代の 働き盛りの年齢層に発症することが 多く、いったん出血を起こすと、約3割
ので、早期発見が鍵を握ります。
―くも膜下出血の治療と予防に ついて教えてください。
くも膜下出血が起こってしまった 場合、最も注意することは再出血で す。再出血を防ぐ治療として、開頭手 術と血管内治療があります。開頭手 術は、頭蓋骨を開き、脳動脈瘤の根
元をクリップで留めて止血したり、破 裂を防いだりする頸(けい)部クリッ ピング術を行います。一方、血管内治 療は、脚の付け根の血管からカテー テルを入れて脳の病変部まで通し、
脳動脈瘤の内部に金属製のコイル を詰めるコイル塞栓(そくせん)術を 行います。それぞれの治療法にはメ リットとデメリットがありますから、ど ちらが良い治療法ということではな く、患者さんの状態を総合的に判断 し、適切な治療を決定します。
予防は、まず生活習慣の改善から。
特に、脳卒中を誘発する大きな要因 となるのは高血圧です。普段の生活 の中で血圧を自分でチェックし、血
圧のコントロールに気を配りましょう。
そのほか、喫煙、大量飲酒など血管 に悪影響を与える因子は取り除いて いくことが大切です。
くも膜下出血の多くは脳動脈瘤 が原因となるため、脳ドックなどの 検査で、脳動脈瘤の有無を確認す ることも重要です。現在ではMRIを 用いて頭の血管を撮影(MRA)さえ すれば、脳動脈瘤を破裂前に発見 することが可能になっています。く も膜下出血は遺伝との関わりも深 いので、家系にくも膜下出血を起こ した方がいる場合、40歳を過ぎた ら健康診断のつもりで一度検査を 受けることをお勧めします。
が死に至り、治療で一命を取り留め ても、言語障害などの深刻な後遺症 が残ることも多い恐ろしい病気です。
原因のほとんどは、脳動脈の壁の 一部がこぶのように膨らむ脳動脈瘤
(りゅう)の破裂によるものです。高 血圧や動脈硬化などによって血管壁 が弱くなるとできやすいといわれま す。脳動脈瘤は破裂しなければ、無 症状であることも珍しくありませんが、
破裂の大部分は前触れもなく起きる
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