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CONTENTS
1 品質向上の取り組み
環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度
保険商品
・サービス
業務と財務の概況
会社概況 経営について
MS&ADインシュアランス グループについて
…………4トップメッセージ
………2あいおいニッセイ同和損保の目指す姿………12
全力サポート宣言………14
代表的な経営指標等………16
トピックス………21
CSR(企業の社会的責任)の推進………23
コーポレート・ガバナンス………24
コンプライアンス………30
リスク管理………32
内部監査および社外監査・検査………36
人財育成………37
個人情報保護………39
情報開示………42
品質向上に向けて………44
環境問題への取り組み………52
社会貢献活動………57
損保業界での環境保護の取り組み・ 社会貢献活動………62
保険の仕組み………64
募集制度………70
勧誘方針………72
主な保険商品………74
商品の開発・改定………78
お客さまサポート体制………79
損害サービス………80
事故・故障・住まいに関するサービス………82
健康・医療・介護に関するサービス…………83
企業のお客さま向けサービス………84
地域のお客さま向けサービス………86
ホームページ………87
主要な業務に関する事項………90
財産の状況………117
連結事業の概況………141
沿革………178
主な事業の内容………180
株主・株式の状況………181
役員の状況………182
従業員の状況………189
設備の状況………190
会社の組織………192
国内ネットワーク………194
海外ネットワーク………195
店舗一覧………197
損害サービス拠点一覧………207
損害保険用語の解説………212
経営について 保険商品・サービス
業務と財務の概況
会社概況 品質向上の取り組み
環境・社会貢献活動
保険の仕組みと募集制度
トップメッセージ
取締役社長
日頃、あいおいニッセイ同和損保をお引き立て いただき、誠にありがとうございます。
当社は、MS&ADインシュアランスグループの 中核会社として、経営ビジョンに掲げる 「すべての お客さまに高品質の商品・サービスをお届けし、一 人ひとりのお客さまからの確かな信頼を基に発展 する企業」 の実現に向け、全社を挙げて取り組んで おります。
今 年 度は、中 期 経 営 計 画 の 「ステージ 2」計 画
(2012−2013 年 度 )の 総 仕 上 げ の 年として、保 険引受による利益を安定的に確保できる事業構造 の実現に向けて、自動車保険の収益改善を中心と した収益構造の革新を進めております。また、お客 さま接点における業務品質向上についても、 「全力 サポート宣言」 − お客さまをお待たせしない すべ てのお客さまへ親身な対応を行う プロフェッショ ナルの安心でお客さまをしっかり支える ことを柱 に、損害サービス部門を中心に取り組んでおりまし たが、今年度より営業部門にも拡大し、お客さまか ら選ばれる会社の実現に向けて今まで以上に取組 みを強化してまいります。
同時に、当社では、三井住友海上火災保険株式 会社 (以下 「三井住友海上」 ) との間で共同利用する 統合新システムの開発を進めており、既に一部の 運用を開始しています。本システムの本格導入によ
成長と効率化の同時実現を図り、
お客さま満足度のさらなる向上に つなげてまいります。
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
3
経営について品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況経営について
3
り、商品開発から保険募集・契約管理に至るまで、
様々な業務プロセスを高度化することで、お客さま のサポート態勢の一層の充実を図ってまいります。
保険業界を取り巻く環境は、少子高齢化による市 場の縮小、相次ぐ大規模自然災害の発生等の影響 から大変厳しい状況が続いており、加えて、多様化 するお客さまニーズへの対応が大きな課題となっ ております。このような中、当社は、一層の事業基 盤強化・収益力強化を目的に、2013 年 1 月、MS&
ADインシュアランスグループホールディングス株 式会社 (以下 「持株会社」 ) および三井住友海上との 間で、グループ内の機能別再編を行うことに合意 し、現在、具体的な協議を進めております。
この機能別再編において当社は、独自の強みで あるトヨタグループ・日本生命グループとのパート ナー関係の強化、優位性のある商品・サービスの提 供による地域密着営業の展開を事業コンセプトと して明確化し、併せて、共通する業務・組織の集約 等により効率化を追求することで、成長と効率化の 同時実現を図り、お客さま満足度のさらなる向上、
グループとしての企業価値の向上につなげてまい ります。
企業の社会的責任 (CSR) に関しては、当社の行 動指針のひとつである 「地域密着」 を具現化する取 組みとして、東日本大震災の被災地への復興支援
※当社では「人材」を「人財」と表しています。
を継続するとともに、自治体やマスコミ等とも連携 するなど地域特性を踏まえた社会貢献活動を展開 しております。
また、当社では、 これらの戦略・取組みを支える人 財の確保に向けて、全社員一人ひとりが新たな役 割・職務にチャレンジしていく活動に取り組んでお ります。中でも、中長期的な視点から、女性の活躍 推進をはじめとするダイバーシティーの推進や、グ ローバルな視野を持ち世界で活躍できる人財の育 成を着実に進め、社員とともに成長できる会社を目 指してまいります。
当社は、ステークホルダーの皆さまからのご期 待にお応えしていくために、当社の強みを最大限発 揮すべく、機能別再編という新たな道を選択いたし ました。スピード感を持ってそれを成し遂げ、 より一 層、お客さまに身近な親しみのある保険会社とな り、お客さま、地域社会に貢献してまいります。
引き続き一層のご愛顧とご支援を賜りますよう
お願い申し上げます。
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
MS&ADインシュアランス グループについて
MS&AD インシュアランス グループの目指す企業グループ像を明確にするため、経営理念、経営ビ ジョン、行動指針を次のとおり定めています。
経営理念 (ミッション)
グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球 の健やかな未来を支えます
経営ビジョン
持続的成長と企業価値向上を追い続ける世界トップ水準の保険・金融グループを創造します 行動指針 (バリュー)
行動指針 (バリュ ) お 客 さ ま 第 一
誠 実
チ ー ム ワ ー ク
革 新
プロフェッショナリズム
)
CUSTOMER FOCUSED
カスタマー・フォーカス
INTEGRITY
インテグリティ
TEAMWORK
チームワーク
INNOVATION
イノベーション
ム PROFESSIONALISM
プロフェッショナリズム
D
わたしたちは、常にお客さまの安心と 満足のために、行動しますわたしたちは、あらゆる場面で、あらゆる人に、
誠実、親切、公平・公正に接します
わたしたちは、お互いの個性と意見を尊重し、
知識とアイデアを共有して、ともに成長します
わたしたちは、ステークホルダーの声に耳を傾け、
絶えず自分の仕事を見直します
わたしたちは、自らを磨き続け、
常に高い品質のサービスを提供します
MS&ADホールディングスが入る
八重洲ファーストフィナンシャルビル
MS&ADインシュアランス グループは、三井住友海上グループ、あいおい損害保険株式会社、ニッセイ 同和損害保険株式会社が2010年4月に経営統合し、MS&ADインシュアランス グループ ホールディン グス株式会社(以下、 「MS&ADホールディングス」)を持株会社とし
て、発足しました。
MS&ADインシュアランス グループは、経営統合の第一段階とし て、あいおい損害保険株式会社とニッセイ同和損害保険株式会社の合 併、三井住友海上きらめき生命保険株式会社とあいおい生命保険株式 会社の合併、シェアードサービスの統合などを進め、グループ経営の 効率化を図ってまいりました。
また、経営統合の第二段階として、グループ全体での「成長」と「効率 化」による企業価値向上、多様化するお客さまニーズへの対応および ガバナンスの強化を実現するため、グループの中核損保である、三井 住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会 社を中心に、2014年4月以降順次、グループを機能別に再編すること といたしました。
今後も、 スピード感を持って事業基盤および経営資源の強化・拡大を 図ることにより、 グローバルに事業展開する世界トップ水準の保険・金 融グループを創造し、 持続的な成長と企業価値の向上を目指します。
MS&ADインシュアランス グループの目指す姿
MS&ADインシュアランス グループについて
品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況経営について
5
グループの構成
MS&AD ホールディングスは、直接出資する 5 つのグループ国内保険会社(三井住友海上、あいおい ニッセイ同和損保、三井ダイレクト損保、三井住友海上あいおい生命、三井住友海上プライマリー生命)
と7 つの関連事業会社(インターリスク総研、MS&AD ビジネスサポート、MS&AD スタッフサービス、
MS&AD システムズ、MS&AD 事務サービス、MS&AD 基礎研究所、安心ダイヤル) を有する上場持株 会社です。
グループ構成図(2013年7月1日現在)
直接出資する関連事業会社
三井住友海上
あいおいニッセイ同和損保
三井ダイレクト損保
三井住友海上あいおい生命
三井住友海上プライマリー生命
・インターリスク総研
・
MS&AD
ビジネスサポート・
MS&AD
スタッフサービス・
MS&AD
システムズ・
MS&AD
事務サービス・
MS&AD
基礎研究所・安心ダイヤル
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
MS&ADインシュアランス グループについて
各部門
株主総会
監査役会
人事委員会 報酬委員会
監査役 取締役会
グループ経営会議 課題別委員会
・ グループ経営モニタリング委員会
・ リスク・コンプライアンス委員会
・ 情報開示委員会 等 経営意思決定
監督
三井住友海上 火災保険(株)
あいおい ニッセイ同和 損害保険(株)
直接出資する 関連事業会社
(注)
三井住友海上 あいおい 生命保険(株)
三井住友海上 プライマリー 生命保険(株)
三井ダイレクト 損害保険(株)
選任
選任・監督
選任
選任
報告 連携 報告
報告
報告 監査役監査
外部監査
内部監査
経営管理 モニタリング・内部監査
報告 報告
選任
監査役(常勤) : 2名 社外監査役 : 3名 取締役 : 13名
(うち社外取締役 : 4名)
執行役員 : 15名
※含む取締役兼務者
会計監査人
内部監査部門 業務執行
体制図〈
MS&AD
インシュアランスグループホールディングス株式会社〉 (2013年7月1日現在)(注)関連事業会社は、インターリスク総研、MS&ADビジネスサポート、MS&ADスタッフサービス、MS&ADシステムズ、MS&AD事務 サービス、MS&AD基礎研究所、安心ダイヤルの7社です。
基本的な考え方
MS&ADホールディングスは、グループの事業を統括する持株会社として、 「経営理念」 のもと、経営資源 の効率的な活用と適切なリスク管理を通じ、グループの長期的な安定と発展を実現するため、透明性と牽制 機能を備えた経営体制を構築し、企業価値の向上に努めています。
経営体制
MS&ADホールディングスは、監査役会設置会社として、取締役 (会) および監査役 (会) 双方の機能の強 化、積極的な情報開示等を通じ、 ガバナンスの向上に取り組んでいます。
また、執行役員制度を導入し、経営意思決定および監督を担う 「取締役 (会) 」 と業務執行を担う 「執行役員」
の役割を明確化して、グループ経営管理の強化を図っています。加えて、経営から独立した社外人材の視点 を取り入れて監視・監督機能を強化し、透明性の高い経営を行うため、取締役 13 名のうち 4 名、監査役 5 名 のうち 3 名を社外から選任しています。また、取締役会の内部委員会として、 「人事委員会」 「報酬委員会」 を 設置し、委員の過半数および委員長を社外取締役としています。
グループ経営管理体制
MS&ADホールディングスは、直接出資するグループ国内保険会社 (三井住友海上、あいおいニッセイ同 和損保、三井ダイレクト損保、三井住友海上あいおい生命、三井住友海上プライマリー生命) および直接出資 する関連事業会社 (インターリスク総研など7 社) との間で経営管理契約等を締結し、適切な経営管理体制 を構築しています。
グループ国内保険会社の事業に関する情報を直接かつ迅速に入手することは、グループ経営の円滑な運 営に資すると考えることから、MS&ADホールディングスの社内取締役の多くは、グループ国内保険会社の 取締役を兼務しています。また、MS&ADホールディングスのグループ経営会議には、議事に応じてグルー プ国内保険会社の役員も出席しています。
MS&ADインシュアランス グループのコーポレートガバナンス体制
品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況経営について
7 コーポレート・ガバナンス、
コンプライアンス、リスク管理、
情報開示、人権尊重、環境保全
すべての事業活動
期 待 に 応 え る 品 質 の 商 品・
サービスを提供します。
お客さま
適切な情報開示、適正な利益 還 元を行います。企 業 価 値 の 向上に努めます。
株 主
地 球 環 境 の 保 全に取り組 み ます。
環 境 パートナーとして、ともに成長
します。
代理店
健全な関係を保ち、協力して 社会的責任を果たします。
取引先
(委託先・購入先等)
働きやすい環境、働きがいを 実 感し 成 長し て い く機 会 を 提供します。
社 員
社 会 の 一 員として、そ の 持 続 的 発 展 に 寄 与 す る 取り組 み を実行します。
地域社会国際社会 経営理念
(ミッション) 経営ビジョン 行動指針
(バリュー)
【
MS&AD
インシュアランスグループの目指す姿】商品・サービスの品質向上を通じ信頼を獲得します
・ステークホルダーの声にもとづき、常に商品・サービスの品質向上や業務の改善を進め、信頼を獲得します。
持続可能な環境・社会づくりに貢献します
・商品・サービスの提供を通じた社会貢献や地球環境保全を進めます。
・東日本大震災など自然災害の被災地復興に向けた支援活動、地域に密着した社会貢献活動などを進めます。
・事業活動に伴い発生する環境負荷の軽減や、生物多様性の保全などさまざまな環境問題の解決に取り組みます。
グループの CSR 取り組みの考え方
すべての事業活動を通じて、 ステークホルダーに対する社会的責任を果たします。
○経営理念 (ミッション) ・経営ビジョン・行動指針 (バリュー) をよりどころとします。
○コーポレート・ガバナンス、 コンプライアンス、 リスク管理、 情報開示、 人権尊重、 環境保全を原則とします。
○お客さま、株主、代理店、取引先、社員、環境、地域社会・国際社会をステークホルダーとします。
MS&ADインシュアランス グループの CSR
以下を中期的な CSR 取り組みの柱として、グループ共通で取り組みます。
CSR 取り組みの柱(グループ共通の重点課題)
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
MS&ADインシュアランス グループについて
持続的な 成長サイクル
企業価値 向上 品質向上の実現 経営資源の戦略的配分
重点・成長領域への資源投入 事業運営の健全性確保
統合効果の発揮
グループベストの発揮 グループシナジーの追求
チャレンジする企業文化 プロフェッショナリズムの発揮
社員・代理店がともに成長
収益力の向上
投資余力の拡大 お客さま・代理店の信頼
品質向上を通じて、お客さまの信頼を獲得し、成長を実現する
お客さま第一を実践し、あらゆるお客さまに高品質の商品・サービスをお届けする。
成長により得られる収益を品質向上に投入することにより、好循環サイクルを確立し、持続的な成長を実現する。
グループの総合力を結集してグループシナジーを追求し、収益力を格段に強化する
グループシナジーを追求して経営効率化を図り、グループの収益力向上を実現する。事務・システムの一本化、シェアードサービスの推進を含め、グループベストの観点からあらゆるオペレー ションを見直し、スケールメリットを発揮する。
選択と集中による戦略的な資源配分を実施するとともに、健全な事業運営を行う
拡大した経営資源を重点領域・成長領域に投入し、資源の有効活用と成長力の強化を図る。グループ各社が保険・金融事業に求められる健全な事業運営を行うとともに、持株会社を中心としたグルー プ・ガバナンス体制を確立し、グループ全体の健全性を確保する。
プロフェッショナルとしてチャレンジする企業文化を醸成し、社員・代理店とともに成長する
社員一人ひとりが、プロフェッショナルとしてチャレンジする企業文化を醸成する。誇りと働きがいを実感し、社員・代理店がともに成長できる企業グループを実現する。
4 つの基本戦略
企業価値向上に向けた戦略構図
MS&AD ニューフロンティア 2013
(MS&AD
インシュアランスグループ 中期経営計画2010
年度〜2013
年度)品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況経営について
9
目標事業ポートフォリオ
2013
年度見込2013
年度目標グループ利益指標(注4)
1 , 100
億円1 , 100
億円国内損保
680
億円600
億円国内生保
160
億円150
億円海外
240
億円300
億円金融サービス
/
リスク関連サービス30
億円50
億円目標数値
2013
年度見込2013
年度目標(注1)連結正味収入保険料
2
兆7 , 700
億円2
兆7 , 000
億円生保保有契約年換算保険料(注2)
3 , 330
億円3 , 300
億円グループ
ROE
(注3)5 . 6
%7
%国内損害保険事業
・三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保 ・三井ダイレクト損保
各社のノウハウ・仕組みを活用して業務プロセスの品質を向上させ、多様な顧客 基盤にふさわしい、魅力的な商品・サービスを開発し提供していきます。また、事 務・システムの統合や営業・損害サービス拠点の統合等により、事業費を大幅に 削減し、経営効率の向上を実現していきます。
三井ダイレクト損保では、成長性の高い通販マーケットで収益性を確保しつつ、事 業の拡大を図ります。
国内生命保険事業
・三井住友海上あいおい生命 ・三井住友海上プライマリー生命三井住友海上あいおい生命は、拡大した営業基盤を活用し、クロスセルを軸に、金 融機関、生保代理店、直販チャネルを通じて、魅力的な商品・サービスをお客さま に提供し、成長を加速させていきます。
三井住友海上プライマリー生命は、個人年金保険分野において、お客さまの ニーズに応じた商品提供と販売力の強化により、リーディングカンパニーとして の地位を確立していきます。
海外事業
アジアでは、トップクラスの事業基盤や優位性を活用し、積極的に事業展開していきます。欧州では、地域的拡大とサービス体制の充実を図ることで収益を追求し、米州では、堅実 な収益の確保を図っていきます。また、海外再保険においては、ビジネスの拡大を図って いきます。
金融サービス事業
商品力・販売力の強化によるアセットマネジメント事業の拡大や、401 K
事業、個人融 資関連事業を積極推進していきます。また、ART
事業、金融保証事業、ベンチャーキャ ピタル事業など、金融に関する多様なソリューションサービスを展開していきます。リスク関連サービス事業
リスクマネジメント事業、介護事業、資産評価鑑定事業、アシスタンス事業等、お客さ まのリスク・ソリューションに資する保険以外のサービスを提供していきます。また、環境変化のトレンドを踏まえ、新規ビジネスの発掘を推進していきます。
(注1)2012年6月1日に設定した経営数値目標
(注2)三井住友海上あいおい生命の数値(除く団体保険)。三井住友海上プライマリー生命は含まない
(注3)グループROE=グループコア利益(注4)÷期初・期末平均連結純資産(除く少数株主持分)
(注4)グループ利益指標
グループコア利益=連結当期利益−株式キャピタル損益(売却損益等)−クレジットデリバティブ評価損益−その他特殊要因+非連結グループ会社持分利益
経営数値目標
事業ドメインと個別戦略
MS&ADインシュアランス グループでは、グループの総合力を結集して、グループシナジーを追求し、お
客さま一人ひとりに応じた高品質の商品・サービスを提供します。
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
MS&ADインシュアランス グループについて
事業・販売チャネル再編
一部本社機能 一部本社機能
地域における販売網・拠点の集約、拠点の共同利用
三 井 住 友 海 上
あ い お い ニ ッ セ イ 同 和 損 保 M S & A D ホ ー ル デ ィ ン グ ス
統合リスク管理 海外事業コントロール
船舶保険、貨物・運送保険、航空・宇宙保険
第三分野長期契約の移行 三井住友海上あいおい生命
海外事業の再編
海外事業子会社の業務運営の一体化 モーターチャネル代理店
MS&ADインシュアランス グループの機能別再編について
1. 機能別再編の目的
2010 年 4 月 の MS&ADインシュアランス グ ループ発足後、当社グループは、経営統合の第一 段階として、あいおい損害保険株式会社とニッセイ 同和損害保険株式会社の合併、三井住友海上きら めき生命保険株式会社とあいおい生命保険株式会 社の合併、シェアードサービスの統合などを進め、
グループ経営の効率化を図ってまいりました。ま た、経営統合最大の課題であるシステム統合につ いても、着実に進めております。
こうした中、経営統合の第二段階として、次の目 的を実現するため、持株会社傘下の中核損害保険 会社 (三井住友海上およびあいおいニッセイ同和 損保。以下 「中核損保 2 社」 ) を中心とした機能別再 編に向けた検討を進めています。
① グループ全体での企業価値向上:グループ全体 での 「成長」 と 「効率化」 の実現
② 多様化するお客さまニーズへの対応:中核損保 2 社の特長を最大限発揮
③ グループガバナンスの強化:持株会社を中心とし たガバナンス体制の強化
2013 年 4 月に施行された改正保険業法によっ て、保険契約の移転および保険募集の再委託に係 る規制の見直しが行われました。この機能別再編 は、規制の見直しを踏まえた過去に例のないスタ イルの再編であり、関係当局の認可等を前提に、
2014 年 4 月1 日以降順次実施する予定です。
2. 機能別再編の形態
機能別再編によって、中核損保 2 社の事業コン セプトを明確化することにより、それぞれの事業 基盤を一層強固にし、効率的な経営による収益力 の強化を図るとともに、国内保険事業において、
事業および販売チャネルの再編により営業効率 を向上させ、共通する本社機能は持株会社に集 約するなど、グループ機能の最適化を図ります。
こうしたコンセプトの明確化および機能の最適
化によって、中核損保 2 社の強みを結集し、シナ
ジーを発揮することで、お客さまからの支持、満
足度向上を実現し、国内 No.1 損保グループの地
位を確固たるものとすることを目指します。
経営について
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
あいおいニッセイ同和損保の目指す姿
当社は、三井住友海上とともに、MS&ADインシュアランス グループの中核会社として企業価値の向上 を追求し、お客さまからの確かな信頼によって選ばれる保険会社を目指しています。
経営理念 (ミッション) は MS&ADインシュアランス グループ各社共通の想いです。グループ社員共通の 行動指針 「お客さま第一、誠実、 チームワーク、革新、プロフェッショナリズム」 に当社独自の指針 「地域密着」 と
「情熱」 を加え、経営ビジョンの達成に向け全力で取り組んでいます。
経営理念
(ミッション)
グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会 の発展と地球の健やかな未来を支えます
経営 ビジョン
すべてのお客さまに高品質の商品・サービスをお届けし、一人ひとりのお客さまから の確かな信頼を基に発展する企業を創造します
行動指針
(バリュー)
【お客さま第一】
CUSTOMER FOCUSED
わたしたちは、常にお客さまの安心と満足のために、行動 します
【誠実】
INTEGRITY
わたしたちは、あらゆる場面で、あらゆる人に、誠実、親切、
公平・公正に接します
【チームワーク】
TEAMWORK
わたしたちは、お互いの個性と意見を尊重し、知識とアイ デアを共有して、 ともに成長します
【革新】
INNOVATION
わたしたちは、ステークホルダーの声に耳を傾け、絶えず 自分の仕事を見直します
【プロフェッショナリズム】
PROFESSIONALISM
わたしたちは、自らを磨き続け、常に高い品質のサービス を提供します
【地域密着】
COMMUNITY-BASED
わたしたちは、常に、地域社会とのつながりを大切にします
【情熱】
PASSION
わたしたちは、あらゆる場面で、熱い情熱を持って取り組 みます
あいおいニッセイ同和損保の経営理念、経営ビジョン、行動指針
品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況
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経営について
MS&AD インシュアランス グループ中期経営計画「MS&AD ニューフロンティア 2013」 (P8 参照) を 踏まえ、2010 〜 2013 年度の 4 ヵ年の中期経営計画を策定しています。また、2010 〜 2011 年度を
「ステージ 1」、2012 〜 2013 年度を 「ステージ 2」 と区分し、計画の達成に向けてスピード感を持った 取り組みを進めています。
成長性 拡大した経営資源を重点・成長領域に投入し、資源の有効活用と成長力の強化を図る
収益性 グループシナジーを追求するとともに、合併効果の発揮により、いち早く高い効率性・収益性を 実現する
健全性 業界トップクラスの健全性を堅持し、リスク管理の高度化により環境変化にも対応できる事業 運営を構築する
品質向上 品質向上を通じ、お客さまからの確かな信頼により選ばれる会社を実現する
企業風土 積極的にチャレンジする企業風土・文化を確立し、社員・代理店とともに成長する
中期経営計画の基本戦略(2010〜2013年度)
「ステージ2 (2012〜2013年度)」計画について
戦略の骨子①
戦略の骨子②
戦略の骨子③
統合新システムへの
スムーズな移行 人財育成・活用 経営管理態勢・統合的
リスク管理態勢の高度化 戦略の骨子を支える取組み
収益構造革新取組みをベースとして、強みを活かした戦略および地域経営の強化によって成長戦略を再構築し、保 険引受による利益を上げ続ける事業構造を実現
−機能別再編の意義・目的を共有し社員一人ひとりの活動革新につなげる
−自動車保険の収益性で優位性を確立する
−全社態勢・取組み強化によりトヨタ・日本生命マーケットでの強みを再構築する
−代理店・扱者、事業パートナー等との関係強化を軸にリテールマーケットでの対応を強化する
お客さま接点(代理店・扱者、損害サービスセンター、コンタクトセンター)の機能・体制・品質の重点強化により、お客さ まから選ばれる会社を確立
−代理店・扱者と一体となった最適な事故対応態勢を再構築する
−コンタクトセンターの体制強化を通じ、お客さまのワンストップニーズに応えるなど更なるお客さま満足度向上を図る
−人財育成、社員一人ひとりのプロフェッショナル化への取組み及び体制強化を図る
安定的な資産運用収益の実現に向けた運用ポートフォリオへの変革と連結事業の収益力強化
−リスク性資産の更なる圧縮を図る
−海外事業の収益改善取組みを加速・強化する
バランスのとれた企業体質を軸に、事業領域の拡大と資源の有効活用により持続的な成長を実現する
あいおいニッセイ同和損保の中期経営計画
2013年度 経営方針
経営のベクトル・戦略・施策の優先順位を明確化し、成長と効率化の同時実現に取り組んでいます
■中期経営計画の完遂に向けて
①保険引受利益を上げ続ける事業構造の実現 ②統合新システム導入による活動革新の進化 ③戦略株式売却計画の完遂
■将来につながる布石を打つ
①強い人財の育成 ②お客さま接点の強化 ③選択と集中(経営資源のシフト)による事業基盤の強化
具体的な戦略 の 骨子
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
全力サポート宣言
当社では、 お客さまに安心と満足をお届けするために、 「全力サポート宣言」 を掲げています。
「全力サポート宣言」を、当社のお客さま応対品質における行動規範と定め、全社員が代理店・扱者ととも に、 お客さまを全力でサポートすることを誓っています。
「全力サポート宣言」は3つの宣言と、宣言を具現化するための部門ごとの9つの約束により、お客さまへ
「迅速」 で 「優しい」 「頼れる」サービスをご提供するものです。ご契約から、万が一の事故の際の保険金のお支 払いまでのすべてのプロセスにおいてご満足いただき、 「お客さま満足度No.1の保険会社」 を目指しています。
■営業部門の取り組み
《宣言1》私たちは、お客さまをお待たせしません
ご契約の満期のご案内は、お客さまに対して満期2か月前には漏れなく発送し、到着後、1週間以内を目途にお客さまにフォローコール を行うことを目指します。
お客さまからお見積書のご依頼をいただいた場合は、保険設計に必要な項目とお客さまのご意向を確認し、ニーズにあったお見積書 を2 営業日以内にお届けすることを目指します。また、お客さまから事故のご連絡があった際には、すみやかに対応するとともに、事故 にあわれたお客さまへの気づかいや不安な点に関してアドバイスを行います。
《宣言2》私たちは、すべてのお客さまへ親身な対応を行います
お客さまが商品、契約内容を理解できるよう、パンフレット、チラシやパソコン・タブレットの説明用ツール等を活用して、わかりやすく 丁寧な説明を行います。
保険料のお支払いについては、お客さまに利用可能な保険料の払込方法をご案内し、ご希望の払込方法をご選択いただきます。
また、インターネットを通じてご提供する「Web 約款」「事故経過情報」や「保険のご契約に関するアンケート」などの Web サービスに ついて、十分なご説明を行います。
《宣言3》私たちは、プロフェッショナルの安心 でお客さまをしっかり支えます お客さまのリスク実態やご要望にあった、最適な補償内容をご提案します。
さらに、事故未然防止サービスの一環としてスマートフォン用アプリケーション「サポ NAVI」のご案内や、企業・団体のお客さま対象 に交通安全の意識の向上や自動車事故防止活動を支援するための「無事故推進運動」のご提案等、事故の未然防止に向けた情報提供 や適切なアドバイスを実施します。
また、事故の際は、受付から保険金のお支払いまでお客さまからのご相談やお困りごとへ親切・丁寧に対応します。
《宣言1》
約束❶……… 満期案内到着後、遅くとも1週間以内にお客さまへご連絡することを目指します 約束❷……… お見積書は、お客さまのご依頼から2 営業日以内にお届けすることを目指します 約束❸……… お客さまから事故のご連絡があった際は、すみやかに対応します
《宣言2》
約束❹……… パンフレットやパソコン・タブレットを活用して、わかりやすいご説明を行います 約束❺……… お客さまのニーズに合わせた保険料のお支払方法について、丁寧なご説明を行います
約束❻……… 「Web約款」「事故経過情報」、 や「保険のご契約に関するアンケート」などのWebサービスについて、
十分なご説明を行います
《宣言3》
約束❼……… お客さまのリスク実態やご要望にあった、最適な補償内容をご提案します 約束❽……… お客さまに、事故の未然防止に向けた情報提供や適切なアドバイスを実施します 約束❾……… 事故の際は、迅速で親身な対応により、お客さまの不安を解消します
営業部門では、 ご契約の窓口である 「営業店が代理店・扱者とともに」 、下記9つのお約束を掲げ、その 実現に向けて、誠心誠意取り組んでいます。
営業部門の9つのお約束
3 つの宣言
宣 言 1
迅 速 私 たち は 、お 客 さまを お 待 た せしませ ん宣 言 2
私たちは、すべてのお客さまへ親身な対応を行います宣 言 3
私たちは、プロフェッショナルの安心 でお客さまをしっかり支えます 優しい頼れる
品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況
15
経営について
■損害サービス部門の取り組み
《宣言1》私たちは、お客さまをお待たせしません
お客さまからの事故のご連絡をいただいたのち、「1 時間以内のファーストコンタクト(お客さまや事故関係先への連絡)」を目標に掲 げ、すみやかに事故対応を開始します。2012 年度には、このファーストコンタクト1 時間以内件数率はほぼ 80%を超え、多くのお客さ まへ安心をお届けしています。
また、CTI 機能を搭載した損害サービスシステム「アンサンブル」により、お客さまの電話番号から即座に事故情報を検索、専任担当 者の電話へダイレクトに着信し、お客さまをお待たせしない対応を実現しています。
さらに、夜間・休日の事故のご連絡についても、当社提携の「あいおいニッセイ同和損保あんしん 24(株)」で 365 日 24 時間しっかり サポートします。
《宣言2》私たちは、すべてのお客さまへ親身な対応を行います
事故のご連絡をお受けしたのち、お客さまへ事故の対応に関するご意向を確認し、解決に至るまでのプロセスなどを丁寧にご説明し ます。また、保険金のお支払いまでの途中経過を定期的にお客さまへご連絡(安心コール)し、お客さまからのご相談やお困りごとへ親 切・丁寧に対応します。
専任担当者のスキル・レベルアップを図るため、2012 年度より「全国電話応対コンテスト」「感謝の声大賞」を実施し、日々サービスの 向上に取り組んでいます。
さらに、インターネットを活用した Webアンケートを実施し、お客さまからいただいたご契約や事故対応に関するご意見やご要望を 品質向上に活かしています。
《宣言3》私たちは、プロフェッショナルの安心 でお客さまをしっかり支えます
事故の解決にあたっては、専任担当者が一つひとつの事故内容にあわせて、チームで信頼の対応を行います。また、当社関連会社「あ いおいニッセイ同和損害調査(株)」では高い技術力をもった社員(技術アジャスター)が車両の損害調査を行い、迅速で的確な保険金 お支払いを実現しています。
このほか、医師や弁護士、優良修理工場や優良レッカー業者のネットワークを構築し、お客さまをしっかり支えます。
※損害サービスの内容についてはP80をご参照ください
《宣言1》
約束❶……… お電話でのご照会時は専任担当者が即時に応対します
約束❷……… お客さまから事故のご連絡後、1時間以内に担当者がファーストコンタクトを開始します 約束❸……… 夜間休日も事故受付センターでお客さまをしっかりサポートします(365 日24時間)
《宣言 2》
約束❹……… お困りごとやご相談に対して親身に対応し不安を解消します 約束❺……… 専任担当者が2週間ごとに安心コール(経過報告)を行います
約束❻……… お客さまアンケートを通じていただいたご意見を品質向上に活かします
《宣言 3》
約束❼……… 事故の内容に沿ったプロの専任担当者が信頼の対応を行います(1事故専任チーム担当)
約束❽……… 専門家、専門業者ネットワーク(医師・弁護士・優良修理工場・優良レッカー)でお客さまを支えます 約束❾……… 修理に関する専門家が、速やかに修理工場との打ち合わせやお車の確認等を行います
損害サービス部門では、お客さまにとっていつも 「頼れる」 存在を目指して、 「迅速」 で 「優しい」 事故対 応サービスの実現に全力で取り組んでいます。
損害サービス部門の9つのお約束
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
代表的な経営指標等
項 目
年 度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度
(単位:百万円)
正味収入保険料 正味損害率 正味事業費率 保険引受利益 経常利益 当期純利益
純資産 総資産
その他有価証券評価差額金 不良債権の状況(リスク管理債権)
1,127,612
65.62%
34.60%
9,810
△37,201
△16,288
720.8%
855.1%
476,091
3,519,933
△7,138
3,962
1,106,717
67.71%
35.01%
△14,372
47,439
21,226
755.9%
901.5%
577,691
3,529,556
83,737
4,521
1,074,631
79.74%
35.15%
△20,008
9,233
△43,549
442.6%
410,077
3,141,142
44,951
3,345
1,103,234 70.44%
34.08%
6,692 25,859 18,862
649.1%
552,405 3,236,851 179,614 3,424 1,097,341
68.20%
35.63%
△33,369
16,079
△11,417
681.6%
476,674
3,364,309
16,378
4,573 あいおい損保
ニッセイ同和損保 単体
ソルベンシー・
マージン比率
(注)
「代表的な経営指標等」の中では、2009 年度以前はあいおい損保・ニッセイ同和損保の合算数値を、
2010 年度はあいおい損保・ニッセイ同和損保の 4 月〜 9 月の合計数値とあいおいニッセイ同和損保の 10 月〜 3 月の数値を合算して表示しています。
(注)単体ソルベンシー・マージン比率は、リスク計測の厳格化等を図るため、2011 年度 (2012 年3月31日)から算出に係る法令等が改 正されています。
品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況
17
経営について
0 20 40 60 80 100
(%)
0.9 58.4 13.9 11.5 6.5 8.8
自賠責
自動車 火災 傷害 海上 その他
正味収入保険料は、自動車保険や火災保険で の増収を主因に、1 兆 1,032 億円と前年度に比べ 2.7%の増収となりました。
正味収入保険料は、ご契約者から直接受け 取った保険料 (元受保険料) および受再保険料 から、出再保険料、返戻金を控除し、さらに積立 保険に係る積立保険料を控除したものです。
正味事業費率は、前年度に比べ 1.07ポイント低 下し34.08%となりました。
正味事業費率は、損益計算書上の 「諸手数料 及び集金費」 に 「営業費及び一般管理費」 のうち 保険引受に係る金額 (保険引受に係る営業費及 び一般管理費) を加えて、 「正味収入保険料」 で 除した割合です。
2008 11,276
11,067 10,973
2009 2010 2011 2012(年度)
12,000
11,000
10,000
9,000
8,000
0
11,032
(億円)
10,746
2008 2009 2010 2011 2012(年度)
80
75
70
65
60
0
(%) 79.74
65.62 67.71 68.20
70.44
正味損害率は、東日本大震災による支払の減 少などにより前年度に比べ 9.30ポイント低下し 70.44%となりました。
正味損害率は、正味収入保険料に対する支 払った保険金の割合のことであり、損益計算書 上の 「正味支払保険金」 に 「損害調査費」 を加え て、 「正味収入保険料」 で除した割合です。
2008 2009 2010 2011 2012(年度)
40
35
30
25
0
(%)
35.15 34.60 35.01 35.63
34.08
2012 年度正味収入保険料 保険種目別構成割合
正味収入保険料
正味損害率
正味事業費率
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
代表的な経営指標等
保険引受利益は、 発生保険金 (正味支払保険金と 支払備金繰入額・戻入額の合計) の減少などにより前 年度に比べ 267 億円増加し66 億円となりました。
保険引受利益は、正味収入保険料等の 「保険 引受収益」 から、正味支払保険金・損害調査費・
満期返戻金等の 「保険引受費用」 と保険引受に 係る営業費及び一般管理費を控除し、保険引受 に係るその他収支を加減したものです。なお、
保険引受に係るその他収支は自賠責保険等に 係る法人税相当額などです。
2008 2009 2010 2011 2012(年度)
200
100
0
-100
-200
-300
(億円)
△200 98
66
△143 △333
保険引受利益の増加などにより、経常利益は前 年度に比べ 166 億円増加し258 億円となりまし た。
経常利益は、正味収入保険料・利息及び配当 金収入・有価証券売却益等の 「経常収益」 から、
正味支払保険金・満期返戻金・有価証券売却損・
営業費及び一般管理費等の 「経常費用」 を控除 したものです。
600 400 200 0 -200 -400
(億円)
2008 2009 2010 2011 2012(年度)
160 474
92
258
△372
2008 2009 2010 2011 2012(年度)
300 200 100 0 -100 -200
(億円)
△162 △114 △435
212 188
-400
当期純利益は、法人税率引き下げの影響などが 大きかった前年度に比べ、624 億円増加し、188 億 円となりました。
当期純利益は、 「経常利益」 に固定資産処分 損益や価格変動準備金繰入額等の特別損益・
法人税及び住民税・法人税等調整額を加減した ものです。
「代表的な経営指標等」 の中では、2009 年度以前はあいおい損保・ニッセイ同和損保の合算数値を、2010 年度はあいおい損保・ニッセイ同和損保の 4 月〜 9 月の合計数値とあいおいニッセイ同和損保の 10 月〜 3 月の数値を合算して表示しています。
保険引受利益
経常利益
当期純利益
品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況
19
経営について
単体ソルベンシー・マージン比率は、巨大災 害の発生や保有資産の大幅な価格下落等、通 常の予測を超える危険に対する資本金・準備金 等の支払余力の割合をいいます。また、行政当 局が保険会社を監督する際に、経営の健全性を 判断するために活用する指標の一つであり、通 常 200%以上あれば 「保険金等の支払能力の 充実の状況が適当である」 とされています。
2008
31,411 35,199 35,295
33,643
2009 2010 2011 2012(年度)
40,000
30,000
20,000
10,000
0
32,368
(億円)
純資産は、保有する資産の合計である総資産 から、責任準備金等の負債を控除したものであ り、貸借対照表上の 「純資産の部合計」 です。
2008
4,100 4,760
5,776
4,766
2009 2010 2011 2012(年度)
8,000
6,000
4,000
2,000
0
5,524 5,524
(億円)
0 200 400 600 800 1,000 1,200
2008 2009 2010 2011 2012(年度)
(%)
ニッセイ同和損保 あいおい損保
720.8 720.8 720.8 720.8
855.1 901.5
442.6
649.1 681.6
755.9
総資産は、保有する現金・有価証券・貸付金な どの資産の総額であり、貸借対照表上の 「資産 の部合計」 です。
(注)単体ソルベンシー・マージン比率は、リスク計測の厳格化等を図るため、2011 年度(2012 年 3 月31日)から算出に係る法令等が改 正されています。
単体ソルベンシー・マージン比率
純資産
総資産
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
代表的な経営指標等
「金融商品に関する会計基準 (いわゆる時価 会計) 」等により、有価証券等を売買目的、満期 保有目的、子会社株式及び関連会社株式、責任 準備金対応債券、その他有価証券に保有目的 で区分します。
その他有価証券評価差額金は、その他有価 証券及び金銭の信託 (その他有価証券に準じ て処理する運用目的・満期保有目的以外のも のに限る)の時価と取得原価の差額 (いわゆる 含み損益) から法人税等相当額を控除したもの です。
2008 2009 2010 2011 2012(年度)
2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 -500
(億円)
449
1,796
△71 163
837
リスク管理債権は、貸付金のうち、保険業法 施行規則第 59 条の 2 第 1 項第 5 号ロに基づき 開示している不良債権額です。貸付金の価値の 毀損の危険性、回収の危険性等に応じて、 「破綻 先債権」 「延滞債権」 「3 ヵ月以上延滞債権」 「貸 付条件緩和債権」 の 4 つに区分されています。
2008
33 39
2009 2010 2011 2012(年度)
50
40
30
20
10
0
34
(億円)
45 45
日本生命との業務提携 当 社は、日本 生 命 が 展 開する生 損 総 合 保 険
サービスにおける業務提携パートナーとして、日 本生命の職員を通じた損害保険商品の販売にお いて、損害保険商品の提供や活動サポート等を行 うほか、専門的な損害保険業務知識を有する当社 プロ代理店と日本生命の営業職員との連携によ るお客さまへの共同サービス提供体制(ニッセイ 協業パートナー制度)も構築しています。
また、当社は、委託代理店等を通じた日本生命 の商品販売も行っています。
あいおいニッセイ
同和損保 日本生命
保険サービスの提供 お客さま
業務提携
【 体制図 】
その他有価証券評価差額金
不良債権の状況(リスク管理債権)
「代表的な経営指標等」 の中では、2009 年度以前はあいおい損保・ニッセイ同和損保の合算数値を、2010
年度はあいおい損保・ニッセイ同和損保の 4 月〜 9 月の合計数値とあいおいニッセイ同和損保の 10 月〜 3
月の数値を合算して表示しています。
2
品質向上の取り組み環境・社会貢献活動保険の仕組みと募集制度保険商品・サービス業務と財務の概況会社概況
21
経営について
トピックス
「ワーキングウーマン・パワーアップ会議〜仕事 意欲に燃える女性と企業を応援する民間運動〜」
(事務局:公益財団法人日本生産性本部) が主催す る、第5回 「メンター・アワード2013」 において、 「優 秀賞」 を受賞しました。
これは、女性の活躍を応援する組織風土の醸成 や女性活躍推進の加速にむけて、 メンターによるサ ポートの意義や重要性を広く普及させていくこと を目的としており、組織における独自性あるメンタ リング推進への取り組みを表彰し、 メンター制度の
普及と活発化を図るものです。
当社は、女性経営幹部の輩出に向けて、 「女性管 理職への更なる成長機会の提供」 および 「女性管理 職の経営に対する意識の向上と支援」 を目的に、経 験不足を補い、 ロールモデルを見せるため、男性役 員をメンター、女性管理職をメンティとする 「女性管 理職メンター制度」 を2011年度から導入しました。
こうした、役員等をメンターとした経営意識向上と 社内ネットワークづくりが高く評価され、損害保険 業界初の受賞となりました。
当社の商品ブランド TOUGH(タフ) をモチー フとしたオリジナルソング (タフミュージック) を作 成しました。タフミュージックの概要は、以下のとお りです。
・ 当社商品ブランド TOUGH の 3つのコンセプト
『迅速・頼れる・優しい』をイメージさせるオリジ ナルソングを4 曲作成しました。
・ 当社の無料の会員制インターネットサービスで ある 「ADタフクラブ」 および 「ADタフクラブ (体 験版) 」 にご入会のお客さまがダウンロード可能 です。
・ ダウンロードしていただくと、1 曲のダウンロー ドにつき3 円を、当社から 「福島こどもみらい基 金」 (福島の子どもたちの将来に備える医療基 金) に寄付しますので、東日本大震災の復興支 援にもつながります。
「メンター・アワード2013」優秀賞を受賞
〜事故未然防止サービスを展開〜
2012年8月より事故未然防止サービスの一環と して、新たにスマートフォン用アプリケーション 「サ ポNAVI( ナビ )」 の提供を開始しました。
「サポ NAVI」 は 「安全運転」 「事故防止」 「事故・トラ ブル対応」 の 3 つのコンテンツを柱としています。
更にトップ画面には緊急性の高い 「SOSシグナ ル」 や 「緊急時 CALL」 を配置し、万一の事故の際の 操作性を十分に考慮して開発した実用的なアプリ ケーションです。
「安全運転」 コンテンツでは、 「見通しの悪い交差 点」 など各シーン毎に運転スキルを試す問題が出 題され、危険箇所をタップすることで危険察知能力
スマートフォン用アプリ
「サポNAVI( ナビ )」をリリース
商品ブランド TOUGH をモチーフとした オリジナルソング完成!
を診断する 「安全運転診断」 と、運転中に起動してお くだけで、急ブレーキ・急発進等を感知して点数化 する 「ドライビングチェッカー」 を提供しています。
「事故防止」 コンテンツは、スタート地点から目的 地までのルート上にある交通事故多発ポイントを 表示する 「交通事故ハザードマップ」 と、画面点滅・
音声・バイブレーションでお知らせする 「居眠り撃退 ボイス」 を提供しています。
「事故トラブル対応」 コンテンツでは、事故時の対
応をナビゲートする 「事故対応 NAVI」 や、ロードア
シスタンスサービスの連絡 (当社契約者専用) 、事
故対応窓口の連絡先を登録しておくことで、万一の
際にスムーズな連絡ができる便利機能を用意して
います。
AIOI NISSAY DOWA INSURANCE DISCLOSURE 2013
トピックス
※「フリート契約」とは ・・・
お客さまが「所有・使用されている自動車」のうち「自動車保険 をご契約いただいている台数」が 10 台以上である場合の保険 契約のことです。
お客さまのリスク状況のチェックや、それぞれ のリスクに応じた保険提案・アドバイス等を行う タブレット端 末 向 けアプリケーション 「TOUGH PORTAL」 ( 「タフ・ポータル」 ) の、代理店・扱者向け 本格展開を開始しました。
タブレット端末の特長を最大限活かしたアプリ ケーションの活用促進を通じて、当社の強みである
「代理店・扱者を通じたリスクコンサルティングや 保険提案・アドバイス活動」 を、よりビジュアルでわ かりやすく、お客さまとの一体感や臨場感あるもの に高めていくことで、お客さま満足度のさらなる向 上を図っています。
近年、高齢化の進行とともにシニアの方の交通 事故が増加していることから、自動車保険にご加入 されている主にシニア層のお客さまを対象として、
安全運転に関するご相談に専門スタッフが電話で アドバイスする 「ベテランドライバーサポート」 を開 始しました。
専用受付窓口となる 「ベテランドライバーサポー ト デスク」 では、安全運転に関するご相談に応じる とともに、運転免許証更新に必要な高齢者講習等 の各種情報をご提供し、 シニアの方が安心してカー ライフを楽しんでいただけるようサポートします。
タブレット端末向け提案アプリ 「TOUGH PORTAL(タフ・ ポータル)」を本格展開
事故未然防止を目指すサービス
「ベテランドライバーサポート」
当社の欧州現地法人で、日系損保として唯一個 人自動車保険を英国で展開する欧州あいおいニッ セイ同和のトヨタ保険が、 2012年6月に大手消費 者団体 「Which?」 の推奨する保険商品に選定され ました。
「Which?」は、各種商品の品質やサービスなど 多岐にわたる調査を実施し、その結果を会員向け に公表し、消費者が商品を購入する際の参考情報 を提供しています。 「Which?」 によれば、英国消費 者の7割は 「Which? 推奨」 の有無がその消費判断 に影響するとされ、広く認知されているものです。
また、 ドイツにおいても自動車業界紙のブランド 保険サービス評価で、 2009年と2010年にトヨタ保 険が2年連続1位を獲得しています。
トヨタ保険が欧州において高い評価を獲得
2000 年 4 月より損害保険会社で唯一、ベルマー ク協賛会社として 「ベルマーク運動」 に参加してい ます。
2012 年 10 月からフリート契約
※についても一 定条件のもと、ベルマークポイントを付与する取り 組みを開始しました。この取り組みは、ベルマーク を通じた社会貢献活動の強化につながるとともに、
ポイントを付与する契約を事故率の低い優良契約 に限定することから、お客さまの安全運転の一層の 推進にも貢献します。
当社では今後とも、ベルマーク運動の輪を広げ、
「地域密着」 のさらなる推進を図っていきます。
フリート契約への
ベルマークポイント付与をスタート
地震保険の普及・啓発
地震への備えとして、2012 年度に火災保険を契約 された方の2人に1人の方が地震保険に加入されていま す。
地震保険は、地震・噴火またはこれらによる津波を原 因とする損害を補償します。法律に基づき国と損害保険 会社が共同で運営する保険であり、被災者の方の「生活 の立ち上がり資金」を確保し、生活の安定に寄与するとい う、大変重要な役割を担っています。地震保険の理解促 進および普及促進は損害保険業界の社会的使命となっ ています。
損害保険業界では、テレビ・新聞・ラジオ・インターネッ ト・ポスターなどを通じて、地震保険の理解促進および普
及促進を図っています。