目次 1. どうして言語を学ぶか 1.1. 私と語学 1.2. 国際化 共通語の英語 1.3. 必要性? 1.4. ヨーロッパ 2. どうやって勉強すればいいか 2.1. 授業 基礎と自習のいい点と悪い点 2.2. インターネットなど新しい方法 3. フランス語の件 3.1. 大学でのフランス語の授

全文

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語学について考えてみた。

2013

年度日本語・日本文化研究留学生

A

(立正大学)

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目次

1. どうして言語を学ぶか。 1.1. 私と語学 1.2. 国際化、共通語の英語 1.3. 必要性? 1.4. ヨーロッパ 2. どうやって勉強すればいいか。 2.1. 授業、基礎と自習のいい点と悪い点 2.2. インターネットなど新しい方法 3. フランス語の件 3.1. 大学でのフランス語の授業の見学 3. 2. アンケート

1. どうして言語を学ぶか。

1.1 私と語学

このレポートのテーマは私の趣味や今までの経験について考えて選びました。語学につ いて書こうと思った理由は今まで語学は私の人生にすごくいい影響を与えたからです。英 語や日本語を勉強していなかったら今の私はいないだろうと思って、外国語の学び方や教

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え方に興味を持ち始めました。人はどんな理由で言語を勉強するのか、授業などを教える ときはどうやって面白くするかずっと気になっていました。 私の国、ベルギーでは公用語が3つあるので正に子供の頃から母国語以外の言語と ふれあえていました。母国語以外に他の言語を話さなかればならないという必要性はもう 既に分かっていました。それはわかっていたのに小学校でオランダ語を教わったら大嫌い で何も習いませんでした。恐らく私が選んだわけではなく、オランダ語を勉強しろと言わ れて仕方なく勉強したからだと思います。あれから考えると、やはり私はむりやり勉強さ せられたら大体いつも失敗するということがわかりました。 黄色: オランダ語 赤:フランス語 青: ドイツ語 オレンジ: バイリンガル (オランダ語&フランス語) そして中学校が 始まってやっと勉強す る第二言語を自分で選 択できたので悪い経験 で嫌いになったオラン ダ語を避けて英語を選 びました。あっという 間に英語は私の一番好 きな科目になって授業 の後も自分で色々な方 法で勉強していました。 字幕編で映画やドラマ を見たり頑張って英語 で本を読んだりしてい たらますます言語自体 が好きになって英語の 授業をもっと楽しみに するようになってきま した。英語を聞いてわ かるようになって、そ して自分の気持ちや考 える事などを伝えるよ うになる事が非常に気持ちがよかった。それだけではなく、外国語を話せたら色々な扉が 開く事に気づいた。特に英語みたいな国際的言語を話せたらどこでも行けるとよく言われ ます。正にそうだと思ったので、高校に入ってLangues modernesという語学専攻を選ん で、第三言語と第四言語、スペイン語とドイツ語を始めた。言葉を習っていったら言語自 体だけではなく、その言語を使っている国々の文化などについても学ぶというのも興味深 くて、語学のもう一つの楽しみである事を知った。あれから、語学は本当に私の趣味の一 つになった。 でも実は、私に一番大きい影響を与えた言語はやはり日本語でした。15歳の時に自分 の意志でブリュッセルで日本語の夜の授業に通い始めました。ひらがなやカタカナなど基 礎をしっかり身に付けて、今はもっと話せるようになるために頑張りたいと思っています。 日本語を勉強していなかったらもちろん今年の留学もできなかったのですが、それだけで はなく、人生で最もいい経験もできなかったと思います。

1.2. 国際化、共通語の英語

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優しい文法で、ある意味覚えやすい英語は世界の共通語になりました。インターネット のおかげでニュースも文化も以前より速くアクセスできますし、ネットで一番使われてい る言語も英語です。そうなったら英語以外に言語を勉強する価値はまだあるのかと思われ ます。英語はもちろん勉強した方がいいのですが他の言語も文化的にとても魅力的だと思 います。とりあえず「この言語を勉強したい」という人がいれば、その言語はまだ生きて いきます。 好きで語学をやっている人が多いと思います。なので語学自体を実用だけでこんな言語 を勉強したらこんな仕事を見つかるという風な考え方は、ちょっと間違っていると思うの ですが、就職から見るとマイナーな言語は確かにあまり価値がなさそうです。それでも、 このマイナーな言語と共にもう一つの言語(母国語だったりもう一つの外国語だったり)を 使うことができれば可能性があると思います。だから仕事で役に立つためなら、できれば 英語ともう一つの言語を勉強した方がずっと得になると思います。

1.3. 必要性?

仕事のためだとか自分の視野を広げるためだとかただ好きだからだとか、色々な理由で 言語を学んでる人がいます。なので本当に必要なのかと聞かれたら、私は現在の社会では 母国語以外に他の言語を話すことが必要となっていると思います。それにはいくつか理由 があります。 • 国際化はもちろんその理由の一つです。国と国が経済や貿易の絆を結んだら言語が同 じではなくても言葉がどうしても通じなければなりません。それで英語みたいな共通 言語を使うか通訳者を使うかです。 実を言うと、ある企業では英語はもう既に話せ て当然なので英語の他にスペイン語やフランス語など大勢の人に話されている言語が 話せば得になると思います。でも本当はあまり知られていない、マイナーとも呼ばれ る言語を勉強するのも無駄ではないと思います。 • 就職活動の時なども、同じスキルを持っている応募者がいたらどちらを採用するかは 言語能力で別れています。言語とその能力の高さにもよるのですが外国が全然話せな い人よりはいい点になります。 • 今時では国際カップル、あるいは国際結婚も増えてきて、その時もきちんとコミュニ ケーションをとるために共通言語が必要です。家族になると子供たちの母国語や後か ら習う第二言語も大変複雑だそうですが、とても興味深いと思います。 私の友達にも聞いてみました。「今、何か外国語を勉強していますか。」「どうしてこ の言語を勉強していますか。(仕事か学校それとも好きで興味があったとか)」「どうして 他の言語ではなくてこの言語にしましたか。」「この言語で何か映画やドラマなどを見て いますか/小説とか記事を読んでいますか 。」という質問を英語とフランス語と日本語で SNSで聞いてみました。色々な国籍の友達が返事をしてくれたので、結果は以下のよう になりました。 全部で11人が返事しました。イギル人が1人、日本人が2人、アメリカ人が1人、フ ランス人が4人とベルギー人が2人でした。その中の10人は今も言語を学んでいると言 いました。学んでいない1人が残念ながら語学に向いていないと今は学んでいないと言い ました。私の周りの人はやはり日本に興味を持っている人が多いので、一番学ばれている 言語は日本語でした。6人も勉強していると言いました。二位は英語で5人でした。あと

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は1人がスペイン語を勉強しています。言語を二つ習っているという人が3人いました。 きっかけは色々ですが、英語だと便利だからという理由が出てきました。英語使用者が多 くて一番速く伝わる言語だとフランス人の友達が言いました。それで、映画とかドラマを 見るとき絶対字幕で見ると も言いました。日本語を勉 強している人はやはりマン ガとかアニメがきっかけで 学び始めたという人はかな り多いようですが、日本語 を学んで日本のもっと伝統 的な文化にもとても興味を 持ち始めた人もいます。で すが、共通点はやはり全員 映画やドラマや小説や記事 などを、頑張って勉強して いる言語で見よう、又は読 もうとしているところです。

1.3. ヨーロッパ

ヨーロッパでは文化や言 語の多様性は普通の事です。 パスポートやビザなしで 色々な国に行けるので他の 言語とふれあう機会が多い です。なのでヨーロッパの多くの国の子供たちは小学校から外国を一つか二つを勉強して います。ユーロスタット (欧州連合統計局)の調査によると25歳〜64歳の人の28%弱が 外国を一つ以上話せると言います。この割合がもっと多い国はノルウェーやフィンランド やエストニアなど人口が少ない国ですが、デンマークとスウェーデンとベルギーでは 50%を越えています。この調査はヨーロッパで最も勉強されている外国語も示しています。 どんな教育のレベルでも一番学ばれている言語はやはり英語ですが他にもフランス語(2 位)やドイツ語やスペイン語 ヨーロッパの言語を表す地図 ⤴ とロシア語もランキングに 入っていました。最終的に、この調査のおかげで若者の言語に対する意識も明らかになり ました。ヨーロッパ全体で25歳〜34歳の人は18%以上が外国を一つペラペラ話せる

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と言います。55歳〜64歳の人だと9%も超えていません。これも今日の語学の大切さ を表しているのかなと私は思います。

2. どうやって勉強すればいいか。

2.1. 授業、基礎と自習のいい点と悪い点

言語の基礎と言えば、文法です。ベーシックな文法を学ばなければ当然始められません。 ですが文法を押しすぎると学生にとって面倒くさくなるかもしれません。理論と実践の一 番ちょうどいいバランスを見つけなければなりませんがそれはとても難しい事です。私自 身の経験でも、今年のフランス語の授業見学でも気づいたのですがやはり学生はすぐ集中 しなくなってしまいます。どうすれば授業が面白くなるのだろうといつも悩んでいました。 それに、私の経験では言語をきちんと話せるようになるために意識がすごく大切なので、 たまには文法をあまよいでしょうか。それは人にもよると思いますが、私は基礎をちゃん と身に付けないとすぐ忘れてしまいますので授業がやはり必要だと思います。でも自分で 自習して基礎などを自分で学ぶ人もいます。知り合いの何人かが自分で教科書などを買っ て日本語を学び始めて、今は日本語能力試験を合格した人もいますが少ないです。ですが、 最初から耳を言語に慣れさせるのがとても大事です。全部を聞き取らなくてもいいですが、 映画やドラマなど音楽を聞いて言語の発音の特徴だとかネイティブの発音だとかを聞いて 慣れるのがいい事だと思います。このことは、理論より実践の方の大切さを示すと思いま す。少し学んでからきちんとコミュニケーションをとって会話するためには、もちろん相 手が言ってることを聞き取るのが一番大事です。

2.2. インターネットなど新しい方法

インターネットは最近ではすごく重要な道具になりました。検索してどんなことでも簡 単に見つかりますし、遠くにいても親戚や友人と連絡が取れます。私たちの日常生活には インターネットがとても必要になりました。もちろん、語学にも役に立ちます。語学の基 礎だと、ネットではなくちゃんとした授業の方がいいと私は思いますが、お金または時間 がなかなかない人でも最初の基礎ならインターネットを利用して自分で勉強できるはずで す。あとはペンパルなどを探して言語を書いたり話したりしてくれる相手も見つけること ができます。 ただ、少しは気をつけなければいけない点もあります。ウィキペディアみたいにインタ ーネットでは誰でも何でも書けるようなウェブサイトがたくさんあるので、全部をそのま ま信じては駄目です。

3. フランス語の件。

3.1. 大学でのフランス語の授業の見学

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今年の4月から、私は立正大学のフランス語の授業に一年生と一緒に出席して先生の手 伝いながら授業の教え方なや内容などを見学していました。ずっと前から私の母国語はど うやって教えられているかが気になっていたので、とてもいい経験だったし、勉強になり ました。私は大学に入ってから海外でフランス語の先生という職業を少しやってみたいと 思うようになりました。授業に出席して興味深かったのできっと将来にも参考になると思 います。授業に行って思った事がたくさんありました。 まずは基礎の教え方です。フランス語ですと、発音が一番不安な点だったと思います。 なので、学生が言葉を覚えるために言葉や文を何回も言い返して、最初は簡単で覚えやす い言葉から少しずつ母音の発音を説明していきます。先生からもらった一枚目の単語用紙 には数字、曜日と月、季節と方角、家族を表す言葉と êtreとavoirという基礎の動詞の活 用が書いてありました。それで授業の後、私は毎回先生に学生の単語テストを頼まれまし た。一番選ばれているテーマは季節と方角です。短いくて発音しやすい言葉の方がやはり 覚えやすい様です。最初から動詞の活用に入るとは思わなかったのですが、実はその方が いいと思います。この単語用紙だけで、フランス語の文法の重要なポイントをいくつか説 明する事ができます。単数と複数、女性名詞と男性名詞、発音しない子音、euやoiなど 母音2つの発音などこの一枚だけで説明ができました。あとは教科書でその文法が出てき たら学生に思い出させるためにもう一回説明しました。その単語用紙の他にも色々なプリ ントやメディアを使っていました。私が出席した授業では「カフェ・フランセ」という教 科書を使っていてこの教科書の対話を一回読んで文を一つ一つ学生に発音させます。 気になった点と言えば、使っていたメディアDVD映像がかなり古く感じました。環境 とか服装が古くさい、それだけではなく今のフランス語ではもう全然使わない言葉も入っ ていたりしました。確かに分かりやすい会話とかの授業用の映像は必要ですが、もっと新 しくて今の若い学生に受けがいい物の方が効果があるのではないかと思います。それで先 生の提案で私は5月16日の授業を教えることになりました。経験がまだ全くなかったの ですがいい機会と思って「是非やります」と言いました。なお、これまでの授業について 考えたこともあって、やはり私はフランスやベルギーのフランス語を話す国で今流行って いる歌や歌手を紹介しようと思いました。曲を二つ決めて歌詞と映像を用意しました。日 本でも話題の「レット・イット・ゴ」のフランス語版とStromaeというベルギー人の有 名な歌手の「Papaoutai」というメロディのいい曲を用意しました。授業自体はやはり経 験がなかったので、まだまだうまく教えられませんでした。それでもいい経験にもなった し、将来にきっと役に立つと思います。学生が歌を結構気に入ってくれたそうですし、と ても嬉しかったです。

3. 2. アンケート

見学していたフランス語の授業に学生たちにフランス語を学ぶ経験についてアンケート を出しました。「どうしてフランス語を選択しましたか。」「フランス語を勉強する前に どんな印象を持っていましたか。」「実際に習ってみて、今はどう思いますか。」「今ま で一番難しいと思った事は何ですか。一番覚えやすいは何ですか。」「フランス語を勉強 する前に、フランス語を話す国の映画を見た事がありますか。なければ、今フランス語を 勉強しているので見たいと思いますか。歌や本はどうですか。」「このあともフランス語 の勉強を続けたいと思いますか。」という質問をしました。学生の皆さんがきちんと答え てくれたし、とても興味深い結果が出ました。書いてくれた学生の皆さんにとても感謝し ています。アンケートを出した日に40人の中で36人の学生が出席していました。 どうしてフランス語にしたかという質問に色々な返事が書いてありましたが一番よく出 てきたのは「フランスに行ってみたいから」や「ヨーロッパを回りたいから」、旅行をし たいと思っているからでした。他には「フランスに憧れているから」だとか「フランス語

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はかっこいと思ってから」だとか、単純に「話せるようになりたいから」もありました。 学ぶ前の印象はいろいろあって、やはり「おしゃれ」や「上品」などが多かったのですが 「難しそう」もよくでてきました。ですが、実際に習ってみたあとは36人の中で35人 が「やっぱり難しい」と書きました。様々だった第一印象と違っ言語の基礎の勉強の難し さがやはり明らかになったと思います。 今まで一番難しい事は何ですかという質問に「男性名詞と助詞名詞の区別」や「発音」 が一番よく出てきました。「動詞の活用が難しい」という人も5人いました。覚えやすい 事はもっといろいろありました。単語用紙で学んだ「単語」や「数字」や「季節と方角」 など文法と関係がない物がやはり多かったですが「英語に似ている単語」や「日本語でも 使われている単語」という少し意外な回答もありました。 フランスの映画は見た事がありますかという質問に、3人だけは「あります」と答えま したが大体全員は「是非見てみたい」と書いてくれました。4人だけは映画には特に今日 を持っていないようで、音楽の方が聴いてみたいと書きました。その質問で他に明らかに なった事は私が授業を教えた時に見せた曲が印象的だったということです。とても嬉しく 思っていますし、やはり学生に興味を湧かせるのに映画や音楽がいいのではないかと思い ました。 このあともフランス語の勉強を続けたいと思いますかという質問に36人の中で34人 が「はい、できるだけ話せるようになるように頑張る」や「続けたいです」を書いてくれ ました。それを読んで、私はとても喜びました。1人だけが「悩んでいる」と言ってもう 1人が「必要にせまられなければ続けない」と書きました。 --- 結論として私はどうしても語学を学ぶことは、とても大切なことだと思っています。た だ、一日だけでは新しい言語を話せるようにはなりません。それには辛抱が必要です。ほ ぼ毎日練習しないといけないし、外国語は話さなかったら、読まなかったら、聞かなかっ たらすぐ忘れてしまう物です。それでも国の文化をもっと理解するために、もっと自分の 世界を広げるためには言語は大事です。 言語を話せるようになるためには文法など基礎が大事ですが、やはり一番大切な事は 「恐れずに実際に話す」ことです。間違ってもとりあえず話して間違いを直してもらって 覚えるという事です。なのでその怖くて話せない気持ちを乗り越えるためには、留学の体 験はすごくいい物だと思います。 --- ユーロスタットの調査のリンク(英語): http://epp.eurostat.ec.europa.eu/cache/ITY_OFFPUB/KS-SF-10-049/EN/KS-SF-10-049-EN.PDF

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