理 数 長 期 追 跡 研 究 ブ ッ ク レ ッ トー021
高等 学校 卒業2年 後 における卒 業 生の
科学 的態度 の変化 に関す る調査研 究
(課題番号04780300) 平 成4年 度 科 学 研 究 費 補 助 金(奨 励 研 究A)研 究 成 果 報 告 書
平 成5年(1993年>3月
研 究代 表 者 猿 田 祐 嗣 国 立 教 育 研 究 所 研 究 所)
は し が き
本 報 告 書 は 、 平 成4年 度 文 部 省 科 学 研 究 費 補 助 金 奨 励 研 究(A)「 高 等 学 校 卒 業2年 後 に お け る 卒 業 生 の 科 学 的 態 度 の 変 化 に 関 す る調 査 研 究 」(課 題 番 号 04780300)の 研 究 成 果 報 告 書 で あ り、 国 立 教 育 研 究 所 の 理 数 長 期 追 跡 研 究 グ ル
ー プ の 理 数 長 期 追 跡 研 究 ブ ッ ク レ ッ トー021と して 刊 行 す る も の で あ る 。
国 立 教 育 研 究 所 科 学 教 育 研 究 セ ン タ ー を 中 心 と した 理 数 長 期 追 跡 研 究 グ ル ー プ で は 、 プ ロ ジ ェ ク ト 「理 科 お よ び 算 数 ・数 学 の 到 達 度 と そ れ に 影 響 を 与 え る 諸 因 子 と の 関 連 に 関 す る 長 期 的 追 跡 研 究 」 を 昭 和61年 に 発 足 させ た 。 本 プ ロ ジ ェ ク ト研 究 は 、 理 科 と 算 数 ・数 学 の 到 達 度 と そ れ に影 響 を 及 ぼ す と 思 わ れ る諸 因 子 に 関 し て 、 初 年 度 は 小 学 校5年 生 、 中 学 校2年 生 、 高 等 学 校2年 生 を 対 象 に調 査 を 行 い 、 次 年 度 以 降 は 年 次 繰 り上 が りで 縦 断 的 な 調 査 を 実 施 す る こ と に よ り 、 小 ・中 ・高 等 学 校 か ら大 学 お よ び 社 会 人 に 至 る ま で の 理 数 に 関 す る 学 習 お よ び 科 学 的 態 度 に 対 す る 寄 与 お よ び そ の 質 的 変 容 に つ い て の 分 析 を 試 み る こ と を 目 的 と して い る 。
本 報 告 書 で は 、 理 数 長 期 追 跡 研 究 プ ロ ジ ェ ク トの 一 環 と し て 、 高 等 学 校 第2 学 年 お よ び第3学 年 の 平 成 元 ・2年 度 に 調 査 を 受 け た 母 集 団3の 卒 業 生 を 対 象 に 、 卒 業2年 後 の 時 点 で 郵 送 票 に よ る調 査 を 実 施 した 結 果 の 第 一 次 集 計 に つ い て ま と め た 。 こ の 調 査 は6都 県 の 公 立 高 校7校 お よ び 国 立 高 校1校 の 卒 業 生1305 名 に 対 して 実 施 さ れ 、回 答 の あ っ た288名 の デ ー タ に っ い て 集 計 ・分 析 し た 。 こ れ ま で 刊 行 して き た 学 校 に お け る 調 査 の 報 告 書 で は 、 公 立 学 校 の デ ー タ に つ い て の み 取 り扱 っ て き た が 、 本 報 告 書 で は 回 収 率 が23%と 予 想 を 大 き く下 回 った た め 、 国 立 高 校 卒 業 者 の デ ー タ も合 わ せ て 集 計 し た 。 した が っ て 、 今 回 の 郵 送 票 調 査 の 結 果 に つ い て は 本 調 査 の 報 告 書 の 結 果 と整 合 性 が 保 た れ て い な い こ と を お 断 り し て お く。 内 容 等 に つ い て 、 忌 揮 の な い ご意 見 や ご 指 導 、 ご叱 正 を 賜 れ れ ば 幸 甚 で あ る 。
ま た 、 集 ま っ た デ ー タ の 整 理 等 に つ い て は 、 泉 直 子 、 熊 岡 昌 子 、 斎 藤 文 子 、 鈴 木 睦 子 、 山 田 ち え 子 さ ん に お 世 話 に な った 。 そ の 他 、 調 査 に 回 答 して く れ た 卒 業 生 諸 君 に 対 し、 こ こ に 感 謝 申 し上 げ る 次 第 で あ る。
平成5年3月
研究代表者
猿 田 祐 嗣
(i)
「理 数 長 期 追 跡 研 究 」 研 究 委 員 一 覧
*印:郵 送票調査担当委員
【国立教育研究所】
名誉所員[座 長]
科学教育研究 セ ンター 科学教育研究室長 研究員 数学教育研究室長 研究員 化学教育研究室長 生物教育研究室長 地学教育研究室長
【文部省】
初等 中等教育局 教科調査官
【教育 セ ンター】
岩手県立総合教育 セ ンター 理科教育室長 研修主事 宮城県教育研修 セ ンター 科 長 指導主事 福 島県教育 セ ンター 理科教育係長 茨城県教育研修 セ ンター 研究主事 研究主事 山梨県教育 セ ンター 研修主事
小 猿 長 瀬 松 梅 下
吉
佐 金 渋 白 塩 増 田 輿
島 繁 男 宅 征 夫*
田 祐 嗣*
崎 榮 三 沼 花 子*
原 静 郎*
埜 國 夫
野 洋
川 成 夫
藤 利 美 野 二三男
谷 修
幡 勝 美 田 義 隆
山 弘
口 定 一 石 順 一
(ii)
【小 ・中 ・高等学校】
東京学芸大学附属世田谷小学校 教諭 東京都杉並区立荻窪小学校 教諭 追手 門学院小学校 教諭
東京都 目黒区立中根小学校 教頭
五十嵐 裕 和 大 谷 明*
宮 本 直 和 吉 本 一 幸 筑波大学附属中学校 教諭
東京都江東区立深川第八中学校 教諭 神奈川県茅 ヶ崎市立北陽中学校 教諭 東京学芸大学附属大泉中学校 教諭
鈴 木 康 志 新 田 正 博 野 木 直 樹 福 泉 悦 也*
広 島大学附属福山中 ・高等学校 教諭 追手 門学院大手前中 ・高等学校 教諭
山 崎 敬 人 横 井 貞 弘 東京都立小石川高等学校 教諭
東京都立南高等学校 教諭
千葉 県立船橋古和釜高等学校 教諭 東京学芸大学附属高等学校 教諭 東京都立 目黒高等学校 教諭
井 田 良 克 越 智 景 三*
川 上 純 丹伊 田 敏 原 誠一郎
【大学 】
神戸大学 発達科学部 講 師 富 山大学 教養部 助教授 横浜 国立大学 教育学部 助教授
稲 垣 成 哲 藤 田 正 春 森 本 信 也
(iii)
目 次
I.
II.
調査の概要
調 査 の 結 果 と 考 察
1.
2.
3.
4.
5.科 学 観 に つ い て
6.
7.
卒 業 生 の 進 路 状 況 お よ び 職 業 観 につ い て
進 学 者 の 進 学 状 況 、 数 学 ・自 然 科 学 科 目 の 受 講 状 況 お よ び 受 講 理 由 に つ い て
日常 生 活 に お け る 数 学 ・科 学 に 関 す る 活 動 状 況 に つ い て
科 学 的 態 度 に つ い て
i
2
2
5
9
数 学 の 問 題 お よ び 解 き方 に つ い て
理 科 の 問 題 お よ び 解 き方 に つ い て
III.調 査 用 紙 お よ び 反 応 率 一 覧
13
18
23
25
29
研 究 経 費
800千 円
(iv)
執 筆 分 担
1.調 査 の 概 要
皿.調 査 の 結 果 と考 察
1卒 業 生 の 進 路 状 況 お よ び 職 業 観 に つ い て
2進 学 者 の 進 学 状 況 、 数 学 ・自 然 科 学 科 目 の 受 講 状 況 お よ び 受 講 理 由 に つ い て
3日 常 生 活 に お け る数 学 ・科 学 に 関 す る活 動 状 況 に つ い て
4科 学 的 態 度 に つ い て
5科 学 観 に つ い て
6数 学 の 問 題 お よ び 解 き方 に つ い て
7理 科 の 問 題 お よ び 解 き 方 に つ い て
猿田 祐 嗣
三宅 征夫 瀬沼 花子 猿 田 祐嗣 大谷 明 松原 静郎 越智 景三 福泉 悦也
(v)
.調 査 の 概 要
1.調 査 目 的
「理 数 長 期 追 跡 研 究 」 プ ロ ジ ェ ク トの 一 環 と して、 高 等 学 校 第2学 年 お よ び第3学 年 時 に 理 科 お よ び数 学 の到 達 度 と科 学 的 態 度 に関 す る調 査 を実 施 した母 集 団3に 対 して 、 郵 送 票 に よ る追 跡 調 査 を行 う。具 体 的 に は、 高 等 学 校 卒 業2年 後 の 卒 業 生 を対 象 と して 、卒 業 後 の 進 路 状 況 、学 校 や職 業 に関 す る質 問 、科 学 的 活 動 、科 学 的 態 度 、 科 学 観 等 につ い て調 査 す る。
2.調 査 対 象 お よび 回収 状 況
調 査 対 象 は、 母 集 団3の うち 、平 成 元 年 度 お よ び2年 度 本 調 査 の す べ て の 問題 ・質 問 紙 を 受 け た 東 北 ・関 東6地 域 の公 立 高 校7校 お よ び国 立 高 校1校 の2200名 に限 定 し、 地 域 お よ び学 校 規 模 を 考 慮 して 系 統 抽 出 し、 最 終 的 に調 査 対 象 者 を1305名 と した 。
調 査 用 紙 は 、 返 信 用 封 筒 を 同 封 して 、 平 成4年10月 末 に一 斉 に郵 送 され た 。 調 査 用 紙 の 宛 先 は、 調 査 対 象 の卒 業 生 が 高 等 学 校 第3学 年 時 の連 絡 先 住 所 と した が 、 宛 先 不 明 で 戻 っ て き た もの が28通 あ った 。送 付 数 お よ び 回 答 数 を次 の表 に示 す 。 た だ し、 回 収 率 は 、 そ れ ぞ れ 回 答 数 を(送 付 数 一宛 先 不 明)で 割 った もの で あ る。1月10日 現 在 、288名か ら回 答 が 寄 せ られ 、 回 収 率 は23%で あ る。
合計 男性 女性 公立 国立
母集団3
2200名 1116 1084 1870 330
送付数
1305名 633 672 1099 211
宛先不明
28名 16 12 is io
回答数
288名 120 iss 194 94
回収率 22.6%
19.4 25.0 i8.o 46.8
3.調 査 時 期
調 査 の 時 期 は平 成4年11月 の1か 月 間 と した が 、11月 末 ま で に 返 送 され た の は230通 、 12月 末 まで に新 た に57通 、 年 を越 して 平 成5年1月 に も1通 が返 送 され た。
4.調 査 内 容
巻 末 に実 際 に用 い た 調 査 用 紙 を掲 げ た 。 そ の 内容 を大 まか に分 け る と、 卒 業 後 の進 路 状 況 、 就 職 者 に対 す る現 在 の 職 業 の状 況 、進 学 者 に対 す る現 在 の 学 校 で の状 況 、 科 学 や数 学 に関 す る活 動 、 科 学 的 態 度 、 科 学 観 、 数 学 お よ び理 科 の問 題 に直 面 した と きの 態 度 、 等 か ら な っ て い る。
1
ll.調 査 の 結 果 と 考 察
1.卒 業 生 の進 路 状 況 お よ び職 業 観 に つ い て
(1)現 在 の 状 況
郵 送 票 の 回 答 者 の高 等 学 校 卒 業 後2年 目 の秋 の段 階 で の 状 況 は 、大 学 ・短 大 に在 学 者 が 約70%で 、 残 りの約30%の うち在 職 者 が 約10%、 専 修 学 校 等 の 者 が約10%、 進 学 浪 人 中 の 者 が 約10%で あ る。
文 部 省 な どの 資 料 に よ る同 年 令 の 集 団 の進 学 率 と比 較 す る と、 大 学 ・短 大 等 の進 学 者 の 割 合 が か な り高 い。 これ は 国 立 高 校 卒 業 の回 答 者 が 全 体 の 回 答 者 の 約30%を 占 め て い る こ と に起 因 して お り、 そ れ を 除 け ば 、 同 年 齢 の平 均 的 な 集 団 に近 い値 に な る と推 測 され る。
男 女 の違 いで 目立 つ の は 、 男 性 が女 性 に比 べ て進 学 浪 人 中 の割 合 が 高 い こと で あ る。
(2)職 業 選 択 に対 す る考 え 方
職 業 を選 ぶ と き に どの よ うな考 え で 、 あ る い は どの よ うな意 識 で、 職 業 を 選 ぶ か を尋 ね た もの で あ る。 回 答 結 果 を それ ぞ れ グ ラ フ に示 す。
社 会 奉 仕 型 の 職 業 を選 ぶ か 自 己充 足 型 の 職 業 を選 ぶ か を 尋 ね た質 問 で は 、 全 体 で は 、 や や 自 己充 足 型 を も とめ る者 の割 合 が高 い。 男 女 別 に み る と、 男 性 は 自 己充 足 型 を求 め る者 の 割 合 が高 いが 、 女 性 は 社 会 奉 仕 型 と 自 己充 足 型 とが ほ ぼ同 じ割 合 で あ る。
仕 事 に打 ち込 め る職 業 を 選 ぶ か余 暇 を 楽 しむ た め の 時 間 の持 て る職 業 を 選 ぶ か を 尋 ね た 質 問 で は、 全 体 で は 、 や や 前 者 を求 め る者 の割 合 が高 い 。 男 女 別 に み る と、 男 性 は 仕 事 に 打 ち込 め る職 業 を求 め る者 の割 合 が高 いが 、 女 性 は 仕 事 重 視 型 と余 暇 重 視 型 と が ほ ぼ 同 じ 割 合 で あ る。
将 来 の 昇 進 を 重 視 す るか 家 庭 生 活 を重 視 す るか を尋 ね た 質 問 で は、 全 体 で は 、 後 者 を求 め る者 の 割 合 が高 い。 男 女 別 に み る と、 男性 は将 来 の昇 進 を 重 視 す る職 業 を 求 め る者 の割 合 が や や 高 い が 、 逆 に、 女 性 は将 来 高 い 地 位 につ け る こ と よ り、 幸 福 な家 庭 の つ くれ る職 業 を 求 め る割 合 が か な り高 い。 この質 問 で は、 男 女 の職 業 に対 す る考 え方 の 違 い が は っ き
り出 て い るよ うで あ る。
能 力 の発 揮 で き る職 業 を 選 ぶ か安 定 した 職 業 を選 ぶ か を尋 ね た質 問 で は、 全 体 で は 、 前 者 を 求 め る者 の 割 合 が か な り高 い 。 男 女 別 に み る と、 男 性 も女 性 も同 じよ うに 、安 定 して
い な くて も能 力 の発 揮 で き る職 業 を 求 あ る者 の割 合 が 高 い。
科 学 や数 学 が 必 要 な職 業 を 選 ぶ か科 学 や 数 学 が必 要 で な い職 業 を選 ぶ か を尋 ね た質 問 で は 、 全 体 で は 、 や や後 者 を 求 め る者 の割 合 が 高 い。 男 女 別 に み る と、 男 性 は科 学 や数 学 が 必 要 な職 業 を 求 め る割 合 が か な り高 く、科 学 や数 学 が必 要 で な い職 業 を 求 め る者 の 約2倍 に な って い る。 逆 に、 女 性 は 科 学 や数 学 が 必 要 で な い職 業 を 求 め る者 の 割 合 が か な り高 く、
科 学 や 数 学 が 必 要 な職 業 を 求 め る者 の 約2倍 に な って い る。 男 女 の違 い が は っき り して い て 、 男 性 に 比 べ て 、 女 性 の 方 が 科 学 や数 学 に対 す る一 種 の ア レル ギ ーを も って い る人 が 多 い こと を示 して い る よ う に思 わ れ る。
(3)自 分 に 適 した職 業
自分 に適 す る職 業 を尋 ね た 質 問 で あ る。
次 に示 す 表 は 、 回 答 者 が 適 して い る と思 う と答 え た職 業 の うち割 合 の 高 い上 位 の もの を、
全 体 、 男 性 、 女 性 そ れ ぞ れ につ い て抜 き出 した もの で あ る。 括 弧 内 は 回 答 者 の割 合(%) を 示 して い る。
全 体 で み る と、 事 務 の職 業 が18%と 割 合 が 最 も高 い。 次 が 技 術 者 と して の職 業 で あ る。
男 性 が 適 して い る と思 って い る職 業 の う ち、 そ の割 合 が最 も高 い の は技 術 者 と して の職 業 で28%と か な り高 い。 次 が 大 学 教 官 ・研 究 者 で あ る。 事 務 の 職 業 も13%と 高 いが 、 全 体 の 回 答 と比 較 す る と や や低 くな っ て い る。 女性 が 適 して い る と思 って い る職 業 は、 事 務 の職.
業 が22%と か な り高 い。 次 が 教 員 で あ る。 注 目 す べ きは 、 女 性 の8%が 技 術 者 に む い て い る と思 って い る と い う こ とで あ る。
(4)就 業 者 あ る い は 内 定 者 の職 業
現 在 職 業 につ い て い る人 、 ま た は就 職 が 内定 した 人 に、 職 業 の業 種 を 尋 ね た質 問 で あ る。
回 答 者 は 全 体 の21%(61人)で 、 この 内 訳 は在 職 者(家 事 手 伝 い お よ び ア ル バ イ ト ・パ ー トを含 む)が 約 半 数(29人)で 、就 職 内 定 者 が 約半 数(32人)で あ る。
回 答 者61人 を基 に す る と、 事 務 の 職 業32%、 販 売 の 職 業16%、 医 療 保 険 技 術 者 と して の 職 業15%、 サ ー ビ スの職 業13%、 技 術 者 と して の職 業10%が 割 合 の 高 い職 業 で あ る。 これ 以 外 の職 業 は14%で あ る。 ま た 、 男 女 別 に見 る と、 男 性 は販 売 の職 業 と事 務 の職 業 の 割 合 が 高 く、 女 性 は事 務 の 職 業 と医 療 保 険 技 術 者 と して の 職 業 の割 合 が 高 い。
(5)現 在 の 職 業 に対 す る評 価
現 在 就 い て い る職 業 に対 す る評 価 を 尋 ね た もの で あ る。
回 答 者 で あ る在 職 者(家 事 手 伝 いお よ び ア ル バ イ ト ・パ ー トを 含 む)29人 を基 に 考 え る と、 職 業 に対 す る評 価 の 割 合 は 次 の よ うに な る。 回 答 者 数 が 少 な く、 は っ き り した こ と は 分 か らな い の で 、 回 答 の 割 合 で 傾 向 だ け を示 した い。
希 望 の職 業 につ い て い る人 は、 全 体 で69%で 、 希 望 の 職 業 につ い て い な い 人 は31%で あ る。 希 望 職 業 につ い て い る人 の半 数 以 上 は職 業 の 内容 も満 足 して い るが 、半 数 近 くは職 業 の 内 容 に満 足 して い な い 。 希 望 職 業 に つ い て い な い 人 も、 半 数 以 上 の 人 が 職 業 の 内容 に満 足 して い るが 、 半 数 近 くは 職 業 の 内容 に満 足 して い な い 。
2.進 学 者 の 進 学 状 況 、 数 学 ・自 然 科 学 科 目 の 受 講 状 況 お よ び 受 講 理 由 に つ い て
(6)大 学 ・短 大 ・専 修 学 校 等 で の専 攻
18の 専 攻 の うち、5%以 上 の回 答 が あ っ た専 攻 は八 つ で あ り、 そ れ らを回 答 率 の 多 い順 に あ げ る と、 工 学 系(15%)、 文 学 系(12%)、 商 学 経 済 系(8%)、 法 学 系(7%)、
医 歯 薬 学 系(6%)、 語 学 系(6%)、 そ の他(6%)、 教 員 養 成 系(5%)で あ る。
男 女 差 に つ いて み る と、 男 子 で多 い の は 工 学 系(26%)、 商 学 経 済 系(10%)、 女 子 は 文 学 系(13%)、 語 学 系(8%)で あ る。 工 学 系 は男 子26%、 女 子7%で あ り、 男 子 が 多
い。 農 林 水 産 系 は男 子7%、 女 子 が1%と や や男 子 が多 い 。 逆 に 、 医療 技 術 ・看 護 系 は 男 子1%、 女 子8%、 家 政 系 は 男 子0%、 女 子6%、 語 学 系 は男 子3%、 女 子8%と い ず れ
も男 子 は ほ とん ど い な い の に対 し、 女 子 が 数%い る。
(7)学 校 選 択 の 基 準
学 校 選 択 の 基 準 を多 い順 に あ げ る と、希 望 の 専 攻(学 科 な ど)が あ る(40%)、 総 合 的 な 学 業 成 績 に 適 して い る(19%)、 希 望 の 職 業 にっ くの に 有 利 で あ る(14%)、 自宅 通 学 が 可 能 で あ る(6%)、 そ の 他(6%)、 校 風 が 好 きで あ る(5%)と な る。
男 女 差 に つ いて み る と、 総 合 的 な学 業 成 績 に適 して い るは 男 子 が29%、 女 子 が13%と 男 子 が 高 い。 他 の 基 準 に つ い て は男 女 差 は な い。
(8)専 攻 選 択 の 基 準
専 攻 選 択 の 基 準 を多 い順 に あ げ る と、興 味 の あ った(好 き な)科 目(40%)、 希 望 の 職 業 に関 連(28%)、 成 績 も良 く、 好 きで あ った 科 目(13%)、 そ の他(7%)、 成 績 の 良 か った 科 目(2%)で あ る。 興 味 が 一 番 大 き な要 因 とな って い る。
男 女 差 に つ いて み る と、 興 味 の あ った(好 き な)科 目 は 男 子 が45%、 女 子 が37%と や や 男 子 が 高 く、 希 望 の 職 業 に 関 連 は男 子 が23%、 女 子 が31%と や や 女 子 が高 い。
(9)現 在 の 専 攻 に対 す る評 価
現 在 の専 攻 が 希 望 の もの で あ った か、 ま た 、 内 容 に満 足 して い る か ど うか の 二 つ の側 面 の評 価 を聞 くもの で あ る。 希 望 の 専 攻 で あ り、 内 容 も満 足 して い る者 は40%と 最 も多 い 。 次 に多 い の は 、 希 望 の専 攻 で あ った が、 満 足 して い な い で あ り、26%で あ る。 希 望 の専 攻 で は な い もの は 、 満 足 ・不 満 足 あわ せ て12%で あ り少 な い 。 現 在 の 内容 に 満 足 の 割 合 は47
%で あ り、 一 方 、 不 満 足 は31%で あ る。
男 女 差 に つ いて は、 特 に な い。
(10)数 学 の 受 講
大 学 ・短 大 ・専 修 学 校 等 で の 数 学 受 講 は 、 一 般 教 育 科 目 で だ け受 講 が30%、 専 門 教 育 科 目で も受 講 が22%、 受 講 しな いが38%、 無 答 が12%で あ る。 す なわ ち、 数 学 を 受 講 した 、 あ る い は受 講 す る割 合 は 約 半 数 で あ る。
男 女 差 に っ いて み る と、 数 学 を受 講 しな い男 子 は26%、 女 子 は46%と 女 子 の 割 合 が 高 い。
一 般 教 育 科 目で の受 講 は 男 子32% 、女子28%と 差 はないが、専門科 目での受講 は男子 が33
一5一
%と 高 く、 一 方 、 女 子 は14%と 低 い 。
(11)数 学 受 講 の 目 的
大 学 ・短 大 ・専 修 学 校 等 で の 数 学 受 講 の 目 的 を 多 い 順 に あ げ る と、 必 修 で あ る か ら(28
%)、 考 え 方 を 身 に つ け る た め(14%)、 そ の 他(10%)、 社 会 の い ろ い ろ な 面 で 役 に 立 つ か ら(8%)、 試 験 に 役 に 立 っ か ら(5%)で あ る。 無 答 が36%と 多 か っ た が 、 前 述 の 質 問 で 、 数 学 を 受 講 し て い な い と 回 答 し た 者 が38%い る の で 、 こ れ に 対 応 す る の で あ ろ う。
そ こ で 、 無 答 を 除 き 、 五 つ の 選 択 肢 へ の 回 答 を100%と 変 換 し、 そ れ ら の 割 合 に つ い て 小5か ら高3、 そ して 郵 送 票(大 学 等)ま で を 比 べ た の が 下 図 で あ る 。 小5・ 中2・ 高2 は1989年 度 、 小6・ 中3・ 高3は1990年 度 、 中1・ 高1は1991年 度 の デ ー タ で あ る 。
数 学 の 勉 強 ・受 講 目的
社 会 で役 に立 つ か ら と い う理 由 は 小5か ら中2ま で は約60%と 多 いが 、 中3以 降 減 少 し 高3で は31%、 そ して大 学 等 で は わ ず か13%に な って しま う。 逆 に 大 学 等 で増 え て い るの は 、 数 学 が 必 修 で あ るか ら(44%)で あ り、 この割 合 は 高3の17%に 比 べ て 、 急 激 に 増 え て い る。 考 え 方 を身 につ け る た め 、 試 験 に役 に立 っ 、 そ の他 、 に つ いて は そ れ ほ ど大 き な 変 化 は な い 。
な お、 これ らの 目 的 にっ い て特 に 男 女 差 は な い 。
(12)自 然 科 学 の受 講
大 学 ・短 大 ・専 修 学 校 等 で の 自然 科 学(数 学 関 係 を 除 く)受 講 は 、 一 般 教 育 科 目で だ け 受 講 が48%、 専 門 教 育 科 目 で も受 講 が25%、 受 講 しな いが16%、 無 答 が12%で あ る。 す な わ ち 、 自然 科 学 を受 講 した、 あ るい は 受 講 す る割 合 は7割 を越 え る。 前 述 の数 学 受 講 が5 割 な の に 比 べ て高 い 。
男 女 差 につ い て み る と、 自然 科 学 を 受 講 しな い 男 子 は12%、 女 子 は20%と や や 女 子 が 高 く、 一 般 教 育 科 目で の 受 講 は男 子45%、 女 子49%と 差 は な い。 専 門 科 目で の受 講 は 男 子 が 33%と 高 く、 一 方 女 子 は19%と 低 い 。
(13)自 然 科 学 受 講 の 目 的
大 学 ・短 大 ・専 修 学 校 等 で の 自然 科 学 受 講 の 目的 を 多 い 順 に あ げ る と 、 必 修 で あ る か ら (34%)、 考 え 方 を 知 る こ と が 大 切 だ か ら(21%)、 社 会 の い ろ い ろ な 面 で 役 に 立 つ か ら (11%)、 考 え る力 が つ くか ら(6%)、 試 験 に 役 に 立 つ か ら(2%)で あ る。 無 答 が26
%と 多 か っ た が 、 前 述 の 質 問 で 、 自 然 科 学 を 受 講 して い な い と回 答 した 者 が16%、 及 び 無 答 が12%い る の で 、 こ れ に 対 応 す る の で あ ろ う。
そ こ で 、 無 答 を 除 き 、 五 つ の 選 択 肢 へ の 回 答 を100%と 変 換 し、 そ れ ら の 割 合 に つ い て 小5か ら高3(た だ し 中1、 高1に は こ の 質 問 項 目 は な い)、 そ し て 郵 送 票(大 学 等)ま で を 比 べ た の が 下 図 で あ る 。 小5・ 中2・ 高2は1989年 度 、 小6・ 中3・ 高3は1990年 度 の デ ー タ で あ る 。
社 会 で 役 に 立 つ か ら と い う理 由 は小5で38%、 高3で27%と 少 しず つ減 少 して い るが 、 大 学 等 で は わ ず か15%に な って しま う。 逆 に大 学 等 で増 え て い る の は 、 自然 科 学 が 必 修 で あ る か ら(46%)で あ り、 こ の割 合 は高3の21%に 比 べ て 、 急 激 に増 え て い る。 考 え 方 を 知 る こ とが 大 切 だ か ら、 試 験 に役 に立 つ 、 は と もに大 学 等 で 高3よ り も減 少 して い る。 考 え る力 が つ くか らに つ いて は そ れ ほ ど変 化 は な い。
これ らの 目的 につ い て の 男 女 差 を み る と、 考 え方 を知 る こ と が大 切 だ か らは 、 男 子 が26
%、 女 子 は17%と 男 子 が 高 いが 、 そ の 他 の 目的 に つ い て 男 女 差 は な い。
一8一
3.日 常 生 活 に お け る 数 学 ・科 学 に 関 す る 活 動 状 況 に つ い て
(14)テ レ ビ ・ラ ジオ の 科 学 ・数 学 番 組 の 視 聴
テ レ ビや ラ ジオ な どの 科 学 や 数 学 に 関 す る番 組 の視 聴 に つ いて 、 そ の 頻 度 を 尋 ね た と こ ろ、 グ ラ フ に示 した よ う に、 全 体 で は 「ほ とん ど な い」 と い う回 答 が最 も多 く、 約 半 数 の 47%を 占 め て い る。 視 聴 して い る者 で も、 月 に1回 で あ ま り頻 度 が多 くな い者 が27%で 、 週 に1回 以 上 視 聴 す る者 は27%で あ る。 男 女 別 の結 果 か ら は、 男 性 の方 が 女性 よ り も幾 分 視 聴 して い る者 が 多 い とい う傾 向 が み られ る。
(15)科 学 ・数 学 ・コ ン ピ ュ ー タ関 係 雑 誌 の 購 読
科 学 や 数 学 、 コ ン ピ ュ ー タ に 関 す る雑 誌 の 購 読 に つ い て 、 そ の 頻 度 を 尋 ね た と こ ろ 、 グ ラ フ に 示 した よ う に 、 読 ま な い 者 が 全 体 の71%に 達 す る 。 そ れ に 対 し て 、 定 期 的 に 読 む と い う回 答 者 は6%に す ぎ な い 。 し か し、 男 女 別 の 結 果 か ら は 、 定 期 的 読 者 が 男 性13%、 女 性1%で 、 男 性 の 方 が 科 学 ・数 学 ・コ ン ピ ュ ー タ関 係 に 対 す る 関 心 が 高 い こ と が わ か る 。
(16)本 ・新 聞 な どの 科 学 ・数 学 記 事 へ の興 味
本 や 新 聞 な どで 科 学 ・数 学 関 係 の 記 事 や 内容 に遭 遇 した と き、 ど うす る か を読 む頻 度 で 尋 ね た と ころ 、 グ ラ フに示 した よ うに、 読 ま な い と回 答 した者 は 全 体 の17%と 少 な く、 た ま に読 む 者 が67%、 ほ とん ど毎 回 読 む者 が16%と い う結 果 が得 られ た 。 男 女 別 に み る と、
雑 誌 の 購 読 と同 様 、 男 性 の方 が 関 心 が 高 く、 ほ とん ど毎 回 読 む者 が 女 性 の8%に 対 して 、 男 性 は27%に 達 す る。
(17)学 校 時 代 に学 ん だ理 科 や 数 学 の知 識 の 職 業 ・生 活 へ の 役 立 ち
学 校 で学 ん だ 理 科 や数 学 の 知 識 が、 現 在 の 職 業 や 生 活 の 中 で 役 立 って い るか ど うか を 尋 ね た と ころ 、 グ ラ フに示 した よ うに、 ど ち らと もい え な い と い う回 答 が 全 体 の58%で 最 も 多 く、 役 立 って い る と回 答 した 者 が27%、 役 立 って い な い と回 答 した者 が15%と な って い る。 男 女 別 で は 、 役 立 って い な い と回 答 した 者 の割 合 が男 性19%に 対 して 女 性 が11%で あ り、 男 性 の方 が 女 性 よ り も幾 分 多 い傾 向 が み られ る。
ま た、 役立 っ て い る と回 答 した78名 中 、 具 体 的 に どん な こ と に役 立 って い るか を記 述 し た46名(複 数 の 事 項 を 挙 げ た者 が い た た め、 延 べ数 と して は50件)の 内容 を み て み る と、
数 学 に関 す る事 項 が16名 、 理 科 に関 す る事 項 が15名 、科 学 的 あ る い は数 学 的 見 方 ・考 え方 に 関 す る事 項 が4名 、 そ の 他 の 事 項 が15名 と な って い る。 そ れ らを紹 介 す る と、
[数学 に関 す る事 項]
日常 の計 算 、 三 角 関 数 、 分 数 、 線 形 代 数 が 構 造 力 学 に必 要 、 大 学 で の経 済 学 の 授 業 に 役 立 っ 、 集 合 の 論 理 、 等
[理科 に 関 す る事 項]
薬 品 の濃 度 、 電 気 関 係 の 仕 事 に物 理 が 役 立 つ、 看 護 学 校 で 物 理 ・化学 ・生 物 が 役 立 つ 、 環 境 問 題 、 薬 品 や ガ スの 取 扱 い 、 コ ケ、 星 、料 理 の 際 に科 学 的 知 識 が 役 立 つ 、 生 物 が 医 学 の勉 強 に役 立 つ 、 火 山 活 動 や天 気 図 な ど の報 道 を み る と き高 校 時 代 の 地 学 の知 識 が 役 立 つ 、 植 物 の栽 培 や 健 康 に関 して考 え る とき に生 物 が 役 立 つ 、 化 粧 品 や 食 物 の添 加 物 の 成 分 を考 え る と き役 立 つ 、 スポ ー ッ に物 理 が役 立 つ 、 等
[科学 的 あ る い は数 学 的 見 方 ・考 え 方 に関 す る事 項]
あ る現 象 の 理 由 を考 え る と き、 理 屈 っぼ く考 え る と き、 日常 生 活 で理 数 的 な面 か ら考 え られ る
[そ の他 の事 項]
家 庭 教 師 に役 立 つ 、 クイ ズ番 組 を み る と き、 等
(18)電 卓 の 使 用 頻 度
現 在 、電 卓 を ど の程 度 利 用 して い るか 、 そ の 頻 度 を尋 ね た と こ ろ、 グ ラ フ に示 した よ う に、 全 体 の 約8割 が程 度 の 差 は あ れ 、電 卓 を 使 用 して い る。 ほ と ん ど毎 日使 用 して い る と 回 答 した者 は19%と 全 体 の 約2割 で あ る。 男 女 別 に み る と、 男性 よ り も女性 の 方 が 使 用 頻 度 が 多 い傾 向 が 認 め られ る。
(19)コ ン ピ ュ ー タ の 使 用 頻 度
現 在 、 ワ ー プ ロ と し て の 使 用 の み を 除 い て 、 コ ン ピ ュ ー タ を ど の 程 度 利 用 して い る か 、 そ の 頻 度 を 尋 ね た と こ ろ 、 グ ラ フ に 示 した よ う に 、 全 体 の3分 の2は コ ン ピ ュ ー タ を 使 用 し て い な い 。 ほ と ん ど毎 日 使 用 し て い る と 回 答 し た 者 は 全 体 の8%に す ぎ な い が 、 男 女 別 に み る と 、 男 性 の15%が 毎 日 利 用 し て い る と 回 答 し た の に 対 し て 、 女 性 は わ ず か4%で 、 コ ン ピ ュ ー タの 使 用 状 況 に は 男 女 差 が 認 め られ る 。
(20)ワ ー プ ロ の 使 用 頻 度
現 在 、 ワ ー プ ロ を ど の 程 度 利 用 して い る か 、 そ の 頻 度 を 尋 ね た と こ ろ 、 グ ラ フ に 示 し た よ う に 、 全 体 の 約 半 数 が 使 用 し て い る と回 答 し て い る 。 し か し、 月 に1回 しか 使 用 し な い 者 が2割 お り 、 実 際 に 使 用 し て い る と 言 え る の は3割 に 満 た な い 。 ま た 、 コ ン ピ ュ ー タ と
異 な り、 ワ ー プ ロは 女 性 の方 が 使 用 して い る割 合 が 高 いが 、 ほ とん ど毎 日使 用 して い る者 の割 合 は 、 女 性 が5%に 対 して 、 男性 が9%と 男性 の 方 の 割 合 が高 い 。
(21)ス ポ ー ッ ・趣 味 ・ボ ラ ン テ ィ ア な ど の 活 動 頻 度
職 場 や 学 校 、 地 域 、 家 庭 な ど で 、 ス ポ ー ッ や 趣 味 、 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 な ど を ど の 程 度 行 っ て い る か 、 そ の 頻 度 を 尋 ね た と こ ろ 、 グ ラ フ に 示 し た よ う に 、 男 女 と も に 約6割 が 何 ら か の 活 動 を 行 っ て い る と 回 答 して い る 。
そ の 具 体 的 な 活 動 を 記 述 内 容 か ら み て み る と 、 運 動 関 係 が117名 、 音 楽 ・美 術 関 係44名 、 ボ ラ ン テ ィ ア活 動8名 、 コ ン ピ ュ ー タ の プ ロ グ ラ ミ ン グ3名 、 そ の 他14名 と な っ て い る 。
4.科 学 的 態 度 に つ い て
こ こ で は 、 質 問 項 目(22)の 科 学 的態 度 の結 果 に つ いて 述 べ る。
設 問(22)は 、 自然 科 学 や そ の学 習 に対 して の見 方 を 問 う質 問 項 目群 で あ る。 これ らの項 目群 は 、 理 数 長 期 追 跡 研 究 に お いて 態 度 項 目 と して調 査 して きた 内 容 と重 複 す る もの が 多 い。 そ こで、 そ の 際 に分 析 して き た デ ー タ も参 照 して検 討 を加 え た 。
な お 、 そ れ ぞ れ の 質 問 は 、 次 の5つ の選 択 肢 に よ り回 答 を得 た。1は 肯 定 、2は や や 肯 定 、3は 中 立 、4は や や否 定 、5は 否 定 で あ る。
以 下 の 分 析 で は1と2を 合 わ せ て 肯 定 とす る見 方 、4と5を 合 わ せ て 否 定 す る見 方 と し た。
① 性 差 と理 数 に 関 す る項 目
3)16)19)25)29)の5項 目 は、 性 差 と理 数 に関 す る項 目 と して ま と め る こ とが で き る。 この うち 、16)29)は 男 女 間 に差 が な い とす る立 場 か らの 質 問 項 目で 、3)19)25) は男 子 を 優 位 とす る立 場 か らの 質 問 項 目 で あ る。
16)の 専 門 的 な職 業 につ く必 要 性 へ の女 子 の 同 等 性 に つ いて で は 、男 女 共 に肯 定 とす る 者 の割 合 が 多 く、60%前 後 に な って い る。 また 中 立 も30%あ り、 特 に 否 定 の 少 な い設 問 で あ った 。29)は 科 学 へ の興 味 につ い て の女 子 の 同 等 性 を 問 う もの だ が 、 中 立 と す る もの の 割 合 も含 めて 肯 定 、 否 定 と拮 抗 して い る。 これ は、 興 味 と い う こ とで個 人 の レベ ル の 問 題 で あ り判 断 が 分 か れ た よ うで あ る。 な お 、 この 結 果 は本 調 査2年 次 集 計 と同 様 で あ る。3) の男 子 に対 す る 自然 科 学 の知 識 の 必 要 性 に つ いて は、 男 子 で も50%を 、 女 子 で は60%を 超 え て 否 定 され て い る。25)の 生 れ 付 きの能 力 の 優 位 性 に っ いて は、 男 女 共 に否 定 が40%を 超 え て い る。 更 に 男 子 で は肯 定 す る者 が13%程 で 性 差 は無 い と と らえ て い る よ うで あ る。
一 方 、19)の 科学者 、技術者 への職業適性 の優位性 にっ いては、男子 では中立 が47%と 多 く、 肯 定 、 否 定 は拮 抗 して い る。 一 方 、 女 子 は 肯 定 が43%を 超 え て い る。 これ らの こ とか ら見 る と、 職 業 適 性 につ い て は 、 知 識 や生 れ付 きの 能 力 とい う因 子 とは 関 係 な く、 性 差 が あ る と考 え て い るよ うで あ る。
② 情 報 化 社 会 と理 数 に関 す る項 目
12)13)17)22)の4項 目 は 、 理 数 長 期 追 跡 研 究 で情 報 化 社 会 と理 数 に 関 す る項 目群 と して ま とめ られ て い た もの で あ る。
12)は 筆 記 能 力 の 優 位 性 に っ い て の 質 問 項 目で あ る。 女 子 で は89%も の肯 定 が あ り、 男 子 で も78%と 肯 定 の 割 合 が た い へ ん 高 い もの で あ る。 この傾 向 は 、 過 去 の 在学 中 の調 査 で も見 られ た が 、 実 際 に社 会 に 出 る状 況 で も鮮 明 な 結 果 と して あ らわ れ て い る。13)の コ ン ピ ュー タの 優 位 性 に つ いて は 、 男 女 の 差 は少 な くいず れ も、 否 定 が50%前 後 、 肯 定 が20%
程 度 で 、 まだ 、 人 間 の 問 題 解 決 能 力 が コ ン ピ ュ ー タ に優 って い る と い う見 方 を して い る。
一 方 、22)の コ ンピュー タ学 習の必要性 について は、男女共 に80%程 度 が肯 定 してい る。
13)の 結 果 と合 わ せ て 考 え る と、 コ ン ピ ュ ー タの 問 題 解 決 能 力 の 如 何 に 関 わ らず 、 今 後 の 社 会 で コ ン ピ ュー タが 活 用 され る と と らえ て い る よ うで あ る。17)は 、 そ ろば ん と数 の し
一13一
一14一
一15一
くみ の 関 連 を 問 う問 題 で あ る。 中 立 が47%程 度 、 否 定 が33%で 、 そ ろ ば ん が数 の し くみ の 理 解 に 役 立 つ と と らえ て い るの で な く、 計 算 の 道 具 と して考 え て い る よ うで あ る。
③ 教 育 の 重 要 性 につ い て の 認 識 に関 す る項 目
1)は 教 育 の重 要 性 につ い て の 認 識 に つ い て 問 う設 問 で あ る。 これ に つ い て は、 明 確 な 肯 定 が67%、 肯 定 全 体 で は90%近 く と圧 倒 的 に多 い。 これ は理 数 長 期 追 跡 研 究 で も同 様 で あ った 。
④ 科 学 と世 の 中 の 問 題 との 関 連 に関 す る項 目
2)7)27)28)の4項 目 は 科 学 と世 の 中 の 問 題 との 関連 につ い て の設 問群 で あ る。2) は科 学 の 発 明 と世 の 中 の複 雑 さ につ い て の設 問 、7)は 科 学 が 世 界 を破 壊 す る と い う見 方 を問 う設 問 、27)は 科 学 的 な 発 見 の もた らす 害 につ い て の設 問 、28)は 科 学 技 術 が 世 の 中 の問 題 の 原 因 とす る見 方 に つ いて に の設 問 で あ る。
2)で は、 男 子 に40%を 超 す 肯 定 が あ る もの の 、 否 定 も35%程 あ り、 全体 と して ど ち ら と もい え な い。7)で は、 否 定 が30%程 度 で 若 干 少 な い もの の 、2)と 同様 の 結 果 で あ る。
一 方、27)で は 、 中 立 の割 合 が 増 え 、 否 定 も40%程 度 に な り、 肯 定 す る割 合 が 少 な い。28) は27)と 同 様 で肯 定 が 男 女 共 に少 な い。 これ らの こ とか ら、科 学 の発 明 が世 の 中 を複 雑 に
して い る こと や 、科 学 が 世 界 を 破 壊 して い く と い う見 方 に つ いて は は っ き り しな い もの の 、 科 学 の 発 見 が 社 会 に害 を及 ぼ す と い う こ とや 、 科 学 や技 術 が 世 の 中 の問 題 を 引 き起 こ して い る と い う見 方 に つ い て は 、 否 定 的 な傾 向 にあ る。
⑤ 理 数 に対 す る価 値 観 に 関 す る項 目
4)は 資 金 投 入 の 価 値 の設 問 、24)は 科 学 関 係 へ の予 算 拡 充 の 是 非 を 問 う設 問 で あ る。
4)で は 、 否 定 は 男 女 共 に 、10%未 満 で あ るが 、 男 子 は50%を 超 す明 確 な肯 定 を含 め 、74
%と 肯 定 が 多 い。 女 子 は肯 定 は50%強 で しか な い。24)で も、 否 定 の割 合 が 男 女 共 に増 え て は い るが 、 男 子 は65%の 肯 定 、 女 子 は30%弱 の 肯 定 と4)と 同 様 な傾 向 が 見 られ る。 こ の2問 の 回 答 か らは 、 全 体 的 には 科 学 へ 資 金 を 投 入 す る こ と に肯 定 的 だ が そ の 度 合 い に 、 男 女 の 判 断 の違 い が 見 られ る。5)は 理 数 と国 の 発 展 との 関 連 につ い て の 設 問 で あ る。4) や24)と 同 様 な 傾 向 が 見 られ 、 国 の 発 展 へ の 関 連 と、 資 金 投 入 の 価 値 とに 関 連 が認 め られ る。
⑥ 職 業 と科 学 的 知 識 の必 要 性 に関 す る項 目
9)は 就 職 と科 学 関 係 の 知 識 の必 要 感 に つ い て で あ る。 男 子 で は33%が 肯 定 し、否 定 は 20%に 過 ぎ な いが 、 女 子 で は40%強 が 否 定 して い る。19)で 女 子 が 男子 の ほ うが科 学 者 や 技 術 者 に向 い て い る と多 く答 え た結 果 と合 わ せ 、 女 子 に と って は ま だ 、 科 学 関 係 の知 識 を 必 要 とす る専 門 的 な職 業 へ の 就 職 の割 合 が 低 い た め で あ ろ う。
18)は 職 業 と科 学 関 係 の 知 識 の必 要 感 にっ い て で 、9)と 類 似 した 問 題 で あ る。9)よ り肯 定 す る割 合 が 多 く、 男 女 差 もあ ま り無 い。 就 職 に際 して の科 学 関係 の 知 識 の必 要 性 は、
は っ き り しな い者 で も職 業 に は必 要 で あ る と考 え る傾 向 に あ る。
一16一
⑦ 理 数 と 日常 生 活 との 関連 に関 す る項 目
10)11)の2項 目 は 、理 数 と 日常 の生 活 と の関 連 に つ い て 問 う もの で あ る。10)の 日常 生 活 の 問 題 を 解 決 す る の に 役 立 つ か とい う設 問 に対 して は 、 肯 定 が45%程 度 で あ る。11)
の生 活 を豊 か に す るか で も肯 定 が35%弱 と減 少 して い る。 これ は、 理 数 長 期 追 跡 研 究 で も ほ ぼ 同 じよ うな 傾 向 を 示 し、 否 定 は い ず れ も20%程 で、 「科 学 は、 必 ず し も生 活 が豊 か に な った り、 役 に立 った りす るわ けで は な い が 、 理 数 は必 要 で あ る」 と と らえ て い る意 識 は 変 わ ら な い よ うで あ る。
⑧ 理 数 の 学 習 量 に関 す る項 目
21)30)は 数 学 、 理 科 の学 習 内 容 が 多 か った か ど うか を 問 う設 問 で、21)が 数 学 、30) が 理 科 で あ る。 ど ち ら も50%近 く否 定 的 で 、学 習 内 容 が 多 か った と は思 って い な い よ うで
あ る。 細 か く見 る と、 数 学 の方 が 内 容 が 多 か った と肯 定 す る もの が 多 く、理 科 、 数 学 と も に女 子 の方 が 多 か った と と らえ る割 合 が 少 し多 い 傾 向 が 見 られ た 。 しか し、 長 期 追 跡 研 究 で は学 年 と共 に多 い と感 じる割 合 が 増 加 し、高3で は理 科52%、 数 学65%に も達 して い た の と異 な る結 果 とな った 。 改 め て今 まで の 学 校 で の 学 習 を振 り返 る と違 った見 方 に な る よ
うで あ る。
⑨ 思 考 ス タ イ ル に 関 す る項 目
15)の 突 き詰 め て考 え る こ との好 き嫌 い は、 好 き とす る者 が50%を 超 え て い る。 長 期 追 跡 との 比 較 で は、 中立 の 割 合 が減 り肯 定 が 増 え て い る。 今 回 の調 査年 令 に達 し、 突 き詰 め て 考 え る事 へ 興 味 が増 した よ うで あ る。
⑩ そ の他 の 項 目
以 下 は、 い ず れ も理 数 長 期 追 跡 研 究 で は 無 か った設 問 で あ る。
6)は 学 習 場 面 で電 卓 を 利 用 す る こ との 有 用 性 に つ い て の 設 問 で 、 明 確 な肯 定 で は27%
の 男 子 に対 し8%の 女 子 と大 き な差 が あ る もの の、 全 体 的 に は否 定 、肯 定 で 同 様 に散 らば って い る。
8)14)は 、 人 の成 功 に対 して の考 え方 で あ る。8)は 「運 で あ る」 とす る もの。14) は 「努 力 に よ る」 とす る もの で あ る。8)に 対 して は30%程 度 の肯 定 、14)に 対 して は30
%弱 の 否 定 で あ る。 他 の 選 択 肢 の割 合 を 含 め、 丁 度 裏 返 しの 関 係 に な って いて 、 成 功 、 不 成 功 に対 して の 考 え方 は 、 設 問 の与 え方 に よ らず 努 力 す る ことが 成 功 に っ なが る とい う考 え方 が 多 い よ うで あ る。
20)23)は 、 科 学 との 直 接 の関 係 は問 わ な い設 問 で あ る。20)の 国 策 へ の 市 民 の影 響 力 に つ い て は 、 概 ね 肯 定 的 だ が 、 男 子43%に 対 し、 女 子 で は60%と 男 女 差 が 大 き い。23)は 、 戦 争 を な くす こ と の可 能 性 にっ い て で あ る。 男 子 は50%を 超 す 肯 定 で あ るの に対 し、 女 子 は肯 定 、 否 定 共 に40%程 度 で 戦 争 を な くす こ と にっ い て は 、 ど ち ら と も いえ な い とい う見 方 の よ うで あ る。
26)の 神 秘 的 な こ とが らの 解 明 と科 学 の 関 係 にっ い て は 、 男 子 は肯 定 、 否 定 が拮 抗 して い る。 女 子 で は 明 確 な否 定 が28%と 多 く、 否 定 全 体 で は54%を 超 え て お り、 神 秘 の解 明 に 対 して 科 学 へ の 期 待 感 は あ ま り持 っ て い な い よ うで あ る。
一17一
5.科 学 観 に つ い て
こ こで は 、 質 問 項 目(23)の 科 学 観 調 査 の 結 果 に つ い て 述 べ る。
郵 送 票 調 査 に は 科 学 観 調 査 項 目 が5項 目 あ り、 そ の 第1は 「科 学 研 究 の 主 要 な 目 的 」 に つ い て 聞 く項 目 で あ る。 第2〜4項 目 は身 近 に接 して い る環 境 、 科 学 技 術 に 関 して 判 断 を 問 う項 目 で あ り、 第5項 目 は 新 技 術 の 導 入 の 際 の 基 準 に つ い て 問 う もの で あ る。 こ れ らの 項 目 は い ず れ も、 学 校 に お い て 実 施 され て い る質 問 紙 調 査 の 中 に も含 まれ て い る。
以 下 に 、 郵 送 票 調 査 の 結 果 、 お よ び そ の 男 女 別 集 計 と、 学 校 で 実 施 され た きた これ ま で の 科 学 観 調 査 の 結 果(な お 、 今 年 度 の 調 査 結 果 に つ い て は 、 ブ ック レ ッ トー020参照)を 並 べ て 図 示 す る 。 た だ し、 郵 送 票 は これ まで の 調 査 と同 一 の 母 集 団 か ら偏 りな く返 送 され た も の と して こ こで は 扱 った 。
〈科 学 研 究 の 目 的 〉
この 項 目 で は 、 図1の と お り、 郵 送 票 調 査 に お い て も これ ま で の 調 査 結 果 と同 様 に 「よ り幸 福 な 生 活 の 供 与 」 とす る、 純 粋 科 学 的 側 面 よ りそ の 応 用 の 面 を 回 答 した 割 合 が 最 も多 い 。 次 い で 、 「事 実 の 発 見 、 収 集 、 分 析 」 が 多 い 。 郵 送 票 で これ ま で の 調 査 とや や 傾 向 が 異 な る と思 わ れ る の が 「理 論 を 使 って の解 析 」 で あ り、 回 答 割 合 が16%と 高 校 まで の 結 果
よ りい くぶ ん 多 い の が 見 られ る。
図1科 学 研 究 の 目 的
図2科 学 研 究 の 目的(男 女 別 集 計)
男 女 別 の 集 計 で は 、 図2の と お り、 「よ り幸 福 な生 活 の 供 与 」 が40%程 度 と最 も多 い の は 男 女 共 通 で あ る が 、 そ れ 以 外 の 選 択 肢 で は 、 男 子 が10〜20%と ど の選 択 肢 も近 い 数 値 を 示 して お り、 特 徴 的 で あ る。 女 子 で は 「事 実 の 発 見 、 収 集 、 分 析 」 が35%と 多 く、 男 子 の 2倍 の 割 合 を 示 して お り、 また 、 「絶 対 的 な真 理 の 発 見 」 は4%と 少 な く、 選 択 肢 に よ り 回 答 の 割 合 に 差 が 見 られ る。
〈 ゴ ミ対 策 〉
こ の 項 目で は 、 図3の とお り、 い ず れ の 学 年 で も 「必 要 最 小 限 の ゴ ミだ け 出 し、 そ の 他 は 自 分 で 処 理 した り、 リサ イ クル す る 」 の 回 答 が 最 も多 い が 、 郵 送 票 で は 中学 ・高 校 に比 べ て10%程 度 減 る。 そ れ に 対 して 「現 状 は が ま ん す るが 、 研 究 を 義 務 付 け、 各 家 庭 が 料 金 や 手 間 は 負 担 す る」 の 回 答 が 学 年 が 上 が る に した が って 増 え 、 郵 送 票 で は 「必 要 最 小 限 の
r麟 位 ・0く 、
図3ゴ ミ対 策
図4ゴ ミ対 策(男 女 別 集 計)
ゴ ミ」 とほ ぼ 同 数 の 回 答 と な って い る。 す な わ ち 、 現 状 肯 定 の 方 向 へ の 回 答 に 変 化 して い る。 しか し、 そ れ で も な お 、 「各 家 庭 で 処 理 」 を 含 め 、 半 数 は 各 家 庭 で の ゴ ミ処 理 や リサ イ クル に 関 して 推 進 す る 回 答 を して い る。
男 女 別 の 集 計 で は 、 図4の とお り、 男 子 が よ り現 状 肯 定 の 回 答 と な って お り、 現 状 は が まん す る とい う回 答 が 半 数 を 占 め る。 また 、 女 子 の 回 答 は 高 校1年 の 回 答 に 類 似 して 自分 で 処 理 や リサ イ ク ル す る とい う回 答 が 半 数 を 占 め て お り、 女 子 の 方 が よ り切 実 に ゴ ミ処 理 の 必 要 性 を 感 じて い る結 果 で あ ろ うか 。
〈 自動 車 と公 害 〉
こ の 項 目 で は 、 図5の とお り、 「現 状 はが まん す る が 、技 術 革 新 を し、 そ の た め 料 金 が 上 が る こ と は が ま ん す る」 が 小 学5年 よ り半 数 を 占 め て い るが 、学 年 が 上 が る と と も に増 え 、 郵 送 票 の 結 果 は高 校2年 の 数 値70%よ り さ らに10%近 く増 え て79%に な って い る 。 「 必 要 な 車 の み 使 用 す る 」 を 加 え る と9割 近 くに な り、 現 状 を 認 め つ つ も変 え る 必 要 性 を 感
じて い る割 合 が 高 い こ とが わ か る。
男 女 別 の 集 計 で は 、 図6の と お り、 この 項 目の み 男 女 間 に 差 が 見 られ な い 。 自動 車 に 関 して は 、 公 害 や 自 動 車 事 故 な ど の リス ク も大 き い が 、 そ の必 要 性 も高 く認 め られ て お り、
社 会 的 評 価 が 定 着 して い る 結 果 と思 わ れ る。
図5自 動:車 と公 害
図6自 動 車 と公 害(男 女 別 集 計)
〈原 子 力 発 電 〉
こ の 項 目 で は 、 図7の とお り、 全 学 年 を と お して どの 選 択 肢 も変 化 の 割 合 は 少 な い が 、
「他 の エ ネ ル ギ ー で 不 足 す る分 だ け使 用 す る 」 の 割 合 が 増 え 、 「現 状 の 割 合 に し、 需 要 が 増 え た ら増 や す 」 が 減 っ て い る。 郵 送 票 で は 、 制 限 す る方 向 に 回 答 が 変 化 し、 「い っ さ い 禁 止 」 と 「不 足 分 だ け 使 用 」 が半 数 近 くの48%に 達 して い る。
男 女 別 の 集 計 で は 、 図8の と お り、 男 子 で は 、 「原 子 力 発 電 の 開 発 を 促 進 す る」 が3割 近 くに 上 り、 そ の 分 「現 状 の 数 に 制 限 す る」 が 減 って い る。 ま た 、 女 子 の 回 答 で は 、 「他 の エ ネ ル ギ ー で 不 足 す る分 だ け 使 用 す る」 の 割 合 が 多 く、4割 に 近 い 。 こ の項 目 に お い て
も、 「ゴ ミ対 策 」 と 同 様 に 、 男 子 の 方 が 現 状 肯 定 型 と な って い る。
図7原 子 力 発電
図8原 子 力発 電(男 女 別集計)
〈新 技 術 の 導 入 〉
この 項 目で は 、 図9の とお り、 学 年 が 上 が る に した が って 、 「環 境 へ の 影 響 が ほ とん ど お よ ぼ さな い な ら導 入 す る」 が 中 学1年 の48%か ら徐 々 に 減 り、 郵 送 票 で は31%と な っ て い る 。 そ れ に 代 わ って 「環 境 へ の 影 響 が 現 在 よ り少 な くな るな ら導 入 す る」 が 中 学1年 の 24%か ら徐 々に 増 え 、 郵 送 票 で は43%と な って い る。 ま た 、 「環 境 へ の 影 響 と経 済 的 な 面 の利 害 両 面 を 考 慮 して 導 入 を決 め る 」 が 中学1年 で16%、 郵 送 票 で は25%と い くぶ ん 増 え て い る。 な お 、 「新 技 術 の 導 入 は い っ さ い しな い 」 と 「利 益 の 面 を環 境 へ の 影 響 よ り優 先 させ る」 とす る回 答 は最 大 で も10%程 度 と少 な か った 。
男 女 別 の 集 計 で は 、 図10の と お り、 他 の項 目 とは 異 な り、 男 子 で 「環 境 へ の 影 響 が 現 在 よ り少 な くな る な ら導 入 す る 」 と い う回 答 が62%と 、 約3分 の2を 占め て い る。 女 子 で は
「環 境 へ の 影 響 が ほ と ん ど お よぼ さな い な ら導 入 す る」 、 「環 境 へ の 影 響 が 現 在 よ り少 な くな る な ら導 入 す る」 、 「環 境 へ の 影 響 と経 済 的 な 面 の 利 害 両 面 を考 慮 して 導 入 を 決 め る
」が 類 似 した数 値 を 示 し、 環 境 へ の影 響 を 考 慮 す る程 度 が 分 か れ て い る。
図9新 技 術 の導 入
図10新 技 術 の 導 入(男 女 別 集 計)
数 学 の 問 題 お よ び解 き方 に つ い て
1)125の20%は い く らで す か 。 あ て は ま る 番 号 を 一 つ 選 ん で 下 さ い 。 1.6.252.12.503.154.255.50
2)1)に 回 答 す る た あ に 、 あ な た は ど う し ま し た か 。 あ て は ま る 番 号 を 一 つ 選 ん で 下 さ い 。
1.暗 算 で 計 算 し た 2.筆 算 で 計 算 した 3.電 卓 で 計 算 し た 4.お よ そ の 数 で 計 算 し た 5.そ の 他
6.
(24)
郵 送 票 に よ る正 答 率 は98%で あ り、 ほ ぼ全 員 が で き て い る。過 去 の デ ー タ(中1は1991 年 度 、 高2は1989年 度)と 比 較 す る と、 学 年 進 行 と と もに、 正 答率 は 着 実 に伸 び て い る よ
うで あ る。 た だ し、 郵 送 票 調 査 に は 国 立 高 校 卒 業 者 が 含 ま れ て い るの で 、 そ の影 響 も考 え られ る。 な お 、 「全 体 」 とは 公 立 学 校 に お け る調 査 対 象 者 全 員 の 、 「追 跡 」 とは1989年 度 か ら1991年 度 ま で 継 続 して調 査 を 受 けた 公 立 学 校 の 生 徒 の デ ー タ(小5か ら中1は2198名 、 中2か ら高1は552名 、 高2か ら高3は1975名)で あ る。
今 回 の 調 査 の特 色 は、 計 算 の 答 え だ け で な くそ の考 え方 を 聞 い た と こ ろ に あ る。 暗 算 で 計 算 が73%と 最 も多 く、 次 に多 い の が 筆 算 で21%で あ る。 電 卓 で計 算 、 お よ そ の数 で 計 算 は と も に低 い。 男 女 別 に み る と、 男子 は 暗 算 が84%、 筆 算8%と 筆 算 で計 算 が ほ とん ど な の に 対 し、 女 子 は 暗 算64%、 筆 算29%と 筆 算 で計 算 した割 合 が男 子 に 比 べ20%以 上 も多 い。