物理学演習 第14回 角運動量・力のモーメント,回転運動の方程式
前回の問題と解答例は→http://www.ritsumei.ac.jp/˜kht23151/pd/
ウォーミングアップ
r=r((cosθ)i+ (sinθ)j)について,以下を求めよ.ただしr, θは共にtの関数とする.
(1) ˙r (2) r×r˙ (×はベクトルの外積を表す)
角運動量と回転運動の方程式:質量m,速度vの,原点Oにおける角運動量lは l=r×(mv) (角運動量の定義式)
と定義される(上式で×は外積を現す,教科書P81参照).特に角速度ωの円運動であれば,角運動量の大きさlは,
l=mR2ω (Rは回転軸と質点との距離)
と表せる《問題B》.また,角運動量lの時間微分を求め,運動方程式mdv
dt =Fを用いて変形すれば dl
dt =N (回転運動の方程式)
が得られる.ここでN=r×Fは,力のモーメントである.
固定軸まわりの質点系の全角運動量と慣性モーメント:質点系(=複数の質点)の質量,位置,速度をmi,ri,vi(i= 1,2,· · · , n) とするとき,全角運動量Lをそれぞれの質点の角運動量の和,
L=
∑n
i=1
ri×(mivi)
と定義する.もし,すべての質点が同じ回転軸Oについて角速度ω の円運動を行っていれば,全角運動量の大きさLは
L= ( n
∑
i=1
miR2i )
ω=IOω (Ri は 回転軸Oと各質点との距離)
と表せる.IO =
∑n
i=1
miR2i をこの回転軸Oに関する,質点系の慣性モーメントという.
固定軸まわりの剛体の全角運動量と慣性モーメント:剛体がある固定された回転軸Oのまわりを,角速度ωで回転する場 合,全角運動量Lはωに比例
L=IOω
する.この比例係数IOを剛体の慣性モーメントという.IOは,剛体の質量,形状,回転軸の位置によって定まる.
固定軸まわりの回転運動:回転運動の方程式 dL
dt =Nに,固定軸まわりの回転体の角運動量L=IOω を代入して IOdω
dt =N
が得られる,ここでNは,回転軸に関する,各質点に作用する外力aのモーメントの和である.
a内力のモーメントの和はゼロになることが証明される
《問A》5章【問1】を解け.
《問B》5章【問2】を解け.
《問C》5章【問4】を解け.
《問D》5章【問8】を解け.
《問E》5章【問10】を解け.
《問F》5章【問11】を解け.