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梵詩メーガ・ヅータ散文譯

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(1)

九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

梵詩メーガ・ヅータ散文譯

小野島, 行忍

https://doi.org/10.15017/2556589

出版情報:文學研究. 28, pp.95-128, 1941-03-20. The Kyushu Literary Society バージョン:

権利関係:

(2)

■■■

b

はしが.き

梵詩メーガ︒ヅータ︵冨凋富自国︶はカーリ︒グーサ︵鬮巨曽四紀四○○年唖四六○年唾︶の作にして印度

杼怖詩の絶唱なり︒この詩の三房︒冒の英諜逓曾の言のが識みて驚歎のあまりに之れを書為して親友穴︒3座に贈り

し︵一八一七年十二月二十二日︶は人の知るところなり︒

さて此の散文鐸はかなり以前の稲を少し心したるのみのものにして向ら意にみたぬところ世だ多けれど︑近くこれ

が韻文禅を志し居る淀以てそれと對照のため敢へてこの稲をこ上に戦するものとす︒

所依脱典は胃昌一︶葛版︵一九一八年︶とし参考としてぎ︒冒騨版Q八九四年︶冒己一︺&版二八九川年︶冒己c国版

︵一九二年︶を川ひたり︒而して所依腺典以外より字句を採りて課したるときは単に﹁異本による﹂と註したり︒

術ほ印度の註樺家たちにより後人の挿入句と兄られたるものは典の何の號に︵︶のしるしを附したり︒而して原文

に無くして雛諜の都合上加へたる字句にも︵︶のしるし莅附したり︒

梵詩メーガ・ヅータ散文課九五︵三四一三︶

I

L

梵詩メーガ・ヅl々︿散文篝︑

1 4 日

■ ■ 1

−1

野島

(3)

文畢研究擁二十八鮴九六︵三四一岡︺

との詩は特異の雄想になれるを以て︑はじめて見る人のためにその梗概を述ぶるもあながち徒那には非るぺし︒

︲梗概

メーガ・ヅータ︵雲の使︶は一八九川年と一九一八年との両国昌一︺亀版に擦れば百二トー句︵川行一〃何︶より成

りて︑韻律はすべてマングークラーンタ︵徐歩慨︑︲︲︲|︲ゞくく一くくく一︲︺︲く一︲︲く−︐K己を川ひたり︒

この詩は主祁クベーラの怒をうけて維嘩山に捕居せる或る祁人藥叉が雨期になりて雨雲が北に飛び行く逓見て己が

故郷なるアラカーに残し世きたる妻症想ひ︑雲が北してヒマラヤに至らぱその山に在るアラカーに行きて妾にわが消

息を言ひ徳へてほしと願ふを骨子とせり︒初五伽をのぞきて以下すべては藥叉が雲に云ふ言葉より成り通常この詩を

﹁さきのくも﹂︵一︲六七︶と﹁のちのくも﹂︵六八一二一︶とに分っ︒こ上に共の結碓よりみてや上細分すべ

し︒︲分段に髄りて連鎖的に用ひられたる二三の句はこれを便血上その前の段もしくはその後の段に脇せしめたり︒

︑芸のつ・かひ

I

さきのく聡︶

一︑次第︵一一三︶︲

イ︑大序︵一Ill五︶

ロ︑小序︵六一三︶

二︑みちゆき︵一四llI1六七︶

'

(4)

のちのくも

三︑アラカー禽八八g

川︑家︵八一八六︶

〃江︑妻︵八七一○六︶

・六︑ことづて︵一○七二八︶

七︑結び︵二九一二こ ︵ご次第

しだいJ/こkに次弟といふは雑多なる内容症もてる序にして︑後に來るものを起す力つよきものを指して省つけたるなり︒

次第を分ちて大序と小序とす︒

︵ィ︶大︾序

﹁つとめを怠りて主紳クベーラの呪ひにあひ雑嘩山に諦居せる或る藥叉が︑雨期近づきて剛墾あらはれしを兇て家

に残せる姿を想ひて悲歎にくれしが︑せめて其の雲に己が淌息をことづけて饗のもとに云ひやらんと脳ひ︑雲が非怖

のものなるをも忘れて雲に願ひたり﹂

この初江句は地の何にして以下はす.へて藥叉2門葉なり︒この大序に於て作者は全施の同頭をなし以下たくみに蘂

叉の口によりて此の大序をうけて更に細税する小序を述べしむ︒

◆ ︵ロ︶小序 梵詩メーガ・ヅーク散文課九七︵二一四一五︶

pp

(5)

I

I

文畢研究擁一下八鮴九八︵三四二c・

以下は藥叉が雲に云ふ言葉なり︒

J F

︺ ぜ

﹃雲ょ︑汝は蛍門の出なる今ぞ以てわれは汝を兄込みて歎願す︒何卒わが消恩舎鴛韮の許にもたらしてほし◎剛帆近づ

きて汝が空に現はる典や︑族人の妻は夫が族より蹄り來らんごとを銀期し穏華ぼん︒されどわれは主神クベーラの赦

し無ければわが家に蹄ること叶はねば︑さぞ喪は︐わが姉宅のHとかぞへて待ちわびてあらん︒共虚に汝は行くなり︒︑

微風に吹き送られて汝はチャータカなどの烏と共に愈快なる族をなさん︒それには汝はこの雑摩山と附緒纒綿たる別

れ在して行かねばならぬが︑先づその道瀧とわれ締ると以てそれを州きてその後にわが嫌言ときけ﹄

前段に於て筋のはこびを︐パきく順序よく或る意味に於て散文的にはこびたるを愛けて︑この段に於ては筋をや上細

かく複雑にはこび且つ後に来る極為の亜要なる内容を軽くた図よはし沸撃ぜさそひて小序をなし輝然たる次の段にみ

ちびく︒

︵一こみちゆき

﹃此虚より北剛して昇天するや汝の無き身は虹を帯びて美し・マーラ剛の天に沖し︑アームラ.クータ川にゐこ

ひ︑ビンドャ山の下を流る上レーゾー河の水をのみ︑鹿に先導され孔雀に撤迎せられてダシャールナーハ図の都ビ︽ナ

シ・ヤーに行き︑その傍を流る土識ヱートラゾチー河の水をのみ︑ほど近きニーチャイス山に休み︑時雨をそ上ぎつiなぼも

北へと行きてニルビンドヤー河に垂下し︑︑迂路してアブンチ図の都ウッジャイニー︵ビシャーラー︶に行きシプラー河

の微風そょ吹くその都の宮殿に族のつかれをとり︑次にその近くに在るガンダヴチー河畔の撚婆脚の殴堆なるマハー

・カーラ殿を訪れ︑一夜をウッジャィニーに過して︑朝日のぼらや史に族をつピけガムピーラー河に影を器して行き︑

P

P

j 1

(6)

lグ

デー顎▽・・フールプ山の鵡嘩羅祁の符に花時雨を降らしてそこの孔樅を舞はし︑それよりチャルマンブチI河に到りて

水を・のみ︑↑その岸にある都ダシャ・プラを過ぎてブラフマーブル夕剛のクル族の古戦場に行き︑その近くを流る型サ

ーラスブチー河に垂下し︐更に聖地カナ・カラあたりの惚河に行きてその水をく上み︑それよりヒマラヤ山系に入りて

撫婆帥の足跡を棚し︑クラウンチャの峡を北に越えてカィラーサ峰にたどりつき︑その傍なるマーナサ洲の水をのみ

︲てわが故郷アラカーに入る可し﹄

みちゆき

︐この段は謡曲の﹁道行﹂に物柳し所謂千肌の放怖を歌ひて悠燕せまらず︑旅する満の感桁︑経過する山川の風歎︑

都市殿蛾︑眼にふる上鳥獣敢木︑いたるところの美女︑祁話︑祭事︑術或辱こきまぜて然も一糸素れずさながら一大

縮巻物の如き槻をなせり︒この極の詩句中おそらく之れは東西古今を迦じて川色のものなる可し︒古来この段の魅り

︲を以て杢鯆を前後に分ちたるは大いに注目すべき事なり︒

︵三︶ア・ラカー

アラヵーは財蜜の肺クベ↓−ラの住める部にして此の排の主人公なる藥叉の故郷なり︒この段にてはアラカーの莊厳

を拙猫せり︒

﹃アラヵーは花鳥風月の眺めおもしろく︑共虚に於ける薬叉呼の生活は常樂我派にして︑常殿は蹄蕊・王隊・納弥

などをもて莊麗にて財喪充流し︐美女は装ひをこらし︑遊ぶに金沙蜜王あり︑酌むに美酒あり︑歌舞たのしく︑︑女の

媚な凄めかしく︑神人ともに附交こまやかなり﹄

この段は阿彌陀繩などに説ける極樂の稚厳に似て一脈人Ⅲ味多くして享樂的なり︒而してこの段は前の雄大なる

梵持メーガ・ヅータ散文課九九︵一二川一七︶

危■

1

(7)

丈學研究﹀節二fへ茸一○○︵三四一︽6

−︲みちゆき﹂を受けて之れ以後は﹁家﹂より﹁妻︲|より﹁ことづて一とその紡織は次弟に小さくなり︑怖緒はそれに

反して商く鋭くなりゆく其の行きみちの始の連錨の役川をなす亜要なる段なり︒

︵川︶家この段にては藥叉の家を拙鰯せり︒

﹃アラ・カーのクベーラ川の樹の北にわが家あり︑災陀維花・純愛花・僻花など美しく︑蓮池あり遊樂山あり︑孔雀

這羨りぎは茨金の櫻木にとまる︒されどわれ不在なればわが家の光はかすかなり﹄︑

この段は前の段の結緋を史に小さくして︑また一肘小さき後の段に結合す︒この段の経りに於て哀愁モピろに生じ︑

來るを注意すべし︒

︵五︶妻乙の段にては藥叉の妻を拙せり︒

やつ﹃汝わが家の遊楽山に葱ひてわが家を覗きみれば︑絶世の美人なるわが妻はしほれ垂れていたましく︑あるひは刺

に念じ.又わが姿を繪にかき︑俺の崎にわが事を語り︑わが名を歌によみこみてビーナーを弾じ︑悶姦の花にわが師

宅の日を数へなどして居るならん︒また夜中に汝がわが家の窓に立ちて見ればわが妻は床に片臥して︑月を眺めて涙

う畑ぽ・にくれ︑眠りもやらで菱のほつれ毛かきやりつ1床の中にもだえて鵬るべし︒斯く云へぱとて沢Lてわれは己惚れて

居るには非ざるなり︒さて汝いたるや︑わが留守を殊勝にまもれるわが妻の眼は美しくをのiき︑その麗しき股はわ

謎︐

む雄な上くくし︒又もし彼女がその時眠り一﹂ありて︑われを夢にみて空しく抱擁などして居らぱ︑しばし待ちてやがて微

I

I

r

(8)

風もてⅡざまし︑名乘りをあげて汝は彼女に来意遂缶ぐべし︒彼女憾墜入として耳を傾けて汝の述募るわが便︐

を附かん﹄

この段は次の段とともに此の詩の正宗分をなす︒﹁みちゆき﹂﹁アラカー﹂﹁家﹂の三段は震にこの段を起す手順に

一●

外ならす︒誠考は詩聖の巧みなる榊想につられて知らずj︑藥叉の妻を眼前に見るに至れり︒

︵六︶ことづて

つPが﹃汝はわが妻に斯糞云へ︒﹁あなたの夫はあなたの志なきかを先づ訊ぬ︒彼れはあなたと同様に哀れなる状態にあ

り︒かつて彼れはあなたの耳に口よせて話をせしが︑いまは其れが川來ざるを以てわれ︵雲︶に僅一而してよこした

り︒その便りは次の如し﹂われ︵藥叉︶は風物を見るにつけそなたの美しさを想ひ︑あるひはそなたの姿を紺にか

むなき︑そなたを夢にみて空しく抱き︑そなたの方より吹きくる風を懐しみなどせり︒逢ひたけれども逢へざれぱわが心

よつき

は佗し︒されど咽帆はあざなへる繩の如ければ︑のち川月を念じ辿して︑われ赦されて師るや和ともに樂しく幕さ

ん︒かつてそなたは夢にわれが他の女と朧じくせるを兄て泣きて側を兇せしこと右りしが︑われは︑水くそなたと別れ

て勝れど決して心塗りはして居らぬゆゑ安心せよ﹄

前述の如くこの段は前の段とともに此の詩の正︷示分をなす︒﹁次節﹂﹁妻﹂﹁ことづて﹂g一展のみにても此の詩は

成さるべし︒從ひてこの段は内容より兄一﹂亜きをなし︑結椎よりも本臓に就て多く云はる可きものなり︒この段が正

来分なるを以て全筋を結ぶには史に紬伽なくしては不可なり︒依りて次に形式的に﹁結び﹂を避け0︒

︵七︶紬ぴ 梵詩メーガ・ヅータ散文課.一○一︵三凹一九︶ I I

I

(9)

さきのくも︵一六七︶ ︵1︶へ2︶ざかや︲く

奉仕おろそかにし︑主の﹁妻ゆ離れ﹂てふひととせ恩ひせか上る謹るせなき呪ひによりて︐太鯉くづほれしある蕊

︐堤︲︵ゆか︶|〃Iで.ギリヘ︒1︶

叉は︑ジャナヵ王姫のみそぎもて水かみさび幽樹かけしたNる雑嘩山の仙鵬にすまひせりo

︵1︶この藥叉はクベーラ祁がシ静ワ刺を砿拝する時に川ひる花を毎朝マーナサ湖より探り来る投間をなせり︒

︾6

然るに彼は朝早くとも胆の床を雛る上つらさに或るとき夜のうちに翌日川ひる蓮の花をとり末れり︒翌朝

丈學研究第二十八脚一○二︵三四二○︶

もたら

﹃わが妻を斯くなぐさめて汝はそれより立師りて妻の便りをわれに噺せよ︒わが此の願ひは汝に受諾されたるなら

んとわれ恩へり︒雲よいがはくは悪みをわれに垂れよ・而して汝に幸あれ﹄以上︒

L

雲のつかひ

I

ごロ︺己冨①但国・匡冨︺Q①二二剥C弄曾︲弱の︑四三号①ご

ご夕激閂胃三n蚕夢ヨヨ︑旨い角扁曽戸のの里gご閂弓巴乱岳三宮

○○①芽①︵N己昌目①減①貝①己︶

(10)

I

'十

つ画ふきだたまつはりてあたかも堤を牙敵きたはむる上踞象のごとく腿しき裳筵みたり︒

うてわむ芯こがれ巻

突とわかれて金の腕環ぬけ藩ちた蛍むきもましきかの焦旭男はその山にいく〃くらし︑

梵詩メ︑︲ガ・ヅータ散文課

クベーラはシブを雄拝する際その蓮の蒋にかくれたる蜂に指を刺されたり︒ためにクベーラは怒りて

虹0

役目と怠りし彼を呪ひて維摩山に一年間沈溺せしめたり︒又一説に︑この蘂叉はクベーラの禁苑の衛

士なりしが彼が衛所に居らざりし時にインドラ抑の象が剛入して花床を踏みにじり鰯にクベーーアの怒

るところとなりしと︒藥叉︵夜叉︶は抑人なり︒

︵2︶﹁主﹂とはクベーラを云ふ︒クベーラは財礎の脚なり︒

︵3︶.ジャナヵ王の姫シーターはその夫君フーマ王とラーマ王の弟ラ︲クシュマナと共にそのか齢能摩山に逗

れり︒みさぼ瀞きシーターの沐浴によりてその山の水は聖別されたりとなす︒

︵4︶ラーマ・ギリは﹁ラーマの山﹂の意にして今のナーグプル附近のラームテークといふ山なるべし

●︵1︶アーシャーダは印度の川の名にして六七〃の交なり︒

︵記且︶ゆ

アーシーーダの朔に︑峯に

︵三四二こ

(11)

丈畢研究雄二fへ排一○四︵三四三一︶

︾J1ジヤ・・11ジヤ︵1︶うちはへて︑︵2︶

0毎

︾ こ

﹄﹄

その慨れの凶なる雲を眞むきに立ちねつらひ泪さLへて仏艸雑艸のしもべは長昨おもひ沈めり︒裳まょふ域にもな

さち

さわたぜき

れば幸あるひとの心さへ騒だてるを︑ましていかに︑弓なじ心手抱しのぶ天涯孤人には︑

︵1︶ラージャ・ラージャは﹁王の王﹂の意にしてクベーラ帥の異名なり︒ク今ヘーラのしもぺは即ち藥叉な

胴叩〆○

たより︑eもたら

雲は煙火水風の凝りなせる物なるに消息のことkし云へぱいみじき五官そなはれる人によりて窟せらる可きものな

せつグフャカ︵1︶さどか

るを︑切なるあまりに薬叉はかくとも恩ひしらで雲に哀願せり︒懸になやめる村は有情非怖のけぢめもとより碓乎な

︵1︶お寺一づれ

ナ零ハスほど近くなりて︑妻の玉の錆つなぎ冊めまほしく身のつ上がなき蒜信をことづけんと憶へるかれは川をひら

みづ〃1︵2︶こ︾ろよろこび

きて︑瑞掩しきクタジャの花の供物されし雲に︑情ばみたる言葉もて職迎をのぺたり︒

︵1︶雨期中の月の名にしてシュラーバナともいふ︒七八〃の交なり︒

︵2︶クタジャは學名言﹄貴言い脚亘臣蔚g篇国8といふ木にして其の征子は躯城荊として川ひらる︒

︵2︶雨期に入らんとするを云ふ︒鑑き夏に次ぐこの候になるや人だの心は嬉しさに︲かき乱され︑また族

人は家にかへりて葵との怖交こまやかなり︒

岸、

一二9.

(12)

︵1︶干ガプソ︵2︶さだめ

﹁名にしおふプシュカラーヴルタカの武門に生れ囚陀雑の宰相にして鍵幻自在なる汝をわれ知れり︒されば寓命わ

けご

旭がひ

︾りなく家子天さかれる吾は汝に哀願する身とは成れり︒よき人に︵かけし︶呪はよしや徒なればとて︑かすならぬ考

に︵かけて︶叶ひたるに優れり︒︒︒

︐︵1︶世界の滅亡筵もたらす雲なり︒これを︒フシュヵラとアー零ワルタヵの二つの雲族とする諭あれどとら

余︒

︵2︶マガブンは﹁寛大なる﹂の意にして塞界の川インドラの異名なり︒インドラはまた雨川なれば雨を

ふらす雲逓その宰相と云ひしなり︒

らねば︒

グナパチ︵1︶さかきら

﹁やよ妻よ汝は憂き人のよるべなり︑されば倶紳雑の怒りによりて難けられしわがたよりを妻にもたらせ︒虹外の

み毛のがりづ髪バラ︵2︶︵3︶

御苑に祁駐りまします撚婆のみぐしの月影に宮かぐよへるアラヵーてふ藥叉の君の大内に汝は行かねばならぬ︒

︵1︶ダナ・パチは﹁怖の主﹂の意にしてクベー︲ラ利の異名なり︒

梵詩メーガ・ヅータ散文課一○五︵三四三s

〃 , 1

︵1︶グフヤカは﹁陰潜蒋﹂の意にして絃にては藥叉をいふ︒

一︷へ

0

(13)

0 文雛研究鯆二十八腓︐一○六9画二四︶

︵2︶ハラ・は﹁破壊群﹂の意にして破壊と再現の川シヴ︵撚婆︶の異名なり︒︑ンブはクベーラの朋抑にし

てその甑に新月を頂く︒

︵3︶アラカーはクベーラ神の住める都にしてこぎフャのカィラーサ峰に在り︒﹁蕊又の君﹂とはクベー

ラを云ふO

ふぐだ︵1︶した曇︵2︶そらぎよ

﹁くせ髪のはし髪める族びとの妻はしかと期待つふしあればいそめきて風路に御したる汝をみむ︒汝いでたち成り

わかれたるとき︑吾のごと人紙みなるみすぎの新にしなければ︑別離にこ上ろ焦されし妻をみすてN誰かおくべき︒

︵1︶夫が族にある妻はみそぎ︑遠出.遊樂などせいものなれば髪もと上のへざるなり・

︵2︶雨雲あらはれて雨期に入らんとするや夫の歸宅ほどなきを期待してなり︒

躯そぶチャータか︵1︶ほからか

﹁こ§ちよき風そょノーと汝をよく推進り︑またこの誇りかなる沙燕汝のゆんで雅売にさへづり︑みごもる吉鮮の

睦なのかづら︸てら︵2︶かしづ

ふるまひに華霊と天空にゑがきし興名秘はみるめうれしき汝にまきや陣かむ︒

︵1︶チャータカ︵沙燕︶は學名goo︹旨い旨の冒巨の胃易にして雨水ならでは飲まぬ鳥といはれ雨期の一

景物なり︒

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1 1

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ー、

(14)

よ唖 へ空j︶竜か雪唖寺証宮血も︵9国︶

﹁また行くて阻まれぬ汝は︑日をひとすぢに数へつ型生きながらふるかの操きょき親朋の妻をまさに見む︒およそ

のぞみLづみ︲いざ

望の細はたをやめの︑わかれに沈思がちなる愛しく花はづかしき心をつなぎ冊むれば︒

︵1︶夫なる藥叉の流諦ゆるされて締り來る日をいふ︒﹂

︵2︶﹁親朋﹂とは藥叉が雲にしたしみて自身をさして云へるなり故にその妻はすなはち藥叉の妻なり︒

おゆた守たけび︵1︶はす

﹁また大地をきのこ生ひみち豊かにしうるかの坪にうれしき汝の宙鴫をき比て︑マーナサをあこがれ瓢韮の芽ざし

かてあかづる︵1︶とも

のつゆほどを粒にそなへし紅鶴はカィラーサまで久かたの空に汝の州とならむ︒︒

︑︵1︶マーナサ湖はヒマラヤのカィラjサ峰の南に在り︒雨期になるや紅僻は平野の氾濫をさけてこの湖

に群り來るなり︒カィラーサにはシヴ刺の淨土とクベーラ川の宮殿ありと云はる︒

一一一︑

1

梵詩メーガ・ゾータ散文課

§﹂0−

年唯︵2︶バラーカーは小さき縄なり︑或ひはバカ︵學名皆号四一昏剰g︶の雌なりと云はる︒いま似bに﹁眞

なづる名僻﹂と課す︒︲︑

一一一

一○七︵室四二流︶

(15)

−1

あし

Lをぜ程らぎしを

﹁まづ汝の族にかなへる︑かの疲恥はてLは山に趾をおろし萎れはて上は渦沈にのみよき水のみて汝行かむ路の綾

ことり

述をきけ︒さてこそ妻よ耳やすきわが言づてを州くくし︒

おのへシヅ担勿︵1︶堂ろしめおちから︐宇必ちヂンナーガース2︶

﹁ふりさけ仰ぐ尾上を風のもて行くかと︑あどなき悉逹の歴女に慨ぢわなLきて飛力みしらⅥ︑途に八天象の互鼻

さよりみづ〃︑︑1︵︑⑪︶の椚をさけつL瑞為しき一一チュ|フラ︵しげれる︶こkもとより北をまむきに裳に立ちのぼれ︒

︵1︶シッダは清淨側滿の仙人にして八仙迩力をもつと云はる︒

丈畢︸研究鉱二十八秘・一○八︵三四一二○ ラグパチ︵1︶毛かめゞ己されもたかぬ︵2︶

一もろ人のたkへまつる維曄の王趾を波面につけられし︑いとしき次なるかの商微をいだきて立ちわかれよ︒汝と

したきそめきつど︵3︶

あひごとをなしては︐けながき別れにさしぐむあつき川を淵て上︑その山の趣の蕗呈こそ時毎にあれ︒

︵1︶|フグ・パチは﹁ラグ商の恋﹂の意にして一フーマ王の異名なり︒

︒︵2︶﹁かの高徹︲一とは雑犀川︵ラーマ・ギリ︶をいふ︒

︵3︶﹁時毎に﹂とは雨期毎にの意なり︒

︵2︶ヂン・ナーガーハは天湾を八方にて支持せる家どもなり︒之奴を以てこの詩の作者が佛家の陳那

︵ヂンナーガ︶を調せりとするは牽弧なり︒

一 一 一 一

(16)

ロ■

ありづか︵1︶へγ1カン響x2︶農ゆふはしそい

﹁嶬姪の頂より王の光みだる上にも似てうつくしき因陀雑のこの興弓の片こそまともに蕊れ︒それをもて汝の黒き

かげやピ・ンユス︵3︶マム長へ

うつし身は︑雌きはゅる孔推の羽つけし牛かひ姿の毘紐鐙の川躯にまがふ︑いみじく歴しきものとなる︒︒

︵1︶虹は嶬姪より吹き出さると云はる︒

︵2︶アーカンダラは﹁破壊者﹂の意にしてインドラの異名なり︒インドラは雨脚なればその弓とは即ち

虹なり︒

︵3︶ビシヌは養誰の川にして︑收祁としてクリシュナ︵黒川︶と同一とみなさる︒.

こびこ﹄ろ

﹁みのりこそ汝によれと︑屑の媚しらぬ里の花よめの︵こむる︶傭にうるほへる目に見まもられ︑かぐ︵1︶されて谷はしきマーラの地にのぼり︑やがてや上西にさらに北へと急ぎ行け︒

︵1︶マーラはベンガルの西盈市に在り︒

,l

梵詩メーガ・ヅーダ散文課 とう︵3︶ニチェラは學名§冒二匡唾﹈・・首一員といひ篠の類なり︒

一︷︿

l b

一○九︵三四二七︺

いまし鋤きかへ

1

h

(17)

へ96︶いP﹃︑

﹁やまがつの斐にこかげめで桑しまれしその山にしばし葱ひて︑水をそLぎしより早めら収し足どりもて次の逆に

︑へ⑨こ︵3︶ふとりん︑

わたりし汝は︑器にて平らかならぬビンドヤの麓にはら比かされしレーヴーを︑象の躯に締の〃たいろどりし飾りの このふ

や曇一.ソゴーざか︵1︶ふづ1︐1I巻のへ

﹃いろづきし木澄か埒やける林様巣に波おほはれし山は︑瑞交しきくみ髪の色めく汝の尾上にのばりたるや︑ただ

むなぢ希・さ嚢

なか黒くよそもは白き大地の胸妬のごとく︑まさに愛飛天の見るかひある肱をなさむ︒

︵1︶.アームラ・クータ︵様果山︶は︒

︑︵2︶アマラ・ミッナは﹁愛艸﹂の意にして︑マッリナータの註に唇の8国︵謹昌篇﹄●巨冒一員院曾旨の脇目鴇﹄.

自習号︶とあり︒いま假りに﹁墜飛天﹂と課す︒.

$も

一九

24 丈曝研究節二十八鮴二○︵三四二八︶

にやさのや生び﹁白雨もて林火をし︒.つめ族の疲れになやまきれし汝を︑乃卜ムラ・クータの山はよくその峯にのせむ︒賎しきもの

そむけだか︵2︶

すら頼りよる友にさきの悪みをおもひて背きはせぬものを︑かく崇高きものは尚さらなりや︒

︐︵1︶アームラ・クーク︵様果山︶は今のアマラカンタカ山なるべし︒此の山はビンドヤ山系の東部をな

し︑是れよりナルマダー等の諾川流出す︒

︵2︶﹁けだかきもの﹂とはアーム↑フ・クータをさして云ふ︒

1

ず︑

b I

李、

。I

DP伊

(18)

ごとく兇む︒

.︵Tl︶

︵の判︶

〆︵の⑪︶

お力う︵1︶ふづば辺をつゃみ

﹁花しべなかば生ひたちて香いろなせるニーパを兄︑はつ芽さしN廿蕪を堤ごとにくひ︑林にいとかぐはしき地の

き︾さぉしかかほり呪て小男鹿は︑みづそ凡ぐ汝の道のしをりせむ︒

︵1︶ニー・ハはカダン零︿の別名なり︒騨名を溺沙二信冒︑昌秒ョ言といふアカネ科の水にして︑其の花は柾

j亨

色にてかをりよし︒︑ 梵持メーガ・ヅータ散文認一二g一四二九︶ さがりのつゆ︵1︶ふと&︾︾今︒

﹁雨をそNぎし汝は︑かぐはしき野象の情露の杏ににほひ苅桃のこむらに早瀬せかれしその水をのみて行けよか

し︒やょ婆よ︑水みちし汝をそよ風はもたげえざらむ︒すべて室しきは極く減てるは駆ければ︒

︵1︶さかりのつきたる象はつねに典のこめかみより液を川せり︒

︵2︶レーブー河の︒滝

アームラ・クータ︵檬果山︶に︒︑

ビンドヤは印度七山系の一にして殆んど東海より西海に通じて印度を南北に分つ︒

レーヴーはナルマグー河の異名なり︒

Lv

(19)

1

りんち子︵1︶みふとも猫

﹁汝ちかづくや︑園のいけがきは穎に花咲ける鰐兜もて白くされ︑村の聖梱はからすの巣ぐみに盈ち︑茄桃の林の

このふハソサ守己ひ︵3︶

ほとりは色づきし木賃にてくろく︑鵬もいく日かとPまりて︑菊シャールナーハはときめかむ︒

︵1︶印度のからすは多く白色なり︒

︵2︶ハンサは移棲する大がらの水禽にして其の爽やかなる鴫謹はよく女の映飾の昔になぞらへらる︒い

﹁友よ︐汝わが鰯にとく赴かむとせるも︑カク課︿かんばしき山盈にての汝ぬたゆたひをわれ想ふ︒目も洲ぐめる孔

︵⑨︼︶つご

雀にうれしと鴫きて迎へられし汝は︑からくも念ぎ行かむと孜めねばならぬ︒ いと

たざき・シヅ極二四1︶チ#タ典九1︶

﹁鳴る抑はためく時しも︑愛しき妻のわなk含惑へる手抱うけて悉逹は︑雨しづくとるに巧みなる沙無を兇まもり

っらへ九2︶列なす虞名僻かぞへ指しつ比︑汝をあがめむ︒

一一一一一

乙 邑

丈學

︵1︶カクや︿は學名馬﹃言宮島凹肖言昌といふモエ﹂タマナ科の木なり︒

︵2︶雨期になるや孔雀はみごもる︒故に雨雲あらはるLや孔雀は欣ぴ鴫きて之れを盤み見るなり︒

︵一一一一︶

■■■■

究節二十八脚

b

一一二︵三四三○︶

1

(20)

ロ■

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︵1︶︵︶と︽ざ︵3︶

﹁十方に名も高きビヂシャーゞてふその都に行きてまもなく︑愁人としての党ごとをたべて汝はとげむ︒そは波たち

︵4︶ひ毛陰︒こやち

さわぐ零ヱートラブチーの銀み顔めくうまき水を︑汝つNみの端にとばろきて心地よくのむくければ︒

︵1︶ビヂシャーはグシャールナーハの都にして零ヱートラ︑ワチー河の峠に在り︒今のマールヴーのピルサー

なり︒

一一︷ハ︒

︵1︶︵⑪夕︶・さ卒︽︵3︶いこ

﹁かし乙汝のよりそひに花咲きしカグン︑︿もて︑身の毛よだてる欣のニーチャィスてふやまに葱ひにおり立つこそ

︵4︶うかれ心ふざんいばやわかげほにい泥

よけれ︒そは遊女との巫山の夢の琴ににほふ岩屋も一﹂︑みやこ男のあやなき青祥を礁呈せり︒

梵詩メーガ・ゾータ散文課一二一︵三川一二︶

︵の型︶

︵の⑪︶︵乱︶

ま假︑りに﹁鶴﹂の字を憐てたり︒

︵か︶.グシャー.ルナーハは中部印度の東南に在り︒今マ︑−ル零ワーの東部にあるc員冒・督含ならんと︒

さきにてヤムナー河に合す︒ グシャールナーハの︒︑

異本による︒一

零ヱートラヴチーは今のベトワー河なり︒この河はビンドャ山系の北側に發し東北に流恥カル︒へlの

, h

一一

0

L一

(21)

L

二七

﹁やすらひて︑怖︶の川のつ典みに生ふる閏の業韓の糠に汝はあたらしき雫そLぎつ上︑ほ上の汗ぬぐふいために耳

J ・莚けいやか﹄

ぱな︵2︶蓮華しをれし︑花つみ女のかぼに影さしてぞ刹那まじはりて行け︒

︵1︶ヴナ・ナヂー︵林の川︶はマール零ワーにある川の名なりとするも有り︒また異本にナガ︒ナヂー〃|・︵山の川︶とあるはくトワー河の四にある川の名ならんと云ふも有り︒

︵2︶﹁坪蓮華﹂とは耳飾りにせる蓮の花を云ふ︒

蚤ばり・ぢ︵1︶ふあらか

﹁北へといで立ちし汝には迂路なれど︑ウッジャィニーの宮殿の屋根とのよしみをな避けそ︒かしこ︑いなづまの閃

袋なじりみやこめ農ふめ

きにおびえ皆わなkける都女の明眸をもし愛でたのしまねば︑汝はまどはされたり︒

rrL

L ・か

丈鯉研究蛎一乖雫へ卿二四.Q一凹一三︶

︵1︶カグンバ別名ニーパは學名z騨二巳28へ言昌一︶Pといふアカネ科の木にして︑其の花は維色にてかを りよし︒

︵2︶﹁身の毛よだてる﹂とは職べるさまを云ふ︒

︵3︶ニーヂャィス︵ひくし︶はビヂシャーに近き山にして典の低きより斯く名づけられたり︒

︵4︶ニーチャイス山は︒

F

【 . '

/ 1

一I

(22)

IⅡ

2

ざきびと︵1︶くやふかみつ℃みき⑬︵︒c0口

﹁幸人よ︑いさ上水を組髪とし堤にしげる木たより然つるわくら葉に色もあをざめ︐あと守るさまも︵しをらし

グーみ?フが︵3︶″︵4︶やつ

く︶族にある汝の冥加を兇しらする此の川は︑汝によりてのみ成さるNたづきにて獲れをこそ鈍るれ︒

︵1︶如号冨鴇︵幸人よ︶は﹁いるをとこ!﹂にも倣り︑雲をさして云へるなり︒

︵2︶この川を雲の妻になぞらへて斯く云へるなり︒即ち族せる雲の妾なるとの川が殊勝に留守鵬せるを

見ては︑その夫なる雲の男興加なる班がわかるとの意なり︒

︵3︶ニルビンドャー川は︒

梵詩メーガ・ヅータ散文課一一流g一四一三C みち︐つらお¥ぜゆらほぞ

﹁途に︑波のさわだちに啼きしきる鳥の列を精緒とし揺ぎも美しくすべり行きほにいでたる渦をば鵬とせる︑

あだい重しをおもひ

ビンドャーに途ひて水とこまやかなれ︒綱郷めくそぶりはたをやめの︑愛人に思慕をもらすいとぐちなれば︒

︵1︶ニルビンドャーはパールブチー河とシプラー河との間を流る上小川の一つなるべしと患

14

︵1︶ウッジャイニーはア零ワンチ岡の都にて別名をビシャーラーと云ひ︑七聖都の一にして維度の起準とせ

したりと云はる︒今の︵︶且①旨なり︒︒.︒

らる︒此庭にこの詩の作肴カーリ・ダーサは住み︑その庇護群なるハル︑ンャ・ビクラマーヂトヤが都

馬凸■﹃4

︵︒l︶ニル

(23)

L

丈畢研究節二世八純一二へg一四三四︶

︵4︶﹁たづき﹂とは雲が胴を降らして河水を増すこと迄垂へるなりっ

一一一一 ︵1.︶︒歩きな1︵2︶くだ

﹁ウグャナのもの語りを里の翁しりな恥してワンチに至りて︑さきにいひし斑さきはふ都︑而果おとろへてあま降

宇かひ︒こにし︵柵︶

りし天人の残んの徳によりもたらされし御そらのいみじき一端めくビシャーラーに行け︒

︵1︶ウダャナは〃種族のサハスラー−−力の子にしてずワッサ閲の王なり︒故にやワッサ・ラージャ︵ブッサ

の王︶と云はれて︑ヤムナー河畔のカウ︑ンヤーンビー︵今のズ︵︶切曾三︶に都せり︒カター︒サリット・サ

ーガラ︵話の河の海︶にある共の物諦りの大要は次の如し︒

ウッジキイ−1︵二八1︶の王なるチャンダ・マハー・セーナ︵別名・フラドョータ︑三川3︶は共の

姫ブーサブ・グッタをサンジャヤといふ王に嫁せしめんとせり︒されど姫はクシャ・ヅビーパの王ブッ

サ・ラージャを蕪ひ︑はかりて其の意中を告げ知らせたれば︑︑ワッサ・ラージー.は姫をつれ去りたり︒

︵3︶アブンチは別名をマーラヴヵと云ふ剛なり︒

︵3︶ピシャーラーはウッジャィ−1︵二八丁︶の別猪なり︒

一一一一一 ︵1︶ありあけさや︐匁か︒里

﹁かしこ右明︑こひにこがれて鱸愁なる僻の浦鴫を長めつ上︑ひらきし蓮華の香にふれてかぐはしく身にこ比ちよ

里、

(24)

︑〃1M四凪

b

きシ・フラーのそよ風は︑党ごとうれしく言ひよる愛人にも似て︑たをやめの合湫︵より︶の弛巻をはらふ︒

︵りこまざいとし↓で生ぐはひたゆ

︵工︶ウッジャイニー︵別名ピシャーラー︶にて︒

も︑︵2︶シプラーはチャルマンヴチー河︵四九4︶の支流なり︒アブンチ閏の都ウッジやイニーは此の川の岸

に在り︒

︵1︶いちちよろづきらのしゃこ

﹁その市に千蕗見えならぶ︑ふとだま小だま煙かしき興珠の理路3碑礫あとや貝︑わか水のみどりこき芽の光はな

つ碧玉さては珊瑚のかけら見ては︑輝鱈にのこれるはた噴水のみぞと川心はれもす︒

︵1︶ウッジャイニー︵別塙ピシャーラー︶の︒一﹄

︵三四︶

︵1︶︵2︶︵3︶生なひめ︵勺赴︶こんじき

﹁かしこにて︑︒ワッサ・ラージャが.フラドョータの愛姫をつれ去りしはこ四︑その王の金色の多雑樹の林ありしは

︵5︶つ雄ぎきはふ

こ上︑ナラギリがもの狂ぼしさに繋木ひきいきて物握りしと言はる奥はこ上と︐知りなれし人とつくによりの友を樂

します︒

︵1︶ウッジャイニー︵別箱ピシャーラー︶にて︒

︲︵2︶︑ワッサ・ラージャはウグャナ︵三一1︶の通称なり︒

︑ 梵詩メーガ・ヅータ散文課一一七︵三四三五︶

︵一二一二︶

︒0

(25)

− ■■■■■■■■■■■■■■

L

文學・︽

1〃︐︵のか︶・

︵︲乱︶︵﹄o︶

−ふう生たてめざかりのつゆへ一︾01︶

﹁天つ日の御馬に拮抗ふ︵いるも︶葉のみどり濃きうま︑川とたかく怖僻のながれゆゑ汝に似てしぐる上象.い

グ・ンヤゥムヅカヘー︶へ2﹀が汀り︑もの準ふ

くさのにはに十面鬼に立ちむかひチャンドラ・ハーサの刀き水に華飾のひかり華りしいとよき武士などかしこにぞ

居る︒/

︵1︶ダシャ・ムッカは﹁十町﹂の意にして︑十頭二十手を有するラー識ワナと云ふ鬼の異名なり︒ラー零ワナ

との戦ひはアラカー︵七3︶に闘係あれどウッジャイニー︵二八1︶には無し︒即ちラーブナはアラカy

lに冠してクベーラ岬の.フシュパカ・ビマーナと云ふ自動飛行車を奪ひ行けり︒後にラーマ王︵−3︶

がラープナを殺して己れの后︑ン1ターをすくひ此の車に乘せて部アョードャーにつれ蹄りたり︒

此の句は一八九川年のぎ︒三図版には﹁のちのくも﹂八○の句の次すなはちアラカーを歌へる所に一

在り︒その方が適職なり︒共のほか此の句をアラカーを歌へる所に置ける異本多し︒

一り

︵野︶チャンドラ・ハーサは﹁噸川﹂の意にしてラー癖ワナ︵異宿ダシャ・ムッカ︶#の劒の我なり︒

卓﹄

必Q〃

kL

研究錐二十八岬一一八二一四三c

プラドョータはチャンダ・マハー・セーナ︵三一1︶の別名なり︒

︒フラドョータの︒

ナラギリはプラドョータの象の名なり︒

P

(26)

I

P

f 花かほり美女の足のくれなゐの通もしる言凸殿にて︑この龍しさを眺めつ上旅の疲れをこそとるべけれ︒

くはしの今己あとっがあらかへ冊︶

﹁橘子窓たどょひいでし髪かほらす香もて身はふくよかになり︒友のよしみに家孔雀より舞のひきでされし汝は︑

れんじ袋どカヘー︶いへくじゃく

︵1︶雨期にみごもる孔雀は雨雲現はるlや欣舞して之れを迎ふ︒故に孔雀を芸の友と云ひたるなり︒

一もI︵2︶︑﹁足の紅﹂とは朧脂などにて足を紅色に染めて化粧するを云ふ︒

︵3︶ウッジャイニー︵別名ピシャーラー︶の︒

︵1︶くびガナ︵2︶世いれんかんば今ご﹄め

﹁︑王の頚の色つやぽりと︑天衆に汝はかしこみ兄まもられ︑背蓮のはなのこ芳しく︑水遊びにひまなき少女のみそ

こな

へ3︶︑みそのチヤソがIシユヴーゾ︵4︶

ぎの香末かぐはしき︑ガングプチーのそよ風に御苑ゆらる些一界の王︑撚婆明艸のきよき宮に行くべし︒

︵1︶﹁主﹂とは破壊と再現の神シブ︵撚婆︶をさして一苓電と比は雲の色一と︑ンゾの頚の色に比したるな

加ソ○

むかし仰と阿修羅とが海をかきまはし過ぎしためぷ業が海底より出で上火の如くもえ立ち︑その悪

,t

蛇澁メーガ・ヅータ散文課 l

氣はたちまち一一界にひろがりて生顛を慨ませり︒︑ン誤ワ・は創避の岬ブラソマー︵梵天︶の命により共の

生類を救はん鰯にその悪氣を呑みこみたり︒ 二︷ハ

I

剛米シ畷ワの喉は青鵜色に愛じ鰯にニーラ・カンタ︵青娯

一一九︵三川一手七︶

(27)

−1

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U B 9

・三八

へ1︶︵2︶つあ灸めぢ︵3︶と︾牛島シエーリン︵4︶

﹁雲よマ︿1︒カーラに時ならホ著きても︑天つ日のⅡ路を去るまでは逗血︒︵されば︶汝は撚婆洲の︵ための︶ゆ

ほ・ハらく︵⑪︶つた︵6︶

ふぺの法楽のたふとき打鼓をなしつ上︑やNひくねの澗鴫の全き果をえむ︒

︵ゞ1︶マハー・カーラはウッジャイニー︵二八1︶の近くにある︑ンブ抑の宮なりo

︵2︶夕悪ならざる時に到特してもの意なり︒

︵3︶日の暮れる迄はマハー・カーラに鵬て︑シブ抑の鰯のゆふくの法樂の時の舞樂に孵り音をそへて太

︑鼓うちの役目を果し︑それから再びウッジャイニーに行けとの意なり︒

︲︵f︶シューリンぱ﹁槍をもてる﹂の意にしてシ零ワ洲の異名なり︒

︵5︶此の法樂︵諦極のことを鯛して榊佛を樂しませ獺難すること︶は娑雑門族が朝・笠・蕊と日匹一度

由▼7

丈峰研究錐↑一寸八軌三一○︵三四二ハ︶

き頚︶と異名されたり︒

︵2︶ガナは﹁群︲|の窓にしてシヅ川のし︑もべなるプラ︑マタの異名なり︒︑

︵3︶ガングヴチーはウヅジャイ−1︵二八1︶の傍のマハー・カーラ堂︵三八1︶附近に在る小川なるべ

しと︒

︵4︶チャンヂーシュブラは﹁チャンヂーの主﹂の意にしてシ課ワ川の異名なり︒シ︑ワの后パール懇ワチーは異

一/名をチャンヂーとも云ふ︒

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I

1

(28)

、一

〃〃

︵6︶シプ帥の鰯の法楽に奉仕することは雲の祥根功徳になるとの意なり︒

三九

︵1︶うぐつきへ2︶えしゆびへ3︶あそびの︵4﹄かききず︵5︶

﹁そのときや踏舞に稚さやぎ︑柄に王の光ちりばめし美しくゆらげる塵足にかひな疲れし遊女は︑爪疲のしづめのつら.ながしめ雨のはつしづくを汝よりうけて︑蜂の列めくながき流肪を汝になげむ︒

︵1︶法樂の時︒

︵2︶﹁うぐつき﹂低パーダ・ヌャーサに髄てたる課なり︒パーダ・ヌャーサは﹁足ぶみ﹂の意にしてダ

ィシカとも云ふ舞踏なり︒之れはダイヤモンドなどの変石をちりばめし帯をしめ鈴をつけし足飾りし

て拍子の揃へるしとやかなる足どりにて僻ふものなり︒

ヤク〃ゞ︵3︶チャーマラは孔雀の羽や薙牛の尾などにて作り︑腸または蝿抑ひに川ひるものにして塵雌のたぐひ

なり︒

︵労︶遊女は法樂の時に舞をするならひなり︒

︵5︶ともねの床にて男よ鵬・爪にてつけられたる疵のことを云へるなり︒印度にては女の身のあちこちに

爪疲をつけることは抱擁・接吻・咳むこと︒︑打つことなどと共に外性交となし︵内性交六十川に對し

て外性交も亦六十川あり︶其のつけ所つけ方によりてそ即卜︑名稲あり︒

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梵詩メ︑︲ガ︒ゾータ散文課 ︾行事するものにしてへ榊事のほかに鈴を鳴らし法螺貝を吹き太鼓を打ちなどし舞なども奉るなり︒

一二一︵・・・四三九︶

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1 ▲二

』』

(29)

1

1

丈畢研究錐二十・ハ輯二三︵三四四○︶

四O

︵1︶︐だち︵りこ

﹁さて︵おぼみかみの︶錐のはじま猿峠︑木のむら立のごとき商く上げし︵その︶かひなに︑まろくやすらひて︑

量ふづ〃〜ばらゆふ鵬み鮭ご︵3︶まごこみ

いと端をしき醤蔽の花のくれなゐなせる夕映を身におびし汝は︑怖れも和みてさだかなる︵︑ワーニーの目に信心みし

︵4︶パシエ・パテ︵5︶られ︑︵血に︶ぬれし象皮ほりせる撚婆抑のこ上ろを奪へ︒

︵1︶シブ岬の︒︵シヴは舞ふことを好めり︶︲

︵2︶シブ川の︒

︵3︶︑ハゾーニーは﹁パブ︵シヴの異名︶のつま﹂の意にして︑シブ川の后パールゾチーの異名なり︒

§︵4︶祁舞や諸聖が悪鬼ガジャースラ︵象阿修羅︶に追はれてシ諏ワ抑の宮に逃げ入るや︑シブはガジャース

ラと岡ひて之れを殺し︑ガジャースラの箸て居たりし象皮の血のつきたるを取りて舞ひたり︒

此の句はこの祁話によりて成されたり︒即ちシヴが群ひつ上上ぐる手に夕紅をあびて懸る雲を琴ハブ

1l−1が見てガジャースラの血まみれの象皮かと忠ひて怖るれど︑よく見ればその怖れもしづまりて

︲之れぞ夫なるシ簿ワの舞を荘厳せんと思ふ雲の信心のなせる事なると知りて欣ぴ︑シヴもまた舞ひつi

彼の象皮を思ひ出してものたらぬ心地すれどもや此の紅の色なす芸が己れの舞の手にかLるを処て

は︑血にて赤き彼の象皮は無くとも滿足に恩ふとの意なり︒

︵5︶パシュ・パチは﹁家畜の主﹂の意にしてシ・ワ抑の異名なり︒

PP

b

pfr

(30)

I卜

四一

︵1︶よるめぢいきしをわかきめ︵2︶

﹁かしこ夜︑うばたまの間に︑路さへられし道のへ愛人の家にゆく箔女のために︑大地を︵あていしの︶金すぢと

をらめさくなだ.りいかづちかしが全

煙くいなづまにて照らせ︒︵されど︶女はものおぢすれば︑淋腿はた雷もて燃しくなありそ︒

︵1︶ウッジャイニー︵別名ピシャーラー︶にて︒

︒︵2︶試金石にすりつけし金すぢ︒

四二

︵1︶いとしをわかきの︒ あ史の口.

﹁そのときや︑愛人にはかられし蒲女の川の雫ぞせかるk︑されば天つ日の道を汝とく退け︒はちすの花の顔より

︵2︶いかり

露なる洞はらはんと立ちかへりたる被れこそ︑光さへぎる汝に眼あさからざるべし︒

︵1︶日が昇るや︒

︵2︶日こそ︒・

梵詩メiガ・ヅータ散文課三三一︵三四凹一︺

たはむれひらや垣

﹁けたがき秘戯に疲れしいなづまを妻とせる汝は︑鵡菓くへるある家の千膳根にその夜をすごして︑

じ︑¥うじゆちざためらさらにまた族ののこりを果すぺし︒友のためことの成就を契りしものはゆめ蹄蹄ふぺからざれぱ︒

四三

I

I

Ⅱ 宮

農ひ反日のぼるや

陣▲

'

(31)

1

つ七勺がめしがえ・こさ長︵1︶こんろりころも︒

−友よ︑堤のこしをはなれて薙枝にすがり︑あそ千に把られし態なるその紺瑠瑚の水の衣を︐︐かなぐ

いゆきも℃

居る汝の離行こそかたかるべし︒あぢなめし誰ぞあらはなる︵ま上におきて︶むか股を去りうべき︒

l︑jO

︵1︶ガンビーラー川︐

・四六

︵︒L﹀︵叩︾︶

一ガンビーラー川の清淨微妙こ入るの如き水に︑もとより美しき汝の影なる身は心ならずも入るをえむ︒

・ソヤパ|フ︵淵︶等穏匡︵4︶今?恥と一心き心筋蓮のごと白くゆらめかしき閃代お跳りなるその僻見を︑汝はむげに失望せさするほどもなし︒

︵1︶ガンビーラーは万ワンチ閏に多き小川の一つなるべしと︒

︵2︶途中にてひまどるは心なら歩もの意なり︒

︵3︶シャパラは學名g目二屋m3︸︺︸5﹈のといふ小魚にして濾湘にて跳るやよく閃くつ

︵4︶ガンビーラー川の︒

ばやさめさわはたが言いちじゆくす悪

︲﹁汝よりふる︑雨に爽めかされし地の密にふれてこLちよく︑鼻将おもしろく象にすはれ︑林の無花果うまする凉

1

︲ ご

T1

fⅡ

四四四五

究姉二十八軌

l

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一二四︵三四N一己

りて下垂れ︐

4− されば睡/︐

1

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(32)

"

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かぎ︵1︶風はデーヴ・プールブの山に行かまほりせる汝にそょ吹かむ︒

︵1︶デーブ・ブール奉ワはデー識ワガダ村にある小山ならんと︒共の村はチャルマンやワチー河︵四九4︶の

南︑マールプー國の中央に在り︒此の山の傍にスカンダ抑︵川七2︶の宮あり︒

四七

︵1︶スカソグ︵2︶︵3︶うろほそち︵b過︶

﹁かしこ︑宮うごきなき嶋雁雑に︑華の雲と身のさま愛へし汝は天の悔河の水の澗ひもてる花しぐれを瀧げ︒かれ

ヴーサヴ︵5︶ナプ・・ンヤシ・ゾリット︵︑︶ブタ・ヴハヘ7︶ひかり

ぞ︑囚陀羅の軍勢まもらんため撚婆帥によりて阿祗噸の口に授けられし︑日にまさる光精なれば︒

︵1︶デーヴ・プールブ山にて︒

︵3︶スカンダは﹁攻雛粁﹂の意にして軍祁クマーラ︵鴻朧雑︶の異名なり︒此の祁はまた盗人ごろつき

の耐にしてbまた小兒の病雌の統恢なり︒︒

︵3︶天の位河の水をパギーラタ王が引き下して地上の惚河を成したり︒︵江川︒部参照︶.

/ ︵4︶スカングは︒解

︵5︶・ワーサやワは﹁傘ワスの﹂の意にしてインドラ川の異名なり︒﹁ブス﹂は自然現象を川としたる八天測に

してその元首は潅界の祁インドラなり︒

︵6︶ナゾ・シャシ・ブリットは﹁新月つけたる﹂の意にしてシ・ワの異名なり︒シヴは破埋と再現の洲にし

・学てその額に新川を頂く︒/ 梵詩メーガ・ヅーク散文課一二五皇一四四一己

、 ●f,

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(33)

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・四九︐

0 1な︵︐︐︶ゐやピーナー︵2︶・シヅ二四・J︶へ3︶の

﹁との華むらに生りませる抑を職ぴて︑行くて繁偉もてる悉逹のいもせに雫おそれ孑退かれ︑道す止みたる汝は凧

いけにへ︵4︶︵5︶︵6︶あがしだ

牝牛の牲殺によりて成り大地にて川と形︑かへしランチ・デー余ワのぼまれを︑崇めまほりしつ上下垂る上べし︒

文畢研究錐二十八鮴︑一二六︵三四四四︶

︵7︶ブタC¥ワハは﹁犠牲を保持せる﹂の意にして火脚アグニ︵阿祇価︶の異名なり︒后パールブチー

︵異語やハブーニー︶を伴なへるシプ刺は己れの種子をアグニの口に投げこみたり︒然るにアグ一はそ

れを保つ能はずして価河に投げこみ︑斯くて伍河は軍祁クマーラ︵鵡摩雑︶を生みたり︒クマーラは

後にクリッチヵ王の六人の蝿によりて葦の中にて育てられたり︒故に叉の名をシャラ・ジャンマン︵韮

うまれ︶とも云ひ︑なほスカンダ︵四七2︶パーブキ︵四八1︶等盈その異名はなはだ多し︒クマー

ラはインドラの祁軍の將とし阿修雑ターラカを殺したり︒

四八

や生ぴこいかづちハーソ︿七⑪こ︒グパープキ︵1︶会一六1︶

﹁それより︑山彦に音そへられし雷もて汝は.まなじり撚婆の凡影に白くせられし.鵡嘩雑の孔雀を舞はすべし︒

︵2︶︵円03内七7︶ひかりわ夢ひばばすばっ

子のいとしさにバブーニーは︑光芒の環あるその晩羽を蓮葉にそへて耳にぞ著くる︒

︵1︶・ハーブキはアグ︐二の子を意味しクマーラ︵川上分及7︶の異名なり︒

︵2︶︑︿やワーニーのなさぬ子パーブキの︒

I

(34)

シャーレンギン︵1︶くだ︵2﹀

﹁記里史祭の色とれる汝︑水をのまんと降るや︑大きけれども速ければ小さきその川つ洲に天入まさしく側を向け

て︑大地の︵よそぼひし︶︑みどりのふと玉あるひとすぢの︑反珠の理路のごとく兇む︒

︵1︶シャールンギンは﹁弓とり﹂の意にして家帝の岬クリシュナ︵鵬榊︶の異名なり︒雨雲の蝶き色をク

リシュナの色になぞらへて斯く云へるなりっ

梵詩メーガ・ゾータ散文課一二七g一四四五︶ V

︵1︶︵の召︶︵の○︶︵44︶︵﹄︑︶︵6︶ 軍祁クマーラ︵鳩摩雑︶↑を一写若クマーラはクリッチカー玉里ハ人の姫によりて輩の中にて育てられたるを以てシャラ・ジャンマン︵華うまれ︶の異名あり︒↑

ピーナーは絃楽器なり︒之れを七絃の蕊權に似たるものと見て假りに共の字を徴てたり︒

ピーナーの瀧る上を恐れてなり︒

此の川はランチ・デー︑ワ王が犠牲にせし牛の血より成りしとてチャルマンブチ1︵皮のごとき︶川

と名づけられ︑プンデルヵンドを笈流して慨河に流れ入る今のチャン︽ハル川なり︒

ランチ・デーブはダシャ・プラ︵八一3︶の王にして︑恥ハラタ大王より六代Ⅱに柑り︑サンクリチ

の子にして︑月種族なり︒此の王は仁慈にして信仰厚く︑揃裕にして神に多くの犠牲をなせしとて知 凸

らる︒

肺に多くの犠牲を奉りしぼまれ・

五0

4

(35)

Y

丈雛研.究節二十・八脚一二八︵三四四六︶

︵2︶チャルマンプチ︑lの︒

︵3︶川を女身のごとき大地の嬰瑞と兇なし・川にかlれる裳をその製端の蛍なかの大いなる青玉と見る

なり︒

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