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智山學報 第21 003小山 典勇 [訳註]「ヴィシュヌ・プラーナにおけるインドラ」

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(1)

ヴィ シ ュ ヌ ・プラーナに お け る イン ドラ (小 山典 勇)

                ・

血 ノ 、

                                                                                          イ ン ド ラ は 、 漢 訳 仏

で は 帝 釈 天 、 釈 提

因 な ど の 名 前 で 知 ら れ る イ ソ ド 教 神 話 の 一

格 で あ る 。                                         こ の イ ン ド ラ は リ グ ・ ヴ ェ ー ダ の 神 話 で は 武

の 神 と し て 金 剛

を 武 器 に 、 悪 魔 ヴ リ ト ラ ( < 讐 冨

i

を お お い か く す 者 あ る い は 閉 塞 す る 者 を 意 味 す る ) を 退 治 し て 、 水 と 光 明 を 人 間

に 放 出 す る 物 語 り が 知 ら れ 、 ま た リ グ ・ ヴ ェ ー ダ の 讃 歌 の 全 体 の 四 分 の 一 を 占 め る ほ ど 主 要 な 地 位 に あ っ た 。                                                                                   さ て ヴ ェ ー ダ 聖 典 以

、 社 会 生 活 に お い て 祭 式 が 次 第 に 重 要 視 さ れ て 、 ブ ラ ー フ マ ナ 文 献 ( ω ゜ O ° HOO

 

゜。 OO ) で は 祭 式 万

が 主 張 さ れ 、 祭 式 を

定 ど お り 正 し く 実 行 す る な ら、 宇 宙 の 諸 現 象 も

配 で き る 。 あ る い は 、 神 々 で さ え 祭 式 の 力 に よ っ て

右 し う る と 考 え ら れ 、 バ ラ モ ン が

々 よ り 上

に 立 つ よ う に な っ た Q 一 般 に

々 の 威

は 低 下 し 、 祭 式 の 傀 儡 と み な さ れ 、 時 に は 祭

の 一 要

に す

な い も の に さ れ た 。                                                           叙 事 詩 ( ゆ ゜

ρ

baO

 

〉 °

U

° 卜。 OP

形 は 〉 °

U

° 心 OO 項 ) の 神 話 で は 、 ブ ラ フ マ ー ( bσ 騫 ゲ 目 ρ

天 ) 、 ヴ ィ シ ュ ヌ                   、                                                                                               ( < 尻 昌 二 ) 、 シ ヴ ァ ( ω ぞ 。 ) の 三

が 特 に 崇 拝 さ れ 、 そ れ ぞ れ を 最 高

と す る 宗 派 に 分 れ 、 ヴ ィ シ ュ ヌ 派 や シ ヴ ァ 派 に 分 れ て 最 高 神 と し て の 地 位 を 競 っ た 。   こ こ に お い て イ ソ ド ラ は も は や リ グ ・ ヴ ェ ー ダ の

歌 に で て く る よ う な 威 勢 の よ い 闘 士 で も な け れ ば 鬼

の 征 服 者 で も な い 。 ま た 、 ヴ リ ト ラ 退 治 の 物 語 り は 、 ヴ リ ト ラ の

害 に よ っ て 生 じ た バ ラ モ ン 殺 し の

を 負 わ ね ぽ な ら な                 か っ た と い う 事

に 重

が お か れ て い る 。 天 上 の 王 座 を

わ れ る こ と や 、 バ ラ モ ン の 苦 行 に よ っ て イ ソ ド ラ の 主 権 一

1

(2)

智 山学報第二 さ え も お び や か さ れ る こ と が 多 く の

り か ら 知 ら れ て い る 。   上 に 述 べ た こ と か ら、 そ 理 解 さ れ る で あ ろ う 。 リ グ ・ ヴ ェ ー ダ の 神 話 よ り 叙 事 詩 神

に 至 る

イ ン ド ラ の 地 位 の

下 が お お よ   さ て 、 ヴ ィ シ ュ ヌ ・ プ ラ ー ナ に 現 わ れ る イ ン ド ラ に つ い て 、 そ の 天 界 に お け る 地 位 に 限

し て

察 を す す め る と 、 次 の 四 項 に よ っ て 知 ら れ る 。                               、       繁 栄 ・ 幸 運 の 女 神 シ ュ リ ー ( ω

を 仙 人 の 咒 い に よ っ て 失 う 。 そ の 結 果 三 界 は 衰 退 す る 。  

 

息 子 を 失 っ た デ ィ テ ィ ( ∪ 三 ) は カ シ ャ ヤ パ

 

) を

足 さ せ 、 そ の 恩 恵 で イ ン ド ラ を 殺 す 子 を や ど す 。     神 と ア ス ラ ( 〉 詈 鑓 ) と の

い に 神 は 勝 ち 、 イ ン ド ラ は 主 権 を 行

使

す る 。

に ア ス ラ に 敗 れ る が 、 ブ リ ハ ス パ     テ ィ ( ゆ

口 ) に 依 頼 し

に よ っ て 再 び 天 界 の

を 得 る 。                              

 

ク リ シ ュ ナ ( 区 房 づ p ) 伝 説 に し ば し ば

わ れ ク リ シ ュ ナ と

う が 、 敗 れ る 。   以 上 四 項 か ら 明 ら か な よ う に 、 イ ン ド ラ は 、 ヴ ィ シ ュ ヌ ・ プ ラ ー ナ に お い て も 、 天 界 の

配 者 た り え

、 時 に は 天 上 の 主 権 を 奪 わ れ 、 祭 式 の 力 に 依 存 し て い る 。 ク リ シ ュ ナ と 争 い な が ら も 友 好

で あ る 。 た だ 注 目 す べ き

は イ ン ド ラ の 手 に あ っ た

栄 の 女

シ ュ リ ー が 、 の ち に ヴ ィ シ ュ ヌ の 神 妃 と な る 物 語 り で あ る 。                                                                     と こ ろ で 上 記 の 四 項 に み ら れ る 地 位 の 低 下 し た イ ソ ド ラ は す で に 諸 学 者 が 論 じ て い る 如 く で あ っ て 、 ユ ヌ ・ プ ラ ー ナ に お い て 特 別 に イ ソ ド ラ に ま つ わ る 記

い よ う で あ る 。 ヴ ィ シ 一 2 一

(3)

ヴィ シ ュ ヌ ・プラーナ における イン ド ラ (小 山典勇) 次 に 上 記

4

つ い て ・ ヴ ・ シ ・ ヌ ゜ プ ラ ー

の 文 脈 を

介 し ・ う ・   支 配 権 に 慢 心 せ る イ ソ ド ラ が 仙 人 、 ド ゥ ル ヴ ァ ー サ ス (

U

ロ 螽 ω 器 ) の

い に よ っ て 、 シ ュ リ ー を 失 い 、 三 界 が  

退 す る 。   Qo 騨

儀 穹 鐙 ¢ 旨 倒

3

日 = 昌 ヨ 讐

畠 く 讐 Φ ω け 匡 鼠 ヨ 一 件 冨 = o 犀 団 91 血 窪

菖 鱈 匹 Φ

唇 鋸

α o < ゆ 甚 鐙 o 圃

氤 日 =   ( 尸

P

メ )  

情 せ る ( 象 の ) ア イ ラ ー ヴ ァ タ に

々 と と も に や っ て 来 る 、 三

の 支

、 シ ャ チ ー の 夫 で あ る  

を 見 た 。   四 試 く 9

甲 目 9

ー ユ ロ 鷺 理 ヨ

づ 讐 ゜・ 畫 げ

o °。 一 く 田

い 同 好 o 匹 7 餌 日 薗 。・ 同 国 冨 ぢ 団 器 宕 o 壱 日 巴 飢 舞 鼠 ぢ

ぴ 窪 昌 角

o 、   の 一 = ( 尸 ρ μ b∂ ° )   支 配

心 す る 心 お ろ か な る 者 よ 。 ヴ ァ ー サ ヴ ァ よ 。 汝 は 、

が 与 え た シ ュ リ ー の 住 所 で あ る 花

に 敬 礼 し な   い 。 極 め て 愚 か

で あ る 。   日 p

匹 舞 鼠

B

凶 ヨ 餌 ぢ 日 巴 倒 ぢ 団 薗 ゜・ 日

。・ o

δ パ

δ

ヨ ロ 仙

く ぎ 倒 歇 ヨ

・。

臨 =   ( 尸 O 》 に . ) 一 3 一

(4)

智山学報 第二 十一輯 私 が

え た こ の

故 た た え な い の か 。 そ れ 故 に 、 愚 か

よ 、 三

栄 ( シ 昌 リ ー ) を 享 受 す る 汝 は 、 や が て

に 近 づ く で

ろ う 。 目

・ α 讐 萄 げ

鼠 団 窃 ヨ 四 け

噂 氤 目 巴 酬 目

。 一 → 。 。・ 目 理

3

島 冨

犀 鋤 ぢ →

8

ξ

9 ぢ 什 ¢ ぴ

幺 喞

島   二 ( H ℃   》 ド

9

) 私 が 与 え た 花 輪 は 、 卿 に よ っ て 、 大 地 に 投 げ

て ら れ た の で 。 そ れ

、 汝 の 三

は 、 繁 栄 の

滅 し た も の と な る で し よ う 。   こ う し て イ ソ ド ラ を ふ く む 三

に 至 り 、

高 神 ヴ ィ シ ュ ヌ の 助 け を 求 め 、 乳

拌 を

っ て

た シ ュ リ ー の 力 で 、 再 び

栄 す る 。 シ ュ リ ー は ヴ ィ シ ュ ヌ の 神 妃 と な る 。   °・ 圃 ぢ

゜・

窄 ひq 舞

9 の ゜・ 餌 日 冒 倒

9

β

螽 ぐ   吻 什 ぼ

8

ユ   く 回 月

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豆 騨。 島 p 鼠 ぢ 汁 国 言 ケ =   ( 尸 O 」 μ   ゜ )   獅 子 座 に

っ た シ ャ ク ラ は 、 再 び

三 天 に 達 し て 、

々 の

の 上 に あ っ て 、 そ し て 蓮 を 手 に 有 す る

を 讃 嘆   し た 。 一 一

(5)

ヴィ シ ュ ヌ ・プ ラーナ におけるイ ン ドラ (小 山典勇)   息 子 を 失 っ た デ ィ テ ィ は カ シ ュ ヤ パ 仙 の

恵 で イ ソ ド ラ を 殺 す 子 を 妊

す る 。 イ ン ド ラ は そ の

児 殺 害 の

会 を   ね ら い 、 金 剛

で 七 分 に す る 。 そ れ ら は マ ル ト (

ζ

碧 口 ∬

) に な る 。   < 霞 Φ

8

鋤 ヨ 鋤 ゜。 9 ω 四

8

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8

蕁 ヨ 一 勹

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蠧 之

二 げ 倒

゜・ ⇔ 旨 p・ 冨

5

◎ 日 諄 山 ε 器 国 日 =   ( Hb 討 ω ド ゜ )   恩

に よ っ て 満 足 さ せ た 。 そ こ で 彼 女 は 、 イ ン ド ラ を 殺 害 す る た め に 、 強 い 、

量 の 精 力 あ る 息 子 を 恩 恵 に

ん   だ 。   診

ζ

p ぢ 噂

δ 巳 7

鼠 富 罵 o 岳 σq 贄 げ

霽 o − o

け o ヨ 一 茜 日

津 肆 首 冨

畠 仏 山 β

9

穿

p ・。 一 = ( い b。 ド   ω G。 ° )   も し 汝 が 、 心 を

中 す る こ と に よ っ て よ く

制 し 、

ら か で あ っ て 、 μ OO

間 胎 児 を や ど し て い る な ら ぽ 、

子 は 、 シ ャ ク ラ を 殺

す る で

ろ う 。

 

神 々 と ア ス ラ と の 戦 い で 、

々 は 勝 ち 、 イ ン ド ラ は 王

を 享

す る 。 そ の

ア ス ラ に 敗 れ る が 、 プ リ ハ ス パ テ ィ   に 依 存 し 祭 式 に よ っ て 再 び 栄

を 得 る 。 一 5 一

(6)

智山学報 第二十一輯 団 o 盆

菅 び

畠 日 母 →

矯 魑

ヨ 聾 ヨ 舞

a

鋤 幽 げ

鼠 ヨ ぎ

o げ

酬 日 三 倒

冤 巴 宙 → → 巴 噌 p げ ぼ 霞 富 日 = (

噂 O 為 ) も し

々 の 勝 利 の の ち 、 私 が 卿 ら の イ ン ド ラ ( 支 配

) と な る な ら ぽ 、 私 は 卿 ら の 為 に

お う と い う の を 聞 い て 、

は 言 っ た 。 冨 冒

山 9 冒

ω

9

 

畔 目

91 。 ・ 窪 巴 。。 →

詠 o

・ ヨ

  。・ 口 「 甲 げ 巴 山 ぢ 巳

9

冨 ヨ = ( 目 く る 』°

隊 の

助 者 と な っ た ラ ジ に よ っ て 、 無 数 の す ぐ れ た 武 器 に よ っ て 、 か の

ア ス ラ の 軍 隊 は 亡 ぼ さ れ た 。 讐

91 昏

舒 昧 。 帥 匹 o 〈

o 『 炒 寮

9

矯 賃 ロq 巴 o ∋ 91 辞 ∋

訟 δ ・。 酬 旨 首 胤

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倒 山 げ

霧 ∋ 簿 も 障 鋤 給 招 」 o 犀 倒 昌 倒 巨

→ p ヨ o 茸 薗 目 o げ

昌 団 器 団

p ぢ 唱 三 冨 。。 → 円 =

p

9

二 ( 宅

』 一 ゜ ) さ て

側 を 征 服 す る と 、 デ ー ヴ ェ ン ド ラ は 、 ラ ジ の 両 足 に 自

を つ け て 平

し て 言 っ た 。 恐 怖 よ り 救 出 す る が 故 に 、

え る が 故 に 、 あ な た は 我 々 の 父 で あ り 、 一 切 世

の 中 の 最 勝 者 で あ る 。 三

の 王 た る

は 、 そ の よ う な (

) の

子 で あ る 。 鐙 →

ε

箕 盖 ぢ o

  冨 = (

P

= ° ) 一

6

(7)

ヴ a シ ュ ヌ ・プラーナに おけ るイソ ド ラ (小山典勇)   シ ャ タ ク ラ ト ゥ は 主 権 を

使

し た 。  

Φ

8

ξ

山 益 巳

。・ 話

僧 一 昌 酔 讐

s

ξ

= (

b

篇 0° )   ( イ ン ド ラ が 主 権 を ) 与 え な い の で 、 大

強 力 な

達 は 、 イ ソ ド ラ を 征

ら 主 権 を 行

使

し た 。   討 言 い

三 凶 子 Φ

一   げ 団 舞 圃

g

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臨 旨

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91

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岳 み 蠧

8

盲 甲 ぴ

ぴq9 ザ 叭 9 富

ζ

簿

  亘 く 91 $ 二   ( H < る り

)   そ れ か ら 長 時 間

て 、 三 界 の 祭 式 の 分 け 前 を

わ れ た シ ャ タ ク ラ ト ゥ は 、 ひ そ か に 、 プ リ ハ ス パ テ ィ に 会 っ て 言 っ た 。   も

o 匡 盡 ℃ 団 91 風 冨 み ε 91 い o 帥 い

δ

ヨ 鋤 犀 冨 ヨ 象 =   ( 】 <

bbb

∂ ’ )  

に よ っ て 威

を 増 大 さ せ ら れ た シ ャ ク ラ は 天 に

っ た ゜   ク リ シ ュ ナ 伝 説 に し ぼ し ぽ 現 わ れ ク リ シ ュ ナ と 争 う が 、 そ の 度 に 敗 れ る 。   イ ン ド ラ の 祭 り を 中 止 さ れ て

っ た イ ン ド ラ は 、 雨

し て 大 雨 を

草 地 ゴ ー ク ラ に 雨 ふ ら す 。 ク リ シ ュ ナ 一

7

(8)

智山報第二 十一輯 は 片

で ゴ ー ヴ ァ ル ダ ナ 山 を

え 傘 の か わ り に し て

地 を 守 る 。 イ ソ ド ラ の

み は 失 敗

る 。 冨

8

α 『 耳 Φ ヨ 餌 げ 縁 巴 『 噂 o 同 詳 鼠 言 09 σqo 犀 巳 Φ 「 ヨ 浄 鴇 91 ℃ 冨 件 陶 冒 o σ 巴 餌 げ 霞 島 く 鋤 窓 団 99 ヨ 倒 器 鼠 口 σq7 ⇔ ロ 皿 昌 = ( < 蚰 HHbGQ ・ ) そ し て 大 山 が

え ら れ 、 ゴ ー ク ラ が 守 ら れ た の で 、

 

( 自 己 の ) 主 張 を 誤 っ て バ ラ ビ ッ ド ( イ ン ド ラ ) は そ れ ら の 雲 を 退 却 さ せ た 。 ク リ シ ュ ナ を ウ ペ ー ン ド ラ ( ¢ も o

3

) の 地 位 に

頂 し て 、

の 息 子 ア ル ジ ュ ナ ( 〉 ユ

⇔ ) を

護 す る よ

に 頼 む 。 日 9 日 倒 信 鐙 ゲ 娼 環

σq7 同   崗 冖 匡 く

チ 才 凶 − 脳 ゲ ⇔ 旨

く 讐 囲

o 瞬 甘 ロ o ロ 餌 ヨ 即 も・ 動 ぢ H

o び

畠 。・

倒 = ( < 鰤 一 鱒 HS ) 人 中 の 虎 よ 。 大 地 を

え る 者 よ 。 地 上 に 化 現 し て ア ル ジ ュ ナ と 名 つ く る 私 の 一 部 は 、 常 に

に よ っ て 守 ら る べ

で す 。 イ ン ド ラ は 自 分 の 宮 殿 ス ダ ル マ ソ ( ω

げ 無 目

) を ヤ ド ゥ 族 の 住 居 に 提

す る 。 抻 団 ロ 宥 ⇔ ケ

く p 昌 o αq 象 ぐ 倒 ゜・ ロ H

目 91 げ 騨 雷 o 同

出 日 一

信 ω o 且 ω 仁 匹

同 日

ゴ 団 倒 ぢ 。・ 9 ぴ げ 倒 輯 ぐ

o ゲ ℃ 母 ⇔ ぢ α

・ 一

8

(9)

ヴィ シュ ヌ ・ プ ラーナに お け る イン ドラ (小山典勇)   篩 ず =   ( <

b

コ q晦 ゜ )   こ う 言 わ れ て 風 神 は

き 一 切 を シ ャ チ ー の 夫 に 話 し た 。 そ こ で か の プ ラ ン ダ ラ も 風 神 に ス ダ ル マ ソ と

つ く る 宮   殿 を

え た 。   イ ン ド ラ 天 に あ る 、 イ ン ド ラ の

シ ャ チ ー の

す る パ ! リ ジ ャ ー タ ( ℃ 騨 凶 雷 缶 ) 樹 を め ぐ っ て イ ソ ド ラ と ク リ シ   ュ ナ は

い 、 イ ン ド ラ は 敗 れ る 。 そ し て 最

神 ヴ ィ シ ュ ヌ に 敗 れ た こ と は 恥 に は な ら な い と 言 う 。  

梯 甘 と ε 螽 ぢ

伍 霽 ぢ 印q 帥 霆

5

  富 ・

旨 帥 茸 一   讐

冨 く 己 ぐ 同 轟 ぢ 冨 氤

眉 印 日 =   ( < 矯 ω O 層 刈 O ° )   金 剛

を 破 壊 さ れ 、 ガ ル ダ

に 乗 り 物 を こ わ さ れ 、 逃

を め ざ し て い る 雄 者 イ ソ ド ラ に 、 サ ト ヤ パ ー マ ー は 言 っ た 。   ぎ 山 冨 賃 く 倒

B

嘗 m 母 σq 鼬 器 ぢ ゲ 倒 冨 の 汗 凶 け 凶

円 酔 仲

ぼ 冨 ω

7 こ 障 9。 。・ 同 四 叶

四 日  

昼 91 冨

♂ 三

℃ 甘 倒   =   ( < り ゜。 O

゜。 )   イ ン ド ラ は 言 っ た 。 一 切 の

造 、 破 壊

持 を 行 う と こ ろ の 一 切 を 行

と し て

す る 彼 に 、 う ち 負 か さ れ た

に   は 恥 ら い は 生 じ な い 。 一

9

(10)

智山学 報第二 十一輯   註                   イ ソ ド 教 の 一 派 で あ る ヴ ィ シ ュ ヌ 派 の 聖 典 で 、 ヴ ィ シ ニ ヌ 神 を 最 高 神 と し て 崇 拝 し 世 界 の 根 本 原 因 と み な す 。 そ の 内 容 は プ ラ ー ナ の 定 義 に あ て は ま る 五 つ の 特 徴 す な わ ち 、 世 界 の 創 造 、 再 創 造、 神 々 及 び 神 仙 の 系 譜 、 マ ヌ の 劫 期 、 王 朝 の 歴 史 を 有 す る 。 そ れ ゆ え 現 存 す る 一 八 プ ラ ! ナ 聖 典 の 中 で も 初 期 の 成 立 と み な さ れ 、 こ れ が 現 存 の 形 に 成 立 し た の は 、 》 ° U ° ω OO 〜 お O ( 閃 ・ O ・ = 器 話 ) と す る も の あ る い は 、   〉 ° O 面 OO 以 前 で は あ り え な い ( 劉 即 冨 門 αq

頃 ) 、 ま た }

O

° 心 OO 頃 ( 旨 乞 ゜ 舅 費 ρ

母 ) と す る 説 が あ る 。 望 月 仏 教 大 辞 典 。 旭 お O イ ン ダ ラ の 項 参 照 。 井 原 徹 山 『 印 度 教 』 大 東 出 版 社 、 昭 和 十 八 年 、 唱゜ H °。 9 } 〉 」 ≦ 薗

ao

澪 一 一 ” < 巴 δ ] ≦ 旨 ゴ

90

σq ざ ω 賃 爰 ω げ く 霞 − 冨 08   它 望 − 豁 ゜ 中 村 元 博 士 『 イ ン ド 思 想 史 』 岩 波 書 店 。 HO   ド 噂 も 』 QIb 。 。。 ° 金 倉 円 照 博 士 『 印 度 古 代 精 神 史 』 岩 波 書 店 、 昭 和 十 四 年 、 署 切 日 − 錏 ゜ 中 野 義 照 博 士 訳 『 叙 事 詩 と プ ラ ー ナ 』 日 本 印 度 学 会 。 ち 一

9

や ゆ 。。 団 ・

・ = o 鉱 磊 ” 団 且 o ] ≦ 旨 ぴ 皀 o σq 鴇 い ω 貸 黔 m げ 弓  q 讐 H 曾 α ・ ” , b∂ ー ω M ま た イ ン ド ラ に つ い て は O   目 bQboI 目 心 ど ゜ ブ ラ フ マ ー ( 喝 層 目 Qo 頓 II 一   Qo ° ) ヴ ィ シ ュ ヌ ( 薯 』 Ob 。 ー b。 お ゜ ) 、 シ ヴ ァ ( 薯 』 お

1

卜。 も。 一 ゜ ) を 参 照 。 即 ρ ゆ 訂

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ご 口 叨 o吻 罵 ゜・ 冨 彗 oQ 。

ω ゜・ げ 目 αq お 一 ゜。 ° こ れ は ヴ ィ シ ュ ヌ ・ プ ラ ー ナ に は な い 。   bd 訂 σq 髦 舞 。 男 日 習 斜 自 】 一

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。 ω ド ク リ シ ュ ナ 伝 説 の あ ら す じ は 、   中 野 義 照 博 士 訳 『 前 掲 書 』 、

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(11)

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。 。。 ℃ r 。 巳 oPH 。。 。。 。。 ° を 参 考 に し た 。 ヴ シュ ヌ ・プラーナ に お け る イン ドラ (小山典 勇) な お 、 本 稿 に は 参 照 で き な か っ た が 本 稿 提 出 後、 次 の 論 文 に 気 が つ い た の で 紹 介 す る 。   一゜

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11

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