iii
三朝温泉研究会主催
学術談話会及び野外巡検記事
1956年7月30日か ら8月3日にわた る間鳥取県三朝温泉 を最初 の拠点 とし岡山県倉敷 市 を最 後の解散の場所 として,花 尚岩 ・温泉 ・ウラン鉱 物及 ウラン資源 に関す る諸 問題 を取 扱 った 学 術談話会及 び野外巡検が行 われた.
先づ7月30日31日は学術談話 会にあて られ, 三朝温泉岩崎旅館の ホ‑ルに於 て学会形 式 で会 が進 め られた. 岡山大学温泉研究所長坪井誠太郎 博士の開会の辞 に始 ま り, 東京大学 教授片 山 信夫博士の閉会の帯 に終 った. 講演題 目を講演の行 われた順序 に並べ ると次 の通 りであ る.
7月30日
Ⅰ 花 尚岩 に関す る諸 問題
1.岡山県倉敷市北方 の花 尚岩 について 岡山県 ・教研 沼 野 忠 之 2.三朝温泉附近の花 尚岩 について 岡山大 ・温研 相 馬 徳 蔵 3.広 島 ・島根県 下花 尚岩類 の時代 に関す る資料 広 島大 ・ 理 o吉 田 博 直
○小 島 丈 児
4.花 尚岩中の放射能分布 京 大 ・ 理 初 田甚一郎
○声
5.花 闘岩中の Ra含有量 九 大 ・ 理 冨 田 遵 唐木 田芳文
○桃 井 斉 6.北九州 自室紀花 園岩類 の進化 とジルコン 九 大 ・ 理 冨 田 達
○唐 木田芳文 桃 井 斉 7.花 尚岩中の長石の成分の一例 小野 田セメン ト 末 野 悌 六 8.山陰地方産花 尚岩質岩石 について 島根大 ・文理 山 口 鎌 次 9.日本 の花 嵐岩 と鉱床 との関係 東 大 ・ 理 渡 辺 武 男
Ⅰ 温泉 に関す る諸 問題
10.山陰地方 に於 ける温泉 の湧 出に関す る地質学的一考察 島根大 ・文理 山 口 鎌 次 11.三朝附近 の花 置岩の放射能 的特徴 と三朝温泉沈澱物の放射能
京 大 ・ 理 早 瀬 一 一 12.温泉の物理探査
13.道後温泉の湧 出機構 について 14.二三 の熱水変質帯の生成温度
15.別府温泉十万地獄 に於 けるGe,Liの分布 16.2,3の放射能泉 に於 けるRnとRaBの関係 7月31日
17.温泉 を支配す る基本法則
1 8 .
玉川温泉 の水質 とその化学的作用19.本邦 の温泉沈澱物,特 に放射性沈澱物 について
京 大 ・ 理 初 田甚一郎 愛媛大 ・文理 豊 田 英 義 東 大 ・教養 岩 生 周 一 東 大 ・教養 湊 秀 雄 岡山大 ・温研 梅 本 春 次
岡山大 ・温研 杉 原 健 東 大 ・ 理 南 英 一 東 大 ・ 理 斉 藤 信 房
lV
皿 ウラン鉱物及 ウラン資源 に関るす諸問題
2 0 .
人形峠の ウ ラン鉱床2 1 .
福島県川俣町水晶山ペグマ タイ ト2 2.To r b e r ni t egr o u p
の鉱物東 大 ・教養 片 山 信 夫 東北大 ・ 理 C大 森 啓 一
地 調 菊 池 徹
岡山大 ・ 理 逸見吉之助
2 3 .
北投石 を水 に浸 した場合の ラ ドンの出かた 京 大 ・ 理 初 田甚一郎2 4 .
地質調査所 に よる日本 の ウラン鉱 床の探査 25.小鴨鉱 山の ウラン鉱床26.三吉鉱 山の鉱 床
2 7 .
苗木地方 の ウラン ・トリウム鉱 28.石川地方 の ウラン鉱床29.数種 の変成岩及 び塩基性岩 の放射能
30.塩素処理 によるウランの揮発回収方法 について (○印は講演者)
地 調
地 調
地 調
地 調
地 詞
京 大 ・ 理 東 工 試
o西 村 進 木 村 正 高 源 博 小村幸二郎 浜 地 恵 男 小 関 幸 治 堤 得 道 鈴 木 笠
一応講演時間には制限が なか ったわけであ るが, 講演者の中には予定時 間 をは るかに越 え て 熱心 に講演 され る方 もあ り, 又終始各講演毎 に活発 な討論が行 わ れ た り, 午后
5
時 にはゆ っ くり終 る予定であったが1時間 もお くれて世話人 を面喰わ した.
会場 には一般 の学会 には見 られない様 な美 しい部屋が あて られ, 初 日の30日の談話会 終了 後 同会場 に於 て懇親会が催 され, 参加者80余名の方 々の テーブル ・スピーチを交 え盛夏 の山 峡の 一夕を一同楽 しく過 した.
次 に野外巡検が行 われ, 8月1日は鳥取県小鴨鉱 山であ って, 地 質 調 査 所 の調査結果 に も とづいて案内 された.8月2日は鳥取 ・岡山の県境で ある人形峠に於て同 じ く地質 調査所 の 調 査結果 について説明 され た. 尚お同 日午后 は岡山へ向い一泊, 翌8月3日は倉敷市三吉 鉱 山に 歩 を運 び,希望者 は大原美術館 の見学 も行 い,5日間の 日程 を了えた. 巡検参加者 は約
5 0
名 であった.
5日 間快晴に恵 まれ,順調 な 日程 で会 は終 ったけれ ど も暑 さは一入 であ った.
尚お この催 しにあたっては下記 の方 々が世話人 として活躍 され,御尽力頂 いた.
羽 田 重 吉 早 瀬 一 一 逸見吉之助 平 井 重 義 片 山 信 夫 御 船 政 明 森 永 寛 大 江 二 郎 佐 藤 源 郎 相 馬 徳 蔵 杉 原 健 田 中 艮 憲 坪 井誠太郎 梅 本 春 次 山 根 新 次 (ABC噸)
(梅本春次記)