高圧水目粗しを施して接合した梁の曲げ挙動
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(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅵ-137. 3000. でのずれは認められなかった。一方、図-3に示す鉄筋ひずみ. 2500. 分布より、ほぼ一体壁として挙動していることが分かる。. 2000. 図-2に示すように,終局曲げ耐力は上下の梁が一体のRC部. 荷重(kN). また、曲げせん断ひびわれは接合面で連続しており、接合面. 材として求めた計算値を上回っており,接合面を有すること. 曲げ終局荷重(計算値). 1500. No.A(防水工なし) No.B(防水工あり). 1000. による耐力低下は見られなかった。. 500. 4.考察. 0 0. 本試験での破壊は、2 体とも引張鉄筋降伏後のコンクリー. 5. 10. 15. ト圧壊であった。接合面のずれについては、文献 2)よりウォ. 20. 25 変位(mm). 30. 35. 40. 45. 50. 図-2 荷重−変位関係. ータージェットで処理した接合面でずれが生じると考えられ 700. たが、ずれは生じなかった。以下、この点について考察する。. 600. 最大荷重時における接合面の最大水平せん断応力度を式 2 3 Q ì ï ï æ 2z ö ü τ = ⋅ ÷ ý í1 − ç 2 b ⋅h ï h ï è ø þ î. 式(1). 500 計測位置(mm). (1)により推定する。. ひび割れ発生 281kN 許容応力(cal) 1281kN 降伏荷重(cal) 1852kN ひび割れ発生 260kN 許容応力(cal) 1281kN 降伏荷重(cal) 1852kN. 400. No.B (防水工あり) 接合面. 300 200. ここで、Q:せん断力 Q=Pu/2 、b:部材幅、h:部材高さ、 z:重心から接合面までの距離. No.A (防水工なし). 100 0 -200. 0. 200. 式(1)より 6.73N/mm2 を得る。本試験と同様に、高圧水処理 をした接合面の一面せん断試験 3)から最大せん断応力につい. 400. 600 800 1000 軸筋ひずみ(×10-6). 1200. 1400. 図-3 主鉄筋ひずみ分布. て、次式が得られている。. τ = 1.46σ n + 3.37. 式(2). 2. ここで、 σ n :面応力 (N/mm ) 同試験で設定された面応力の範囲は、0.2≦ σ n ≦0.6 N/mm2 であるが、本試験の最大荷重時(No.B:Pu=2644 kN)では. σ n =3.31 N/mm2 であり、式(2)で評価が可能とすると、最大荷 重時のせん断耐力は 8.20N/mm2 となる。両式の算定値は、接 合面でずれが生じなかった結果と矛盾せず、大きな面応力が 作用したことが試験結果に影響した要因の一つと考えられる。 また、試験体中央部のせん断力が作用しない部分においても、 接合面はせん断領域と同様の処理を実施しており、この部分. 写真-1. 最終状況(No.A 防水工なし). 写真-2. 最終状況(No.B 防水工あり). でも抵抗力を分担していたことも考えられる。よって、発生 したせん断応力は式(1)よりも小さく、このこともずれが生じ なかった要因とも考えられる。 5.まとめ 接合面を有する RC 梁に面外力を作用させ、接合面のずれ 及び梁の終局耐力を確認した結果、防水工の有無に関わらず、 高圧水による目粗しの付着力が大きいことや、面外荷重が接 合面の面応力として作用して、より付着力が大きくなったた めに接合面にずれは生じず、一体の RC 梁として挙動した。 参考文献. 1)目粗し処理したコンクリート接合面のせん断耐力:第 55 回土木学会年次講演会概要集 2)防水工を施したコンクリート接合面のせん断耐力:第 55 回土木学会年次講演会概要集 3)コンクリート接合面のせん断耐力算定式:第 55 回土木学会年次講演会概要集. 1600.
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