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レ線 間 脳 照 射 の 骨 髓 造 血 機 転 に 及 ぼ す 影 響

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Academic year: 2022

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(1)レ線 間 脳 照 射 の 骨 髓 造 血 機 転 に 及 ぼ す 影 響 第. 三. 編. 骨 髄 造 血 機 転 に 対 す る網 内 系 の 関 與 に つ い て 岡 山大学 医学 部平 木 内科教室(主 任. 專攻生. 塩. 見. 〔昭 和29年3月9日. 目. 平木. 哲. 潔教 授). 夫. 受稿 〕. 次. 第1章. 緒. 第2章. 実 験 方 法. 第4章. 総 括 並に 考按. 第3章. 実 験 成 績. 第5章. 結. 第1節. 言. 第2節. 60γ 照 射 群(填. 塞 家 兎). 論. 塞 家 兎). 第1章 網 内 系 が 異 物 貪 喰,抗. 400γ 照 射 群(填. 諸. 体 産 生 等 と共 に 造 血. 言 %膠 様 銀 で 填 塞 す れ ば,稀. 機 能 に 重 要 な 関 係 を 有 す る こ とは 夙 に 知 られ. 赤 血 球 増 加 は 起 らず,却. て い る と ころ で あ る.そ. 高 橋30)はK‑CNに. して網 内系 細胞 に 容. 薄空 気下 に於 け る. つ て 減 少 す る と い う.. よる網赤血 球 増 多 症 及び. 易 に 摂 取 され 易 き諸 種 膠 様 物 質 又 は 墨 汁 等 の. ア ドレ ナ リン に よ る赤 血 球 過 多 症 は網 内 系 墨. 連 続 注 射 に よ り,其 の 機 能 を 障 害 し て 貧 血 を. 汁 填 塞 の 際 は 起 ら な い と述 べ て い る.斯. 招 来 せ しめ る こ と も既 に 一 般 に 認 め ら れ る事. 如 く血 液 像 に 対 し て 網 内 系 は 極 め て重 大 な 意. 実 で あ る.そ. 義 を 有 し て い る.. し て そ の 発 生 機 転 も上 野7),武. 藤‑高 橋51)等 に よれ ば 填 塞 に よ り催 貧 血 物 質. くの. 教 室 に 於 て も佐 久 間23),藤 田46),副 島27),. の生 成 が 起 り之 が 骨 髄 に 作 用 す る た め とい い,. 藤 井47)48)によ つ て 鉤 虫 毒 素 に よ る骨 髄 ス ペ レ,. 小 宮 教 授17)18)は異 種 浮 游 液 注 射 に よ つ て 起 る. 自 律 神 経 毒 に よ る骨 髄 内血 球 抑 留 並 に 動 員,. 貧血 は 内 臓 神 経 支 配 の 下 に 細 網 内 皮 系 が 異 物. 骨 髄 エ キ ス に よ る二 期 性 の 血 球 増 加 の 機 転 が. を摂 取 す る と同 時 に 赤 血 球 を 抑 留 す るに 基 因. 明 ら か に され て い るが,斯. し,且 つ 異 物 注 射 に 際 し血 清 中 に 異 物 摂 取 促. は 網 内 系 の 機 能 の 健 全 な る こ とを 必 要 とす る. 進 物 質 が 生 じ,之 が 骨 髄 に 作 用 して 骨 髄 に も. こ とが 指 摘 され て い る.. る変 化 が 起 る為 に. 赤血 球 の 抑 留 を 来 す もの で あ り,赤 血 球 が 長. 骨 髄 静 脈 系 は 総 て網 内 系 に 属 し,且 つ 動 脈. 時 間 細 網 内 皮 系 に 抑 留 され る と崩 壊 を 起 す と. 系 に 比 べ 驚 くべ き 広 大 な 容 積 を 占 め る.従 つ. 述 べ て い る. 一 方 丁34)は紫 外 線 照 射 に よ る造 血 物 質 は 網. て 骨 髄 造 血 と網 内 系 が 密 接 な 関 係 を 有 す る こ. 内 系 で 生 成 され る とい い,飯. 田6)は 脾 の 赤 血. とは 想 像 に 難 くな い. 私 は 第 一,二. 編 に 於 て レ線 間 脳 照 射 に よ り. 球 新 生 に 促 進 的 に 作 用 す る所 以 は 実 に 其 の 中. 骨 髄 動 脈 系 の 收 縮 又 は 拡 張 が 起 り,そ れ に よ. の網 内 系 機 能 に 帰 す べ き も の で あ り,網 内 系. つ て 骨 髄 内 血 流 の 変 化 が 起 り,為 に 血 球 の 骨. は 赤 血 球 新 生 と 離 す べ か ら ざ る関 係 に あ る. 髄 内 抑 留 若 し くは 骨 髄 外 放 出 の 起 る こ とを 述. と述 べ て い る. Zalka91)は 網 内 系 の 填 塞 は. べ た.而. Hamopoetinの. に 関 与 す る や を 究 明 せ ん と し,網 内 系 を 墨 汁. Cronheim65)は. 血 清 内 移 行 を 障 碍 す る とい い, 家 兎,鼠,海. 〓 の 網 内 系 を10. し て か か る機 転 に 対 し網 内 系 が 如 何. で 填 塞 しそ の 機 能 を障 碍 し て,レ 線 間 脳 照 射.

(2) 628. 塩. 見. 後 の 骨 髄 造 血 機 転 に 関 す る本 実 験 を 試 み た.. 哲. 夫. の 変 化 を 見 ず,健. 康 家 兎 間 脳 に60γ 照 射 した. 場 合 に栄 養 静脈 血 に 起 つた 様 な一 過性 の増 加 第2章 1). 使 用 動 物,骨. 諸 検 査,骨. 実 験 方 法. は 見 な か つ た.又. 髄 栄 養 血 管 の 露 出,血 液. 髄 内血液 循 環 状態 の 測定 に つ い て. レ線 照 射 は60γ. と400γ 照 射 を 行 つ た.. そ の 照 射 条 件 は 第 一, 二 編 で 述 べ た の で 省 略. 大22万 以 下 の 変 動 を 示 し,股 動 脈 血 で も最 大. 養 静 脈 血 に 於 て 最 大23万 以 内,股 動 脈 血 で 最 大28万 以 内 の 動 揺 で 推 移 す る. 2)網. す る. 3). 家 兎 網 内 系 の 填 塞 操 作:鳩. ちNo. 11で は 栄 養 静 脈 血 で 最. 23万 以 内 の 動 揺 を 以 て 経 過 し, No. 15で は 栄. は 第 一 編 で 述 べ た の で 省 略 す る. 2). は 認 め 難 い.即. 股 動 脈 血 に 於 て も同 様 変 化. 居 堂製 紅 花. 墨 を 表 面 平 滑 な 雨 畑 硯 で 生 理 的 食塩 水 を 用 い 徐 々 に 研 磨 し た.濃 度 を 一 定 に す る 為 に 毛 筆 を 以 て 和 紙 に 書 字 し,下 に 置 い た 活 字 印 刷 を. 赤 血 球 数(第1表,第1図). 本 群 の 網 赤 血 球 数 も栄 養 静 脈 血,股 共 に 著 変 は 認 め られ ず,健. 動脈血. 康 家 兎 間 脳60γ 照. 射 の 栄 養 静 脈 血 に 見 ら れ た 如 き一 過 性 の 増 加 は 認 め ら れ な か つ た.即 ちNo. 11で は 絶 対 数 で 栄 養 静 脈 血 に 於 て4.5万. 以 内,股 動 脈 血 で. 辛 う じ て透 見 し得 る程 度 と し,一 時 に 多 量 作 つ て氷 室 内に貯 えお き用 に臨 んで 濾 紙で 瀘 過 した 後, 60℃ 瓩5.0竓. 30分 加 温 滅 菌 し,家. を1日1回. 宛10日 間 耳 翼 辺 縁 静 脈 内. に 徐 々に 注 人 し,第11日 第3章 第1節 第1項 1). 兎体 重 当. 目に 実 験 に 供 した.. 実 験 成 績. 60γ 照 射 群(填 塞 家 兎) 血 球 数 の 変動. 赤 血 球 数(第1表,第1図). 本 群 の 骨 髄 栄 養 静 脈 血 で の 赤 血 球 数 は 有意 第1表. 60γ 照 射 群 の 赤 血 球 数.網 赤 血 球 数 (網 内 系 填 塞 家 兎). 第1図. 60γ 照 射 群 の 赤 血 球,網 赤 血 球 (網内系填塞 家兎).

(3) レ線 間 脳 照 射 の 骨 髄 造 血 機 転 に 及ぼ す 影 響. も3万 以 下 の 動 揺 を 示 す の み で あ り,. No. 15. 於 て 最 大600の. 629. 動 揺 で あ り,股 動 脈 血 で も. で 栄 養 静 脈 血 に 於 て5.5万,股. 動 脈 血 で4万. 600以 下 の 変 動 を 示 す の み, No. 17に 於 て も. 前 後 の 動 揺 を 示 す に 過 ぎ ず,一. 定 の傾 向 を得. 栄 養 静 脈 血 で800以. 動 脈 血で も最 大. 700以 下 の 動 揺 で 経 過 す る の が 見 られ,何. な い. 3). 内,股. 白血 球 数(第2表,第2図). 本 群 の 白 血 球 数 も亦,栄 血 共 に 変 化 が 見 られ ず,健. 養 静 脈 血,股. も変 化 を 云 云 し難 い 動脈. 康 家 兎 に60γ 照 射. した 時 栄 養 静 脈 血 に 見 た 様 な 増 加 は 毫 も認 め られ な い.即 第2表. ちNo. 16に 於 て は 栄 養 静 脈 血 に. 白 血 球 百 分 率 はNo.. 16, 17共 栄 養 静 脈 血,. 股 動 脈 血 双 方 に 照 射 後2時. 間 よ り好 中球 の 比. 較 的 増 多 を 見 る. 第2項. 60γ 照 射 群 の 白 血 球 数 (網内系填塞 家 兎). れ. 骨 髄 内血 液 循環 状 態 の変化 (第3表). 本 群 の 骨 髄 内 血 流 は 正 常 家 兎 の そ れ と同 様 で,健. 康 家 兎 間 脳 に60γ 照 射 した 場 合 の 如 く. 血 流 の 促 進 は 認 め ら れ な い.即 脳60γ. ち填 塞家 兎間. 照 射 し, 1時 間 後 に サ イ ア ジ ン灌 流. 試 験 を 行 つ た 場 合, No. 13, 14の 如 く曲 線 の 山 は 何 れ も20分 に あ り,平 木‑塩 月41)の健 康 無 処 置 家 兎 の 山 が10〜15分 に あ る の と較 べ 大 差 な く,血 流 は 正常 と認 め ら れ る. 第3表. 60γ 照 射 群 の 骨 髄 内 血 液 循 環 曲 線 (網内系填塞 家兎). 第2図. 60γ 照 射 群 の 自 血 球 (網 内系填塞 家 兎).

(4) 630. 塩. 第2節 第1項 1). 400γ 照 射 群(填. 見. 哲. 夫. 塞 家 兎). 血 球 数 の変 動. 赤 血 球 数(第4表,第3図). 本 群 の 赤 血 球 数 は 栄 養 静 脈 血,股 れ に も変 化 が 見 ら れ ず,健. 動 脈血 何. 康 家 兎 に400γ 照. 射 し た 場 合 の 如 き 栄 養 静 脈 血 に 於 け る赤 血 球 減 少 は 見 な い.即. ちNo. 51の 成 績 の 如 く栄 養. 静 脈 血 に 於 て は 最 大25万 以 内,股 動 脈 血 に 於 て は 最 大21万 以 内 で 推 移 し, No. 52で も栄 養 静 脈 血 で 最 大23万 以 内 の 変 動 で あ り,股 動 脈 血 に 於 て も30万 第4表. 以 下 の 動 揺 を 示 す の み.. 400γ 照 射 群 の 赤 血 球 数,. 網 赤 血 球 数(網. 内 系 填 塞 家 兎). 照 の 股 動 脈 血 共 に 変 化 を 認 め ず,健 脳 に400γ. 康家 兎間. 照 射 した 場 合 の 如 き栄 養 静 脈 血 中. の 網 赤 血 球 減 少 は 認 め な か つ た.即. ちNo. 51. で は栄 養 静 脈 血 に 於 て ‰ で 変 化 が 見 ら れ ず,絶. 対 数 で も24000以. は18000以. 下,股. 動脈 血に於 て. 内 の 動 揺 で 経 過 す る. No. 52に 於. て は ‰ の 変 化 は 両 血 管 と もな く,栄 養 静 脈 血 で 最 大24000以. 内,股 動 脈 血 で も36000以. 下. の 変 動 で 推 移 す るに 過 ぎ な い. 3). 白 血 球 数(第5表,第4図). 本 群 の 白 血 球 数 も亦 栄 養 静 脈 血,股 動 脈 血 共 に 有 意 の 変 化 が 見 ら れ ず,健. 康家 兎間 脳. 400γ 照 射 時 の 如 き著 変 は 認 め られ な い.即 第5表. 400γ 照 射 群 の 白 血 球 数 (網 内 系 填 塞 家 兎). 2). 網 赤 血 球 数(第4表,第3図). 本 群 に 於 け る網 赤 血 球 数 も栄 養 静 脈 血,対 第3図. 400γ 照 射 群 の 赤 血 球,網 (網内 系填塞 家兎). 赤血 球.

(5) レ線間脳照射の骨髄造血機転に及ぼす影響 第4図. 631. 400γ 照 射 群 の 白 血 球 (網内 系填塞 家 兎). 56の 如 く何 れ も 曲線 の 山 は20分. に 見 ら れ,. 健 康 無 処 置 家 兎 の 場 合 と大 差 な い 成 績 を 得, 骨 髄 内 血 流 に 変 化 を 見 な い.即. ち健 康 家 兎に. 400γ 照 射 し た 場 合 に 曲線 の 山 が40〜50分. に. あ つ て血 流 の 遅 延 を 認 め た 如 き 変 化 は 認 め ら れ な い. 第4章 ちNo. 53の 成 績 を 見 るに 栄 養 静 脈 血 で 最 大 650以 内 で 推 移 し,股 動 脈 血 で も最 大400の 動 揺 を 示 す に 過 ぎ ず. No. 54で は 栄 養 静 脈 血 で 最 大500以. 内,股. 動 脈 血 で 最 大750以 下 の. 変 動 で,増 減 を 云 云 出 来 な い.白 血 球 百 分 率 は No. 53, 54何 れ も,栄 養 静 脈 血,股 共 に照 射 後2時. 以 上 の 成 績 を総 括 す る に 1). 網 内 系 墨 汁 填 塞 家 兎 間 脳 に レ線 弱 照 射. (60γ)を 行 うに 骨 髄 栄 養 静 脈 血 に も対 照 の 股 動 脈 血 に も血 球 数 の 変 動 は 見 られ な い. 2). 同 様 弱 照 射 時 の 骨 髄 内 血 流 は 正 常 と認. 動脈 血. 間 よ り好 中 球 の 比 較 的 増 多 を. め られ る. 3). 示 す.. 網 内 系 墨 汁 填 塞 家 兎 間 脳 に レ線 抑 制 量. 照 射(400γ)を 第2項. 骨 髄 内血 液 循 環状 態 の 変化 (第6表). 填 塞 家 兎 間 脳 に400γ. 400γ 照 射 群 の 骨 髄 内 血 液 循 環 曲 線 (網内系填塞 家 兎). 行 うに 骨 髄 栄 養 静 脈 血 に も 対. 照 の 股 動 脈 血 に も血 球 数 の 変 動 は 見 られ な い . 4). 照 射 し, 2時 間 後 に. サ イア ジ ン灌 流 試 験 を 行 つ た 場 合 は , No. 55, 第6表. 総 括並 に 考 按. 同 様 抑 制 は照 射 時 の 骨 髄 内 血 流 は 正 常. と認 め ら れ る. 曩 に 私 は 第 一,二. 編 に 於 て レ線 に よ る 間 脳. 弱 照 射 及 び 抑 制 量 照 射 を 行 い,血 球 の 骨 髄 内 抑 留 若 し くは 骨 髄 外 放 出 の 主 因 子 は 骨 髄 血 管 の 收 縮 又 は 拡 張 に よ る骨 髄 内血 流 の 遅 延 或 は 促 進 に よ る こ と を 述 べ た.こ れ を 本 回 の 成 績 と〓 案 す れ ば,か. か る現 象 は 網 内 系 墨 汁 填 塞. に よ つ て 発 現 し な い こ とが 知 れ た . Cronheim65)は 家 兎,鼠,海〓 で 網 内 系 を 填 塞 した 所,稀. を10%膠. 様銀. 薄 空 気 に よ る赤 血. 球 新 生 は 起 ら ず,却. つ て 減 少 す る ど い う. Zalka91)は 海 〓 に つ い て 網 内 系 の 封 鎖 は 所 謂 Hamopoetinの. 血 清 内移 行 を障 碍 す る とい い,. 高橋30)はKCN‑Retikulozytose及. びAdre‑.

(6) 632. 塩. naliu‑Polyzytamieは 起 らず,又. 見. 網 内系 の 墨汁 填 塞 時 は. 中村35)も 墨 汁 及 びKollargol填. 家 兎 にAutolysatを 像 を 呈 せ ず,赤. 塞. 注 射 す る も赤 血 球 新 生 の. 血球 の崩 壊 並に 新生 に は網 内. 系 の健 全 な る 事 を 必 要 とす る と述 べ で い る.. 哲. で あ る骨 髄 血 管 の 收 縮,拡. 張 に よ る血 球 の 骨. 髄 内 抑 留 及 び 骨 髄 外 放 出 に も網 内 系 の 健 全 な こ と を 必 要 とす る 事が 明 ら か に さ れ た. 私 は 第 一,二. 編 に 於 て レ線 間 脳 弱 照 射 に よ. り骨 髄 血 管 の 拡 張 に よ る骨 髄 内 血 流 の 促 進 が. 教 室 佐 久 間28)は鉤 虫 症 患 者 血 清 は 剔 脾 並 に. 起 り,血 球 の骨 髄 外 放 出 の 起 る こ と並 に 間 脳. 肝 障 碍 家 兎に於 て著 明 な一 過性 貧血 を 惹起 せ. 抑 制 量照 射 に よ り骨 髄 血 管 の 收 縮 に よ る骨 髄. しめ,内. 内 血 流 の 遅 延 が 起 り血 球 の 骨 髄 内 抑 留 の 招 来. 藤37)は該 血 清 は 直 接 骨 髄 に 作 用 す る. も の で あ る こ と を 明 ら か に し,同. じ く藤 田45). され る こ とを 明 ら か に した.而. して網 内系を. は 該 血 清 は 直 接 骨 髄 の 血 管 收 縮 に よ る血 球 の. 墨 汁 填 塞 して 行 つ た 本 回 の 実 験 で は,レ 線 間. 骨 髄 内 抑 留 を 起 す こ とを 明 ら か に し た.而. 脳 弱 照 射 を 行 うに 骨 髄 内 血 流 は 正常 で あ り,. し. て 佐 久 間23)は網 内 系 填 塞 家 兎 に は 上 記 貧 血 の. 骨 髄 栄 養 静 脈 血 の血 球 変 動 は 見 られ な か つ た.. 起 ら な い の を 観 察 し,こ の 貧 血 発 現 に は 脾 以. 又 同 様 抑 制 量照 射 で も骨 髄 内 血 流 は 正常 で,. 外 の網 内系 機能 の健 在 が不 可欠 の要 件で あ る. 栄 養 静 脈 血 の 血 球 変 動 は 認 め ら れ な か つ た.. と述 べ て い る.又 教 室 藤 井47)は家 兎 赤 色 骨 髄. 即 ち,レ 線 間 脳 照 射 に よ つ て 起 る骨 髄 内 血 流. エ キスの 適 当量を正 常 家 兎の 腹腔 内に 注 射 し. の 変 化 は 網 内 系 機 能 の 健 全 な る こ とを 要 す こ. て 二 期 性 の 血 球 増 加 を 見,且. とを 知 り得 た.. つ この 血 球 増 加. は 剔 脾 及 び 肝 障 碍 家 兎,剔 脾 後 肝 障 碍 家 兎 に も現 わ れ る が,網. 第5章. 内 系墨 汁填 塞 家 兎に は現 わ. れ な い の を 観 察 し,本 血 球 増 加 発 現 は 肝 脾 に 関 係 な く網 内 系 の 健 全 な る こ とを 要 す と述 べ て 居 り,又 教 室 藤 田46)は骨 髄 エ キ ス が 直 接 骨 髄 に 作 用 し て 骨 髄 血 管 を 拡 張 せ しめ,血 骨 髄 外 放 出 を 来 す こ とを 立 証 し,か. 球の. かる 機 転. に 就 て も網 内 系 の 機 能 が 健 全 で あ る こ と が 必 要 条 件 で あ る と述 べ て い る.又 教 室 藤 田45)46) 及 び 副 島27)は植 物 神 経 毒 の 骨 髄 灌 流 試 験 に よ り,該 物 質 は 骨 髄 血 管 を 收 縮 又 は 拡 張 せ しめ 骨 髄 に 於 け る血 球 の 抑 留 及 び 放 出 を 惹 起 させ る機 転 を 明 らか に し,更 に 網 内 系 墨 汁 填 塞 家 兎 で は この 様 な 変 化 を 見 な か つ た 成 績 よ り, 斯 る血 管 作 用 も亦 骨 髄 網 内 系 の 健 全 な る事 を 要 す と 云 つ て い る.即 ち 敍 上 諸 家 の 実 験 に於. 1). 結. 論. 網 内 系 墨 汁 填 塞 家 兎 間 脳 に レ線 弱 照 射. を 行 うに 骨 髄 内 血 流 に 変 化 な く,骨 髄 に於 け る血 球 の 抑 留,放 2). 出 が 起 ら な い.. 網 内 系 墨 汁 填 塞 家 兎 間 脳 に レ線 抑 制 量. 照 射 を 行 うに 骨 髄 内 血 流 に 変 化 な く,骨 髄 に 於 け る血 球 の 抑 留,放 以 上 第 一,二. 出 が 起 ら な い.. 編 の 結 論 と併 せ,レ 線 間 脳 照. 射 に よ り骨 髄 血 管 の 收 縮 又 は 拡 張 を 来 し,骨 髄 内 血 流 の 変 化 が 起 り,よ つ て 骨 髄 の血 球 抑 留 或 は 放 出 の 起 る機 転 に は 網 内 系 機 能 の 健 全 な る こ とが 不 可 欠 の 条 件 で あ る こ とが 知 れ た. 擱 筆す るに当 り御懇 篤 な る御指導 と御校閲 の労 を 賜 つた恩師平 木教授 に深甚 の謝意 を表 す.又 本研究. て血 球 増 多 の発 現 に は網 内 系機 能 の健 全 な こ. に種 種御便宜 を 与え られ た放射線教 室武 田教授,山. と を 要 し,殊 に 教 室 に 於 け る 上 述 の 佐 久 間23),. 本助教授 に感 謝す.. 藤 井47)48),藤 田45)46)及び 副 島27)の 実 験 で 鉤 虫 症 患 者 血 清,骨. 髄 エ キ ス,諸. 種 自律 神経 毒 の. 骨 髄 造 血 機 転 が 明 ら か に され,そ. の 主要 機 転. (本稿 の要 旨は昭 和27年第14回 及び28年第15回 日本 血 液学 会総 会に於 て発 表 した.) (文献 は卷 尾に 一括掲載 す).

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