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Neural style featureを用いたテクスチャ画像の感 性的質感制御

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Academic year: 2022

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Neural style featureを用いたテクスチャ画像の感 性的質感制御

著者 竹本 敦

URL http://hdl.handle.net/10236/00027912

(2)

2018

年度 修士論文要旨

Neural style feature を用いたテクスチャ画像の感性的質感制御

関西学院大学大学院理工学研究科 人間システム工学専攻 長田研究室 竹本敦

「しっとりした」や「高級感のある」といった素材の表面性状(テクスチャ)に対する印象は感性的 質感と呼ばれ,ものの選好判断において重要な要素である.そのため,プロダクトデザインにおいて感 性的質感を理解・制御する技術が求められている.

本研究では,視覚に関する感性的質感(視覚的質感)の理解・制御の実現の一環として,所望の視覚 的質感を有するテクスチャ画像生成手法およびテクスチャ画像から感じる視覚的質感推定手法を提案し た.その際,テクスチャ画像における視覚的質感と物理特徴との関係性を精度良くモデル化するため,

テクスチャ画像の特徴量として,画風変換アルゴリズムにおいて提案された画像の色・パタン情報等を 表現するスタイル特徴を使用した.このスタイル特徴がテクスチャ画像における視覚的質感と関連が強 いと仮説を立て,テクスチャ画像生成および視覚的質感推定を行った.

テクスチャ画像生成においては,まず,主観評価実験および因子分析によりテクスチャ画像から感じ る視覚的質感の指標化・定量化を行った.次に,上記のテクスチャ画像を対象に,一般物体認識に用い られるCNNであるVGG-19を用いて,テクスチャ特徴量であるDeep correlation featureの抽出を行っ た.その後,Deep correlation featureに含まれるスタイル特徴(Gram matrix)に着目し,定量化された視 覚的質感とスタイル特徴との関係性をモデル化した.さらに,得られたモデルに基づき,所望の視覚的 質感を有するスタイル特徴の推定および推定特徴量に基づくテクスチャ画像生成を行うことで手法を実 現した.最後に効果検証実験を行い,本手法の有効性を確認した.

視覚的質感推定においては,少量の印象値付きテクスチャ画像と大量の印象値未知テクスチャ画像を 用いて,半教師あり学習手法の一つであるLadder networkを用いた視覚的質感推定を行った.その際,

テクスチャ画像生成において視覚的質感と関連が強いことを確認したスタイル特徴を学習データに使用 した.花柄画像データセット(N=1158)を視覚的質感推定の対象とし,少量の印象値付き画像(n=75) および大量の印象値未知画像(n=1083)を用いてLadder networkによる視覚的質感推定を行った結果,

全体として人間のイメージや直感に合う推定結果を得た.また,推定された画像の視覚的質感と人間の 評価結果との間に高い相関がみられたことから,少量の教師データから汎化性の高い推定モデルを構築 できたことを確認し,本手法の有効性を示した.

本研究により得られる成果は,テクスチャ画像における視覚的質感と物理特徴との関係性を明らかに し,直感的な素材表面の質感表現を可能にするという点で,プロダクトデザインにおける質感表現の高 度化・簡便化に寄与する.

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