コンピュータリテラシーII
(樋口担当)
10 回目 11/30
1
本日の内容 2
I. 計算処理ソフトウェアの紹介 II. wxMaximaの使い方
3
1.計算処理系ソフトウェアの紹介
(1)数式処理システム 4
数式をコンピュータを用い記号的に代数処理するソフトウェア
①
Mathematica
数式処理,数値計算などが可能な処理言語環境
(
商用)
②
Maple
数式処理,数値計算などが可能な処理言語環境
(
商用)
グラフ化が得意③ Maxima
数式処理,数値計算などが可能な処理言語環境
(
フリー) Lisp
で記述上記の商用ソフトと同等の機能を持つ
(2)数値処理システム 5
システム制御や信号処理向けに開発された数値計算ソフトウェア
①
MATLAB
業界標準の数値計算ソフトウェア
(
商用)
②
OCTAVE
MATLAB
互換(MATLAB‐clone
)のフリーのプログラム言語③ SCILAB
MATLAB
互換(MATLAB‐clone
)のフリーのプログラム言語6
Windowsを使用している人へ
Maxima入門
http://maxima.zuisei.net/index.html
を参考にして,Maximaをインストールしてください
7
2.wxMaximaの使い方
(1)起動 8
①「科学」を選択
②「wxMaxima」を選んでクリック
③「Tip of the Day」(今日のポイント)の窓は「閉じる」をクリック
① ②
③
(2)式の実行① 9
①「Enter」キーを押すと,入力用の「-->」が表示される
②式「5+6」を打ち込む
③式の最後には「
;
(セミコロン)」を打つ④「Shift」+「Enter」 or 「Ctrl」+「Enter」 で式を実行
①
②
③
④
(注)単に「Enter」を押すだけでは改行するだけ
(2)式の実行② 10
①
② ③
④
①入力した式の前が「-->」から「(%i数字)」に変わる
②計算結果の前に「(%o数字)」が表示される
③計算結果が表示される
④下に黒い線が表示される
(2)式の実行③ 11
①
②
③
①
①
③
③
③
①式を入力して「Enter」を打つと
改行のみで結果は表示されない
②「Shift」+「Enter」を打つと 結果が表示される
③結果は入力した式の順番に 表示される
コマンド 意味
a+b a+b
a‐b a‐b
a*b a
×b
a/b a
÷b
a^b a
bsin
サインcos
コサインtan
タンジェントlog
自然対数(3)関数と演算子 12
コマンド 意味
%
直前の解%pi
円周率%e e
自然対数の底(4)四則演算 13
加算(足し算)
減産(引き算)
乗算(かけ算)
除算(割り算)
四則演算=加減乗除
(5)関数 14
sin(サイン)
分数で厳密解が表示される cos(コサイン)
tan(タンジェント)
log(自然対数)
自然対数の底 円周率
(6)厳密解と近似解 15
コマンド 意味
float
(式) 式の近似解(数値)を求める文字記号,分数で厳密解が表示 何も付けない
float関数を使用する
数値で近似解が表示される
(7)因数分解,展開,簡単化① 16
コマンド 意味
expand
(式) 展開factor
(式) 因数分解partfrac
(式) 部分分数展開ratsimp
(式) 簡単化(7)因数分解,展開,簡単化② 17
)
21
( x
を展開する3
1
x
を因数分解する1 3
3
x
を
x
で部分分数展開する直前の結果を参照
1 3 1
2
3
2
x x
x
x
を簡単化する(8)代入 18
:(コロン)
2
2
3 x x
21 100 3
7
701 a
100 7
7 7 701
100
a
2
2
3 x x
2
2
3 x
x
を因数分解eq に を代入 a に を代入
演習(1) 19
次の式を因数分解しなさい
54 75
208 89
140 x
4 x
3 x
2 x
2 2
2
2
y x z y z xy
x
①
②
次の式を展開しなさい
2 x y
3③
(9)解 20
コマンド 意味
solve
(式) 解を求める2
2
3 x
x
の解を求める演習(2) 21
②次の3次方程式の解を求めなさい
0 7
3
3 x x
①次の2次方程式の解を求めなさい
2
ax b 0 x
③次の3次方程式の近似解を求めなさい
0 7
3
3 x
x
(9)微分 22
コマンド 意味
diff
(式f(a)
,a
) 式f(a)
をa
について1
回微分するdiff
(式f ( a )
,a , 2
) 式f(a)
をa
について2
回微分するda a df ( )
2
2
( )
da a f d
2
3
5 x
x
をx
で1回微分する2
3
5 x
x
をx
で2回微分する(10)積分 23
コマンド 意味
integrate
(式f(a)
,a
) 式f(a)
をa
について1
回積分する f ( a ) da
x
2cos( x ) 2 x sin( x ) dx
簡単化
) sin(
2 )
2
cos(
x x
x
x
をx
で積分演習(3) 24
①次の関数の微分を求めなさい
x
x②次の関数の積分を求めなさい
1 1
3
x
(11)常微分方程式 25
コマンド 意味
atvalue
(式,条件,式の値) 初期条件の設定Desolve
(式,解く対象) 常微分方程式を解く初期条件の設定 で
初期条件の設定 で ( ) 0 dt v
t
dx
0 )
(
t x
x
0 t
0 t
) ) (
(
2 2
t dt Kx
t x
eq
d
式の代入を について解く
0
微分方程式eq
) (t x
正負2つの解があるので,
どちらかを答える
演習(4) 26
質量
m
の物体を鉛直上向きに速度v
で地面(x=0)
から放出した場合の 空気抵抗を考慮した物体の軌道(
時間に対する位置x
の式)
を求めなさい
運動方程式
dt t C dx
dt mg t x
m d
( ) ( )2
2
x(t)
:鉛直方向位置(
上方向が正)[m]
m
:質量[kg]
g
:重力加速度[m/s
2]
C
:空気の減衰係数[N/(m/s)]
t
:時刻[s]
初期条件
x
(t
) 0dt v
t dx
( ) 0
t
で0 で
t
(地面から放出)
(速度
v
で放出)(12)ベクトル 27
コマンド 意味
[
成分1,成分2,・・・]
ベクトルa[n]
ベクトルa
のn
番目の成分a.b
ベクトルa
とb
の内積ベクトル a の定義(代入)
ベクトル a の1番目の成分の表示 ベクトル b の定義(代入)
ベクトル a と b の内積
(10)行列 28
①
行列Aの定義(代入)
行列Bの定義(代入)
行列Aと行列Bの積(かけ算)
.(ドット)が積を表す
.(ドット)が積を表す
行列の成分を定義しつつかけ算
(11)転置行列・逆行列・行列式 29
行列Aの定義
行列Aの転置行列 転置行列:
行と列を入換えた行列 行列Aの行列式
行列Aの逆行列 逆行列:
掛け算すると
単位行列になる行列
演習(5) 30
(1)回転行列
R
が直行行列であることを確認しなさいI RR
T
1 0
0 I 1
sin( ) cos( ) ) sin(
) cos(
t t
t R t
直行行列:次の関係が成立する行列
R
T :行列R
の転置行列:単位行列
(2)任意の行列
A
について次の関係が成立することを確認しなさいI
AA
1 A
1 :行列A
の逆行列(12)2次元グラフの作成① 31
) 4 cos( t e
x
tコマンド 意味
Plot2d(
式,[
変数,最小値,最大値])
式の2次元グラフを描画する 描画範囲は
最小値 変数 最大値 を
0 t 6
の範囲で描画する
式 描画範囲
(12)2次元グラフの作成② 32
演習(4) 33
質量
m
の物体を鉛直上向きに速度v
で地面(x=0)
から放出した場合の 空気抵抗を考慮した物体の軌道(
時間に対する位置x
の式)
を求めなさい
運動方程式
dt t C dx
dt mg t x
m d
( ) ( )2
2
x(t)
:鉛直方向位置(
上方向が正)[m]
m
:質量[kg]
g
:重力加速度[m/s
2]
C
:空気の減衰係数[N/(m/s)]
t
:時刻[s]
初期条件
x
0dt v dx
0
t
で0 で
t
(地面から放出)
(速度
v
で放出)演習(7) 34
g
:重力加速度9.81m/s
2 初期条件x
0m/s
10
v dt
dx
0
t
で0 で
t
描画範囲 0
t
2演習
(4)
で求めた物体の軌道(
時間に対する位置x
の式)
を 以下の条件で2
次元グラフで描画しなさい(13)3次元グラフの作成 35
Plot3d(式,[変数1,最小値1,最大値1],[変数2,最小値2,最大値2],[grid,分割数1,分割数2])
y x
z 4
2
を 2 x 2
, 2 y 2
の範囲でx
方向分割数30
,y
方向分割数30
で描画する式 描画範囲1 (
x
方向)描画範囲2 (
y
方向)分割数
(13)2次元グラフの作成② 36
①
回転行列Tが直行行列であることを証明しなさい 回転行列
直行行列
演習(8) 37
次の関数の3次元グラフを描画しなさい
2
2
y
x
z
描画範囲:
3 x 3 4 4
y
分割数:
x
方向に40
分割y
方向に20
分割演習の提出方法 38
(1)8つの演習問題,それぞれについて,
学籍番号-演習問題番号.mc(全て半角文字)
という名前のテキストファイルを作成する.
(ex)学籍番号1114999の場合,演習問題(1)については 1114999-1.mc
というファイルを作成する
(2)ファイルの中に,演習問題を解くための打ち込んだ式を記入する.
(3)インフォキャンパスの第13回目課題のところに,
ファイルをアップする.